遊☆戯☆王5D's (漫画)

原作:彦久保雅博、漫画:佐藤雅史、協力:スタジオ・ダイスによる日本の漫画作品

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遊☆戯☆王5D's
ジャンル カードゲームモータースポーツ
漫画
原作・原案など 彦久保雅博
作画 佐藤雅史
出版社 集英社
掲載誌 Vジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発表号 2009年10月号 -
巻数 単行本 既刊2巻
その他 協力:スタジオ・ダイス
アニメ版
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

遊☆戯☆王5D's』(ゆうぎおうファイブディーズ)は、原作:彦久保雅博、漫画:佐藤雅史、協力:スタジオ・ダイスによる日本漫画作品。『Vジャンプ』(集英社)にて2009年10月号より連載中。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


概要

  • アニメ作品『遊☆戯☆王5D's』のメディアミックスの一環で、2009年10月号よりVジャンプにて連載が開始された作品。
  • 5D'sの特徴であるシンクロ召喚のみならず融合モンスターも存在し、「融合」と韻を同じくしフィールドのモンスターとデッキまたは墓地のモンスターを幽合する「幽合」や、手札融合だけを可能とし発動後2ターン目に自分の墓地から手札に戻る「チャージ・フュージョン」、エクストラデッキの融合モンスターをさらに融合させる「エクストラ・フュージョン」など、融合召喚のための専用カードも多様に存在する。
  • アニメと異なり、決闘疾走者(ライディング・デュエリスト)はヘルメットをしていないことがほとんどであり、魔法カードは「Sp-」以外が使用されている。

物語

ある日、大歓声がこだまする中、遊星とセクトの「決闘疾走」が開始される。決闘後、都市伝説とされていた「骸骨騎士」が現れ、セクトを人質にして遊星に決闘疾走を挑む。かつて感じたことの無い「闇のフィール」に苦戦しながらも骸骨騎士からセクトを救出する事に成功する。「闇の瘴気」により重症に陥ったセクトを救うべく病院へ向かう遊星。しかしその途中、「絶対王者」と畏怖されるジャック・アトラスに決闘疾走を挑まれる。

登場人物

主要人物

不動 遊星(ふどう ゆうせい)
本作の主人公で、決闘疾走者(ライディング・デュエリスト)。アニメとは違うカードを使用するもデッキの種類は同じで、シンクロモンスターを軸とした「ジャンクデッキ(「高速シンクロデッキ」とも称している)」を使用する。「ジャンク」と名のついたモンスターサポートの魔法やモンスターを使用するなど、アニメのイメージデッキに対してシリーズデッキといえる。アニメとは違い、最初から顔にマーカーが付いた状態で登場している。アニメ同様、カードに対して深い絆を見せている。口癖は「燃えてきたぜ!」。
伊集院 セクト(いじゅういん-)
昆虫族が中心のデッキを使用する決闘疾走者。口癖は「アリ」。遊星を「アニキ」と呼び慕いつつも、彼を越えるためにデュエルを挑む。「骸骨騎士」に人質にされるも遊星の活躍により解放された。その後、持っていないはずの闇のカード「魔王龍 べエルゼ」を手にしており、後にジャックにデュエルを挑まれる。
ジャック・アトラス
」と名のつくモンスターを使用する決闘疾走者。「シティ」での決闘疾走大会で10連覇を果たした事から「絶対王者」と畏怖されている。排水溝で遊星に決闘疾走を挑んだ。フィールの実力においてはD・ホイールを破壊する威力を持つなど遊星を遥かに凌駕する実力者。「フィール・バニッシュ」の使い手。
自身の強さに歪んだ誇りを持つが故に他人を見下しており、相手を蔑む発言が多い。「D1GP」も「敗者復活戦」と一瞥した。それでもクロウのダブルチューニングによる「超速シンクロ召喚」や、セクトが持つ「魔王龍 ベエルゼ」に反応するなど強者を求めている描写も多い。
なお、本作ではレクスと親子関係という独自の設定が存在する。また、本人曰く「琰魔竜 レッド・デーモン」は自分のものらしい。
十六夜 アキ(いざよい-)
デュエル・アカデミア・クイーンズ所属の決闘疾走者。「クイーン・オブ・クイーン」と呼ばれ、アカデミアの後輩からも人望が厚い。アニメと同じく「薔薇」関連のカードを扱う。ジュニア時代は「デュエル・アカデミア・サンクチュアリ」に所属しており、早くも頭角を現していたが学園全体が持つ「エリート意識」を嫌い、デュエルしても常に孤独や虚しさを感じていた。過去に敗北したジャックを倒すためにD1GPに参加する。
第1戦目ではシェリーに勝利したが、第2戦目の鬼柳には惜しくも一歩及ばなかった。
アニメと同じ「聖魂決闘者(サイコ・デュエリスト)」であるが、その能力はドローするカードが触れた瞬間にわかる「予見する引き札(フォレッセ・ドロー)」というアニメとは異なる力である。その能力から、引くカードに合わせたカード戦術につなげる。また、アニメと異なり登場時からD・ホイールを所持している。

D1GP参加者

ボマー
巨大なDホイールを使用する決闘疾走者。ミッド・アメリカのチャンプに上り詰めたことから「無敗の巨人」との異名を持つ。「絶対王者」ジャック・アトラスに敗北し、「木偶の坊」と蔑まれた事から、そのリベンジのために「D1GP」に出場。
「D1GP」ではトーナメント第1戦目で遊星と「決闘疾走」に臨む。対ジャック用に開発したフィール「フィール・プレッシャー」を出して遊星を追い詰めた。
使用するモンスターはアニメとは異なるが、銃火器類をイメージしたモンスターで相手にバーンダメージを与える戦術は共通している。
シェリー・ルブラン
デュエル・アカデミア・サンクチュアリ所属の決闘疾走者で、「女帝(エンプレス)」の異名を持つ。「D1GP」トーナメント第2戦目でアキの対戦相手となる。
アキとはかつて「デュエル・アカデミア・サンクチュアリ」の双璧であった因縁を持つ。学園の校風から「エリート意識」が非常に強い。
アニメと異なり「聖魂決闘者(サイコ・デュエリスト)」で、相手の手札を相手の視点に立って見たものを感じることが出来る「手札明察(ハンド・スキャン)」という不思議な力を持っている。
自身の能力から、相手の手札に関する戦術を得意としている。相手の手札の変動で効果を発動する「魔法妖精(マジックエルフ)」と名の付くモンスターを使用したり、相手のカード名を宣言し、当たった数だけ捨てさせる事ができる永続魔法「名称抹消(ネーム・イレイザー)」や、ドローしたカード名を当てて、当たった時に捨てさせる永続罠「目殺」を用いる。これによりアキを追い詰めたが、自身の能力の盲点を突かれ惜しくも一歩及ばなかった。
牛尾 哲(うしお てつ)
アニメと同じく警察官決闘者。D1GP初戦を勝利し、2回戦進出を決めた。
鬼柳 京介(きりゅう きょうすけ)
ジャックに因縁があるデュエリスト。アニメ同様「満足」が口癖で「インフェルニティ」と名のつくモンスターを使用し、「無手札必殺(ハンドレス・コンボ)」を主戦術とする。そのため、「無手札の鬼神(ハンドレスのきしん)」との異名を持つ。決闘竜に関して何か知っており、コピーカードとは言え琰魔竜レッド・デーモンをジャックに見せた。
遊星と同じく、最初からマーカーが付いた状態で登場している(姿や服装はアニメのクラッシュタウン編を、Dホイールはダークシグナー編を元にしている)。1回戦の戦いぶりで遊星に興味を持ち、「D1GP」予選を突破した。
「D1GP」トーナメント第2戦目でアキとの決闘疾走に臨み、「無手札必殺(ハンドレス・コンボ)」を封殺したアキの戦術に対して、それを先読みした戦術を披露してアキに勝利した。
クロウ・ホーガン
アニメと同じく「BF(ブラックフェザー)」と名のつく鳥獣族モンスターを使用するシンクロ召喚使いのデュエリスト。モンスターはアニメと異なり、命名則が「天文現象」+「武器の名前」となっている。
黒き旋風」の異名を持ち、同じシンクロ使いの遊星に共感し、人見知りすることなく話しかける。「D1GP」トーナメント最終戦では1ターンキルを披露。絶対王者であるジャック・アトラスに火をつけた。
氷室 仁(ひむろ じん)
D1GPトーナメント最終戦でクロウと戦ったデュエリスト。アニメと異なりプロデュエリストを引退しておらず、プロとしてのプライドが高い。アニメと異なり「マシンナーズ」と名のついた機械族モンスターで構成されたデッキを使用する。
炎城 ムクロ(えんじょう-)
総勢300人のバイクレーサーチーム「スカル・フレイム」を束ねるリーダー。「D1GP」の優勝賞金を求めて参加。
「D1GP」トーナメント第2戦目で遊星との決闘疾走に臨む。1回戦では相手ライフを0にする戦法を取っていたが、遊星戦では「クロス・フィール」対策のため、「ビークル」と名のついた機械族モンスターで構成された守備デッキを使用。
100%防御振りの調整(クレイジー・ライブラ)」によって勝利条件の「指定のゴールを先に通過すること」を狙ったが、効果ダメージによってゴール寸前でライフを0にされた。
エリア
D1GPの参加者でエーリアンデッキを使用するデュエリスト。龍亞と龍可の闇討ちで敗北した。
アンドレ
ジャン

その他

骸骨騎士(がいこつきし)
巷で噂になっている「勝利するとカードをくれる謎のデュエリスト」にして決闘疾走者(ただしD・ホイールではなく馬に乗っている)。アンデット族モンスターを使用し、「幽合」魔法カードを使用した幽合召喚デッキを使用する。ゴドウィンとは因縁がある。
レクス・ゴドウィン
「D1GP」の主催者にしてジャックの父親。聖魂決闘者を利用して何かを企んでおり、アキを決闘巫女(デュエル・シスター)と呼んでいた。骸骨騎士とは因縁がある。
イェーガー
レクスの部下。遊星を「サテライト最強の決闘者」として「D1GP」に招待した。「D1GP」開催中、レクスの命により「闇のカード」を探索する。
狭霧 深影(さぎり みかげ)
レクスの部下。
小早川 ラン(こばやかわ-)
デュエル・アカデミア・クイーンズ所属の決闘疾走者。「おーっほっほっほ!!」と高笑いするのが特徴。アキから「クイーン・オブ・クイーン」の座を奪おうとしていたが、アキとのデュエルで敗れた。
「アキvsシェリー」戦では、称号を奪えなかったことに不満そうな顔をしていたが、後の「アキvs鬼柳」戦では敗北したことを悲しんできた。
龍亞(るあ)
ゴトウィンが派遣した決闘疾走者で、機械竜パワー・ツールの所有者。アニメと異なり冷酷な性格で、自分たちの行いによる周囲への被害も全く気にせず、最強のデュエリストを自負している。龍可や決闘竜をちゃん付けで呼ぶ。
D1GPセカンドステージへの移行の際に龍可と共にセカンドステージに参加する資格者を見極めるために、二回戦まで突破したデュエリストに闇討ちを仕掛けていた。
龍可(るか)
ゴトウィンが派遣した決闘疾走者で、妖精竜エンシェントの所有者。アニメと異なりほとんどしゃべらず、龍亞と同じく冷酷な性格をしている。フードをしており、クリボンを常に抱きかかえている。

作中用語

シンクロ召喚・シンクロモンスター
「5D's」で確立された新たな召喚方法。チューナーモンスターとチューナー以外のモンスターを墓地に送ることで、そのモンスターの合計レベルと同じレベルのモンスターを召喚できる。原案は原作者の高橋和希
漫画では本作が初登場となるが、過去のシリーズで通常もしくは効果モンスターとして描かれたモンスターがシンクロモンスターとしてOCG化されたことはある。
決闘疾走(ライディング・デュエル)
バイク型デュエルディスク、「D・ホイール」に搭乗して行われるデュエル。本作のものは、アニメ版の「スピード・ワールド」のような特殊ルールは存在せず、通常の魔法カードを使用して従来どおりのデュエルを行っている。決闘疾走をするデュエリストは決闘疾走者(ライディング・デュエリスト)と呼ばれる。
フィール
ソリッドビジョンによる擬似体感システムで、正しくは仮想立体触感(バーチャル・ソリッド・フィール)。D・ホイールを加速させる事でフィールを高めることができ、対戦相手を吹き飛ばすほどの衝撃を発生させることも可能。
フィール・プレッシャー
ボマーが対ジャック用に開発したフィール。対戦相手「一点」を攻めるのではなく、対戦相手が走り出すサーキットなどの「面」を制圧することを特化したフィール。その威力は仮想立体映像である攻撃を現実化させ、サーキットに穴を開けるほどである。
クロス・フィール
遊星が開発したフィール。対戦相手の真後ろに付いて「ラン・フォース」で走り、「激流疾走(ライディング・ストリーム)」を発生させることでその威力を高める。その衝撃波の威力は非常に強く、大型のD・ホイールを走らせるボマーを吹き飛ばすほどである。
100%防御振りの調整(クレイジー・ライブラ)
ムクロが使用する戦術であり、フィールの使い方。速度を上げてフィールの威力を高め、相手に攻撃を行いDホイールの速度を低下させる戦術。
この戦術を行う事で、対戦相手が常に自分より後方にいるので、デュエル要素で無く、バイクレース要素の「指定のゴールを先に通過する事」での勝利を狙う。
フィール・バニッシュ
ジャックが使用するフィール。相手が出すフィールを、己が出すフィールで相殺する。このフィールの使い方で、ジャック自身やD・ホイールにダメージを及ぼさないようにする。
一撃疾走(ワン・ショット・ラン)
デュエルの腕ではなく「フィール」の威力を競う決闘疾走。
勝敗はバイクに装備された「盾」や「紋章」(クレスト)などの破損状況で決する。
速度やタイミング等、様々な要素を熟知していなければ勝利は難しい。
サテライト
Dホイール発祥の地。
遊星やセクト達が暮らしているが、骸骨騎士などが棲む等、謎も多い。
聖魂決闘者(サイコ・デュエリスト)
不思議な力を持ったデュエリストの総称。アニメではカタカナ表記だったが、本作では漢字を当て字で入れている他、破壊やカードの効果発生といった力ではなく、予知や透視のような能力が表現されている。
現時点でこの能力を持っているのは十六夜アキとシェリー・ルブランの2人。
D1GP(ディーワン・グランプリ)
世界最強の決闘疾走者「決闘疾走統一皇帝(ライディングデュエル・エンペラー)」を決める大会。参加資格には人種・性別・宗教・犯罪歴を問わない。優勝者は「絶対王者」であるジャックと対戦する資格が約束される。なお、相手の不参加により一定時間以内にデュエルが行われない場合は不戦勝となる。
ファーストステージは、2戦勝ち抜きのシークレット・トーナメント方式を採用。トーナメント表が存在しないため、デュエル直前まで相手は不明。
このステージでの勝利条件は、以下の3つのいずれかを満たすこと。
  • 相手LPを0にすること。
  • 指定のゴールを先に通過すること。
  • 相手のD・ホイールを走行不能にすること。
決闘竜(デュエル・ドラゴン)
特定のデュエリストが使用するドラゴン族のモンスター。「魔王竜 ベエルゼまおうりゅう-)」「琰魔竜 レッド・デーモンえんまりゅう-)」「機械竜 パワー・ツールきかいりゅう-)」「妖精竜 エンシェントようせいりゅう-)」が該当する。後者3体はアニメに登場した「レッド・デーモンズ・ドラゴン」「パワー・ツール・ドラゴン」「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」に似た姿をしている。

キーモンスター

ウォリアー

不動遊星が操るシンクロモンスターカード。アニメ版とは異なる。
ライトニング・ウォリアー
  • レベル:7
  • 属性:光
  • 種族:戦士族
  • 攻撃力:2400
  • 守備力:1200
漫画では初となるシンクロモンスター。遊星のエースカードとして活躍した。
原作では相手モンスターを戦闘で破壊し墓地に送った時、自分の手札の数×400ポイントのダメージを相手に与える。OCGでは「相手の手札×300ポイントダメージ」に変更された。
攻撃名は「ライトニング・パニッシャー」。相手にダメージを与える効果名は「ライトニング・レイ」。
マイティ・ウォリアー
  • レベル:6
  • 攻撃力:2200
  • 守備力:2000
遊星の使用するシンクロモンスター。このカードが戦闘で破壊した時、破壊したモンスターの元々の攻撃力の半分を相手プレイヤーにダメージを与える。
攻撃名は「マイティ・ナックル」。相手にダメージを与える効果名は「ロケット・ナックル」。
スカー・ウォリアー
  • レベル:5
  • 属性:地
  • 種族:戦士族
  • 攻撃力:2100
  • 守備力:1000
遊星の使用するシンクロモンスター。1ターンに一度だけ戦闘では破壊されない効果と、このカードがフィールド上に存在する時は相手はこのカードを攻撃対象にしなければならない(OCGでは自身を除いた表側表示の戦士族モンスターを攻撃対象にできない)効果を持つ。遊星は、この効果からこのカードのことを「傷だらけの戦士」「不退転の戦士」と呼ぶ。
攻撃名は「勇敢な短剣(ブレイブ・ダガー)」。
セブン・ソード・ウォリアー
  • レベル:7
  • 属性:地
  • 種族:戦士族
  • 攻撃力:2300
  • 守備力:1800
遊星の使用するシンクロモンスター。自身に装備カードが装備された時に700ポイントダメージを与える効果、装備カードの解除を任意の数だけ行うことで、その数と同数のモンスターを破壊する効果を持つ。
OCGでは自身に装備カードが装備された時、1ターンに1度だけ800ポイントのダメージを与える効果、1ターンに1度、自身に装備された装備カード1枚を墓地へ送る事ができ、また自身に装備された装備カードが墓地へ送られた時、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を破壊する事ができる効果に変更された。
攻撃名は「セブン・ソード・スラッシュ」、ダメージを与える効果名は「イクイップ・ショット」。
カタパルト・ウォリアー
  • レベル:5
  • 属性:地
  • 種族:戦士族
  • 攻撃力:2000(OCGは1000)
  • 守備力:1500
遊星の使用するシンクロモンスター。自身のモンスターをリリースする事で、その攻撃力分のダメージを相手ライフに与える効果を持つ。
OCGでは1ターンに1度だけ「ジャンク」と名のついたモンスターをリリースし、元々の攻撃力分のダメージを与えることができる効果となった。
ダメージを与える効果名は「急降下射出(ダイブ・カタパルト)

登場キャラクターの使用モンスター

天刑王 ブラック・ハイランダー(てんけいおう-)
  • レベル:7
  • 属性:闇
  • 種族:悪魔族
  • 攻撃力:2800
  • 守備力:2300
ジャックの主力シンクロモンスター。相手のシンクロ召喚を無効にする効果、相手モンスター1体に装備された装備カードを破壊し、1枚につき400ポイントダメージを与える効果を持つ。
OCGではチューナーとシンクロ素材の両方が悪魔族に指定された。シンクロ召喚を無効にする効果は、自身が表側表示で存在する限りお互いにシンクロ召喚ができない永続効果に変更された。
シンクロ召喚の際の台詞は「天頂に輝く死の星よ!地上に舞い降り生者を裁け!」。
攻撃名は「死兆星斬(デス・ポーラ・スレイ)」。シンクロ召喚を無効化する効果名は「死回帰線(デス・トロピクス)」。
天狼王 ブルー・セイリオス(てんろうおう-)
  • レベル:6
  • 攻撃力:2400
  • 守備力:1500
ジャックが使用するシンクロモンスター。破壊され墓地に送られた時、相手モンスター1体の攻撃力をこのカードの攻撃力分ダウンさせる効果を持つ。
OCGではVジャンプの定期購読特典となっており、チューナーとシンクロ素材に指定が無い。
シンクロ召喚の際の台詞は「天を焼くシリウス孤狼の蒼き瞳よ、地に縛られた牙無き犬共を噛み砕け!!」。
攻撃名は「天狼蒼牙(ウルフズ・ファング)」、効果名は「蒼天昇牙(ブルー・サブレイメイション)」。
凛天使 クイーン・オブ・ローズ(りんてんし-)
  • レベル:7
  • 属性:地
  • 種族:植物族
  • 攻撃力:2400
  • 守備力:1300
アキの主力モンスター。植物族モンスター1体をリリースすることで、表側攻撃表示でアドバンス召喚する事ができる効果と、自分のスタンバイフェイズ時に1度だけ、フィールド上に表側表示で存在する攻撃力の一番低いモンスター1体を(強制的に)破壊する効果を持つ。
「vs小早川ラン」戦では効果を特に持っておらず、カード名の表記(下地)は「クイーン・オブ・ローズ」だった。
「vsシェリー」戦ではOCGと同じ破壊効果が付けられカード名も変更されたが、リリースを軽減できる効果は持ち合わせていない。
攻撃名は「薔薇剪定斬(ローズ・トリマー)」。破壊効果名は「薔薇埋葬(ローズ・ベリアル)
魔天使 ローズ・ソーサラー(まてんし-)
  • レベル:7
  • 属性:地
  • 種族:植物族
  • 攻撃力:2400
  • 守備力:1300
アキの主力モンスターで「凛天使」と対を成すカード。フィールド上の「凛天使」と入れ替えて特殊召喚する効果と、召喚された天使一体の攻撃力を加える効果を持つ。
OCGは表記が「魔天使ローズ・ソーサラー」となり、攻撃力を上げる効果は失われた。自分フィールド上に表側表示で存在する「魔天使ローズ・ソーサラー」以外の植物族モンスターを手札に戻し(手札に戻らないモンスターやトークンは不可)、手札から特殊召喚できる効果となった。また、この方法で特殊召喚した場合、フィールド上から離れるとゲームから除外される。
大凛魔天使 ローザリアン(だいりんまてんし-)
  • レベル:8
  • 攻撃力:2900
  • 守備力:2400
アキの主力モンスターの「凛天使」と「魔天使」が「天魔合掌」によって融合された融合モンスター。本作では、アキが対ジャック用のための切り札として登場。そのため、デュエル・アカデミア・クイーンズの女生徒たちも知らなかった。
1ターンに1度、フィールド上のカードの効果を全て無効にする効果を持つ。
融合召喚の際の台詞は「天地開闢の聖地よりおいでなさい!!」。
攻撃名は「天上の収穫(ヴァルハラ・ハーベスト)」。カード効果を無効にする効果名は「休耕の冬(フォロウ・ウインター)」。
ポセイドン・オオカブト
  • レベル:7
  • 属性:地
  • 種族:昆虫族
  • 攻撃力:2500
  • 守備力:2300
セクトのエースモンスター。原作では攻撃表示モンスターへ3回攻撃する効果であり、この効果だと同じモンスターに攻撃する必要は無いということになる。
OCGでは、相手フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスターを攻撃し、そのモンスターが戦闘によって破壊されなかった場合、同じモンスターに続けて攻撃する事ができ、3回攻撃する効果が同一モンスターに限ることになる。
攻撃名は「トライデント・スパイラル」。
冥界龍 ドラゴネクロ(めいかいりゅう-)
  • レベル:8
  • 攻撃力:3000
  • 守備力:0
骸骨騎士が使用する最上級モンスター。彼曰く「力の一端」。「幽合」によって呼び出される幽合モンスター。
このモンスターと戦闘を行ったモンスターは破壊されず、戦闘した相手モンスターと同ステータスのモンスターを自分フィールドに召喚した上、戦闘を行った相手モンスターは攻撃力0となり、戦闘では破壊されない状態になる。これを骸骨騎士は「抜き取られた闇の魂とその抜け殻」と表現している。
幽合召喚の際の台詞は「二体の亡者の魂が冥界の主を呼びさます!冥界の扉を破り現れよ!」。
自身の効果につなげる攻撃名は「ソウル・クランチ」。
起爆獣ヴァルカノン(きばくじゅう-)
  • レベル:6
  • 属性:地
  • 種族:機械族
  • 攻撃力:2300
  • 守備力:1600
ボマーが使用する特攻の要素を含む効果モンスター。ボマーの戦術であるワンターン・キルにつなげる役割を果たす。
OCGでは機械族モンスターと炎族モンスターを融合素材とする融合モンスターである。融合召喚時に相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して発動する事ができ、そのモンスターとこのカードを破壊して墓地へ送り、そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える効果を持つ。
破壊効果名は「融爆」。
重爆撃禽 ボム・フェネクス(じゅうばくげきん-)
  • レベル:8
  • 属性:炎
  • 種族:炎族
  • 攻撃力:2800
  • 守備力:2300
ボマーが使用する最上級モンスター。「エクストラ・フュージョン」によって呼び出された融合モンスター。本作では、対ジャック用のためのとっておきのフィール「フィール・プレッシャー」のためのモンスターとして召喚される。自身の効果により、現実化しサーキットに穴を開けるほどの絨毯爆撃を展開した。
1ターンに1度、フィールド上のカード1枚につき300ポイントダメージを相手ライフに与える効果となっている。
OCGでは機械族モンスターと炎族モンスターを融合素材とする融合モンスターである。ダメージを与える効果を使用したターン、自身は攻撃宣言ができないデメリットが追加された。
融合召喚の際の台詞は「燃え上がり飛翔せよ!!」。
攻撃名は「不死魔鳥急降下撃(フェネクス・ダイブ・アタック)」。相手にダメージを与える効果名は「不死魔鳥大空襲(フェネクス・ビッグ・エアレイド)」。
マシンナーズ・カノン
  • レベル:8
  • 属性:地
  • 種族:機械族
  • 攻撃力:0
  • 守備力:2200
氷室仁が使用する最上級モンスター。対クロウ戦において先攻1ターン目から攻撃力3000を超える大型モンスターとして登場。
漫画では手札の「マシンナーズ」と名のついたモンスターを3体以上墓地に送った場合に通常召喚が可能であり、攻撃力はこの方法で墓地に送った枚数×800ポイントアップする。
OCGでは通常召喚できない代わりに、手札の機械族モンスターを任意の枚数墓地に送った場合に特殊召喚できる(一度正規の手順で特殊召喚した場合は墓地や除外された状態から特殊召喚可能)。
インフェルニティ・ジェネラル
  • レベル:7
  • 攻撃力:2700
  • 守備力:1500
鬼柳京介が使用する最上級モンスター。トーナメント1回戦ではフィニッシャーとなり、2回戦のアキ戦でも登場。
手札が0枚の時、墓地に存在するこのカードを除外する事で、レベル3以下の「インフェルニティ」と名の付くモンスター2体を効果を無効にして特殊召喚する効果を持つ。
攻撃名は「煉獄断殺(インフェルニティ・ブレード)」。
煉獄龍 オーガ・ドラグーン(れんごくりゅう-)
  • レベル:8
  • 攻撃力:3000
  • 守備力:3000
鬼柳京介が使用するシンクロモンスターであり、鬼柳の切り札。手札が0枚の時、1ターンに1度相手の魔法・罠の効果を無効にして破壊する事が出来る効果と、その効果を使用した時攻撃力が500ポイントアップする2つの効果を持つ。
シンクロ召喚の際の台詞は「地獄と天国の間…煉獄よりその姿を現せ」。

サブタイトル一覧

各サブタイトルの話数の前に「RIDE-」とつけて呼称する。

  1. 決闘疾走者、遊星!!
  2. 闇のフィール!!
  3. 冥界の主!!
  4. 闇との決着
  5. 絶対王者!!
  6. 「枷」…!
  7. 「クイーン・オブ・クイーン」
  8. 「一撃疾走」
  9. 「開幕!! D1GP!!」
  10. 「激突する誇り!!」
  11. 「フィールVSフィール!!」
  12. 「聖魂決闘者(サイコ・デュエリスト)!!」
  13. 「聖魂VS聖魂(サイコ・バーサス・サイコ)」
  14. 「好敵手(ライバル)たち!!」
  15. 「暗躍…!!」
  16. 「飛翔!!」
  17. 「胎動…!!」
  18. 「無手札必殺(ハンドレス・コンボ)!!」
  19. 「切り札…」
  20. 「闇のカード!!」
  21. 「別離…!!」

書籍情報

彦久保雅博(ストーリー)、佐藤雅史(漫画)、スタジオ・ダイス(協力) 『遊☆戯☆王5D's』 集英社ジャンプ・コミックス〉、既刊2巻(2010年年12月29日現在)

  1. 「決闘疾走者、遊星!!」 2010年4月30日ISBN 978-4-08-870063-2)、付属カード「天刑王 ブラック・ハイランダー」
  2. 「開幕!! D1GP!!」 2010年12月29日ISBN 978-4-08-870172-1)、付属カード「カタパルト・ウォリアー」

外部リンク