白井暁彦
白井 暁彦(しらい あきひこ、1973年3月13日 - )は、フランスに在住していたことがある日本の工学者。専門は、メディアアート研究、写真工学。神奈川県横浜市出身。
白井 暁彦 (しらい あきひこ) | |
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生誕 |
1973年3月13日(52歳)![]() |
居住 |
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国籍 |
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研究分野 | メディアアート研究、写真工学 |
研究機関 |
NHKエンジニアリングサービス ENSAM |
出身校 |
東京工芸大学(学部、修士課程) 東京工業大学(博士課程) |
プロジェクト:人物伝 |
来歴・人物
神奈川県立新羽高等学校卒業後、新聞販売店で働いていたが、大学進学を決意。1996年東京工芸大学工学部写真工学科卒。1998年東京工芸大学大学院工学研究科画像工学専攻修士課程修了。キヤノン、クライテリオン勤務を経て東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻博士後期課程に入学。2003年博士 (工学)の学位を取得。2003年-2004年に財団法人NHKエンジニアリングサービス・次世代コンテント研究室、2004年末にフランスに渡り、ENSAM客員研究員。2007年より帰国し、日本科学未来館科学コミュニケーター。4Kデジタルシネマ「かぐやの夢」のプロデューサーや、学生VRコンテストIVRC実行委員会等を勤める。特にデジタルコンテンツエキスポにおいては次世代コンテンツ技術展「ConTEX」や「国際3Dフェア」実行委員、「4Kデジタル映像祭」のプロデュースなどを2008年から行っている。 東京工業大学世界文明センター非常勤講師、国際基督教大学非常勤講師。フランスLaval Virtual ReVolutionチェア。2010年4月より神奈川工科大学情報学部情報メディア学科の准教授を勤める。
エンタテイメントシステム、コンテンツ工学の研究を中心に、メディアアート、インタラクティブ技術、バーチャルリアリティ、多重化映像システムなどの分野で、大学・国の枠を超えて技術・作品制作,振興支援を中心に活動している。
世界で初めて皮膚感覚における知覚現象であるファントムセンセーションを利用したエンタテイメントシステム「ファンタスティック・ファントム・スリッパ」を久米祐一郎、草原真知子、佐藤勝らと開発、SIGGRAPH'98で発表した。
WiiリモコンをPCで使うためのプログラミング解説書「WiiRemoteプログラミング」(オーム社)の主著者。
工学的なものづくりだけでなく、エンタテイメントとその技術が将来にわたって意味のある存在であるためには何が重要か、という原理的な整理や歴史、哲学、理論化などの研究も行なっており、論文「エンタテイメントシステム」にまとめられている。
著書・寄稿
- 「WiiRemoteプログラミング」オーム社 2009年7月
- 「実世界指向ゲームインタフェースによるインタラクション技術の基盤研究力強化」映像情報メディア学会誌 2009年10月
- 「エンタテイメントシステム」 芸術科学会論文誌 2002年3月
- 日本バーチャルリアリティ学会学会誌第6巻第2号 2001年9月
- 日本バーチャルリアリティ学会ニュースレター Vol. 6 No.12 2001年12月
- 「ペンギンホッケー」DiVAギャラリー 芸術科学会学会誌DiVA 2号,2001年
- IVRC特集 日本バーチャルリアリティ学会学会誌第7巻第4号 2002年12月
- 「ラビリンス・ウォーカー」 DiVAギャラリー 芸術科学会学会誌DiVA 4号 2003年
- デジタルコンテンツ協会「次世代基盤技術調査研究委員会 研究報告」2005年3月
- 学生対抗手作りバーチャルリアリティコンテスト (IVRC2001) 参加報告
- 産業用バーチャルリアリティ展 (IVR2001) 参加報告