仮面ライダーオーズ/OOO/log20120616
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仮面ライダーオーズ/OOO | |
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ドラマ | |
原作 | 石ノ森章太郎 |
制作 | テレビ朝日、東映、ADK |
放送局 | テレビ朝日系 |
放送期間 | 2010年9月5日 - |
その他 | ハイビジョン制作作品 (アナログ放送ではレターボックス放送) 字幕放送[1] |
テンプレート - ノート |
『仮面ライダーオーズ/OOO』(かめんライダーオーズ、欧文表記:KAMEN RIDER OOO)は2010年(平成22年)9月5日からテレビ朝日系列で毎週日曜8時00分から8時30分(JST)に放映中の特撮テレビドラマ作品、および作中で主人公が変身するヒーローの名称である。
「平成仮面ライダーシリーズ」第12作。キャッチコピーは「俺が変身する!!!」[2]。
注意:以降の記述には仮面ライダーオーズ/OOOに関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
あらすじ
西暦2010年秋。「鴻上ファウンデーション」が運営する美術館に収蔵されていた「オーメダル」の封印が解かれ、800年の眠りから目覚めた怪人たち「グリード」が街中へと逃亡。この事態に備えて配備されていた鴻上の戦闘部隊「ライドベンダー隊」もあっけなく壊滅し、美術館も全壊してしまった。
そんな大惨事にも全く気づかず、美術館の事務室で眠りこけていたアルバイト警備員がいた。彼の名は火野 映司。何の欲もなく、わずかな日銭と明日のパンツだけを持ち、世界を放浪している青年である。全壊に際してようやく目を覚ました映司は、室内に偶然落ちていた赤いメダルをアルバイト代と勘違いし、現場から持ち去ってしまう。
働き口を失った映司は街をさまようが、そこに突然宙に浮く怪物の腕アンクが現れ、「自分のメダルを返せ」と要求する。だが、そこに他のグリードの分身ヤミーが乱入。ヤミーは駆けつけた刑事泉 信吾らに重傷を負わせたうえ、アンクにも一方的に危害を加える。映司はアンクを含めた人々を救おうと無謀にもヤミーへ立ち向かうが、そんな彼を見たアンクは「利用できる」と判断すると、さらに2枚のメダルと謎のベルトを映司に手渡し、「死にたくなければ変身しろ」と促す。
こうして映司は、オーメダルの力を使って戦う戦士仮面ライダーオーズとなり、メダルを巡るグリードたちの戦いに巻き込まれていく。
概要
平成仮面ライダーシリーズ第12作。
タイトルおよび主人公の「オーズ(OOO)」という名には、以下の意味合いが込められている。
- 主人公がキーアイテム「オーメダル」のうち3つを組み合わせて戦うこと。
- また、「オーズ」という読みは陰謀を企てる敵怪人の幹部(王)が複数存在する(王s)ということ。
- そして「Over ∞ (無限大以上)」=「無限大すら超越した最高の満足」を意味している[3][4]。
世界観
人間の「欲望」をメインテーマとし、欲望から生まれる硬貨・オーメダルと、メダルを巡る人間と怪人との争奪戦を描く。敵との戦いの中で新たなオーメダルを獲得し強化していくという点において、初代『仮面ライダー』から続いている「敵の力を利用して敵に立ち向かう」というシリーズ最大の特徴がより前面に押し出されている[3]。
本作の放送開始1か月前に公開された『仮面ライダーW』の劇場版『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』には、本編に先駆けて火野映司/仮面ライダーオーズがゲスト登場し、『W』TV版第47話ではオーメダルの存在が描写されたが、この47話の該当場面のデータ作成を手掛けた『W』の資料担当・田嶋秀樹によれば、この描写は新番組の放送を盛り上げるために入れたサービスカットであり、田嶋は共通の世界観設定があるかどうかは明言を避けている[5]。
制作陣
チーフプロデューサーは『仮面ライダーキバ』の武部直美、メインライターは『仮面ライダー電王』の小林靖子、サブライターには米村正二が『仮面ライダーディケイド』以来の登板となる他、少年社中で活動する毛利亘宏がゲストライターとしてシリーズに初参加した。音楽は、『ディケイド』『W』で鳴瀬シュウヘイと共同で務めて来た中川幸太郎が単独で担当する。クリーチャーデザインにも、過去のシリーズで多くの怪人を手掛けた出渕裕と篠原保が起用されるなど、主要スタッフのほとんどがシリーズ初参加だった『W』とは打って変わり、シリーズを支えてきたベテランスタッフたちで固められている。
キャスティング
前作『仮面ライダーW』に登場する敵幹部同様、グリードの怪人体の人間体が設定されている。また、今までのシリーズでは敵幹部の人間体と怪人体の声は同一の役者が演じるパターンだったが、今作ではメズールとアンク(ロスト)は人間体の役者と怪人体の声優が別々に採用されている。
アンク/泉信吾役の三浦涼介は『超星艦隊セイザーX』のビートルセイザー/ケイン、仮面ライダーバース/伊達明役の岩永洋昭は『トミカヒーロー レスキューフォース』のR5/石黒鋭二と言った一度ヒーローを演じた役者が起用されている。
1000回記念
2011年4月3日放送に放送された第28話において、1971年4月3日の『仮面ライダー』第1話から数えて、仮面ライダーシリーズの放送話数が通算1000回を迎えた。これを記念して、第27話・28話の前後編では特別編を放送。作中人物が祝福するメタフィクションとなっている。また当日は番組のCMで仮面ライダー40周年の記念CMも流れた。
なお同時に「仮面ライダーシリーズ」は本作品放送中で生誕40周年を迎えることになるが、オーズ自体は「40周年記念作品」として制作されているわけではなく[6]、彼を主演格とした2011年春公開の劇場作品『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』がそれに当たる。
本来は第28話ラストの鴻上の台詞の通り1000回記念放送から4月1日公開の40周年記念映画という流れになる予定であったが、東日本大震災による影響で放送が1週繰り下げられたため、順序が入れ替わることになり、偶然にも初代仮面ライダーの初回放送と一致した。
その他
- 『キバ』放送時から稼働してきたデータカードダス「仮面ライダーバトル ガンバライド」が、本作の放送開始と同時期に稼動開始する001弾よりオーメダルに対応。従来のカードダスに加え玩具のオーメダルからもデータを読み込んで遊べるようになり、なりきり玩具とカードゲームの両面から商品展開が行われる。
- スーパーヒーロータイム枠でのデータ放送は、『キバ』から前作『W』および、同時期の「スーパー戦隊シリーズ」の2番組による同じ内容を実施していたが、本作以降は番組連動データ放送を実施している。同時に新聞の番組欄と電子番組ガイドにも「デ」表記になる(『天装戦隊ゴセイジャー』は「デ」表記がない)。
- 東映およびテレビ朝日側は公式で使用しているTwitterのハッシュタグを明確にしていない。エイベックスがTwitterのハッシュタグの仕様を理解しておらず、「#ooo」を公式のハッシュタグとして指定していたが、第1話の放送ではハッシュタグ「#OOO」を使用していたOpenOffice.orgの開発コミュニティへ割り込む形になってしまい、OpenOffice側が混乱する一幕もあった。その後、自主的にハッシュタグを「#tatoba」や「#KROOO」とすることで騒動は終結している。
登場人物
クスクシエ
日替わりで世界各国の料理を出す多国籍料理店。店長である知世子の趣向により、毎回様々な国際料理のフェアをしており、従業員はテーマに沿った衣装(コスプレ)に身を包む決まりとなっている。知世子以外はこの店に正式に所属しているわけではないが、便宜上、ここで働いたり居候している者たちを本項に記載した。
- 火野 映司(ひの えいじ)[7] / 仮面ライダーオーズ
- 本作の主人公。21歳。一人称は「俺」。定職も貯金も住居も持たずに各地を放浪しており、旅好きの祖父に言われた「男はいつ死ぬか分からない。パンツだけは一張羅を履いておけ」との言葉から、その日に履くパンツとわずかな日銭だけ[8]を持って暮らしている。気ままな生活に心から満足し、世の中を達観した様子さえみせるマイペースな性格。しかしアンクや伊達を出し抜くなど頭は切れ、長旅の経験もあって、危険な状況や戦闘の渦中にあってもほとんど動揺することは無い。ただしヘビだけは苦手で、また恋愛や女性心理に疎いことをコンプレックスとしている。知世子に「理想の旅人」と気に入られ、臨時バイトで訪れた「クスクシエ」に(比奈の説得もあって)そのまま住み込みで働くこととなった。
- 元は裕福な政治家一族の出身。学生時代から困った人の助けになることを目標とし、多額の寄付や紛争地帯への旅を行なっていた。ところがその寄付を内戦の資金に利用され、戦地で心を通わせた少女・ルウを目の前で失う。このとき現地の人々とともに武装勢力の人質にされたが、政治家である家族の根回しによりただ一人釈放され、さらにこの一件を「戦地を救った勇敢な政治家の息子」という美談に仕立て上げられてしまった。この事件以来、実家とは完全に距離を置いており、火野の姓も母方のものである[9]。
- 他人の欲望に翻弄され続けてきた経験から、自分自身の欲望を完全に失っており(完全に全てを失っている訳ではないが自身への執着、自らの命に対する執着を失っている)、誰かを助けるためならば己の命も全く顧みない。その度を越えて自己犠牲的な姿勢はアンクや伊達から危険視されているが、自身の命への欲望を全く持たないゆえに、欲望を糧とするオーメダルやオーズの力を用いても暴走せずにいた。しかし後にその欲望の空白を完全復活するための「器」を求めた恐竜系コアに見出され、その空白を埋める形で恐竜系コア5枚が体内に侵入、真木と同じ恐竜系グリードに準ずる存在となる。以来ヤミー感知などの能力を獲得したことに加え、映司が生命の危機に瀕することで恐竜系コアが力を発揮し暴走の危険性を孕むことになるが、映司が意志を強く持つことで恐竜系コアを抑え込み、徐々にその力を制御できるようになっていく。
- なお欲望を失ってしまっているが、嘗て抱いた夢は今もなおその身の内に燻っており、夢を具現化し破壊する能力を持つユニコーンヤミーが余りの大きさに破壊することができず怯んでしまうほどの途方も無い夢を抱いている[10]。
- アンク[7]
- 映司に協力する鳥系グリード。一人称は「俺」。石棺から最初に覚醒したが右前腕部しか実体化できず、腹いせにオーズドライバーと他のグリードのコアメダル数枚を横領。偶然自分のコア(タカ・コア)を拾った映司に、メダル集めに利用できると判断してドライバーを与えた。ヤミーの生成といった本来の能力をほとんど失っているため、メダル集めと戦闘の殆どをオーズに依存している。
- コアがなければ存在すら保てない自分たちグリードを脆い存在と認識し、さらに高次元の存在へと進化するために、自分以外を含めた全てのコアメダルを独占しようと活動する。その目的から800年前も他のグリードたちには協力せず、同じくコアを欲した当時のオーズと結託するも、裏切られて自分のコアを奪取されてしまう。最終的に当時のオーズがコアの力を解放しすぎて暴走、自分のコアを取り戻そうと手を伸ばした結果、右腕と意識のみが身体から切り離され他のグリードと共に封印されてしまった。封印を免れ取り残された体はミイラとして別に残り、後に鴻上の行動によりアンク(ロスト)として別に復活した(#グリードを参照)。右手と体が別々に復活しているため、アンクがいくら自分のコアを取り込んでもそれ以上実体化することはできず、完全復活のためには2人のアンクが一体化しなければならない。
- 右腕だけなら飛行して移動でき、白ヤミー程度なら押さえ込む腕力・驚異的な跳躍力などを発揮するが、右腕だけの状態では行動が大きく制限されるため、普段は信吾の肉体に憑依[11]して行動している。宿主の頭に指を当てればその記憶を読み取ることができ、この能力で得た信吾の知識を利用して、グリードの中でいち早く現代の社会や技術に順応した。後に映司とともに「クスクシエ」に居候することになり、仕事(コスプレ)をすることは拒むものの店には顔を出している。復活後最初に食べたアイスキャンディーを気に入って頻繁に口にしており、代金を立て替えている映司の財政状況を逼迫させている。
- ケチでがめつく計算高い性格で、常に相手に嫌味を言う毒舌家。メダル収集にはセルメダル1枚単位で執着するがそれ以外には無関心。自身の弱味を見せることを嫌い多くを語ることはない。基本的に人間のことは「欲望の塊」と蔑んでおり、ヤミーの宿主の命も一切顧みず、映司のこともメダル収集のための駒としか認識していない。しかしオーズなしでは無力であること、映司の揺らがない信念から、不本意ながらもメダル収集より人命を優先することを承諾せざるを得ず、映司との関係はあくまで「ヤミーを倒す」という一点でのみ繋がった均衡状態にある。また「クスクシエ」においても、比奈の人間離れした怪力や知世子のマイペースぶりに翻弄され、追い出されても困るため苛立ちつつも耐える毎日を送っている。
- 泉 信吾(いずみ しんご)
- グリードが起こした事件を追っていた、警視庁捜査一課の刑事。グリード復活直後の事情聴取で映司と知り合う。遭遇したカマキリヤミーとの戦闘で瀕死の重傷を負い、それに目を付けたアンクに身体を乗っ取られた。その後はアンクが好き勝手に放浪しているため表向きには失踪扱いになり、後に事情を知った比奈によって休職扱いとなった。アンクが憑依すると整った黒髪から金髪の派手なヘアスタイルに変化する。大抵は怪人態として右腕のアンクが実体化[12]しているが、人間の腕に戻ることも可能。
- PCやiPhoneなどのデジタルデバイスマニアであり、比奈に文句を言われるほどのめり込んでいた。アンクは信吾のデジタルへの知識を利用して、人間や現代社会に関する情報を積極的に集めている。また、鶏肉料理好きであり、鳥系グリードであるアンクとしては違和感を覚えている。
- アンクが憑依することで辛うじて生命が維持されており、アンクが離れると10分と持たない[13]状態にある。現在はアンクの行動範囲を広げる道具であると同時に、映司を従わせるための人質として使われている。アンクに憑依された後、信吾としての姿はアンクが分離した時や回想シーン(アンクが信吾の記憶を探った際や比奈の思い出、信吾の関係者の記憶)にのみ登場している。生命が維持されていたことから身体の傷は次第に治癒しており、時折意識を取り戻すほどに回復が進んでいく[14]。
- 泉 比奈(いずみ ひな)
- 本作のヒロイン。服飾系専門学校へ通う18歳で、信吾の妹。一人称は「私」。華奢な見た目とは裏腹に、260kgのライドベンダーを軽々と持ち上げる程の人並外れた怪力の持ち主で、それが元で「クスクシエ」のバイトに採用されるが、彼女自身にはコンプレックスの種。
- 困っている人を放っておけない義侠心溢れる性格。唯一の家族である信吾を慕っているため、友人からは「ブラコン」とからかわれることもしばしば。
- 街中で困っていた映司を助けたことで偶然知り合い、後に映司から信吾がアンクに乗っ取られていること、ヤミーやオーズの存在を告げられる。ショックを受けながらも、映司の言葉によって人の欲望や信吾への依存心に向き合うことを決め、映司を説得してクスクシエの住み込みバイトを了承させた。事情を知ってからはヤミーの探索を進んで手伝うことも多く、持ち前の怪力でグリードに立ち向かうこともある。
- 当初はアンクを信吾と誤解したが、映司から事情を聞かされて以降はアンクを「信吾の生命を維持している怪物」と認識、アンクの見張りや抑止力となっている。また、それまでアイスキャンディーしか口にしていなかったアンクに、信吾の体調を維持させるためアイスキャンディー以外の料理を食べさせている。映司と関わっていくうちに彼の歩んできた過去や他人に手を伸ばす彼自身の思いを理解していき、自分が映司に対して手を伸ばしたいと考えるようになる。
- 後藤 慎太郎(ごとう しんたろう)
- 詳細は#鴻上ファウンデーションを参照。
- 白石 知世子(しらいし ちよこ)
- 「クスクシエ」の店長。30歳。カラッとした面倒見の良い性格で、住所不定だった映司やアンクを、バイトを名目にして強引に「クスクシエ」に下宿させている。容姿が真木の死別した姉・仁美に生き写しであることから、真木に関心を抱かれている。
- グリードなどの戦いの事情は知らず、アンクについては映司から「悪い環境で育ったため汚い日本語しか話せない、世間知らずで引きこもりの外国人青年」と吹き込まれており、実体化した姿を見ても店の特性上コスプレの類と解釈している。また、はねつける態度をとるアンクを更生させるべく彼を「アンクちゃん」と呼び積極的かつ強引にコミュニケーションを図っており、アンクを閉口させる数少ない存在となっている。
鴻上ファウンデーション
オーズを支援する謎の巨大財団。ライドベンダーやメダジャリバーなど、セルメダルを利用する武器・装備を生産している。
- 鴻上 光生(こうがみ こうせい)
- 鴻上ファウンデーションの会長。43歳。強面の外見に似合わずケーキ作りが趣味で、会長室に最新のキッチン設備を設置しているほど。「誕生」に至上の価値を見出しており、記念日や誕生日など、何かにつけてバースデーケーキを作成し贈呈している[15]。常に抑揚をつけた異様なテンションの口調で喋り、「素晴らしい!」や「ハッピーバースデー!」が口癖。人当たりは良いが、口先だけでアンクを手玉に取るほどのしたたかさを見せる。
- 人の欲望が持つ力に魅せられており、「欲望による世界の再生」を目的として掲げ、欲望の結晶であるオーメダルを追い求めている。メダルを奪い合うことになるグリードやオーズの復活も「よりメダルを効率的に集める手段になる」として歓迎しており、オーズとアンクに対してはツールを提供することの代償として「回収したメダルの60%を鴻上ファウンデーションに譲渡する」という契約を結ばせた。部下に関しては仕事に対する忠実さや矜持以上に、それらを無視してでも自分の欲望に忠実な者を評価する。故に真木の暗躍を察知しながらも「純粋な欲望によるもの」として寧ろ歓迎し、バースの装着者に伊達を選んだ理由も、彼が「一億円稼ぐ」という欲望に忠実だからである。逆にプライドが邪魔して欲望に忠実になれない後藤を、自己流の表現方法で激しく批判している。
- 自らの目的のためにメダルを集中させる「器」にオーズを見出しており、巨大グリードの一件によってその考えを確かなものとする。故にグリードがコアメダルを集め力を増強させていることを察知しては、オーズへのメダルシステムやコアメダルの提供といった支援を行う方針を固めている。また巨大グリード出現後の年末年始を利用してヨーロッパへと旅行に行き、そこからアンク(ロスト)のミイラや恐竜系コアメダルなど、グリードでさえ知り得なかったキーアイテムをいくつも持ち帰り、物語を大きく動かすきっかけとなる。
- 里中 エリカ(さとなか - )
- 鴻上光生の秘書。21歳。少々態度が悪いものの高い実務・戦闘能力を兼ね備え、鴻上の仕事を補佐するとともに、映司たちに彼のメッセージを伝える役目を負う。指令によっては、オーズらの戦闘にも飛び込みエージェントとしての役割を果たすこともある。給料さえ出れば、当人の意向など関係なく全て『仕事』だと割り切るドライな考え方の持ち主だが、残業はしない主義であり定時で帰る。これに関しては鴻上も「欲望に忠実なのは良いこと」としてあっさりと帰らせている。外見とは裏腹にかなりの大食いで、会長室にいるときはたいてい鴻上が趣味で作るケーキの処理役を任されているが、自身は辛党。
- 後藤 慎太郎(ごとう しんたろう)
- 鴻上ファウンデーション所属のライドベンダー隊第1小隊長→秘書補佐。22歳。一人称は普段は「俺」だが、年上や目上の人間に対しては「私」や「自分」と名乗ることもある。財団とオーズの橋渡し役として、映司やアンクに接触しツールを提供すると同時に、彼らを監視する任務を負う。かつては警察のエリートであり「世界の平和を守る」という理念に賛同して組織に入った。任務に私情を挟むことはないが、グリードであるアンクには敵意を隠さない。またプライドも高く、自らの「世界平和」という理想とグリードに対して無力な現状の狭間で葛藤することも多い。世界平和より目先の人助けに奔走する映司がオーズに選ばれたことに不満を抱き、当初は鴻上がオーズを全面支援する方針にも反感を持っていた。だが後に、常に目の前のことに必死な映司のひたむきさこそが自分に足りないものと認識を改め、映司に協力するようになった。一時期はバースの力を手に入れるべく真木に接近したこともあったが、一般人の比奈をも平気で巻き込む真木のやり口には我慢できず、早々に決別している。
- その後トレーニング中に行き倒れたところを偶然にも「クスクシエ」の面々に助けられ、彼女らへの恩返しと気持ちの切り替えのため隊員を休業、クスクシエのアルバイト店員として一時期手伝いに没頭するようになった。真木とは縁を切ったものの自身が戦う力=バースのことは諦めておらず、その変身できる素質を見極めるため、現在の変身者である伊達を師のように仰いで積極的に接しており、その結果以前には見られなかった柔軟な態度や考え方を見せるようにもなった。後にグリードやヤミーについてさらに情報を集めるため鴻上ファウンデーションへの復帰を決意。長期離隊によりライドベンダー隊長からは外されたものの、里中の補佐としての任を与えられ、黙々と任務に就いた。
- なお、部下であったライドベンダー隊員はほとんど登場せず、単独で行動することが多かった。
- 真木 清人(まき きよと)
- 詳細は#グリードを参照。
- 伊達 明(だて あきら) / 仮面ライダーバース
- 仮面ライダーバースの装着者。30歳。一人称は「俺」。職業は医師で、かつては世界各国で活動を行う医療チームに所属し「戦う医者」の異名を取っていた。筋骨隆々とした体躯を持ち、大量のセルメダルやバースのマニュアルを収納したメダルタンク[16]を肩から担いで持ち歩いている。
- 性格は外見どおりの豪快かつ大雑把。他人への説明は「面倒」、専用のマニュアルを読むのも「嫌」ということで、バースの取り扱いも実戦で使い方を覚えていくスタイルを取っている。後藤をも凌ぐほどの高い戦闘能力を持ち、いい加減なスタイルながらも相応の成果を挙げている。自分自身に対する雑さとは裏腹に観察眼は鋭く、女心の機微にも敏感。映司に対しては友好的で、プライベート時、戦闘時ともに共闘することも多いが、一方で映司の極端に自己犠牲的なスタンスは「目的が何もないのに戦うのは不気味」「若いのに色んなことや自分からも引いてる」として懐疑的に見ている。アンクの名前を覚える気が無いのか「アンコ」と呼んでおり、よくヤミーとの戦闘後にセルメダルをめぐって喧嘩になっている。おでんが大好物で、本人曰く医療チーム時代には砂漠に鍋を持ち込んで調理したこともあったという。今でも行きつけの露店があり、また大量の缶詰を確保している。一方甘い物は苦手で、鴻上作製のケーキを残して彼を唖然とさせたことがある。現在は真木の研究室に居候しているが、野宿同然のアバウトな生活をしていることで神経質な真木のストレスの種になっており、彼自身も落ち着かないとしてあまり部屋にはいない。
- 過去紛争地帯での医療活動中に巻き込まれて頭を撃たれ、生還はしたものの左後頭部内に銃弾が残っている。生きているのが奇跡といえる状態でいつ脳が傷ついてもおかしくないが、摘出手術も非常にリスクが高いことから、残された時間で夢を叶えようと資金集めを決意、鴻上のスカウトを受けてセルメダルの収集を目的に雇われ、「報酬で一億円稼ぐ」という強い野心を抱き戦う。セルメダルに関しては報酬のためオーズにも渡さず自身が独占することを公言しており、しばしばアンクと子供じみた奪い合いを展開する。ただし大雑把な性格から戦闘や訓練などで必要以上に浪費する傾向があるため、収支計算では赤字の割合が多い。一方コアメダルに関しては契約の範疇外であるためか興味は薄く、コアメダルを奪われた映司やアンクの奪還作戦に協力した際も取り戻したコアメダルをあっさり二人に渡している。バースとして戦うことを願う後藤の気持ちを察し、彼の戦闘能力の不足を指摘するとともに、「一億円稼いだら後を任せる」と約束し、練習のためにバースバスターを預け、時に協力をさせている。
- 銃弾については医療チーム時代からの友人・藤田医師と真木しか知らなかったが、物語後半で遂に頭痛や眩暈が表れ始めたことから周囲に発覚。後藤に戦いを強く止められるも信念を曲げるつもりはなく、真木の誘いを受け1億の報酬と引き換えにグリード一派に協力することを決意する。
グリード
かつてオーズとの戦いの末に封印された怪人たちであり、セルメダルを用いてヤミーという怪物を生み出しオーズと敵対。復活当初は対等な立場で集結するも、猫系グリードのカザリが更なる力を欲して真木と接触、紆余曲折を経て離散と再結成の末彼をリーダーとした勢力となる。復活当初は酒場のような廃屋を、真木が財団を離脱して以降は彼の生家である鶴川通りの洋館を根城にしている。グリードとヤミーの詳細は#世界設定・用語を参照。
- アンク
- 鳥系グリード。「右腕」は#クスクシエの項目を、「ロスト」は本項目を参照のこと。
- ウヴァ[7]
- 昆虫系グリード。クワガタムシの顎状の角、カマキリの鎌や複眼、外骨格や節足的な突起に覆われたボディを持つ。バッタの如き跳躍力や昆虫特有の敏捷性を活かした強襲戦を行う他、雷を自在に操り角から広範囲に雷撃を放つ特殊能力を備える。炎が弱点。普段はオールバックの青年の姿で行動している。一人称は「俺」。
- 直情的かつ激情家で、不完全な体に最も焦りを覚え、メダルの収集・奪還に固執する。しかし短気で頭に血が上りやすい性格はアンクやカザリに見透かされており、手玉に取られることも多い。一方で転換する状況を受け止め対応する柔軟さは持ち合わせており、後述のセルメダルによる強化や「屑ヤミー」を使って暗躍するなど浅薄というわけではない。アンクやカザリを見て、不満ながら自分たちも現代に馴染むべきではないかと考えている。
- 当初は他のグリードと行動を共にしていたが、カザリの裏切りに怒り意趣返しとコアメダルの独占を企み、弱体化したメズールを裏切りコアを奪おうとした。その後はカザリと対立してオーズやカザリ一味と随所でメダルを奪い合いながら、屑ヤミーを利用して秘密裏にセルメダルを生成するなど、独自の行動を取っていた。力を蓄えるカザリ一味やオーズに対抗するべく、集めていたメダルを使ってメズールとガメルを復活させるが、2体がカザリ一味への恐れとウヴァへの不信感からカザリ側についたことで孤立、集中攻撃を受けてメダルの状態に分解されてしまった。現在は放置されたクワガタ・コアに意識は残っているものの、体を保つことはできない状態。
- カザリ[7]
- 猫系グリード。ライオンのような鬣と鋭い牙、トラを思わせる細身で攻撃的なフォルムを持つ。チーターの如き素早い身のこなしや瞬発力を活かして接近し、伸縮自在の鉤爪による白兵戦を行う他、風を自在に操る特殊能力を持ち巨大な竜巻を発生させる能力を備える。コアは7枚[17]の状態で復活し、普段は銀髪の青年の姿で行動している。一人称は「僕」。
- あどけない少年のような言動が目立つが、実際はアンクに引けを取らない腹黒い策略家で、他者の物を奪うことに快感を感じる性格。復活当初はグリード一味の中でブレーン役を担っていたが、自身の仲間意識は希薄で猜疑心も強いことから、裏では仲間を出し抜くなど本音をあらわにすることは滅多にない。
- 復活当初からメダルの争奪戦にグリード以外の第3勢力が存在することを察知し、鴻上ファウンデーションへと辿り着き陰で真木と接触。彼の研究・観察への協力と引き換えに鴻上から渡されるメダルを自身に提供するという契約を交わして結託した。自身も真木の研究に興味を持ち、他のグリードらに見切りをつけてコアメダルを用いた真木の実験に利用、ガメル・メズールの犠牲から得たコア及び研究成果を「進化」と称して応用し、重量系・水棲系といったコアを取り込むことで、合成系ヤミーの生成や高圧水流や重力操作などの新たな能力を獲得していく。やがて真木とアンク(ロスト)を含めた集団を結成し、後に復活したガメルとメズールをも仲間に引き入れる。
- ガメル[7]
- 重量系グリード。ゾウの牙と鼻、サイの角を備えた頭部と、ゴリラの腕とゾウの脚部を兼ねた厚い皮膚で覆われた屈強なボディを持つ。グリード随一の怪力と堅固で巨大な肉体、伸縮自在の強靭な鼻を武器とした肉弾戦を行う他、地面を叩くことで周囲に激しい地震や衝撃波攻撃を発生させる特殊能力を備えており、生み出すヤミーにもその能力が基本的に反映される。強い光が弱点。コアは7枚[18]の状態で復活し、普段は長身の男性の姿で行動している。一人称は「俺」。
- 口調は片言で動作も鈍重。悪意を持って動くわけではないが、最も自分の欲望に忠実なグリードであり、何の打算もなく遊び感覚でヤミーを暴れさせてはしゃいだり、常にその場の思いつきで行動するなど、精神年齢は幼児に近い。また自分に過保護なメズールを慕っており、何かと彼女に甘え頼っているため、彼女に何かあった場合には動揺し、必要以上に奮起する。その性格から真木とカザリによる「コアメダルを1つの器に集中させる」実験に利用され、水棲系コアメダル7枚を新たに追加された後、メダルを奪われ弱体化したメズールの願いを受け入れ、自らメズールに吸収されて巨大グリード暴走態の一部となり消滅した。しばらくしてウヴァに復活させられたが、メズールについて行く形でカザリ側につく。
- メズール[7]
- 水棲系グリードで、グリードの紅一点。シャチを模した頭部、ウナギのヒレやタコの足を模した飾りの付いたマント、タコの吸盤状の意匠がある脚部に加え、全体的に流線的なフォルムが目立つ。身体の柔軟性を活かした軽い身のこなしで相手を翻弄する戦法を得意とする他、マントの飾りを液状化させ、鞭のように伸ばし、標的を捕縛したり、水を自在に操る特殊能力を備え、周囲の水を操作し高圧水流とすることで標的を攻撃し調節しだいでは切断攻撃も可能とする。高熱が弱点。コアメダルは8枚[19]の状態で復活し、普段は少女の姿で行動している[20]。一人称は「私」。
- 穏やかな物腰で面倒見が良い一方でプライドが高く、基本的に他者のことは目下の存在として見下している。仲間の調和を優先しており、他のグリードに獲得したセルメダルを供給し、ときには仲介するなどグリードの統率役を担う。特に精神的に幼いガメルに対しては姉か母親のように接する傾向があり、行動を共にすることも多い。一方で不穏な行動の多いカザリの真意を警戒していたが、先手を取られてコアの大半を強奪され、怪人態も保てないほど弱体化し、更にはウヴァにも裏切られ追われる身となってしまう。その後自分のコアを移されていたガメルを吸収した後、真木の手で昆虫系コア2枚(クワガタ・カマキリ)とセル5000枚を吸収させられ、力を制御できず巨大グリード暴走態へと急速進化しオーズに消滅させられた。しばらくしてウヴァに復活させられたが、カザリとアンク(ロスト)の力に恐れをなしてウヴァを裏切り、カザリに不信感を抱きながらもカザリ側に入った。
- 巨大グリード暴走態
- メズールが自分のコアとガメルが吸収していたメダル(重量系7枚のコア含む)、さらにセル5000枚と昆虫系2枚のコアを得たことで暴走し誕生した怪物。アンク曰く「メダルの化け物」。全体的には巨大なリクガメとクラゲを組み合わせたような重量感のあるフォルムであり、甲羅のような胴体にはシャチの背びれやタコの触手を複数備え、サイとゾウを組み合わせたような頭部からは、先端部にウナギを模した顔がついた鼻が伸びている。後部にはゾウの尾も生えている。常に空中を浮遊して移動し、強大なパワー・柔軟な防御力を持つが、水棲系メダルが全て揃っていないためその力を完全に制御できておらず、理性をなくして本能のみで暴れまわる。この状態は鴻上には「失敗」、真木には「成功」と思想が対照的な両者から相反する評価を受けている。オーズを追い詰めるも、突如現れたバースのブレストキャノンのセルバーストにより昆虫系メダルを排出。それを回収したオーズ ガタキリバコンボのガタキリバキックを受け爆発した。結果、肉体を構成していたセルメダルが全て消滅し、飛散したコアメダルはアンク・ウヴァ・カザリによって回収された。
- 真木 清人(まき きよと)
- 鴻上生体工学研究所の天才研究員。35歳。ライドベンダーやバースといったメダルシステム開発の功労者。劇中では主に「博士」及び「ドクター」の敬称で呼ばれる。小さな人形[21]を常に携帯[22]し、人形に対して話しかける形でなければ他人と会話ができないコミュニケーション不全者で、人形に何かしらの危害が及ぶと平静を失いパニックを起こす。「物事は終わりを迎えて初めて完成する」と「終末」に大きな価値を見出しており、「世界に良き終わりをもたらす」ことを使命[23]として活動する。研究室には『来たるべき終末』を表した絵画が飾られている。
- 研究室内・外問わず白衣ではなく黒ずくめの服を着用。眼鏡をかけ生気の少ない無表情な風貌をしており、常に抑揚の少ない口調で無感情に話す。様々なメダルシステムを開発しており、その技術力は非常に高いが、己の研究以外には全く興味を示さず、その過程でどれだけの犠牲が出ようと気に留めない酷薄な性格で、その行動から映司の怒りを買った数少ない人物である。研究対象を「観察」することを好む反面、他人に触られることや自分が観察されることを何よりも嫌う潔癖症で、研究室に居候する伊達の大雑把な行動がストレスの種になっており、大きく取り乱すことが多々あった。
- 幼少期に両親を失い、歳の離れた姉・仁美によって育てられており、彼女にだけは心を開いていた。しかし、自身の結婚により真木を疎ましく思うようになった仁美が自分を突き放したことから、仁美の眠る寝室に火を放って彼女を焼き殺し、「醜く変わる前に、美しく優しいうちに完成させる」という歪んだ使命感に取りつかれるようになった。現在肩に載せている人形は、殺害の直前に「自分の代わりと思え」と仁美から押し付けられたものである。
- 鴻上とは基本的に主従関係を保っていたが、自分とは正反対の方針を唱える鴻上の下では使命の達成を見出せず、オーズに不満を抱く後藤を唆したり接触してきたカザリと結託したりと、財団で働く傍ら様々な暗躍を行っていた。後に伊達経由で姉に容姿が生き写しである知世子の存在を知り対面した結果、姉に関する忌まわしい記憶を思い出し改めて世界の終末の「使命」を再確認、大量のカンドロイドと研究室の絵画、そして恐竜系コアメダルを持ち出し、財団と完全に決別。その後はカザリの能力によって自分自身に恐竜系コアを投入してその「器」となり、恐竜系ヤミーを作り出すことによって世界を「無」に返すべく行動を開始する。
- アンク(ロスト)[24]
- 物語後半から登場する鳥系グリード。映司と行動を共にするアンク(右腕)とは存在は同一であるものの異なる自我を持つ。右腕の詳細は#クスクシエを参照。
- 800年前にオーズの暴走に巻き込まれた結果、右腕もろとも意識が分離し抜け殻となったアンクの身体に、「自分=アンク(右腕)を取り込み一体化したい」という欲望が生まれ、本来のアンクとは別の独立した自我が生じた存在。取り残された後もメダルに還元されず、ヨーロッパにおいてミイラ状態で800年間眠りについていたが、物語中盤に鴻上の手によって日本に持ち出され、自身のコア(コンドル・コア)を抜き取られたことが信号刺激となり覚醒した。なお分離したアンクらが融合した場合には、アンクは「弱い方の人格が消える」と推測している。
- タカのような頭に赤と緑を基調としたクジャクのような極彩色の体色をしており、強靭な爪を備えたコンドルのような脚などを備える。右腕及び顔の右半分はセルメン状態となっており、露出している内皮は他のグリードとは異なり紫色であるのが特徴。左肩から巨大な翼を伸ばして空中を自在に飛行し、腕から放つ巨大な火炎や翼から放つ羽根型エネルギー波といった豊富な飛び道具による戦闘を得意とするなど、オーズのタジャドルコンボの戦闘スタイルとの共通点が多い。アンク(右腕)とは異なりヤミーの生成も可能。普段は少年の姿で行動しており、一人称は「僕」。
- 覚醒して間もないために知識や概念を持たず、乱暴かつ毒舌家であるアンク(右腕)とは異なり、寡黙かつ幼い子供のような口調で話す。故に覚醒後は欲望に従いアンク(右腕)の捜索のみを目的とし、鳥系成長ヤミーを生み出し活動を開始。オーズ、アンク、カザリと邂逅した後、彼を利用しようと考えたカザリに言われるがまま仲間に加わった。時折カザリに言われるがまま自分のコアを回収するものの、欲望の矛先はアンク(右腕)に向けられているため、コアは二の次らしい。
その他の人物
- 先代のオーズ
- 800年前の回想シーンに登場。変身者は当時のとある王で、その人物像はアンクによると「欲望の塊」だったらしい。コアメダルの力を取り込むことで神に近い存在へ昇華し、世界の支配者になることを欲してオーズに変身。目的が同じだったアンクと結託し、コアメダルを狙いグリードと闘った。グリードを圧倒した後、アンクを裏切り彼のコアメダルを奪取。最終的にグリードから奪った大量のコアメダルを同時に取り込んだため、力を解放しすぎて暴走。グリードと分離したアンクの右腕を巻き込み、メダルを封印する石棺の一部になってしまった。
- 真木 仁美(まき ひとみ)
- 真木の歳の離れた姉で、その容姿は知世子に瓜二つ。1958年生まれ、1986年死去。両親を亡くした真木の親代わりとして彼を育て、真木の優秀性を見出すとともに、「物語がエンドマークで完成するように、人もまた死で完成する」という見識を教え、真木の歪んでしまった人格形成に多大な影響を与えた人物。
- 結婚が決まり真木家を出ることになるが、結婚式の前日、それまで世話してきた真木を疎ましく感じるようになり、一方的に突き放すような行動をとる。結果、彼女が変わってしまうことを恐れた真木の手で寝室に火を放たれ、「人は死で完成する」という彼女自身の言葉を具現化する形で焼き殺された。真木の人形も彼女が真木に、「私の代わりと思え」と押し付けたもので、彼女の形見として真木は肌身離さず持っている。
- 真木の回想内でのみ登場するため、実際にどのような人物だったかは不明。当初は優しい性格であったが、知世子に会って思い出した際には冷酷で自分勝手な性格として回想されており、真木は後者の方が「本当の姉さん」で、自身の行為によって「優しく微笑む姉さん」として自分の中で完成したと述懐している。
仮面ライダー
本作のキーアイテムであるオーメダルの力で変身する戦士の名称[25]。
仮面ライダーオーズ
この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
火野映司がオーメダルの力を用いて変身した仮面ライダー。胸部に円形のプレート・オーラングサークルがあり、使用したメダルのモチーフとなる3種類の生物の顔の図柄が描かれ、頭部や四肢に向かってエネルギー流動路・ラインドライブが伸びている。全身のベースは黒であり、サークル、ライン、そして頭部はメダルに準ずるカラーリングとなっている。各部位が力を発揮する場合、オーラングサークルの該当部位が発光しラインドライブからエネルギーを送り込む。なお、変身時に現れる無数のメダル状エネルギーは実体を持つため、敵にぶつけて攻撃に応用することもできる。
800年前に先代のオーズが存在し、グリードと戦っていたが、その正体は自身が神になろうとする欲望高き王であり、暴走の結果石化した。アンク曰く「現在においては石化したオーズドライバーの封印を解いた映司にしか変身することができない」らしい。
- フォーム・コアメダル・必殺技
-
- コンボチェンジ
- オーズは、ベルトに挿入した3枚のオーメダル(コアメダル)の力によって、様々にその姿を変える。3枚のメダルは、それぞれオーズの頭部・腕部・脚部の3か所に対応しており、メダルを入れ替えることで各部位がメダルに応じた姿に変化する。コアには鳥系(赤)・昆虫系(緑)・猫系(黄色)・重量系(灰色)・水棲系(青)、さらに鴻上によって新たに発見された恐竜系(紫)の6種類[26]が存在する。独立している恐竜系[27]を除いてメダルは互換性があり、変身形態は計算上、頭5種類×腕5種類×脚5種類+1種類(プトティラコンボ)=126種類[28]に及び、これは歴代のライダーが行うフォームチェンジの中でも群を抜いて多い。メダルは基本的にアンクが管理しており、局面に応じてメダルを映司に渡し、形態を使い分ける。
- 物語開始時点でオーズ(アンク)が所有していたメダルはタカ(2枚[29])・トラ・カマキリ・バッタの4種計5枚であり、それ以外のメダルは基本的にグリードから奪取したものである。メダルを巡ってはグリードや鴻上たちとの間で常に争奪戦が展開されており、変身できる形態の数も持っているメダルの種類や枚数により増減する。
- 現在オーズが行った形態の変化は以下の通り。
- ヘッド
- 頭部を司る。各々によって視力や視野といった感覚が強化されるが、オーズは特殊能力によって選択することが多い。
- タカヘッド(タカ・コア / 赤)
- 複眼の色は緑色。 変身時に額の菱形のオークォーツがガーネット色のアンク(エジプト十字)型に輝く。視力に優れ、グリードの体内に潜むコアメダルを認識したり、体色変化により姿を隠した敵を視認することができる。なお、オーラングサークルの意匠は、ショッカーマークのオマージュになっている[3][30]。
- タジャドルコンボ時には羽根・嘴状の外装甲が追加されるとともに、複眼は赤色、オークォーツは金色の鳥の嘴のような形状へと変化したタカヘッド・ブレイブへと変化し、より飛行に特化したスペックへと強化される。
- クワガタヘッド(クワガタ・コア / 深緑)
- 複眼の色はオレンジ色で、額のオークォーツはエメラルド色の逆二等辺三角形。背面までカバーできるほど視野に優れる。クワガタの顎を模した額のクワガタホーンは広範囲に雷撃を放つことができ[31]、ガタキリバコンボ時は分身体同士の連携を図る通信アンテナとして機能する。
- ライオンヘッド(ライオン・コア / オレンジ)
- 複眼の色は青色で、額のオークォーツはトパーズ色の爪型。視覚外の地形を正確に把握できるほど聴力に優れ、暗所でも物体を視認できる。たてがみの部分で乱反射を起こし、強力な光を放つ「ライオネルフラッシャー」で一時的に敵の目を眩ませることも可能。
- サイヘッド(サイ・コア / 白)
- 複眼の色は赤色で、額のオークォーツはルビー色の六角形。姿勢制御能力に優れる。サイの角を模した額のグラビドホーンは頭突きによる刺突攻撃に用いるほか、サゴーゾコンボ時は重力操作能力の核としての役割を果たす。
- シャチヘッド(シャチ・コア / 紺色)
- 複眼の色は黄色で、額のオークォーツはターコイズ色の水滴形。水中潜行能力と感知能力に優れ、水中潜行、光が届かない深海での物体の視認、反響定位による周囲環境の探索といった、水中での活動が可能となる機能が付加される。
- プテラヘッド(プテラ・コア / 紫)
- 複眼の色は緑色で、額のオークォーツは琥珀色の嘴形。感知能力と可視領域に優れる。背部から翼状の姿勢制御器官エクスターナルフィンが伸び、これを展開することで飛行及び攻撃に使用可能。さらに咆哮を衝撃波に変換し周囲にダメージを与える。
- アーム
- 腕部を司る。基本的に専用武器が両腕に付属し、二刀流による戦法を用いる。ちなみに、オーズの変身ポーズはアームの種類によって微妙に手先が異なっている[32]。
- クジャクアーム(クジャク・コア / 朱色)
- 飛行能力に優れる。背部にクジャクの尾羽を模した翼[33]が出現し、これを無数の羽手裏剣として射出して攻撃可能。タジャドルコンボでの飛行時には背部に折りたたまれた赤い6枚の翼クジャクウイングを展開する。更にオーラングサークルからは専用ツール「タジャスピナー」を左腕に出現させ(後述)、コンボを用いない場合の決め手としても使われる。
- カマキリアーム(カマキリ・コア / 黄緑)
- リーチと瞬発力に優れる。両前腕部に着脱可能なブレード状武器カマキリソードが付随している。ソードは通常逆手に保持するがマウント状態でも使用可能。
- トラアーム(トラ・コア / 黄色)
- 腕力に優れる。両前腕部に折り畳み式の鉤爪状武器トラクローが付随している。クローは敵を引き裂く武器としてはもちろん、壁や地面に突き立ててスピードを殺すアンカーとしても多用される。真空刃を放つことで遠方の敵を切り裂いたり、クローにメダルを挟み込むようにして直接敵の体内からコアの奪取が可能。
- ゴリラアーム(ゴリラ・コア / 灰色)
- 腕力と強靭さに優れる。両前腕部にガントレット状武器ゴリバゴーンが付随しており、バゴーンを腕からロケットのように射出する「バゴーンプレッシャー」によって遠距離攻撃も可能なほか、サゴーゾコンボ時はドラミングによって重力操作を行う。
- ウナギアーム(ウナギ・コア[34] / 青)
- 柔軟性と攻撃範囲に優れる。両肩の発電細胞から電撃を生成し、腕部全体に付加して攻撃力を高める。両肩には着脱可能な2本の鞭状武器電気ウナギウィップが付随しており、ウィップに発電した電気を付加し、打ち据えた相手に電流を流し込んで追加のダメージを与える「ボルタームウィップ」を使用する。また、水流を放つ能力もそなえている。
- トリケラアーム(トリケラ・コア / 赤紫)
- パワーと防御力に優れる。両肩・両前腕部が装甲状の外骨格に覆われ、これにより堅牢な防御力を獲得している。両肩には伸縮自在の角状外骨格ワインドスティンガーが付随しており、これを撃ち出して標的を刺し貫く。
- レッグ
- 脚部を司る。各自が足を用いた運動能力を特化させるだけでなく、形態によってはモチーフとなる動物の脚を模した形状に変化するものもある。
- コンドルレッグ(コンドル・コア / クリムゾン)
- キック力と飛行補助機能に優れる。爪先と踵にはそれぞれ強靭な爪ストライカーネイルとラプタードエッジが付加されており、後者は蹴撃に合わせ真空刃を発生させる。必殺技発動時には膝から下を展開することで、脚部そのものが巨大なクローへと変形する。
- バッタレッグ(バッタ・コア / 緑)
- ジャンプ力とキック力に優れる。必殺技発動時など、その跳躍力を最大限に発揮する際には足先がバッタ脚へと変化する。
- チーターレッグ(チーター・コア / レモンイエロー)
- スピードと敏捷性に優れる。敵に組み付いての素早い連続蹴り「リボルスピンキック」によって高い攻撃力を実現し、最大加速時はスチームが噴き出す[35]。ただしトップスピードの状態から急に止まることはできない。
- ゾウレッグ(ゾウ・コア / 黒)
- 脚力に優れる。両足を揃えることで一本のゾウの脚のような形状となり、高い破壊力の踏み付け攻撃「ズオーストンプ」を繰り出す。
- タコレッグ(タコ・コア / 水色)
- 柔軟性と移動範囲に優れる。軟体動物のような柔軟な動きを可能とする他、弾力性により外部からの衝撃を吸収できる。さらに中心の黒い脚2本とは別に、水色の脚装甲を8本の触腕状に変化・分裂させることも可能である。その脚で連続して蹴りつけることで高い攻撃力を持つほか、足全体に配置された吸盤によって壁や天井に張り付く、標的の捕縛などのような動作を可能とする。また、必殺技発動時には8本の触腕が絡み合いドリル状に変化する。
- ティラノレッグ(ティラノ・コア / 青紫)
- 脚力と瞬発力に優れる。両大腿部には伸縮自在の強化外骨格テイルディバイダーが装着されており、これを組み合わせることで巨大な尻尾状に変化させ、叩き付け攻撃を行う。
- コンボ形態
- コアメダルの中で、特定の3枚を組み合わせて変身できる形態。タトバコンボを除けば、基本的に同じ属性(色)のコアメダルで成立する。コンボをなさない「亜種形態」以上の能力を発揮できるとともに形態によっては固有能力を発揮できるが、その分変身者への負担が大きいため容易に多用できず、大抵の場合は必殺技発動後に強制的に変身が解除される。なお変身時にコンボが成立していた場合、スキャナーからコンボ名をメロディに乗せた歌声が発せられるが、亜種形態ではメダル名の発声しか行われない。コンボが成立している場合、カテドラルへの装填時にメダルが発光する。
- なお、本項ではコンボ形態の必殺技のみ記述するが、亜種形態でも必殺技を発動できる[36]。亜種形態の必殺技はメダルの力を最大限に発揮し、ヘッドの能力で戦況を有利にしつつレッグで接近し、アーム部分の武器で敵に止めを刺すという過程が共通する(どの技も名称不明)。
- タトバコンボ
- 固有能力:なし
- タカ・トラ・バッタの組み合わせで変身する基本コンボでオーズの基本形態。基本カラーは赤・黄色・緑。このコンボに使用するメダルのオーラングサークルは全周が金縁となっている。
- 全体的な能力バランスが取れており、特に視力・腕力・ジャンプ力・キック力に優れている。固有能力はないかわりにコンボであるにも関わらず体力の消耗もほとんどない[37]。最初にこの形態に変身してから相手や状況に合わせてメダルを換えていくのがオーズの基本戦術になるが、必ずしも最初からこの形態で変身する必要はなく、最初から他の亜種形態やコンボに変身することも可能。
- 必殺技
-
- タトバキック
- バッタ脚に変化したバッタレッグで跳び上がり、空中に発生した赤・黄・緑の3つのリングを潜り抜けて両足蹴りを叩き込む。リングを潜るごとにメダルを模した動物のエフェクトが現れる。
- ダブルライダースラッシュ
- 『MOVIE大戦CORE』で使用。W サイクロンジョーカーエクストリームとの連携技。自身のオーズバッシュとWのビッカーチャージブレイクの同時攻撃。
- タジャドルコンボ
- 固有能力:超音速飛行
- タカ・クジャク・コンドルの組み合わせで変身する鳥系コンボでオーズの強化形態。[要出典]基本カラーは赤。タカヘッドがこのコンボ時のみタカヘッド・ブレイブへと強化され、オーラングサークルがタトバコンボと同様に金縁で、タカが頭部、クジャクが胴体(翼)、コンドルが脚部となり一体の不死鳥を描く構図になるなど、他のコンボとは一線を画す外見上の変化がみられる。さらに変身時は全身から炎を発する。
- 全体的な戦闘能力はプトティラコンボに次いで高く、特に視力・空間認識能力・飛行能力・キック力・飛行補助機能に優れている。背中のクジャクウイングで空中を超音速で飛行する固有能力や空・炎を司る能力[要出典]を備え、体中に付加された羽・爪状の突起による格闘戦や、タジャスピナーからの火炎弾・火炎放射・羽手裏剣といった豊富な飛び道具によって、相手を翻弄・急襲する戦法を得意とする。
- なお、飛行できることから飛べないヤミー、炎によってウヴァや昆虫系成長ヤミーとの戦闘に適しているが、アンク(ロスト)・鳥系成長ヤミーとの戦闘には不向きである。
- 必殺技
-
- プロミネンスドロップ
- クロー状に変形し炎を纏ったコンドルレッグで急降下蹴りを叩き込む。『MOVIE大戦CORE』で後述のダブルライダーキック時にはクロー状に変形せず、炎を纏い両足蹴りを放った。破壊力は120t。
- マグナブレイズ
- タカ・クジャク・コンドルコアとセルメダル4枚でギガスキャンを発動し、不死鳥を模した炎を纏って空中高くから突撃する。破壊力は100t。
- ダブルライダーキック
- 『MOVIE大戦CORE』で使用。W サイクロンジョーカーゴールドエクストリームとの連携技。自身のプロミネンスドロップとWのライダーキック(正式名称不明)の同時攻撃。
- ガタキリバコンボ
- 固有能力:分身生成
- クワガタ・カマキリ・バッタの組み合わせで変身する昆虫系コンボ。基本カラーは緑。
- 視野・リーチ・瞬発力・ジャンプ力・キック力に優れている。カマキリソードによる剣術やバッタレッグによるキック技を得意とし、最大50体[38]まで自身の分身体「ブレンチシェイド」を作り出す固有能力を備え、その分身と連携した集団戦を得意としており[39]、複数または巨大化したヤミーとの戦闘に適している。
- ラトラーターコンボ
- 固有能力:熱線放射
- ライオン・トラ・チーターの組み合わせで変身する猫系コンボ。基本カラーは黄色。
- 聴力・腕力・火力・スピード・敏捷性に優れており、特にスピードは全コンボ中最速。さらに暗視・消音移動といった隠密行動にも長け[38]、トラクローやチーターレッグによる高速で標的を仕留める戦法を得意とする。また全身から河川を蒸発させるほどの強力な熱線「ライオディアス」を放つ固有能力といった熱を司る能力[要出典]を備えるなど、コンボの中でも豊富な能力を備えた形態。その反面コンボの中でも特に制御が難しいが、全コンボ・亜種形態中唯一トライドベンダーを制御できる形態でもあり、トライドベンダーと併用することで余分なパワーを伝達・負荷が抑えられることでコンボの安定使用が可能となる。また、強い光を苦手とするガメル・重量系成長ヤミー、高熱が弱点のメズール・水棲系成長ヤミーとの戦闘に適している。
- 必殺技
-
- 突進攻撃(正式名称不明)
- 前方に出現した黄色い3つのリングを潜り抜けながら急接近し、トラクローで敵をX字に切り裂く。
- サゴーゾコンボ
- 固有能力:重力操作
- サイ・ゴリラ・ゾウの組み合わせで変身する重量系コンボ。基本カラーは灰色。
- パワー・防御力・姿勢制御能力・腕力・強靭さ・脚力・耐久力に優れており、特にパワー・防御力・腕力はプトティラコンボと同等のほか、地上・地下に潜む敵をソナーのように感知したり、地震の発生といった大地を司る能力[要出典]を備える。主にパンチを主体とした近距離戦を得意とするが、ゴリバゴーンによる遠距離攻撃も可能。さらに周囲の重力場を操作する固有能力を持ち、特定の対象の周囲の重力を増大させたり無重力にしたりすることで敵の動きを封じることが可能であり、空を飛ぶ敵・素早い敵にあえてこのコンボで挑むことがある。ただし機動力・スピードが低いため、複数戦には不向きである。
- 必殺技
-
- サゴーゾインパクト
- その場で跳躍し、着地の震動とともに3つの白いリングで敵を捕縛し、手元に引き寄せて頭突きと両腕のフックパンチを同時に叩き込む。発動後、破壊された地面は修復される。
- シャウタコンボ
- 固有能力:液状化
- シャチ・ウナギ・タコの組み合わせで変身する水棲系コンボ。基本カラーは青。変身時は全身から水を発する。
- 水中潜行能力・感知能力・柔軟性・攻撃範囲・移動範囲に優れており、さらに水中を高速で遊泳することが可能になるほか、身体を液状化する固有能力による攻撃の回避・跳躍や、電気ウナギウィップや分裂するタコレッグといったトリッキーな戦闘が可能となる。水中戦で真価を発揮するが、地上でも充分な戦闘能力を持っている。水中を泳ぐ敵はもちろん、水を扱えるためアンク(ロスト)や鳥系成長ヤミーとの戦闘に適している。
- 必殺技
-
- オクトバニッシュ
- 身体を液状化させ高く跳躍し、ウィップで捕縛した敵を引き上げながら急降下しつつドリル状に変化させたタコレッグでドリルキックの要領で貫く。
- プトティラコンボ
- 固有能力:冷気発生
- プテラ・トリケラ・ティラノの組み合わせで変身する恐竜系コンボでオーズの最強形態。[要出典]恐竜系コアは他のコアと違い亜種形態をなさず、このプトティラコンボでのみ力を発動する。基本カラーは紫。オーラングサークルはタトバコンボやタジャドルコンボと異なり、コアメダルの縁と同形状に立体化した金縁が特徴であるほか、オーズの全身を覆う強化皮膚の色は従来の黒から白へと変色している。さらに変身時には凄まじい冷気を放ち、恐竜のような咆哮をあげる。
- 大型恐竜の特性を備えていることから、全身の筋肉量が増加するとともに身体を覆う外骨格も装甲のように堅牢なものとなり、全体的な戦闘能力が他のコンボや亜種形態を圧倒するほど上昇しており、特に感知能力・可視領域・パワー・防御力・脚力・瞬発力に優れている。さらに腕力・キック力・ジャンプ力は全コンボ中最も高く、特にパワー・防御力・腕力はサゴーゾコンボと同等である。高い身体的能力に加えて、背中のエクスターナルフィンによる飛行、ワインドスティンガー・テイルディバイダー・メダガブリューといった高威力の武装、さらに標的を一瞬で凍結させる強力な冷気を発生させる固有能力といった氷を司る能力[要出典]など、豊富な攻撃手段を多数持つ。また耐久力でも群を抜いており、アンク(ロスト)のプロミネンスドロップを受けても即座に立ち上がれるほどである。恐竜系コア以外のコアメダルの力を無効化してしまう恐竜系成長ヤミーに唯一対応できるコンボでもあり、単純な戦闘能力の高さから敵の系統を選ばない。
- 恐竜系のコアは、欲望を持たないゆえにオーズの力を使いこなせていた映司の心の隙間に入り込んでいる。このため、当初は映司が危機に陥るとその意思に関係なく発動し、変身中も自我は失い敵味方の区別なく目の前の相手を襲うようになる暴走の危険性をはらんだフォームであった。しかし後に映司が意志を強く持つことで、徐々に力を制御し暴走を回避できるようになっていく。
- 必殺技
-
- 粉砕攻撃(正式名称不明)
- ワインドスティンガーで貫いた敵を冷気で凍らせ、テイルディバイダーで粉砕する。
- グランド・オブ・レイジ
- メダガブリュー アックスモードで標的を両断する。破壊力は170t。
- ストレインドゥーム
- メダガブリュー バズーカモードから強力な破壊光線を放つ。破壊力は200t。
ヘッド | アーム | レッグ | |
---|---|---|---|
タトバコンボ | タカ | トラ | バッタ |
タジャドルコンボ | クジャク | コンドル | |
タカジャバ[41] | バッタ | ||
タカキリバ | カマキリ | ||
タカキリーター | チーター | ||
タカトラーター | トラ | ||
タカトラドル | コンドル | ||
タカトラタ | タコ | ||
タカゴリバ[42] | ゴリラ | バッタ | |
タカゴリタ | タコ | ||
タカウタ | ウナギ | ||
タカウバ | バッタ | ||
タカウーター | チーター | ||
ガタキリバコンボ | クワガタ | カマキリ | バッタ |
ガタトラバ | トラ | ||
ラトラーターコンボ | ライオン | チーター | |
ラトラバ | バッタ | ||
ラトラゾ[43] | ゾウ | ||
ラキリバ | カマキリ | バッタ | |
ラキリーター | チーター | ||
サゴーゾコンボ | サイ | ゴリラ | ゾウ |
サジャゾ | クジャク | ||
サウバ | ウナギ | バッタ | |
シャウタコンボ | シャチ | タコ | |
シャウバ | バッタ | ||
シャジャーター | クジャク | チーター | |
プトティラコンボ | プテラ | トリケラ | ティラノ |
上記以外にも亜種形態は存在し、玩具・『ガンバライド』・『仮面ライダー クライマックスヒーローズ オーズ』で確認できる。
- ツール
-
- オーズドライバー
- オーズの変身に必要なアイテムのセット。オーメダルとともに石板の状態で封印されていたが、アンクによって持ち出され、映司に渡されて彼が装着したことにより、石化の封印が解かれた。
- オースキャナー
- オーズドライバーにおいて、システムの核を担うスキャナー。普段は右腰部にマウントされている。オーカテドラルに挿入した3枚のコアメダルを横一線にスキャンすることでメダル名の音声が発音されると共にコアメダルの力を取り込み、変身者の肉体に転送する。さらに、変身中にメダルを再スキャンすると「スキャニングチャージ!」の音声と共に、各形態に応じた必殺技を発動する。
- オーカテドラル
- オーズドライバーのシステム全体を統括するためのベルト。腰に装着すると共にオースキャナーとオーメダルネストが現出する。バックル部に3つのメダル挿入口を設けており、ここにコアメダル3枚を挿入し、斜めに傾けることでコアメダルの力を覚醒させる。なお、3つの挿入口は左から頭部・腕部・脚部に対応している。
- オーメダルネスト
- 左腰部に装着された、オーメダルを収納するためのメダルケース。オーメダルの力を封印する力を持つ。劇中ではセルメダルしか入れていない模様。
- オーメダル
- オーズは変身に「コアメダル」を、ツールの起動には「セルメダル」を使用する。
- メダジャリバー
- 鴻上ファウンデーションが開発したオーズ専用の大型剣。第2話において後藤を介して与えられた。全ての形態で使用でき、セルメダルを3枚投入しスキャンすることで「トリプル! スキャニングチャージ!」[44]の音声とともに、空間もろとも敵を一刀両断にする「オーズバッシュ」を発動する[45]。一度のチャージで連発が可能で、衝撃波を放って遠方の敵をも切り裂くことが可能。切断後、標的以外は時間が逆行したように修復される。
- タジャスピナー
- オーラングサークルから取り出す、左腕に装着されるクジャクアーム専用の手甲型エネルギー解放器。メダル状の火炎弾や火炎放射を放つほか、炎を纏って直接殴り付けたり、盾としても使用できる。内部のテーブル・オークラウン[46]の窪みに7枚のコアメダルやセルメダルをはめ込み、テーブルを回転させながらオースキャナーでスキャンすることでメダルの力を連続して引き出す「ギガスキャン」が発動し、その形態に応じた必殺技を放つ。
- メダガブリュー
- 恐竜系コアの力で地中から生成される、ティラノサウルスの頭を模した武器。大斧型のアックスモードとエネルギー砲型のバズーカモードの2形態をとる。セルメダルを装填し内部で凄まじい圧力をかける機構を備え、抽出したエネルギーを凝縮・高密度化することでエネルギー量を約3倍にまで引き上げることが可能となっている。
- ティラノサウルスの口部分にセルメダルを投入し、内部のセルをティラノの上顎部分で噛み砕くように圧縮することで、「ゴックン」という音声とともに一度に最大セル4枚までエネルギーを凝縮する。アックスモード時には自己修復機能を備えた超高硬度クリスタル製の刃で敵を粉砕し、バズーカモード時には砲身内部で圧縮されたセルのエネルギーを循環させることで更に増幅し、砲撃に転換する。セルを装填することで、「プトティラノヒッサツ!」という歌とともに形態に応じた必殺技を発動する。
- 主にプトティラコンボが使用するが、アックスモードのみなら他のコンボ形態でも使用でき、その際は必殺技発動時にコンボ名とそれに合わせた歌(カラオケバージョン)を発声する[47]。
仮面ライダーバース
真木を中心とした鴻上生体研究所が、オーズやグリード、ヤミーの戦闘データをベースに開発した生体強化スーツシステム、およびシステムを装着した仮面ライダー。その名称は誕生を意味している。欧文表記は「“KAMEN RIDER BIRTH”」。全身のベースは黒であり、ボディ各部の計10ヶ所にリセプタクルオーブ[24](後述)が配置されている。頭頂部には配されているものより一回り大きいオーブがあり、その外周を沿うようにU字型の黒い複眼(発光時は赤)がある。
メダルを除いたツールは完全に鴻上ファウンデーション製。オーズと比較すると、コアメダル(コンボチェンジ)を用いず、バース・CLAWsなどセルメダルのパワーを最大限に解放するという汎用性を重視した設計思想、ツールによる変身システムのため誰でも[48]変身可能という差異がある。なお、コアメダルの力を使うオーズとは異なり、グリードに対して直接ダメージを与えられないことがウヴァ、カザリから言及されている[49]。
現在の変身者は伊達明。その特性上、能力発動には彼が変身前にも持参しているメダルタンクからセルを補給する必要がある。それにより一部の行動が制限されてしまうものの、随時補給と攻撃を行うことにより、相手に反撃の隙を与えない力押しの戦闘スタイルを取る。
- ユニット
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- バース・CLAWs
- バースは、胸部・背部・両肩・両腕・両腿・両脚の合計10ヶ所にカプセル型のエネルギー中継ユニット・リセプタクルオーブが配置されており、オーブから戦闘支援ユニットシステム・バース・CLAWs[50]を転送し、オーブ内のコネクタに連結することで換装・運用する能力を持つ。”CLAWs”とは「Cannon・Leg・Arm・Wing・System」の各文字から頭文字をとったもの[50]。
- バースドライバーにセルメダルを1枚投入することで物質転送機能が作動、選択したユニットが応じた箇所のオーブから転送・装着される機構となっており、局面に応じてユニットを換装しながら戦闘を行っていく。一部のユニットにはオーメダルを磁石のように吸い寄せて回収する機構が備わっており、攻撃した相手の表皮から剥ぎ取ったメダルを吸い付ける形で、メダル奪取の任務を効率的に遂行できる設計となっている。
- ブレストキャノン
- 胸部に装着する遠距離型砲撃ユニット。砲身部・サラマンダーランチャーから弾丸状のエネルギーを射出する大型キャノン砲。全ユニット中非常に高い威力を誇るが、バース自身を砲台と化すことからバースの動きが制限されるというリスクがある。また、セルバッシュモードを発動させることでメダルのエネルギーを増幅させ、強力なビームとして放出する(伊達は、この技を「ブレストキャノンシュート」と名付けている)。CLAWs・サソリへの合体時は胴体を構成する。
- ドリルアーム
- 右前腕部に装着する近接型格闘ユニット。アーム先端のドリル・ブライトンビットを高速回転させ、グリードやヤミーの肉体となったセルメダル同士の結合そのものを破壊する性質を持つドリル型武装。その特性と高い穿孔力によって、硬い装甲を持つ相手でもピンポイントに弱点を打ち砕くことが可能。パワーアップを果たしたカザリとの戦いで破損したが真木が修復、合成ヤミーを強引に分離、吸収してしまうほどの性能に強化された。CLAWs・サソリへの合体時はクレーンアームと併せて尾部を構成する。
- クレーンアーム
- 右腕全体に装着する中距離型支援ユニット。ワイヤーに接続されたフック・シュプリンガーハーケンを射出する腕部と、射出したワイヤーを巻き上げるウインチとなっている肩部から構成されるクレーン型武装。敵を拘束したり引き寄せたりすることによる攻撃の他、壁面にフックを打ち込んでの立体的な移動、飛散したセルメダルを遠くから一気に回収するなど、その使用範囲は幅広い。また、ドリルアームと同時換装することでクレーンの先端にドリルアームが装着され、中距離からのドリル攻撃も可能になる。CLAWs・サソリへの合体時はドリルアームと併せて尾部を構成する。
- キャタピラレッグ
- 両脚部に装着する移動支援兼近接格闘ユニット。キャタピラベルト・ヘイズクローラーを回転させることで悪路や壁面であろうが高速での滑走が可能となるキャタピラ型武装。単なる移動の他、ユニット自身の重量を利用してのキック力の上昇に加えて、回転するキャタピラを押し付けグリード・ヤミーの身体からメダルを削り取るといった副次効果による、攻撃兵装としても利用できる。CLAWs・サソリへの合体時は脚部を構成する。
- ショベルアーム
- 左前腕部に装着する近接型格闘ユニット。CLAWs中最大の出力を誇り、大型クロー・バーミリオンバケットで捕えた敵を片手で持ち上げ、振り回せるほどのパワーを持つショベル型武装。クローを相手に叩きつけて攻撃する他、掴んで締め上げるといった強力な攻撃を繰り出せる。CLAWs・サソリへの合体時は左腕を構成する。
- カッターウイング[51]
- 背部に装着する飛行型支援ユニット。時速300kmでの飛行が可能となり、ストロンジウムで構成された主翼・ソレントエッジで相手を切り裂くウイング型武装。CLAWs・サソリへの合体時は鋏のような形状となって右腕を構成する。
- バース・デイ
- 6つのユニット全てを装備(右腕のアームはクレーンの先端にドリルがある)したバースの重武装形態。伊達曰く「とっておき」。重武装ながらも攻撃力・機動力を兼ね備えた強力な形態であるが、6つのユニットを転送するのに時間がかかるというリスクがあり、セルの消費も著しい。
- CLAWs・サソリ
- ドライバーに1000枚のセルを投入することで発動する、各ユニットが合体して完成するサソリ型の装甲戦闘支援型ドロイド。あらかじめ設定された自律戦闘プログラムに従い、グリードやヤミーとの戦闘及びバースの支援を行う。バース頭部に内蔵されているマスターサーバーとネットワークで接続されているため、ドライバー装着者が直接指揮を取ることも可能で、ジャブで腕部による攻撃、回し蹴りで旋回など、バースのアクションにシンクロしている。分解しても稼働しており、分散することによるダメージの軽減や再度合体しての奇襲も可能。また、尻尾のドリルの先端から七色の光線(名称不明)を乱射することができる。
- ツール
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- バースドライバー
- バースの変身ベルト。バックル部にセルメダルからエネルギーを抽出する反応炉・セルリアクターが搭載されており、バックル左側のメダル挿入口にセルを投入し、バックル右側のハンドルレバーを回転させリアクターを守るカプセル状のトランサーシールドを展開することで、セルから得られたエネルギーを用いてシステムを稼働させる。
- セルを1枚投入した場合は、メダルのエネルギーを利用した物質転送機能が作動し、バースのスーツおよびバース・CLAWsを転送・再構成することで、バースへの変身および武装を行う機構となっている。セルを一度に2枚投入した場合は、「セルバースト」の電子音声とともに、瞬間的に通常出力の290%ものエネルギーを解放する「セルバッシュモード」が起動、ユニットの威力を大幅に高め、ユニットに合わせた必殺技を発動する。セルバッシュモードを複数回連続で発動させ、ユニットの威力をさらに高めることも可能。
- オーメダル
- 変身・武装・必殺技発動といった一連のアクションはセルメダルのみを用いて行われる。
- バースバスター
- バース専用の携行型火器。セルメダルを内部に装填し、セルから抽出したエネルギーを転換、メダル状のエネルギー弾として射出することによる銃撃を行う。威力や射撃速度はバースの意思によって調節できる。2機開発されており、最初に作られたオリジナルは後藤が所有している。変身前でも使用は可能だが、反動が強くライドベンダー隊で鍛えたはずの後藤でさえ初使用時には使いこなせなかった。
- セルの装填は、銃口下部に接続されている着脱可能なメダル収納ポッド・セルバレットポッドを取り外し、一度ポッドにセルを一気に貯蓄した後本体に順次装填する、といった形を取る。銃撃後エネルギーを抽出されたセルは、本体からポッドへと排出され、一回のポッド脱着によって、排出されたセルの放棄→新たなセルの貯蓄→装填といった一連のアクションを効率的に遂行できる機構となっている。またセルを貯蓄したポッドを銃口に装着することで、ポッドが追加型の強化砲塔となったセルバーストモードへと組み変わり、より強力なエネルギー弾を発射する「セルバースト」を発動する。
世界設定・用語
- オーメダル
- 欧文表記:O Medal。作中のキーアイテムで、800年以上前に当時の科学者が人工の生命を作るため、地球に生息する様々な生物のパワーを凝縮して作った神秘のメダル。人間をオーズに変身させるとともに、グリードの身体を構成する細胞の役目を果たす。メダルの表面には生物のシンボルマークが描かれている。以下の2つの種類が存在する[52]。
- コアメダル
- 欧文表記:Core Medal。金色の基盤に、それぞれの属性の配色(鳥系(赤)・昆虫系(緑)・猫系(黄)・重量系(灰)・水棲系(青)・恐竜系(紫))を持つメダル。6種類のカテゴリーに分類[53]され、カテゴリーごとに10枚のコアメダルが作られた。生物のパワーがより大きく封じられたものであり、増殖したり消滅することはない。この10枚から1枚を抜き取り、9枚という「欠けた」数字にしたことで、「足りないが故に満たしたい」という欲望が誕生・増幅、それらがグリードの元となっている。グリードにとっては身体の核[54]に当たるため、彼らはオーズの持つコアを執拗に狙う。
- 6種のうち恐竜系コアだけは800年前にも世に出ることはなく、グリードを生み出すこともなく封印されたまま現在に至っていた。しかし鴻上によって日本に持ち出され、財団から離反した真木によって解放されるとともに、メダルの一部を抜き取られることによって自律意志が発生、半分ずつが映司と真木の肉体に取り込まれ現代に復活を果たした。
- セルメダル
- 欧文表記:Cell Medal。銀一色のメダル。コアメダルほどのパワーはないものの、人間の欲望を糧にして際限なく増殖することができ、グリードの身体の大部分を構成するとともに、人間(あるいはその欲望)をヤミーに変える力を持つ。コアとは異なり力を使い果たすと消滅してしまうため、オーズはセルをツールに力を与えるための消耗品として扱う。グリードが封印されている間に鴻上ファウンデーションによって研究・開発が行われ、ライドベンダーやメダジャリバー、カンドロイドに仮面ライダーバースといったセルを利用するための装備が生み出された。なおセルの用途は全カテゴリー共通であり、とくに使い分けることは無い。
- グリード
- 欧文表記:Greeed。個体ごとに9枚(3種×3枚)のコアメダルを核、大量のセルメダルを細胞として構成された、人間の「欲望」を糧に力を増大させる種族。800年前に10枚作られたコアから1枚を抜き取り、9という「欠けた」数字にした結果「足りないが故に満たしたい」という欲望が生まれ、その欲望が進化して自律意志を持ちメダルを肉体として誕生した。800年前当時のオーズに敗北し、メダルへと還元された状態で石棺に封印されていたが、現代に甦り活動を再開した。オーメダルと同様鳥系・昆虫系・猫系・重量系・水棲系など、各々はそれぞれの種族に属する複数の動物の特徴を備えている。人間の欲望を感知して自分のセルと融合させることでヤミーを創り出し、セルを増やして己の糧とする。ヤミーを遥かに超える戦闘力を持ち、自身の身体をメダルに戻しての神出鬼没な移動が可能。なおオーズの必殺技の直撃など大きなダメージを受けると、身体を維持できなくなりメダルとしてバラバラに飛散するが、その状態でも意識は消失せず残ったコアに残り、一定以上のコアとセルを用いることで再度復活することが可能。
- 覚醒したものの核であるコアが9枚未満の「セルメン[55]」と呼ばれる不完全な状態となっており、足りないメダルを集めて完全体となるため、ヤミーによってセルを集めるとともに、アンクが持ち去ったコアを執拗に付け狙う。一方でアンクや鴻上ファウンデーションらもグリードが持つコアの奪取を狙っており、三つ巴の争奪戦が展開される。なお自分以外のコアを吸収してパワーアップすることも可能だが、何枚メダルがあろうと自分のメダル9枚が揃っていない限り完全復活には至らず、メダルの力を完全に制御することはできない。
- アンク以外の4体は復活した当初は怪人態のまま暴れていたが、人間社会で目立つことを避けるため、間もなくアンクを真似て人間の姿で行動するようになる[56]。ヤミーの宿主を見抜けるアンクも、人間に変身したグリードは見抜くことができない。後に現代において、鴻上の行動によってアンクの分離した身体が別の自我を持ったアンク(ロスト)が新たに覚醒したことに加え、恐竜系コアを5枚ずつその身に宿した映司と真木の2人が、恐竜系グリードに相当する存在へと変化した。
- ヤミー
- 欧文表記:Yummy。名前の由来は「美味しそう」という意味の英語からである。グリードが自身を構成するセルメダルと人間(以下、宿主と表記[57])の欲望によって造り出す、彼らの分身とも言える怪人。グリードが目をつけた宿主にメダルの投入口を作り、そこにセルを投入[58]することで誕生(ただし欲望が小さすぎるとヤミーが生み出せない)し、宿主の欲望に基づいた行動をとることによって体内のセルを増殖させ、グリードにそれらを譲渡する。ヤミーを誕生させる触媒となった宿主には肉体的な損傷はない[59]が、中にはヤミーを生み出した記憶や自覚がなく、さらには抑制力を失って禁断症状のようにその根本となる欲に依存する者もいる。
- その肉体は大量のセルで構成されているため、攻撃を受けると傷口からメダルが溢れ出し、必殺技などで完全に滅せられると大量のメダルに戻る。またグリードにセルを譲渡する時も、自らの肉体をメダルに還元して消滅する。一部のヤミーは、親となるグリードと同じ属性の自然要素を用いた攻撃を持つものもいる。
- 個体の名称は「(日本語での動物名)ヤミー」。着ぐるみ造形のヤミーは出渕裕、CG合成によるヤミーは篠原保がそれぞれデザインを担当しており、前者はベルトをした人間型の動物に人の顔が付いた姿をし、後者はモチーフとなった動物そのものに「欲望を掴む」ことを暗喩する手が体の各所に配されている[60]のが特徴。
- なお、以下のように生み出すグリードによって分類され、そのヤミーの成長方法(欲望を収集する手段)が異なる。
- 鳥系成長ヤミー
- アンク(ロスト)によって生み出される。セルを宿主に投入すると、ミイラのような白ヤミーという姿で宿主から分離して誕生。宿主の欲望を満たすために必要な物を、他の人間から奪い取って宿主に付加することで成長する。成長し飛行が可能になった段階で、宿主をその欲望と関連づいた場所に監禁しながら奪ったものを与える、といった親鳥のような行動をとる。なお、映司と行動を共にしている側のアンクには従おうとしない。
- 昆虫系成長ヤミー
- ウヴァによって生み出される。セルを投入した宿主から白ヤミーの状態で分離し誕生。宿主が抱く「欲望」を満たすための行動を、ヤミーが替わりに実行することで成長、独自の姿に変化する。欲望が、「欲しい」という「物欲」である場合はその対象を摂取[61]、「したい、なりたい」という「欲求」であった場合はそれに基づいた「行動」を実行することで成長する。また元になった欲望が複数の強い思いが秘められた多重構造であった場合、成長するにしたがって2体以上のヤミーに分離してしまうこともある。成長スピードが早く短時間にセルメダルを稼げるが、自分以外の者に奪われる危険性もある。なお成体は会話が可能なほど知能が高い個体が多く、メダル収集のほか刺客として送り込まれることもある。
- 猫系成長ヤミー
- カザリによって生み出される。セルを投与した宿主に白ヤミーの段階で寄生し、欲求のままに暴走させ[62]、満たされた欲望を直接摂取して成長する。成長しきると逆に宿主を己の体内に取り込んでしまうため、宿主を体内から救出した上で倒さなければならない。また宿主を拘束する等して動きを止め、禁断症状状態にして分離させる方法もある。なお成体はモチーフとなった生物に加えて、宿主の容姿・欲望に基づいた外見をとるのが特徴。
- 重量系成長ヤミー
- ガメルによって生み出される。人間ではなくガメル自身にセルを投入することで、最初から成長体で誕生。生み出す起因となったガメル自身の「欲求」(その場の思いつき)を満足させるために行動する。生み出す際セルを大量に消費する必要があるが、満たした欲望の受け皿が自分自身であることから増殖したメダルは直接ガメルの体に蓄積され、後でヤミーから回収する手間がなく奪われる危険性も少ない。逆にヤミーそのもののセルは能力を使う度消費されていくため、ヤミーを倒しても得られるメダルは1枚だけである。またすぐに成長体として誕生することから、現場での戦力確保を目的に生み出させられることもある。
- 水棲系成長ヤミー
- メズールによって生み出される。セルを投与した宿主の近くに「巣」を作り、宿主の欲望を糧に巣の中で無数の卵を白ヤミーを介さずに成長させる。巣と卵は周囲の風景に溶け込むよう擬態しているため、孵化するまでは機械などを使用しない限り人間には認識できない。
- 成長に時間がかかるものの、一度に大量のヤミーが誕生するため、効率よく大量にセルを集められるメリットがある。ただし卵の状態のヤミーは無力であるため、一部のヤミーが途中で孵化して行動するようなことはあれど、このタイプの方法でセルを増殖させるには、暴走する宿主本人の行動が要となっている。
- 合成系成長ヤミー
- 複数の属性を組み合わせることで誕生した新種のヤミー。劇中ではカザリが別属性のコアを取り込む事で単独で作った個体と、メズールが自身の欲望をヤミーの素とするガメルにセルを投入することで作った個体が登場する。
- 育成方法は特に決まっておらず様々なグリードの用いる方法で育つ。成長後の姿が2種類の異なる生物をモチーフとしており、両者の特性を備えるため戦闘力が上がっているだけでなく、一方の弱点を他方の性質によって無効化するため、よりオーズを苦戦させる存在となっている。厳密にいえば2匹のヤミーが融合したものであり、任意で通常のヤミー(1つの系統のみ)を生み出すことが出来る。また合成系も一方のヤミーが何らかの理由で破損した場合、残ったヤミーが突然変異、暴走するおそれがある。
- 恐竜系成長ヤミー[63]
- 恐竜系コアを投入され、その「器」となった真木によって生み出される。人間ではなく物体にセルを投入することで最初から成長体で誕生。モチーフは恐竜に限らず、絶滅種及び想像上の動物、即ち本来現世には「存在しない」生物が該当する。上記の性質を秘めた恐竜系コアが「無」の欲望を持つことから、周囲の欲望を「無」に返すことを行動原理とし、セル=欲望の増幅ではなく純粋な破壊活動を行う。破壊活動の内容は媒体となった物に込められた想いによって左右される。セルを増幅しないため倒しても得られるメダルは重量系同様1枚のみ。[要出典]
- 他系統のヤミーよりも遥かに強力なことに加え、欲望の結晶である恐竜系以外のコアメダルを無力化してしまう特殊能力をも備えているため、コアメダルの力を引き出すオーズの場合はプトティラコンボでしか対処が出来ない。
- 屑ヤミー(くず - )
- グリードがセルを半分に割って生み出す下級のヤミー。劇中ではウヴァしか使用していないが、アンクの発言によると他のグリードも生み出すことが出来るようである。外見は白ヤミーと酷似しているが、包帯の巻かれている面積が狭く、顔の中心に黒丸があるなどの差異がある。物理攻撃に対しては即座に復帰する耐久力を持つが、白ヤミー以上に鈍重で、オーズの特殊攻撃(クワガタヘッドの電撃など)や人間の対物火器などには耐性がなく、直接の戦闘力も皆無。人間に寄生することでセルを増殖することも可能だが、人間1人につき1日1枚と増殖ペースは極めて遅い。しかし宿主がいらずに量産が容易(1枚につき2体)なことに加え、グリードでも気配を感知できず隠密行動時に発見される危険性も少ないというメリットがあり、陽動や時間稼ぎに利用される戦闘員の他、大量の人間に寄生させることにより時間をかけながらも秘密裏にセルを儲けていくといった役割を担う。
- ライドベンダー
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- 全長:2.124m(マシンベンダー)、2.32m(マシンバイク)
- 全幅:0.925m(マシンベンダー)、0.92m(マシンバイク)
- 全高:1.125m(マシンバイク)
- 重量:260kg
- 最高時速:610km
- 最高出力:395kw
- ベース車種:HONDA・Shadow Phantom750
- 欧文表記:Ride Vendor。鴻上ファウンデーションが開発した特殊バイクで、自販機形態・マシンベンダーモードとバイク形態・マシンバイクモードの2形態を持つ。複数台存在し、普段は一般人が使用する普通の自販機に偽装して街中に配置されているが、セルメダルを投入することによって、モードの変形やカンドロイド射出などの戦闘機能を発動する。オーズの他にも鴻上ファウンデーション所属部隊やアンク、バースも使用し、オーズ自身も街中に配置されたものの中から最寄の機体を使用する。ヘルメットと手袋も備え付けてあり、付近にオーズがいる場合などは独特の効果音でその位置を知らせる。セルメダルは変形キーと同時にエネルギー源であるため、メダルが切れるとガス欠を起こしてしまい、さらに一度投入したメダルは返却できない。遠隔操作でバイクマシンモードへの変形を強制的に不可にすることもでき、実行は所有権を握る鴻上の意志により行われる。
- トライドベンダー
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- 全長:2.52m
- 全幅:1.02m
- 全高:1.125m
- 重量:320kg
- 最高速度:800km
- 最高出力:465kw
- 欧文表記:Toride Vendor。ライドベンダーが巨大化したトラカンドロイドと合体したライドベンダーの強化形態。ライドベンダーの前輪が左右に展開、後輪と一体化することで3輪で後輪部を構成、スペースの空いたフロント部にトラカンが合体し前輪となり、左右に分割したフロントカウルの間にカンドロイドの前足部分がはめ込まれ、虎の顔を模した形状となり完成する。合体によってOSが切り替わり、マシン自体が生きているかのような自律行動をとるようになる。トラカンドロイドと同じ属性を持つラトラーターコンボのみ制御が可能で、他の形態では暴れてしまい搭乗することすらままならない。このコンボの余剰エネルギーを吸収し自らの動力へと変換することで、機体は爆発的な走行能力・パワーを発揮すると共に、オーズは安定したコンボ形態の運用が可能となる。
- 前輪・後輪が大型化していることで出力が飛躍的に上昇したことに加え、前輪から伸びた鋭い爪状のフレームによる白兵戦や、メダル状のエネルギー弾発射によって遠距離戦が可能となる。また、フロントカウル部は敵を咬み砕く近距離用の武器となる他、咆哮とともにエネルギー波を放つことで隠れた敵を引きずり出すことも可能。また、空中飛行も可能。
- カンドロイド
- 欧文表記:Candroid。ライドベンダーから入手可能なサポートメカ。缶型のカンモードから、プルトップを開けること[64]により、オーメダルの分類に基づく生物型のメカモードに変形する。ベンターから取り出す際には「○○(モチーフとなった生物)カン」という音声が発声する。缶のままでも転がって移動することが可能。入手に必要なメダルがあれば、オーズだけでなくアンクを初めとする他の人物も使用可能。量産されており、基本的に1枚のメダルにつき1体を入手するが、特定の順番でボタンを押すことにより大量に手に入れることができ、一度に多数を用いる物量作戦で下記のように様々な任務をこなす。知能と使用者への忠誠心は高く、人語を理解しある程度の意思疎通も可能。括弧内は基本カラー。
- タカカンドロイド(赤)
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- 全長:164mm
- 全幅:300mm
- 全高:80mm
- 最高水平飛行速度:250km/h
- 連続駆動時間:72時間
- 欧文表記:Taka Candroid。タカメカモードに変形するカンドロイド。口の部分で物を掴む(咥える)ことができ、ヤミーの追跡やセルメダルの収集などに利用される。他のカンドロイドを運搬することも多く、バッタカンドロイドと合わせて高所の偵察などにも使われる。
- タコカンドロイド(水色)
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- 全長:265mm(8本アーム展開時)
- 全幅:100mm
- 全高:185mm
- 連続駆動時間:84時間
- 欧文表記:Tako Candroid。タコメカモードに変形する水陸両用のカンドロイド。足をジャイロ回転させて飛行し、丈夫で柔軟な性質から、互いに連結し合ってバイクが走行可能な道や衝撃を吸収するネットを形成する。威嚇用の墨を吐き出すこともある。
- バッタカンドロイド(緑)
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- 全長:199mm
- 全幅:55mm
- 全高:114mm
- 連続駆動時間:96時間
- 欧文表記:Batta Candroid。バッタメカモードに変形するカンドロイド。ビデオカメラと通信機としての機能を持っており、別行動時の映司とアンクの連絡手段や、諜報活動に利用される。バッタ型だが跳躍だけでなく、腹部のローラーによる走行も可能。
- トラカンドロイド(黄)
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- 全長:10000mm
- 全幅:1020mm
- 全高:790mm
- 連続駆動時間:108時間
- 欧文表記:Tora Candroid。トラメカモードに変形するライドベンダー拡張強化用カンドロイド。独自の機能でセルメダルのエネルギーを物質化することで巨大化、ライドベンダーに合体して、前述のトライドベンダーにパワーアップさせる。他の機体とは違いこれにのみ主眼が置かれており、カンドロイド自体に攻撃能力は無い。
- 電気ウナギカンドロイド(青)
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- 全長:350mm
- 全幅:90mm
- 全高:55mm
- 連続駆動時間:112時間
- 欧文表記:Denki Unagi Candroid。ウナギメカモードに変形するカンドロイド。放電能力を持ち、複数機を連結させれば相手の動きを封じるリングを形成する。外見もあって初登場時、映司は自分の苦手なヘビだと勘違いした。地面を這って移動し、ヤミーを見つけると「ヤミー」と鳴き声をあげて知らせる。
- ゴリラカンドロイド(黒)
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- 全長:74mm
- 全幅:106mm
- 全高:72mm
- 最高歩行速度:55km/h
- 連続駆動時間:108時間
- 欧文表記:Gorilla Candroid。ゴリラメカモードに変形するカンドロイド。両腕を振り回し、その遠心力でメダルを投擲して回収する他、ヤミーの感知もできるがグリードには反応しない。現時点では伊達、真木のみが所持しており、伊達においては、食事中に同席したりと変身前・変身後を問わず、彼のサポートを一手に担っている。
- クジャクカンドロイド(橙)
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- 全長:95mm
- 全幅:140mm
- 全高:153mm
- 最大瞬間風速:105.5m/s
- 欧文表記:Kujyaku Candroid。クジャクメカモードに変形するカンドロイド。クジャクの尾羽状のカッターが展開し、空中を飛行してすれ違いざまに相手を切り裂く。カッターの回転により発生する小型竜巻や生物の脳波に干渉する微弱な電磁波などを用いてメダルの回収を妨害する者の排除を行う。
- プテラカンドロイド(紫)
-
- 全長:215mm
- 全幅:346mm
- 全高:45mm
- 連続駆動時間:120時間
- 欧文表記:Ptera Candroid。プテラメカモードに変形する次世代型カンドロイド。従来のカンドロイドでは排出される余剰エネルギーを蓄積・再利用することで瞬間的な高出力の発揮が可能となっている。共振現象による物質破壊、超音波を使った情報伝達など、音を用いた機能が搭載されている。現時点では真木と後藤のみが所持。
- トリケラカンドロイド(深緑)
-
- 全長:196mm
- 全幅:53mm
- 全高:70mm
- 連続駆動時間:136時間
- 欧文表記:Torikera Candroid。トリケラメカモードに変形する次世代型カンドロイド。プテラカンドロイドと同じく余剰エネルギーの活用が可能。磁場を転用させることで真空状態を作り出し、あらゆる物を角を用いて目的地まで弾き飛ばすことが出来る。爆破された後の真木の研究所に1体だけ残されたものを伊達が回収した。
キャスト
レギュラー・準レギュラー
- 火野映司 / 仮面ライダーオーズ(声) - 渡部秀
- アンク(人間態 / 怪人態の声) / 泉信吾 - 三浦涼介
- 泉比奈 - 高田里穂
- 伊達明 / 仮面ライダーバース(声) - 岩永洋昭
- 後藤慎太郎 - 君嶋麻耶
- 里中エリカ - 有末麻祐子
- 白石知世子 / 真木仁美 - 甲斐まり恵
- 真木清人 - 神尾佑
- ウヴァ(人間態 / 怪人態の声) - 山田悠介
- カザリ(人間態 / 怪人態の声) - 橋本汰斗
- ガメル(人間態 / 怪人態の声) - 松本博之
- メズール(人間態) - 未来穂香
- アンク(ロスト)(人間態) - 飛田光里
- 鴻上光生 - 宇梶剛士
声の出演
主なゲスト
演者の左の括弧内はそれぞれの登場話。太字はグリード[65]がヤミーを生み出すきっかけとなった人物。
- 七美 - 伊藤れいこ (1, 5, 6, 15, 35, 36)
- 結花 - 森林永理奈 (1, 5, 6, 15, 35, 36)
- 森沢篤 - 田窪一世 (1)
- 夫人 - 夏野まあや(1)
- 警備員A - 伊佐陶太(チョイチャック) (1, 2)
- 警備員B - 川合鉄平(チョイチャック) (1, 2)
- ルウ - 石山メリサ (2, 9, 10)
- 腹時門太 - 福沢重文 (3, 4)
- 山野遥 - 寉岡萌希 (5, 6)
- 小森武 - 渋川清彦 (7, 8)
- 小森桃子 - 安藤玉恵 (7, 8)
- 只野通 - 坂本真 (9, 10)
- 筑波敬介 - 阿部進之介 (11, 12)
- 澤田幸太郎 - 杉崎真宏 (11)
- 三隅逸雄 - 田村圭生 (11)
- 目黒(目黒マサジ) - 山本栄治(アンバランス) (11)
- マサジ(目黒マサジ) - 黒川忠文(アンバランス) (11)
- 女性編集者 - 松山美雪 (11, 12)
- 売れっ子タレント - 人見早苗 (12)
- 田村ケイ - 松永京子 (13, 14)
- 田村院長 - 浜田晃 (13, 14)
- ライドベンダー隊員 - 藤田慧 (13, 14)
- 野村医師 - 田宮五郎 (13, 14)
- 白鳥梨恵 - 岡野真也 (17, 18)
- 橋本勝 - 高橋光臣 (17, 18)
- おでん屋店主 - 棚橋ナッツ (17, 23)
- 奥村安二 - 六角慎司 (19, 20)
- 山金トイチ - 土平ドンペイ (19, 20)
- 神林進 - 伊嵜充則 (21, 22)
- 神林隆 - 中西龍雅 (21, 22)
- 神林恵美 - 建みさと (21, 22)
- 佐倉優美 - 英玲奈 (23, 24)
- 佐倉麗 - 水谷妃里 (23, 24)
- 岡村一樹 - 福井博章 (25, 26)
- 武田直之 - 夛留見啓助 (25, 26)
- 東恭子 - 山口あゆみ (25)
- 川田 - 長谷部恵介 (25)
- 少年時代の真木 - 渡辺隼斗(26, 29, 30)
- 千堂院 / ショッカー戦闘員 - 村杉蝉之介 (27, 28)
- バイクの女 - 森下千里[66]、千秋[66] (27)
- 野次馬 - 若槻千夏[66] (28)
- ショッカー骨戦闘員ヤミー - ハリセンボン[66] (28)
- 劇中劇ナレーション - 小林清志 (28)
- 坂田浩介 - 坂東巳之助 (31, 32)
- 三原鈴香 - 緑友利恵 (31)
- ブロンズ金融社長 - 西山浩司 (31)
- 藤田医師 - 窪寺昭 (32, 37)
- 北村雄一 - 中山卓也 (33, 34)
- 杉浦祥子 - 竹本彩 (35, 36)
- 祥子の父 - 岩寺真志 (35)
- 沢口健太郎 - 影丸茂樹 (35)
- ファッションショー司会の声 - 河内孝博 (35)
- 路端ライオン(ストリートミュージシャン) - つよしとあやの (35)
スーツアクター
スタッフ
- 原作 - 石ノ森章太郎(石森章太郎プロ)
- スーパーバイザー - 小野寺章(石森プロ)
- プロデュース - 本井健吾(テレビ朝日)、武部直美・高橋一浩(東映)
- 脚本 - 小林靖子、米村正二、毛利亘宏
- 監督 - 田﨑竜太、柴崎貴行、金田治、諸田敏、石田秀範
- 音楽 - 中川幸太郎
- 撮影 - 松村文雄、倉田幸治、いのくままさお、小林元
- 照明 - 斗沢秀、西田文彦
- 美術 - 大嶋修一
- 助監督 - 伊藤良一、山口恭平、塩川純平、杉原輝昭ほか
- 編集 - 長田直樹
- プロデューサー補 - 石川啓
- クリーチャーデザイン - 出渕裕(ウヴァ、カザリ、メズール、ヤミー)、篠原保(ガメル、ヤミー)
- 造型 - ブレンドマスター
- 3DCG製作 - 特撮研究所
- 特撮監督 - 佛田洋
- アクション監督 - 宮崎剛(ジャパンアクションエンタープライズ)
- 技術協力 - 東映デジタルセンター、アップサイド、KYORITZ、nac、ALEXA
- 制作 - テレビ朝日、東映、ADK
主題歌・挿入歌
- オープニングテーマ
-
- 「Anything Goes!」
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - Tatsuo / 編曲 - Tatsuo、中川幸太郎 / 歌 - 大黒摩季
- OP冒頭でのコンボ形態の映像が話数によって変化しているほか、サビに入る前の部分でその回のワンシーンがピックアップされている。
- 挿入歌
- 本作ではEDテーマは存在せず、以下の曲(「レッツゴー!!ライダーキック」・「WIND WAVE」を除く)が主に戦闘シーンにED扱いで挿入される。なお、「レッツゴー!!ライダーキック」・「WIND WAVE」・「Regret nothing」以外の曲の曲名および「Regret nothing」の副題は、対応するコンボ名をもじったものになっている。
- 「Regret nothing〜Tighten Up〜」(第5話 - )
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 鳴瀬シュウヘイ / 歌 - 火野映司(C.V.渡部秀)
- タトバコンボの戦闘テーマ。
- 「Got to keep it real」(第6話 - )
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 鳴瀬シュウヘイ / 歌 - 火野映司(C.V.渡部秀)
- ガタキリバコンボの戦闘テーマ。
- 「Ride on Right time」(第9話 - )
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 鳴瀬シュウヘイ / 歌 - 火野映司(C.V.渡部秀)
- ラトラーターコンボの戦闘テーマ。ラップ部分は緋村剛が歌っている。
- 「Sun goes up」(第12話 - )
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 鳴瀬シュウヘイ / 歌 - 火野映司(C.V.渡部秀)
- サゴーゾコンボの戦闘テーマ。
- 「Time judged all」(第20話 - )
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 鳴瀬シュウヘイ / 歌 - 火野映司×アンク(C.V.渡部秀・三浦涼介)
- タジャドルコンボの戦闘テーマ。
- 「レッツゴー!!ライダーキック」[74](第27話)
- 作詞 - 石森章太郎 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 藤浩一、メール・ハーモニー
- 『仮面ライダー』の初代オープニングテーマ。鴻上が自身が製作する映画の趣旨を説明する際のBGMとして使用されている。
- 「WIND WAVE」(第35話)
- 作詞 - つよし / 作曲 - あやの / 歌 - つよしとあやの
- つよしとあやのが演じるストリートミュージシャン「路端ライオン」の持ち歌として、弾き語りの形で使用。元々は前作『仮面ライダーW』と連動したインターネットラジオ「WIND WAVE」の番組「向かい風 一本勝負!!」の企画で作られたものだが、『W』本編では使用されず、映像では本作が初使用となる。但しノークレジット。
- 「POWER to TEARER」(第36話 - )
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 鳴瀬シュウヘイ / 歌 - 火野映司×串田アキラ(C.V.渡部秀・串田アキラ)
- プトティラコンボの戦闘テーマ。
放映リスト
- 2話完結方式。サブタイトルはどれも「○○と××と△△」といった形式になっており、各話に登場する事柄[75]を含んでいる。また偶数話冒頭において、前話のおさらいを3つにまとめて説明するのも特徴である。
- 山口朝日放送(yab)では、第4話が送信所のアナログ放送設備の電源トラブルが原因の停波でアナログ放送のみ放送されなかった(地上デジタル放送は通常通り放送)。そのため、10月2日10:45 - 11:15に再放送(アナログ放送は初回放送)が実施された。
- 2011年3月13日(第26話放送予定日)は「東北地方太平洋沖地震」報道特別番組放送のため休止。そのため、第26話以降の放送は1週ずつ順延の放送となった。またその結果、仮面ライダーシリーズ通算1000回記念エピソードである第28話の放送日が2011年4月3日となり、仮面ライダー40周年の日と通算1000回の放送日が重なることとなった。
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪人 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
2010年 9月5日 |
1 | メダルとパンツと謎の腕 | 小林靖子 | 田崎竜太 | |
9月12日 | 2 | 欲望とアイスとプレゼント |
| ||
9月19日 | 3 | ネコと進化と食いしん坊 | 柴崎貴行 | ||
9月26日 | 4 | 疑いと写メと救いの手 | |||
10月3日 | 5 | 追いかけっこと巣とセレブ | ― | 金田治 | |
10月10日 | 6 | お洋服と契約と最強コンボ |
| ||
10月17日 | 7 | ダメ亭主と罠と大当たり |
|
諸田敏 | |
10月24日 | 8 | サボリと無欲と休憩中 | |||
10月31日 | 9 | ずぶぬれと過去と灼熱コンボ |
|
柴崎貴行 | |
11月14日 | 10 | 拳と実験と超バイク | |||
11月21日 | 11 | 旅人とアゲハ蝶と有名人 | 米村正二 | 金田治 | |
11月28日 | 12 | ウナギと世界と重力コンボ | |||
12月5日 | 13 | シャム猫とストレスと天才外科医 | 小林靖子 | 石田秀範 | |
12月12日 | 14 | プライドと手術と秘密 | |||
12月19日 | 15 | メダル争奪と輸送車と器 |
|
諸田敏 | |
12月26日 | 16 | 終末とグリードと新ライダー |
| ||
2011年 1月9日 |
17 | 剣道少女とおでんと分離ヤミー | 柴崎貴行 | ||
1月16日 | 18 | 破壊と理由とウナギムチ | |||
1月23日 | 19 | 赤いメダルと刑事と裏切り | 石田秀範 | ||
1月30日 | 20 | 囮と資格と炎のコンボ | |||
2月6日 | 21 | バッタと親子と正義の味方 | 毛利亘宏 | 田崎竜太 | |
2月13日 | 22 | チョコと信念と正義の力 | |||
2月20日 | 23 | キレイと卵と眠る欲望 | 小林靖子 | 諸田敏 | |
2月27日 | 24 | 思い出と恋と海のコンボ | |||
3月6日 | 25 | ボクサーと左手と鳥ヤミー | 柴崎貴行 | ||
3月20日 | 26 | アンクとリングと全部のせ | |||
3月27日 | 27 | 1000と映画と戦闘員 | 米村正二 | 石田秀範 | |
4月3日 | 28 | 1000と仮面ライダーと誕生日 | |||
4月10日 | 29 | 姉と博士(ドクター)とアンクの真実 | 小林靖子 | 田崎竜太 | |
4月17日 | 30 | 王とパンダと炎の記憶 | |||
4月24日 | 31 | 恩返しとたくらみと紫のメダル | 諸田敏 | ||
5月1日 | 32 | 新グリードと空白と無敵のコンボ | |||
5月8日 | 33 | 友情と暴走と残されたベルト | 毛利亘宏 | 石田秀範 | |
5月15日 | 34 | 親友と利用とその関係 | |||
5月22日 | 35 | 夢と兄とバースの秘密 | 田崎竜太 | ||
5月29日 | 36 | 壊れた夢と身体とグリード復活 | |||
6月5日 | 37 | 眠りと1億とバース転職 | 小林靖子 | 諸田敏 |
他媒体展開
劇場版
- 『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE』
- 2010年12月18日公開。本作『オーズ』の劇場版で、オーズと織田信長のホムンクルスとの激闘を描く『仮面ライダーオーズ ノブナガの欲望』・前作『W』の劇場版で、『仮面ライダースカル メッセージforダブル』・そしてオーズとWが共闘する最終章『MOVIE大戦CORE』の3部構成となっている。TVシリーズに先駆けバースやタジャドルコンボが登場し、『運命のガイアメモリ』を踏まえた設定が反映されているが、この映画での『オーズ』の世界観はTVシリーズと異なるパラレル設定のように描かれている。TVシリーズ第13話から第18話のOPと提供画面では、この作品のタイアップが使用された。
- 『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』
- 2011年4月1日公開。仮面ライダーシリーズ生誕40周年記念映画作品。オーズが主演格で出演。
- 『劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル[81]』
- 2011年8月6日公開予定。『オーズ』初の単独映画作品。『海賊戦隊ゴーカイジャー』と併映[81]。
ゲーム
- 『仮面ライダー クライマックスヒーローズ オーズ』
- 2010年12月2日発売。『仮面ライダー クライマックスヒーローズシリーズ』第3弾。
映像ソフト化
- TVシリーズを再編集した『ヒーロークラブ』のDVDが2010年12月3日から2011年1月21日にかけて発売。全2巻。
- テレビシリーズ本編のDVDとBDは共に各巻4話収録で2011年2月21日より順次発売。仮面ライダーシリーズのテレビシリーズBDは初である。
プロモーションビデオ
- 大黒摩季『Anything Goes!』
- ライブステージで暴れるウヴァとオーズが戦う。オーズはタトバコンボのほか大黒摩季から渡されたメダルでタカキリバにチェンジしている。
関連項目
脚注
- ^ 字幕の色分けは映司:黄、アンク:青、比奈:緑、それ以外:白
- ^ 東映公式サイトより。
- ^ a b c 『オトナファミ』No.26、エンターブレイン。
- ^ 劇中でも鴻上が言及している。
- ^ 『仮面ライダーW 公式読本 "W"』グライドメディア、2010年。ISBN 978-4813080794。
- ^ 主演の渡部が監督に確認して事実を知り、落胆したことを語っている。『週刊TVガイド』2010年7月9日号、東京ニュース通信社。
- ^ a b c d e f それぞれの名前は、火野映司は初期案「借金ライダー」から「火の車」と「某借金まみれの漫画の主人公の名前」から、アンクはヒンドゥー語の「目(タカの目)」、他グリードは人間の欲望に関連する日本語「奪う」「飾る」「がめる」「愛ずる」が由来となっている。またアンクにおいても、「圧する」に因んで「アッシュ」という名前も候補に挙がっていた。参照リンク:仮面ライダーオーズ/OOO 第4話 「疑いと写メと救いの手」|東映[テレビ]
- ^ 荷物を殆ど持っていない映司の衣服が頻繁に変わるのは、馴染みの古着屋で衣服を交換しているという裏設定によるもの(参照リンク:“仮面ライダーオーズ/OOO 第10話「拳と実験と超バイク」|東映[テレビ]”. 2011年5月13日閲覧。)。
- ^ “仮面ライダーオーズ/OOO 第33話「友情と暴走と残されたベルト」|東映[テレビ]”. 2011年5月13日閲覧。
- ^ 具現化すると実物大の地球となる。
- ^ 死にかけた人間でなければ憑依できないと語るなど支配力は低く、劇場版第2作でモモタロスに憑依された際には身体のコントロールを殆ど奪われた。
- ^ ふとした拍子に分離してしまうこともある。また、アンク自ら分離することも可能。
- ^ 14話にて病院で治療を受けた際には意識がなく、生命維持装置で辛うじて生命が維持できる状態だった。
- ^ この際は憑依しているアンクの意識とは関係なく行動に出るため、アンクも困惑する様子が見られている。
- ^ 東映サイト(第3話)の記事によると、撮影の照明でデコレーションが溶けるなど、本作品の象徴ともいえるケーキの製作に当初は難航し、スタッフの兄妹であるパティシエに協力してもらっているらしい。
- ^ これは一般に販売されているミルク缶に、肩で担ぐための紐をつけたもの。“仮面ライダーオーズ/OOO 第19話 「赤いメダルと刑事と裏切り」|東映[テレビ]”. 2011年5月13日閲覧。
- ^ 第14話における本人の発言より9枚の所在が判明、復活当初残りの2枚はアンク(トラ)と鴻上(ライオン)が所持していた。
- ^ 第16話における真木の発言より。復活当初から15話まで新たに補充されたコアはない。
- ^ 第15話にてコアを7枚取られていることから。
- ^ 彼女とアンク(ロスト)のみ怪人体の声と人間体を演じる役者が異なる。
- ^ この人形は東映公式サイトでは「キヨちゃん」と命名され、第9話以降の記事で、頻繁に話題にされている。
- ^ 演じた神尾によると「磁石が内蔵されたバンドで人形を腕に固定しているらしく、『肩が張った原因に心当たりがあるか』と医者に尋ねられたことがある」と雑誌「宇宙船」のインタビューで答えている。
- ^ 「終末の実現」は「崇高な使命」であり、「欲望」とは区別している。
- ^ a b テレビ朝日公式サイトより。媒体によっては「真アンク」とも呼ばれる。
- ^ オーズに対しては、通常は「仮面ライダー」という単語は使用されていない。ただし、他作品の仮面ライダーと競演する『運命のガイアメモリ』や『レッツゴー仮面ライダー』では「仮面ライダー」を名乗っている他、『オーズ&ダブル』やTVシリーズ第27話では、映司が自身を仮面ライダーと認識した上で他の人物と会話している描写がある。バースの方は、開発段階から「仮面ライダー」の名称が使われている。
- ^ なお、同じ系統のメダルでもそれぞれ色の明暗が異なる。ただしタジャドルコンボ、プトティラコンボの各部位は色の変化に対応しておらず、全てが同じ色となる。
- ^ 『てれびくん』2011年5月号、『宇宙船』vol.132、『ハイパーホビー』2011年5月号より。
- ^ さらにTVシリーズ以外に登場する形態がある。
- ^ うち1枚はアンクの体を構成するのに使用している。
- ^ ただしインタビューでデザイナーが「後から言われて気づいた」と論じているように、実際のショッカーマークのシンボルは鷹ではなく、鷲である。
- ^ この雷撃は地面を沿面放電する性質があり、より広範囲の的に有効な代わりに映司も感電する場合がある。
- ^ この演出は各形態の個性を出すため、渡部と高岩が相談して取り入れたことが『ハイパーホビー』2011年6月号にて明言されている。
- ^ 飛行時にはクジャクウイングと同時に出現することもある。
- ^ 玩具では「電気ウナギ・コア」と扱われている。テレビ朝日公式サイトでもコンボ紹介では電気ウナギと称している。
- ^ 玩具では腿の外側装甲が開く仕組みがある。
- ^ 現段階ではラキリバ・タカキリーター時に使用した。タカキリーターは後藤の放ったバズーカが当たってしまい不発。
- ^ そのため、アンクがコンボ形態として映司に紹介していない。
- ^ a b 「ハイパーホビー」2010年11月号より。
- ^ 連携によりやぐらを作り、空中の敵を捕えたこともある。
- ^ ただし全ての個体がチャージを行う必要もなく、ブレンチシェイドの1体を敵の動きを封じるための囮役とするなどの応用が利く。
- ^ 当初テレビ朝日公式サイトには「タカクバ」と記載されていた。
- ^ 劇場版『ノブナガの欲望』で初登場。
- ^ テレビ朝日ホームページでは未掲載。
- ^ 玩具では、投入したメダルが1枚なら「シングル! スキャニングチャージ!」、2枚なら「ダブル! スキャニングチャージ!」となる。
- ^ 現段階ではタトバコンボ・タカトラーター・ラトラーターコンボ時に使用した。
- ^ 装着時にはセルメダルが7枚はまっており、そのセルメダルと任意の枚数のコアメダルを入れ替えて使用する。なお、メダルを入れ替えず全てセルのままにした状態でもギガスキャンは可能で、その際はセルメダルを模したエネルギー弾を発射する。また、実際にスキャンしてメダル名を発声するのは6枚のみ。
- ^ 現段階ではサゴーゾコンボ時に使用した。
- ^ といっても当然それなりに優れた身体能力を持つ者でなければ扱うことは出来ない。
- ^ ただし特定の部位を集中攻撃し、セルを大量に剥ぎ取ることによる副次的なダメージは有効である。
- ^ a b 『ハイパーホビー2011年1月号』、『特撮ニュータイプ2011年1月号』より
- ^ バース・デイ及びCLAWs・サソリで登場したが、単体でバースが使う場面は今のところない。
- ^ 劇中には存在しないが、玩具として前作のガイアメモリ同様に歴代ライダーのオーメダルがあり、ガイアメモリ以上の種類での商品展開がなされている。
- ^ MOVIE大戦COREでは、真木が研究しているという「サソリ」、「エビ」、「カニ」の黒い3枚のコアメダルが登場。これらのコアはTVシリーズには登場しないが、サソリのセルメダルが、オープニングに登場している。
- ^ 肉体構造的に見れば、グリードとヤミーとの差異は体内のコアの有無であり、アンクがアイスキャンディとその棒に例えて説明している。
- ^ セルメンの状態では、装甲や装備がなく、褐色(アンク(ロスト)のみ紫色)の内皮が露出しており、コアがさらに減ると、その表面積が広がる。
- ^ 右腕以外の身体を持たないアンクは真吾の身体を使っているが、本来は憑依せずとも人間の外見をとることは可能である。
- ^ 実際はグリードが親だが、作中では人間の方を「ヤミーの親」と呼称している。
- ^ ガメルは自分自身、真木は何らかの物体に投入口を作る。なおこの投入口はコアメダルを投入することも可能であり、カザリはこの手段を用いて真木に恐竜系コアを投入しグリード化させた。
- ^ カザリによる寄生タイプは例外である。
- ^ 一部、人の顔が付いたものも存在する。
- ^ 摂取する物は生成の触媒となった宿主の欲望に依存し、宝石や金銭、さらには嫉妬する他人の才能など非物質的なものにも及ぶ。またアゲハヤミーの場合は、食した欲望の対象を宿主に与え、それによって満たされ増幅する欲望(セル)を蓄積するという、後に登場する鳥系成長ヤミーのような育成方法をとっていた。
- ^ 基本的に宿主の意思とヤミーの暴走は同調しているが、場合によっては満足している宿主の意思に反し、ヤミーが勝手に暴走し続けることもある。
- ^ 公式では恐竜系となっているが、実際には恐竜だけでなくその他の絶滅動物や想像上の動物も含まれている。
- ^ 複数存在する場合は、最初の一体がプルトップで変形すると連動して変形する。
- ^ ガメルの場合は彼自身に欲望を抱かせるような行動をとった人物、真木の場合はヤミーを生んだ物の所有者、それ以外のグリードの場合はヤミーの宿主となる欲望の持ち主。15話に登場したリクガメヤミーはガメルがカザリに騙されて生み出したものである。また、29・30話では真木がシャチパンダヤミーの宿主になっている。27話に登場したオウムヤミー(赤)は生まれた経緯や元となった欲望が一切不明である。
- ^ a b c d 千回記念特別ゲスト(名前やコンビ名に「千(セン)」が入っている)。
- ^ a b 仮面ライダーオーズ/OOO 第5話 「追いかけっこと巣とセレブ 」|東映[テレビ]
- ^ a b c d e f g 『仮面ライダーオーズ/OOOキャラクターブック Count the medals!』より。
- ^ 第1話オープニングクレジットより。
- ^ 『HERO VISION』vol.40より。
- ^ a b 仮面ライダーオーズ/OOO 第14話 「プライドと手術と秘密」|東映[テレビ]
- ^ 仮面ライダーオーズ/OOO 第37話 「眠りと1億とバース転職」|東映[テレビ]
- ^ 『『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』とライダー40年の歩み40YEARS CHRONICLE』より。
- ^ OPテロップでの表記は「レッツゴーライダーキック」。
- ^ 新コンボが登場するエピソードでは最後に「○○コンボ」とその能力を表した名前が入る。
- ^ “Twitter / @勇吹輝: 昨日のオーズ…ネコマミーじゃなくてネコヤミーかも。シ ...”. 2011年4月23日閲覧。
- ^ カブトヤミーから分離する形で誕生。
- ^ ライオンクラゲヤミーから分裂する形で誕生。
- ^ エイヤミーの卵から誕生。23話ではイメージのみ登場。24話ではバースの攻撃でサイヤミーの部分が消滅し、イトマキエイヤミーへ変化する。
- ^ 32話で登場したものとは別固体。
- ^ a b 暴れん坊将軍×仮面ライダー 時空超えたコラボ 3Dで怪人を成敗
外部リンク
- 仮面ライダーオーズ/OOO(テレビ朝日公式サイト)
- 仮面ライダーオーズ/OOO(東映公式サイト)
- 仮面ライダー avex SOUND WEB
- 東映ビデオ DVD 仮面ライダーオーズ/OOO特集
テレビ朝日系列 日曜8時台前半 (スーパーヒーロータイム第2枠 / ニチアサキッズタイム第3枠⇒第4枠) |
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
仮面ライダーW
(2009年9月6日 - 2010年8月29日) |
仮面ライダーオーズ/OOO
(2010年9月5日 - ) |
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