よんでますよ、アザゼルさん。
よんでますよ、アザゼルさん。 | |
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漫画 | |
作者 | 久保保久 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | イブニング |
レーベル | イブニングKC |
発表号 | 2007年21号 - |
巻数 | 既刊6巻 |
OVA | |
原作 | 久保保久 |
監督 | 水島努 |
キャラクターデザイン | 谷口淳一郎 |
アニメーション制作 | Production I.G |
発表期間 | 2010年2月22日 - 2010年9月22日 |
話数 | 全2話 |
アニメ | |
原作 | 久保保久 |
監督 | 水島努 |
脚本 | 谷村大四郎、後藤みどり、満仲勧 |
キャラクターデザイン | 谷口淳一郎 |
音楽 | 高木隆次 |
アニメーション制作 | Production I.G |
製作 | 芥辺探偵事務所 |
放送局 | 放送局参照 |
放送期間 | 2011年4月 - 7月 |
話数 | 全13話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
『よんでますよ、アザゼルさん。』は、久保保久による日本の漫画作品。青年漫画誌『イブニング』(講談社)にて、2007年21号より連載中。単行本は2011年現在、6巻まで刊行中。
探偵アクタベと助手さくまと性悪悪魔たちが繰り広げる騒動を描いた作品である。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
登場人物
※担当声優は、アニメのもの。
芥辺探偵事務所
- 芥辺(アクタベ)
- 声 - 浪川大輔
- 芥辺探偵事務所の悪魔探偵。人間。さくまの雇用主。三白眼で額から瞳にかけて常に影がかかっている凶相。悪魔も恐れる能力と迫力と傲慢さを持つ男。悪魔を召喚する時はいつも間が悪く、彼らのあられもない姿を見てしまうこともしばしば。普段、暇な時はジャンルを問わず本を読んでいる。
- 契約的にも暴力的にも悪魔達を支配し、使いこなしている。本気になれば魔界を壊しかねない実力を持つベルゼブブの呪いや次代モロクの拳を片手で弾き飛ばしたこともあり、さらに空間をぶち破れるなど、悪魔使いとしての実力は一流であることがうかがえる上、天使も彼の結界には容易に侵入できない。また、一定周期で非常に機嫌が悪くなることがあり、モロクが見ただけで逃げ出すような本性があるなど謎めいた部分が多い。
- 人間の醜い部分が好きらしく、ドロドロした仕事で若干テンションが上がりがち。依頼人の願いは聞き入れ、時に探偵の領分を越えた仕事を請け負うこともあるが、悪魔を使っての人殺しだけは絶対にやらないと決めている。一方、それに伴って発生する犠牲や被害はシャレにならないことが多い[1]。
- 悪魔やグリモアに関する事には積極的に関わり、グリモアがあると聞けば地球の裏側へも出かけていく。ときに相手を騙して窃盗のような真似事をすることもためらわないが、自分と同じ悪魔使いに対しては人間味のある態度を見せる事がある。[2]。
- グリモアを収集する理由を「心無い悪魔使いの手に渡り、悪用され、被害者を出さないようにする為」と佐隈に対して語っているが、本音なのか建前なのかは不明。
- さくまに対してはかなりの期待をかけており、常に影から見守って失敗をフォローするという面も見せる。悪魔ども曰く「さくまさんには甘い」らしいが、彼女が目の前で刃物で襲われても助けるどころか全く無視したりすることもあり、優しいのか厳しいのかわからない上司である。事務所を辞めかねなかった時にはアザゼルとベルゼブブに監視を命じたことがある。ちなみにどんなことがあっても彼女個人に対しては「さん」付けで呼ぶ[3]。
- 佐隈りん子(さくま りんこ)
- 声 - 佐藤利奈
- 芥辺探偵事務所の事務バイト。……なのだが、アクタベの策略により、悪魔探偵助手としても働かされる苦労人。今では独自に依頼を受け、解決する権限まで与えられている。早瀬田(させだ)大学・法学部2年在学中の女子大生。カレー作りが得意。作中では「さくま」と表記されることが多く、アザゼルからは「さく(ちゃん)」と呼ばれている。
- 目先の金銭や私益に目が眩んで暴走する一面があるものの、基本的にはちゃんと敬語を使える一般常識のある娘である。しかしながら他人には中々辛辣で、相手が中学生であろうが、学友であろうが、上司であろうが、怯むことは無い。色々とろくな事をしないアザゼルに対しての態度は特に厳しく、彼が真面目に助言した場合でも適当な応対で済ませる姿は非常に冷ややか。その割に肩車や膝に乗せることを嫌がる様子はなく、ひとつの茶碗で食事をしたり、時に膝枕までしてやっている。
- 酒を飲むと性格が一転し、オッサンのヤクザの様な言動になる。その酒癖の悪さが災いし、アクタベに対して300万円以上の借金を背負い込むことになった他、ある一件から弱みも握られている。ちなみに一度、得るには不当な大金を差し出された時、小心なのか倫理観なのか、受け取りを拒否した。
- 本人曰く「飲み込みは早い方」で、悪魔使いとしてのスキルもメキメキと上昇中。しかし、基本的に危機感に乏しい性格や悪魔使いとしての自覚の欠如から、軽率なチョンボをすることも多い。もっとも、これはその気もないのに強引に悪魔との契約を促され、大した説明もされていないせいでもある。
- この仕事で悪魔や人の暗黒面を見るようになったためか、最近は容赦のない言動が目立つようになってきている。そのため、オタクだが悪意のなかったサークル「CURSE」のメンバーとは、多少の下心があったが親交を築いていた。なお、その際にコスプレで自分の人気がベルゼブブに奪われた時の反応から、彼女にもアニオタの素質はある模様。
- 堂珍光太郎(どうちん こうたろう)
- 声 - 白石涼子
- アクタベの知り合いであり、悪魔使いであった珍犯寺の住職、陰光(いんこう)の孫。嫌いなものはピーマン、好きなものはハンバーグ。
- 祖父の死後、グリモアを受け取りに来たアクタベに対して贋物のグリモアを渡し、自身はグシオンを召喚[4]。自身の引き取り手である叔母に対しスケベなことを目論んだが、激怒したアクタベの手により叔母が自分を引き取ったのは寺の財産目当てであったことを暴露された上、寺の財産を全て祖父の借金の抵当に取られてしまった。これによって身寄りをなくし、さらにはグシオンへのイケニエとして祖父と叔母との楽しかった記憶を食べられてしまう[5]。その後は芥辺探偵事務所の居候となり、アクタベに酷使されることとなったが、記憶を失ったことによる悲壮感はなく、日々さくまに対してセクハラを働こうとしている。後にゴルゴダヶ丘中学校(アニメではゴルゴダ中学校)に転校したが、事務所の移転に伴い別の学校へ転校している。
- 性格は中学生相応の幼さを持つが、アザゼル並にスケベな上、自分が子供である事を逆手に取って求めることしか知らない。ただ良識は持っており、悪魔たちの能力を駆使して騒ぎを収拾したことがある。機転が利いて、仕返しする悪魔使いの才能もある。グシオンの性格もあるが、悪魔とギスギスしがちなさくまと違ってトラブルが起きることはなく、グリモアに関しても問題なく管理している。
悪魔ども
魔界の生き物。後述の「グリモア」を使用した人間との契約によって、イケニエと引き換えに使役される。魔界では一般的にイメージされる「恐ろしい悪魔」の姿なのだが、芥辺探偵事務所に張られた結界や、アクタベ自身が放つ結界により、人間界では動物にデフォルメ(?)されたマスコット的な外見で行動するハメになっている。
- アザゼル篤史(アザゼルあつし)
- 声 - 小野坂昌也
- 下級悪魔。特技はセクハラ。見かけは犬面でメタボ体型の悪魔。本作品の主人公。
- 犬面なのは当漫画の一つ前に描かれた没ネーム「犬マン」の主人公のデザインが犬であり、そのデザインをそのまま用いたためである。依頼によってはさらにその上から犬スーツを着こんで、普通の犬に変装するときがある。
- 学習能力が低く、懲りない性格。または要領が悪いゆえ、アクタベの暴力やグリモアの罰等から一番酷い目に遭っており、出血量は間違いなくNo.1。粉々になったり首を落とされたりしても蘇るその不死身っぷりには、自身も呆れている。
- 基本的には悪ガキのノリで行動しているが、時に良心的な一面や友人思いな面を見せる。また他のキャラクターが常軌を逸脱した行動や言動を取ると、まともなツッコミ役に回る[6]。
- 魔界での姿は山羊のような下半身とコウモリのような翼を持つところは変わらないが、上半身は筋肉質でぜい肉は全く見られない。逆立った髪型と額の角も長くなり、中々精悍な姿をしている。コミックス第1巻発売前にイブニング本誌に掲載された『ほんとは恐ろしい悪魔辞典』では「魔界においてはけっこうイケメン(実際に太字だった)でモテてたりするらしい」と紹介されており、公式的にも顔立ちに関してはベルゼブブに引けを取っていないようである(ただしヤンキーにしか見えないことも確か)。また性格も真の姿に戻るとマスコット時に比べて落ち着きが見られ、常識度が上がる。これはベルゼブブも同じ。
- 時に悪魔らしい冷酷な面も見せ、魔界では自室で弟分達に拉致させてきた人間の女達を弄ぶ。最近はさくまへの感情からか日本人女性にメガネをかけ偽グリモアを持たせていじめる事をマイブームにしている。しかし、過度の流血を見て気分を悪くしたり、後述のキヨコから殺人を促されて動揺したり、人が死んだり子供が危険にさらされたりしたとき神に祈ったりと、悪魔にしては小心で奇妙に常識的な面がある。
- イケニエには豚足やシャアザクが使われている。パートで働く母親がいる。東中(通称:ガッチュー)卒業。関西弁で喋り、職能とは関係ないお笑いの部分にシビア。他の登場人物をあだ名で呼ぶことが多く、自身もあっちゃんと呼ばれることがある。また武器として三叉の槍「性槍セクスカリバー」を持つ。
- 羽があるため飛行も可能だがベルゼブブほど飛ぶ描写は多くなく、地に足をつけて歩くことがほとんど。さくまといるときは手をつないだり、肩車をしてもらったりして移動することも多い。
- 職能:淫奔。性的な本能やフェロモンを操る能力。性器の大小・ホルモンバランスの操作、女性のデリケートな日や性的関係を見抜き、また人間のフェロモンを過剰分泌させることで多くの異性を虜にすることができる。応用で一組の男女を恋に落とさせる使い方も可能。
- 契約者はアクタベであったが、さくまに譲渡された。
- アザゼルの母親
- パートで働いているアザゼルの母親。出来の悪い不良息子同然のアザゼルに手を焼いており、よく言い合いになる。パーマの髪型にエプロン姿でガミガミと口うるさいという「おばちゃんキャラ」を絵に描いたようなキャラクター。しかしパート仕事をしながらも食事の支度はきちんとするなど、やることはやる主婦のようである。インキュバスに口説かれて肉体関係を持った。
- 『good!アフタヌーン』8月号および本作第4巻にて掲載されたおまけ漫画でゲスト出演し、第4巻の特別限定BOXをベタ褒めしていた。
- キヨコ
- 声 - 釘宮理恵
- アザゼルと同族の♀と思われる。アザゼルの母親とも懇意。
- アザゼル曰くセフレだが、キヨコ自身は満更でもなく、アザゼルは彼女のDVのため別れられずにいる。
- アクタベとの契約下でのアザゼルの境遇を心配しており、やる気のないアザゼルを魔王にするために悪魔らしく殺人や都市の破壊等を暴力をもって促している。感情的になると関西弁で話す。元々は使い捨てキャラだったが、アニメの影響[7]から見事再登場を果たした。
- 人間界に現れたときはアザゼルとほぼ同じデザインの犬面だが、魔界での姿はスタイルも良く、本作品中一、二を争う可愛い姿をしている。口ばかりのアザゼルの背を押し、落ち込む彼を慰めるなど献身的な部分を見せる。しかしうだつの上がらないアザゼルへの想いの隙間を突かれてなのか、インキュバスと肉体関係を持ってしまう。
- ベルゼブブ931世・ベルゼブブ優一(ベルゼブブゆういち)
- 声 - 神谷浩史
- 魔界の貴族。獄立大卒のエリート。見かけはペンギンっぽい悪魔。アザゼルから「べーやん」と呼ばれる。
- 「ベルゼブブ」、すなわち「蝿の王」の名の通り正体は蝿で、背中に虫の羽がある。飛行能力は非常に高く、肥満の岡田を抱えても難なく飛行可能。食の好みも蝿そのもので、糞尿を好み、能力を最大限高める秘薬と称して山羊の糞を食し、その嗜好は時に己を忘れるほど[8]。本人が「高尚」と言ってはばからないその嗜好をスカトロ呼ばわりされると大いにキレる[9]。その一方で、カレーライスに対して尋常ではないこだわりを持ち、召喚の際のイケニエもカレーで満足し、魔界の屋敷でもカレー状の物を食すシーンがある。魔界での普段の姿は登場悪魔の中では人に近く、その姿を見た多くの女性から「王子」と評されるほど美形。ただし手の部分などは異形であり、魔界で本気になった時は巨大な蝿と化したため本性はこちらだと思われる。
- 普段の優雅な立ち振る舞いと、さくまが失態を演じたときなどに時折見え隠れする出版コードギリギリの暴言が彼のアイデンティティ。興奮時に「ピギャース!」と叫ぶ。腕(羽)で物を切断する能力や、カールした髪を伸ばすとバリヤーを張れる能力などを持つ。魔界では貴族の名に違わぬ実力者であり、本気を出すと魔界を滅亡させかねないほどの強さを見せるが[10]、作中の悪魔の中ではかなりの穏健派かつ常識人で、人間に協力的である。だが危険を察知するとすぐに寝返ったり、抜け目のない面が多く見られるため、協力的な部分は決して人間や契約者に対する情ではなく、彼なりの世渡り術であると思われる。さくまからの信頼はアザゼルより少し上ではあるが、魔界の自室にはさくまの藁人形があり、「いつか殺してやる」と本音を口にしていた。人の死に対して興奮する描写もあり、とある病室で多数の死人が出そうになった時に、焦るさくまやアザゼルをよそに彼はわくわくと心躍らせている。頭も切れる方なのだが、坊ちゃん育ち故にどうにもツメが甘く、感情を抑えられない部分がある[11]。
- アザゼルとは小学校・中学校まで一緒だったが、学力に決定的に差があり、高校進学を機に疎遠になっていた、ような間柄。たびたび流血沙汰の喧嘩を巻き起こし、時には彼を見下しているような素振りも見られるが、腐った行為をするアザゼルを我が友と評しているところを見ると、悪魔ゆえの価値観によっての友情を築いているようである。
- 職能:暴露。人間の隠れた本質、隠したい物事等を表に暴き出す。能力の一環で、生物に強制的に便意を促す力もある。
- 契約者はさくま。
- サラマンダー公威(サラマンダーきみたけ)
- 声 - 中井和哉
- 漢(おとこ)、武士(もののふ)であることを尊び、卑怯な男や女にはかなり冷たい。見かけは赤色で馬面な蜥蜴の悪魔。トカゲの尻尾切りが出来る。アザゼルからは「マンダはん」と呼ばれる。愛刀「孫六」を持つ。
- 男尊女卑を絵に描いた様な立ち振る舞いをしており、徹底的に「雌」を嫌う。初登場からさくまにツバを吐きかけ続けている。今の日本を憂い、男尊女卑の世を実現すべく革命を訴え、決起を呼びかけている。
- その一方で、暴行を受けることに悦びを感じるという少し特殊な性癖を持っており、何かと自身を恥じて切腹しようとする。本人曰く「もっとして下さい」。
- 職能:革命。その本質は言霊で、簡単に言えば「有言実行させる」能力。嘘やお世辞、言い間違いであろうと能力を使えばそれが相手の本心になり、考え方を根本から変化させてしまう=既存の価値観を破壊出来る。しかし、対象となる言葉を相手が発しないことには能力を発動できない。また、ウンボボがさくまの名をある事情で「あくま」と誤読した際に悪魔に変化したため、言葉は当人が発したものの認識ではなく、サラマンダーが認識しているものが適用される。最終奥義である「黒蜥蜴」は、精神だけでなく身体の変化まで引き起こすほどの力がある。
- 契約者は岡田からアクタベへと渡り、その後さくまに譲渡された。サラマンダー本人はこれを認めておらず、アクタベを真の主としている。
- モデルは三島由紀夫。名前の「公威」も三島由紀夫の本名に由来する。
- アンダイン恵(アンダインめぐみ)
- 声 - 小林ゆう
- 婚期を逸したハイミス悪魔。特技は口技。見かけは人魚っぽい魚の悪魔。アクタベ曰く触感はヌメッとしている。嫌いなタイプはタコ。
- 惚れた相手と同じ種族に変身する能力を持ち、アクタベの結界による外見の変化をある程度無視出来るが、人間の姿になったときの外見は結界の影響を受けた姿に順ずる。アクタベとの契約時には人間の姿になり、「助手の暗堕陰さん」として行動していた。
- 色々と思い込みが激しい上、惚れっぽい性格。イケニエとして「『好き』と言って」と要求したことを始め、召喚の度に昼ドラのような展開を作り出し、アクタベをうんざりさせている。魔界での姿は涼やかな目元の美人であるが、嫉妬深く、自意識過剰で勘違いが多く、プライドが高いため不相応に理想も高く、相手に何事よりも自分を優先させたがる。その性格ゆえか3000代半ばに至っても結婚できず、父親からはタコ型悪魔との見合いを勧められていた。悪い男によく騙される、ステレオタイプのダメ女。しかし親思いの優しい一面もあり、末期の尾ぐされ病で、余命300年の母に花嫁姿を見せようと焦っている。
- 職能:嫉妬。アンダインが嫉妬した対象からその嫉妬の元を奪い去る。その力は大和撫子を海人に、メガネっ娘を裸眼に、二重瞼を一重瞼に、平和な学校を荒廃した世紀末に等々、有形・無形・規模を問わず行使される。しかし、アンダインが幸せを感じると能力から解放される。能力はアンダイン自身が対象物に嫉妬しないと発動しないため、故意に能力を利用する場合は対象物に対し細かく嫉妬させる必要がある。
- 契約者はアクタベ。
- モロク義伸(モロクよしのぶ)
- 声 - 玄田哲章
- イケニエの好みにはうるさい、見かけは牛っぽい悪魔。アザゼルからは「モッさん」と呼ばれている。アザゼル、ベルゼブブの幼馴染[12]。ベルゼブブを召喚しようとしたさくまが魔法陣内の文字を書き間違えたことで召喚された。この時にアクタベに泣かされ、心に傷を負ってしまう。ベルゼブブ曰く独身らしい。
- この漫画内では珍しくちゃんとした「悪魔らしい」悪魔。物事を力ずくで解決するタイプで、行動には暴力を伴っている。牛肉製品をバカにされると激怒する。
- 仕事には忠実で、グリモアを入手されてからは文句一つ言わずにアクタベに従っている。その一方で、ろくなイケニエも用意せず無意味な召喚をしたさくまを牛に変えようとしたり、能力を発揮する機会がなくなった場合に怒りを顕にしたりと、悪魔としてのプライドの高さがうかがえる。
- 後に天使サリエルにグリモアを回収され、志半ばにして死亡してしまう。アザゼルやベルゼブブは彼の死に涙を流して悲しんだが、彼が「哀☆カレー博」のイメージキャラクターとなると、掌を返したように彼のぬいぐるみは破壊された。また、このぬいぐるみをきっかけに、読者から「ぬいぐるみほしい!」という声が殺到したことから、第4巻限定版付録のストラップにも彼が採用されたことで、水を開けられたアザゼルは大変根に持っている様子。さらに作中でも登場当初のぬいぐるみはプレミアがつき、人気の一人歩きで彼をモデルに「もももももっさん」という「お調子者のブタやろう」と「クールなチキやん」との3匹で、彼らをカレーの具財にしようと付け狙うインド人から逃げるだけというストーリーのアニメが製作され、非常に人気となっている(製作者サイドはなぜこの作品がウケているのか分からず、首をひねっている)。
- ちなみに名前は、『good!アフタヌーン』8号に掲載された出張版(漢字名は単行本第4巻通常版の帯の紹介文)の中で判明している。
- 職能:暴虐。劇中で職能を描写されることなく読者に不明のままだが、アザゼルとベルゼブブはその力を発揮することを恐れていた。
- 契約者はアクタベ。それ以前の契約者は不明だが、その依頼によりモルモッソイ共和国の大統領を暗殺している。
- モッさん二世
- 消滅したモッさんとは別の個体の「モロク」で、モッさん(モロク義伸)の弟。兄を一族の恥とし、アクタベへの復讐を誓う。
- 次代の「モロク」候補者だが、グリモアはまだ消滅したままなので、職能を持たないただの悪魔。しかしそのパワーと凶暴性は確かで、ベルゼブブに末恐ろしいと評価される。ただし、その力ゆえに兄同様に物事を力で解決するタイプで、グリモアの知識が乏しかったり、忠告を聞き入れられなかったりと頭はよろしくない。
- アクタベへの復讐を実行するが失敗し、その際にアクタベの秘密を知ってしまい、死の恐怖の果てに生還は果たしたが、真っ白になって失神している間にぬいぐるみと間違われて発送された。
- ベヒモス
- 何千年も「面倒臭い」を貫いてきた男。見かけは象のような長い鼻を持つパンダっぽい悪魔。
- アクタベでさえ召喚を嫌がるほどの面倒臭がりな上、本作の悪魔では珍しく言葉や態度に出して人間を見下しており、召喚契約はおろかイケニエの受け取りにもろくに応じようとしない。そのためか、グリモアにも召喚呪文や苦痛を与える呪文以外はほとんど記載がない。痛みよりも面倒臭いのを嫌がるため、力をもって屈服させるのは困難である。その限度を超えた怠惰っぷりのためか、グリモアの罰でさえも非常にゆっくりと進行する。しかし、本気を出すと残像が残るほどの速さでの動きが可能。
- アザゼルが「フッカフカや」と頬擦りするほど毛並みは良い。
- 職能:怠惰。人間からやる気を奪い取る。
- 契約者はさくま。
- グシオンまさる
- 声 - 山口登
- 学歴は中卒。見かけは猿っぽい悪魔。
- ソロモン72柱の1柱(ソロモン72中卒とも言われるが、本人の記憶が定かではないので事実関係は不明)で、序列第11位。少々痴呆の気があり、物忘れが激しい。遠く離れた音を聞く力もあるが、実際には被害妄想が入っており、自分をバカにする声ばかり聞こえる。悪魔使いの命令には忠実だが、物忘れが激しく、仕事を忘れることがある。初登場時は魔界本来の姿をしていたが、のちアクタベによってソロモンリングを掛けられ、猿の様なマスコット的な見た目となる。
- 職能:忘却。人間の記憶を食べてしまう。特に幸せな記憶を好む。また、記憶の返却も可能。
- 契約者は光太郎。その前は祖父の陰光が契約者であったため、グシオンは幼少の頃の光太郎のことを憶えていた。
- ルシファー
- スケジュールは秒刻み。見かけはコアラっぽいが、本性はドラゴンであり、中日ドラゴンズファンである悪魔。
- 魔王らしく傲岸不遜を絵に描いたような性格をしており、ベルゼブブに対しても完全に上から目線で接する。悪魔としての力は図抜けており、本気を出すと魔界を滅亡させかけてしまうほどの実力者。アザゼルさえもサインを欲しがるほどのカリスマ的悪魔。たまたまベルゼブブと喧嘩していた際、ベルゼブブを召喚しようとしたさくまによってベルゼブブもろとも召喚されてしまう。その後偶然アクタベと遭遇し、彼から契約を迫られるが、十美子に助けを求めて逃走した。その際、アクタベの結界の影響で姿が変わっていたために最初は十美子にルシファーだと気づかれなかったが、傲慢の力を行使して一時的に十美子を本来の姿へ戻したことでようやく気づいてもらえた。
- はっぱを食べることを好むが、別のはっぱでも良いようである。口から溶解光線を発する。また、本来は色黒の男性の姿をしている。
- 職能:傲慢。時間を操る能力を持ち、作中では壊れた物を壊れる前に戻して修復したり、十美子の老化を止めて彼女を不老にしたり、イケニエを受諾する前に戻したりしている。
- 契約者は千波十美子。
- モデルは押○学と、久保がジョナサンで見かけたアマチュアバンドマン。
- オセ健太郎(オセけんたろう)
- 見かけは牛乳瓶の底のようなメガネを掛けた、豹柄のマントを着た狸っぽい悪魔。ソロモン72柱の1柱[13]。
- いじめられっ子気質であり、悪魔らしくない気弱な性格で、アザゼルに体よくエロの模倣をせがまれるなど嫌がらせを受けたり、小山内の無茶な要求にはいつも健気に応えたりしている。悪魔の中では常識派で、小山内の行動によくツッコミを入れている。
- 職能:模倣。物体のコピーを作る能力だが、契約者の記憶を元に模造するため、契約者が模造する物の性質や構造を理解していなければ本物と同等のものを作れない。例として、車を模造すると、構造を知らなければ1分の1サイズのガラクタとなり、微細に知っていれば運転可能な完成品となる。契約者の思い込みや錯誤、勘違いが加わった場合、時として思わぬ失敗を生むことがある。
- 契約者は小山内治。
- エウリノーム
- 見かけは豚、鼻は髑髏風で牙を剥き出し目つきが鋭い。リーゼント風の髪型をしている、「死王」と背中に描いた特攻服を着たヤンキー風の悪魔。
- 中卒だが上級悪魔。別名「死の王」。
- 他人の人生を奪うことに何の躊躇も感じず、人間を絶望の淵に追いやり、魂を刈り取る札付きのワル。それは人間だけではなく悪魔に対しても地元のネットワークを駆使して出身中学を割り出し、聞き出した恥ずかしい思い出を暴露し、絶望させることも行う。登場時はデフォルメされた姿だったので、契約者にソロモンリングを掛けられていたと思われる。
- 職能:絶望。人間の希望を刈り取る。希望を奪われたものは他人を寄せ付けず、自分から疑い、明日を信じることを辞め、やがては死を望むようになる。
- 契約者は丸米(マルコメ)。マルコメが真実の愛を知り絶望から開放されたため、エウリノームのグリモアはさくまに譲渡され、アクタベの手に渡っている。
- サルガタナス
- カメの甲羅を身に纏い、ボールギャグを咥えたウサギの姿をした悪魔。ウサギらしく語尾に「~ピョン」と付けて喋る。
- 職能:隠匿。異次元空間へ人や物をその空間へ自由に隠す事が出来る。空間へ閉じ込められてしまうと、助けを求める声も姿も消えて視認されなくなってしまう。当然、助ける事は不可能だがアクタベに空間を素手で破壊され乗り込まれてしまう。
- 契約者は変態48面相。
- インキュバス
- 黒猫の姿をした悪魔。羊を模したようなフワフワの着衣が特徴。有能且つ無害(セクハラをしてこないという意味で)な為、アザゼルとは違い、さくまとの関係は良好そのもの。愛らしい姿と素直さで可愛がられている。淫魔の世界でも有名なアザゼルを「先輩」「シショー」と呼び、尊敬している様子を見せるその裏で事務所の人間たちにさまざまな嫌がらせを行い、犯人をアザゼルに仕立て上げる狡猾さを持つ[14]。さらにアザゼルの母親やキヨコまでも寝取ってしまう正に羊の皮を被った泥棒猫。
- 職能:誘惑。理性や欲求を操作し、睡眠欲を操作し相手を強制的に寝かしつける事も出来る可能。各々に合った異性の夢を見せる事で、男女間のトラブルや浮気関連の仕事をヘコんで無断欠勤していたアザゼルの代わりに解決していた模様。
- 契約者はさくま。警備の依頼のあった博物館に展示されたインキュバスのグリモアを芥辺がドサクサに紛れて盗んで持ち帰り、そのままさくまへグリモアを譲渡・契約させている。
神・天使
- 神(アニメでは主)
- 声 - 谷口節
- 天界の統率者。ゼルエル曰く、「重くてズシリと心に響くが、深い安らぎを与えてくれるような」心地良い声を持つ。
- 自分を喜ばせる者、自分を好きな者を好む自己中心的な存在。下ネタを嗜み、畳敷きでちゃぶ台のある部屋で本を読みながらごろついている描写もあるなど、イエス・キリストや釈迦など聖人の伝承と比べて俗な部分が色濃い。
- 神の意思に逆らった者は天界を追放される。
- ミカエル・ウリエル・ガブリエル・ラファエル
- 声 - (左から順に)ゆきじ、甲斐田裕子、福島亜美、雨蘭咲木子
- いずれも神のそばに立つ最高位レベルの天使。熾天使と呼ばれる天界の四大天使。
- 神の言葉には基本的に賛同し、下ネタに対しても感涙する。
- ミカエルはこけしのような姿、ウリエルは美男子、ガブリエルは少女、ラファエルは巨乳の女性として描かれている。
- ゼルエルの「堕天」を執行した。
- サリエル
- 声 - 草尾毅
- 髪型から頭部に見た目の問題がある、東京都渋谷区新宿区管轄の天使。
- 「崇高な使命」を盾にし、あらゆる悪徳や悲劇に目をつぶる小心者[15]。その上、かなり俗っぽい。童貞。
- モロクのグリモアを手に入れ、その存在を消滅させた。その際にさくまが悪魔使いだと知ったが、彼女には何もしていない。モロクのグリモア入手により、純天使から童天使へ出世している。
- ゼルエルたける
- 声 - 藤原啓治
- 見た目は浮浪者な、山を愛するアルピニスト気取りの天使。
- 山登りにかまけてろくにグリモア回収の仕事をせず、母親に注意されては逆ギレというダメなニート。また、山を愛しながらゴミ拾い等には参加せず、奉仕の精神は持たない。サリエルと同じ団地の別棟(サリエルは3棟)に住んでいる。
- 下界に降りて以来約200年間を登山に浪費し、グリモアの回収期限が迫ってきたことに慌てていた時、ネットに載ったさくまのコスプレ写真に写っていたベルゼブブの姿を目撃したことから彼が芥辺探偵事務所にいることを突き止め、知略を駆使してベルゼブブのグリモアを奪おうとする。大家とさくまが起こした騒動によって成功したかのように見えたが、結果は失敗。神の怒りを買ってしまい、天使の輪と羽を奪われ「堕天」させられてしまう。彼の起こした騒動により、アクタベは後に事務所を移転することとなった。
- ガギエル
- 早瀬田大学に大学生として人間の世界に潜入していた天使。人間名「天野」。階級は最下級の純天使。
- サリエルと同じく、頭の中では偉そうだがその実小心者。異性とのデートでは遅刻したことを反省せず、鼻毛を出しっ放し、人を選ぶ味のラーメン屋で食事をし、以降はノープランな挙句、「疲れた」と連呼し母親の話を繰り出すなど、さくまとアザゼルが呆れるほどに空気を読めない男。そのくせ、頭の中は性でいっぱいであった。
- その性格から大学で孤立していたが、同級生にネタと数合わせで誘われた合コンでアンダインとさくまに初めて出会う。その際アンダインが力を使うところを目撃し、彼女が悪魔であることに気づき、さくまからアンダインのグリモアを奪おうとしたが失敗。その後、アンダインをデートに誘ってグリモアを奪おうとするが、最終的に天使の禁忌を(不可抗力ではあるが)破ってしまい、「堕天」させられた。
悪魔使い
- 岡田法男(おかだ のりお)
- 声 - 飛田展男
- ニートという名の勇者。ストーカーという名の武士(もののふ)。といういかにもアレなベルゼブブ曰く『クズの中のクズ』。
- アイドルのヘビちゃんをストーキングしている変質者であり、肥満体。ヘビちゃんと結ばれるためにサラマンダーを召喚したが、本人はグリモアの中身をきちんと把握しておらず、主導権はサラマンダーが握っていた。アクタベによればこれは「憑かれている」状態であったが、サラマンダーほどの悪魔を彼のような素人が召還できた事自体も奇跡に近かったようである。
- やっと出逢えた当のヘビちゃんは、アクタベがアンダインの力を行使したことで二目と見られぬブスになっており、その姿を見た岡田は彼女と結ばれることを拒絶。そうこうしている間に悪魔たちはアクタベによって取り押さえられてしまい、企みの全ては失敗した。
- 最終的にはグリモアの罰を受け、トカゲに変えられてしまった(グリモアの禁忌に『紛失』があり、岡田はアクタベにサラマンダーのグリモアを奪われている)。
- その後は芥辺探偵事務所で飼われ、悪魔との契約の恐ろしさを訓示するものとしてその後も度々登場した。
- セーヤ
- 声 - 岩田光央
- ホストクラブ「サンクチュアリ」のホスト。サオリという交際中の女性の言葉を借りれば「クズ」「バカで夢見がちな、ただのヒモ」。
- ホストとしての才能は乏しいものの、悪魔を視認出来るという悪魔使いとしての才能の片鱗を見せ、そこに目を付けたアザゼルに付け込まれる。
- アザゼルの淫奔の能力により超人気ホストに変貌、その代償としてさくまの持つグリモアを奪い、一時的にアザゼルのグリモア所有者となる。しかし元々の頭の悪さから悪魔との契約内容どころか、そもそも契約という単語の概念さえ理解していなかった様子。グリモアの奪回に来たさくまとベルゼブブを取り押さえ、アザゼルの正式な契約者となるのも時間の問題と思われたが、「トイレットペーパーの代わりにグリモアのページを破り、用便を済ます(グリモアの破棄)」という最大の禁忌を犯す。その結果、未だ正式な契約者ではないにも拘らずグリモアの罰を受け、カマキリに変えられてしまった。
- その後は人間の姿に戻るため昆虫探偵ヨシダヨシミに依頼を行おうとしたが、自分が元人間であったことや悪魔の存在を全く信じてもらえず、その場にセーヤの捜索を依頼しに来たさくまとアザゼルにより捕獲され、岡田と同様、芥辺探偵事務所にて飼われている。
- 陰光(いんこう)
- 光太郎の祖父で、珍犯寺の元住職。アクタベの古い友人。本名は堂珍光三。
- 葬式で「徳の高い僧侶」など非常に評判は良かったが、実は悪魔使いで、グシオンと契約をしていた。アクタベ曰く「表面は調子のいいことばかりぬかすくせに頭の中はろくでもないことでいっぱい…」だったらしく、光太郎とエロ本を読んだり、また光太郎にグリモアの読み方を教えたりしていた。しかし、アクタベに死後の身辺整理を頼んでいたり、アクタベも葬式を汚すような光太郎の行為に怒って「葬式に出ろ」と言ったりと、親縁はあった様子。光太郎がアクタベに渡した偽のグリモアは彼が用意したものである。
- 小山内治(おさない おさむ)
- 光太郎の転校先で偶然出会った悪魔使い。優等生であるが、真面目なのか物を知らないのかクールな割に傲慢なほど徹底した行動が多く、契約しているオセからよくツッコミを受ける。悪魔に関する知識を持っており、ソロモンリングが使える人物でもある。
- 一度も見たことのない女性器に対して過剰な執着心を年相応か、それ以上に持っており、女性器を見るためなら非常識・犯罪行為も厭わない行動力を持つ。
- 光太郎のある頼みを断った際、その行動力を逆手に取られ、トラウマを植えつけられてしまった。
- 光太郎と悪魔使い同士ということで、打算と下心とを多分に含んでいるが、友達になる。
- 千波十美子(せんば とみこ)
- ルシファーの契約者で、世界を飛び回るヤリ手女社長。666本木ヒルズにオフィスがあり、666本木の妖怪と呼ばれている。
- ルシファーの能力により、ある時期から歳をまったく取らなくなり、むしろ若返っている。実年齢は不明だが、力を解除された時の描写から相当の高齢者である。
- ルシファーを愛しており、また前述のように彼の能力により若返っているため、弱みを握られていると言え、彼のためなら商談の途中であろうと呼び出しに応じるなど、隷属関係にある。また、彼のためにイケニエ用のはっぱを栽培している。
- 変態48面相
- サルダカナスの契約者。鍛え上げた肉体を上半身はマスクをして黒いブラジャーを纏い、下半身は露出させた変態趣味の怪盗。なお怪盗は変態プレイの一環であり、ベルゼブブの渾身の強制便意ですら「プレイ」と言い放つ。股間は当作品のロゴで隠される。
- 美術館にあるグリモアを盗むために現れる。さくまを捕らえてアクタベ達と対峙し、アザゼルの呪い「THE END OF SUN」で力の根源を失い、不能になる。何とか逃げ出そうとアザゼルを騙したが、それがキッカケで呪いの二度掛けによる副作用で逆にパワーアップし、逃亡する。
- 以前は神父で爽やかなイケメン。性格は純朴でマリアに憧れ、恋慕していた。しかし、アクタベが現れたことがキッカケで、マリアの淫乱ぶりが露見し、絶望の果てに自暴自棄に陥って変態趣味に走り、アクタベを強く恨んでいる。
- マリア(まりあ)
- アザゼルのアクタベ以前の契約者。孤児院の娘で病気の父と身寄りのない子供らの面倒を見ていた聖母のような女性。見た目も優しげなかなりの美人である。しかしながら生来のヤリマンであり、慈愛に満ちた笑みでアザゼルにパンツを見せることも厭わない。
- お金に困り、泣いていたところをアザゼルの能力によって救われたが、突如として現れたアクタベによりグリモアは譲渡され、アザゼルとの縁が切れたようである。
その他
用語
- 悪魔
- 魔界の住人。契約を交わし、イケニエを受け取る事で悪魔使いに使役されている。しかし、素人の場合主導権を悪魔に奪われ、憑かれている状態になってしまう場合がある。
- 社会形態は人間のものとほぼ同じらしく、小中高大と学校があり、義務教育が施されている。また、パートタイマーの概念まである。魔界の貴族ベルゼブブは「〜世」と表されているので、寿命や世代交代があるものと思われる。
- 悪魔たちにはそれぞれに一族が存在し、グリモアの力で召還され、活躍できる悪魔は一族の中で選ばれた代表者のみである。
- 契約関係にある人間に対して害のあるような能力の行使は絶対にしないが、その基準も「行使した能力を直接契約者に」であって、能力の影響下にある人間が契約者に危害を加えた間接的なケースがある。他にセクハラや悪戯、殴る蹴るなど物理的な手段で契約者に嫌がらせや攻撃[16]をすることは可能。
- 悪魔を見ることができるのは、悪魔使いやその才能を持つ者だけである。しかし、その気になれば姿を見せる事も可能。
- この漫画に登場する悪魔はデフォルメされた姿をしているが、これはアクタベが事務所のある建物全体に張った結界によるものである。一度結界の力を受けた悪魔は外でもその姿のままであるが、召喚された悪魔たちはお互いの正体にすぐ気づいている。また、アクタベの任意で結界の力を解くことが出来る。
- アクタベの結界などの、意のままに扱うために悪魔を弱体化させる術は、「ソロモンリング」と呼ばれる。
- 魔界
- 悪魔たちの棲む、人の住む世界とは異なる世界。あらゆる物が歪んだオブジェクトで形成されている。
- 召喚による場合は、召喚される悪魔の側に魔法陣が現れるが、時折人の世界と接点が生じて、人が魔界へ迷い込んでしまう場合がある。所謂逢魔時などに魔と因縁がある場所。人間の住む世界とは携帯電話の電波は通じるようで、悪魔同士や悪魔と契約者とはメールのやり取りを行っていることがある。
- 悪魔使い
- 悪魔と契約を交わした人間。
- 才能の片鱗は悪魔が見えることで、「常人との決定的な違いはあるがままに受け入れる感性? 神が与えたもうた超能力? むしろ人としての何かが欠落している者にこそ悪魔は笑いかけるのかもしれない」と説明されている。なお、契約者でなくとも悪魔を呼び出すことは可能であり、悪魔は複数の人間と契約する事も可能である。また、呼び出した者ではなくとも契約は可能であり、人間によっては知らない間に悪魔に契約させられている場合もある。
- イケニエ
- 悪魔を呼ぶにはイケニエを捧げる必要がある。
- 何を捧げるかは仕事の大小その悪魔の嗜好により異なるが、その人間にとって価値のあるものでなければならない。悪魔に魂を売ると言う表現があるが、この場合大きな何かを手にする為に相当の代償を支払ったといえる。悪魔がイケニエを受け取らなかった場合、呼び出した人間は罰を受ける[17]。
- イケニエの受託においては、必ずしもイケニエの性質を履行する必要がない。例えば、ゲーム機を求めた場合でも、弁済能力のない悪魔がそれを破壊した場合には受諾となったことがある。
- もっとも、アクタベはアザゼルへのイケニエとして豚足等のどうでもいいものを用いており、その価値判断は悪魔の嗜好や、悪魔と悪魔使いの力関係にかなり影響されると思われる。ベルゼブブは(美味しい)カレーをイケニエとして常に認めており[18]、アンダインの場合においては、「好き」という物質ですらない言葉を求めている。この場合、悪魔に対して捧げられた言葉を後から否定すると罰の対象になるようである。
- グリモア
- 悪魔と契約を交わした術者が常に携えている魔術書のこと。また、人間界と異界に住む両者を繋ぐ扉を開く唯一の鍵である。なお、契約自体はグリモアなしでも可能であるが、自殺行為である。
- グリモアには契約した悪魔の全てが記載されている。その悪魔の召喚方法・能力の詳細な説明・苦手とする呪文・契約条件即ち就労規則・基本給・サービス残業の有無など、業務に関わる内容に留まらず、プライベートにおけるあらゆる弱味も網羅している。グリモアの呪文を使う際、強力なものほど精神力を消耗する。内容は何千何万項目にも渡り微細に書き記され、その内容は悪魔によって異なる。特殊な言語で書かれているため解読は困難を極めるが、ある程度なら知識の浅い人間でも読むことが出来る。これは悪魔が人間界に来られる最低限の手順を把握させ、召喚させて取り憑くためである。
- グリモアを手放すということは、人間が悪魔との契約を放棄したとみなされる行為である。考えられるケースは譲渡・破棄・盗難・紛失。
- 譲渡の場合、正式な手続きを踏み、2人の人間、1匹の悪魔の三者の意思が介在していれば問題はない。しかし他の破棄・盗難・紛失は重い罰を科せられた上、二度と悪魔と契約を交わすことが出来なくなる(その上、それまで行っていた他の悪魔との契約も無効となる)。特に破棄は契約法37条に抵触する最大級の禁忌であり、たとえ悪魔と契約を行っていない者でも処罰の対象となる。
- 悪魔はグリモアには触れる事が出来ず、触れれば身体が捻れる、突如現れた野犬の群れに体を食い散らかされる等の超常現象的な罰を受ける。そのため、精神力の消耗が強いられる呪文による罰の代用として悪魔にグリモアで触れるという行為がよく行われる。
- その反面、悪魔が常識では修復不可能な傷を負っても無事でいられるのはグリモアの力によるものであり、グリモアが存在しない悪魔は容易に死亡する(触れることによって起こるグリモアの罰は同様に作用する)。
- たとえ破られてもそのページは自動で修復される。
- 契約者同士の合意がある場合、短期間なら悪魔及びグリモアの貸借は可能である。
- 天使にグリモアを回収された悪魔は消滅し死亡する。消滅した悪魔は復活することはないが、グリモアは時が経てば再び人間界に現れ、やがて悪魔使いの手に渡る。それまでに消滅した悪魔の一族はその悪魔の後継者を立て、グリモアが復活し人間界に召喚される時を待つ。
- 天使
- 悪魔の天敵。「彼ら(天使)は救わない。なにより均衡を重んじる彼らはそれが人間の理で起きた出来事であるかぎり、一切を傍観する」と説明されており、目の前で人間がどのような不幸に出会っていても無視する。一方で悪魔による人間社会への干渉は認めず、グリモアを回収して悪魔を消滅させることを仕事としている。
- 細かい地域ごとに担当天使が駐在し、グリモアの回収ノルマも存在するようである。またグリモア回収には期限が存在するらしく、期限までにグリモアを回収できなかった天使は「堕天」させられる。
- 天界では神を頂点とした厳しい階級制度が定められている。天使は階級によって神に与えられた能力も異なり、人間界で出来ることもそれぞれ違う。しかし神が面白がって能力以上の仕事を認めることがある。だが異性との付き合い方には特に厳しい制度があり、最下級の純天使などは性交はおろか、キスも許されていない。これを破った天使は神の怒りを買い、罰を受ける。
- モルモッソイ共和国
- 本作で様々な場面で登場する架空の国家。作中では最近、モロクの手により大統領が暗殺されている。発展途上国らしいが、妙に高度な技術があったりする。特産品はモルモル。料理や薬、生物兵器の材料となる。国土の90%はモルモルのジャングルで覆われている。この国の格闘技「モスモウ」は鎌倉時代にモルモッソイ人宣教師モルソンによって日本に伝えられ、大相撲のルーツとなったとされる。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
コミックス
講談社より2011年現在、6巻まで発売中。
- 2008年4月23日発売 ISBN 978-4063522228 (2007年21号 - 24号、2008年1号・2号・4 - 6号掲載、第1 - 9話、おまけページ有り)
- 2008年10月23日発売 ISBN 978-4063522402 (2008年7号・8号・10号 - 12号・14 - 17号・19号掲載、第10 - 19話、おまけページ有り)
- 2009年4月23日発売 ISBN 978-4063522631 (第20 - 29話)
- 2010年2月23日発売 ISBN 978-4063522990 (特装版『牛箱』:ISBN 978-4063583168) (第30 - 39話、特装版『牛箱』にはアニメ版DVD“泣き牛編”付属)
- 2010年9月22日発売 ISBN 978-4063523249 (限定版:ISBN 978-4063583243) (第40 - 49話、初回限定版のみアニメ版DVD“セーヤ編”を同梱)
- 2011年3月23日発売 ISBN 978-4063523577 (第50 - 59話)
- 2011年11月22日発売(予定) ISBN 978-4063583687 (初回限定版のみ久保保久描き下ろしデザインのラバーストラップ・DJCD「きいてますよ、アザゼルさん。出張版(仮)」・DJCDの付属ブックレットが同梱)
- 2012年5月23日発売(予定) ISBN 978-4063583700 (初回限定版のみオリジナルアニメーションDVD“ルシファー編”を同梱)
OAD
2010年2月22日発売の単行本第4巻の特装版『牛箱』および、同年9月22日発売の第5巻初回限定版の同梱DVDに収録のOVA。
第4巻は原作第6話『泣き牛編』、第5巻は原作第1巻収録『セーヤ編』をアニメ化。
スタッフ
- 監督・絵コンテ・演出 - 水島努
- 脚本 - 谷村大四郎
- キャラクターデザイン - 谷口淳一郎
- 作画監督 - きしもとせいじ
- 美術監督 - 小倉宏昌
- プロップデザイン - 植田実
- 音響監督 - 若林和弘
- 音楽 - 高木隆次
- アニメーション制作 - Production I.G
キャスト
テレビアニメ
2010年12月にテレビアニメ化が発表された後、2011年4月から同年7月まで、毎日放送、AT-X、BS11、TOKYO MXにて放送された。各話15分、全13話。キャストやスタッフはOAD版から継続となる。
スタッフ
- 原作 - 久保保久(講談社「イブニング」連載)
- 監督 - 水島努
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 谷口淳一郎
- プロップデザイン - 植田実
- 美術監督 - 小倉宏昌
- 色彩設計 - 佐藤真由美
- 撮影監督 - 荒井栄児
- 編集 - 植松淳一
- 音響監督 - 若林和弘
- 音楽 - 高木隆次
- プロデューサー - 飯田郁乃、角谷謙二、林玄規
- アニメーション制作 - Production I.G
- 製作協力 - 講談社、キングレコード、クロックワークス、メモリーテック
- 製作 - 芥辺探偵事務所
主題歌 / 挿入歌
- オープニングテーマ「ぱんでみっく!!」
- 作詞 - nyanyannya / 作曲 - sham / 編曲 - Team.ねこかん[猫] / 歌 - Team.ねこかん[猫] featuring.米倉千尋
- エンディングテーマ「Like a Party」(最終話のみ)[19]
- 作詞・作曲 - nyanyannya / 編曲 - Team.ねこかん[猫] / 歌 - Team.ねこかん[猫] featuring.米倉千尋
- 挿入歌「マシュマロDJ」(第6話)
- 作詞 - こだまさおり / 作曲 - 虹音 / 編曲 - 菊谷知樹 / 歌 - ヤクザ親分(長嶝高士)&ヤクザ手下A(中田隼人)&ヤクザ手下B(西健亮)
- 挿入歌「ストロベリーマジック ♥♥♥にょりん♥♥♥」(第10話)[20]
- 作詞 - 水島努 / 作曲・編曲 - 高木隆次 / 歌 - 野原野いちご(中嶋ヒロ)
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | 登場!悪魔探偵と悪魔とバイト | 谷村大四郎 | 水島努 | 谷口淳一郎 | |
第2話 | 魔界のプリンス | 後藤みどり | 湖山禎崇 | ||
第3話 | 漢達の革命 | 満仲勧 | きしもとせいじ | ||
第4話 | 妬き魚 | ||||
第5話 | 哀☆カレー博 | 後藤みどり | 岩崎太郎 | 中島千明 | |
第6話 | 暴虐のモロク | ||||
第7話 | 妬き魚、再び | 谷村大四郎 | 湖山禎崇 | 植田実 | |
第8話 | ヒモティス | ||||
第9話 | 苺の戦士 登場ニョリンwww | 後藤みどり | 満仲勧 | きしもとせいじ | |
第10話 | イチゴのカレーを召しあがれ! | ||||
第11話 | アルピニストエンジェル | 谷村大四郎 | 水島努 | 植田実 | |
第12話 | 汚い大家 善い大家 | 河野真貴 | |||
第13話 | べーやん | 谷口淳一郎 |
アニメ版の変更点
- 本作は下ネタ・暴力シーン・流血シーン・女性差別&蔑視などといった過激な表現が満載の為、深夜アニメとは言え地上波放送では様々な部分で変更・カット・別の表現に変更されているシーンが多く見られる。それ以外に他誌や他作品のキャラを使ったパロディ・固有の商品名を挙げる場面なども含まれている。
- モロクのグリモアの罰が「角が伸びて目に突き刺さる」が「角が伸びて鼻の穴に突き刺さる」へ変更。(第6話)
- 芥辺がベルゼブブの結界の呪いを解く時に発したベルゼブブの台詞「ピッコロさーん!」が変更。(第9話)
- サラマンダーの演説が多数変更(ペニス→ファロス[21]後背位→ドギースタイル・・・等)アザゼルとの掛け合いが一部、削除。(第12話)
放送局
ネット配信以外は『変ゼミ』とのセット放送。
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
日本全域 | AT-X | 2011年4月8日 - 7月1日 | 金曜 23時00分 - 23時15分 | CS放送 | リピート放送あり |
BS11 | 金曜 23時30分 - 23時45分 | BSデジタル放送 | ANIME+枠 | ||
東京都 | TOKYO MX | 金曜 25時30分 - 25時45分 | 独立UHF局 | ||
近畿広域圏 | 毎日放送 | 2011年4月9日 - 7月2日 | 土曜 26時58分 - 27時13分 | TBS系列 | アニメシャワー枠 |
日本全域 | ニコニコチャンネル | 2011年4月11日 - 7月4日 | 月曜更新 | ネット配信 | |
バンダイチャンネル | 2011年4月18日 - 7月11日 | 月曜 12時00分更新 |
Blu-ray Disc / DVD
Blu-ray Disc、DVDともに全3巻で発売されている。本編のほかにキャストが本作品を語る特典映像、監督の水島努と原作者の久保保久によるオーディオコメンタリーが収録され、特別CDや16Pブックレットが付属する。さらに、初回製造分のみ全巻購入者対象イベント(2011年10月開催)の参加申込券が封入された。これらの特典はBD・DVD共通である。
巻数 | 発売日 | 収録内容 | 特典映像・CD | 規格品番 |
---|---|---|---|---|
1 | 2011年6月22日 | 第1話-第4話 | ノンクレジットオープニング・エンディング 「おでかけですよ、佐隈さん。」(出演 - 佐藤利奈) 特別DJCD「かたりますよ、アザゼルさん。」(出演 - 小野坂昌也、神谷浩史) |
KIZX-13(BD) KIZB-67(DVD) |
2 | 2011年7月27日 | 第5話-第8話 | 「おでかけですよ、ベルゼブブさん。」(出演 - 神谷浩史) 挿入歌「マシュマロDJ」 オリジナルサウンドトラック |
KIZX-15(BD) KIZB-69(DVD) |
3 | 2011年8月24日 | 第9話-第13話 | 「おでかけですよ、アザゼルさん。」(出演 - 小野坂昌也) 挿入歌「ストロベリーマジック ♥♥♥にょりん♥♥♥」 オリジナルサウンドトラック |
KIZX-17(BD) KIZB-71(DVD) |
ラジオ番組
きいてますよ、アザゼルさん。 | |
---|---|
ラジオ | |
配信期間 | 2011年2月22日 - |
配信サイト | アニメイトTV |
配信日 | 毎週火曜日 |
配信形式 | ストリーミング |
スタジオ | TAC |
パーソナリティ | 小野坂昌也(アザゼル篤史 役) |
構成作家 | 田原弘毅 |
ディレクター | 佐藤太 |
プロデューサー | 高橋和也 |
テンプレート - ノート |
『きいてますよ、アザゼルさん。』は2011年2月22日からアニメイトTVにて配信されているラジオ。
パーソナリティ
- 小野坂昌也(アザゼル篤史役)
コーナー
- よみますよ、アザゼルさん。
- ふつおたのコーナー。アニメの感想やパーソナリティへの質問などを紹介する。
- 依頼ですよ、アクタベさん。
- 芥辺探偵事務所へ寄せられる悩みを、悪魔的な解決方法で解決していくコーナー。
- 淫奔ですよ、アザゼルさん。
- 淫奔の能力を使ったようなエロ体験、使いたくなった時の体験談を紹介するコーナー。
- 暴露ですよ、ベルゼブブさん。
- 恥ずかしい体験、人に言いたくない事実を暴露するコーナー。
- 革命ですよ、サラマンダーさん。
- 強く主張したいこと、革命したいことを、パーソナリティがリスナーに代わって叫ぶコーナー。
- 暴虐ですよ、モロクさん。
- 暴虐な人に出会った時、暴虐な状態になってしまった時の怒りの体験談を紹介するコーナー。
- 嫉妬ですよ、アンダインさん。
- 嫉妬してしまった時、嫉妬深い人を見た時の体験談を紹介するコーナー。
メール
送られて来たメールは「いけにえ」と呼ばれる。
放送回
- 第1回~第4回 隔週火曜日更新。
- 第5回~ 毎週火曜日更新。
放送回 | サブタイトル | 放送日 | ゲスト |
---|---|---|---|
1 | はじまりますよ、アザゼルさん。…のラジオ♪ | 2011年2月22日 | 神谷浩史 |
2 | 隔週ですよ、アザゼルさん。…のラジオ♪ | 2011年3月8日 | |
3 | 今週も登場ですよ、ベルゼブブさん。 | 2011年3月22日 | |
4 | 放送開始ですよ、アザゼルさん。のアニメ | 2011年4月5日 | |
5 | やってきましたよ、りん子さん。 | 2011年4月12日 | 佐藤利奈 |
6 | 酔ってますよ、りん子さん。…の中の人 | 2011年4月19日 | |
7 | やってきましたよ、芥辺さん。…の中のへもかわさん♪ | 2011年4月26日 | 浪川大輔 |
8 | 君からだよ、芥辺さん。…の中のへもかわさん。 | 2011年5月3日 | |
9 | お願いしますよ、ベルゼブブさん。 | 2011年5月10日 | 神谷浩史 |
10 | 暑がりですよね、アザゼルさん。 | 2011年5月17日 | |
11 | 目標達成ですか? 堂珍さん。…の中の方♪ | 2011年5月24日 | 白石涼子 |
12 | 怒ってないですよ、堂珍さん♪ | 2011年5月31日 | |
13 | 牧場ですよ、アンダインさん。 | 2011年6月7日 | 佐藤利奈 小林ゆう |
14 | 見学しますよ、佐隈さん♪ | 2011年6月14日 | |
15 | いらっしゃいましたよ、サラマンダーさん♪ | 2011年6月21日 | 中井和哉 |
16 | フツーな感じですよ、サラマンダーさん。 | 2011年6月28日 | |
17 | お一人様ですよ、アザゼルさん。 | 2011年7月5日 | - |
18 | 読みますよ、ブラブラブラなアザゼルさん。 | 2011年7月12日 | |
19 | 思い返してますよ、ベルゼブブさんとアザゼルさん。 | 2011年7月19日 | 神谷浩史 |
20 | 黄金色でいっぱいですよ、ベルゼブブさん。 | 2011年7月26日 | |
21 | やってきましたのでつよ、部長さんwww | 2011年8月2日 | 檜山修之 |
22 | きいてまつよ、アザゼルさん…っw | 2011年8月9日 | |
23 | 浸透してますよ、へもかわさん♪ | 2011年8月16日 | 浪川大輔 |
24 | 辰年ですよ、関係者さん♪ | 2011年8月23日 | |
25 | 天界からきましたよ、サリエルさん。 | 2011年8月30日 | 草尾毅 |
26 | マジメに語りますよ、お二人さん。 | 2011年9月6日 | |
27 | 無礼講ですよ、アザゼルさん。 | 2011年9月13日 | - |
28 | さみしいですよ、アザゼルさん。 | 2011年9月20日 | |
29 | いらっしゃいましたよ、パンダさん…いえ、佐隈さん♪ | 2011年9月27日 | 佐藤利奈 |
30 | 怠惰な映像ですよ、パンダさん…いえ、佐隈さん★ | 2011年10月4日 | |
31 | 昔話ですよ、校長さん ♭ | 2011年10月11日 | 愛河里花子 |
32 | 女神ですよ、校長さん∴♭ | 2011年10月18日 | |
33 | ふつおたよみますよ、アザゼルさんスペシャル。(小野坂さん命名♪) | 2011年10月25日 | - |
34 | 全コーナー制覇ですよ、アザゼルさん♪ | 2011年11月1日 | |
35 | 寂しい感じですよ、アザゼルさん…。 | 2011年11月8日 | |
36 | 一人でやってますよ、アザゼルさん…。(命名:小野坂さん) | 2011年11月15日 |
DJCD
- きいてますよ、アザゼルさん。(2011年7月6日発売 KICA-3140)
- 内容は神谷浩史(ベルゼブブ優一役)をゲストに招いての完全新規録りおろし。
脚注
- ^ 第1話で悪魔の力では幸せになれない事を語っている。
- ^ 自分勝手に悪魔を召喚して、グリモアの罰を受けた自業自得の岡田に対して「同情するよ」と述べ、旧知の仲であった陰光の葬儀に参列した際は、孫の光太郎に対して二度とこの世界に首を突っ込まないよう警告をした。
- ^ ただし、悪魔たちと一括りにする場合は「お前ら」と呼ぶ。
- ^ 祖父によりグリモアの読み方を教えられている。ただし、何に使うものかはアクタベが来るまで知らなかった。というより、なぜか思い出せなかった。
- ^ 見方次第では、グリモアの罰を未然に防いだ事、伯母の暴露と借金の事実による悪い思い出の消去、更に忠告を無視し悪魔使いとなった光太郎を自分の監視下に置くためとも考えられる。
- ^ ただし、自身の利害や気に食わないことが天秤にかかるとあっさり掌を返し、ベルゼブブからゴミのような男と評される。
- ^ 作者はTwitter上のつぶやきで2011年4月9日に「キヨコまただしたくなった」「キヨコ主役の回を描きます」とアニメを観て述べている。 またBD/DVD収録のオーディオコメンタリーで水島監督はキヨコを推している。
- ^ この趣味は久保の知り合いの知り合いの趣味がモデルとなっている。
- ^ しかし糞尿を食す反面、唾などは不快と感じているらしく、さくまやアザゼルが他の悪魔に唾を吐きかけられた際に「きったねえなあ」とこぼしていた。
- ^ その際は巨大なハエの姿となる。
- ^ ルシファーとの係争時に彼の職能に気がつくもアクタベへの報告が遅れる他、その性格志向をルシファーにも指摘されている。なお、暴食は七つの大罪における彼の司る罪。
- ^ 同じ学校に通っていたようで、原作第5話(アニメ第4話)でアザゼルがさくまから来たメールをごまかす際に「4組のモッさん」と言っている。
- ^ 彼はアクタベの能力で変化してはいない。
- ^ ただし、さくまの下着盗難と光太郎のエロ本&エロDVD盗難に関しては、アザゼルの態度や直前の「消えてもらうしかない」というモノローグからすると、逆にアザゼルがインキュバスを陥れようとして自爆した可能性が高い。
- ^ モロクのグリモアを手に入れた際、精算をせずにバーを出ており、むしろ犯罪を犯している。
- ^ さくまは原作第9話でベルゼブブに頭を出血するほどつつかれたり、第47話でアザゼルに尻をセクスカリバーで刺されたりしている。
- ^ たいていの場合、呼び出した悪魔と同じ生物(この場合はデフォルメした姿であり、例えばベヒモスならパンダ、アンダインなら魚)に変えられるが、関係ない虫などに変えられる場合もある。
- ^ さくまはカレーを作るのが得意であり、召喚後に作り始めている事もあるなど、この場合は「人間にとって価値のあるもの」の定義からは大きく外れている。
- ^ 放送では基本的にエンディングテーマは挿入されておらず、本編中にスタッフロールが流れている。
- ^ 劇中アニメ『ストロベリーマジック』の主題歌。第10話のエンディングとして挿入された。
- ^ ファロスとはギリシャ語で男性器