NHKプロ野球
NHKプロ野球(エヌエイチケイプロやきゅう)は、NHK(日本放送協会)が放送しているプロ野球中継のタイトルである。
| NHKプロ野球(ラジオ番組) | |
|---|---|
| ジャンル | プロ野球中継 |
| 放送方式 | 生放送 |
| 放送期間 | 1936年2月9日 - |
| 放送時間 | 18:05 - 18:50,19:30 - 21:30(ナイター) |
| 放送局 | NHKラジオ第1放送 |
| 出演 | 解説は#解説者、アナウンサーは#担当アナウンサーを参照。 |
| テーマ曲 |
スポーツショー行進曲(OP) Baseball Legend(ED) |
| 特記事項: 1.初の中継は、鳴海球場で行われた東京巨人軍対名古屋金鯱軍戦で、名古屋中央放送局がローカルで放送した。初の全国中継は、1936年7月に開催された日本職業野球連盟結成記念大会。 2.1962年までは第2放送で中継されていたが、1963年からは原則第1放送での中継となっている。 | |
| NHKプロ野球(テレビ番組) | |
|---|---|
| ジャンル | プロ野球中継 |
| 出演者 | 解説は#解説者、アナウンサーは#担当アナウンサーを参照。 |
| オープニング | スポーツショー行進曲 |
| エンディング | Baseball Legend |
| 製作 | |
| 制作 | NHK |
| 放送 | |
| 放送国・地域 | |
| 放送期間 | 1953年8月23日 - |
| NHKプロ野球 | |
特記事項: 初の中継は、阪急西宮球場で行われたパ・リーグ公式戦の阪急ブレーブス対毎日オリオンズ(ナイター)。 | |
概要
1936年2月9日に、鳴海球場で行われた、東京巨人軍対名古屋金鯱軍の試合を当時ラジオ単営であったNHKの名古屋中央放送局がローカルで中継したのが最初である。その後、7月に行われた日本職業野球連盟結成記念大会を初めて全国で中継した(初日と決勝戦は、松内則三と和田信賢が実況を担当した)。
テレビ中継の開始は、東京で放送を開始した1953年8月23日に、阪急西宮球場で行われたパシフィック・リーグ公式戦の阪急ブレーブス対毎日オリオンズ(ナイター)である。
現在は、総合テレビ、BS1、ラジオ第1放送および国際放送のNHKワールドで放送されている。
各チャンネルにより、放送スケジュールなどに特徴がある。
総合テレビ、NHKワールド
全国放送は週末や祝日を中心に行われる(ただし、夏の高校野球中継がある8月は除く)。ナイトゲームの放送時間は18時10分から21時で、長年試合の途中でニュース番組を放送するために中継を中断[1]していたが、地上デジタル放送の開始後はデジタル放送において総合テレビのサブチャンネルを使用して中断なしで中継を行っている[2]。また、原則として試合終了まで適宜延長して放送する。なお、ナイトゲームについては2007年以降から土曜日の読売ジャイアンツ(以下、巨人)戦(東京ドームで開催されるホームゲーム)のみとなっている[3]。
デーゲームの場合は試合開始後30分以内に放送開始し、放送枠は3時間半程度確保される。試合終了まで放送されるが、18時以降は地上デジタル放送のサブチャンネルでの放送となる。
地域によっては通常番組を休止(別の時間帯に時差放送)して、地元に本拠地を構える球団の試合を中継する場合がある。主に休日のデーゲームと金曜日のナイター(金曜日19時30-20時45分の地域情報番組枠を使用)が対象。これは、前述の全国放送が行われる日であっても例外ではない(ナイトゲームの場合は、19時30分から20時45分までで、地区により20時55分までの場合もある。いずれも原則として延長はないが、一部放送局では前述の全国放送の場合と同様に、デジタル放送でサブチャンネルを使用して試合終了まで延長する場合もある[4])。
また、地デジ完全統合を受けて、2011年7月26日に近畿地方向けに放送の「阪神対中日」は全編をデジタルサブ2チャンネルだけ(デジタル1chは通常番組 東海地方不明)中継する試みが実施された。これ以後数試合阪神主管試合のデジタルサブchのみの完全中継が行われている。
リアルタイム字幕放送を実施している(当初は巨人戦のみだったが、現在は他の試合でも対応している。BShiでも、総合テレビと同時放送される場合に限り実施されていた。総合テレビのデーゲーム中継では特設ニュースの関係でBS1で代替放送を行なう場合でもリアルタイム字幕放送は実施される)。
海外向けのNHKワールド・プレミアムでも同時放送されている(『NHKニュース7』による中断はあるが、ローカルニュース枠の18時45分から19時の部分はデジタル総合テレビのマルチ編成サブチャンネルと同一内容の放送で継続)。その他、BS1で放送されるペナントレースの一部とクライマックスシリーズ、日本シリーズの中継も同時放送される(BS1ではナイトゲーム中継が行なわれていてもNHKワールド・プレミアムでは『NHKニュース7』による中断がある)。
2010年7月5日より、総合テレビでは各種テロップが16:9の「ワイドサイズ」に準じた位置に表示されている。
衛星放送
BS1での標準的な放送時間は、ナイトゲームの場合18時から21時25分(旧BS1時代は21:30まで)、デーゲームは試合開始時間からで、定期的に『Jリーグ中継』が組まれている土曜日を除き連日放送されている[5]。球団別では中日、阪神、福岡ソフトバンクの主催ゲームが中心で、逆に埼玉西武、横浜、東京ヤクルト[6]、広島[7]の主催試合は少ない。
地上波同様、試合終了までの完全中継が基本となるが、ワールドWaveが開始した2011年4月以降、平日は21:49以降はBS1の臨時チャンネル(102チャンネル)での標準画質放送となる(102チャンネルでは21:46から放送。101チャンネルでは102チャンネルへの切り替え方の告知を1分間放送して、21:50のBSニュースから通常放送)。BSでの中継の特色として、毎時50分頃(イニングや投手の交代中)には、『BSニュース』が2分間程度挿入される。また地上波と異なり二重音声放送で、主音声は従来の解説入り放送を行い、副音声では球場の場内音声のみを放送している(デジタル放送では2007年からステレオ二重音声で、5.1chサラウンド放送も実施)。
2000年代後半以降は地上波での巨人戦中継(ホーム・ビジターともに)が大幅に減少していることから、巨人戦の中継も増えている[8]。また、クライマックスシリーズと日本シリーズを中継する年もあり[9]、後者については地上波において日本テレビやテレビ東京が放映権を持つ試合でも常に自社制作で中継を行う(BShiと同時放送となることもある)。TBSやフジテレビの担当日はBS-TBSやBSフジで放送されない場合に放送するが、テレビ朝日の担当日についてはBS朝日で放送されることが多く、ごくまれである[10]。
また、リーグ優勝のチームが決まる可能性がある試合を通常番組を休止して急遽中継する組むことが増えている(特に2006年以降[11])。
なお、2008年まではモバHO!(モバイル放送)の「チャンネルone」や「チャンネルn」で、NHKが制作しBS1などで放送された阪神主管試合の生中継を同時放送していた。
旧BS1時代の2008年以降からは16:9のワイドサイズで放送している。ただし、名古屋放送局が制作する中日戦は、2010年までは一部を除き4:3で放送していた。2010年よりテロップの表示も16:9の「ワイドサイズ」に準じた位置に表示される。(アナログBS放送ではレターボックス)。
かつて放送されていたNHKデジタル衛星ハイビジョン (BS hi) では主に巨人か阪神の主催ゲームが中心に、BS1より5分早い17時55分から放送していた(終了時刻は同じ21時30分[12])。2007年までは、総合テレビで全国中継されるナイトゲームの同時放送を行っていた(一部の試合を除く。2006年までは地上波で『NHKニュース7』による中断が行われている間も中継を継続していた)が、2009年からはBS日テレとの兼ね合いもありBS hiでの中継は大幅に減少した(2009年は10試合、2010年は5試合)。2011年3月をもってNHKの衛星放送が再編されることに伴い、BS hiのプロ野球中継は2010年放送分で終了した(なお3月にも3波体勢<デジタル標準画質>としては最後となるBS1での中継が予定されていたが、東日本大震災の影響による開幕の延期のため放送が中止となった)。
なお、2010年以前でも、BShiのみの単独放送の場合、テロップの表示は16:9の「ワイドサイズ」に準じた位置に表示されていた(その他のチャンネルでも同時放送される場合は4:3の位置となる[13])。
ラジオ第1
ナイトゲームは8月(高校野球の開催期間[14])を除く毎週木・金曜日[15]の18時05分から21時30分に放送されており、各球団の試合がほぼ同じ比率で中継の日程が組まれている[16]。本来放送するカードが中止になった場合、地元のみの放送予定だった試合を全国放送に繰り上げて対応する。
中継日には『私も一言!夕方ニュース』は18時までに短縮され、18時に5分間の定時ニュースを放送してから中継を行っている(大相撲期間中は18時から18時20分に『私も一言!夕方ニュース』を放送する日もあるが、休止の場合もある[17])。
18時50分から19時30分には、ローカルニュースと『きょうのニュース』が挿入されるため中断される。また、20時頃と21時頃にもニュースが挿入される(中継を地元球団の試合に差し替えている地域では、ニュースのネット受けや振り替え放送は行われない)。また、一時期(2004年から2006年)は19時30分から放送を開始していた(差し替えを行う地域では、慣例通り18時台や他の曜日に放送することがあった)。
なお、祝日や衆議院・参議院選挙の政見放送が行われる期間と重なる場合は、編成の都合でナイトゲームを放送できない日もある(2010年7月の参議院選挙の政見放送は、関東地方などの一部地域のみで放送していたため、ナイトゲームは予定通り放送された)。但し、2010年9月23日は祝日だったが放送が行われた(当日開催の埼玉西武ライオンズ対東北楽天ゴールデンイーグルス戦。祝日のためNHKきょうのニュースは19:20までで、第2部の放送は19:20から試合終了までとなった)。
場合によってはデーゲームを放送する場合もある。ただし開幕戦などはセンバツ中継と重なることが多いため、地元のみNHK-FMでの放送となる場合がある。
1990年代前期の一時期、「ラジオスポーツステーション」と称し、プロ野球中継(内包)を中心核に据えて試合の前後には東京のスタジオから他球場の試合、その他のスポーツの結果・話題を伝える番組が放送されたが、数年で廃止され、元の中継のみに専念するスタイルに戻した。
10月以降になると、リーグ優勝がかかる試合のみに絞って放送するほか、日本シリーズは全試合を中継している。オールスターゲームについては、1988年からスポンサー名を冠した冠大会制となった関係で、現在は生中継を行わないことがほとんどである(冠大会制となってから数年間はダイジェストを放送していた)。
NHKワールド・ラジオ日本でもナイトゲームに限り国内同時放送されるが、19時30分からの飛び乗りとなる(ニュースによる中断あり)。2010年9月23日は祝日のため19時20分からの飛び乗りだった(土日でもクライマックスシリーズや日本シリーズの中継がある場合も同様)。なお、デーゲームの中継は日本国内では放送されても海外向けでは電波運用面の都合上、一切放送されていない(デーゲーム中継が終了するまで国際放送独自編成に差し替えとなる)。
- 中継の予定がない日、放送予定の試合が全て中止になった日の番組
- 『私も一言!夕方ニュース』(17時00分 - 18時50分、詳しくは前述)
- 『NHKきょうのニュース』(19時00分 - 20時00分)
- 音楽番組など(20時05分 - 21時30分)
- 『懐かしのポップストップ10』または『アンコールアワー』を放送。スポーツ関連の情報を送る『スポーツジョッキー』の日もある(山本志保、関口泰雅両アナウンサーのいずれかが担当。予定より早く中継が終了した場合も、時間調整としてスポーツ情報を送ることがある)。
日本シリーズ中継
ラジオでは毎年全試合を中継。当初はラジオ第2放送だったが、その後第2放送が教育専門放送となってからラジオ第1放送に移動。デーゲームで行われた場合、国会中継などの影響でFM放送に振り替えた試合があったほか、国政選挙や東京オリンピック(1964年)などで中継ができなかった試合も一部ある。
テレビでは1991年まで、主に最速で優勝が決まる第4試合を中心に総合テレビで生中継したほか、1980年代-1990年代中盤ごろまでは深夜のスポーツニュース枠を拡大しダイジェスト版を放送したことがあった(ダイジェスト版はオフチューブの方式で、解説者は放送センターのスタジオでコメントし、現地の中継映像を見ながら放送していた)。その後は衛星放送にシフトされる(地上波での生放送はそれ以後なし)が、1995年までは前述の名残で第4試合のみ生中継、他はゴールデンタイムの録画中継が多かった。その後は地上波民放との並列での生中継を増やしつつあるが、1998年は編成の都合で1試合も放送されず、地上波・BSを通して初のNHKテレビ放送なしとなった。この事例は他に2002年もある。
特記事項
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
テレビ・ラジオ中継全般
各球団の本拠地以外の球場(いわゆる「地方球場」)で開催される試合を中継することは少ない。
選手がホームランを放つと、そのシーズンでの本数(「(本数)号」)を表すアニメーションが画面右下に表示される(2000年頃までは同時にジングルも流れていた)。
NHKの方針により、外国出身選手のうち、漢字が母国語として使われている国や地域(中国・台湾・韓国)についても漢字ではなくカタカナが使用されている[18](民放各局では一般に漢字を使用)。また、日本人でも本名(または通名)以外で登録されている選手を本名のまま表記することもある[19]。
NHKの他のスポーツ中継と同様に、番組内のテロップやEPGでは実況の担当アナウンサーを単に「アナウンサー」と表記している(ただし、アナウンサー自身は大相撲中継を除き「実況」と称する場合が多い)。
かつては画面左上に得点表示(チーム名は英語の頭文字)、右下にボールカウンター(カウントは数字表記)を出していた。1995年からは、右下に集約し、チーム名は日本語の頭文字となった。テロップの背景は1995年から現在に至るまで黒である(高校野球中継などは水色だったが、後に黒に統一)。
命名権により企業名を冠した球場については、民放各局などと同様に企業名を含む一般的な名称を使用することが多く、特に制約はない[20]。また1990年代の一時期、Jリーグに倣い、NHKのプロ野球中継やスポーツニュースでチーム名をニックネームを含めてコメントしたことがあった[21]が、しばらくしてニックネームのアナウンスがなくなった。
NHKでは番組の終了時に「終/制作・著作 NHK」と表示されるのが慣例となっているが、このテロップが表示されるのは総合テレビで放送されるときのみである[22]
2007年5月5日の「巨人対東京ヤクルト」の中継時には、この日がこどもの日ということもあり、字幕テロップでは選手あるいは解説者・アナウンサーの名前にふりがなを付けて表示した[23]。
2000年代後半以降の中日の主管試合では、マスコットキャラクターのドアラによるパフォーマンス(バック転)を、実況アナウンサーによるコメントとスロー映像を交えて必ず取り上げる。
オールスターゲームと日本シリーズではかつて夜のスポーツニュース番組でダイジェスト編成が行われたことがあった。この時は中継映像を見ながら、東京のスタジオでNHK野球解説者とゲスト解説の現役選手らを交えてのオフチューブとして行った。
夏季オリンピックやアジア競技大会が開催される期間は、それの中継を優先するため放送しないことがある。また、BS1は土曜日などJリーグ実況中継が開催される場合などで時間調整が出来ない場合放送しないことが多いが、その場合BShiで放送するケースもある(主としてナイトゲーム)。
1995年、星野仙一が解説を担当する中継では、もうひとり解説者を置き、実況アナウンサーを置かず(チームのリポートはアナウンサーが担当)に行うケースが数試合あった。また、このときのタイトルは『熱血ライブ!星野仙一のプロ野球'95』だった。
ラジオ中継では、一部の地域において3月や8月に高校野球中継が放送される場合に限り、NHK-FMで放送されることがある[24]
2011年よりプロ・アマ・MLBのすべての中継でボールカウントの表記を、ボール、ストライクの「BSO」表記に統一し、実況アナウンサーのコールもボール、ストライクの順にコールする。[25]視聴者にもわかりやすくするため、開始冒頭にも実況アナウンサーから説明を行なった時期があった。
総合テレビ
地域によっては、北海道日本ハム・東北楽天・中日・オリックス・阪神・広島・福岡ソフトバンクの試合に差し替えることがある(特に全国放送の中継があるときや、週末の日中または金曜日19時30分から20時45分(地区により20:55まで)の地域ブロック番組枠で多い)。この場合、中継の時間延長は行われないことが多い。ただし、全国ネット時と同様に地上デジタル放送のマルチ編成を使って試合終了まで放送することもある。また、先述のとおり、近畿地方では2011年7月24日の地上波デジタル完全統合を受けて、デジタル総合のサブチャンネルのみで阪神タイガース主管試合の完全生中継を行った試合がある(メインチャンネルは通常番組)ほか、地域放送差し替えでも突発的な特番のため中継が休止(教育テレビやBSへの代替無し)となった試合[26]もある。
2007年から、総合テレビで中継される中日戦と広島戦は、J SPORTSの『J SPORTS STADIUM』に映像協力を行っている。それぞれ名古屋局・広島局からの映像提供のみで、実況はJ SPORTS側が別に用意している。
巨人戦の放送は長らく中日、阪神、広島主催の試合に限定されていたが、2001年になってそれまでホームゲームの中継をほぼ独占していた日本テレビの野球中継の視聴率が低迷し、巨人の主催試合の放映権を管理する読売新聞社がNHKに対して「試合終了まで放送する」ことを条件に放映を申し入れ、NHKがそれを受諾し2002年度から東京ドーム(1回だけ福岡ドーム)の巨人主催の中継を数試合放送することになった(日本テレビは同時期にフジテレビやTBSにも持ちかけていた)。NHKでの中継は1959年の天覧試合以来である)。最初の中継は2002年4月27日。
2000年代以降は、阪神戦(甲子園球場または京セラドーム大阪でのホームゲーム)が総合テレビで中継されたことがなかったが、2009年以降から中継されるようになった。[27]
東北地方での東北楽天戦の中継は、本来は東北6県で中継されるが、2009年は地域により自主制作番組を優先した関係で、7月と9月の試合が東北5県での放送となった[28]。また、10月16日の「クライマックスシリーズパ・リーグ第1ステージ第1戦・東北楽天対福岡ソフトバンク」は東北6県で放送した(BS1と同時放送とし、BS1で『BSニュース』を放送している間、総合テレビでは仙台駅カメラの映像を流した)ものの、解説と実況はBSと地上波で異なった。
衛星放送
BSでの単独中継の場合、各球団あるいはその関連会社がCS放送のスポーツ専門チャンネルの中継や民放各局向けのニュース素材として撮影する各試合の公式映像を使うことがある[29]。
BS1のデジタル放送では、2007年からほとんどの試合を16:9の「ワイドサイズ」で放送している。この内、阪神・福岡ソフトバンク・日本ハム・西武・楽天・ロッテ・オリックスの主催ゲームでは、公式映像がハイビジョン制作となっている。なお、NHKの完全自主制作ではナゴヤドームの中日戦のみ前日または翌日に地上波中継がある場合のみ「ワイドサイズ」で、それ以外は制作費の関係上、外部の技術会社の制作による場内映像を流用している部分があるため、4:3となっていた(2011年シーズンからは中日戦もすべて16:9になった)。
2008年は、BShiで生放送の通常番組である『世界一周!地球に触れる・エコ大紀行』が優先されたために土曜日のナイトゲームが行われなかった。
民放各局が地上波での全国中継の権利を保有していながら、編成の都合で放送できない場合はBS1やBShiで放送されることがある[30]。
2010年以降、優勝決定試合やポストシーズン(特にクライマックスシリーズ)で2試合同時並行中継を行う場合、あるいは他のスポーツ中継(主にゴルフ中継)と重複した場合に、ハイビジョン放送(2010年はBS hi、2011年はBS1)のマルチチャンネルを用いて2試合同時中継を行う事例がある。2010年は10月16日放送のセ・リーグ クライマックスシリーズ ファーストステージ第1戦をBShiのマルチチャンネルであるBS104ch(NHKマルチ1、16:9の標準画質放送[31])で放送(このときは、BS1でパ・リーグ クライマックスシリーズ セカンドシリーズ第3戦、総合テレビとBShiが日本オープンゴルフ選手権の中継があった)。2011年は、10月18日にセ・リーグの優勝を左右する横浜対中日と阪神対東京ヤクルト[32]をBS1のマルチチャンネルで同時中継しており、同年のクライマックスシリーズ セカンドステージもBS1のマルチチャンネルを活用して全試合が放送される予定である。
その他
緊急警報放送や緊急地震速報を放送する場合は強制的に放送が中断されたり、中継の開始が遅れたりすることがある[33]。近年では、岩手・宮城内陸地震が発生した2008年6月14日にこのケースが生じた[34]。
夏季五輪やアジア競技大会と日程が重複する場合はそれらが優先されるため、この期間はNHKでは地上波を含めプロ野球中継がほとんどなくなる(特にBS1やBShi)。また、3月や8月の高校野球のシーズンはそちらに野球中継の担当アナウンサーが割り当てられるため、総合とラジオ第1では中継は少なくなる。
ラジオ第1での中継放送は、1963年から行われている(それまではラジオ第2で行われていた)。
制作局・組織
- NHK札幌放送局 - 北海道日本ハムファイターズ戦を担当(2004年より)
- NHK仙台放送局 - 東北楽天ゴールデンイーグルス戦を担当(2005年より。1973年〜1977年まではロッテオリオンズ戦を担当)
- NHK放送センター(東京) - 読売ジャイアンツ戦、東京ヤクルトスワローズ戦、横浜ベイスターズ戦、埼玉西武ライオンズ戦、千葉ロッテマリーンズ戦を担当(2003年までは日本ハムファイターズ戦も担当)
- NHK名古屋放送局 - 中日ドラゴンズ戦を担当
- NHK大阪放送局 - 阪神タイガース戦、オリックス・バファローズ戦を担当(1988年までは南海ホークス戦、2004年までは大阪近鉄バファローズ戦も担当)
- NHK広島放送局 - 広島東洋カープ戦を担当
- NHK福岡放送局 - 福岡ソフトバンクホークス戦を担当(福岡ダイエーホークス時代の1989年より。1978年までは西鉄ライオンズ→太平洋クラブライオンズ→クラウンライターライオンズ戦を担当)
- NHKグローバルメディアサービス - BSでの中継を中心に各地の試合中継を支援
テーマソング
- スポーツショー行進曲(オープニングテーマ、作曲 - 古関裕而)
- 1990年代後半には使用されなかったが、2000年以降は新たに取り直された音源で再び使用されている。
- Baseball Legend(ハイライト・エンディングテーマ・作曲 - 久保田邦夫)
- 2010年シーズンのプロ野球中継に合わせて作られたオリジナルの新曲。「NHKメロディ」にて携帯電話用の着信メロディを、また「NHK SOUND」では着うたフルとして配信している。また、コンピレーション・アルバム「NHKニュースの音楽2010」にも収録されている。
- 過去のテーマ曲
- NHKプロ野球中継テーマ(作曲 - 篠原敬介)
- 1995年にオープニング・エンディングで使用開始され、オープニングは1999年度まで(フルCGのアニメーションも流されていた)、エンディングは2004年度まで使用されていた。使用初期のOPでは、アニメの後にテーマ曲をエンドレスで流しながら、実況・解説担当者が顔出しでトークを行うこともあった。
- OPEN YOUR EYES(演奏 - 東京スカパラダイスオーケストラ、作曲 - 北原雅彦)
- 2005年度 - 2009年度のエンディングテーマとして使用。また、オープニング以外の各所でもBGMとして用いられた。試合終盤(おおむね7回前後)の攻守交代時には、サックスソロ部分をBGMに実況の入らないダイジェストシーンが放送されていた。
- CD化もされており、アルバム『ANSWER』に収録されている。
- 備考
オリンピックやサッカーワールドカップ中継などと異なり、歌手を起用したテーマ曲が1度も採用されていない。
試合の進行状況によってはエンディングテーマが省略されて(アナウンスと場内音声のみ)終了することもある。
篠原作曲のテーマ曲が使われたころには、ホームラン専用の曲もあり、CGアニメーションテロップとともに流れていた(2001年ごろに曲変更)。CGアニメは花火が爆発する描写の後にボール型のテロップとともに「○号」という風にその時打った打者のホームランの号数(レギュラーシーズン通算もしくは、シリーズ通算)が表示されるという流れだった。現在もボール型テロップに号数が表示されるスタイルは続いている。
出演者
解説者
- 全国放送出演
- 鈴木啓示(1985年シーズン後半 - 1992年、1999年 - 。1999年復帰後の総合テレビは関西ローカル中心。主として阪神・オリックス主催試合中心)
- 村田兆治(1991年 - 1994年、1998年 - 。現在はBS中心。以前は総合テレビにも出演)
- メジャーリーグ中継兼務
- 伊東勤(2008年 - )
- 今中慎二(2002年 - 。CBC・メ〜テレにもゲストとして登場。中日戦がメインだが、中日戦以外の試合に出演する機会がある)
- 大島康徳(1995年 - 1999年、2003年 - )
- 小早川毅彦(2000年 - 2005年、2010年 - )
- 武田一浩(2003年 - )
- 与田剛(2001年 - 。2009年度 - 2010年度にサンデースポーツのキャスターも担当。2009年WBC日本代表投手コーチ)
- 山本和行(主にNHK大阪放送局製作の試合を担当しているため、2008年まではBSで放送の阪神戦が中心だった。以前はNHK広島放送局のローカルや朝日放送・テレビ大阪・ラジオ大阪に出演)
- ローカル中継のみ
- 河村保彦(NHK名古屋放送局専属でローカルのみ、かつてはフジテレビ・東海テレビ・東海ラジオに出演。ラジオを中心に出演)
- 広瀬叔功(1993年頃よりNHK広島放送局専属。1981年 - 1990年は全国中継にも出演)
過去の解説者
- 新井宏昌(2002年)
- 荒木大輔(2000年 - 2003年)
- 石毛宏典(1999年 - 2001年)
- 石本秀一(1956年 - 1960年、1963年 - 1965年、1967年 - ?)
- 上田利治(1979年 - 1980年)
- 江藤省三(BS1担当)
- 王貞治(1989年 - 1994年)
- 大下弘(1960年)
- 大野豊(2000年 - 2009年。広島主催試合をメインに出演していた他、メジャーリーグ中継も時折担当した)
- 小川邦和(BS1担当)
- 加藤進(1960年 - 1962年、1965年 - 1980年代後半頃)
- 苅田久徳
- 川上哲治(1976年 - 2000年代後半頃)
- 黒江透修(BS1担当)
- 小西得郎(1955年 - 1977年頃。初の天覧試合テレビ解説担当。※1977年シーズン途中に死去)
- 小宮山悟(2003年の選手浪人時代に数試合担当)
- 近藤和彦(BS1担当)
- 近藤金光
- 志村正順(#過去の担当アナウンサー参照)
- 杉村正一郎
- 高田繁(1981年 - 1984年、1989年 - 1991年)
- 高橋良昌(BS1担当)
- 瀧安治(BS1担当)
- 鶴岡一人(1969年 - 1997年。ただし、2000年度までのプロ野球名鑑に掲載[35]。※2000年シーズン開幕前に死去)
- 富澤宏哉(BS1担当)
- 梨田昌孝(1989年 - 1992年、2005年 - 2007年。メジャーリーグ中継兼任)
- 西崎幸広(2002年 - 2004年。現:札幌テレビ・STVラジオ解説者)
- 原辰徳(1996年 - 1998年)
- 広岡達朗(1986年 - 1994年)
- 広澤克実(2004年 - 2006年)
- 藤田元司(1977年 - 1980年、1984年 - 1988年、1993年 - 2004年)
- 星野仙一(1983年 - 1986年、1993年 - 1995年に専属。阪神タイガースシニアディレクター時代の2004年 - 2008年までの間にも、本数契約での出演あり)
- 松木謙治郎(1961年 - 1968年)
- 村上雅則(BS1担当)
- 森下整鎮(名古屋放送局ローカル担当)
- 森祇晶(1995年 - 2000年)
- 森脇浩司(2010年。NHK福岡放送局・ローカル中継本数契約・J SPORTS ESPN兼任。1試合のみ広島放送局ローカルにも出演)
- 山田久志(1989年 - 1993年、1997年 - 1998年)
- 山倉和博(1999年 - 2003年)
- 山下大輔(2001年 - 2002年。メジャーリーグ中継も担当)
- 山本浩二(1987年 - 1988年。現:日本テレビ・広島テレビ解説者)
- 吉田要
担当アナウンサー
アナウンサーは担当チームのビジターゲームを実況することもある(例:ナゴヤドームでの中日対阪神戦を大阪局のアナウンサーが実況するなど)。またポストシーズンでは他地域のアナウンサーが応援に来ることもある。ここでは代表的なメイン実況のアナウンサーを列記しているが、これ以外のアナウンサー(周辺府県局も)も登場することがある。特に札幌、仙台、名古屋、福岡はスポーツアナの人材が少ないために他地域の局、あるいは東京の放送センターやNHKグローバルサービスからの出向応援出演となるケースが多い。
リポートは全国中継の場合は各チーム1人ずつだが、ラジオやBS、総合のローカル中継、他スポーツなどで人員が不足の場合は1人で両チーム担当のこともある。テレビとラジオで同じ試合を中継する場合、リポーターは両方に出演する場合がある。
- NHK札幌 - 北野剛寛、坂梨哲士
- NHK仙台 - 高瀬登志彦、豊原謙二郎
- NHK放送センター - 工藤三郎、福澤浩行、星野圭介、宮田貴行、渡辺憲司(以上、東京アナウンス室所属)
- NHK名古屋 - 大蔵哲士、酒井博司(サッカー中継中心のため、出番は少ない)、広坂安伸
- NHK大阪 - 伊藤慶太、田中崇裕、森中直樹(以上、阪神戦メイン)、塚本貴之(オリックス戦メイン)
- NHK広島 - 小野塚康之、別井敬之、横井健吉
- NHK福岡 - 上野速人、早瀬雄一、道谷眞平
- G-Media - 石川洋、竹林宏、冨坂和男(共に放送センターからの出向)
過去の担当アナウンサー
※50音順。
脚注
- ^ アナログ放送では18時45分から18時58分55秒まではローカルニュース、18時59分55秒から19時30分までは『NHKニュース7』を放送するため一時中断する。
- ^ ただし、サブチャンネルの使用中は放送技術上の仕様により標準画質となり、中断時は1秒程度画像がぶれる。放送の切り替えは18時43分に行なう。切り替えの時間帯にはメインチャンネル(アナログ含む)では、サブチャンネル切り替えの説明放送がある
- ^ 1995年-2005年は土曜特集(単発枠)の枠内扱い。2006年-2010年は土曜日に定時放送番組が編成(単発枠はプレミアム10として月曜22時台・23時台前半→金曜の同時刻に移動)されたが、適宜野球中継のため定時番組を休止していた。2011年から土曜単発枠(ゾーン名特に定めず)を再開し、NHKプロ野球はその第1部(通常は19:30-20:45)に当たる。
- ^ 試合開始~19:30(行わない場合もあり)、および20:45(または局により20:55)~試合終了(最大延長時間を設定する場合あり)までサブチャンネルで放送を行う。なお、サブチャンネルでは試合終了後から次のメインチャンネルでの定時番組が始まるまでの間フィラー番組を送る。雨天中止の場合はマルチ編成は行わない
- ^ 近年は、一日に『Jリーグ中継』と野球中継の両方を放送する場合がある(一方がデーゲーム、一方がナイトゲーム。まれに、双方がデーゲームの場合でも放送時間を調整して連続放送することがある。また、Jリーグの開催がない場合はナイトゲームとデーゲームの2試合を中継することもある。また海外スポーツの録画中継が編成された場合は「NHKプロ野球」は放送されない。
- ^ 対巨人戦についても地上波・BSともに放送は少ないが、2010年8月10日にはBS1にて生中継された。本来はフジテレビやテレビ朝日が中継を担当し、前者の場合はBSフジ・CSフジテレビONE、後者の場合はBS朝日とCSフジテレビONEで放送しているが、この日は中継権をNHKが得たためBS1で放送された(CSはフジテレビONEで放送)。
- ^ 広島については、2008年6月17日に対北海道日本ハム戦を放送するまで数年間中継を行っていなかった(広島県内の民放局やJ SPORTSで放送されることが多いため、BS1で放送する場合は、同民放局では並列放送を行わない)。2010年は3月31日の対阪神戦(関西地区ではサンテレビとの並列放送)と9月15日の対中日戦の2試合を放送した。
- ^ 特に甲子園球場での阪神対巨人戦は、2010年までBS放送においてはNHKの独占放送となっていたが、2011年は2試合をBS朝日が放送した(1試合は地上波全国中継とのトップ&リレー)。2008年からは東京ドームでのホームゲームも中継している。こちらも参照のこと。
- ^ 例として、2007年は10月28日の第2戦と11月1日の第5戦を放送(海外向けのNHKワールド・プレミアムでも同時放送で副音声はなし、ただし『NHKニュース7』による一時中断があったほか、中継の延長もなかった(『ニュースウオッチ9』を放送するため)。
- ^ 例外として、2009年10月31日の第1戦「北海道日本ハム対巨人」や2010年11月2日の第3戦「千葉ロッテ対中日」がBS朝日ではなくBS1で放送されたことが挙げられる。
- ^ 2006年10月10日の「巨人対中日」、2007年9月29日の「千葉ロッテ対北海道日本ハム」と10月2日の「巨人対東京ヤクルト」、2008年9月26日の「北海道日本ハム対埼玉西武」、2009年10月6日の「北海道日本ハム対埼玉西武」、2010年9月26日の「東北楽天対福岡ソフトバンク」、2011年10月1日の「埼玉西武対福岡ソフトバンク」と10月18日の「横浜対中日」(この日はマルチ編成の102chで「阪神対ヤクルト」の中継も同時編成されるが、これは中日が負けても2位のヤクルトが阪神に引き分けまたは負けた場合に優勝が決まるという試合であることからあわせて中継に組まれることになった)が該当する。
- ^ 地上波と同様に試合終了まで延長して放送するが、まれに予備のチャンネル(104ch)を使用することがある(主にデーゲーム)。
- ^ NHKワールド・プレミアムとの2チャンネル体制時も16:9の位置となるが、同チャンネルでは4:3で放送されているためレターボックスが付加されている。
- ^ 以前は夏季五輪編成以外でも、7月のオールスター明けからほぼ1ヶ月休止したこともあった
- ^ 1994年までは土曜日にも放送されることがあったが、『地球ラジオ』などの通常番組を優先するため、ナイトゲームの定時での放送は同年をもって廃止された。
- ^ ただし、地元球団の試合に差し替える地域があり、これらは月・火・水曜日にも放送することがある。木・金曜日は差し替えの試合が早く終了した場合、全国中継に切り替える。
- ^ 近畿地方では17時台に『関西ラジオワイド』が放送されているため、大相撲期間以外の野球放送日は実質休止となる。
- ^ 例 - 李承燁→「イ・スンヨプ」、金泰均→「キム・テギュン」など。
- ^ 例:TSUYOSHI→「西岡剛」、SHINJO→「新庄剛志」など。ただし、G.G.佐藤やT-岡田などはそのまま表記されている。
- ^ なお、NHKのニュース番組では「球場の所在都市+命名権を持つ企業名」を用いてで表記される(福岡Yahoo! JAPANドームは「福岡 ヤフー」、京セラドームは「大阪 京セラ」、マツダスタジアムは「広島 マツダ」など)。
- ^ 但し読売ジャイアンツは「巨人」、広島東洋カープは「広島カープ」とアナウンスしていた
- ^ BS各局でこのようなテロップが表示されないのは、他のスポーツ中継でも同様である。ただし、BShiやNHKワールドでも総合テレビと同時放送される場合は表示される。
- ^ 例:解説者の星野仙一を「星野仙一(ほしの せんいち)」と表記
- ^ 例:2006年3月25日に「パ・リーグ開幕戦・北海道日本ハム対東北楽天」を、北海道と東北6県で中継した。
- ^ メジャーリーグ中継では既に「BSO」表記となっている
- ^ 2011年9月9日の中日対横浜戦。当初中部地方7県向けに金とくとして放送することが予定されながら、台風12号の豪雨水害の関連特番(NHKスペシャル)が急遽放送となった為に、デジタルマルチ編成を含めて放送休止となった
- ^ 2010年は、4月9日の対東京ヤクルト戦(サンテレビ・KBS京都と並列放送)、6月4日の交流戦・対オリックス戦、9月10日・11日の対東京ヤクルト戦(10日はサンテレビ・KBS京都と並列放送、11日は総合テレビでの全国放送でサンテレビと並列放送)の4試合を放送した。特に6月4日は、本来ytvが巨人戦を差し替えて中継するが、中継権を大阪放送局とサンテレビが得たため、ytvでは差し替えせずに「巨人対北海道日本ハム」をそのまま放送した。
- ^ 2009年7月3日の対埼玉西武戦、9月18日の対千葉ロッテ戦の両試合。前者は、秋田放送局が「あきた・よる金」を(但し、翌7月4日の試合は全国中継であった「横浜対広島」を差し替えて、秋田局も含めた東北6県で放送)、後者は青森放送局が「クローズアップあおもり」を優先したため中継されず、デジタル総合2での編成も行われなかった。
- ^ 甲子園球場や京セラドーム大阪の阪神戦はTigers-aiの映像をベースに、NHKのカメラの映像を織り交ぜて放送している。パ・リーグでも、オリックスを除く各球団主管試合の中継では同様の形式で制作している。
- ^ 2009年8月29日の「阪神対巨人」(阪神主催)では、元々中継権を保有していたytv(日本テレビ系)が『24時間テレビ』と重複するため、中継権をNHKとテレビ大阪(テレビ東京系)に譲渡し、地上波はテレビ大阪(テレビ東京系列ではテレビせとうちに独立局ではテレビ和歌山にネット)、BSではBShiで放送された。
- ^ この当時、BS104chは臨時放送用チャンネルの関係で、事前のEPG情報の送出を行っていなかったため、新聞のテレビ欄やEPGでは、BShiの日本オープンゴルフ(同時間帯に放送)の番組情報にセ・リーグ クライマックスシリーズ ファーストステージ第1戦の情報が案内された。2011年はサブチャンネルでもEPGで独立したチャンネル枠が与えられている。
- ^ この時点で中日の優勝マジックが1で、中日の引き分け以上または阪神の負けで中日の優勝が決まることになっていた
- ^ 緊急地震速報が出された場合、テレビではそのまま実況担当のアナウンサーから伝えられるが、ラジオでは自動音声終了後、ラジオセンターのニューススタジオに切り替えたうえで伝えられる。
- ^ この日は総合テレビの全国放送で「交流戦・埼玉西武対広島」(近畿・東海・北陸地方では「オリックス対中日」)が放送される予定だったが、中継の開始が遅れた。なお、東北地方では仙台放送局から地震関連のニュースを続けたため、前者の中継を行わなかった。
- ^ 参考;『12球団全選手カラー百科名鑑2000』(2000年、日本スポーツ出版社発行)に掲載の解説者名鑑では、「高齢のため、この2年声が聞けない」と記述されている。
関連項目
- メジャーリーグ中継 (NHK)(NHKのMLB中継)
- 在京民放ラジオキー局制作のプロ野球中継
- 在京民放テレビキー局制作のプロ野球中継