超五十連勝力士碑
東京都江東区の富岡八幡宮に建つ石碑
超五十連勝力士碑(ちょうごじゅうれんしょうりきしひ)は、富岡八幡宮に建つ相撲関連の石碑である。

摘要
千代の富士の53連勝の偉業を顕彰するため、小島貞二の提案によって1988年に建立された。横綱力士碑の傍らに建っており、大相撲の本場所で50連勝以上を記録した力士を顕彰している。11角柱の日本の石碑としては珍しい形状を持ち、正面に碑銘、以下左回りで超50連勝力士の名が年代順に刻まれている。現在5名の名が入り、残る5面が余白になっている。
一覧
力士 |
連勝数 |
連勝開始 |
連勝終了 (連勝の最終勝ち星) |
連勝を止めた 対戦相手 |
備考/補足 |
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谷風梶之助 (2代) | 63連勝 | 1777年(安永6年) 10月場所8日目 |
1782年(天明2年) 2月場所6日目 |
小野川喜三郎 | この63連勝は江戸本場所のみの連勝記録であり、京都本場所、大坂本場所での成績も含めると98連勝となる[1]。 |
梅ヶ谷藤太郎 (初代) | 58連勝 | 1876年(明治9年) 1月場所8日目 |
1881年(明治14年) 1月場所8日目 |
若嶌久三郎 | |
太刀山峯右エ門 | 56連勝 | 1912年(明治45年) 1月場所9日目 |
1916年(大正5年) 5月場所7日目 |
栃木山守也 | |
双葉山定次 | 69連勝 | 1936年(昭和11年) 1月場所7日目 |
1939年(昭和14年) 1月場所3日目 |
安藝ノ海節男 | 関脇から連勝開始。大関昇進後も2場所連続全勝優勝で大関を通過。横綱になってからも2場所連続全勝優勝 |
千代の富士貢 | 53連勝 | 1988年(昭和63年) 5月場所7日目 |
1988年(昭和63年) 11月場所14日目 |
大乃国康 | この碑はもともと彼の記録を顕彰するために建立された。 |
白鵬翔 | 63連勝 | 2010年(平成22年) 1月場所14日目 |
2010年(平成22年) 11月場所初日 |
稀勢の里寛 | 平成22年1月場所からの連勝が、同年9月場所3日目で50連勝に到達し、新たに名が刻まれることになった。 |
脚注
- ^ 第4代横綱 谷風 梶之助 " - 横綱伝