朝鮮進駐軍
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朝鮮進駐軍(ちょうせんしんちゅうぐん)[* 1]とは、主に「嫌韓」を冠した一部の書籍[1][* 2][* 3]で主張されている説の中で用いられる用語[要検証 ][* 4][* 5][* 6][* 7]。終戦直後の混乱期の日本において、在日朝鮮人の一部が、自らを「戦勝国民」と位置づけ、治外法権であるとして日本各地で略奪や暴行を行う際[2][3]に、あたかも日本と連合国の間で取り交わされたポツダム宣言受諾や降伏文書等の規定による占領軍(進駐軍)としての立場であるかのように僭称していたとする[* 8]。なお、GHQは朝鮮人を「戦勝国民」「中立国民」のいずれにも該当しない「第三国人」と規定した[4]。
脚注
編注
- ^ 本来の意味は、朝鮮に進駐した米軍あるいはソ連軍のこと。「南朝鮮進駐米軍」(神谷 1976, p.168)。「ソ連軍が朝鮮に進駐したとき、」(神谷 1976, p.230)
- ^ 「日本の敗戦後一部の朝鮮人は『戦勝国民』であると主張し『朝鮮進駐軍』を名乗り日本各地で略奪・暴行など暴虐の限りを尽くした」(山野 2005, p.81)
- ^ 「朝鮮人は自らを『戦勝国民』『朝鮮進駐軍』などと名乗り日本の法律に従う必要はないと主張して日本中で暴れまわった」(山野 2009, p.65)。「戦後に朝鮮人が『戦勝国民』『朝鮮進駐軍』と自称して日本全国で暴れまわっていたこと 朝鮮半島でも朝鮮人が多くの日本人に対し虐殺や強姦などしていた歴史については 日本人はほとんど知らない」(山野 2009, p.87)
- ^ 「一部の朝鮮人が『解放民族』を称してしばしば集団的に実力行使をした。」(金昌烈 2003, p.23)
- ^ 「日本の敗戦によって自分たちは『解放国民』となったとの認識から、日本の法に従う必要がないという意識が強く、」(金賛汀 1997, p.152)
- ^ 「公安調査庁坪井豊吉氏は、終戦間もないころの在日朝鮮人の犯罪状況について『法務研究』に次のように書いている。(中略)各地の保安隊、警備隊(朝連の自衛組織)などの警察類似行為、(中略)などがみられた」(若槻 1989, p.193)
- ^ 「朝鮮人帰国同胞救護会(中略)は『(中略)恰も警察と協力するかに装ひ』、隊員一五名の『自治隊(コリアンポリス)』を組織し、警察類似行為をおこなっていたという(一四一)。」(出水 1993, p.17th)。「バリケード(中略)の警備・検問には、日本の警察官や占領軍兵士とともに救護会『自治隊』員も参加していた(一三、(中略))。(中略)そのような行動が日本当局や占領当局によって『容認』されていたのであった。(後略)」(出水 1993, p.18th)
- ^ ただし、朝鮮進駐軍という名称が当時実際に使用されていたことを示す史料は、これまでWikipediaには報告されていない。
出典
- ^ 「『朝鮮進駐軍』を僭称(せんしょう)した一部の朝鮮人たちは、」(野村旗守 「ザ・在日裏面史! 朝鮮人タブーのルーツから新・在日問題まで」(野村、宮島、李策、呉、浅川他 2006, p.86))
- ^ 「これまで過酷な労働で軍部から抑圧されて来た朝鮮人、台湾人たちの一部は欣喜雀躍(きんきじゃくやく)とし、略奪、報復の火蓋をきったのである。」「こうした不良分子は旧日本軍の陸海軍の飛行服を好んで身に着けていた。袖に腕章をつけ、(中略)腰には拳銃をさげ、」(田岡 1982, pp.173-175)。「これにくわえて一部の悪質な米兵の暴行も目にあまった。(中略)米軍(中略)が神戸へ進駐してくると治安はさらに悪化し、」(田岡 1982, p.175)
- ^ 鄭 2010, pp.64-68
- ^ 宮島理 「戦後進歩派メディアが在日を『聖域』にした!」(野村、宮島、李策、呉、浅川他 2006, p.73)
参考文献
- 出水薫、1993、「敗戦後の博多港における朝鮮人帰国について : 博多引揚援護局『局史』を中心とした検討」、『法政研究』60巻1号(1993年11月)、九州大学法政学会、ISSN 0387-2882 pp. pp.71-101 「『局史』からの参照・引用註(中略)を( )にくくって本文中に折り込む。」 (p.1st)
- 金賛汀(キム・チャンジョン)『在日コリアン百年史』三五館、1997年。ISBN 4-88320-130-9。
- 金昌烈(キム・チャンヨル)『朝鮮総聨の大罪』宝島社、2003年。ISBN 4-7966-3552-1。
- 田岡一雄『山口組三代目 田岡一雄自伝 電撃篇』徳間書店〈徳間文庫〉、1982年。ISBN 978-4-19-597322-6。
- 鄭大均「第三章 戦後イメージの原型 『〈悪者〉のイメージ』」『韓国のイメージ 増補版』中央公論新社〈中公新書〉、2010年、pp.63-71頁。ISBN 978-4-12-191269-5。
- 野村旗守、宮島理、李策、呉智英、浅川晃広他『嫌韓流の真実!ザ・在日特権』宝島社〈別冊宝島〉、2006年。ISBN 4796653295。
- 若槻泰雄『韓国・朝鮮と日本人』原書房、1989年。ISBN 4-562-02073-3。
- 神谷不二(編集代表) 編『朝鮮問題戦後資料』 第一巻、日本国際問題研究所、1976年。
物語
- 山野車輪「第3話 在日韓国・朝鮮人の来歴」『マンガ 嫌韓流』晋遊舎〈晋遊舎ムック〉、2005年、pp.79-97頁。ISBN 978-4883804788。「この物語はフィクションであり、登場する人物、団体名は架空のものです。実在の人物、団体とは一切関係がありませんので、ご注意ください。」(奥付け)
- 山野車輪「第3話 ”朝鮮進駐軍”と日本の戦後史」『マンガ 嫌韓流4』晋遊舎〈晋遊舎ムック〉、2009年、pp.61-89頁。ISBN 978-4-88380-944-8。「この物語は歴史的事実や実在の事件、事象などを題材にしておりますが、登場する人物、団体は一部を除き架空のものとなっています。」 (p.321)
関連項目
- 鉄道警察隊
- パチンコ
- 朝鮮総連
- 直江津駅リンチ殺人事件(1945年12月29日)
- 富坂警察署襲撃事件(1946年1月3日)
- 長崎警察署襲撃事件(1946年5月13日)
- 富山駅前派出所襲撃事件(1946年8月5日)
- 尾花沢派出所襲撃事件(1947年10月20日)
- 東成警察署催涙ガス投てき事件(1951年12月1日)
- 岡山事件(1952年4月24日~5月30日)
- 高田派出所襲撃事件(1952年5月26日)
- 奈良警察官宅襲撃事件(1952年5月31日)