大宮交通公園
大宮交通公園(おおみやこうつうこうえん)は、京都市北区に設立された交通公園である。
| 大宮交通公園 | |
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| 分類 | 交通公園 |
| 所在地 | |
| 座標 | |
| 面積 | 21,338㎡ |
| 設備・遊具 | ゴーカート、一般遊具 |
| 駐車場 | 自動車15台(無料) |
概要
子供たちが楽しみながら、交通に関する知識や、正しい交通ルールを身につけることを目的として造られた公園である。
公園内に各種の遊具施設を備えているほか、園路をゴーカートで走ることができる。また、1895年(明治28年)に、日本で最初の電車として走った「チンチン電車」を始めとする京都市電の車両2両が保存され、それらの車内には児童向け書籍が置かれていて、自由に読むことができる。
また、参加者の年齢に応じて、人形劇、ビデオ、講話などを用いて、交通ルールを指導する交通教室が開かれるほか、団体向けに交通教室、歩行指導、自転車走行シミュレーターを用いた自転車指導などの交通安全指導も行っている[1]。
当公園は、京都府内で唯一の交通公園であるほか、近隣地域住民の広域避難場所に指定されている。京都市建設局の所管で、管理運営は2006年(平成18年)より、財団法人京都市都市整備公社に委託されている[2]。
沿革
当公園は、昭和30年代から40年代にかけて周辺地域の区画整理を担った、「大宮区画整理組合」における土地区画整理事業上の公園用地として確保されたものである。
1962年(昭和37年)8月21日に、「都市計画大宮公園」の設置が決定され、京都市が施設設備に係る工事費用900万円を拠出して施工。1969年(昭和44年)5月5日のこどもの日に合わせて開園した。園内には整理組合による完成記念の石碑が残っている。
当公園の一部が、かつて牧場であり、後に大学の馬場だったことが分かっている[3]。
正門入口階段を上がったところに、児童向けの可愛い絵が設置されている。かつて世界名作劇場がテレビ放映されていた時には、その主要な登場人物の描かれた絵が掲げられていた。
御土居
当公園南側に土塁の一部が残る。現在、御土居としての史跡指定はされていないものの、周囲をフェンスが囲い、立ち入りが禁止されている[4]。
春のこどもまつり
年1回、春休みの時期に実施される。ゴーカートが無料開放されるほか、パトカーや白バイの展示、子供向け映画(OVA)の上映などが行われる。参加の事前申し込みは不要だが、天候により中止されることがある。
情報
一般
- 開園時間
- 9:00~16:30
- 休園日
- 火曜日(祝日の場合は開園され、その翌日が休園日となる)および年末年始期間(12月29日~翌年1月3日)
- 園内遊具
- すべり台、ジャングルジム、砂場、鉄棒、シーソー、雲梯(うんてい)ほか
- 三輪車(就学前児童のみ)、足踏みゴーカート(小学2年生以下の児童のみ)
- 交通教室
- 月曜日、水曜日、木曜日、金曜日の午前中に開催
- 駐車場
- 15台(無料)
ゴーカート
- 運転時間
- 9:00~12:00、13:00~16:00 天候により中止されることがある。
- 使用料
- 単席200円・単席回数券3回分500円(小学3年生~中学生)
- 複席250円・複席回数券3回分600円(小学2年生までの児童と高校生以上)
- 運行日
- 木曜日、土曜日、日曜日、祝日(春休み、夏休み期間は毎日運行)
- その他
- 初めて乗車する場合は、係員にその旨を申し出なければならない。
- みだりに停車することや、他のゴーカートを追い越すことは禁止されている。
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足踏みゴーカート
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かつての京都市電2両
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「完成記念」石碑
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御土居と見られる土塁
脚注
- ^ 京都市情報館 京都市行財政局財政部財政課 - 事務事業評価 大宮交通公園 (PDF)
- ^ KYOTO PARKING NAVI 京都市駐車場案内 京都市都市整備公社について 公社の事業 (PDF)
- ^ 『郷土誌「おおみや」』 (大宮文化振興会、1990年)
- ^ 地形図で見る変遷 御土居 (6)長坂口周辺
関連項目
外部リンク
- 京都市情報館 大宮交通公園
- 京都市駐車場案内 大宮交通公園
- 北区のスポット案内 - 京都市北区 歩くマップ *[http://satoyama.in/auto/sharyo/auto379.html 里山工房 - 1960年代-1970年代の、古い鉄道写真が多数紹介されている。
大宮交通公園]