アイシールド21
『アイシールド21』(アイシールドにじゅういち)は、アメリカンフットボールをテーマとした、原作稲垣理一郎・作画村田雄介によるスポーツ漫画。および、それを原作としたアニメ作品。 週刊少年ジャンプ(集英社)で連載中。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
あらすじ
私立泥門高等学校に通う気弱な高校生、小早川瀬那。入学早々、ひょんな事から泥門高校アメフト部"泥門デビルバッツ"に主務として入ることになった。その帰り道、彼をパシリにしていた不良たちに絡まれ、逃れるために爆走。それを目撃したアメフト部主将ヒル魔に見られ、翌日強制的に選手にされ、唯一の取り柄である俊足で選手登録名「アイシールド21」として春大会を戦うことになる。緒戦は助っ人を多数借りながら勝ったものの、次の試合には強豪「王城ホワイトナイツ」に敗れてしまう。しかしセナは最強のラインバッカー「進」に心の底から勝ちたいと思い始める。走ることしかできないデビルバッツにはボールをパス出来るレシーバーが必要だった。偶然にキャッチ力が高い野球部のモン太と出会い、退部同然にされた彼を勧誘、「葉柱ルイ」率いる「賊学カメレオンズ」に大勝する。試合でのアピールが功を奏し新メンバー「雪光」、「小結」不良の「ハァハァ3兄弟」を揃え、実戦同然に「NASAエイリアンズ」との対校試合をする為「ピラミッド壁」を得意とする「太陽スフィンクス」と対決。引き分けに終わりながらも決定権を勝ち取った。試合前日、部室改築を行っていた大工のおっちゃんがヒル魔たちの戦友「ムサシ」と判り、試合に勝ったら復帰する約束を交わしたが「パンサー」を加えたエイリアンズに惜敗。公約どおりの退去処分になってしまう。アメリカに来たデビルバッツメンバーはそこで前身「麻黄デビルバッツ」時代のトレーナー「どぶろく」と会い、強化プログラム「死の行軍」で特訓を行う。途中、「瀧兄妹」と知り合いながらも脱落者0で完走。秋季東京大会を勝ち上がり、そして全国大会(クリスマスボウル)出場を仲間達と共に目指していく。
登場人物
泥門デビルバッツ(泥門高校)
創部2年目のアメフトチーム。当初正式部員は3名であったが、とある理由で2名に。当然残りは他の部から助っ人を頼んでいた(ヒル魔の漁りが主)。昨年まで無勝利チームのひとつに過ぎなかったが、春大会では黄金の脚を持つランニングバック「アイシールド21」を筆頭に次々と有能な部員が現れ、若干の助っ人を配しながらも少人数で「兎に角攻撃、守備の時も攻撃!!」「点を取られたら、倍にして取り返す!」を信条とする超攻撃型チームに成長。その破壊力は強豪校と互角に渡り合える力を身に付け始めている。1学期の戦績は2勝2敗1分。2学期秋大会では4勝1敗。試合前の掛け声は「ぶっ殺す!YEAHー!」(アニメでは「ぶっ潰す!YA―!HA―!」になっている。)
- 小早川瀬那(こばやかわ せな・1年) (声優:入野自由)
- 本作品の主人公。通称セナ。気弱で引っ込み思案な性格。幼い頃からパシリとして扱われてきた為、驚異的な脚力を身に付けた。泥門高校入学時にヒル魔に目を付けられ、アメフト部へ強制入部させられる。その速さは、中学の体力測定で反復横とび学年1位の瞬発力によってプロ級のトップスピードを記録してしまう程。逆に腕の筋力はとても弱い。当初は主務として入部したつもりが、何時の間にか選手も務める事になる(主務兼選手)。正体が明らかになると他の運動部との争奪戦が起きてしまうことを危惧し、選手として行動する時は、緑色の色付きアイシールドで素顔を隠し、謎のデビルフットボーラー「アイシールド21」として名乗っていたが、西部・陸(後述)とのマッチアップや「本当のアイシールド21(?)」盤戸・赤羽(後述)との邂逅をへて、東京地区大会三位決定戦から本名で出場。3位定戦時の紹介文は「光速のランニングバック」。デビルバッツのエースとして名を轟かせる。得意技は「デビルバットダイブ」、「デビルバットゴースト」、「デビルバットハリケーン」を繰り出す。身長155cm、体重48kg。ポジションはランニングバック(以下RB)兼セーフティー(以下S)。その名の通り、背番号は21。40ヤード走(約36m):4秒2。ベンチプレス:10→40→45kg。12月21日生まれ。血液型はA型。家族は父:秀馬、母:美生と猫のピット。ヒル魔は糞(ファッキン)チビと呼ぶ。
- 蛭魔妖一(ひるま よういち・2年) (声優:田村淳)
- 通称ヒル魔。セナを無理矢理にアメフト部へと入部させた泥門高校一の外道。脅迫手帳なるリストで弱みを握り、多くの人間を自分の奴隷として扱い、試合や練習中にミスしたメンバーを銃火器で平然と乱射し、来日予定をキャンセルした米国のNASA高校アメフト部の監督アポロを挑発する為に、わざわざ映画仕立ての動画ファイルを作って全世界に発信、有名タブロイド誌に送りつけるなどの過激な行動にでる事もあるが、選手としての能力、特に作戦立案能力は高い。カジノのブラックジャックで並べられた手札の全数字や手話形式のサイン一覧を一通り見ただけで全て覚えたことから、瞬間記憶能力すら持っている節が見当たられる。凶暴、悪辣非道の反面、アメフト絡みでは仁義を通す。また常に試合で勝つ一点のみを考えておりその為、勝率100%の完全試合など無いなど非情な言葉と決断を下す事もある。得意技は「デビルレーザー弾(バレット)」。考え事をする時はライフルを回しながら発砲させるのが癖。チームに貢献したり、殊勝な決意を言ったメンバーを背部から蹴り付けるのは彼の最上の褒め方である。東京大会三位決定戦から「地獄の司令塔」「悪魔の策士」の紹介文が出る。身長176cm、体重67kg。ポジションはクォーターバック(以下QB)兼S。背番号1。40ヤード走:5秒1。ベンチプレス:75kg。生年月日不明。泥門デビルバッツの裏エース。口癖は「YA―――HA―――!!」。
- なお、アニメでは「ファッキン~」が放送禁止用語に抵触するため3話まで「チビ」・「豚まん」等に変更され、4話以降「糞~」と呼んでいる(原作では「糞」と書いて「ファッキン」と読ませている)。
- 栗田良寛(くりた りょうかん・2年) (声優:永野広一)
- ヒル魔と共に泥門高校アメフト部の部員2名の時代を過ごしてきた怪力巨躯の大食漢。ヒル魔とは逆に穏やかな性格をしているが、以前はフィールドに出ると1℃上昇し、凄まじい形相になることもあったが、ムサシ(後述)が戦線に復帰後甦った。反対にがっかりすると水分がなくなった栗の如く萎れる。喜怒哀楽の表情が激しく、感極まると軽トラックのフロント部分すら破壊する程の怪力の持ち主。朝練2時派で、彼の全国大会決勝(クリスマスボウル)に賭ける情熱が、間接的にセナをアメフトへと導いたと言える。彼のベンチプレス160kgの記録は泥門デビルバッツ一である(作中で栗田の記録を上回る高校生は未出)。東京大会三位決定戦から「巨大不沈艦」の紹介文が付く。家は孟蓮宗と呼ぶ仏教宗派のお寺で、その官長の息子。元神龍寺生の過去を持つ。身長195cm、体重145kg。ポジションはセンター(以下C)兼ディフェンスタックル(以下DT)、背番号77。40ヤード走:6秒5。ベンチプレス:160kg。7月7日生まれ。 口癖は「ふんぬらばっ!」。ヒル魔は糞(ファッキン)デブ(アニメでは豚まん)と呼ぶ。
- 雷門太郎(らいもん たろう・1年) (声優:山口勝平)
- 元野球部に所属していたキャッチの達人。人よりでかい手が特徴。プロ野球「集英ベアーズ」の守備の名手である本庄選手に憧れ、キャッチばかり練習していた為に捕球力はずば抜けて高く、どんなボールも軽く受け止めてしまうが、投球、蹴球に関してはありえない位ノーコン、故に野球部からは3軍落ち(即ち退部同様)にされてしまう。その後、セナの誘いとヒル魔の策略により、アメフト部へ入部、泥門デビルバッツのレシーバーとして活躍する。とある切欠で姉崎まもりに恋をし、その想像ではセナは何時も紙吹雪係に。ちなみに彼が名前を読み違え、「かみなり・もんたろう」と間違って名前が広まってしまい、しまいには「モン太」というあだ名を付けられてしまうが、ヒル魔に「ジョー・モンタナからとったんだぞ」と吹き込まれたため、今では本人も気に入っている。鼻に貼った絆創膏は御洒落らしい。バナナが大好きと言うか、いつも常備。ピーマンが嫌い。出会って以来セナとは付かず離れずの友人同士で、試合中に悩む彼の頭にドカドカとメットで叩いたり、言葉少なに助言したりするのが恒例になっている。東京大会三位決定戦から「空飛ぶもぎ捕りモンキー」の紹介文が付く。身長155cm、体重51kg。ポジションはワイドレシーバー(以下WR)兼コーナーバック(以下CB)。背番号80。40ヤード走:5秒0。ベンチプレス:40→50kg。8月31日生まれ。血液型はB型。口癖は「~マックス!」。両親は夫婦共働きで、母親が19歳の時に産まれた子供である。ヒル魔は糞(ファッキン)猿と呼ぶ。
- 十文字一輝(じゅうもんじ かずき・1年) (声優:星野貴紀)
- 高校でセナをパシリにしていた不良3人組(ヒル魔は「ハァハァ3兄弟」と呼ぶ。気に入らない事があった時3人で「は?(戸叶)」「ハァ?(十文字)」「はぁぁぁぁ!?(黒木)」とすごむ所から)のリーダー格。栗田の思い違いでアメフトの試合へ参加させられ、紆余曲折のうちに入部。彼自身は早めに退部しオサラバという形にしたかったが、対太陽戦前日の因縁から真剣に打ち込むことに目覚め、自らの意思でアメフトに取り組むようになる。右頬に十文字の傷があるのが特徴。3兄弟の中ではテクニック№1。仲間思いな一面もある。得意技は賊学と特訓して編み出した「不良殺法」。成績は中の上。不良になった原因は見下した父親や教師への反発である。東京大会三位決定戦では「バランス&テクニック」の紹介文がつく。口癖は「負けっぱなしは趣味じゃねぇんだ!!」。身長175cm、体重71kg。ポジションはタックル(以下T)兼DT、背番号51。40ヤード走:5秒5。ベンチプレス:85kg。10月1日生まれ。血液型はA型。アニメ版では高いところが苦手。
- 黒木浩二(くろき こうじ・1年) (声優:岩崎征実)
- 戸叶庄三(とがのう しょうぞう・1年) (声優:前田剛)
- 十文字・黒木と同じく、セナをパシリにしていた3人組の1人。マンガ大好き。将来の夢は漫画家であるが、内容は現存漫画の二番煎じ。いつもグラサン状の眼鏡を掛けている。突っ込み担当。3兄弟の中ではパワー№1。東京大会三位決定戦から「パワー&ハード」の紹介文が付く。身長175cm、体重74kg。ポジションはT兼DE、背番号53。40ヤード走:5秒5。ベンチプレス:85kg。10月13日生まれ。血液型はO型。
- 小結大吉(こむすび だいきち・1年) (声優:榊英訓)
- 栗田に憧れてアメフト部に入部した変り種。男らしさ・パワフルを常に追求している熱血少年。パワフル語と呼ばれる「パワフルな男」には万国共通で通じるが、それ以外の人には書体や言葉では片言にしか聞こえないという特徴的な喋り&書き方をする。名前のとおり幸運児。ハァハァ三兄弟とは栗田とのパワーバランス等が起因して敵対関係にある。幼い頃から小柄な体格で、それを気にしていたことも。東京大会三位決定戦から「小回り抜群 強力豆タンク」の紹介文が付く。身長150cm、体重64kg。ポジションはG兼DE、背番号55。40ヤード走:5秒2。ベンチプレス:110kg。1月1日生まれ。血液型はAB型。ヒル魔は糞(ファッキン)デブJrと呼ぶ。
- 雪光学(ゆきみつ まなぶ・2年) (声優:堀田勝)
- 高校までずっと帰宅部で塾に通い、勉学方面では英才教育を受けていて、スポーツとは無縁だった。高校2年にして対賊学戦でのアイシールドの活躍に憧れ、一念発起しアメフト部に入部。ただし、教育ママである母親にはバレるとすごく怒られるので黙っている。雑学に関しては豊富で、度々メンバーに教えていたりもする。ポジションは今のところ無し(練習などが後衛中心だったのでワイドレシーバー等が濃厚)。デビルバッツ一の努力と根性の持ち主。東京大会三位決定戦では「眠れる光学兵器」と呼ばれた。身長179cm、体重67kg。40ヤード走:5秒6。髪の毛が生まれたときから薄い。2月29日生まれ。血液型はA型。姉が一人いる。ヒル魔は糞(ファッキン)ハゲと呼ぶ。
- 瀧夏彦(たき なつひこ・1年) (声優:落合弘治)
- アメフト界の人気者になろうと高校受験したが、すべて不合格。自棄を起こしたのかプロで活躍しようと単身渡米。そこでの強化プログラム死の行軍(デス・マーチ)の途中、迷子になったセナと出会い、プロテスト不合格後、彼の勧めで泥門デビルバッツの特訓に妹鈴音(後述)と共に参加する。強烈にバカだが、苦手なものを克服しようとする努力家で、他に類を見ない目立ちたがり屋でもある。興味あるものなら簡単に答えられる頭によって泥門高校に中途入学。対夕日ガッツ戦に初スタメン。笑う時は常に「アハーハー!」と笑い、ショックなことだと「アリエナイ!」と落ち込み、カタカナ言葉で流暢に喋る者には敵意を剥き出しにする。キメる時には上着をはだけたり、Y字バランスをとるのが癖。だがそんな彼も対盤戸戦で、あまりにも通用しない自分の本当の力に武蔵を通して気付き、それからは、自分なりの戦い方を模索するようになっているようである。東京大会三位決定戦で「瀧ジェントル 夏彦バカ」と紹介文がついた。身長182cm、体重72kg。ポジションはタイトエンド(以下TE)兼LB。背番号37。40ヤード走5秒1。ベンチプレス:90kg。4月10日生まれ。血液型はAB型。ヒル魔は糞(ファッキン)アゴヒゲと呼ぶ。
- 武蔵厳(たけくら げん・2年) (声優:小山力也)
- 通称ムサシ。ヒル魔や栗田と同じ麻黄十三中からの友人同士。通り名を「60ヤードマグナム」(ヒル魔のハッタリ)。武士のようにキッパリと断る性格。セナたちに「基礎を手ェ抜けばすぐ駄目になる」と心なしに教えたりもする。泥門高校でアメフト部を結成後もキッカー(以下K)兼LBを担当し、強力なキック力でデビルバッツを支えていたが、父親の仕事中による大怪我が原因で悩んだ挙句に退学(後にヒル魔が休学に無理矢理訂正)し、武蔵工務店の長を務め、それ以後も、アメフト部の部室改装や武器庫の建造、校舎の修理をも行っていた。全国高校アメフト選手権東京大会準決勝の対西部ワイルドガンマンズ戦にて復帰。身長177cm、体重77kg。背番号11。40ヤード走:5秒6。ベンチプレス:90kg。4月2日生まれの17歳。血液型はA型。ヒル魔は糞(ファッキン)ジジイと呼ぶ。
- 姉崎まもり(あねざき まもり・2年) (声優:平野綾)
- セナの一つ上の幼馴染。小さい頃から苛められっ子だった彼をずっと守ってきた心優しい女性。紅髪碧眼のアメリカ人のクォーター(母方の祖母がアメリカ人)で、英語を流暢に話す。正義感が強く泥門高校の風紀委員をしている。セナに対しては異常に過保護で、恋ヶ浜戦でミスを犯して石丸に怪我をさせたのは主務とマネージャーを兼ねている為だとヒル魔に吹き込まれ、彼を重労働から開放させようと泥門デビルバッツにマネージャーとして参加する。セナが実はアイシールド21だったり、主務の仕事を全くやってない事実には気付いていなかったが、東京地区大会後半の所々でその片鱗を垣間見つつ知ってしまう。学業については優等生で、掃除や整理整頓も得意、アメフトのルールも一夜漬けでほぼ完璧に暗記するなど、完璧超人かと思われたが、美術の成績が低く、特に絵が下手で、パソコンの操作も苦手な超アナログ人間という弱点が明らかになっている。シュークリームが好きで、つまみ食いの話を側で聞いていたヒル魔に度々それをネタとしてからかわれている。ベンチプレス:20kg。11月24日生まれ。血液型はA型。ヒル魔は糞(ファッキン)マネと呼ぶ。
- 酒奇溝六(さかき どぶろく)(声優:赤星昇一郎)
- 泥門デビルバッツトレーナー兼スカウトマン。通称どぶろく先生。ヒル魔達とは約5年近くの知り合い。かつて千石大学で、王城ホワイトナイツ現監督、庄司軍平(ショーグン)とエースコンビで、通り名「二本刀」として有名を馳せた。かなりの酒好きで片時も酒瓶を持っている。競馬で摩った2000万円の借金を抱え、アメリカにスカウト名目で逃げてきたが、ヒル魔の絶妙(?)なセッティングで再会。セナにクロスオーバー・ステップの極意を教えた。右ひざに大学時代、「死の行軍(デス・マーチ)」で痛めた古傷が残っている。現役時代はTE。帰国後は泥門高校の用務員職に就いた。デビルバットゴースト、竜巻ゴースト(デビルバットハリケーン)の名付け親でもある。
- 瀧鈴音(たき すずな・1年) (声優:中川翔子)
- 瀧夏彦の妹で、気苦労の耐えないツッコミ役。アメリカでの特訓「死の行軍」の途中で迷子になったセナとサンアントニオ市で偶然出会った。帰国後デビルバッツにマネージャーとして加わり、試合ではチアリーダー兼盛り上げ隊長に。泥門高校ではなく都立透糸高校の生徒である。苗字やさん付けで呼ぶと激怒し、自分のボディーにコンプレックスを抱える。栗田には「クリタン」、ムサシには「ムサシャン」キッド(後述)には「きっどん」とニックネームを付け、ヒル魔には「妖一兄(よーにい)」と呼ぶ命知らず。恋愛経験はないが他人の恋愛話に関しては敏感で、一本の髪の毛がアンテナの様に跳ねて反応する。例え上手で、本編以外で実況のマシンガン真田にライバル視されている。生まれが2日遅かったら、兄より1つ下の学年であった3月31日生まれ。アニメでは太陽スフィンクス戦後に熊袋記者のスパイとしてアイシールド21の正体を暴くために登場。月夜の晩に対決するが、落ちていた木の枝に躓き、崖から落ちるが間一髪のところで彼に救われ、その後ヒル魔に情報提供され渡米する。
- 石丸哲生(いしまる てつお・2年) (声優:加藤啓)
- 本来は陸上部なのだが、新入生のスカウトのために部員の少ないアメフト部の助っ人選手として試合に参加している。何故か存在感が薄いものの、陸上部では部長を務める。その割には、セナやモン太には「実力は普通」と認識されてしまっているらしい(他校には進や一休、筧など、超人的選手がいるため、仕方ないといえば仕方ないのだが…)。弟が三人、妹が二人おり、その為に配達のバイトなどをしている。アメリカには彼にとてもよく似た「ジミィ・シマール」という人物が存在。大抵の事は「いいよいいよ」で済ます心の広い男。体育祭後、セナがアイシールドと知って気絶しながらも勧誘していた。東京大会三位決定戦でも紹介文を「地味石丸」と呼ばれる。身長168cm、体重59kg。ポジションはRB兼CB、背番号30。40ヤード走:4秒9。5月26日生まれ。血液型はA型。
- 佐竹洋平(さたけ ようへい・1年) (声優:河野清人)
- 春大会前日、ヒル魔に下着泥棒の弱みを握られた助っ人バスケ部員。まもりに恋焦がれている。正式部員を押しのけてレギュラーになっている。セナの同級生なのに彼がアイシールドと知って驚愕した一人。ポジションは山岡と交代、交代で出るWR兼CB。身長166cm、体重58kg。背番号13。40ヤード走5秒2、4月10日生まれ。血液型はO型。
- 山岡健太(やまおか けんた・1年) (声優:下崎紘史)
- 佐竹と同じく恋ヶ浜戦から出場した助っ人バスケ部員。ヒル魔に隠れアイドルファンとしての弱みを握られている。佐竹同様にまもりに恋焦がれている。体が頑丈。身長168cm、体重62kg。ポジションは彼と変わりばんこに出るWR兼CB。背番号58→85。40ヤード走5秒2、8月10日生まれ。血液型はB型。
- 重佐武太(おもさだけ ふとし・1年)
- 秋大会、網乃サイボーグス戦から臨時助っ人。本来は相撲部員。面倒くさがり屋で怠惰な性格。食べ物に釣られてしまう。ポジションはOL兼DL。背番号54。3月8日生まれ。血液型はO型。
- ケルベロス (声優:岩崎征実)
- タダ飯が食えるという理由でヒル魔と組んでいるとてつもなく凶暴な地上最強の野良犬。噛み付く力やキック力は相当なもの。セナやモン太たちに平気で噛み付いてくる。基本的には何でも喰うが、その中で特に肉や甘いものを特に好む。アニメ版では中学時代のヒル魔と真っ向勝負し、その覇気を気に入られたことが栗田の口から発覚している。
- ブタブロス
- 巨深ポセイドン戦直前に小結を捜索中である意識朦朧のどぶろくに連れられた子豚。泥門女性陣にかわいがられている。体育祭の時にケルベロスに食われそうになったが、頭脳プレーで回避。因みにブタブロスと名付けたのはケルベロス。
- デビルバット (声優:DJ TARO)
- デビルバッツのマスコット。血を吸い、口から炎を吐き、目から怪光線を出す。作中では解説担当の便利キャラ。その他アドバルーンやらコンピューターウイルス、果ては秘密調査員として活躍。実在する生物では無いのに某H氏に酷似しているので誰もが極悪、鬼畜、外道と認識。
- 子デビバ
- 可愛い顔した赤い蝙蝠。性別不明。お馬鹿なのでデビルバットに質問、その答えに縋る。物を生み出す力はミニサイズ。
恋ヶ浜キューピッド
創部3年目。メンバー全員が彼女持ち。春大会では泥門に3-6、秋大会1回戦で西部に10-125で惨敗。
- 初條薫(はつじょう かおる・2年) (声優:岩崎征実)
- 恋ヶ浜キューピッドの主戦力。キックもそこそこ。我侭な恋人がいる。ポジションはQB兼K。40ヤード走5秒1。背番号19。
網乃サイボーグス(網乃大学付属高校)
毎年違うスポーツ大会を荒らす集団。科学の力を駆使して肉体を鍛え上げており、秋大会で泥門の1回戦の対戦相手となるが、8-38で敗れてしまう。
- 胸肩厚(むなかた あつし・3年)
- サッカー、バスケを極めアメフトも蹂躙しようとする外道。どぶろくの根性理論を否定する。政治家志望。アイシールド対策に自信をもっていたがデビルバットゴーストの前になすすべがなくついには精神崩壊した。背番号29。ポジションはTEおよびLB。背番号29。
- 青柳卓(あおやなぎ すぐる・2年)
- G兼DT。一年半前まで華奢な体つき(所謂アキバ系。部内の中で唯一伯井に叱られて喜んでいることから、マゾヒストの傾向も見られる)だったが網乃のスポーツ医学のおかげで驚異の肉体を手に入れる。背番号64。
- 角口直角(かどぐち なおすみ・2年)
- モーションキャプチャーで鍛えたCB。体がポリゴン。背番号48。
- 伯井菜明日(はくい なあす・3年)
- 網乃マネージャー。全国模試では上位10人に入る才女で完璧主義者。だめな男が許せない。
夕陽ガッツ(夕陽高校)
夕陽高校はあらゆるスポーツの部活で大会を制している名門だが、野球部やサッカー部などの有名な部活にばかり部員が回っていってしまうため、アメフト部だけは弱小。熱血漢が揃っている。秋季東京大会ではシードで2回戦に行ったが泥門に6-56と完敗。その後は泥門を応援する。
- 熱海大介(あつみ だいすけ・3年)
- 夕陽ガッツ主将。ライン担当。蛭魔の推測によると、選手としての実力は下の上らしい。とはいえアメフトに対する情熱は深い。背番号9。
- 南風原忍(はいばら しのぶ・2年)
- 夕陽ランニングバック。リードブロックが得意。背番号14。
- 紺上勝子(こんじょう かつこ・2年)
- 夕陽ガッツマネージャー…にも関わらず、メンバー並の運動量を自主的に消化している熱血少女。今時珍しいブルマ姿は山岡や佐竹に感動を与えた。尚、賊徒大学応援団から勧誘を受けているとの噂もある。
- 亜津井(あつい)
- 夕陽の監督。「勝つために」と、各部活から助っ人を連れてくる。
独播スコーピオンズ
戦績10勝1敗と強豪と当たらずも驚異的な勝率を持つ。主将の金串の読みで戦局を左右する。秋季東京大会では3回戦で泥門に当たり得意の読みをしたが全ての作戦が裏をかかれ0-42で惨敗。
- 金串佐助(かなぐし さすけ・2年)
- 癖を読み取るのに長けた選手。しかし読めてもあまり意味がない時がある。お下げの男。父親にその性格の事で怒られた時も心を読んでビンタされた。背番号14。
- 甲田鋭子(こうだ えつこ・2年)
- 独播のマネージャー。
賊学カメレオンズ(賊徒学園)
葉柱ルイを中心とした暴走族チームで相手に合わせた戦術を得意としている。春大会では審判に暴行し失格、秋季東京大会では3回戦で巨深と当たり0-42で完敗している。
- 葉柱ルイ(はばしら るい・2年) (声優:遊佐浩二)
- 賊徒学園の総番で常にバタフライナイフを持ち歩いているという。とても長い腕を持ち、そのリーチを生かして相手を捕らえる。賊徒大学の葉柱斗影は実の兄。父親が都議会議員。40ヤード走:5秒2。ベンチプレス:80kg。1月25日生まれ。背番号42。ポジションはLB兼QB。
- 足塚猛(あしづか たける・2年)
- 賊学にとって貴重な戦力である点取り屋。TFP成功率78%。また、キックオフ時に相手選手の混乱を誘う「爆竹キック」(普段高く蹴りあげる所をわざとゴロにすることでボールが不規則にバウンドする。)が武器。10月10日生まれ。背番号52。ポジションはキッカー。
- 蛇井級太郎(へびい きゅうたろう・2年)
- 賊学大型パワー系ラインマン(G)。巨深の長身ラインマンに対抗すべく投入。彼の言葉を聴いたものは殆ど居ないらしい。11月30日生まれ。背番号61。
- 井上一美(いのうえ かずみ・2年)
- 中学時代からの葉柱ルイの手下。ニットキャップをかぶっている。ポジションはDL。
- 近藤俊也(こんどう しゅんや・2年)
- 中学時代からの葉柱ルイの手下。オールバックの髪形。ポジションはDL。
- 露峰メグ(つゆみね めぐ・2年)
- 賊学マネージャー。奇襲攻撃を得意とするスケバンで、何時も竹刀を持ち歩く。夏合宿では彼女の考案した多数の拷問と云えるスパルタ特訓でメンバーを強化した。
- 山田幸運(やまだ よしかず)
- 賊学の顧問。地味に不幸。
柱谷ディアーズ
歴戦の勇士が集う古豪。秋季大会では常に上位だったが2回戦で14-31で巨深に敗北。
- 山本鬼兵(やまもと おにへい・3年)
- 柱谷主将。小学生時代からアメフト一筋で有名人。ラインマンたちにとって憧れの存在で、栗田や高見とも知り合い。勝負師としての勘は無いに等しい。虎吉と何故か凸凹コンビになりつつある。背番号71。
- 出見取巴里子(でみとり ばりこ・3年)
- ポジションはQB。背番号6。
- 氷川つよし(ひかわ つよし・2年)
- ドラゴンボールのトランクスみたいな顔。ポジションはS。背番号18。
- 原秋鹿(はら あいか・1年)
- 柱谷のマネージャー。刺繍が得意でコスプレの衣装は自分で作った物。
巨深ポセイドン(巨深高校)
毎年、東京では強いほうと言われながらも関東では通じない。という中途半端なチームだったが、今期の1年生から長身ぞろいを揃え、古豪・柱谷、凶悪・賊学を下した為、ダークホースとして一躍注目を浴びることとなる。秋季東京大会では準々決勝で泥門に17-18で惜敗。
- 筧駿(かけい しゅん・1年)
- 真のアイシールド21と、一度だけ対戦したアメフト選手。泥門のアイシールドを偽者として激昂する。小学校時代で既に170cmあった長身。単身中学校から渡米、フェニックス中学でアメフト修行中に真のアイシールドに出会う。ポジションはラインバッカー。長身から来る腕ツッパリで如何なる攻撃パターンを防ぐ。身長191cm。背番号41。
- 小判鮫オサム(こばんざめ おさむ・3年)
- 巨深のQB。後輩に対するコンプレックスゆえか、深い理屈などは他人任せにしてしまうお調子者。相手選手に捕まる前にボールを捨ててしまう「早逃げ」で、インターセプト率0%を誇る。背番号14。
- 水町健悟(みずまち けんご・1年)
- 巨深のラインマン。中学生時代突如彗星の如く現れた伝説のスイマーだがその後バッタリと水泳界から姿を消していた。その後、筧に出会いアメフトの道へ。 大きな体と水泳で身に着けた水泳(スイム)というライン技術で敵を圧倒。だが大田原や瀧と同じくらい頭が弱く、銭湯を「水泳と覗き見する場所」と言っている。水泳部に所属していたせいか、すぐに上半身裸になる(もしくはパンツ一丁になる)癖がある。意外にパワフル語が使える。身長193cm。背番号71。
- 大平洋(おおひら ひろし・1年)
- 筧を師と呼ぶ涙腺もろい熱血野郎。身長は205cmで高校アメフト界No.1。ポジションはラインバッカー。背番号31。
- 大西洋(おおにし ひろし・1年)
- 筧を師と呼ぶ大平と並ぶ長身。彼とはライバル関係にある。クールな性格。身長は204cmで高校アメフト界No.2。ポジションはラインバッカー。背番号32。
- 渋谷摩季(しぶや まき・1年)
- 巨深のマネージャー。髪のセットとメイクに5時間かかる上に夜更かしのため、2日に1回しか学校に行ってない。
盤戸スパイダーズ
佐々木コータローを主戦力としたチーム。昨年の東京大会で準優勝を果たしたが、今大会では主力攻撃メンバーを関西の帝黒高校にスカウトされ戦力減を余儀なくされた。キック以外の能力は大したこと無いらしいと云われていたが・・・
- 佐々木コータロー(ささき コータロー・2年)
- TFP成功率100%の実力派キッカー。泥門の「60ヤードマグナム」伝説を聞きつけ、泥門に来た。キッカーの話になると何時間でも話せるらしい。ムサシに一目置きながらライバル視している。モン太は彼のことをちゃんと先輩と呼ぶ。「スマート」が口癖の熱血野郎。常に髪の乱れを気にし、携帯しているクシで髪形を整えるのが癖。背番号99。東京大会三位決定戦でのレッテルはもちろん、「成功率100%のスマートキッカー」。
- 赤羽隼人(あかば はやと・2年)
- 昨年の東京大会MVP。通称「赤目のエース」。不必要にギターが上手く、突っ込みすらも弾き語って誤魔化す。赤い瞳(アルビノ?)とサングラスをかけ、両耳にピアスをした謎の男。コータローとは性格を相反する。その実力は狂喜乱舞したハイテンションの栗田を片手で吹き飛ばすほど。セナに対し「君もアイシールド21か」と語りかける。その手には背番号21のユニフォームとアイシールドを装着したメットが・・・。(実は「アイシールド21」という名前は一人の人間を指すものではなく、ノートルダム大エースナンバー・21を得たものが名乗る名前であり、彼が筧の知るアイシールド21である確証はない)転入が理由で大会規定によって半年の出場停止期間が解け、三位決定戦を賭け泥門戦に復帰する。ディフェンス時のポジションは筧曰く、リードブロッカーで、オフェンス時はタイトエンドを務めるリヤメン選手。
- 沢井ジュリ(さわい じゅり・2年)
- 盤戸マネージャー。70年代ファッションを好む。凄まじい突っ込み娘で、ギターすら凶器にし、赤羽も驚愕する。
西部ワイルドガンマンズ(西部高校)
昨年までは無名に近いチームだったが、キッドを中心とする戦術「ショットガン」を駆使して、春季東京大会で王城を僅差で倒せる寸前にまで追い詰めた。今期の秋季東京大会では優勝候補№1だけあり特に苦も無く決勝まで上り詰めた。
- 武者小路紫苑(むしゃのこうじ しえん・2年) (声優:内田夕夜)
- 通称キッド。「早撃ちキッド」の異名を持つ。ビームライフルで培った0.02秒の高速投げ、下手投げ、鉄馬との息の合うコンビネーションを武器とする。いつも「良過ぎるとロクなことがねぇ・・・」とネガティブな言動だが、鉄馬を侮辱発言した者には激しい形相になる。成績は上位。オリンピック射撃・ピストルで三大会連続金メダリストの偉業を持つ武者小路一(はじめ)の息子。ポジションはQB。背番号7。
- 鉄馬丈(てつま じょう・2年) (声優:竹本英史)
- 確実に仕事を遂行する無口な職人。周りからは人間重機関車と言われる程で誰にも止められない。ただし、指示されたことをあまりに実行するのでそれが仇となることも。キッドとは幼い頃からの仲であり、父親は武者小路家の運転手であった。同じレシーバーであるモン太を好敵手と認める。ポジションはWR。背番号15。
- 甲斐谷陸(かいたに リク・1年)
- セナの小学時代の友人。2週間だけだがセナに走り方のコツを教えたことがあり、絶えず兄貴風を吹かせている。まもりには「陸っくん」と呼ばれる。チェンジ・オブ・ペースの最上級技「ロデオ・ドライブ」を使う。朝が苦手らしく、よく寝坊して遅刻する(単純に夜遅くまで作業をしている、というのもあるが)。背番号29。ポジションはRB兼S。
- バッファロー牛島(バッファロー うしじま・3年)
- 西部主将。強力技「デュアル・ホーン」を繰り出すDT。口癖は「~よぉ」「超攻撃至上主義」を唱えている。背番号94。
- 佐保天一(さぼ てんいち・3年)
- とても小心者。ポジションはキッカー。背番号は13。
- 間 元次(はざま もとつぐ・3年)
- 脚力よりも駆け引きで走る勝負師。女性とにんにくが苦手。ポジションはSE。背番号34。
- ドク堀出(どく ほりで)(声優:宮澤正)
- 西部の監督。常に拳銃を撃ちまくる小柄でやたらとノリのいい監督。作戦や心理戦とは無縁の性格なので教科書どおりの戦法(主にショットガン)を使う。アニメでのキッドの話によると方向音痴らしい
- 相内比奈(あいうち ひな・2年)
- 西部のマネージャーで、チアリーディング部「ワイルドファニング」の代表。なにげに昨年度のミス西部。
王城ホワイトナイツ(王城高校)
唯一神龍寺ナーガと互角に張り合えるチーム。と言われている。 未だに無冠で、最強と呼ばれた黄金世代が抜けて戦力が弱体化したと囁かれて来たが、確固たるディフェンス陣と層の厚さ、そして最強最速のラインバッカー進の強さが「凋落の王家」の評価を引っくり返した。
- 進清十郎(しん せいじゅうろう・2年) (声優:郷本直也)
- 高校アメフト史上最強最速のLB。その才能もさることながら誰よりも自己を鍛え、如何なる場所や時間でも片時も練習を欠かさず、慢心せずに努力する。セナ最大の好敵手であり目標とされる人物。完璧と思われがちだが極度の機械音痴で、劇中でもビデオカメラや携帯GPSを何気ない行動で簡単に破壊してしまう。また、食事すら猪の丸焼きを見て衝撃を覚える程に、栄養バランスを重視している。人物を顔ではなく筋肉で判別する。よってセナをアイシールドと見抜いた。以前は「スピアタックル」と呼ばれるタックルを使っていたが秋大会ではタックルそのものが変わっている。身長175cm、体重71kg。背番号40。40ヤード走4秒4→4秒36、ベンチプレス140kg。
- 桜庭春人(さくらば はると・2年) (声優:宮野真守)
- ジャリプロ所属のアイドルWR。芸能人であるが凄まじい音痴。超人気アイドルとアメフト選手との板ばさみに悩んでいたが、春大会、泥門戦で骨折し入院した時、彼にあこがれる少年虎吉との出会いや、春大会準決勝での神龍寺戦での一休たち一流のプレイ、高見や進の努力を目の当たりにしてアメフト一本で行くことを決意(同時にジャリプロをやめている)。しかし、社長兼マネージャーのミラクル伊藤(後述)にアメフトスポーツ選手としての活動を認められ再復帰した。セナがアイシールドだったことに驚いた一人。身長186cm、体重72kg。背番号18、40ヤード走5秒0→4秒92。ベンチプレス70kg。血液型はA型。
- 大田原誠(おおたわら まこと・3年) (声優:乃村健次)
- とにかく突進あるのみの超大型ラインマン。この作品における最大バカの一人で怪力の栗田をライバル視している。強烈に臭い屁を処構わず放出もするが、たまにまともな発言を発し高見(後述)を驚かしている。露出魔(?)で10時間以上下着を履いておらず、部室にはいつも溜まっている。泥門町相撲大会で大会七連覇の偉業を持つが、まわしを付け忘れて敗退。身長194cm、体重131kg。背番号60。ポジションはG兼DL。40ヤード走5秒4、ベンチプレス:135kg→140kg。6月15日生まれ。血液型はO型。
- 高見伊知郎(たかみ いちろう・3年) (声優:浜田賢二)
- 王城の司令塔。精確なパスと豊富なデータを駆使し、庄司の片腕として活躍。小学生の頃からタッチフット一筋。幼い頃の怪我による機動力の無さを絶え間ない努力で入部四年目で正投手となり克服。長身の桜庭に期待を載せ、お互いの長所を生かした必殺パス「エベレストパス」は王城の新たな武器となる。身長192cm、体重79kg、背番号は3、ポジションはQB、40ヤード走5秒7、9月14日生まれ。血液型はA型。
- 猪狩大吾(いがり だいご・1年)
- 今年入部の王城のラインマン。実力はあるのだが、未だ公式戦出場なし。監督や先輩、チームメイトを馬鹿にされるとキレる為、退場させられる始末。大田原に鎖で縛られないと止まらない。身長172cm、体重73kg、背番号66。ポジションはDL。5月5日生まれ。血液型はB型。
- 庄司軍平(しょうじ ぐんぺい) (声優:小村哲生)
- 王城ホワイトナイツ監督、愛称「ショーグン」。厳しい手腕で0点に抑えれば勝つと言う主義者。どぶろくとは、千石大学での選手時代「二本刀」と呼ばれた。現役時代はQB。それ故に高見の将来を期待していたようだ。
- 若菜小春(わかな こはる・1年)
- ホワイトナイツマネージャー。八百屋の娘で、手伝わされるのを嫌がって入部したのが理由らしい。153cm、働きもので影の人気者らしく、恋ヶ浜からも勧誘された。
その他の東京都内のチーム
秋季東京都大会に出場する36チームには、すべて特徴設定がなされている。各々が主要校にも劣らぬ実力を持っている。
- 三閣(さんかく)パンクス
見た目はパンクロック系。監督が豪語する「三角ラインが完成すれば強化間違いなし!」らしい。春大会では王城に僅差で迫ったが、秋季東京大会では2回戦で再戦するが0-82で惨敗。また、太陽高校の姉妹校でもある。
- 火村純也(ひむら じゅんや)
- 通称、叫ぶRB。威嚇しながら走るが効果は無い。背番号44。
- 煙猛(けむり たける)
- 進のスピアタックルをくらいボールを持っていられないと弱音を吐いた。ポジションはCB。背番号25
- 角三郎太(すみ さぶろうた)
- 三閣の監督。三角の髪形が特徴的。
- 千石サムライズ
千石大学付属というだけに強固な練習体制が敷かれている強豪。優秀な選手が数多く在籍し、特に目覚しいのが浪率いる攻撃陣。だがその力も王城には通用せず、秋季東京大会3回戦で敗退。
- 浪武士(なみ たけし)
- 自分で敵陣に切り込むという異色のQB。背番号は11。
- 上杉謙(うえすぎ けん)
- 中央突破よりも大外の走りを得意とする。試合で進と当たり、ただのタックルで病院送りにされた。ポジションはRB。背番号29。
- 豊臣光秀(とよとみ みつひで)
- 千石の監督。どぶろくと庄司とは、千石大学時代の同期。
- 幻詩人ファイターズ
分かっていても止まらないワイルド野生派チーム。単純明快な作戦を力任せに実行する実力は本物である。大味なプレイで大暴れする「マンモスライン」と、TEへの力押しのパス「石斧突撃」(アックスアタック)で敵の作戦を押し潰すのを得意とする。強豪校として注目されていたが、準々決勝では弱小校の磐戸に敗れる。
- 竪穴光明(たてあなみつあき)
- 幻詩人主将。分厚い胸板でどんな乱暴なパスもキャッチする本能で動くプレイヤー。親父顔。背番号84。ポジションはTE。
- 狩舞パイレーツ
体格とスタミナが一級品の荒々しいバンカラチーム。夏合宿は監督考案による日本一周遠泳という無茶な特訓を行い、多数の脱落者と引き換えに更にスタミナに磨きをかけた。プレイスタイルは非常に攻撃的で、敵選手にダメージを蓄積させ疲労を誘う。特にDLの体格を生かしたタックルは脅威的!秋季東京大会ではベスト8まで残った強豪だが、準々決勝で王城と当たり0-27で惜敗。
- 海波雀(かいば じゃく)
- 当たり負けしない体格で中央突破が得意なRB。強靭な体格でスピードも速い。背番号29。
- 難波啓(なんば けい)
- 試合で進の強さに驚愕した。ポジションはLB。背番号30。
- 小浦正行(こうら まさゆき)
- 赤髭と共に大田原を止めようとしていた。ポジションはT。
- 独活山力(うどやま りき)
- 狩舞の名物的なスパルタ監督。「強そうに見えるから」という理由で両目とも視力2.0にも関わらず眼帯をつけている。
- 江戸前フィッシャーズ
昨年末から監督が交代、それに伴い春から急成長を遂げたチーム。監督の口癖「どうせ釣るなら大物に限る」の通り、常に優勝候補との対戦を想定した練習体制を敷き、秋大会では「打倒西部」を目標に掲げショットガン対策を重点的に行い、鉄壁のDLと強力なCB陣を生み出した。相手が強ければ自分達も強くなれるという信念が強み。準々決勝ではフルメンバーですら無い西部に完敗。
- 釣戸一平(つりと いっぺい)
- 仮想キッド役を演じたQB。本物に近づく為に磨いた迅速正確なパスが得意。背番号6。
- 裏原宿ボーダーズ
数ある悪態アメフトチームの1つ。各々の身体能力は高いが練習不足+喫煙などの理由で強豪とは言われず。チームは守備センス有りのガイロの守備頼み。秋季東京大会2回戦で西部に7-125と惨敗。
- 道脇ガイロ(みちわき ガイロ)
- 現役DJで、先読みを得意とする。顔がデカイ。ポジションはQB兼LB。
- 芦スパイク(あし スパイク)
- 跳躍力が自慢のWR兼CB。
- 煙野ヤニー(けむりの ヤニー)
- 敵のDLを掻き分けるように進むのが得意なRB兼CB。
- 有戸キリギリス
練習量万全の攻撃陣と戦術無視の大雑把な防御陣。このギャップを埋められれば強豪校への躍進も夢では無い。秋季東京大会では3回戦で幻詩人に完敗。
- 蟻谷忍(ありたに しのぶ) - 堅実にパスを成功させる、努力家で辛抱家。ポジションはQB。
- 大井山ライオンズ
創部して間も無い新参チーム。その名に肖った「百チームの王」というスローガンを掲げ着実に実力を付けつつある。秋季東京大会2回戦では狩舞に大量のRBを縦に並べた自称「タテガミ・フォーメーション」を繰り出すが、25-31で敗れる。深場以外の選手名は西武ライオンズの選手のパロディ。
- 深場怜大(しんば れお)
- 常にメンバーを統率する主将。ブロッカーとしてRBの前に立つ。背番号26
- 北エスキモーズ
正部員が10人しかおらず、毎回助っ人を頼んでいる。大量のバックスでランナーを牽引する「犬ゾリラン」が必殺技。秋季東京大会2回戦で三多摩に敗北。
- 霜 正登(しも まさと)
- 犬ぞりランの急先鋒。ポジションはFB。
- 京工大マッスルボンバー
相手前衛陣を弾き飛ばす快感を求める者が多い為に、毎回中央突破をする爆発集団。だがソレを実行するパワーが無い。自爆しようとも自己のプレイスタイルを崩さない姿は潔い。スナップ時の掛け声を「HUT」から「ファイヤー」と変えて言う。秋季東京大会1回戦では羅天に惜敗。
- 前鋸悟(ぜんきょ さとる)
- 京工大の着火マン。ポジションはC兼DT。
- 銀牙ロケッツ
テレビでNASA高校に憧れ改名。にわか仕込みのシャトルパスがどこまで通じるか。秋季東京大会2回戦で堀に敗退。
- 高山新一(たかやま しんいち)
- ポジションはQB。背番号は17。
- 十直プリースト
創設時より一度もファウルを経験した事の無い紳士チーム。個々が複数のポジションを掛け持ちする陣形「天下り」で戦況に応じた戦い方をする。その殆どが力を重視する肉体労働を回避する為パスプレイを重視する。部の教訓は何故か「十戒」。秋季東京大会2回戦で毒播に敗北。
- 霧諏斗輝石(きりすと てるいし)
- チームの中心人物である丸坊主の男。背番号11。ポジションはQB。
- 安出煉幸真(あんでれ しょうま)
- 自分たちの作戦を独幡に読まれて驚愕していたメガネの男。背番号45、ポジションはRB。
- 城南大ジャイアンツ
選手は平均的サイズだが、巨大なチアリーダー達のダイナミックな応援を背に受けて気持ちが高ぶるのか、勇敢な戦いぶりを見せる。そのまま先制し逃げ切きるのチームのプレイスタイル。秋季東京大会2回戦で呪井に惜敗。選手名はすべて読売ジャイアンツの選手のパロディ。
- 久遠康晴(くどうやすはる)
- 老練とも言える駆け引き上手で、異色の左利き選手。ポジションはT。背番号76。
- 玉川ブルーシャークス
速さ、力、戦術がバランスよく整えられ、好プレーの度に「上手(ジョーズ)」と褒め合う。すんなり突破させてくれない「鮫肌」ラインが勝敗を握る。秋季東京大会では2回戦で裏原宿に惜敗。
- 鋸豊太郎(のこぎり とよたろう)
- 敵前衛を引っ掛けて倒すのを得意とする。ずる賢しこさはチーム1。ポジションはDT。背番号92。
- 中央大パンサーズ
チーム創設から20年、一度も勝利した事の無い超無冠王チーム。1回戦で堀に敗退、初勝利ならず。
- 黒豹武徳(くろひょう たけのり)
- 黒豹集団を地で行く選手。ポジションはWR。背番号は89。
- 筑付スーパーイーグルス
秋大会では2回戦で賊学に敗退。
- 津身時生(つみ ときお)
- ポジションはWR。背番号は87。
- 元坊公輝(げんぼう こうき)
- パスを取ろうとしたが葉柱につぶされる。ポジションはS。背番号は26。
- 央99ers
部員総数が登録最大人数の上限99人というスゴイチーム。人海戦術で敵を圧倒?秋季東京大会2回戦では有戸に惜敗。
- 二木誠一(にぎ せいいち)
- 一番最初に選手全員の名前を覚えた人がエース№の1をもらえる。ポジションはQB。
- 南西ホークス
今年創立したばかりで、ファーストダウンの意味も知らなかった初々しさが残る現・最弱チーム。選手名は福岡ソフトバンクホークスの選手のパロディ。秋季東京大会では1回戦で盤戸に惜敗。
- 日本マシンガンズ
ハドル(作戦会議)無しで機関銃の如く攻撃を繰り出す。が、ほとんど的に当たらない。2回戦で幻詩人に0‐72で惨敗。
- 呪井オカルツ(私立呪井高校)
アメフトよりも呪術の練習に余念が無く、その成果の為か相手チームは下痢などに見舞われドサクサの内に勝利するのがチームのプレイスタイル。秋季東京大会2回戦ではジャイアンツに呪い?が通じ辛勝。しかし3回戦、狩舞には通用せず惨敗。」
- 岡 左右魔(おか そうま)
- 幼少時代から呪術に余念が無く、試合にはお守りとして藁人形を持参する。岡婦長の息子でもある。ポジションはQB。背番号36。
- 花園バタフライズ
選手は皆、柔軟性に優れ軽いフットワークを生かしたパス攻撃が得意。秋季東京大会では2回戦で盤戸に惜敗。
- 朝顔陽一(あさがお よういち)
- 蔦のように絡みつくマークで敵のパスのインターセプトを狙う。ポジションはCB。背番号は27。
- 堀ファンタジーモンスターズ
意表を突いた元、つかみ所の無い戦術を得意としている。相手を困惑させミスをさせるのがチームのプレイスタイル。秋季東京大会では3回戦で江戸前に敗北。
- 鎌鼬侃二(かまいたち かんじ)
- 空気を切り裂かんとする走りで敵の疾走を刈る。某勇者に酷似。ポジションはS。背番号は20。
- 三多摩マリナーズ
個性派集団チーム。少人数で管理し精鋭を育英するのが基本方針。腕の力で上から圧迫する「沈没」は攻守両面に役立つ技らしい。秋季東京大会3回戦で磐戸に惜敗。
- 海蛇泰司(うみへび たいじ)
- 上半身が特に発達し、その腕で相手を潰すのを得意とする。ポジションはC。
- 羅天マタドール
斜めに構えた選手が揃うイケメンチーム。相手の神経を逆なでにするようなトラッシュ・トークで敵を逆上させ、そのタックルを華麗に交わし屈辱を与えるのがチームのプレイスタイル。秋季東京大会3回戦で千石に惨敗。
- 大闘牛地(だいとうぎゅうじ)
- ちょいイケメン。実力は差ほどたいしたことが無い。
- 早稲田キラーズ
走で切り込むアサシンチーム。音も無く走るすり足の戦法は「沈黙殺」と恐れられている。秋季東京大会では一回戦で江戸前に惨敗。
- 西村佐之助(にしむら さのすけ)
- 走の際に見せるフェイントは一級品。
※公式ブックを丸写しの感があります。←ノートに書けよ。
太陽スフィンクス(県立太陽高校)
「ピラミッドライン」と呼ばれる強固な壁で有名な神奈川県・湘南にあるアメフトチーム。だが、春大会の準々決勝では神龍寺に、夏の練習試合では0-82で西部に惨敗する。三閣と同様に何故Bクラスに留まれていられるのかが不思議
- 番場衛(バンバ マモル・3年) (声優:楠大典)
- スクワット記録保持者。体が重いだけではなくテクニックも卓越している。ちなみに作中、彼の名前の振り仮名は常にカタカナであるが、その理由は謎。背番号50、身長198cm、体重140kg、ベンチプレス140kg、40ヤード走:5秒5、ポジションはC兼DL。6月25日生まれ。血液型はA型。
- 原尾王成(はらお きみなり・3年)
- 一度もサックを受けていないクォーターバック。大企業の社長令息(賊学カメレオンズ・葉柱ルイとは双方の父親が懇意であり、そこから泥門の情報を得た事も)。太陽が誇る「ピラミッドライン」に頼りすぎていた為、泥門戦の際、前衛陣が押し負けた動揺を押さえきれず当たり散らす程、精神面が脆弱な事を露呈してしまう。背番号8、身長173cm、体重59kg。ベンチプレス50kg、40ヤード走:5秒4、ポジションはQB。8月22日生まれ。血液型はAB型。
- 笠松新信(かさまつ にいのぶ・3年) (声優:竹本英史)
- 太陽の名物、「ピラミッドライン」の一角を担う前衛の一人。少々口が悪く、十文字らを悉く挑発。相手を青天(ラインが押し負け、仰向けに倒れること)させることを至上の喜びにしている。頭の回転は無いに等しい。背番号66。身長179cm、体重116kg。ベンチプレス100kg。40ヤード走:5秒9、ポジションはT兼DL。2月21日生まれ。
- 鎌車ケン(かまぐるま けん・1年)
- 「戦車バンプ」というバンプの強化バージョンを得意技とするパワー系後衛の一人。その容姿はどこぞの漫画に登場する人物に似ているとか?。頭の方は笠松同様低レベル。背番号98。身長184cm、体重93kg。ベンチプレス85kg、40ヤード走:5秒3、ポジションはCB。12月8日生まれ。血液型はO型。
- 白田黒澄(しろだ くろすみ・2年)
- 太陽の主務。太陽高校で最後まで日焼けを拒んだ男。高所恐怖症。
NASAエイリアンズ(後、NASAシャトルズ)
アメリカテキサス州・ヒューストン郊外にある、全米屈指のアメフト強豪校。「月刊アメフト」の企画で来日する。
- パトリック・スペンサー(1年) (声優:鯨井康介)
- ホーマー・フィッツジェラルド(2年) (声優:落合弘治)
- ポジションはQBだが、パワー派。強肩の持ち主で力押しの「シャトルパス」を得意とするがちょっとノーコン。パンサーの親友兼押さえ役。背番号5。
- ジェレミー・ワット(2年) (声優:斎藤恭央)
- 典型的な勘違い日本かぶれ。ホーマーの「シャトルパス」を正確にキャッチできる人物。ポジションはWR。巨深ポセイドンの筧駿がフェニックス中に留学中時対戦した経験あり。背番号81。
- ニーサン・ゴンザレス(3年) (声優:金成公信)
- ゴンザレス兄弟の兄。「Big Useful=大きくて役に立つ男」と漢字で刺青をしようとし、典型的な勘違い日本かぶれのワットが「大きくて=大,役に立つ男=便(便利)」という字を選ばれてしまい、「大便」と彫ってしまった。マシンガン真田に「取り返しのつかない男・大便男・大型宇宙船」などと呼ばれているが本人は気づいていない。大柄でパワーがあるラインマン。なお、NASA高のラインマンを総称して「マッスル・ブラザーズ」と呼ばれる。ポジションはGおよびDT。身長195cm、体重131kg。背番号50。
- オットー・ゴンザレス(1年) (声優:関暁夫)
- ゴンザレス兄弟の弟。「Small Useful=小さくても役に立つ男」と刺青をしようとし,ワットのせいで兄と同じく「小さくて=小,役に立つ男=便」と字を選ばれて「小便」と彫ってしまった。当然、この言葉の本当の意味は気づいていない。マシンガン真田に「小型宇宙船」などと呼ばれている。兄より小柄だがスピードがある。ポジションはLB。身長159cm、体重69kg。背番号70。
- レオナルド・アポロ (声優:堀内賢雄)
- NASAエイリアンズ(後のシャトルズ)の監督で、かつてはプロ選手であった。しかし、チームに移籍してきた黒人選手におされる形で契約を打ち切られており、それから「白人だけの最強チームを結成する」ことを目標とする。現在は典型的な白人至上主義者で、黒人だけにとどまらず黄色人種も見下す始末。日米試合が6月――即ち梅雨の季節に行われることを理由に、一度は試合をキャンセルするが、報復の動画で散々ヒル魔にコケにされてしまい、1ヶ月後に試合をすることになった。その際にマスコミに「10点差以上で圧勝できなければ、NASAエイリアンズは二度とアメリカに帰らない」と宣言したのが、チーム名改定の原因となっている。なお、上記の設定は、人種差別に関する問題など諸々の理由で、アニメ版ではほぼ全てが修正されている。
神龍寺ナーガ
初出場から優勝を逃したことが無い、東日本最強のチーム。また神奈川県大会でも毎年優勝。8年たった今でも最強を欲しいままにしている。
- 金剛阿含(こんごう あごん・2年) (声優:桐本琢也)
- 金剛雲水の双子の弟。100年に一度の天才と称される凄腕。反面、女には節操が無く、賊学カメレオンズを瞬く間に叩きのめした破戒学生。身長175cm、体重67kg。ポジション、ベンチプレス、40ヤード走不明。5月31日生まれ。血液型はB型。背番号2。
- 金剛雲水(こんごう うんすい・2年) (声優:前田剛)
- 金剛阿含の双子の兄。血を分けたのにも関わらず弟のような才能はなく、努力で「最強の凡人」を目指す男。身長175cm、体重67kg。ベンチプレス95kg、40ヤード走5秒1。ポジションはQB。5月31日生まれ。血液型はA型(二卵性)。背番号12。
- 山伏權太夫(やまぶし ごんだゆう・3年)
- 神龍寺主将。大田原のタックルすら弾き返す身体の持ち主。しかし、かわいい女の子と聞いただけで煩悩が・・・身長178cm、体重83kg。ベンチプレス120kg。40ヤード走:5秒7。ポジションはC兼DL。8月14日生まれ。血液型はA型。背番号59。
- 細川一休(ほそかわ いっきゅう・1年)
- 負けず嫌いな性格。驚異的な空中戦とバック走の記録を持つ。「鬼~」が口癖。セナとモン太の力の片鱗を脅威に感じる。ただし、他のメンバーからは僻みで彼を遊んでいる節がある。ある意味、神龍寺版セナ。眉間の点はホクロ。身長167cm、体重57kg。ベンチプレス65kg。40ヤード走:4秒89(バック走)。ポジションはSE兼CB。1月9日生まれ。血液型はO型。背番号33。
- 斉天正行(さいてん まさゆき・2年)
- 西遊記カルテット。ポジションはTE。「ゴクウ」と西遊記そのままのあだ名がついている。背番号は5。
- 釜田玄奘(かまた げんじょう・2年)
- 西遊記カルテット。ポジションはRB。いつも一休で遊んでいる。「サンゾー」と西遊記そのままのあだ名がついている。おかまっぽい。背番号は20。
- 河藤三平(かわとう さんぺい・2年)
- 西遊記カルテット。ポジションはT。いつも一休で遊んでいる。「サゴジョー」と西遊記そのままのあだ名がついている。雨天試合に強い。背番号は54。
- 八浄戒(はちじょう かい・2年)
- 西遊記カルテット。ポジションはT。いつも一休で遊んでいる。「ハッカイ」と西遊記そのままのあだ名がついている。肉まんが好物で食うとパワーアップする。背番号は58。
- 仙洞田寿人(せんどうだ すみと)
- 神龍寺の老監督。実力主義者。
その他
- 小早川秀馬(こばやかわ しゅうま)
- セナの父。彼の髪型と質は父親譲り。二流企業の社員でそこそこの働き手。彼のイケてない主務のイメージは父親から。お酒に弱い。セナのことを信用しており、口出しはしていない。
- 小早川美映(こばやかわ みはえ)
- セナの母。典型的主婦。家事全般が不得意。料理教室でまもりの母と奇妙な間柄になったのが縁で仲良くなったらしい。TVに出ている息子に驚きを隠せずにいた。少し過保護。
- まもりの母
- 本名不明。美映と前述のような経緯で親しくなった。米国のハーフで一流大学を卒業した才色兼備な完璧超人。
- 栗田の父
- 本名不明。寺院の住職。
- モン太の母
- 本名不明。飲酒、喫煙、パチンコを好む若い母。
- 小結の父
- 本名不明。運送業「横綱運送」の運転手。大吉と違って大柄な体格。パワフル語が通用する。
- 小結の母
- 本名不明。小柄でやや気弱。なぜ息子の言葉が夫に伝わるのかわかっていない。
- 雪光の母
- 本名不明。典型的な勉強ママ。怒ると途轍もない形相になる。
- 十文字の父
- 本名不明。十文字一樹が黒木・戸叶と関わっているのを快く思っていない。
額に十字の傷がある。
- ムサシの父
- 武蔵工務店の棟梁。怒鳴り散らす典型的頑固親父。人を殴るときに「笑わせんなクソガキ」という。
- 玉八(たまはち)
- ムサシの幼なじみ。武蔵工務店の従業員。嫁さんと一児の赤ん坊がいる。
- 虎吉(とらきち)
- 交通事故により城下町病院で入院している少年。タッチフットをやっていて、その時、近くで試合をやっていた桜庭のプレイに感動し、彼を尊敬している。何故か関西弁で喋る。モン太とは仲が悪い。
- ミラクル伊藤(ミラクル いとう)(声優:赤星昇一郎)
- 芸能プロダクション、ジャリプロの社長兼スカウトマン。桜庭を勧誘した当人。ものすごく怪しい性格。気絶すると泡を吐く。
- 岡婦長(おかふちょう)
- 城下町病院の婦長。怪しげな呪術など怪しげな物で改革する不気味な女。呪井高校OB。ムサシ親子のことも知っている。人を呪うときだけ腕が異常に太くなる。
- 熊袋記者(くまぶくろきしゃ)
- 月刊アメフト編集者。泥門の爆発的攻撃力に興味を持つ。アフロヘアなのはアメフト経験で髪が崩れた反動から。ちょっと腹黒。
- 月刊アメフト編集長
- 典型的な管理職人間。カツラ愛用。
- 葉柱斗影(はばしら とかげ)
- 賊徒大学のアメフトチーム・賊学フリルドリザースの主将兼賊大の総番で、カメレオンズ所属のルイの兄。弟曰く「化石」的な存在で、今ではすっかり珍しくなった古きよき(決してよくはないが)不良。弟同様腕が長い。因みに、日本刀を持っていたことがあるが、常に携帯しているのかは定かでない。
- 葉柱蝮(はばしら まむし)
- 都議会議員。凶悪な顔の持ち主。
- 葉柱やもり(はばしら やもり)
- ルイ、斗影兄弟の母親。こちらも類を見ないほどの凶悪顔。
- マシンガン真田(ましんがんさなだ)
- 口から生まれてきた男。生まれた頃から喋っていた実況アナ。髪型も風車ヘア。
- 安藤パー子(あんどうぱーこ) (声優:瀬尾智美)
- 江戸TVの女子アナ。アメフトの用語も知らない。桜庭が好きなだけ。
- サイモン (声優:遊佐浩二)
- ビーチフットチーム「To TA TOO」リーダー。どぶろくの教え子。
技・作戦・フォーメーション
名称、チーム名、使い手、説明など。アニメ版もあり。
- スピアタックル(王城・進清十郎)
- 通常のタックルだが、その勢いとチーム名によって名付けられている。
- 爆竹キック(賊学・足塚猛)
- スクイードキックのこと。何度もバウンドして相手がボールを掴ませない。
- スクリーンパス(泥門・蛭魔妖一、小早川瀬那)
- 前衛陣がわざと相手を抜かせ、QBは潰される前にRBへパス。抜かせた前衛陣は残った相手壁に向かい、RBに道を作る。
- ショットガン(西部・キッド、鉄馬丈など)
- 大量のレシーバーがQBの作戦に従い各々が別々のルートを走りパスを受け取る陣形。
- ピラミッド壁(太陽・番場衛、笠松新信など)
- 太陽スフィンクス自慢の強力ライン。が、番場以外はパワーのみで技術は皆無に等しい。
- 不良殺法(泥門・十文字一輝、黒木浩二、戸叶庄三)
- 相手の襟、又は袖を掴んで相手のパワーを利用して受け流す荒技。
- 戦車バンプ(太陽・鎌車ケン)
- ド突き。彼はこれ一つに集中訓練された。太陽の巨大やぐらを一撃で破壊する。
- デビルバットダイブ(泥門・小早川瀬那)
- 素早い速さで上空から砲弾の如く特攻する攻撃。ただし1試合の終盤1~2回、勝負どころのみ使用される。ムサシが復帰し「爆破」が使える為、切り札から使い捨てに回される。
- シャトルパス(NASA・ホーマー・フィッツジェラルド、ジェレミー・ワット)
- ホーマーの豪腕によって上空高く投げるロングパス。ノーコン故に成功率が低い。
- 電撃突撃(泥門・夕日)
- LBやSなどのポジション者が持ち場を放棄して相手QBに突撃する。奇襲攻撃なので大博打になりやすい。
- チェンジ・オブ・ペース(泥門・小早川瀬那、西部・甲斐谷陸)
- 強引な緩急で相手を翻弄し走りぬける走法。ただし、止まる瞬間を攻められると弱い。
- 掃除(スイープ)(泥門・十文字一輝、黒木浩二、戸叶庄三、小結大吉)
- 走れるラインメンが全員でRBを守りながら相手陣営をなぎ払う。作戦帖では「一掃」。
- 無重力の脚(NASA・パトリック・スペンサー)
- ビルとビルの間を走りぬけることでこの技を生み出した。最小限のカットで走る緩やかなラン。」
- デビルバットゴースト(泥門・小早川瀬那)
- クロスオーバー・ステップによって、ぶれたような間隔が襲い、視界から消える走法。
- エベレストパス(王城・高見伊知郎、桜庭春人)
- 二人の長身と高見の正確なパス、それを桜庭が受け取る。
- パワー・オブ・タックル(泥門・瀧夏彦)
- TEが迂回しながらRBの道を作る。
- 水泳(スイム)(巨深・水町健悟)
- クロールのように敵を跨ぎながら潰すDLの高等技。
- リップ(泥門・小結大吉、柱谷・鬼兵、西武・バッファロー牛島他)
- 斜め下から相手を腕でカチ上げる。長身選手の得意技が「水泳」なのに相反し、短身選手の得意技がコレ。
- 大波(ハイウェーブ)(巨深・筧駿、大平洋、大西洋)
- ハンドテクニックによって相手の攻撃を防ぐ。
- 鳥の叉骨(泥門)
- 3人のRBによって3パターンのパス、走で相手を翻弄させる。ロングパスが出来ないのが弱点。
- フォーメーション・ポセイドン(巨深・筧駿、水町健悟、大平洋、大西洋)
- 水町を加え、3-4の陣形になってあらゆる走り、パスを封じる。真のアイシールド&大量得点様陣形。
- デビルバットハリケーン(泥門・小早川瀬那)
- デビルバットゴーストに回転を加えて相手を弾いて抜ける走法。ただし、通常より1秒遅いので複数攻撃に弱く、1対1の勝負でなければ効果が発揮しない。別称「竜巻ゴースト」
- ロデオ・ドライブ(西部・甲斐谷陸)
- 攻撃時は大股に走りながら上半身を揺らす走。守備時では最高速で敵に接近するチェンジ・オブ・ペースの最上級技。その源流はラグビー選手の走りから来ている。
- 二本の角(デュアル・ホーン)(西部・前衛陣)
- ウエスタンラリアットとリップを交互に叩きつける荒技。
- 心臓バンプ(泥門・雷門太郎、瀧夏彦、十文字一輝、黒木浩二、戸叶庄三)
- 鎌車のバンプを基にしたド突き。数あるパターンのひとつで、西部の強力レシーバーをこれで破る。
- 空中二本の角(スカイ・デュアルホーン)(西部・バッファロー牛島)
- 空中で二本の角を喰らわせる超荒技。格闘技そのもの。
- 爆破(泥門・栗田良寛)
- 相手前衛中央を一点突破する作戦。時間が掛かるがキックで弱点を補う。作戦帳では「爆風」。
- デビルレーザー弾(デビルレーザーパレット)(泥門・蛭魔妖一)
- WRに有無を言わさず放つスパルタパス。
- 蜘蛛の毒(スパイダーズ・ポイズン)(盤戸)
- 敵が力を入れる為に一瞬足を引く。その瞬間を狙ってじわじわどつく技。
- ランフォース(盤戸・赤羽隼人)
- 相手に気づかれず走る道を誘い、潰す。
各校のランク
Sクラス(全国区の実力を持っている。クリスマスボウル出場確率が最も高い。)神龍寺、王城
Aクラス(東京大会などは余裕とされている。それぞれが何かスバ抜けた力を持っている。)西部、NASA、千石
Bクラス(強豪。Aランクに近い学校や、Cランクと殆ど変わらない学校も多数。)泥門、江戸前、磐戸、巨深、柱谷、幻詩人、三閣、網乃、太陽
Cクラス(ランク的には下位だが、狩舞や賊学などの強豪や戦績優秀の毒播もココ。)賊学、裏原宿、狩舞、毒播、城南大、央、十直、堀、花園、三多摩
Dクラス(特に注目もされない平均的なチームが多く、最もチーム数が多い。)恋ヶ浜、夕陽、有戸、大井山、北、京工大、銀牙、玉川、中央大、筑府、南西、呪井、日本、羅天、早稲田
秋季東京大会ベスト8=泥門VS巨深、西部VS江戸前、狩舞VS王城、磐戸VS幻詩人
ベスト4=泥門VS西部、王城VS磐戸
3位決定戦=泥門VS磐戸
決勝=王城VS西部
アニメ
2005年4月6日からテレビ東京系列と岐阜放送にて毎週水曜日19:00 - 19:27の枠で放送。 『テニスの王子様』の後番組。 他BSジャパン、仙台放送、テレビ新広島、新潟放送、奈良テレビ放送、びわ湖放送でも遅れて放送されている。
各話タイトル
- 光速の足をもつ男
- 脚本:岸間信明、絵コンテ、演出:西田正義、作画:時永宣幸
- アメフトやろうぜ!
- 脚本:岸間信明、絵コンテ:西田正義、演出:筒井義明、作画:時永宣幸
- フィールドをねじふせろ
- 脚本:羽原大介、絵コンテ:西田正義、演出:奥村吉照、作画:丸山喜英
- その手に掴むもの
- 脚本:竹内啓雄、絵コンテ:西田正義、演出:山口美浩、作画:小山杏子
- 0.5秒のボディーガード
- 脚本:川瀬敏文、絵コンテ、演出:片貝 積、作画:関崎高明
- 炸裂! スピアタックル
- 脚本:中瀬理香、絵コンテ:筒井義明、演出:又野弘道、作画:小山知洋
- 勝つための戦い
- 脚本:岸間信明、絵コンテ:西田正義、演出:久保山英一、作画:望月 謙
- あきらめない!
- 脚本:羽原大介、絵コンテ:福田 潤、演出:筒井義明、作画:時水宣幸
- キャッチの達人
- 脚本:川瀬敏文、絵コンテ:西田正義、演出:ワタナベシンイチ、作画:丸山喜英
- ヒーローの資格
- 脚本:岸間信明、絵コンテ、演出:山口美浩、作画:高橋和穂
- 夕陽の誓い
- 脚本:中瀬理香、絵コンテ、演出:大庭秀昭、作画:三井 寿
- キャッチ! マックス!!
- 脚本:羽原大介、絵コンテ、演出:片貝 積、作画:関崎高明
- カメレオンの恐怖
- 灼熱のHELL TOWER
- アイシールドを探せ!!
- さよなら、栗田!?
- キッド&アイアンホース
- ろくでなしのプライド
- 小市民は挑戦者を笑う
- スフィンクスの秘密兵器
- 翔べ! デビルバット
- 謎の少女現る
- 無重力の男
- 電撃! 日米決戦
- 檻の中の黒豹
- 野生のリアル
- 奪還! ケルベロス
- アメフト・ダウンタウン
- 結成・デビルガンマンズ
- 地獄への境界線
- それぞれの決意
- 負け犬はいるか
- OH!マイシスター!
- ゴーストの胎動
- 孤独のデス・マーチ
スタッフ
- 企画:岩田圭介(テレビ東京)、松下洋子(NAS)
- アソシエイトプロデューサー:杉村重郎
- アニメーションプロデュサー:河村義治
- プロデューサー:東不可止(テレビ東京)、三宅将典
- 監督:西田正義
- シリーズ構成:岸間信明
- キャラクターデザイン:高谷浩利
- 色彩設定:横井正人
- 美術監督:柴田聡
- 編集:中川昌男
- ビデオ編集:東京現像所 加藤悦之
- 音楽:大谷幸
- 音響監督:松岡裕紀
- 音響効果:加藤昭二
- 録音調整:高橋美由紀、山田均
- 録音助手:日比野祥規、砂押知宏
- 音響製作担当:小川信寛、長嶋篤史
- 録音スタジオ:スタジオエコー
- 音響製作協力:神南スタジオ
- キャスティング協力:菊池由美子
- 音楽プロデューサー:高畑裕一郎
- 音楽協力:テレビ東京ミュージック
- 協力:日本アメリカフットボール協会・NFL JAPAN
- 製作アシスタント:赤川茜
- 設定製作:水谷謙
- アニメーション制作:ぎゃろっぷ
- 製作:NAS、集英社、テレビ東京
オープニングテーマ
- 『BREAKTHROUGH』
- 作詞:六ツ見純代 作曲:森元康介 編曲:DREAMFIELD 歌:Coming Century
エンディングテーマ
挿入歌
ゲーム関係
- PS2ソフト「アイシールド21 アメフトやろうぜ!YA-!HA-!!」
- ニンテンドーDS「アイシールド21 MAX DEVIR PAURE」
小説関係
- アイシールド21「幻のゴウルデンボウル」
- 裏原宿ボーダーズとの対戦を描いたOVAのノベライズ。
映像番外編
- アイシールド21「幻のゴウルデンボウル」
- アイシールド21「クリスマスボウルの道 南の島で特訓だ!YA-!HA-!!」