よゆう酌々
よゆう酌々は、4コマ漫画家辻灯子の最新作。
概要
まんがタイムオリジナル2010年5月号より連載開始。まんがホーム2011年9月号に同じ作者のただいま独身中とのコラボマンガが掲載される。
バツイチのうえ失職してしまった主人公が目玉焼きすら満足に調理できないのに小料理屋の女将になってしまったドタバタコメディ。
登場人物
三森 優(みもり ゆう)
本編の主人公。バツイチ。同時に職を失う。しかも蓄えがないため、小料理屋を営む母親に養ってもらおうと出戻りするが、当てがはずれてしまい、しかも自分が潰れかけた小料理屋「みもり」を引き継ぐ羽目になってしまう。
喫煙家で酒豪(日本酒ならば八合はいける)。料理、家事全般ダメ。結婚当時はダンナから「頼むから何もするな」と言われ、家事全般は義母がやっていた。
反面、記憶力がよく気が回るのと人妻(元)ということから色気がにじみ出ているのか、客の評判はおおむね良好。とくに酒をおごってもらうと役職までおぼえてしまう。得意な物はパズル。くじ運が強く、雑誌の懸賞、宝くじなどけっこう当てている。高校時代はレフトで5番。食い意地が張っているので,つまみ食いしては板前の戸田(後述)から怒られる。少しでも料理を知ってもらおうと戸田から賄いを強制的に作らせられるが食材のムダになるので今は作ってない。
戸田 篤志(とだ あつし)
「みもり」の板前。高身長でイケメン、なおかつ料理の腕はたしか。反面無愛想なので接客には向いていないのだが女性客には好評。以前つとめていた店では人間関係に苦労していた模様。兄夫婦と同居中。
料理へのこだわりは高く「みもり」の味を出そうと常に精進している。引き抜きの話もあったが断っている。
三森 怜(みもり れい)
「みもり」の前女将。優の母親。夫には先立たれている。突然再婚、しかも国際結婚(オーストラリア人)したり、花見をするためなにも連絡もせずに突然帰国するなど行動が突拍子もないため常に周囲を惑わせる。
以前は女将兼板前として彼女一人で「みもり」を切り盛りしていたが、和食の店でありながらドイツの家庭料理をだしたりと結構アバウトだった模様。彼女の母親の代は居酒屋で小料理屋は怜の時代から。優たちが「みもり」を引き継ぐ際、旧「みもり」のレシピがないのは「新しい『みもり』を作ってもらいたい為」とは建前で「常連さんを引き継がず、店をつくっていく苦労を他の誰かにも味わせたくて」らしい。
升田 粧子(ますだ しょうこ)
出入りの酒屋の娘。威勢と気っぷの良さで生きている。優の中学の先輩だが幼なじみのためタメ口。地元愛が強く、地域の活性化にも奮闘中。料理の腕は優と同レベルの模様。
森永(もりなが)
優の高校の後輩。OL。戸田に一目惚れし「みもり」にあしげく通う。他の二人とは違い料理はできる。(戸田に言わせると「女将さんと比較すれば『神降臨』」らしい)また戸田の引き抜き事件の発端でもある。
橋本 みかげ(はしもと みかげ)
割烹「渡月 別館」の女将。戸田を引き抜こうとしたが断られる。食い道楽。
魚吉
出入りの魚屋。職人気質で面倒見がいい。戸田を気に入ってる模様。
ブロンコ
怜の再婚相手。オーストラリア人。片言の日本語を話す。
単行本
第1巻マンガタイムコミックス(ISBN 978-4-8322-5002-4)