日常 (漫画)

日本の漫画作品、テレビアニメ番組

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日常
ジャンル ギャグ漫画
漫画
作者 あらゐけいいち
出版社 角川書店
掲載誌 月刊少年エース
4コマnanoエース
コンプティーク
発表号 月刊少年エース
2006年12月号 - 連載中)
4コマnanoエース
(Vol.1 - 連載中)
コンプティーク
2007年3月号 - 2008年7月号(一時休載))
巻数 6巻
OVA:日常の0話
原作 あらゐけいいち
監督 石原立也
石立太一(副監督)
シリーズ構成 花田十輝
キャラクターデザイン 西屋太志
アニメーション制作 京都アニメーション
製作 東雲研究所
発売日 2011年3月12日
アニメ:日常
原作 あらゐけいいち
監督 石原立也
石立太一(副監督)
シリーズ構成 花田十輝
キャラクターデザイン 西屋太志
アニメーション制作 京都アニメーション
製作 東雲研究所
放送局 テレビ愛知ほか
放送期間 2011年4月 - 放送中
ゲーム:日常(宇宙人)
ゲームジャンル 日常型ADV
対応機種 プレイステーション・ポータブル
発売元 角川書店
発売日 2011年7月28日
テンプレート - ノート

日常』(にちじょう)とは、あらゐけいいちによる日本ギャグ漫画作品。『月刊少年エース』と『4コマnanoエース』(ともに角川書店)で連載中で、2011年4月よりテレビアニメが放送中。

概要

『月刊少年エース』2006年5月号から同年10月号に渡り読み切りを連載したのち、同年12月号より同誌で本格連載を開始した。ストーリー漫画版・4コマ漫画版の双方が混在する。女子高生の不条理な「日常」を題材にしたシュールなタッチのギャグ漫画で、登場人物の多くがエキセントリックな言動を発し、奇想天外なアクシデントの続発に翻弄されるのが基調。

登場人物の姓に群馬県内の実在の地名が多数流用され、群馬県ローカルな名物の一つ「上毛かるた」がネタに登場するなど、群馬出身の作者らしいご当地ネタも多い。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


登場人物

「声」はOVA・TVアニメ版での担当声優

時定高校

本作品の主な舞台となる偏差値54の県立高校。読みは「ときさだめ」高校で、時定市に所在する。教育方針としては生徒の自主性を重んじており、年に一度風船を飛ばす行事があるらしい。学校のモデルとなったのは群馬県立伊勢崎商業高等学校と思われる。

1年Q組

相生 祐子(あいおい ゆうこ)
声 - 本多真梨子
本作の主人公。1年Q組。通称「ゆっこ」(作中ではこの通称か姓で呼ばれることがほとんど)。元気で明るく好奇心旺盛、きわめて楽天的でバカな女子高生。基本的にツッコミ体質であるがその行動は大抵空転し、突っ込まれるボケ役に陥ることも少なくない。頭の悪さが昂じ、周囲を巻き込んで暴走することもしばしばである。
容姿は茶色のセミロングヘアで中背。性格は脳天気だが前向きにフレンドリーで、頑なだったなのの心を開かせたほどであり、後にゆっこ達を東雲研究所に招くようになるきっかけを作った。みおや麻衣以外にも友達がいるようである。
運動神経は良い方で、足が速いのが持ち味だが、勉強や宿題は平常からおろそか。宿題提出やテスト直前には、毎度みおや麻衣にノートを借りており、失態を演じては自ら教諭に廊下で立つ事を申し出る。
意外に手先が器用で、トランプタワー(5段)を製作(最後の1段で失敗)した事があり、箸袋で極小の折り鶴を作った事もある。しかし概してあまり役に立つ技能の持ち主ではない。
事ある毎に絵を描くが絵心はなく、描くキャラクターは顔が縦に長く伸び、舌を出していることが多い[1]。妙なポエムをひねったり、「最上川」で終わる俳句を作ったりもする。ダジャレやギャグのセンスにも乏しい。
概して子どもっぽく、好きな食べ物は最後に残して食べるタイプ。しかし遊園地で財布を落とした時には1円単位の細かい中身を記憶しているなど、妙な部分で几帳面である。幼い頃の将来の夢はエリマキトカゲになることだった。
ちなみに血液型はA型(Rhはマイナス)。
長野原 みお(ながのはら みお)
声 - 相沢舞
1年Q組の女子生徒でゆっこの親友。16歳。容姿はゆっこより小柄で、水色の髪の毛を両側で小さく縛っているのがチャームポイント。瞳は青。髪留めは小さな木製キューブの珍品で、ゆっこの居眠りの夢では世界を左右するアイテム「ウッドキューブ」となり、みおの髪留めから先の「しっぽ」と並んで、漫画の中のギャグや、コミックスのネタプレゼント企画にまで利用されている(後述)。
レギュラー女子3人組の中では一応一番の常識人であり、ゆっこのボケを極限までツッコミ倒す役回りだが、日頃から息の合った掛け合いを見せるあたり、根は似た者同士とも言える。また、窮地に立たされるとパニックで支離滅裂な行動・言動に陥り、とっさに現金で相手の懐柔にかかる買収の奇癖まで飛び出す。
上級生の奇人・幸治郎に片想いを募らせる一途な面もあるが、その思慕は妄想のうちに空回りしている。
隠れ腐女子でもあり、絵が上手く、ノートにやおい系の落書きをしたり、実際にやおい漫画の原稿を執筆したりしている(さすがに恥ずかしいのか、「長野原大介」という男名前のペンネームを使っている)。イラストの男は憧れの幸治郎似であることが多い。家にもそのための画材や設備を持っているが、パソコンはない。
運動に関しては人並みの基礎体力があるものの、ルールが絡むとしばしば迷走してしまうようである(走り高跳びの練習ではコントのような飛行を連発し、あまりの迷飛翔ぶりで、指導するゆっこを怒らせた)。自らのやおい漫画原稿露見の危機に際しては逆上、素手で捨て身の戦闘行動に走るや、警官やヤギを含む目撃者たちを片端から容赦なく殴り倒し、或いは得意技のドラゴンスクリューで投げ倒すという脅威的格闘技能を見せた。かつて剣道をやっていた事がある模様。母親はセパタクローに夢中になっている。出身小学校は、時定第九小学校。
水上 麻衣(みなかみ まい)
声 - 富樫美鈴
1年Q組。ゆっこやみおの親友で、なぜ時定高校にいるのか分からないほど頭の良い優等生。容姿はメガネに黒髪のロングヘア(日常の28では髪を切っている)で、背丈はゆっこより高く、目は多くの場合眠たげな半開き。
周囲のいかなる状況にも動ぜず、感情を露わにしない無口な超然主義者で、自分以外に対しては徹底して無責任・無関心である。ゆっことみおがボケたりツッコミ合ったりして大騒ぎするのを尻目に、それ以上の豪快なボケ倒しやマイペースな役割放棄を平然と実行、表情も変えず周囲をどこまでも翻弄する。ゆっこやみおが狼狽する様を面白がっている節すらあり、友人たちがいかなる酷い目に遭おうと、マイペースを崩さず、むしろ状況をますます悪化させる行動に走る、という非情さをも持つ。レギュラー女子3人組の中で、最大の問題児である。
動物が好きであり、家では犬のオグリキャップ(声 - 白石稔)とピョン、猫のチッチを飼っている。
趣味や嗜好は女子高生らしからぬ所が多い。オフでは釣りをしている場面も描かれるが、殺生を好まない性格なのか、釣り上げた魚をすぐに逃がしている。仏像好きで、校長からもらった小さい木製の弥勒菩薩像を大切にしており、どうでもいいといわれるとムッとする。
はかせとは相性が良く、犬の面倒を見てくれたお礼にサメ型チョコをあげたり、はかせの絵を見て自分の描いたヨシキリザメの絵と交換したりする等、平常とは一変して優しい一面を見せた。ゆっこに珍妙な漫画を描いて見せたこともあるが、その気になると絵心のあるところを示している。
腕力はかなりあるらしく、腕相撲ではゆっこに造作なく23連勝した。
東雲 なの(しののめ なの)
声 - 古谷静佳
東雲研究所の項を参照。
中之条 剛(なかのじょう つよし)
声 - 山本和臣
1年Q組の男子。15歳。出席番号は12番。金色のモヒカン頭(横から髪が伸びない体質のため、刈らなくても頭頂部以外がハゲる天然モヒカン)の持ち主。外見は典型的な不良を思わせるが、実際の性格は至って大人しく誠実で、日頃から善行を重ねている。
夢は科学者になることで、それゆえに非科学的な事を信じない。家業(大福屋)を継がされそうな気配のため、父親に反抗している。合気道を習得している。かなになのと間違えられ、「回路ショート君」(こけしスタンガン)で気絶させられたり、落とし穴にはまって髪を刈られたり、イタコを名乗る老婆にお金を5000円ぼったくられるなど作中ではかなりひどい目にあっている。
田中(たなか)
声 - 山口浩太
1年Q組の男子。黒色のアフロヘアー。頭にどら焼きを収納していたこともある。女子宛てにラブレターを出すこともあり、霊媒体質でもある。「アツい」と言うのを剛に禁止された為、「ナツい」と連発していた。
安中 榛名(あんなか はるな)[2]
声 - 佐土原かおり
1年Q組の女子。金色のショートヘアで頭にウサギをイメージした大きなリボンをしている。ギャグシーンでボケ役や珍事態に翻弄される役回りの常識人。近所で開催されるイベントに無邪気に参加するが、その度に理不尽な目にあう。射的が上手い。「えぇ~」や「~ですけど!」が口癖。今までは「安中さん」として、名字のみで表記されていたが、PSPで発売されたゲームで名前が発表された。

2年P組

笹原 幸治郎(ささはら こうじろう)
声 - 川原慶久
2年P組。演劇部部長で、時定高校の名物男とでも言うべき存在。クラスでは文化祭実行委員もやっている。黒髪に眼鏡(実は伊達眼鏡)を掛けた知的な容貌の男だが、学生服の襟元には昔の欧州貴族風のリボンらしきもの(ティッシュペーパー)を垂らしている。バッハのような髪型の従者(彼も生徒らしいが正体不明)を常に従えて身辺の世話をさせている。白ヤギ(名前は笹原コジロウ)に乗って登下校しており、授業中はヤギを駐輪場に繋いでいる。周囲から制止されてもヤギ通学を止める気はない様子。
生徒・教師の別なく、慇懃な武家言葉で応対し、無闇に大芝居でキザなポーズや台詞を連発、教師の叱責も余裕の哄笑で煙に巻く。
麻衣と並んでいかなる事にも動じない超然型キャラクターであり、銃はもとよりバズーカや大砲で攻撃を受けても死なない不死身の変人である。実は普通の農家の長男に過ぎないのだが、奇行だらけの日常を送る理由は不明。カップを持つと小指を立てる癖がある。
昔、剣道の道場に通っていた事があり、みおとは学校と剣道の先輩後輩の仲でもある。
立花 みさと(たちばな みさと)
声 - 堀川千華
幸治郎のクラスメートで、剣道部所属。彼女も文化祭実行委員。髪型は赤色のショートヘア。言動はツンデレで、幸治郎に気があるようだが、幸治郎の常軌を逸した奇行が気に入らないらしく、常軌を逸した制裁行為を連発する。剣道部に所属しているものの、使う武器は銃器類などの飛び道具で、銃弾で容赦なく幸治郎の頭をぶち抜き、最近では手榴弾無反動砲、時にはAC-130(アニメ版のみ)まで持ち出すなど、ツンデレ度の深化に比例して行動は過激になっている。銃を使うツンデレなことからガンデレとも呼ばれる。
ウェボシー
声 - 玉置陽子
みさとのクラスメート。本名不明。髪型は緑色のポニーテール。みさとの恋を応援している。不良系の男子に憧れており、剛が気になるようである。怒ると怖い。
フェっちゃん
声 - 樋口結美
みさとのクラスメート。本名不明。髪型はオレンジ色のセミロング。ウェボシーと同じくみさとの恋を応援している。天然系のドジっ娘であり、ときおり「ふぇーっ」という声を出す。

囲碁サッカー部

大工 健三郎(だいく けんざぶろう)
声 - 吉崎亮太
2年生。囲碁サッカー部・部長。地元の一大コンツェルン・大工財閥[3]の息子で、登下校にはヘリコプターを使っている。容姿は茶色の天然パーマ。
吞気な性格で、自身がダラダラ過ごす部室を得るために「囲碁サッカー」という架空のスポーツをでっち上げる(作中にはもともと「囲碁サッカー」という競技が実在している[4]のだが、本人はこれを知らなかった)が、本人は囲碁のルールを知らない。誠が入部するまでは暇なのでユリアと一緒に遊んでいた。
最近、3ヶ月の間幽霊部員だった小木が退部してしまったため、部員が2人だけとなり、廃部の危機に陥った。しかし、お金の力で危機を逃れた様子。
関口 ユリア(せきぐち ユリア)
声 - 廣坂愛
1年生。囲碁サッカー部女子部員。容姿は金髪でおかっぱ、目は一本線。無口でいつも(朝礼中や移動中でも)本を読んでいる。たまに部長の健三郎といるときに、照れたような様子を見せる。塾に通っている。
桜井 誠(さくらい まこと)
声 - 比上孝浩
時定高校の生徒で、教諭の泉の弟。1年生。姉同様に茶髪であり、いつもニコニコしている。囲碁サッカー経験者(中学校ではMVPだった)で、入部を希望して現れ、謎の演舞を見せて部長を驚かせる。囲碁サッカー部には顧問がいなかったため、教諭の学(囲碁サッカー経験者)を顧問にしようと学憧れの女性である姉をネタに脅迫したり、写真をエサに釣ったりするなど、抜け目がないところがある。傲慢でもあり、自分の部屋の戸に「社長室」と書かれた札を貼っている。65年間読者から愛されている秘本(ひめぼん)、「DVDビニール」を愛読している。
小木(おぎ)
声 - 竹内良太
囲碁サッカー部男子部員。3ヶ月間幽霊部員をしたのち、しばらく退部していたが、最近になって戻ってきたようである。部長と違い、本格的な囲碁サッカーの技術を会得しており、誠と学の野良試合では「囲碁サッカーに精通した者以外には皆目意味不明」な状況解説とジャッジメントを繰り広げて、健三郎とユリアをあ然とさせた。

教員

校長先生
声 - チョー
時定高校校長。62歳。見た目は何処にでもいる温厚そうな校長先生だが、エキセントリックな言動・行動で生徒や教師を惑わす。日夜見えない敵と戦っているらしく、以前に鹿と校庭で激闘を演じバックドロップ(アニメ版ではジャーマン・スープレックス)で仕留めた事もあった。現在、校長室には仕留めた鹿の首の剥製がある。頭頂部がハゲていると見せかけて残った部分の毛髪もカツラだった。教頭とは打ち解けたいと思っている。趣味は孫にプレゼントを買うことで、最近は多発するカラスに困っている様子。
教頭先生(邑楽 耕介(おうら こうすけ)[5]
声 - 中博史
時定高校教頭。59歳。白髪で眼鏡をかけている。今の校長が来る以前の校長だったが、なぜか現校長の赴任でそのまま教頭に格下げされた。教育委員会にも今の校長にも納得がいっていない様子。その為か、朝礼で校長が引退するかのような発言をしたりする。納豆の入った藁人形を校長の下駄箱に入れているが、これは自宅で作っているらしい。ウサギを家で飼っていて、「ウサギページ」というサイトを運営している。自宅では妻に放置されがちでちょっと淋しい、孫好きのおじいちゃん。だが無邪気な孫に振り回されて頭を悩ませることもしばしば。阪神ファンである。
桜井 泉(さくらい いずみ)
声 - 小菅真美
1年Q組担任の英語教諭。24歳。誠の姉。性格はおおらかで優しいが気弱な面もあり、ほぼ常に緊張による汗を飛ばしている。天然ボケ。そんな自分を変えるべく、生徒指導担当を志願して任に当たっているが、なかなか上手くいっていない。ブラコンであるため、弟に対しては厳しい一面もある。どこか感覚のずれたところがあり、不可解な絵が意味する英単語を問う豆テストを行うなどして、生徒を困らせている。髪型は茶色のセミロングで童顔。彼氏はいないようである。
高崎 学(たかさき まなぶ)
声 - 稲田徹
国語教師。26歳。彼女いない歴=年齢だが、泉に好意を寄せており、そのためにしばしば自縄自縛の事態に陥る間抜けな男。高校時代は囲碁サッカー部に所属し、MVPとして全国大会で鳴らした過去がある。憧れの泉の弟である誠から誘われたこともあって、囲碁サッカー部の顧問になった。もみあげが濃い。ゆっこに手を焼いている。
赤城先生(あかぎせんせい)
声 - 宮下栄治
数学教師。38歳。授業はいつも難解。コワもてでヘマをした生徒をすぐにバインダーで小突いたりするが、実は生徒と打ち解けたいと思っている。
富岡先生(とみおかせんせい)
声 - 長嶝高士
歴史教師。54歳。古株の白髪の先生で、趣味はギャンブル(金銭は賭けない)。幸治郎が悩みのタネ。
中村 かな[2](なかむら かな)
声 - 水原薫
女性理科教師。中性的な容貌の持ち主で、年齢不明だが比較的若いようである。コーヒーを好む。ロボット女子高生であるなのの完成度に感動し、こけし型スタンガンの「回路ショート君」や睡眠薬など、自作の道具を用いて捕獲・調査しようと企むが、失敗ばかりしている。「かわいい」と言われるのが弱点な照れ屋で、よく倒れるらしい。

東雲研究所

アニメ版のキャスト表記は東雲研究所のメンバーが上位にクレジットされている。

東雲 なの(しののめ なの)
声 - 古谷静佳
本作のもう一人の主人公。実年齢(完成後の経過年数)1歳。時定高校1年Q組に編入し、普通の女の子に憧れる日々を送るロボ女子高生。容姿は黒髪のセミロング。アニメ版では、1クール目は高校に通っていなかったが、第13話で遂にはかせから許可が下り、第14話で高校に編入した。
外観は人間の女の子と殆ど区別が付かないが、唯一背中に大きなネジ回し(回すとUSB端子がついた左足の親指が発射される)が付いているのが特徴。真面目な性格で、自分がロボットである事やネジ回しの存在にコンプレックスを抱いている。ネジ回しがついていると走り高跳びではベリーロールしかできない・みんなに巻かれるなど学校生活に支障が出るため。実は取り外しが可能だが、はかせは「かわいいから」と放置している。周囲は「彼女はロボットである」と、とうに気付いて放置してあげているが、なの本人は「気付かれていないが怪しまれている、何とか隠し通すためにネジを外さないと」と思い込んでいる。
右腕に火を噴くほど連射可能な豆鉄砲(形や機能性はミニガンに相当)を装備、左腕にちくわやお茶、ロールケーキを収納、両手にロケットパンチ機能、額に鳩時計や収納機能、頭部にはトースター装備、「コケ」機能が搭載されていたこともあるなど、開発者のはかせの無邪気さ(および脳天気な無神経さ)によって非人道的改造を施されている。しかもなの本人は、ロケットパンチと左腕内蔵のデジタル腕時計以外、自分のほとんどの特殊機能には気付いていない。はかせのリモコン操作で装備類が作動してから初めて気付いては嘆くというパターンを繰り返す。剛速球を投げることもできる。ロボットということもあってか、なのの周囲には若干の磁界があり、方位磁針が激しく動いていた。
ゴキブリと雷が大の苦手。痛覚はあるが、該当部分(例:柱にぶつけた足の小指)を体から外すと感じなくなる。また、両手(特に右手)は些細な衝撃で取れてしまう。普通の人間同様、食事でエネルギーを得ている。また恋愛に関する話も苦手であり、テレビドラマのキスシーンの視聴を避けようとしていた。
自分の悩みを真剣に聞いてくれないはかせに時々キレるが、はかせの目に涙が潤むと途端に押しが弱くなってしまう。
読書家であり、大抵の知識は本から得ている。
将来の夢は仰向けで寝ること。
はかせ
声 - 今野宏美
なのの製作者。自称:はかせ。8歳の少女。姓はどうやら「東雲」らしいが、名は不詳。一日中家で研究をしているが、研究題材と素性は謎。芥川賞が欲しいらしい。髪はオレンジ色のロングヘアで、瞳は青。寝る時以外は大きめの白衣を身にまとっている。
その天才的才能に対して倫理が全く伴っていないマッドサイエンティストであり、ロクでもない発明やなのの新機能を追加してはそれを使ったイタズラを仕掛けている。ロボを可愛いと思い込んでおり、人間らしく改造してほしいというなのの要求を断固として撥ね付けるが、なのが泣きそうになると弱い。嘘をつくのが苦手。4.5牛乳を愛飲しており、甘いものにも目がなく、買い置きのお菓子を食べ過ぎて好物のオムライスでも夕飯が進まないこともある。ネギが苦手。
比較的古いギャグを好む。サメをかっこいいと思っており、部屋にサメのポスターを貼っている。なのと一緒に学校に行ったことがあるようである[6]
ゆっことは、なのに会いに研究所を訪れた際に誉めてもらった上、遊んでもらい、仲良くなった。
言い逃れや反論する時は、語尾が必ず「~だけど」か「~けど」になり、立場が悪くなると、責任を阪本に転嫁する。
阪本さん(さかもとさん)
声 - 白石稔(鳴き声 - 水原薫[7]
はかせが道で拾ってきた黒猫で、1歳 - 1歳半(人間に照らし合わせると20歳)。性別はオス。はかせの作った「しゃべれる首輪(赤いスカーフ)」により人間の言葉を話せるようになった(当然ながら、外すと話せなくなる。時々洗濯するらしい)。一人称は「俺」で態度は横柄。はかせから呼び捨てされる事が多いが「さん」づけでないと怒ってしまう。名前は元々入っていた箱に書かれていた「阪本製薬」の「阪本」から取ったという安易な由来なため、本人はあまり気に入っていない。はかせの事を「ガキ」、なのを「娘」と呼び、「2人の親がわり」を自称して何かと上下関係に厳しい態度を見せるが、消しゴムや小さい虫などを見るとつい猫の血が騒ぎ、結局いつも2人に遊ばれている。元々は誰かの飼い猫だったらしいが、現在は東雲家で暮らしている。
ビスケット2号(ビスケットにごう)
声 - 小桜エツコ
こちらもはかせが作ったロボット。容姿はそれ以前の旧モデル・ビスケット1号とほぼ同じ(違うのは帽子の番号のみ)。動力はビスケット。ビスケット1号と違い、意思を持ち言葉を話すことができる。特技は速読。はかせの事を東雲はかせと呼んでいる。
研究所の庭掃除をしている際、こっそり進入しようとしたかなを呼び止めて驚かせてしまった。
カラス
声 - 小野大輔
はかせに捕まえられて阪本さんのスカーフをつけられる。礼儀正しい。猫(しゃべれない阪本)の言葉がわかる。俗にいうカラスの形ではなく(作中では普通な形のカラス(声 - 白石稔[8])も出てくる)、円錐の形をしている。

その他

長野原 よしの(ながのはら よしの)
声 - 小林元子
みおの姉で大学生。紺色のロングヘア。瞳は妹と同じく青。本作品の登場人物たちが通う時定高校剣道部のOGで、国体に出たこともある強豪剣士であり、みほしの言によれば「練習しなくても強い天才タイプ」。しかしマイペースな性格であり、なののねじを回したり、くさやでジャムを作ったりするなどけっこう愉快な人物。だが、みおからするとはた迷惑な姉である。みさとの部屋に彼女らしきポスターが貼ってある。
立花 みほし(たちばな みほし)
声 - 本田愛美
みさとの妹で中学生。髪型はツインテール。姉と同様に剣道をやっている。よしのの後輩に当たる人物であり、対抗心を燃やしている。ギャグに弱く、たまたま目的地が同じだったゆっこが恥じらいのある行動を度々目撃しては笑いが止まっていなかった。
師範代
よしのとみほしの剣道の師匠。長髪でジャケット姿、面長で目が大きく、70年代青春ドラマの主人公のような風貌をしている。剣道の腕は超一流だが、中学生時代のよしのにあっさり一本とられた事がある。座右の銘は「努力は必ず扉を開く」。
ゆっこ母
声 - 山本圭子
ゆっこの母親。中年の容姿で眼鏡をかけている。部屋で騒ぐゆっこに対して合気道などの制裁を加えることがある。
中之条さん(なかのじょうさん)
声 - 平松広和
剛の父親で、大福餅を売る事に情熱を傾ける和菓子店主。月に一度、大福フェアを開いており、その度に大福の被り物を被って大福の宣伝をするバイトを1人雇う(日給1万円)。「大福は喋ってはいけない」「和三盆じゃなきゃ駄目」「いちご大福には絶対逃げない」など、大福については強いこだわりを持っている。実は息子同様の天然モヒカン頭で、普段は無理矢理七三分けに抑えつけて隠蔽しているらしい。
大福くん
大福フェアの際に宣伝に用いられるマスコットキャラだが、単に人が大福の被り物を被っているだけ。目も口もなく、ただただ無言で佇む様は不気味で、子ども達から怖がられたりからかわれたりする。中之条さん自ら大福くんに扮した際にはパフォーマンス・ダンスをも披露したが、その余りの不審さに警察官から銃を突きつけられた。
バディ
声 - 白石稔[8]
中型くらいの。おそらく柴犬の類である。ゆっこが失敗をして廊下に立っているとよく慰めに来る。
慰めのリアクションは、場所を問わず、突然落ち込んだ登場人物の元へつかつかと現れ(砂煙を上げて爆走してきた例外もあった)、相手の足または頭や背中などに右の前足をぽんと載せてやるというもの。
どんな慰めの時でも特段表情は見せず、淡々とした態度を崩さない。
コバディ
名前の通り、バディを二回りほど小さくした感じの犬。日常の51で初登場し、バディと共に初慰めを披露した。師をよく見習っている。
きよし[9]
声 - 水原薫
バディとコバディの飼い主。おじいちゃんはジェントルマン。
ジェントルマン
漫画に出てくる典型的な紳士の格好をしたシルクハットの老人で、きよしの祖父。孫の名前をよく覚えていない。作者曰く「もう出ないかもしれない」とのことだったが、その後も度々登場している。
玉村(たまむら)
声 - 味里
大工喫茶の店員。まだ研修生の模様。金髪のセミロング。焦ったり緊張すると、泉同様汗が飛び散る。よしのとは大学の友人で、「よしのん」と呼んでいる。
江木 正晴(えぎ まさはる)
声 - 西村知道
流しそうめん研究者。51歳。30年前に妻の元を離れ、彼女の貯金を使って流しそうめんばかり食べてきたが、その金も尽きて帰ってきた。
タナボ
ゆっこが道端で会った女子学生。本名は不明。黒髪のショートヘアで、引っ込み思案な性格。
和尚
声 - 麦人
神宮寺の和尚。
設楽 君子(したら きみこ)[10]
声 - 小菅真美
教頭の娘。みーちゃんの母。時々みーちゃんをつれて教頭の家に遊びに来る。母親が旅行でいないときに料理を作りにくるなど、父親との仲は良好。
みーちゃん
声 - 水原薫
教頭の孫。君子の子ども。幼稚園に通う無邪気で元気な男の子だが、「おじき」と呼んで慕う祖父に自分が作った泥団子を本当に食べるようにしつこく強要したり、祖父の部屋で実印の場所をしつこく聞いたりするなど、無邪気故に祖父を振り回す恐ろしい一面もある。また、キャッチボールではシンカーを投げて祖父を驚かせた。

ゆっこの居眠りの夢に登場する人々

主に「フェイ王国」に住んでいる人々。この国では片仮名に横線を一本足したような文字が使われているのが分かる。ゆっこの夢の中に出てくる人物のはずだが、現実の上空で飛行船状の飛空船に乗って周回している。

スターラ姫(フェイ・スターラ[2]
声 - 日高のり子
フェイ王国のお姫様。金髪で髪と耳が長い。風貌に反して強がりで気性が荒く、乱暴な言葉をよく口にする。自分一人に対して大多数の人々を蹴散らす一面もあり、ドルフの突然死以後、クーデターに荷担していた兵士たちを平然と虐待している。レクリエーション大会と称し、兵士を飛行船から転落死させるなどサディストな一面が強い。
アルベルト王
声 - 大木民夫
スターラ姫の父であり、フェイ王国の国王。野心を持ったドルフに裏切られ拘束される。困っている人を放っておけない心優しい人物。
ドルフ
声 - 土師孝也
孤児の頃にアルベルト王に拾われたフェイ王国の指揮官。王の計画した地球旅行を期に王を裏切り、WC(「ウッドキューブ」の略称。フェイ王国に伝わる古代兵器の起動要件で、なぜかみおの髪飾りに付いている物と同じ形状である)を使い征服を試みる。しかし、自分の足につまづいて転び、そのまま死亡した。
フェイ王国の兵隊

その名の通り、フェイ王国の兵士たち。ドルフと共にクーデターを起こしたが、ドルフの死後は本来の兵士に戻り、スターラ姫のわがままに振り回されている。姫を楽しませるレクリエーションで機嫌を損ねさせると、穴から落とされ処刑される。基本的に顔は見えず、それぞれ正面に数字(役職についている者は文字)が入った帽子キャップ)を被っている。以下に代表的な兵隊を挙げる。

隊長(通称 とくになし)
声 - 阪脩
フェイ王国兵隊の隊長。帽子の文字は「ONE FOR ALL ALL FOR ONE」。「かりそめにも」が口癖。ウッドキューブの奪還にやってきたみおが開けた大穴から転落死。
アニメのクーデター時には16番の役割となり、転んだドルフの脈をとった。
参謀(通称 粘り腰の交渉人(ねばりごしのネゴシエイター))
フェイ王国兵隊の参謀。帽子の文字は「参」。諸葛亮のようなひげを生やしている。片方のウッドキューブを手にしたものの、ウッドキューブ奪還のため、飛行船に現れたみおに殴られ即死。
おつき[11](通称 おつき)
声 - 竹内良太
ジャンケンの結果おつきとなった兵士。帽子の文字は「おつき」。常に姫の横に立ち、兵士達のリーダー的存在だが、レクリエーション大会で、しょうもないギャグで笑ってしまったがために死亡。
ゲームでは死んだ彼に変わりおつき2、おつき3が登場する。
4番(通称 ユーモアの4番[12]
声 - 土門仁
ドルフと共に倉庫でアルベルト王を拘束していた兵士の一人。
アニメのレクリエーション大会では8番の役割である「ユーモアの4番」となり、66番に続いて芸を披露するも死亡。
5番(通称 ドミンゲス)
ひょうきん13に憧れを抱いていたが、レクリエーション大会で巻き添えを食い13番と共に死亡。
アニメのレクリエーション大会では15番が彼の役割となり、変わりに彼は3番の役割となったため生き残った。
6番(通称 クイズの6番)
声 - 玄田哲章
ドルフと共に倉庫でアルベルト王を拘束していた兵士の一人。ドルフの死に際し、最初に姫をたたえる拍手とかけ声を始めた。クイズを考えることが生き甲斐だったが、レクリエーション大会で姫の機嫌を損ね死亡。
8番(通称 ユーモアの8番)
声 - 大塚芳忠
ドルフと共に倉庫でアルベルト王を拘束していた兵士の一人。クーデター時にウッドキューブを2つとも拾ってしまった。レクリエーション大会で最初に芸を披露するもギャグがすべったため死亡。
アニメのレクリエーション大会では彼の役割は4番に譲られ、代わりに30番の役割となったため生き残った。キャップのつばの裏に「one for all」と書いてある。
11番(通称 なし)
レクリエーション大会であろうことか、ひょうきん13とネタがかぶってしまったため死亡。
13番(通称 ひょうきん13(ひょうきんサーティーン))
声 - 岩田光央
兵士一のお笑い者だが、レクリエーション大会で姫の怒りを買い死亡。
15番
声 - 田中一成
原作ではレクリエーション大会でひょうきん13の話を聞いていたモブキャラの一人。
アニメのレクリエーション大会では5番の役割となり13番と共に死亡。
16番
声 - 千葉一伸
クーデター時に転んだドルフの脈をとった兵士。
アニメでは隊長が脈をとったため出番がなかった。アニメのレクリエーション大会では肌が浅黒く、66番の特技を驚いていた。
22番
見た目はかなりチャラチャラしている。ウッドキューブ奪還にやってきたみおにナンパを仕掛けるが、みおの一撃で壁に頭がめり込み死亡。
30番
殺戮祭りとなったレクリエーション大会から脱走した兵士。ちなみにチアリーディングを披露するつもりだった。
アニメのレクリエーション大会では8番の役割となったため、出番はない。
66番
声 - 福山潤
原作ではレクリエーション大会でマジックの準備をしているモブキャラ。
アニメでは王室の専属マジシャンを目指していたが、レクリエーション大会で最初に芸を披露するも死亡。
71番(通称 学者)
フェイ王国兵士のブレーン。メガネをかけていて出っ歯。語尾に「ゲス」とつけて喋る。

他の兵隊は主に竹内良太[13]烏田裕志[14]が演じている。

プロトタイプ版の登場人物

2巻に収録されているプロトタイプ版[15]の登場人物。

みお
演劇部所属の1年生で期待のホープ。髪型は本編とは異なりセミロング。母親はセパタクローにハマっている。
鵜飼 真美(うかい まみ)
プロトタイプでの登場人物。演劇部所属の1年生。茶色のおさげ髪。脚本を自分で手掛けたり、演出に凝ったりと意欲があり活発。摩訶不思議な行動を取り相手を困惑させてその様子を見るのが好き。アニメにも背景キャラとして登場している。
みお姉
みおの姉で大学生。黒髪のロングヘア。剣道部所属。みおのケーキに将棋の駒(桂馬王将)を指したりするなどけっこう愉快な人物。みおにとっては、はた迷惑な姉。

Helvetica Standard (ヘルベチカスタンダード)

原作者のあらゐけいいちが『月刊ニュータイプ』や非売品の『コミック通信』(角川書店発行)において連載している漫画作品。『日常』本編に登場しないキャラクターの話が多いものの、『日常』のメインキャラクターも登場しており、アニメにおいても話数により挿入されている。2011年7月26日に単行本が発売された。

単行本

レーベルは角川コミックス・エース角川書店)。

アニメ

 
群馬県伊勢崎市波志江町付近の航空写真。「日常の第二話」では県立時定高等学校の周辺を俯瞰する場面が描かれたが、主要な建物などの位置関係はほぼ一致する。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

テレビアニメ

2011年4月より独立UHF局などで放送中。ロケーションに原作者と縁のある群馬県伊勢崎市の実在の風景を多く用いている。

作中で時折挿入されるナレーションは銀河万丈が、「ヒトコトワドコトバ」でのナレーション(エンディングのテロップなどでは「言葉お姉さん」の役名)は皆口裕子が担当するが、次回予告のナレーションは毎回違う声優が担当している(次回予告を参照)。

スタッフ

  • 原作・構成協力 - あらゐけいいち
  • 監督 - 石原立也
  • 副監督 - 石立太一
  • シリーズ構成 - 花田十輝
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - 西屋太志
  • 色彩設計 - 宮田佳奈
  • 美術監督 - 鵜ノ口穣二
  • 撮影監督 - 高尾一也
  • 設定 - 高橋博行
  • 音響監督 - 鶴岡陽太
  • 編集 - 重村建吾
  • 音楽 - 野見祐二
  • 音楽プロデューサー - 斎藤滋
  • 音響制作 - 楽音舎
  • 音楽制作 - ランティス
  • 企画 - 安田猛、八田陽子、武智恒雄、井上俊次、太布尚弘
  • プロデューサー - 伊藤敦、八田英明
  • アソシエイツプロデューサー - 鈴木智子、沼田知己、佐藤久暢
  • アシスタントプロデューサー - 瀬波里梨、マック千葉、アントニー山崎
  • 設定マネージャー - 大橋郁奈
  • 制作マネージャー - 八田真一郎
  • アニメーション制作 - 京都アニメーション
  • 製作 - 東雲研究所

キャスト

主題歌

オープニングテーマ
ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C」(第1話 - 第6話、第8話 - 第13話)
作詞・作曲・編曲 - 前山田健一 / 歌 - ヒャダイン
ヒャダインのじょーじょーゆーじょー」(第14話 - 第16話、第18話、第19話)
作詞・作曲・編曲 - 前山田健一 / 歌 - ヒャダイン
エンディングテーマ
Zzz」(第1 - 13話)
作詞・作曲・編曲 - 前山田健一 / 歌 - 佐咲紗花
第6話では不使用。第2話、第10 - 13話ではZzz(Bossa Nova Version)、第7 - 9話ではZzz(Acappella Version)を使用。アレンジバージョンはともにシングルに収録されている。いずれもエンドロール上ではバージョンについての言及は無い。
翼をください」(第14話)
作詞 - 山上路夫 / 作曲 - 村井邦彦 / 編曲 - 伊藤真澄 / 歌 - 佐咲紗花
これ以降は同一のエンディング映像のもと、毎話ごとに曲が変わるようになっている。曲目は主に小中高校の合唱コンクールで歌われるもの。
気球にのってどこまでも」(第15話)
作詞 - 東龍男 / 作曲 - 平吉毅州 / 編曲 - 伊藤真澄 / 歌 - 東雲なの、はかせ、阪本さん
マイ バラード」(第16話)
作詞・作曲 - 松井孝夫 / 編曲 - 伊藤真澄 / 歌 - 佐咲紗花
怪獣のバラード」(第17話)
作詞 - 岡田冨美子 / 作曲 - 東海林修 / 編曲 - 伊藤真澄 / 歌 - ゆっこ、みお、麻衣
グリーングリーン」(第18話)
作詞・作曲 - Barry McGuire、Randy Sparks / 訳詞 - 片岡輝 / 編曲 - 伊藤真澄 / 歌 - 佐咲紗花
「野生の馬」(第19話)
作詞 - 中村千栄子 / 作曲 - 岩河三郎 / 編曲 - 伊藤真澄 / 歌 - 高崎先生、桜井先生、中村先生、桜井誠、関口ユリア、安中、小木
挿入歌
ヘッドライト・テールライト」(第19話)
作詞・作曲・歌 - 中島みゆき / 編曲 - 瀬尾一三

次回予告

次回予告には専用BGMと本編の1場面(本編に登場した物など)の静止画が使われ、ナレーションは毎回違う声優が静止画の物になりきり、名前(役名)を名乗って行っている(第3話と第16話の次回予告では名乗らなかった)。予告といっても、静止画の物に関することを話したあとに次回のサブタイトルを言うだけで、内容には一切触れていない。

話数 名前 静止画 予告ナレーション
#1 なのちゃんの足の親指 壁にめり込んだなのの左足の親指 桂玲子
#2 甘食 なのの額が開いて甘食が出てきた場面 池田昌子
#3 納豆が入った藁人形の形をした 増岡弘
#4 団地 上から見た昼間の4階建ての中層団地 小原乃梨子
#5 オノマトペ 麻衣がゆっこの頭を国語の教科書で叩く場面で、
上に「GASCOIGNE!」というオノマトペが出ている
小山力也
#6 ペソ
十円
和同開珎
机の上に1枚ずつ置かれたペソ、十円玉、和同開珎 立木文彦
#7 ウッドキューブ 開いた窓の近くに置かれた二つのウッドキューブ 若本規夫
#8 一卵性双生児 フライパンの上で焼かれている二黄卵目玉焼き 関智一
#9 王将 上にイチゴではなく王将が乗せられたショートケーキ 平野綾
#10 エリマキトカゲ 朱色のエリマキトカゲの折り紙 野沢雅子
#11
鉄球
教頭先生の孫が作った泥団子
町工場のおっちゃんが作った鉄球
白石冬美
#12 サイダー はかせが持つありまサイダー こおろぎさとみ
#13 万国旗 教室でゆっこの口から飛び出た瞬間の万国旗
(左端だけ国旗ではなくトランプハートのエース
緒方恵美
#14 サッカーボール 囲碁サッカー部の部室の床に置かれた
+Teamgeistタイプのサッカーボール
千葉繁
#15 オイル キャッチャーミットで捕らえたエンジンオイルのボトル缶 榊原良子
#16 教室の床に落ちたプラスねじ
あら先の十字穴付き丸頭小ねじ)
TARAKO
#17 スペードの3 トランプタワーを作るゆっこが
頂上の2枚を乗せようとする場面
中井和哉
#18 ホワイトチョコレートフラペチーノグランデ 丸い木製テーブルの上に置かれたスターバックス
ドリンク(本編未登場の実写写真)
愛河里花子
#19 粘土 大雨神社境内に転がったゆっこの自画像粘土が
雪駄を履いた和尚に左足で踏まれて変形する場面
三ツ矢雄二

各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ・演出 演出補佐 作画監督
#1 日常の第一話 花田十輝 石原立也 武本康弘 西屋太志
#2 日常の第二話 石立太一 - 堀口悠紀子
#3 日常の第三話 内海紘子 - 池田和美
#4 日常の第四話 米田光良 河浪栄作 門脇未来
#5 日常の第五話 山田尚子 - 堀口悠紀子
#6 日常の第六話 西岡麻衣子 三好一郎 - 植野千世子
#7 日常の第七話 村元克彦 北之原孝將 - 池田晶子
#8 日常の第八話 西岡麻衣子 武本康弘 - 高橋博行
#9 日常の第九話 村元克彦 内海紘子 - 池田和美
#10 日常の第十話 瀬川千鶴 米田光良 河浪栄作 門脇未来
#11 日常の第十一話 花田十輝 坂本一也 - 秋竹斉一
#12 日常の第十二話 ジョー伊藤 北之原孝將 - 池田晶子
#13 日常の第十三話 石原立也 坂本一也 - 鴨居知世
#14 日常の第十四話 花田十輝 三好一郎 - 植野千世子
#15 日常の第十五話 石立太一 北之原孝將 - 池田晶子
#16 日常の第十六話 花田十輝 武本康弘 - 高橋博行
#17 日常の第十七話 西岡麻衣子 山田尚子 - 堀口悠紀子
#18 日常の第十八話 村元克彦 内海紘子 - 池田和美
#19 日常の第十九話 ジョー伊藤 -

放送局

放送対象地域 放送局 放送期間 放送日時 系列 備考
愛知県 テレビ愛知 2011年4月2日 - 土曜 26:20 - 26:50 テレビ東京系列
日本全域 ニコニコチャンネル 2011年4月3日 - 日曜 12:00 更新 ネット配信 配信開始後3日間(第7話までは1週間[16]
無料配信
千葉県 チバテレビ 日曜 24:00 - 24:30 独立UHF局
埼玉県 テレ玉 日曜 25:05 - 25:35
京都府 KBS京都 2011年4月4日 - 月曜 25:00 - 25:30
神奈川県 tvk 月曜 25:15 - 25:45
広島県 テレビ新広島 月曜 25:25 - 25:55 フジテレビ系列
兵庫県 サンテレビ 2011年4月5日 - 火曜 24:00 - 24:30 独立UHF局
東京都 TOKYO MX 2011年4月6日 - 水曜 25:30 - 26:00
石川県 北陸放送 水曜 25:55 - 26:25 TBS系列
群馬県 群馬テレビ 2011年4月7日 - 木曜 23:30 - 24:00 独立UHF局
福井県 福井放送 木曜 25:35 - 26:05 日本テレビ系列
テレビ朝日系列
福岡県 TVQ九州放送 木曜 25:53 - 26:23 テレビ東京系列
岡山県・香川県 テレビせとうち 木曜 26:10 - 26:40
北海道 テレビ北海道 2011年4月8日 - 金曜 26:00 - 26:30
宮城県 東北放送 2011年4月14日 - 木曜 25:40 - 26:10 TBS系列 当初は7日開始だったのが東日本大震災関連の
報道特別番組により延期になった。
第2話と第3話は連続放送で対応。
富山県 チューリップテレビ 木曜 25:42 - 26:12

関連CD

OVA

『日常の0話』
テレビアニメに先駆け、2011年3月12日発売の単行本第6巻DVD付き限定版に収録された。
話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
日常の0話 日常の褒め 花田十輝 石原立也 坂本一也 西屋太志
日常の風邪
日常の貸し切り

ラジオ

2011年2月25日よりランティスウェブラジオで『日常のラヂオ』が放送されている。番組は東雲研究所編と時定高校編の二部構成で毎週更新される[17]。月刊少年エース2011年5月号に新収録の出張版CDが付属した。

パーソナリティ
ゲスト
ラジオスタッフ
  • 企画 - 安田猛
  • 番組構成・プロデューサー - 伊藤敦
  • 番組アシスタント - 千葉誠
  • エンジニア - 奥村紳一郎
  • 番組担当 - 川島誠一、伊藤映里
  • 収録スタジオ - グロービジョン
  • 番組制作 - 角川書店
  • 番組制作協力 - ランティス、東雲研究所
  • 製作著作 - 東雲研究所
テーマソング
  • 東雲研究所編テーマソング
「東雲研究所の、今日も平和です」
作詞・作曲・編曲 - 前山田健一 / 歌 - はかせ(今野宏美)&東雲なの(古谷静佳)&阪本さん(白石稔)
  • 時定高校編テーマソング
「ゆっこ・みお・麻衣の スチャラカ三人衆」
作詞・作曲・編曲 - 前山田健一 / 歌 - 相生祐子(本多真梨子)&長野原みお(相沢舞)&水上麻衣(富樫美鈴)

ゲーム

日常(宇宙人)
プレイステーション・ポータブル用ゲームとして、角川ゲームスより2011年7月28日に発売[18]

小説版

日常の小説
角川スニーカー文庫角川書店)レーベルより発売、著者は椎出啓、イラストは原作者のあらゐけいいちが担当する。内容は完全オリジナルで東雲研究所、時定高校の話をどちらも描くとのこと。

脚注

  1. ^ 自分で描いた「五月雨ジョージ」というキャラクターを結構気に入っている。
  2. ^ a b c フルネームはゲームで判明した。
  3. ^ 本編内でも大工喫茶、大工医院、大工スーパーなど大工財閥系の店・施設が際限なく登場している。
  4. ^ 碁石とサッカーボールを使う競技であることは確かなようだが、単独「演舞」や、ほとんど動作のない1対1の試合では、禅問答のような謎のアクションが繰り広げられており、通常のスポーツ競技なのか格闘技の一種なのか見当が付かない。まったく謎のスポーツである。
  5. ^ 原作5巻73ページでは文字で隠れており名前が見づらいが、TVアニメ11話で明確となった。
  6. ^ 日常の5の終わりから2コマ目に見えているなのの奥にそれらしい人物がいる。
  7. ^ 「日常の第三話」オーディオコメンタリーより
  8. ^ a b 「日常のラヂオ 第20回」より
  9. ^ アニメ14話でのクレジットは「キヨシ」
  10. ^ 名字は「ヘルベチカスタンダード」より
  11. ^ アニメ第18話でのクレジットは「お付き」
  12. ^ アニメのみ
  13. ^ アニメ7話でのクレジットより
  14. ^ アニメ18話でのクレジットより
  15. ^ 「日常」連載前に掲載されていた読み切り。当時のタイトルは「ふつう」
  16. ^ アニメ「日常」の最新話無料配信期間が3日間になります。 - ニコニコインフォ 2011年5月20日閲覧
  17. ^ 日常のラヂオ - ランティスウェブラジオ
  18. ^ 2011年4月1日付で角川書店のゲームパブリッシング事業が角川ゲームスに統合された為。

外部リンク