Berkeley Open Infrastructure for Network Computing
Berkeley Open Infrastructure for Network Computing(バークレー オープン インフラストラクチャ フォー ネットワーク コンピューティング)はカリフォルニア大学が開発している分散コンピューティングのプロジェクトを一括して管理することができるソフトである。略称はBOINC。

従来のクライアントは、1つのプロジェクトにつき1つそろえる必要があり、複数のプロジェクトを実行する人にとっては、手動で切り替えることになり、負担であったが、このソフトを導入する事により複数のプロジェクトを一つのソフトで管理する事が出来るので、プロジェクト間の処理能力の割り振りが容易になる。
同大学はSETI@homeも開発しており、このプロジェクトもこのソフトで管理する事ができる。
現在アカウント作成・稼働可能なプロジェクト一覧
(参加人数順)
- SETI@home 地球外知的生命体探査
- Einstein@home 重力波の探査
- ClimatePrediction.net 長期的気候予測技術の改善・地球温暖化気温変動調査
- Predictor@home たんぱく質構造の予測
- LHC@home 粒子加速器の改善
- Rosetta@home たんぱく質構造の予測
- BURP 3Dアニメーションレンダリングの公共システム開発
- SZTAKI DesktopGrid ???
- PrimeGrid PerlベースでBOINCシステムを開発する試み「PerlBOINC」の動作試験
- uFluids 微重力状態での流体工学研究
- SIMAP たんぱく質構造の予測
- Malaria Control 臨床疫学の確率論的なモデリング
BOINCの技術をベースにした分散コンピューティングプロジェクト
独自のクライアントソフトを用いるため、前項のプロジェクト群とは同一PC内で共存不可能である。
- cell computing βirth
- CHRONOS ヒトゲノム染色体間法則性解明プロジェクト
- World Community Grid
- FightAIDS@Home HIVの新薬開発
- Human Proteome たんぱく質構造の予測