アンチノック
アンチノック (antiknock) 性とは、エンジンの燃焼室での異常燃焼(ノッキング)、自己着火性の起こし難さ(=耐ノック性・耐爆性)。ガソリンはオクタン価でアンチノック性を表し、数値が高いほどアンチノック性も高い。
アンチノック剤としてオクタン価を高めるためにガソリンに加える添加剤としては、四エチル鉛などのテトラアルキル鉛が代表的であるが、鉛公害の原因となるため、現在はベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素を使う。アンチノック性の高いハイオクガソリン基材の代表としてアルキレート・リフォーメート等がある。
オクタン価の表示には RON(リサーリオクタン価)と、MON(モーターオクタン価)があり、日本ではRONが用いられる。