仮面ライダー龍騎の登場仮面ライダー
ノート:仮面ライダーシリーズに、このページに関する仮面ライダーシリーズの記事構成の統一についての議論があります。エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。 仮面ライダーシリーズの記事構成の統一についての議論の要約:
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概要
本作における「仮面ライダー」とは、神崎士郎が開発したカードデッキを使用し、戦闘強化服を装着してミラーワールドへ行くことのできる者を指す。 カードデッキの入手経緯は、通常は士郎が直接選定した人間に譲渡されるという形だが、真司のような例外(以前の持ち主が敗北、或いはモンスターとの契約を拒否したために死亡し、その遺留品から入手する等)も存在する。
本作のライダーは疑似ライダーを除いて13人存在しており、仮面ライダー同士は最後の1人になるまで戦い合う掟になっている。また契約モンスターが、他のモンスターが人間から集めた、生命エネルギーを摂取して強くなっていくため、人間界に侵入するモンスターの駆除も行う。全員共通して、近くに他のモンスターが出現すると金切り音が聞こえてくる。
本作に登場するライダーのモチーフは騎士であり、加えて契約モンスターの属性を持つ。ほとんどの戦闘はミラーワールドの中で行われるが、変身後も現実世界で活動することは可能である。また契約モンスターを、現実世界に召喚することも可能である。
共通装備
- アドベントカード
- 契約モンスターや武器を召喚したり、必殺技を発動する為のカード。様々な種類があり、特に契約モンスターの絵柄が描かれた「アドベント」のカードはそれ自体が契約の証にもなっている。カードごとに攻撃力を表すAP(アタックポイント)、または防御力を表すGP(ガードポイント)という数値が設定されており、20APが1トンに相当するが、AP及びGPの設定はあくまで目安に過ぎず、劇中での威力の強弱にはほぼ反映されていない。
- カードデッキ
- アドベントカードのセットで、専用のケースに収納されている。変身のキーアイテムであるのみならず、仮面ライダー同士の身分証明のようにも用いる。変身者でなくても触れるだけでミラーワールドを観ることが可能。モンスターとの契約後は各ライダーのモチーフをイメージした紋章が浮かび上がる。契約後のセットの内容及びカードの枚数は、各ライダーに固有のものとなる。
- このデッキが破壊された場合は変身が解除され、契約破棄と見なされて契約モンスターに捕食対象として狙われ、ミラーワールドとの行き来も出来なくなる。もしも、ミラーワールド内部にいるときにデッキが破壊されれば、脱出不能となり消滅する運命が待っている。
- 戦闘時、ライダーがカードをデッキから引く際のカードの選択は、ライダーが自らの意思で行う[1]。すなわち各ライダーには、自分のデッキの構成を十分に把握し、戦況に適したカードを選択する能力が要求される。なお、1枚のカードが戦闘中に使えるのは1回だけである。
- ケースのカラーはライダーに準じており、龍騎のものは通常形態では黒、サバイブでは赤となる。
- Vバックル
- 鏡や水面などの鏡面にカードデッキをかざすことで実体化するベルト型のカードデッキホルダー。いわゆる「変身ベルト」に相当する。各ライダーとも変身ポーズをとった後(ポーズを取らないと変身できないわけではない)、カードデッキをケースごとVバックルに装填することによって仮面ライダーに変身することができる。オルタナティブも同様の方法で変身する。
- ライドシューター
- 全長:3250mm
- 全幅:1120mm
- 全高:1400mm
- 最高時速:930km
- 現実世界とミラーワールドを結ぶ次元空間・ディメンションホールを移動することができるスクーター型の移送機。ミラーワールド内の移動にも使用可能。頑強な車体を活かし、体当たり攻撃にも使用される。全ライダーが同型のライドシューターを所持している設定だが、タイガ、インペラー、ベルデの搭乗シーンは作中に登場せず、また特異な存在であるリュウガとオーディンについてはライドシューターの有無は不明。
神崎士郎に選ばれた仮面ライダー
仮面ライダー龍騎
城戸真司が変身する仮面ライダー(TVSP版ではTVではドラグレッダーに食われ行方不明になった榊原耕一が先に変身。)。基本カラーは赤。ドラグレッダーとの契約前、及びドラグレッダーのカードを盗まれた際には契約モンスター無しとみなされ、ブランク体になる。近距離だけでなく遠距離戦にも対応できるが、主に格闘戦を得意としている。「SURVIVE 烈火」のカードを使用することで龍騎サバイブへと強化変身する。
変身ポーズは右手を左斜め上に伸ばすというもので、仮面ライダー新1号の変身ポーズを意識したものである。なお、主要なライダーである龍騎、ナイト、ゾルダはそれぞれ、初代仮面ライダーの複眼、クラッシャー、触角をデザインに取り込んでおり、龍騎は赤く丸い複眼が継承されている。
- 契約モンスター
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- ドラグレッダー
- 赤い龍型のモンスター。5000AP。体長は6mで、時速500kmで空を飛ぶ。当初は真司を餌として狙ったが、彼と契約し龍騎に力を与える。口からの火球ドラグブレスが主な武器。玩具設定では「無双龍ドラグレッダー」と称される。
- 召喚機
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- ドラグバイザー
- 左腕に装備されている、龍の頭部を模したガントレットタイプの召喚機。アドベントカードをベントインする際には、ドラグバイザーの上部カバーを開いてその中にカードを装填する。玩具設定では「龍召機甲ドラグバイザー」と称される。
- 武器・技
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- ドラグセイバー
- ソードベントによって召喚する、ドラグレッダーの尾を模した青龍刀のような剣。2000AP。龍騎が最も多用する武器である。
- ドラグクロー
- ストライクベントによって召喚するドラグレッダーの頭部を模した武器で、右腕にはめて使用する。2000AP。本来は打撃武器として設定されているが、その目的での使用例は少なく、専らドラグクローファイヤーを放つ際に召喚する。
- ドラグクローファイヤー
- ドラグクローを装備した龍騎の構えに合わせ、ドラグレッダーが敵に火球を放つ技。2000AP。威力は高く、こちらでモンスターを撃破することも多かった。
- この技を「昇竜突破」と記述する例が散見されるが、「昇竜突破」は放送当時の玩具版アドベントカードに存在した技でドラグクローファイヤーとは別物である。
- ドラグシールド
- ガードベントによって召喚される、ドラグレッダーの腹部を模した盾。2枚召喚する事ができ、手に持って使用するほか、両肩に装備して他の武器と併用することも可能。2000GP。
- ファイナルベント・その他の技
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- ドラゴンライダーキック
- ドラグレッダーと共に空中に舞い上がり、ドラグレッダーの放つ火球を受けながら敵にライダーキックを放つ。6000AP。発動時には腰を低く落とした特徴的な構えを取る。本編中では一度も破られた事がなく、文字通りの必殺技である。
- ダブルライダーキック
- ハイパーバトルビデオで披露した、仮面ライダーアギトとの共同技。発動時にはアギトのライダーキックと同様、龍騎の足元に龍の紋章が出現する。
- この他、玩具設定では「ストライクベント 昇竜突破」「ガードベント 竜巻防御」や「ソードベント 龍舞斬」など様々な技の設定が存在したが、いずれも作中には反映されていない。
仮面ライダー龍騎 ブランク体
龍騎がドラグレッダーとの契約前、或いはドラグレッダーのカードを失った場合に変身する形態。能力は著しく低下しており、体色が赤から黒へと変化しているほか、ドラグレッダーと契約していないため龍の意匠がないなど細部が微妙に異なっている。
- 召喚機
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- ライドバイザー
- ドラグバイザー同様、左腕に装備するガントレットタイプの召喚機。
- 武器
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- ライドセイバー
- ソードベントによって召喚する剣。APは300と極端に低く、モンスター・ディスパイダーへの一撃も効果無くあっさり折れてしまった[2]。
- この他、一部書籍では「ガードベント ライドシールド」の存在も記述されている。
仮面ライダー龍騎サバイブ
龍騎が「SURVIVE 烈火」のカードとドラグバイザーツバイを用いて強化変身した最強形態。変身時には炎を発する。基本カラーは赤。全体の能力が格段に上昇しており、格闘戦を得意とする以外に遠距離戦にも対応できている。
- 契約モンスター
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- ドラグランザー
- ドラグレッダーがサバイブカードの力でパワーアップした姿。7000AP。龍騎サバイブを乗せて飛行するほか、ファイナルベントの発動時にはバイクモードに変形する。玩具設定では「烈火龍ドラグランザー」と称される。
- 召喚機
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- ドラグバイザーツバイ
- ドラグバイザーが変化した、龍の頭部を模した拳銃タイプの召喚機。普段はベルトの右腰に装備する。カード装填口が2箇所あり、口の銃口部分にサバイブのカードを装填することで、龍騎サバイブに強化変身する。変身後にアドベントカードを発動する際は後頭部のハンマー部分に装填する。ビームや火炎弾を放つ武器としても使用可能(前者は終盤のナイトサバイブとの戦い、後者は『仮面ライダーディケイド 完結編』客演時にドラス戦で使用)。
- 武器・技
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- ドラグブレード
- ドラグバイザーツバイの本体から展開する短剣。3000AP。設定上はソードベントのカードが存在するが、劇中ではカードの装填を必要としない。
- バーニングセイバー
- ドラグブレードから炎の刃を飛ばす技。本編では使用されず、「仮面ライダーディケイド」において召喚された個体が使用している。
- メテオバレット
- シュートベントで発動。ドラグバイザーツバイからレーザーを放って敵をロックオンし、ドラグランザーの火球を浴びせる技。ドラグクローファイヤー同様に、こちらでモンスターを撃破することも多かった。4000AP。
- ファイヤーウォール
- ガードベントで発動。ドラグランザーが龍騎サバイブを守る盾となる防御技。4000GP。
- ストレンジベント
- 何が起こるか分からない特殊なカード。劇中ではトリックベント、スチールベントに変化した。
- シャドーイリュージョン
- ストレンジベントで発動した能力。ナイトのシャドーイリュージョンと同様、分身を作り出す事ができる。2000AP。
- スチールベント
- ストレンジベントで発動した能力。相手の武器を瞬時に奪い取る。劇中ではオーディンのゴルトシールドを奪取した。
- ファイナルベント
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- ドラゴンファイヤーストーム
- ドラグランザーが龍騎サバイブを乗せたままバイクモードに変形し、火炎弾を連続発射しながら車体で相手を踏み潰す。9000AP。
仮面ライダーナイト
秋山蓮が変身する仮面ライダー(TVSP版では蓮からカードデッキを託された真司も変身)。基本カラーは紺色。剣術を駆使した戦闘を得意とするほか、豊富な特殊カードを持つ。後に手塚から託された「SURVIVE 疾風」のカードを使用することでナイトサバイブへと強化変身する。 一見すると騎士の兜の様な頭部であるが、スリット(面甲にあたる部分)の奥には2つの青い眼が存在する(第1話、最終話などで確認可)。また、顎の部分は初代ライダーの「クラッシャー」を継承している。 また変身ポーズは、拳を握って曲げた右腕を内側に向けて振りかぶるというもの。これは仮面ライダー2号の変身ポーズを模している。
- 契約モンスター
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- ダークウイング
- コウモリ型モンスター。4000AP。ナイトの背中に合体して飛行能力を与えるほか、超音波による援護も行う。玩具設定では「闇の翼ダークウイング」と称される。
- 召喚機
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- ダークバイザー
- 左腰のホルスターに提げている剣型の召喚機で、ナイトが好んで用いる武器。バイザーの翼を展開し、柄の中にカードを装填する。玩具設定では「翼召剣ダークバイザー」と称される。
- 武器・技
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- ウイングランサー
- ソードベントによって召喚する、ダークウイングの尾を模した槍状の両手剣。2000AP。パタの様に手元を保護する装甲があり、盾としても使用できる。
- ウイングウォール
- ガードベントによりダークウイングが変化したマントで、背中に装備する。3000GP。他のアドベントカードと異なり、契約モンスターが直接変化する珍しいタイプの武装。
- なお「ダークウイングとの合体による飛行能力」と「ウイングウォールの発動」を混同する例が多いが、両者はそれぞれ別の効果である。
- シャドーイリュージョン
- トリックベントにより発動する、複数の分身体を作り出して攻撃する技。1000AP。分身は最大で8体まで増やすことができ、さらに分身体のそれぞれがアドベントカードを使用できる。ダークウイングとの合体中に発動した場合、ダークウイングと共に分身する(劇場版で使用)。
- ソニックブレイカー
- ナスティベントによって発動する、ダークウイングの発する超音波で敵を撹乱する技。1000AP。
- ファイナルベント
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- 飛翔斬(ひしょうざん)
- ウイングランサーを携え、ダークウイングと合体して空中に舞い上がり、ウイングウォールで自身の体をドリル状に包んで敵を貫く。5000AP。
仮面ライダーナイトサバイブ
ナイトが「SURVIVE 疾風」のカードとダークバイザーツバイを使って強化変身した最強形態。変身時には風を発する。基本カラーは青。全体の能力が格段に上昇しており、通常時と同様に剣術を駆使した戦闘を得意としている。
- 契約モンスター
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- ダークレイダー
- ダークウイングがサバイブカードの力でパワーアップした姿。6000AP。ナイトとの合体能力は失われたものの、ナイトサバイブを背中に乗せて飛行し、ファイナルベントの発動時にはバイクモードに変形する。玩具設定では「疾風の翼ダークレイダー」と称される。
- 召喚機
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- ダークバイザーツバイ
- ダークバイザーが変化した盾形の召喚機で、左腕に装着される。カード装填口は2箇所あり、上部の装填口にサバイブのカードを装填する。下部の装填口(ダークブレードの鞘に相当)にアドベントカードを装填することで、そのカードの能力を使える。本体にダークブレードが収納されており、ダークブレードを引き抜いた時の本体はダークシールドという盾になる(3000GP)。
- 武器・技
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- ダークブレード
- ダークバイザーツバイから引き抜く剣。4000AP。設定上はソードベントのカードが存在するが、劇中ではカードの装填を必要としない。また、この状態でもカードを装填する事ができる。
- ダークアロー
- シュートベントによりダークバイザーツバイが変形するボウガン型の武器で、光の矢を発射して敵を攻撃する。3000AP。玩具設定では「ダークボウガン」となっている。
- シャドーイリュージョン
- 通常時と同様の分身技。2000APに強化されている。
- ダークトルネード
- ブラストベントにより発動する、ダークレイダーが両翼のホイールから突風を放ち、敵を撹乱する技。2000AP。
- ファイナルベント
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- 疾風断(しっぷうだん)
- バイクモードに変形したダークレイダーの機首からビームを発射して敵を拘束し、ナイトサバイブのマントで車体を包んで敵に突撃し貫く。8000AP。
- この他、玩具ではサバイブ仕様のナスティベントのカードも存在している。
仮面ライダーシザース
須藤雅史が変身する仮面ライダー。基本カラーはオレンジ色。所有カードはストライク・ガードベントと少なく、カードのスペックも他のライダーに劣る。しかし防御力はかなり高く、TV版では龍騎のドラグクローファイヤーをもシェルディフェンスで跳ね返したほどの防御力を持つ。劇中でも、事実上ナイトとのファイナルベントの撃ち合いで競り勝っており、さらにTVSP版では一度は王蛇を倒し、須藤が浅倉を逮捕したことも明かされている。またボルキャンサーとの、敵の挟み撃ちによる共同戦法を得意としている。
仮面ライダーでありながらテレビ本編では2エピソードで退場という怪人と大差ない扱いであったため、放映当時は商品化に恵まれなかったが、そんな扱いが一部のファンの興味を惹きつけ、またデザインでは今作屈指の秀作であった事などから放映終了後の商品化では密かな人気を誇っている[3]。
- 契約モンスター
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- ボルキャンサー
- カニ型の二足歩行モンスター。3000AP。シザースの命令で、自分の周りを嗅ぎ回る者を襲って喰らっていた。最後には契約が解除されたシザースを餌食としたが、龍騎のドラゴンライダーキックを受け倒された。『レッツゴー仮面ライダー』ではショッカーの怪人連合の一体として登場。
- 召喚機
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- シザースバイザー
- 左腕に装備されたハサミ状の召喚機。接合部を開き、その中にカードを装填する。ハサミの部分は鋭い武器になっている。
- 武器
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- シザースピンチ
- ストライクベントによって召喚する、ボルキャンサーの腕のハサミを模した武器。右腕に装着して使用する。1000AP。
- シェルディフェンス
- ガードベントによって召喚する、ボルキャンサーの背を模した盾。左手のシザースバイザーと合体する形で装備される。2000GP。
- ファイナルベント
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- シザースアタック
- ボルキャンサーのアシストでシザースがジャンプし、高速で空中前転しながら体当たりする。4000AP。設定上のAPは低いが、劇中使用時はナイトの飛翔斬に競り勝つほどの威力を見せた。
仮面ライダーゾルダ
北岡秀一が変身する仮面ライダー。基本カラーは緑。最終回では北岡に代わって由良吾郎が変身している。所有カードはほとんど銃火器類の召喚で、主に銃撃戦を得意とするが、格闘戦にもある程度対応可能。
なお、頭部にあるアンテナは初代仮面ライダーの触角をデザインに取り込んだもの。
- 契約モンスター
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- マグナギガ
- バッファロー型モンスターで、ミノタウロスと二足歩行のロボットを融合させたような姿をしている。6000AP。全身が重火器の塊であり、その巨体そのものを盾として用いる事もできる。玩具設定では「鋼の巨人マグナギガ」と称される。
- 召喚機
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- マグナバイザー
- 右腰に提げているハンドガン型の召喚機。連射力は秒間120発。ゾルダのメインウェポンとして使用され、アドベントカードをベントインする際にはスライド部を引いた後、トリガー前部にあるマガジンスロット部にカードを装填する。玩具設定では「機召銃マグナバイザー」と称される。
- 武器
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- ギガランチャー
- シュートベントによって召喚する、マグナギガの両腕を模したゾルダの身長をも上回る巨大な大砲。2000AP。
- ギガキャノン
- シュートベントによって召喚するマグナギガの両脚を模したビーム砲で、ゾルダの両肩に背負うようにして装備する。3000AP。
- ギガホーン
- ストライクベントによって召喚する、マグナギガの頭部を模した格闘武器。2000AP。作中未使用。
- ギガアーマー
- ガードベントによって召喚する、マグナギガの腹部を模した巨大な盾。3000GP。防御のみならず、ギガランチャーと合体させて反動を吸収するストッパーとして用いる事もできる。
- ギガテクター
- ガードベントによって召喚するマグナギガの膝を模した装甲で、ゾルダの肩に装着する。1000GP。作中未使用で、玩具ではカードの図柄も存在しているが、公式設定にはカードの存在自体が記述されていない(同じ作中未使用の武装でもこの点でギガホーンとは異なる)。
- ファイナルベント
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- エンドオブワールド
- マグナバイザーをマグナギガの背中に接続し、マグナギガの全身から大量のミサイルやレーザーを一斉射撃する。7000AP。広範囲の敵を攻撃できるが、発動までの手間が長く、劇中では不発に終わる事も多かった。そのため、モンスターへの止めにはギガランチャーをよく用いている。
仮面ライダーライア
手塚海之が変身する仮面ライダー。基本カラーは紅色。本来は斉藤雄一が変身するはずだったがガルドサンダーによって殺されたため、戦いを止めるべく手塚が引き継いだ。エビルウィップやコピーベントを用いたトリッキーな戦いを得意とする。
- 契約モンスター
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- エビルダイバー
- エイ型モンスター。4000AP。水中活動だけでなく飛行能力を合わせ持ち、ライアを乗せての飛行も可能。
- 召喚機
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- エビルバイザー
- エイを模した召喚機で、左腕に装備する。カバーを上に押し上げてアドベントカードを装填する。設定上は小型の盾として使用できる。
- 武器・技
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- エビルウィップ
- スイングベントによって召喚する、エビルダイバーの尾を模したムチ状の武器。2000AP。設定上は電撃を放って攻撃できるとされる。
- コピーベント
- 特殊カード。目の前にいるライダーの武器をコピーする事ができ、作中では龍騎のドラグセイバーやドラグクロー、ナイトのウイングランサーをコピーした。
- ダブルドラグクローファイヤー
- 龍騎のドラグクローをコピーし、共同で放った技。
- ファイナルベント
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- ハイドベノン
- エビルダイバーの背に乗り、波乗りのように敵に体当たりする。5000AP。
仮面ライダーガイ
芝浦淳が変身する仮面ライダー。西洋甲冑のような外観をしており、基本カラーは銀色。メタルホーンを用いた肉弾戦を得意とし、実力はライアやナイトが束になっても敵わないほど。他にもコンファインベントによって戦局を撹乱することを好む。多少の攻撃ではビクともせず、また致命傷を負ったとはいえゾルダのエンドオブワールドをまともに受けても生きているなど非常に高い防御力を誇る。
- 契約モンスター
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- メタルゲラス
- サイ型の二足歩行モンスター。4000AP。頭部のドリル状の角や両手の鋭利な爪を武器とし、巨体を活かした突進攻撃を得意とする。『レッツゴー仮面ライダー』ではショッカーの怪人連合の一体として登場。
- 召喚機
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- メタルバイザー
- 左肩に装備されている召喚機で、カードを投げ入れるようにして装填する。
- 武器・技
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- メタルホーン
- ストライクベントによって召喚する、メタルゲラスの頭部を模した格闘武器。右腕に装備して用いる。2000AP。
- コンファインベント
- 他のライダーが発動したカードの効力を打ち消す特殊カード。ガイはこのカードを複数枚所持している。
- ファイナルベント
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- ヘビープレッシャー
- メタルホーンを装備した状態でメタルゲラスの肩に乗り、高速で突進して標的を粉砕する。5000AP。
仮面ライダー王蛇
浅倉威が変身する仮面ライダー。基本カラーは紫。カードの数自体は少ないが、浅倉の闘争心と攻撃的な性格・凶暴性によって他のライダーを圧倒する戦闘力を持つに至っており、執拗に標的を襲撃する戦法を得意としている。
また契約のカードを複数所有しており、これによりメタルゲラス・エビルダイバーと追加契約し、ガイのメタルホーンやヘビープレッシャー、ライアのエビルウィップやハイドベノンをも体得した。さらにユナイトベントによって3体のモンスターを合体させ、ジェノサイダーを誕生させることも可能。
なお、名前の読みは「おうじゃ」であるが、「おうだ」とも読めるため、視聴者の間で混乱が生じた[4]。
- 契約モンスター
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- ベノスネーカー
- コブラ型モンスター。5000AP。浅倉同様に凶暴な性格をしており、口から放つ毒液と頭部両脇のベノハーシュと呼ばれる刃を武器に戦う。
- メタルゲラス
- 元はガイの契約モンスターだったが、ガイの死後は王蛇をつけ狙い浅倉に似た男性を車ごと殺害した。その後契約モンスターとなる。
- エビルダイバー
- 元はライアの契約モンスターだったが、ライアの死後は王蛇を付け狙い、龍騎、ナイト、ゾルダと戦う王蛇に湖から奇襲をしかけた。その後メタルゲラス同様契約モンスターとなる。
- ジェノサイダー
- ユナイトベントによってベノスネーカー、メタルゲラス、エビルダイバーの3体が融合して誕生するキメラモンスター。7000AP。設定上はジェノサイダーのアドベントカードも存在しているが、常にユナイトベントによって呼び出されるため使用されない。玩具設定では「獣帝ジェノサイダー」と称される。
- 召喚機
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- ベノバイザー
- コブラを模した杖型の召喚機。先端のコブラの頭の部分にアドベントカードを装填する。設定上は打撃武器として使用できるが、作中でそのシーンはない。玩具設定では「牙召杖ベノバイザー」と称される。
- 武器
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- ベノサーベル
- ソードベントによって召喚される、ベノスネーカーの尾を模したドリル状の剣。3000AP。王蛇が最も好んで用いる武器。「黄金の突撃剣」と称され、「ミラーワールドにおいて破壊できない物は存在しない」とされる。
- ファイナルベント
仮面ライダー王蛇ブランク体
劇場版でリュウガのドラゴンライダーキックにジェノサイダーを破られて変化した王蛇の未契約形態。 なお、映画公開時にはミスによりベルトに紋章が残ったままだった。
仮面ライダータイガ
東條悟が変身する仮面ライダー。基本カラーは銀と青。デストバイザーやデストクローを用いた白兵戦を得意とし、デストワイルダーとのコンビネーションによる奇襲戦法で標的を仕留める。
なお、他のライダーは変身の際には左手でカードデッキを持つが、彼のみ右手で持って変身する。
- 契約モンスター
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- デストワイルダー
- 白虎型の二足歩行モンスター。5000AP。両腕の鋭利な鉤爪を武器として戦う。タイガの死後は野良モンスターとなり無差別に人を襲うが、龍騎サバイブのドラゴンファイヤーストームで倒された。
- 召喚機
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- デストバイザー
- 斧型の召喚機。刃の付け根の虎の頭をスライドさせ、アドベントカードを装填する。玩具設定では「白召斧(びゃくしょうき)デストバイザー」と称される[5]。
- 武器・技
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- デストクロー
- ストライクベントによって召喚される、デストワイルダーの両腕を模した巨大なクロー。両腕に装備して用いる。3000AP。
- フリーズベント
- 対象のモンスターを瞬間凍結させる特殊カード。これによって相手のライダーのアドベント、ファイナルベントを無効化する事ができる。
- リターンベント
- コンファインベントで打ち消された効果を再発動する特殊カード。設定上はタイガが所持するとされるが、作中未使用。
- ファイナルベント
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- クリスタルブレイク
- デストワイルダーが標的をタイガのいる方向へ引きずり、タイガがデストクローを突き立て結晶爆発させる。6000AP。多くのライダーに対して奇襲として用いられた技だが、デストワイルダーによる引き摺りの途中で隙を付いて脱出される事もあった。
仮面ライダーインペラー
佐野満が変身する仮面ライダー。基本カラーは茶色。全ライダー中最も優れたジャンプ力を活かし、ムエタイに似た足技を駆使して戦う。契約したモンスターの眷属を従えた集団戦法を取る。
- 契約モンスター
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- ギガゼール
- レイヨウ型の二足歩行モンスター。4000AP。発達した脚力によって高速移動し、両腕の高周波電磁カッターとドリル状の刃を持つ杖を武器としたヒット&アウェイ戦法を行う。また四肢から発する電気信号によって、メガゼール、マガゼール、ネガゼール、オメガゼールなど他のレイヨウ型モンスターと意思疎通し、常に複数で行動する習性を持っており、これにより同一群のレイヨウ型モンスターもインペラーの支配下に置かれることになる。なお、インペラー登場以前の序盤にも野生のレイヨウ型個体が多数出現しており、龍騎やナイトらに倒されている。
- 召喚機
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- ガゼルバイザー
- 右脚の脛に装備されている召喚機。膝を曲げる事でスロットが解放され、カードを装填する。
- 武器
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- ガゼルスタッブ
- スピンベントによって召喚される、ギガゼールの頭部の角を模したドリル型の武器。右腕に装備する。2000AP。
- ファイナルベント
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- ドライブディバイダー
- 多数のレイヨウ型モンスターが一斉に攻撃した後、最後にインペラーが左足で飛び膝蹴りを決めて止めを刺す。5000AP。
仮面ライダーベルデ
TVSPのみ登場。高見沢逸郎が変身する仮面ライダー。基本カラーは黄緑色。クリアーベントやコピーベント、バイオワインダーを駆使した奇襲戦法を得意とする。
- 契約モンスター
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- バイオグリーザ
- カメレオン型の二足歩行モンスター。4000AP。保護色によって周囲の景色に紛れ込み、最大600m伸びる長い舌と、バネが仕込まれた逆関節の脚部による高いジャンプを武器としている。
- 召喚機
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- バイオバイザー
- 左の腿に装備されている、カメレオンの頭部を模した召喚機。カメレオンの舌のようにカードキャッチャーを手元まで伸ばし、カードを装填する。
- 武器・技
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- バイオワインダー
- ホールドベントによって召喚される、バイオグリーザの目を模したヨーヨー型の武器。2000AP。
- クリアーベント
- 自身のボディを透明化する特殊カード。
- コピーベント
- 特殊カード。ライアのコピーベントと異なり、相手のライダーの姿までもコピーする事ができる。作中ではこれによってナイトに変身した。
- ファイナルベント
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- デスバニッシュ
- バイオグリーザがベルデの足に舌を巻き付けて振り子の要領で標的を捕え、パイルドライバーの要領で標的の頭を地面に激突させる。5000AP。威力は非常に高く、一度受けたライダーは必ず死亡している。
仮面ライダーファム
劇場版・TVSPのみ登場。霧島美穂が変身する仮面ライダー。基本カラーは白。本作の仮面ライダーで唯一の女性であり、シリーズを通して初の女性仮面ライダーでもある。ウイングシールドで幻惑し、一撃を加える格闘戦を得意とする。
- 契約モンスター
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- ブランウイング
- 白鳥型モンスター。4000AP。翼で突風を巻き起こし、敵を吹き飛ばす事ができる。玩具設定では「閃光の翼ブランウイング」と称される。
- 召喚機
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- ブランバイザー
- 左腰のホルスターに提げている、レイピア型の召喚機。機構はナイトのダークバイザーと同様。玩具のカード設定では「羽召剣ブランバイザー」と称される。
- 武器
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- ウイングスラッシャー
- ソードベントによって召喚される、ブランウイングの翼のフチを模したナギナタ型の武器。2000AP。
- ウイングシールド
- ガードベントによって召喚される、ブランウイングの翼を模した盾。2000GP。周囲に羽毛を撒き散らし、敵を撹乱する事ができる。
- ファイナルベント
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- ミスティースラッシュ
- ブランウイングが翼で起こした突風で吹き飛ばされた敵を、ウイングスラッシャーで片っ端から両断する。5000AP。性質上、1対1よりも集団戦に向いている必殺技である。
仮面ライダーリュウガ
劇場版・TVSPのみ登場。鏡像の城戸真司が変身する仮面ライダー。基本カラーは黒。龍騎とほぼ同じ姿をしているが、体の色は黒く、目の形はつり上がっており、紋章も龍騎のものよりも禍々しいものとなっている。装備も龍騎と同じ物の色違いだが、アドベントカードのAPがそれぞれ1000高い。戦闘能力も極めて高く、剣術を得意とするナイトやファムを軽々圧倒し、接近戦では無類の強さを誇る王蛇をも倒している。
- 契約モンスター
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- ドラグブラッカー
- 黒い龍型のモンスター。6000AP。口から放つ炎には相手を石化させる効果がある。玩具設定では「暗黒龍ドラグブラッカー」と称される。
- 召喚機
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- ブラックドラグバイザー
- 龍騎のドラグバイザーの色違いだが、カード読み上げの音声は低く、くぐもった声になっている。玩具設定では「龍召機甲ブラックドラグバイザー」と称される。
- 武器・技
- どの武器も龍騎の物の色違いである。
- ドラグセイバー
- ソードベントによって召喚される、ドラグブラッカーの尾を模した剣。3000AP。
- ドラグクロー
- ストライクベントによって召喚される、ドラグブラッカーの頭部を模した武器。3000AP。ドラグクローファイヤーも発動できる。
- ドラグシールド
- ガードベントによって召喚される、ドラグブラッカーの腹部を模した盾。3000GP。作中未使用。
- ファイナルベント
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- ドラゴンライダーキック
- 自らの体を空中に浮かせ、ドラグブラッカーが吐く黒炎と共に飛び蹴りを放つ。7000AP。事前にドラグブラッカーの炎で対象を硬質化して動きを封じる事もできる。
仮面ライダーオーディン
バトルに勝ち残ったライダーが最後に対戦する相手とされる13人目の仮面ライダー。基本カラーは金色。神崎士郎の分身ともいえる存在。「13番目の仮面ライダー」を自称し、実体を持たない士郎に代わって戦っている。士郎が選んだ適当な人間の代理人が変身している設定だが、劇中では登場していない。普段はオーディンのカードデッキは士郎が所有している。「SURVIVE 無限」によって常時サバイブ状態になっており、サバイブ体も含む他のライダーを圧倒する戦闘力を誇り、黄金の羽を撒き散らしながらの瞬間移動など、他のライダーには無い特殊能力も有しているが、ナイトの策略や龍騎の臨機応変な対応によって何度か倒されている。
- 契約モンスター
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- ゴルトフェニックス
- 不死鳥型モンスター。8000AP。赤と青のオッドアイを持つ。3枚のサバイブカードの図柄はゴルトフェニックスを模したものであるとされる。
- 召喚機
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- ゴルトバイザー
- 錫杖型の召喚機。先端の鳥状の飾りの下の部分をスライドさせ、アドベントカードを装填する。翼部分を観音開きのように展開すると、3枚のサバイブカードを装填するスロットが現れるが、作中には登場していない。
- 武器・技
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- ゴルトセイバー
- ソードベントによって召喚される、ゴルトフェニックスの翼の一部を模した剣。4000AP。2本召喚する事ができ、それぞれ烈火と疾風の力を持つとされるが、作中で2本同時に使用したのはナイトサバイブとの最終決戦時のみ。1本のみで他のライダーのファイナルベントを破るほどの威力を持つ。
- ゴルトシールド
- ガードベントによって召喚される、ゴルトフェニックスの背と尾を模した盾。4000GP。
- タイムベント
- 時間を巻き戻す力を持つ特別なカード。作中では神崎が優衣の絵を修復する為に発動した
- スチールベント
- 相手の装備を奪う特殊カード。龍騎サバイブに奪われたゴルトシールドを即座に奪い返した。
- ファイナルベント
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- エターナルカオス
- オーディンの必殺技。10000AP。作中ではゴルトフェニックスを背中に合体させた以外の描写は見られず、技の全貌は明かされていない。なお『仮面ライダードラゴンナイト』では新撮され全貌が描かれている。[6]
オルタナティブ
香川英行が神崎の研究データと、タイガのカードデッキを元に作り出した疑似ライダー。仲村創が変身する。基本カラーは黒。ライダーの物とは異なるデッキとカードを用いるが、理論は同一のものである。ミラーワールドでの活動時間は8分25秒と短い。また、他のライダーにはないカードも持ち、カードバイザーの音声もライダーと違い女性声が発せられる。
オルタナティブ・ゼロ
香川英行が変身する、オルタナティブのプロトタイプ。腕や胴の側面にプロトタイプを示すラインが入っているが、その他の外観や基本能力は完成型のオルタナティブと同じ。香川が相手の攻撃を全て記憶するため、同じ攻撃は二度と通用しない。
- 契約モンスター
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- サイコローグ
- コオロギ型の二足歩行モンスター。6500AP。目からミサイル弾を撃つことができる。ホイールベントやファイナルベントでバイク形態・サイコローダーに変形する。オルタナティブのデッキの所有者達と契約したためか、サイコローグの接近音は他のミラーモンスターと異なる。契約主亡き後は野良モンスターとなっていたが、龍騎のドラグクローファイヤーとナイトの飛翔斬を受け倒される。『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』では大ショッカーの怪人として登場。
- 召喚機
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- スラッシュバイザー
- 右腕に装着されているカードリーダータイプの召喚機。スリット部分にカードのコード部分を通すことでそのカードの能力を使える。
- 武器・技
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- スラッシュダガー
- ソードベントによって召喚される、サイコローグの腕の一部を模した大型剣。2000AP。剣として用いる他、青色の炎を放って敵を攻撃する事もできる。
- 前述の『オールライダー』にて大ショッカーに所属していたサイコローグも使用している。
- アクセルベント
- 一時的に超加速して攻撃する特殊カード。2500AP。
- ホイールベント
- サイコローグをサイコローダーに変形させるカード。4500AP。作中未使用(サイコローダー自体はファイナルベント発動時に登場)。
- ファイナルベント
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- デッドエンド
- サイコローダーに搭乗し、コマのように高速回転しながら敵に突撃する。8000AP。
脚注
- ^ テレビ朝日公式サイトQ&A → Q07
- ^ 本来この設定は脚本にはなかったが、撮影現場で偶然プロップが折れてしまい、その時に高岩成二(龍騎のスーツアクター)がアドリブで「折れたァ!」とセリフを発した事が田崎監督の目に留まり、本編に採り入れられたという(『仮面ライダーディケイド』DVD映像特典出演者座談会「龍騎・剣編」より)。また、PS版ゲームでも再現されている。
- ^ ワールドフォトプレス 『フィギュア王 No.155』 ISBN 978-4846528560 15頁より
- ^ テレビ朝日公式サイトQ&A → Q09
- ^ 読みは玩具の商品名より。本来「斧」の字に「き」という読みは無い。
- ^ この技の発動直後にCMに入り、CMが明けると技を受けたナイトが力尽きていた。