M-1グランプリ/log20200717

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オートバックス 〜M-1グランプリ〜
第5回(2005年)から決勝会場として使用するテレビ朝日本社第1スタジオ(写真は外観)
ジャンル バラエティ番組 / 特別番組
企画 島田紳助谷良一テレビ朝日(企画協力)
演出 田中和也(総合演出)
出演者 決勝戦司会・進行・審査員を参照
オープニング Deep PurpleSmoke On The Water
製作
プロデューサー 辻史彦、水谷暢宏(共にCP)
制作 朝日放送(M-1グランプリ後援)、吉本興業(M-1グランプリ主催)
放送
音声形式ステレオ放送2004年(第4回) - )
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2001年12月25日 -  
放送時間毎年12月(決勝戦、2009年現在)
放送分144分
公式サイト

特記事項:
企画以外のスタッフは2008年現在。
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M-1グランプリ』(エムワングランプリ)とは、島田紳助企画し、吉本興業が主催する漫才選手権大会である。通称「M-1」。2001年から2010年まで毎年12月に開催されている。オートバックスセブンが特別協賛(冠スポンサー)となり、朝日放送(ABC)が制作し、テレビ朝日系列が放送する。

特別協賛会社の名をとり、正式名称は「オートバックス 〜M-1グランプリ〜」である。決勝戦開催日がクリスマスに重なった2001年の第1回大会と2005年の第5回大会の2度の正式名称はオートバックス・クリスマス・M-1グランプリであった。

概要

創設理由

大会実行委員長は島田紳助。紳助は、「自身の現在のタレント生活が成立しているのはデビュー当時から8年間続けた漫才(紳助・竜介)があってこそ」と考えており、またその漫才を途中で辞めた罪悪感から「何か恩返ししなければ」と常々考えていた。また、「松本紳助」(日本テレビ系)放送内で紳助と共に9回審査員を務めた松本人志と「単純におもろい奴を決めるコンテストがしたい」と話をする中でその構想は具体化していった[1]。また紳助は、自身の進行する番組「行列のできる法律相談所」でM-1を始めた理由をこの様に語っている。

「本当の理由は、2つある。1個は、僕、昔漫才してたでしょう。でも、8年間しかしてないんです、僕。漫才というもんを勉強させてもろうてそっから出て今の自分があるのになんか漫才を踏み台にしたような感じを自分の中で申し訳ないところがあるんですよ。だからいつかどっかで漫才というものに対して恩返しをしないとアカンと。ただあと一個はですね、「辞めさせな、アカンな」と思ってね、沢山。準決勝に行かん奴は辞めなさいと。漫才師になる人間には、3つの人間がいるんですよ。1つ目は、才能のある人間。この人、幸せになれます。次が才能のないのに気づいて辞めていく人間。この人も次の人生で幸せです。一番不幸なのが才能のない事に気づかずいつまでもやってる奴。結構、多いんです。こいつらを何とか辞めさせてやらんと次の人生不幸になると。だからね、10年と決めてるのもそうなんですよ。10年やって準決勝残らなかったら辞めなさいよというのが僕の本当の意味のメッセージなんです」[2]

このような経緯を経て、2001年吉本興業の主催で創設される。

大会の概要

結成10年目までのコンビ・グループを対象とした漫才のコンクールである(詳細は、#参加資格を参照)。

「M-1」という名称は、「漫才」の「M」の頭文字を取ったもので「K-1グランプリ」等に倣ったもの。しかし、漫才に限らずコント[3]・トーク・(ただし、ピンマイクは使用不可能。使えるのはセンターマイク1本のみ。ただし指向性マイクは向けられているので、マイクから外れても問題はない。多少の小道具やギター等の持ち込みは許される)等の芸が許されている。

M-1の出囃子に使われている曲は、Fatboy Slimの「Because We Can」である。

大会の位置づけ

全国規模としては「NHK新人演芸大賞」や「爆笑オンエアバトル チャンピオン大会」と並ぶ新人漫才コンクールである。上方の各新人漫才コンクールなどと比べると歴史的には浅い大会ではあるものの、「漫才の頂点を決める」という大会理念から若手漫才コンビ(またはグループ)にとって最高の栄誉として広く認識され、審査員がお笑い界で大きな影響力を持つ芸人などで構成されていることもあって、既存の新人漫才コンクールよりも重要視する芸人や関係者も多い。

また、M-1グランプリの決勝に進出がきっかけでブレイクするコンビも数多く存在し、優勝者は「スターへの階段が用意される」というほど脚光を浴びる。また、お笑い業界としては決勝に行けなくても準決勝進出も一種のステータスとして評価され、イベントなどの出演が増えることも多いという[4][5]。当大会で優勝したことによりCM、番組出演が急激に増えることを「M-1バブル」「M-1効果」という[6]。ただし、優勝しなかった場合でも出演機会が増えるコンビも多い。

第10回で大会終了へ

主催の吉本興業と朝日放送は2010年12月12日、M-1グランプリの開催を第10回となる2010年で終了し、後継のプロジェクトを発足することを発表した。大会終了の理由として、吉本興業は「大会を通じて、漫才が隅々まで広まった。10年の節目をもって発展的解消することが、次につながる」と説明している[7]

参加資格

参加資格はオープンであり、結成もしくは現在のコンビ名での活動開始から10年以内(現在は10年と364日以内)のコンビであればプロ、アマチュア、国籍などの一切を問わず出場できる。即興で結成されたコンビにも門戸を開いている。ただし、結成年は自己申告であるためカンニングなど結成から10年をゆうに越えた出場者も存在する。

過去に解散経験があり再結成した場合は解散から再結成の間の年月は含まれない。これによりジャリズム1991年結成であるが1998年に7年目で一度解散した為、再結成した2004年は8年目と言う扱いになり2006年まで出場権があった。

さらに2008年ではエルシャラカーニが結成より11年以上経過したコンビではあるが、「現在のコンビ名での活動が10年以下」であったため出場が認められた(2005年、2006年の丁半コロコロも同様の処置、前述のカンニングも「とんこつなんこつ」という名前で参加したため、出場が認められた)。

2人組のコンビだけでなく3人以上でも出場できる。

また、2006年には現役OL変ホ長調がアマチュアとして初めて決勝進出を果たし、2007年からアマチュアの参加者が増加したと言われる。決勝進出まではいかないまでも、アマチュアで準決勝まで進出する組も毎年数組見受けられる。

チャンピオン決定までの道のり

予選(1回戦・2回戦・3回戦・準々決勝準決勝

毎年8月末または9月上旬から12月にかけて予選が行われる。1回戦は三大都市圏および札仙広福東京19・大阪14・名古屋2・札幌1・仙台1・広島1・福岡1)で開催され、その後は東京と大阪のみで2回戦(東京5・大阪3)、3回戦(東京3・大阪3)、準決勝(東京1・大阪1)が開催される(数字は2009年の各会場の開催日数)。

2010年には新潟松山でも1回戦が開催された[8]。またかつては横浜高松浜松でも1回戦が開催されていた。また、2001年には長野でも1回戦が開催予定だったがエントリーが0だったため開催中止となっていた。

1回戦は前年度準決勝以上に進出したコンビには(2006年から歴代のM-1優勝者も)シード権があり免除される[9](第2回大会のみ、第1回大会の準決勝以上に進出したコンビは1回戦と2回戦が免除されていた)。予選1回戦のみ複数回受ける(一度1回戦で敗退した芸人が再び1回戦にエントリーする場合など)事が可能で、マンスリーよしもとのM-1特集にも「(1回戦で落ちた)リベンジ組にも期待」などと記載されることがあるため、主催者側も認めていると思われる。

3回戦では2005年からネタの順番などにより敗退した芸人の中から数組が審議によって追加枠として準決勝に進出できる(進出者が出ない可能性もある)追加合格制度も行われている。2008年は2回戦からも、追加合格制度が導入された。

2010年からは3回戦と準決勝の間に新たに準々決勝が開催されることになった。準々決勝は東京、大阪各1回ずつの開催。2010年は準々決勝敗退組も敗者復活戦に参加できる。

準決勝は12月中旬(決勝の2週間前頃、2004年までは4週間前頃)に東京会場(例年はルミネtheよしもとだが2008年はメルパルクホール、2009年はよみうりホール)、大阪会場(なんばグランド花月)で2日続けて行われていたが(順序は年により異なる)、2010年は準々決勝が追加されることとなったため、東京・両国国技館で1日だけの開催となった。2日目の終了後、決勝進出8組(2001年の第1回のみ10組)に絞られる。準決勝で敗れた組は敗者復活戦に挑む事になる。

予選のネタの制限時間は1回戦は2分(第5回までは3分)、2・3回戦は3分、準決勝は4分。これらの経過すると終了時間の目安となるサイレンが鳴り出し、さらに一定時間が経つと強制終了となる。

参加費(エントリー料)として自腹で1組2000円を支払う。予選1回戦で複数回受ける場合は、その度に2000円を支払う。

敗者復活戦

  • 決勝進出できなかったコンビは、敗者復活戦に参加することができる。2009年度までは準決勝敗退組の中から、2010年度は準々決勝・準決勝敗退組の中から1組だけ決勝の舞台に上がることができる[10]

決勝戦当日の正午から2009年度までは準決勝[11]、2010年度からは準々決勝もしくは準決勝で敗退した出場者が漫才を披露、そこでの審査において「敗者復活枠」で1組だけが敗者復活戦勝者として決勝に進むことができる。例年、敗者復活戦勝者は決勝戦のテレビ生放送中の2番目のコンビのネタが終了後に発表されている。また、敗者復活戦の模様は2004年よりスカイ・A sports+で生放送されている。これに加え2008年はABC、テレビ朝日、メ~テレHTBKBCのワンセグ独立編成、Yahoo!プレミアム会員向けのインターネット中継でも放送された。2009年は、ABC、テレビ朝日系全国ネットで放送された[12]

敗者復活戦の審査方法は抽選で選出された100名の一般審査員とプロの審査員5名が審査を行い、得点を総合して1組が選出される。ネタ順は抽選で、持ち時間は4分間である。4分を経過すると終了時間の目安となるサイレンが鳴り出し、さらに一定時間が経つと強制終了となり、合図となる爆破音のBGMが鳴る。敗者復活戦が導入されたばかりの2002年大会にて、トップバッターの麒麟がこのルールによりネタの途中で強制終了となった。しかし、2006年大会ではわざと失格をねらって5分前後までネタを披露しつづけたコンビもあったが、退場するまで強制終了とはならなかった。

敗者復活戦勝者は、発表後即座に敗者復活戦が行われた会場から決勝のスタジオに車で向かう。2005年まではワゴンカー、2006年は特製の装飾が施されたオープンカー、2007年は競走馬輸送用のトラックで決勝スタジオまで向かう予定だった。だが2006年は開催日がクリスマスイヴだったため渋滞により途中から自転車に[13]、2007年もやはり渋滞でバイクに乗り換える事態になった。なお2008年・2009年は東京無線のタクシーで移動した。2008年に敗者復活戦司会である藤井隆が「6年間模索してきてようやくたどり着いた手段」と評価していたタクシーであったものの、それでも2009年は混雑のため途中でバイクに乗り換える事態となった。

2008年以外は敗者復活戦の出場を辞退するコンビが毎年必ず出ている。

敗者復活戦は12月の屋外でのネタ披露であるため、決勝の放送では敗者復活戦を「地獄」、敗者復活戦勝者は「地獄よりの生還者」とアナウンスしているが、若手芸人にとって同じ世代が一堂に会するこの機会を「天国」と評する向きもある[14]。また、2007年にサンドウィッチマンが優勝したためか、2008年からは紹介VTRが長くなった。さらに2年連続で一位通過もしたため、2009年には「下克上の時が来た。」とまで言われた。

敗者復活戦勝者

回(年) ユニット名 決勝1回戦の結果 最終決戦の結果
第1回(2001年) (敗者復活戦なし)
第2回(2002年) スピードワゴン 7位 -
第3回(2003年) アンタッチャブル 3位 3位
第4回(2004年) 麒麟 3位 3位
第5回(2005年) 千鳥 6位 -
第6回(2006年) ライセンス 6位 -
第7回(2007年) サンドウィッチマン 1位 優勝
第8回(2008年) オードリー 1位 2位
第9回(2009年) NON STYLE 3位 3位
  • 敗者復活戦勝者で最初に最終決戦に進出したのは第3回のアンタッチャブル。
  • 現在まで8組中5組が最終決戦に進出している。
  • 敗者復活戦勝者が最下位になったことはない。

決勝戦

12月下旬に決勝大会と最終決戦が開催、テレビ生放送(ABC制作、テレビ朝日系全国列ネット)が行われる。ABCが日曜日ゴールデンタイムに制作枠を持っている関係で、決勝戦の放送枠は同月の第4又は第5日曜日の夜に設定されることが多い(2005年からテレビ朝日が独占放送する「フィギュアスケート・グランプリファイナル」の翌週に放送されることが多くなっており、後の提供クレジットの後に来週の予告で表示している)が、第8回以降は第3日曜日に放送されている。第1回はこの年の最終火曜日で放送された(ABCが火曜日にゴールデンタイムに制作枠を持っていたためでもある)。

決勝ファーストラウンド

準決勝で選ばれた決勝進出者8組+敗者復活戦勝者1組の計9組全員の漫才が披露され、決勝戦審査員の採点を総合しての得点で上位3組が最終決戦に進出する。ネタ順は敗者復活戦勝者が9番手と決められており、敗者復活戦勝者を除いた8組が決勝進出者発表の翌日に抽選で決定される。持ち時間は4分で4分を超えると減点の対象となる。第5回大会では4分30秒以上超えてしまうと1秒につき1点の減点となるルールがアナウンスされた(現在は不明)。

4組目からは終了後の採点で1組ずつ脱落者が発生し、7組目から最終決戦に進む組が1組ずつ出る。4位以下の公式順位はここで確定する。

最終決戦

決勝ファーストラウンドで勝ち残った上位3組(第1回のみ2組)が順位に関係なく決勝ファーストラウンドとは別のネタを披露し、決勝戦審査員が3組で一番おもしろいと思ったコンビに投票する「指名投票制」で行われ、もっとも票を集めたコンビが優勝となる。なお、同じ得票数になった場合には決勝ファーストラウンドの順位が高かった方が上位に認定されるのだが(下記例参照)、今のところ2位と3位を決めたことしかない[15]。最終決戦進出組の公式順位は最終決戦での順位が優先される。

  • (例)コンビA…650点/1票、コンビB…640点/3票、コンビC…630点/3票の場合は優勝・コンビB、2位・コンビC、3位・コンビAとなる。

最終決戦のネタ順は第4回までは進出した3組で再抽選で決定していたが、第5回からはファーストラウンド1位から順に任意で選択できるようになった。

また、第2回以降は前述の通り3組が最終決戦に進出するが、3組とも得票があったのは現時点では第7回のみで他の回では3位は0票で終わっている。

この最終決戦の制度は後に『ABCお笑い新人グランプリ』や『R-1ぐらんぷり』など他の賞レースの決勝大会でもM-1にならって採用された[16]

チャンピオンが決定すると、キャノン砲から大量の銀の紙吹雪がステージいっぱいに降る[17]

歴代の優勝者

大会期間 ユニット名 最終得票 結成年 受賞当時の所属事務所 出場組数
1 2001年9月9日-12月25日 中川家 6票 1992年 吉本興業(大阪) 1,603組
2 2002年8月24日-12月29日 ますだおかだ 5票 1993年 松竹芸能 1,756組
3 2003年8月30日-12月28日 フットボールアワー 4票 1999年 吉本興業(大阪) 1,906組
4 2004年9月4日-12月26日 アンタッチャブル 6票 1994年 プロダクション人力舎 2,617組
5 2005年9月3日-12月25日 ブラックマヨネーズ 4票 1998年 吉本興業(大阪) 3,378組
6 2006年9月2日-12月24日 チュートリアル 7票(満票) 1998年 吉本興業(大阪) 3,922組
7 2007年9月1日-12月23日 サンドウィッチマン 4票 1998年 フラットファイヴ 4,239組
8 2008年8月30日-12月21日 NON STYLE 5票 2000年 よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 4,489組
9 2009年8月29日-12月20日 パンクブーブー 7票(満票) 2001年 よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 4,629組
  • 大会期間の最終日が決勝戦開催日および放送日。結成年が太字のコンビはラストイヤー。
  • 歴代優勝組のファーストラウンドのネタ順は第7回まで重複することはなかったが、第8回以降7番手(第3回のフットボールアワー、第8回のNON STYLE)と8番手(第4回のアンタッチャブル、第9回のパンクブーブー)からは2組目の優勝が出ている。なお、出場組のネタ順は下記の歴代の決勝結果を参照のこと。

決勝戦の会場と放送内容

 
第2回(2002年)から第4回(2004年)まで決勝および敗者復活戦会場として使用されていたパナソニックセンター東京(写真は外観)
決勝会場 敗者復活戦会場
1 レモンスタジオ (敗者復活戦なし)
2 パナソニックセンター有明スタジオ パナソニックセンター東京前特設会場
3
4
5 テレビ朝日本社第1スタジオ 神宮球場
6 有明コロシアム
7 大井競馬場
8
9
10

出場者がネタを披露する際にはその芸人の経歴や特徴、意気込みなどをまとめた紹介VTRが流れ(一部大会の敗者復活組を除く)、「Zurg's Planet」(下記参照)が流れ、舞台に上がる出囃子として「Because We Can」(下記参照)が流れる。

2004年の第4回から放送時間も2時間半に増大、またステレオ放送となった。翌2005年の第5回から、第4回まで使用されたセットから電飾が多い派手なものに大幅にチェンジされた。審査員の点数は審査員席上の大型スクリーンに映されるようになり、第1回大会で設けられた「チャンピオンズシート」同様の「暫定ボックス」なる、暫定上位3組が着席して後続のコンビの審査を待つスペースが設けられた。さらに、CM前のジングル・提供表示時のBGMが変更され、ハイビジョン制作として放送された。まほぼ同時期にた2006年の第6回では前年のセットの大まかな形態はそのままで、さらに派手な装飾が施された。

第5回より会場がキー局・テレビ朝日本社に変更になったのは、ほぼ同時期に有明地区で行われているコミックマーケット参加者による混雑を避けるためにとられた措置だとの俗説があるが[18]、実際はパナソニックセンター有明スタジオにおける松下グループ(当時)と吉本興業の共同運営の契約が継続されず、吉本興業が同スタジオの運営から離れたことが直接的な理由である。また、この変更以後、テレビ朝日が企画協力という形で制作に関与している。ただし、漫才に使用されるスタンドマイクはABCのロゴ入りのものが使用されている。

優勝者に贈られる賞品

  • 優勝トロフィー(優勝者の名が刻まれる)
  • 優勝賞金1000万円
  • 特別協賛のオートバックスセブンからカー用品(100万円相当)
  • オートバックスセブンのCM出演権(第1回大会のみの副賞だったが第6回大会から復活)

審査方法の変遷

第2回以降では現行の審査方法となったが、第1回では第2回以降と審査方法が異なる点がいくつかある。

第1回(2001年)

東京会場の審査員(7人)には1人100点の持ち点が与えられる[19]。このほか、札幌・大阪・福岡の吉本興業の劇場に集まった各100人の一般客が1人1点で審査する(合計300点)。東京会場の審査員と合計すると満点は1000点。ただ、唯一関東出身のコンビであったおぎやはぎ、松竹芸能所属のますだおかだ、アメリカザリガニやすでに大阪から東京に進出し東京吉本に所属のDonDokoDon等に対して大阪会場の得票が異常に低い(下記参照)など、公平性に欠けるとの批判が噴出。また、この方式になることが大会直前になって出場者に伝えられるなど、混乱を招いた。

10組のうち、得点上位2組が決勝と異なるネタを披露し、東京会場の審査員がステージ上で1人ずつ順番にどちらが面白かったかボタンを押して投票して優勝コンビを決めた。この際、審査員がどちらのボタンを押したかが順番に分かる仕組みだったため、全員が投票し終える前に結果が分かってしまう欠点があった。

ちなみに優勝者決定後の表彰でも賞金贈呈後はトロフィーや花束など贈呈者の名前が呼ばれてからステージに立ったり、司会の赤坂泰彦が中川家を石川家、ハリガネロックをアメリカンロックなど、コンビ名を言い間違えたりと円滑に進まなかった為、松本人志が「メチャメチャじゃないですか」と発言した。

第2回以降と同様の方式が採られた場合

もし一般客の得点が排除された場合、以下の順位となる(カッコ内は公式順位との比較)。

  1. 中川家 596点(順位変動なし)
  2. ますだおかだ 575点(2ランクアップ)
  3. アメリカザリガニ 568点(順位変動なし)
  4. ハリガネロック 567点(2ランクダウン)
  5. 麒麟 542点(順位変動なし)
  6. フットボールアワー 535点(順位変動なし)
  7. キングコング 528点(順位変動なし)
  8. DonDokoDon 520点(1ランクアップ)
  9. おぎやはぎ 497点(1ランクアップ)
  10. チュートリアル 483点(2ランクダウン)

第2回以降

第1回の審査の欠陥から根本的に見直し現在のルールに至った。一般客の審査が排除され、7人の審査員(メンバーについては決勝戦審査員欄を参照)が1人100点の持ち点(満点:700点)で審査する。得点上位3組が最終決戦に進出し、決勝と異なるネタを披露、審査員が一斉に最も面白かったコンビをボタンで判定して優勝コンビを決める。ただし最終決戦の票が同じ場合、決勝1回戦の得点が高いほうが優勝コンビとなる。

第4回ではタカアンドトシ笑い飯が同点になった。このときは審査員7人のうち3人が点数が割れており、2人が笑い飯よりタカアンドトシに高い点数をつけていたため、タカアンドトシを上位に認定した。この2組は最後に敗者復活枠で披露した麒麟がその点数を上回り、最終決戦に残らなかったため特に混乱はなかったものの、実は4組以上が1位、3組以上が2位、2組以上が同点で3位になるというような場合を想定していなかった(第5回大会以降はこのような事態は起きていない)。

さらに第1回大会からあくまで目安程度で「ネタは4分以内」と定められていたが、第3回大会では麒麟が約5分半、第4回大会で笑い飯が約6分半と持ち時間を大幅に超えてネタをやってしまったため、第5回以降は持ち時間が厳守されることとなった。持ち時間の4分を超えると減点の対象となり、4分30秒以上超えてしまうと1秒につき1点の減点となるため、出場者はまず持ち時間以内に終わることが目標となる。

歴代の決勝結果

  • 順位は最終決戦の順位による順序、最終決戦が同票数の場合もしくは最終決戦に残らなかったコンビは決勝1回戦の順位による順序。
  • 最終決戦に残ったユニットの出番順・得点は「(決勝1回戦)/(最終決戦)」で表記。
  • 所属事務所は出場当時。
  • 敗者復活戦勝者は番組キャッチフレーズが無いので(敗者復活)とした。
  • 「得点詳細」における数字の直後の「+」は、最終決戦での投票先(最終得票)を示す。

第1回(2001年)

順位 ユニット名
所属事務所
番組キャッチフレーズ 出番順 得点
優勝 中川家
吉本興業(大阪)
笑いのDNA 1番/1番 829点/6票
2位 ハリガネロック
吉本興業(大阪)
武闘派 10番/2番 809点/1票
3位 アメリカザリガニ
松竹芸能
3オクターブの衝撃 4番 796点
4位 ますだおかだ
松竹芸能
実力主義 8番 770点
5位 麒麟
吉本興業(大阪)
無印(ノーマーク) 7番 741点
6位 フットボールアワー
吉本興業(大阪)
奇跡の顔面 2番 726点
7位 キングコング
吉本興業(大阪)
驚異のルーキー 6番 707点
8位 チュートリアル
吉本興業(大阪)
お笑い陰陽師 3番 637点
9位 DonDokoDon
吉本興業(東京)
無冠の帝王[20] 9番 614点
10位 おぎやはぎ
プロダクション人力舎
東京の星 5番 540点
得点詳細
ユニット名 最終
得票
一回戦
得点計
紳助
松本
鴻上
石井
小朝
青島
西川
札幌
大阪
福岡
中川家 6 829 80+ 70+ 85+ 90+ 90+ 90+ 91 65 89 79
ハリガネロック 1 809 75 60 85 92 70 90 95+ 85 85 72
アメリカザリガニ - 796 74 65 84 92 80 85 88 84 57 87
ますだおかだ - 770 78 70 84 88 80 80 95 75 52 68
麒麟 - 741 75 75 83 90 65 75 79 54 82 63
フットボールアワー - 726 66 55 82 82 80 80 90 62 83 46
キングコング - 707 74 55 83 76 70 75 95 64 55 60
チュートリアル - 637 60 50 75 68 75 75 80 38 67 49
DonDokoDon - 614 64 65 84 82 65 85 75 47 18 29
おぎやはぎ - 540 50 60 73 82 75 80 77 22 9 12

第2回(2002年)

順位 ユニット名
所属事務所
決勝出場回数 番組キャッチフレーズ 出番順 得点
優勝 ますだおかだ
松竹芸能
2年連続 打倒吉本を合言葉に今年も決勝へ 2番/3番 612点/5票
2位 フットボールアワー
吉本興業(大阪)
2年連続 漫才新人賞を総なめにしてきた若手実力派 5番/1番 621点/2票
3位 笑い飯
吉本興業(大阪)
初出場
(ノーシード)
今年もM-1予選にノーシードの新星が現れた 6番/2番 567点/0票
4位 おぎやはぎ
プロダクション人力舎
2年連続 前回東京からはただ1組の決勝進出 7番 561点
5位 ハリガネロック
吉本興業(東京)
2年連続 前回準優勝 リベンジだけに燃えたこの1年 1番 545点
6位 テツandトモ
ニチエンプロダクション
初出場
(ノーシード)
現代版音楽漫才がM-1に新風を吹き込む 4番 539点
7位 スピードワゴン
M2カンパニー
初出場
(ノーシード)
(敗者復活) 9番 535点
8位 ダイノジ
吉本興業(東京)
初出場 大分県出身の重量級コンビが涙の初出場 3番 534点
9位 アメリカザリガニ
松竹芸能
2年連続 前回は高熱をおして堂々の第3位 8番 525点
得点詳細
ユニット名 最終
得票
一回戦
得点計
紳助
松本
大竹
石井
洋七
中田
談志
ますだおかだ 5 612 89+ 70 92 90+ 96+ 95+ 80+
フットボールアワー 2 621 89 85+ 91+ 95 94 97 70
笑い飯 0 567 86 80 80 84 84 83 70
おぎやはぎ - 561 76 80 79 79 85 82 80
ハリガネロック - 545 75 65 83 81 86 85 70
テツandトモ - 539 76 65 77 82 79 90 70
スピードワゴン - 535 73 75 80 86 86 85 50
ダイノジ - 534 83 60 78 78 81 84 70
アメリカザリガニ - 525 73 60 78 78 83 83 70
  • 備考
    • 吉本興業所属コンビの決勝進出が過半数割れ(吉本4、吉本以外5)だったのは現時点でこの回のみ。
    • 初めてファーストラウンド2位のコンビが優勝した。
    • 松竹芸能からの優勝者は初めて。
    • この回は、漫才以外をしたコンビ(テツandトモ)が出場した唯一の回である。
    • 笑い飯が初のノーシードからの最終決戦進出を達成した。

第3回(2003年)

順位 ユニット名
所属事務所
決勝出場回数 番組キャッチフレーズ 出番順 得点
優勝 フットボールアワー
吉本興業(大阪)
3年連続3回目 悲願 7番/3番 663点/4票
2位 笑い飯
吉本興業(大阪)
2年連続2回目 ∞(インフィニティ) 4番/1番 656点/3票
3位 アンタッチャブル
プロダクション人力舎
初出場
(ノーシード)
(敗者復活) 9番/2番 616点/0票
4位 2丁拳銃
吉本興業(東京)
初出場 ラストチャンス 5番 608点
5位 りあるキッズ
吉本興業(大阪)
初出場 最年少 8番 601点
6位 スピードワゴン
ホリプロコム
2年連続2回目 正門突破 3番 574点
7位 アメリカザリガニ
松竹芸能
3年連続3回目 3度目の正直 6番 564点
8位 麒麟
吉本興業(大阪)
2年ぶり2回目 返り咲き 2番 554点
9位 千鳥
吉本興業(大阪)
初出場 無印(ノーマーク) 1番 552点
得点詳細
ユニット名 最終
得票
一回戦
得点計
紳助
松本
南原
洋七
石井
大竹
中田
フットボールアワー 4 663 98 97 89 97+ 95+ 89+ 98+
笑い飯 3 656 99+ 95+ 90+ 95 92 90 95
アンタッチャブル 0 616 92 84 85 90 92 87 86
2丁拳銃 - 608 91 80 87 95 86 83 86
りあるキッズ - 601 90 85 81 93 85 83 84
スピードワゴン - 572 85 74 81 85 86 82 79
アメリカザリガニ - 564 80 70 84 90 83 76 81
麒麟 - 554 84 75 76 84 78 75 82
千鳥 - 552 82 70 82 75 84 79 80
  • 備考
    • この回から参加資格が結成10年未満から結成10年以内に変更となる。
    • フットボールアワーは2年連続でファーストラウンドを1位で通過した。2大会以上ファーストラウンドを1位で通過しているコンビはフットボールアワーのみである(第2回、第3回)。
    • この回から全ての審査員の最高点が90点以上になり、最低点も70点以上になった。
    • アンタッチャブルが初めて敗者復活からの最終決戦進出を果たした(結果は3位)。この大躍進が翌年の優勝につながった。
    • この回から今田耕司が司会に起用された。

第4回(2004年)

順位 ユニット名
所属事務所
決勝出場回数 番組キャッチフレーズ 出番順 得点
優勝 アンタッチャブル
プロダクション人力舎
2年連続2回目 悲願の正面突破 8番/1番 673点/6票
2位 南海キャンディーズ
吉本興業(大阪)
初出場 初物尽くし 5番/3番 639点/1票
3位 麒麟
吉本興業(大阪)
2年連続3回目 (敗者復活) 9番/2番 634点/0票
4位 タカアンドトシ
吉本興業(東京)
初出場 直球勝負 2番 615点
5位 笑い飯
吉本興業(大阪)
3年連続3回目 予測不能 7番 615点
6位 POISON GIRL BAND
吉本興業(東京)
初出場 支離滅裂のアーティスト 6番 603点
7位 トータルテンボス
吉本興業(東京)
初出場 The渋谷系 4番 587点
8位 東京ダイナマイト
オフィス北野
初出場
(ノーシード)
"ビート"の遺伝子 3番 583点
9位 千鳥
吉本興業(大阪)
2年連続2回目 リベンジ 1番 582点
得点詳細
ユニット名 最終
得票
一回戦
得点計
西川
南原
大竹
洋七
小朝
石井
中田
アンタッチャブル 6 673 97+ 96+ 95+ 97+ 95+ 96+ 97
南海キャンディーズ 1 639 90 92 86 92 90 95 94+
麒麟 0 634 89 88 89 92 88 92 96
タカアンドトシ - 615 86 86 82 91 85 90 95
笑い飯 - 615 84 89 82 91 85 89 95
POISON GIRL BAND - 603 87 85 83 81 88 89 90
トータルテンボス - 587 80 84 79 84 84 88 88
東京ダイナマイト - 583 82 80 76 83 87 86 89
千鳥 - 582 83 83 81 78 82 82 93
  • 備考
    • 1位通過のアンタッチャブルの点数(673点)は700点満点となった第2回以降のファーストラウンド歴代1位の点数であり、審査員全員から95点以上の評価および単独1位の評価を受けた唯一のコンビとなっている。
    • 第2回以降、初めて最終決戦で1番目にネタをやったコンビが優勝した。
    • 初めて関西出身でないコンビが優勝した。人力舎所属のコンビが優勝したのも初。また第9回終了時点で関東地方出身の優勝者は山崎弘也(埼玉)のみ、中部地方出身の優勝者は柴田英嗣(静岡)のみである。
    • 南海キャンディーズ・しずちゃんが初の女性決勝進出者となった。最終決戦にも進出し、第9回終了時点で女性で唯一の最終決戦進出者となっている。
    • 敗者復活戦勝者の麒麟を含め9組中この回ラストイヤーで初出場だったタカアンドトシを除く8組は決勝の舞台を複数回経験している。
    • 初めて大阪からの決勝進出者が東京からの決勝進出者を下回った(東京5、大阪4)。

第5回(2005年)

順位 ユニット名
所属事務所
決勝出場回数 番組キャッチフレーズ 出番順 得点
優勝 ブラックマヨネーズ
吉本興業(大阪)
初出場 モテない男たちの逆襲 5番/3番 659点/4票
2位 笑い飯
吉本興業(大阪)
4年連続4回目 予測不能のWボケ 1番/2番 633点/3票
3位 麒麟
吉本興業(大阪)
3年連続4回目 M-1チルドレン 8番/1番 646点/0票
4位 品川庄司
吉本興業(東京)
初出場 不屈のお調子者 6番 626点
5位 チュートリアル
吉本興業(大阪)
4年ぶり2回目 暴走するイケメン漫才[21] 4番 622点
6位 千鳥
吉本興業(大阪)
3年連続3回目 (敗者復活) 9番 607点
7位 タイムマシーン3号
アップフロントエージェンシー
初出場 DVD版:アキバ系カリスマデブ
再放送版:秋葉系カリスマ芸人[22]
7番 571点
8位 アジアン
吉本興業(大阪)
初出場 肉と骨のハーモニー 2番 564点
9位 南海キャンディーズ
吉本興業(大阪)
2年連続2回目 相方以上恋人未満 3番 552点
得点詳細
ユニット名 最終
得票
一回戦
得点計
紳助
松本
渡辺
大竹
洋七
石井
中田
ブラックマヨネーズ 4 659 95+ 95+ 93+ 90 96 94 96+
笑い飯 3 633 85 95 90 85+ 91+ 92+ 95
麒麟 0 646 88 90 91 90 95 95 97
品川庄司 - 626 85 90 87 89 95 91 89
チュートリアル - 622 85 95 86 84 86 95 91
千鳥 - 607 82 80 89 88 86 89 93
タイムマシーン3号 - 571 76 75 83 82 82 85 88
アジアン - 564 75 70 80 82 81 86 90
南海キャンディーズ - 552 72 75 79 79 79 80 88
  • 備考
    • 得点、投票の発表方法が第4回までは審査員全員同時に行われていたが、今大会から1人ずつ(審査員席左側から)発表されるようになった。
    • 準決勝の日程が決勝の4週間前の土・日曜から2週間前の土・日曜に変更された。
    • 今大会から会場が変わった為か、演出面でのトラブルがいくつか見られた。
      • 笑い飯のジャッジを開票する際に島田洋七の点数のみが開票されず、表示された合計点に洋七が口頭でジャッジした点数を加えて正式な合計点を発表した。
      • タイムマシーン3号のジャッジを開票する際に、1組前にネタを披露した品川庄司のジャッジがもう1回出てきてしまった。ミスが発覚したとき、タイムマシーン3号は崩れ落ちるほど落ち込んでいた。
    • また、放送中の時間にテロップが出ないトラブルが起きた。また、番組冒頭で本来は司会者のテロップを出すべきだったところを「南海キャンディーズ・最終決戦」と表示するハプニングもあった。その為、2000年での「ミュージックステーション」で番組中に字幕スーパーが出ないお詫びがあったが、番組中での字幕スーパーが出ないお詫びはなかった。
    • 初めて、女性コンビ(アジアン)が決勝進出を果たした。

第6回(2006年)

順位 ユニット名
所属事務所
決勝出場回数 番組キャッチフレーズ 出番順 得点
優勝 チュートリアル
吉本興業(大阪)
2年連続3回目 華麗なる妄想族 6番/3番 664点/7票
2位 フットボールアワー
吉本興業(東京)
3年ぶり4回目 帰ってきた王者 2番/2番 640点/0票
3位 麒麟
吉本興業(大阪)
4年連続5回目 空腹のファンタジスタ 4番/1番 627点/0票
4位 笑い飯
吉本興業(大阪)
5年連続5回目 予測不能のWボケ 8番 626点
5位 トータルテンボス
吉本興業(東京)
2年ぶり2回目 ハンパねぇ渋谷系漫才 5番 613点
6位 ライセンス
吉本興業(東京)
初出場 (敗者復活) 9番 609点
7位 ザ・プラン9
吉本興業(大阪)
初出場 5人の漫才革命児 3番 597点
8位 変ホ長調
(アマチュア)
初出場 史上最強のアマチュア 7番 576点
9位 POISON GIRL BAND
吉本興業(東京)
2年ぶり2回目 暴走する異次元漫才 1番 570点
得点詳細
ユニット名 最終
得票
一回戦
得点計
紳助
松本
南原
渡辺
洋七
大竹
中田
チュートリアル 7 664 97+ 95+ 95+ 90+ 98+ 92+ 97+
フットボールアワー 0 640 90 90 94 90 91 89 96
麒麟 0 627 88 87 91 89 92 86 94
笑い飯 - 626 89 89 92 85 90 89 92
トータルテンボス - 613 87 90 88 85 90 83 90
ライセンス - 609 85 85 90 88 89 83 89
ザ・プラン9 - 597 83 80 89 80 90 82 93
変ホ長調 - 576 82 75 84 79 85 83 88
POISON GIRL BAND - 570 76 85 85 75 81 83 85
  • 備考
    • 今大会は初のアマチュアや5人組が決勝進出と過去優勝者の再挑戦、吉本以外の事務所の芸人がいないなどが大会開催前から報じられてきたが、本戦ではチュートリアルが初の満票優勝と吉本勢初連覇と初物尽くしの大会となった。
    • 初めて、最終決戦に決勝初出場コンビが進出しなかった(初出場勢の最高位はライセンスの6位)。
    • 笑い飯が連続決勝進出回数の新記録(5年連続)を樹立した(現在も記録更新中)。
    • 麒麟が最終決戦連続進出回数の新記録(3年連続)を樹立した。また麒麟は今大会で最後の決勝進出となった(準決勝には第8回まで進出)。

第7回(2007年)

順位 ユニット名
所属事務所
決勝出場回数 番組キャッチフレーズ 出番順 得点
優勝 サンドウィッチマン
フラットファイヴ
初出場 (敗者復活) 9番/3番 651点/4票
2位 トータルテンボス
よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京[23]
2年連続3回目 ハンパねぇラストチャンス 5番/1番 646点/2票
3位 キングコング
よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京
6年ぶり2回目
(ノーシード)
帰ってきたスーパールーキー 6番/2番 650点/1票
4位 ハリセンボン
よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京
初出場
(ノーシード)
(デブ+ヤセ)×ブサイク=爆笑 7番 608点
5位 笑い飯
よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪
6年連続6回目 予測不能のWボケ 1番 604点
6位 ザブングル
ワタナベエンターテインメント
初出場 奇跡の顔面 3番 597点
7位 ダイアン
よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪
初出場 お笑い月見草 8番 593点
8位 千鳥
よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪
2年ぶり4回目 オレ流漫才 4番 580点
9位 POISON GIRL BAND
よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京
2年連続3回目 屈辱からの脱出 2番 577点
得点詳細
ユニット名 最終
得票
一回戦
得点計
紳助
松本
上沼
石井
巨人
大竹
中田
サンドウィッチマン 4 651 98+ 95+ 95+ 95 92+ 84 92
トータルテンボス 2 646 96 93 95 95+ 90 84 93+
キングコング 1 650 96 93 97 95 88 90+ 91
ハリセンボン - 608 86 88 93 84 86 85 86
笑い飯 - 604 85 85 89 85 83 85 92
ザブングル - 597 86 90 92 84 79 84 82
ダイアン - 593 86 85 89 86 81 82 84
千鳥 - 580 86 80 85 80 87 81 81
POISON GIRL BAND - 577 75 90 81 82 84 80 85
  • 備考
    • サンドウィッチマンが史上初の敗者復活からの優勝を達成した。
    • フラットファイヴ所属のコンビが優勝したのは初めて。また、東北地方出身(伊達、富澤共に宮城)のコンビが優勝したのも初めてである。
      • 記者会見ではサンドウィッチマンのマネージャーの携帯電話がパンクし、どこの事務所なのか問い合わせもあったようだった。
    • 最終決戦に3組が進出するようになった第2回以降初めて3組全て票を獲得した。
    • 笑い飯が決勝進出回数の単独最多記録を樹立した(現在も記録更新中)。
    • ハリセンボンが女性コンビとしては最高位の4位を記録した。
    • 最終決戦進出かファーストラウンド敗退かを分ける3位と4位の点数差が38点は過去最大の点差。一方最終決戦進出の上位3組の点数差は5点と過去最小の点差。
    • 敗者復活戦会場がこの回から大井競馬場になった。

第8回(2008年)

順位 ユニット名
所属事務所
決勝出場回数 番組キャッチフレーズ 出番順 得点
優勝 NON STYLE
よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京
初出場 ストリート系漫才 7番/2番 644点/5票
2位 オードリー
ケイダッシュ
初出場 (敗者復活) 9番/3番 649点/2票
3位 ナイツ
マセキ芸能社
初出場 浅草の星 4番/1番 640点/0票
4位 笑い飯
よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪
7年連続7回目 孤高のWボケ 2番 637点
5位 U字工事
アミー・パーク
初出場 I ♥ とちぎ 5番 623点
6位 ダイアン
よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪
2年連続2回目 お笑い月見草 1番 619点
7位 モンスターエンジン
よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪
初出場 変幻自在の高性能漫才 3番 614点
8位 キングコング
よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京
2年連続3回目 逆襲のスーパールーキー 8番 612点
9位 ザ・パンチ
よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京
初出場 ラストチャッチャチャーンス 6番 591点
得点詳細
ユニット名 最終
得票
一回戦
得点計
紳助
松本
上沼
渡辺
巨人
大竹
中田
NON STYLE 5 644 94+ 93+ 95+ 90+ 91+ 90 91
オードリー 2 649 89 95 92 92 91 92+ 98+
ナイツ 0 640 89 93 95 91 89 89 94
笑い飯 - 637 95 89 95 91 91 88 88
U字工事 - 623 91 85 93 90 84 88 92
ダイアン - 619 89 85 90 90 86 86 93
モンスターエンジン - 614 91 83 85 88 89 88 90
キングコング - 612 88 86 90 89 86 87 86
ザ・パンチ - 591 87 80 88 85 83 83 85
  • 備考
    • 第1回を除き初めて、最終決戦進出の3組が全て決勝初出場組となった(それに伴い前回に引き続き2年連続で最終決戦進出組はいずれも最終決戦初進出である)。
    • 決勝初出場が6組と第2回以降では最多。
    • 2年連続で敗者復活組のコンビがファーストラウンドを1位通過した。
    • ファーストラウンド1位から最下位の点数差58点は過去最小の点差。また初めて全ての審査員の最低点が80点以上になった(最低点は松本人志がザ・パンチに評点した80点)。
    • NON STYLEは第5回大会のブラックマヨネーズ以来となる、決勝初選出初優勝(第7回のサンドウィッチマンは敗者復活)。
    • 初めて最終決戦で2番目にネタをやったコンビが優勝した。
    • 第2回以来2度目の、ファーストラウンド2位のコンビが優勝した。
    • 初めて東京吉本のコンビが優勝した[24](優勝後、東京吉本所属となったコンビはいる[25])。
    • どちらもNSC卒業生ではない吉本所属のコンビが優勝したのは、今回が初(第6回優勝のチュートリアル福田もNSCに入学していないが、両方ともNSC出身でないのは初)。
    • 敗者復活を勝ち上がりファーストラウンドを1位通過したオードリーはこれを機に人気と知名度が上昇し2009年大ブレイクする。
    • 第3回以来、5年ぶりに女性の決勝進出者がいなかった。
    • 最終決戦進出の3組が全て異なる事務所に所属しているのは第8回が初めて。

第9回(2009年)

順位 ユニット名
所属事務所
決勝出場回数 番組キャッチフレーズ 出番順 得点
優勝 パンクブーブー
よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京
初出場 9年目の正直 8番/2番 651点/7票
2位 笑い飯
よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪
8年連続8回目 孤高のWボケ 5番/3番 668点/0票
3位 NON STYLE
よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京
2年連続2回目 (敗者復活) 9番/1番 641点/0票
4位 ナイツ
マセキ芸能社
2年連続2回目 浅草の星 1番 634点
5位 ハライチ
ワタナベエンターテインメント
初出場 原市生まれM-1育ち 6番 628点
6位 東京ダイナマイト
よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京
5年ぶり2回目 逆襲の異端児 3番 614点
7位 モンスターエンジン
よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪
2年連続2回目 ネタの精密機械 7番 610点
8位 南海キャンディーズ
よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京
4年ぶり3回目 漫才という名の赤い糸 2番 607点
9位 ハリセンボン
よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京
2年ぶり2回目 恋する漫才師 4番 595点
得点詳細
ユニット名 最終
得票
一回戦
得点計
紳助
松本
上沼
東国原
巨人
渡辺
中田
パンクブーブー 7 651 94+ 93+ 98+ 88+ 90+ 91+ 97+
笑い飯 0 668 100 95 98 92 93 92 98
NON STYLE 0 641 90 92 98 89 87 90 95
ナイツ - 634 91 85 93 88 90 91 96
ハライチ - 628 90 88 91 86 89 89 95
東京ダイナマイト - 614 85 88 90 85 86 90 90
モンスターエンジン - 610 89 83 90 85 87 89 87
南海キャンディーズ - 607 85 83 90 89 84 88 88
ハリセンボン - 595 82 80 87 87 85 85 89
  • 備考
    • パンクブーブーが第6回のチュートリアル以来3年ぶり2組目の最終決戦満票優勝を達成した。
    • 第7回から3年連続で決勝初出場組が優勝、また、敗者復活戦勝者が最終決戦に進出した。
    • 2年連続でファーストラウンド2位および最終決戦ネタ順2番および2000年以降結成のコンビが優勝した。
    • 初めて福岡吉本出身および九州出身(佐藤…大分、黒瀬…福岡)のコンビが優勝した。ただし、優勝当時は東京吉本に所属していた。
    • 笑い飯がM-1史上初の審査員個人の最高点である100点(紳助)を獲得した[26]
    • 初めてファーストラウンド1位通過のコンビが最終決戦で票を獲得できなかった。
    • 前年王者のNON STYLEが敗者復活戦で大井競馬場にいたため、第2回以降番組冒頭で毎回行われていた前年度優勝者によるトロフィー返還が行われなかった。またNON STYLEが挑戦者であることを考慮し、番組中のオートバックスのCMにはNON STYLEを起用したものは放送されなかった。
    • 提供読みは従来のABCのアナウンサーではなく、ナレーションの畑中が担当。提供クレジットのうちAflacP&Gはカラー表示した。
    • 第5回から5年連続で最終決戦初進出組が優勝した(うち決勝初出場優勝は4組)。
    • 第8回以降、大阪からの決勝進出者が東京からの決勝進出者をさらに下回った(東京7、大阪2)。
    • 決勝初出場が2組と過去最少。
    • 決勝進出した9組が全組2000年以降のコンビ結成になったのは今回が初。またパンクブーブーは21世紀になってから結成したコンビの中で初の優勝組となった。

第10回(2010年)

順位 ユニット名
所属事務所
決勝出場回数 番組キャッチフレーズ 出番順 得点
- カナリア
よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京
初出場 羽ばたけラストイヤー 1番 -
- ジャルジャル
よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪
初出場 スーパールーキー 2番 -
- スリムクラブ
よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京
初出場 無印(ノーマーク)島人 3番 -
- 銀シャリ
よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪
初出場 昭和をまとった新世代 4番 -
- ナイツ
マセキ芸能社
3年連続3回目 浅草の星 5番 -
- 笑い飯
よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪
9年連続9回目 孤高のWボケ 6番 -
- ハライチ
ワタナベエンターテインメント
2年連続2回目 進化するムチャぶり漫才 7番 -
- ピース
よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京
初出場
(ノーシード)
笑いのアーティスト 8番 -
- - - (敗者復活) 9番 -
  • 備考
    • この年でM-1グランプリが終了。そのため、全員がラストチャンス扱いである。
    • 決勝初出場組が5組なのは、2008年以来2年ぶり。
    • 決勝初出場組がトップバッター(カナリア)なのは2003年の千鳥以来7年ぶり。
    • ピースは2007年のキングコングとハリセンボン以来3年ぶりにノーシードからの決勝進出組となった。

決勝でのネタ披露順番の決定方法

決勝1回戦のネタ披露順は進出者8組の代表者がエントリーナンバーの順に抽選[27]を行い決定する(第4回のみゲストの吉田沙保里を迎えての代理人抽選で決定した)。番組中に決定する敗者復活戦勝者は自動的に最後の9番目に登場することになっている。

ちなみに第1回・第4回は決勝のテレビ放送の番組冒頭で、第3回はABC・テレビ朝日などの一部の系列局で直前特番の放送で、第5~9回は決勝進出者決定の翌日に行われる記者会見の場で決定した。

最終決戦のネタ順は第1~2回・第4回は決勝1回戦での得点順に抽選になっていたが、第5回から決勝の得点順に自由に選ぶことになった。第3回のみ決勝1回戦のネタ順で抽選となっている。

また、ABCが製作したM-1関連特集番組(ナンバ壱番館、速報!M-1への道など)ではネタ披露順について以下のように分析している。

  • 1番目は以降の出演コンビの基準点を作る上に会場の空気が暖まっていないため当たり外れが大きく、通常芸人が最も嫌がる順番とされている。特に個性派のコンビは不利である。
    • 第1回の中川家がこの順番で高得点を記録し1位で最終決戦に進出して優勝したが、第3回・第4回の千鳥、第6回のPOISON GIRL BANDらは最下位に沈んでいる。実際に1番目の順番で最終決戦にまで進出したのは、第1回の中川家と第5回の笑い飯(3位、最終決戦2位)のみであり、最終決戦への進出率は低い。
  • 会場の空気が暖まってきた中頃の3番目、4番目、5番目が最も有利。殆どの出場コンビがこの順番を希望する傾向にある。
    • この順番に入って優勝したのは第5回のブラックマヨネーズ(5番目)だけであるが、4番目からは第3回の笑い飯、第6回の麒麟、第8回のナイツ。5番目からは第2回のフットボールアワー、第4回の南海キャンディーズ、第5回のブラックマヨネーズ、第7回のトータルテンボス、第9回の笑い飯らが最終決戦に進出しており、最終決戦進出率が高い順番である。
    • 一方、第1回のおぎやはぎ(5番目)(会場審査員得点のみだと3番目のチュートリアル)、第5回の南海キャンディーズ(3番目)、第9回のハリセンボン(4番目)は最下位に終わっている。
    • また3番目は最高位が第3回のスピードワゴン、第7回のザブングル、第9回の東京ダイナマイトの6位で、唯一最終決戦進出組が出ていない順番である。
  • 8番目、9番目(第2回以降敗者復活組)は観客が中弛みして食傷気味になるため正統派のコンビには不利だが個性派のコンビに有利。ただし手前に個性派のコンビが続くと逆転する。
    • 第1回のハリガネロック(10番目)や第3回・第4回のアンタッチャブル(第3回は敗者復活、第4回は8番目)、第4回・第5回の麒麟(第4回は敗者復活、第5回は8番目)、第7回のサンドウィッチマン、第8回のオードリー、第9回のNON STYLE(いずれも敗者復活)、パンクブーブー(8番目)らがこの順番で高得点を記録し最終決戦に進出している(以上のうち太字がこの順番で優勝(アンタッチャブルは第4回))。反面、第1回のDonDokoDon(9番目)は9位、第2回のアメリカザリガニは最下位、第8回のキングコング(いずれも8番目)は8位に沈んでいる。
  • 7番、9番、10番目からは最下位は出ていない。

決勝戦司会・進行・審査員

司会・進行

司会 その他
1 島田紳助赤坂泰彦菊川怜
2 西川きよし山寺宏一中山エミリ 芸人へのインタビュー:木村祐一
3 今田耕司、西川きよし、小池栄子
4 今田耕司、井上和香 芸人へのインタビュー:木村祐一
抽選会スペシャルゲスト:吉田沙保里
5 今田耕司、小池栄子 芸人へのインタビュー:木村祐一
6 今田耕司、眞鍋かをり
7 今田耕司、小池栄子
8 今田耕司、上戸彩
9
10

審査員

順番は観客席側から舞台袖への順。(第10回の席順は仮)

審査員 
1 西川きよし 青島幸男 春風亭小朝 ラサール石井 鴻上尚史 松本人志 島田紳助
2 立川談志 中田カウス 島田洋七 ラサール石井 大竹まこと 松本人志 島田紳助
3 中田カウス 大竹まこと ラサール石井 島田洋七 南原清隆 松本人志 島田紳助
4 中田カウス ラサール石井 春風亭小朝 島田洋七 大竹まこと 南原清隆 西川きよし
5 中田カウス ラサール石井 島田洋七 大竹まこと 渡辺正行 松本人志 島田紳助
6 中田カウス 大竹まこと 島田洋七 渡辺正行 南原清隆 松本人志 島田紳助
7 中田カウス 大竹まこと オール巨人 ラサール石井 上沼恵美子 松本人志 島田紳助
8 中田カウス 大竹まこと オール巨人 渡辺正行 上沼恵美子 松本人志 島田紳助
9 中田カウス 渡辺正行 オール巨人 東国原英夫 上沼恵美子 松本人志 島田紳助
10 中田カウス 渡辺正行 大竹一樹 宮迫博之 南原清隆 松本人志 島田紳助
  • 島田紳助は審査委員長及び大会実行委員長を兼務。
  • 第4回大会、紳助は自身の起こした事件の責任をとって謹慎中であったので審査には参加せず。松本も相方(浜田雅功)が裏番組(ジャンクSPORTS)に出演していたため、番組スタッフが気を遣って出演がなかったと後に「放送室」にて語った。そのため、松本は自宅にて有田哲平田村淳宮川大輔とともにテレビ観戦したとも語っている。
    • なお、日曜開催時は、ダウンタウンへの配慮から、松本が参加しなかった第4回を除いて、フジテレビ側も『ジャンクSPORTS』を放送、2009年以後は吉本興業所属のタレントを出演せず別の特別番組を編成することが多い。
  • 第9回大会では、東国原が大会史上初の現職の都道府県知事として審査員を務めることになった(経験者を含めた場合第1回の青島以来2人目)。
  • 大竹まこと、ラサール石井、渡辺正行は兄弟番組の「R-1ぐらんぷり」でも審査員経験がある。加えてラサールと大竹はABC主催の「ABCお笑い新人グランプリ」でも審査員経験もある。
  • オール巨人は高校生版M-1「M-1甲子園」及び「ハイスクールマンザイ」でも審査員を務めている。

ゲスト

第5回からゲスト席が設けられていて、前回王者が必ず出ることになっている。ただし、第9回は前回王者のNON STYLEが敗者復活戦に出場していたため、番組開始時には会場に来ておらず、優勝トロフィーの返還も行われなかった。第9回では、ピエール瀧が一般客のように会場に溶け込んでいたのを今田がつっこんでいた。

ゲスト 備考
5 田丸麻紀丸山和也安田美沙子三倉茉奈・佳奈、アンタッチャブル(前回王者)
6 北島康介大林素子生稲晃子、三倉茉奈・佳奈、大沢あかね岩佐真悠子、ブラックマヨネーズ(前回王者)
7 中澤佑二、三倉茉奈・佳奈、ギャル曽根安倍麻美ピエール瀧、チュートリアル(前回王者)
8 中澤佑二、矢口真里岡田唯青島あきな、大林素子、ミッキー・カーチス、サンドウィッチマン(前回王者)
9 中澤佑二、浦沢直樹、三倉茉奈・佳奈、ピエール瀧、桜庭和志石川梨華吉澤ひとみ優木まおみ松嶋初音misono神戸蘭子ANI東ちづる

歴代の敗者復活戦出場コンビ

第1回は敗者復活制度がないので準決勝敗退コンビ

2001年(第1回) 準決勝敗退25組
2002年(第2回) 45組出場、4組出場辞退

[出場辞退] キャン×キャン、シャンプーハット、ランディーズ、ロザン(五十音順)

敗者復活戦を制しスピードワゴンが決勝進出。決勝は535点を獲得し7位だった。
2003年(第3回) 59組出場、3組出場辞退

[出場辞退] インパルス、シャンプーハット、ランディーズ、(五十音順)

敗者復活戦を制しアンタッチャブルが決勝進出。616点を獲得しファーストラウンド3位通過で最終決戦へも進出し3位(0票)。
2004年(第4回) 53組出場、5組出場辞退

[出場辞退] キングコング、スピードワゴン、ライセンス、ランディーズ、レギュラー(五十音順)

敗者復活戦を制し麒麟が決勝進出。634点を獲得しファーストラウンド3位通過で最終決戦へも進出し3位(0票)。
2005年(第5回) 57組出場、2組出場辞退

[出場辞退] オリエンタルラジオ、レイザーラモン(五十音順)

敗者復活戦を制し千鳥が決勝進出。決勝は607点を獲得し6位だった。
2006年(第6回) 55組出場、1組出場辞退

[出場辞退] カルパチーノ

敗者復活戦を制しライセンスが決勝進出。決勝は609点を獲得し6位だった。
2007年(第7回) 57組出場、2組出場辞退

[出場辞退] 座長座長(本業の吉本新喜劇の舞台があるため)、ザ・プラン9(浅越ゴエが体調不良で辞退した)

敗者復活戦を制しサンドウィッチマンが決勝進出。651点を獲得しファーストラウンド1位通過で初の敗者復活からの優勝を決めた(4票)。
2008年(第8回) 58組出場、出場辞退なし

今回初めて出場辞退者が出なかった。

敗者復活戦を制しオードリーが決勝ラウンド進出、649点を獲得し2年連続で敗者復活組がファーストラウンド1位だったが最終決戦では2位(2票)に終わる。
2009年(第9回) 59組出場、1組出場辞退

[出場辞退] なりきんショージ[28]

敗者復活戦を制し昨年覇者のNON STYLEが決勝ラウンド進出、641点を獲得しファーストラウンド3位通過で最終決戦へ進出も3位(0票)に終わり連覇ならず。
2010年(第10回) 67組出場、出場辞退なし

各種記録等

各記録

  • 「決勝進出」は「敗者復活枠」による敗者復活組も含む。
  • 第1回の決勝1回戦は上記の問題点があったことを考慮し、東京会場の審査員による得点に限ることとする。
  • 記録保持者で太字で記載されているのは最多連続記録も兼ねている保持者を指す。
項目 記録 記録保持者 放送回
コンビ結成から優勝までの最長記録 10年 アンタッチャブル 第4回
コンビ結成から優勝までの最短記録 4年8ヶ月 フットボールアワー 第3回
コンビ結成から決勝進出までの最短記録 1年6ヶ月 南海キャンディーズ 第4回
決勝進出最年長記録 41歳[29] 小田ひとみ(変ホ長調 第6回
決勝進出最年少記録 18歳99日[29] 安田善紀(りあるキッズ 第3回
最年長優勝記録 34歳226日[29] 黒瀬純(パンクブーブー) 第9回
最年少優勝記録 28歳9日[29] 岩尾望(フットボールアワー) 第3回
最多決勝進出回数 9回 笑い飯 第2-10回
最終決戦最多進出回数 4回 笑い飯 第2,3,5,9回
最終決戦連続進出回数 3回 麒麟 第4-6回
決勝1回戦1位通過回数 2回 フットボールアワー 第2,3回
決勝1回戦最多得点 673点/700点 アンタッチャブル 第4回
決勝1回戦最少得点 483点/700点 チュートリアル 第1回
決勝1回戦最高点数 100点(満点) 笑い飯
(審査員:島田紳助)
第9回
決勝1回戦での審査員からの1位評価数 7人(全員) アンタッチャブル[30] 第4回
チュートリアル[31] 第6回
笑い飯[32] 第9回
決勝1回戦1位と最下位の最大点数差 113点 1位 - 中川家
最下位 - チュートリアル
第1回
決勝1回戦1位と最下位の最小点数差 58点 1位 - オードリー
最下位 - ザ・パンチ
第8回
優勝コンビの最終決戦最多得票 7票(満票) チュートリアル 第6回
パンクブーブー 第9回
優勝コンビの最終決戦最少得票 4票 フットボールアワー 第3回
ブラックマヨネーズ 第5回
サンドウィッチマン 第7回
決勝初出場での優勝(第1回を除く) 4組 ブラックマヨネーズ 第5回
サンドウィッチマン 第7回
NON STYLE 第8回
パンクブーブー 第9回
ノーシードでの最終決戦進出 3組 笑い飯 第2回
アンタッチャブル 第3回
キングコング 第7回
準決勝最多出場回数 9回 笑い飯
千鳥
第2-10回
敗者復活戦最多出場回数 8回 チャド・マレーン 第2-9回
最年少エントリー記録 0歳11ヶ月 もこちゃんず(アマチュア) 第8回
最年長エントリー記録 86歳 (不明) 第6回

事務所別決勝進出者

事務所 組数 ユニット名(回数)
吉本興業
よしもとクリエイティブ・エージェンシー
33組 笑い飯(9回)、麒麟(5回)、フットボールアワー(4回)、千鳥(4回)、チュートリアル(3回)、トータルテンボス(3回)、POISON GIRL BAND(3回)、キングコング(3回)、南海キャンディーズ(3回)、ハリガネロック(2回)、ダイアン(2回)、ハリセンボン(2回)、モンスターエンジン(2回)、NON STYLE(2回)、中川家(1回)、DonDokoDon(1回)、ダイノジ(1回)、2丁拳銃(1回)、りあるキッズ(1回)、タカアンドトシ(1回)、ブラックマヨネーズ(1回)、品川庄司(1回)、アジアン(1回)、ザ・プラン9(1回)、ライセンス(1回)、ザ・パンチ(1回)、パンクブーブー(1回)、東京ダイナマイト(1回)、カナリア(1回)、ジャルジャル(1回)、スリムクラブ(1回)、銀シャリ(1回)、ピース(1回)
松竹芸能 2組 アメリカザリガニ(3回)、ますだおかだ(2回)
プロダクション人力舎 2組 おぎやはぎ(2回)、アンタッチャブル(2回)
ワタナベエンターテインメント 2組 ハライチ(2回)、ザブングル(1回)
マセキ芸能社 1組 ナイツ(3回)
ホリプロ 1組 スピードワゴン(2回)
ニチエンプロダクション 1組 テツandトモ(1回)
オフィス北野 1組 東京ダイナマイト(1回)
アップフロントエージェンシー 1組 タイムマシーン3号(1回)
フラットファイヴ 1組 サンドウィッチマン(1回)
アミー・パーク 1組 U字工事(1回)
ケイダッシュ 1組 オードリー(1回)
(アマチュア) 1組 変ホ長調(1回)
  • 太字は、優勝経験組。
  • スピードワゴンは2002年当時は「M2カンパニー」、2003年からは「ホリプロコム」所属だが、どちらもホリプロの子会社である為、同一事務所とした。
  • タイムマシーン3号は正確にはアップフロントエージェンシー傘下の「K-UP事業部」所属だが、こちらも同一事務所とした。
  • サンドウィッチマンは現在、所属事務所をグレープカンパニーに移籍している。
  • 東京ダイナマイトはオフィス北野時代に1回、よしもとクリエイティブ・エージェンシー時代に1回それぞれ出場。

視聴率

ビデオリサーチ調べ 

  • 歴代最高の平均視聴率 
    • 関西地区 35.0%(第8回) 
    • 関東地区 23.7%(第8回)
    • 名古屋地区 22.8%(第6回)
    • 福岡地区 25.6%(第9回)
  • 歴代最高の瞬間最高視聴率 
    • 関西地区 43.1%(第8回) 
    • 関東地区 30.3%(第8回)

平均視聴率

関東 関西
1 9.0% 21.6%
2 10.9% 17.5%
3 10.7% 20.6%
4 11.0% 18.0%
5 12.6% 22.4%
6[33] 18.0% 31.1%
7[34] 18.6% 30.4%
8[35] 23.7% 35.0%
9[36] 20.6% 30.3%
  • 第8回で初めて関東で視聴率20%以上、関西地区は第6回大会から4年連続で30%以上を記録。

M-1用語

麒麟枠

ときには優勝候補をも脅かす、ノーマークで決勝まで勝ち上がってきた無名のコンビでいわゆるダークホースのことだが、麒麟枠から優勝したコンビはまだいない。(あくまで正規決勝進出のコンビに限定されるが、初出場の敗者復活枠が該当する場合がある。そう考えるならば、サンドウィッチマンは麒麟枠初の王者である)名称の由来は第1回に出場した当時決勝進出者で一番無名と言われていた麒麟からきている。

主催者側から「麒麟枠」と明確に表現されたのは第5回のタイムマシーン3号が最初。

具体的には以下のコンビを指す。(カッコ内は決勝の順位)

  • 第1回(2001):麒麟(5位)
  • 第2回(2002):笑い飯(3位)
  • 第3回(2003):千鳥(9位)
  • 第4回(2004):南海キャンディーズ(2位)
  • 第5回(2005):タイムマシーン3号(7位)
  • 第6回(2006):変ホ長調(8位)
  • 第7回(2007):ダイアン(7位)[37],サンドウィッチマン(敗者復活・優勝)
  • 第8回(2008):モンスターエンジン(7位)[38]
  • 第9回(2009):ハライチ(5位)
  • 第10回(2010):スリムクラブ

なお、「麒麟枠」の明確な定義はなく、事実上その大会で最も知名度がなく決勝初出場でかつ敗者復活組ではないコンビが「麒麟枠」に含められているということになる。そのため、敗者復活枠のうちの何組かは麒麟枠候補だったといえる。 現在はあまり「麒麟枠」とは言わず、「ダークホース」「無印(ノーマーク)」「謎のコンビ」などと呼ばれることが多い。

麒麟枠で正規決勝進出したコンビは第5回のタイムマシーン3号、第9回のハライチ、第10回のスリムクラブ以外は関西拠点のコンビである。ただし麒麟、南海キャンディーズ、笑い飯は後に東京進出をしている。

その他の用語

ラストイヤー

  • 結成10年目でM-1優勝がラストチャンスであること(太字は優勝コンビ、斜字は決勝初出場)。2009年以外は毎回1組以上いた[39]
    • 第1回(2001):中川家(優勝)
    • 第2回(2002):ますだおかだ(優勝)
    • 第3回(2003):2丁拳銃(4位)
    • 第4回(2004):アンタッチャブル(優勝)タカアンドトシ(4位)
    • 第5回(2005):品川庄司(4位)
    • 第6回(2006):ライセンス(6位、敗者復活)
    • 第7回(2007):トータルテンボス(2位)
    • 第8回(2008):ザ・パンチ(9位)
    • 第9回(2009):(該当者なし)
    • 第10回(2010):ナイツ、笑い飯(最後の大会のため、厳密にいえば全組)

返り咲き

  • 決勝戦への返り咲きのことを指す。決勝進出を経験したがその後の大会では予選落ちまたは欠場し、さらに後の大会で再度決勝戦に勝ち上がること。第3回、第5~7回では各回1組以上いたが、第4・8・10回では返り咲きコンビは出なかった。第9回終了現在で最長ブランクはキングコングの6年(2001年~2007年[40])。
    • 第3回(2003):麒麟(第1回から2年ぶり)
    • 第5回(2005):チュートリアル(第1回から4年ぶり)
    • 第6回(2006)
      • トータルテンボス、POISON GIRL BAND(ともに第4回から2年ぶり)
      • フットボールアワー(第3回から3年ぶり。ただし第4~5回は欠場)
    • 第7回(2007)
      • キングコング(第1回から6年ぶり。ただし第5~6回は欠場)
      • 千鳥(第5回敗者復活から2年ぶり)
    • 第9回(2009)
      • ハリセンボン(第7回から2年ぶり)
      • 南海キャンディーズ(第5回から4年ぶり。ただし第6~7回は欠場)
      • 東京ダイナマイト(第4回から5年ぶり)
  • また、敗者復活による返り咲きと返り咲きからの優勝は第9回終了時点でまだ出ていない。

最終決戦返り咲き

  • 優勝をかけた最終決戦への返り咲きをのことを指す。最終決戦進出を経験したがその後の大会では最終決戦進出を逃し(予選落ち及び欠場も含む)、さらにその後の大会で再度最終決戦に進出すること。
    • 第5回(2005) :笑い飯(第3回から2年ぶり)
    • 第6回(2006) :フットボールアワー(第3回から3年ぶり。ただし第4~5回は欠場)
    • 第9回(2009) :笑い飯(第5回から4年ぶり。2度目の返り咲き)
  • 最終決戦返り咲きからの優勝は第9回終了時点でまだ出ていない。

正面突破

  • 敗者復活を制し、その1年後に準決勝を合格して正規の決勝進出すること。
    • 第3回(2003):スピードワゴン
    • 第4回(2004):アンタッチャブル
    • 第5回(2005):麒麟(第1・3・6回でも決勝進出しており、決勝進出は4年連続通算5回になる)
  • これとは逆に前年の正規決勝進出組が翌年敗者復活で決勝進出した例が以下の3例ある。
    • 第4回(2004):麒麟
    • 第5回(2005):千鳥(第3・7回でも決勝進出しており、決勝進出は3年連続通算4回になる)
    • 第9回(2009):NON STYLE

問題点

  • 予選審査の不透明性が指摘されており、松本人志が自身のラジオ番組で予選審査に対する疑問点について発言している。2006年にアマチュア漫才コンビ、変ホ長調が決勝進出したことについて松本は、「彼女たちに罪はないけれど」と前置きしたうえで「(彼女たちのネタについて)過去にああいう手合いの漫才を数多く見てきたし、ココに出たからといって高得点をつけるとなると、それも違うと思った」と語っている。多くの本気のプロをあえてはずし、ちょっと毛色の違うものを入れたいという予選審査員のいやらしい面があると指摘。「本当なら75点(松本が本番でつけた点数)でも高すぎる」「M-1グランプリの舞台の決勝では正直見たくなかった」と辛口の意見を述べた。
  • 2007年大会ではサンドウィッチマンが敗者復活から優勝となったが、そのとき審査員だったオール巨人から「なぜ彼ら(サンドウィッチマン)が敗者復活なしに勝ちあがれなかったのか(理由が)わからない」という意見が出たり、番組終了後の記者会見では、島田紳助が「松本人志となぜ彼らが準決勝で落ちたのか?と話しあっていた」と発言している。最終決戦では紳助、松本、巨人ともにサンドウィッチマンに投票している。
  • 「吉本興業主催による大会なので基本的に吉本の芸人以外は優勝しにくい。吉本枠があり、他事務所の芸人はその残された枠を争うしかないであろう」と北野誠は自身のラジオ番組『誠のサイキック青年団』の中で述べている。

その他

  • 決勝放送で1組目が採点されたあと、司会の女性が「ただいまの順位は第1位です!」というと失笑が起こり、「当たり前や!」と今田がツッコミを入れる掛け合いが恒例になっている。それに1組目のコンビ(おもにボケ)が「おっしゃ!」などと便乗することも多い。
  • 2002年から2004年の決勝での舞台の床はTHE MANZAIと同じ模様が使用された。
  • 2007年および2008年は、読売テレビ日本テレビから放送中に挿入するVTRの提供を受けた。そのため、エンドロールに「映像提供 ytv' 日テレ」と両社共公式ロゴでクレジットされていた。また2008年にはU字工事が司会を務める番組の映像を提供したとちぎテレビもエンドロールにクレジットされた。

予選で話題を集めたコンビ

決勝に残るほどの実力はなかったものの、予選に挑戦する様子がスポーツ新聞の記事等で紹介される話題性の高いコンビが毎年登場する。代表的なグループは以下の通り。

DVD

全てYOSHIMOTO WORKS(R and C)から発売。その年の大会の決勝戦や優勝記者会見、敗者復活などの特典映像を収録した『完全版』と、決勝戦で披露されたネタを3年分収録した『ベスト版』がある。『完全版』は2枚組(レンタル専用では両A面の1枚になっている)。

完全版
発売日 タイトル コードNo.
2003年12月17日 M-1グランプリ2001完全版 〜そして伝説は始まった〜 YRBY-50010
2003年12月17日 M-1グランプリ2002完全版 〜その激闘のすべて〜 YRBY-50012
2004年7月14日 M-1グランプリ2003完全版 〜M-1戦士の熱き魂〜 YRBY-50017
2005年4月27日 M-1グランプリ2004完全版 〜いざ!M-1戦国時代へ "東京勢の逆襲"〜 YRBY-50025
2006年4月26日 M-1グランプリ2005完全版 〜本命なきクリスマス決戦! "新時代の幕開け"〜 YRBY-50040
2007年3月19日 M-1グランプリ2006完全版 史上初!新たなる伝説の誕生〜完全優勝への道〜 YRBY-50074
2008年3月19日 M-1グランプリ2007完全版 敗者復活から頂上(てっぺん)へ〜波乱の完全記録〜 YRBY-90032
2009年3月31日 M-1グランプリ2008完全版 ストリートから涙の全国制覇!! YRBY-90116
2010年3月31日 M-1グランプリ2009完全版 100点満点と連覇を超えた9年目の栄光 YRBY-90216
ベスト版
発売日 タイトル コードNo.
2007年12月10日 M-1グランプリ the BEST 2001~2003 YRBY-90010
2007年12月10日 M-1グランプリ the BEST 2004~2006 YRBY-90011
2010年07月21日 M-1グランプリ the BEST 2007~2009 YRBY-90266

通常、放送された内容はすべて収録されているが一部の芸人のネタは著作権や表現の問題で編集されている。また、基本的にネタ前の芸人の紹介映像や登場する際のBGMは放送時とは異なる[41]。以下にDVDでカットされた内容を示す。コンビ名の右の数字は、決勝1回戦の場合は(1)、最終決戦の場合は(2)である(最終決戦に進んだコンビのみ)。右端の列は、該当部分の映像・音声が完全にカットされている場合は「完全」、音声がカットされて映像のみが流れている場合は「音声」とした。

コンビ名 カットされた内容
2001 アメリカザリガニ サラダバーのネタ 完全
ハリガネロック(2) TOKIO山口達也のネタ
マッチ売りの少女のネタ
近藤真彦のネタ
薬物を打つジェスチャー
完全
2002 ますだおかだ(1) DREAMS COME TRUE西川隆宏のネタ
CHAGE and ASKACHAGEのネタ
藤木直人のネタ
尾崎豊の「15の夜」の替え歌
完全
ますだおかだ(2) 鈴木宗男ムネオハウスのネタ 完全
2003 麒麟 川島が「サンバ・デ・ジャネイロ」を歌った部分 完全
スピードワゴン サッちゃん」の曲名及び替え歌部分の大半
(ネタの意味が全くわからなくなるため、一部字幕テロップが付けられた)
音声
グリーングリーン」の替え歌 完全
2004 トータルテンボス Le Couple」という言葉を発した部分
(該当部分で放送禁止用のピー音が鳴る)
音声
2005 タイムマシーン3号 東京ディズニーランドエレクトリカルパレードのメロディを使った替え歌
「両国デブニーランド」、「ニックーマウス」という言葉を発した部分
音声
品川庄司」のジャッジが出た部分 完全
2006 ザ・プラン9 クマのプーさんの物真似をした部分 完全
麒麟(1) 川島がロッキーのテーマ「Gonna Fly Now」を歌った部分 音声
変ホ長調 ネタで発言された有名人の氏名 音声
2008 ナイツ(1) 塙が下ネタを発言した部分 完全
ザ・パンチ 浜崎が「ミッキーマウスマーチ」を歌った部分 完全
オードリー(1) 春日が若林の住所を発言した部分 完全
オードリー(2) 若林の住みたい場所を「北の湖部屋」と春日がボケた際に「今日本で一番住みたくない所と言った部分 完全
2009 ハライチ 澤部がCMについて言及した部分 完全

関連番組・イベントなど

速報!M-1グランプリへの道(2003、2004)
ABCの「百万馬力」枠で放送されたドキュメント番組。
M-1グランプリ公式ガイドブック(2005)
前項の番組の代わりにM-1グランプリの楽しみ方を紹介した。
M-1グランプリ2005セミファイナル
決勝直前の昼に放送された。準決勝全組の模様がダイジェストで紹介された。
M-1グランプリ前夜祭(2008、2009)
決勝前日深夜に放送された。決勝進出者が出演。2009年は過去9年間の秘蔵映像を紹介された。
M-1グランプリへの道 まっすぐいこおぜ!
2004年に公開されたM-1グランプリを題材にした映画。主演は大谷ノブ彦(ダイノジ)・佐田正樹バッドボーイズ)。
M-1リターンズ
前年のM-1決勝進出コンビや、今年決勝進出が期待されるコンビなどが出演するライブイベント。1月末になんばグランド花月で開催され、2月に朝日放送で放送され(関西ローカル)他の系列局でも順次放送される。
M-1グランプリツアースペシャル
「~リターンズ」同様に前年の決勝進出コンビを中心に、過去の決勝進出組や今後の決勝進出が期待されるコンビなどが出演するライブイベントツアー。夏場、主に地方都市を回ってのツアーが繰り広げられる。
M-1グランプリ プレゼンツ MANZAIカバーズ(2010年9月26日)
M-1決勝進出が往年の名作の漫才師のネタをカバーするという企画、尚メンバーによる新作も放送。出演者(カバーしたコンビ)はパンクブーブー(B&B)ナイツ(青空球児・好児)笑い飯(Wヤング)ダイアン(中田ダイマル・ラケット)東京ダイナマイト(ダウンタウン)モンスターエンジン(夢路いとし・喜味こいし)NON STYLE(人生幸朗・生恵幸子)ハリセンボン

これ以外に決勝進出者発表直後や決勝前に2時間の特集番組が毎年放送されている(タイトルは毎年異なる)。2005年までは決勝進出者のインタビューや予選の模様などを主にしていたが、2006年以降は前年大会の短縮版を再放送している。また、2007年はテレビ朝日制作の「アメトーーク」で紹介された。

スタッフ

2009年(第9回)時点

これまでのスタッフ

番組使用曲

遅れネット局

脚注

  1. ^ 松本が決勝戦の審査員を務めているのはこの番組で紳助に誘われたため
  2. ^ 2008年7月28日放送回『人生が変わる1分間の深イイ話』での発言
  3. ^ ショートコントのようにセットを使用しないものに限る
  4. ^ 南海キャンディーズ2003年に準決勝進出してから、吉本のイベントやライブなどの出演が増えたと語っている
  5. ^ また、スピードワゴンもM-1決勝出場前の給料は3000円だったが出場後はテレビ出演が増えたため、給料は30倍になったと語っている「中居正広の金曜日のスマたちへ」より
  6. ^ 2007年8月号「日経エンタテインメント!」(日経BP社
  7. ^ M-1グランプリは今年がラスト - 日刊スポーツ、2010年12月12日
  8. ^ 各会場1回ずつの開催。四国での1回戦開催は2001年の高松での開催以来9年ぶり。
  9. ^ シード権は翌年の大会のみ有効。当年準決勝進出以上の成績を収めても翌年欠場した場合はシード権は無効になる。
  10. ^ 敗者復活戦が導入されたのは2002年の大会からで、2001年の大会では敗者復活戦の枠は無かったため。2001年は9組ではなく10組で決勝を行っていた。
  11. ^ 準決勝に不参加でも敗者復活戦の出場権はある。2007年のザ・プラン9は浅越ゴエが準決勝直前に体調不良を起こし準決勝に出場しなかったが、敗者復活戦の出場権はあったものの、大事をとり敗者復活戦も辞退した。
  12. ^ 「スカイ・A」では例年通り12:00から放送。「スカイ・A」の放送終了時刻の16:00からリレーで生中継。ただし、地上波放映分は各組のダイジェストと決勝進出者紹介がほとんどで、漫才の模様が生放送されたのはキングコングのネタ冒頭ぐらいであった。
  13. ^ 敗者復活したライセンスのライブやトーク番組での証言によると、まず地下鉄で移動し最寄り駅から六本木ヒルズまで急遽用意された自転車が使われた模様である。
  14. ^ 『敗者復活』 サンドウイッチマン著
  15. ^ 第6回はチュートリアルの満票優勝で2位・3位が0票だった為、決勝ファーストラウンドの順位が高かった順にフットボールアワーが2位・麒麟が3位と認定された。同様に第9回ではパンクブーブーが満票で優勝。決勝ファーストラウンド1位の笑い飯が2位・NON STYLEが3位となった
  16. ^ キングオブコント』でも第1回では最終決戦を採用していたが、第2回では全組ネタを2回披露する形式に変更されたため、同大会での最終決戦は撤廃された。
  17. ^ 兄弟番組でもある「R-1ぐらんぷり」、「キングオブコント」と同様
  18. ^ 第4回(2004年)はコミックマーケット(12月29,30日開催)との日程重複がなかった。会場変更後も、同日に開催された例はない。
  19. ^ ラサール石井の著書「笑いの現場 ひょうきん族前夜からM-1まで」(角川SSC新書、2008年)によると、島田紳助から出番前の打ち合わせで「各審査員とも、最低でも100点満点で50点は入れて欲しい」という提案があったという。その理由は「誰か1人が極端に低い点数をつけると、その影響で他の審査員が高得点でも脱落が決定してしまう。それではダメージが強烈過ぎる」。この採点基準は、第2回以降も、ある種の暗黙の了解として守られ続けているとのこと。
  20. ^ DonDokoDonは爆笑オンエアバトル初代チャンピオンであるが、他番組のタイトルであったため無冠とされたと思われる。
  21. ^ テロップでは「暴走する…」であったが、ナレーションは「暴発する…」になっていた。
  22. ^ テロップは生放送ではミスで流れなかったが、DVDで「アキバ系カリスマデブ」、再放送で「秋葉系カリスマ芸人」とテロップで流れた。
  23. ^ 2007年11月より吉本興業所属タレント先の新事務所。
  24. ^ 優勝したNON STYLEは大阪吉本の出身であり、東京進出後の優勝。元から東京吉本所属のコンビの優勝はまだ出ていない。
  25. ^ 優勝時大阪吉本所属だったコンビは全組東京進出をしている。
  26. ^ なおそれ以前の最高得点も同じく笑い飯のネタ、紳助の審査で獲得した99点(第3回)。
  27. ^ 第8回は島田紳助が指名した順にくじを引き、第9回は決勝進出者の中でじゃんけんでくじ順を決めた。ちなみにくじ順は第8回は笑い飯、キングコング、ダイアン、ナイツ、NON STYLE、U字工事、ザ・パンチ、モンスターエンジンの順番でくじを引いた。第9回は南海キャンディーズ、ナイツ、ハリセンボン、ハライチ、東京ダイナマイト、モンスターエンジン、笑い飯、パンクブーブーの順でくじを引いた。決定したネタ順は過去の決勝結果の項目を参照のこと。
  28. ^ 村上ショージ担当マネージャーの結婚式があった為。
  29. ^ a b c d 決勝戦放送日を基準とする
  30. ^ 全員から単独1位かつ95点以上の評価
  31. ^ 渡辺正行のみフットボールアワーと同点1位
  32. ^ 上沼恵美子のみパンクブーブー、NON STYLEと同点1位
  33. ^ “「M-1」大会史上最高の視聴率…関西では31.1%%”. ZAKZAK. (2006年12月25日). http://www.zakzak.co.jp/gei/2006_12/g2006122514.html 
  34. ^ “M-1グランプリ、「結果発表はCMの後で!」瞬間視聴率39.7%”. オリコン. (2007年12月25日). http://www.oricon.co.jp/news/movie/50734/full/ 
  35. ^ “「M-1」視聴率23・7%、過去最高 クラブW杯決勝は12・8%”. 産経ニュース. (2008年12月22日). http://sankei.jp.msn.com/entertainments/media/081222/med0812221030000-n1.htm 
  36. ^ “「M-1」視聴率、関西で30%、関東でも20%”. 産経ニュース. (2009年12月21日). http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/091221/tnr0912211128006-n1.htm 
  37. ^ 番組内ではナレーションで「謎のコンビ」と呼ばれていた。
  38. ^ 番組内では紹介VTR内で「ダークホース」と呼ばれていた。その際にダークホースとして紹介されていたコンビは麒麟、千鳥、南海キャンディーズ、ブラックヨマネーズの四組でタイムマシーン3号はVTRに登場しなかった。また他にもU字工事が紹介VTR内で「謎のコンビ」と呼ばれていた。また、このVTRでブラックマヨネーズが紹介されたことから考えると、ブラックマヨネーズが麒麟枠初の王者だった可能性もある
  39. ^ 当初は笑い飯とNON STYLEがラストイヤーと言われていたが、この年から10年目の定義が1月結成から4月結成に変わり、両者とも2000年4月以降に結成されたので2010年がラストイヤーとなった(しかし、同年にデビューした、ダイアンとU字工事はラストイヤーとされていた)。
  40. ^ ただし途中欠場を含む。欠場なしでの最長ブランクは東京ダイナマイトの5年(2004年~2009年)が最長。
  41. ^ スピードワゴン、タイムマシーン3号、麒麟は該当部分の音声を消して映像のみ流しているため、チャプターの冒頭部分に「著作権の関係で音声をカットしている」旨の表示がなされる。

関連項目

外部リンク