ウルトラマンサーガ
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『ウルトラマンサーガ』は、2012年3月24日に全国松竹系映画館にて公開予定の円谷プロダクション製作の特撮映画作品。
ウルトラマンサーガ | |
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監督 | おかひでき |
脚本 | 長谷川圭一 |
出演者 |
DAIGO(BREAKERZ) つるの剛士 杉浦太陽 秋元才加 梅田彩佳 宮澤佐江 増田有華 小林香菜 佐藤すみれ 島田晴香 |
音楽 | 原文雄 |
撮影 | 髙橋創 |
製作会社 | 「ウルトラマンサーガ」製作委員会 |
配給 | 松竹 |
公開 |
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製作国 |
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言語 | 日本語 |
前作 | ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国 |
キャッチコピーは「僕らにはまだ、輝く希望がある!!」
概要
本作は『ウルトラマンシリーズ45周年記念作品』第2弾として制作されている。
近年でも『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』でTVシリーズ最終回より約12年ぶりに登場して大怪獣バトルのZAP SPACYのメンバーや光の国のウルトラマンと共演し、2012年に15周年を迎えるウルトラマンダイナ、2011年で10周年を迎えたウルトラマンコスモス、そして最新ヒーローであるウルトラマンゼロを中心としたウルトラ戦士と怪獣軍団の決戦を描く。
コスモスが映画に登場するのは、『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE』以来9年ぶりであり、3月にウルトラシリーズの映画が公開されるのは、『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』以来12年ぶりになる。
当初は2011年冬に公開される予定だった。また企画時のタイトルは『ゼロ・ダイナ・コスモス ウルトラマンサーガ未来を抱きしめて』だった。
特徴
- ウルトラシリーズでは初となる3Dでの公開となる。2D版も同時公開予定。
- 近年のウルトラシリーズ作品では、『大決戦!超ウルトラ8兄弟』以来久々の地球が舞台(ゼロにとっては初)となり、久しく使用されていなかったミニチュア特撮も復活する。
- 主要キャストにおいては、映画初主演となるBREAKERZのDAIGOがゼロの新たな人間体となるタイガ・ノゾムを演じ、つるの剛士、杉浦太陽もそれぞれアスカ(ダイナ)、ムサシ(コスモス)役で出演。本作は事実上アスカを軸に物語が進んでいく。さらに黒部進、森次晃嗣、団時朗、高峰圭二、真夏竜も、それぞれのウルトラ兄弟役で出演する。
- アスカを含めた特捜チームスーパーGUTSのその後が描かれる。『ダイナ』当時のキャストが同じ役で出演するのは本作が初である。ムサシ役の杉浦太陽とは『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』以来10年振りの共演を果たした。
- ウルトラマンシリーズでは初の全員女性隊員の防衛チームであるチームUが登場し、隊員役に秋元才加、梅田彩佳、宮澤佐江、増田有華、小林香菜、佐藤すみれ、島田晴香のAKB48メンバー7人が出演する[1]。これまでのシリーズでは、『ダイナ』の「キティ小隊」や『ウルトラマンガイア』の「チームクロウ」のように、一部隊のメンバーが女性ばかりというのはあったが、(劇場版ではあるが)防衛チーム隊員全員が女性なのはこれが初めてである[2]。
- 敵側の主要キャラとして、強豪怪獣であるゼットンの新たな形態ハイパーゼットンが登場。また『帰ってきたウルトラマン』最終回でゼットンを操ったバット星人が本作においてもハイパーゼットンを操るボス的な役割で登場する(『帰マン』もまた2011年で40周年を迎えている)。
- 2011年11月25日と12月22日に発売のOV作品『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』は、本作とリンクしている。
ストーリー
光の国のウルトラ戦士と共にウルトラマンベリアルと戦った後、宇宙で旅を続けていたウルトラマンダイナは、ある次元の地球から助けを呼ぶ声を聞きつける。その地球にダイナ、コスモス、ゼロ、ウルトラ兄弟らが集結し、地球をある実験場にしようと企むバット星人が送り込むハイパーゼットンや怪獣軍団に立ち向かう。
登場人物
- タイガ・ノゾム(ウルトラマンゼロ)
- 本作の主要人物の一人。スーパーGUTSのルーキー隊員。その勇気ある行動に共感したゼロと一体化するも、ウルトラマンの力を素直に受け入れられず、ゼロへの変身を徹底的に拒む。
- アスカ・シン(ウルトラマンダイナ)
- 本作の主要人物の一人。かつてウルトラマンダイナとなって戦ったスーパーGUTSの隊員。TVシリーズの最終回において暗黒惑星グランスフィアを倒した後、その消滅に伴う重力崩壊から脱出できずにワームホールに呑みこまれ、生死不明となった。そのことから『ダイナ』の世界では「人類を守るため宇宙に消えた伝説の英雄」と称されている。本作はその後の物語を描くものとなっており(脚本は『ダイナ』最終回を担当した長谷川圭一)、人間ドラマとしては本作は事実上彼の物語となっている。
- 本作の舞台となる地球にはウルトラマンとして初めて現れ、後にやって来たタイガとムサシは伝説の英雄アスカがこの地球を訪れていたことを知って彼を探すことになる。
- 春野ムサシ(ウルトラマンコスモス)
- 本作の主要人物の一人。かつてウルトラマンコスモスと一体化して戦ったTEAM EYESの隊員。『コスモス』の世界では遊星ジュランへ保護した怪獣たちを移住させる夢を実現させていた。別の世界での危機を知り、再びコスモスと一体化する。
スーパーガッツ(S-GUTS)
アスカ・シンがかつて所属し、タイガ・ノゾムが所属する特捜チームで、『ダイナ』の世界における防衛チーム。各登場人物の詳細についてはスーパーGUTSメンバーを参照。現在は地球のみならず火星にも拠点をおき、かつてアスカと共に戦った以下の隊員たちは火星の前線部隊に所属し「スーパーGUTSマーズ」とも呼ばれる。
- ユミムラ・リョウ
- S-GUTSの隊長。かつてはアスカと共に隊員として戦った。破天荒なタイガに手を焼きつつもかつてのアスカの面影を感じ、アスカと同様の可能性を感じている。
- カリヤ・コウヘイ
- S-GUTSの副隊長。リョウと同じくかつては隊員であった。考古学に精通し、常に冷静。隊員時代に愛用していたTPCの備品のマグカップは今も変わらず使っているようである。
- ナカジマ・ツトム
- S-GUTSの科学班主任。リョウ・カリヤ同様かつては隊員であった。現在は闇に消えたアスカに追いつけるようにと時空移動を可能にするネオマキシマ新型機を開発中である。
地球平和連合TPC
『ダイナ』の世界における地球環境整備と宇宙開発を目的とするS-GUTSの上層組織。詳細は地球平和連合TPCを参照。
- ヒビキ・ゴウスケ
- TPCの総監で元S-GUTSの隊長。豪放磊落な性格で、隊長時代はアスカをはじめコウダ・リョウ・カリヤ・ナカジマ・マイのS-GUTSメンバーを厳しくも温かく鍛え見守った。現在はTPC総監として現S-GUTSメンバーを温かく見守ると同時に、伝説の英雄アスカが闇に消えた日を「アスカ記念日」として自ら祝っている。本作ではちょうど15回目の「アスカ記念日」を迎えることになる。
- コウダ・トシユキ
- TPC宇宙開発局参謀で元S-GUTSの副隊長。最初は隊員だったが、『ダイナ』中盤で副隊長に昇格。『ダイナ』ではアスカに「無茶だ」と言わせたこともあるほどの熱い性格の持ち主だったが、現在も宇宙開発局参謀という太陽系全てを統括する管理職にありながらその性格は変わっていないようである。
チームU
バット星人に侵略された地球における「最後の砦」となって子供たちを守る「地球防衛隊」の防衛チーム。
- アンナ
- 22歳。チームUのリーダー。抜群の運動神経を持ち、サワ・ミサトとともに戦闘班を務める。姉御肌で誰からも頼られているが、特にサワとは強い絆で結ばれている。チームUの医療担当のリーサを妹に持つ。防衛隊の中で女性隊長になるのは『ウルトラマンティガ』のGUTSのイルマ隊長以来である。
- サワ
- 20歳。男勝りで負けず嫌いなチームUの戦闘班メンバー。その能力は高く、特攻隊長を自称。危険を顧みない勇気ある行動で作戦を何度も成功に導く。アンナとの付き合いは長く、共に良き理解者である。
- ミサト
- 22歳。チームUの副リーダー。チーム随一といわれる戦闘知識を活かして作戦参謀的な役割を担う事も多い。その冷静沈着な性格から映し出されるクールな表情とは裏腹に、子供たちへの愛情は深い。
- ノンコ
- 19歳。チームUの整備班で各種装備のメンテナンスを担当している。整備工を営む家庭で機械に包まれて育った生まれながらの整備士。明るくおおらかな性格で、同じ整備班のマオミとはよいコンビである。
- リーサ
- 18歳。アンナの妹で、チームUの医療担当。一人の寂しさを知るがゆえ、暖かい眼差しで子供たちを見つめ、いつも笑顔を絶やさない心やさしき少女。
- マオミ
- 19歳。チームUの整備班でメガネがトレードマーク。ノンコと共に各種装備のメンテナンスを担当している。保育園を営む家庭に生まれた。
- ヒナ
- 18歳。チームUの通信オペレーター。チームUと行動を共にしている子供たちをいつかは親たちに会わせてあげたいと心から願い、通信を続けている。
登場メカニック・アイテム・その他用語
- Uローダー
- チームUが開発した対怪獣用戦闘マシン。戦闘機とロボットなど2つの形体に変形可能とされる。
登場ウルトラマン
ウルトラマンサーガ
- 身長:58メートル
- 体重:4万5000トン
- ゼロ・ダイナ・コスモスの三人の心が一つになって誕生した新たなウルトラ戦士。全身に輝く神秘的な光のオーラを纏う。
- ウルトラ戦士が合体して、新たなウルトラマンが登場するのはウルトラマンメビウスフェニックスブレイブ(映画での登場に絞ればウルトラマンレジェンド)以来である。
必殺技・武器
- サーガブレス
- サーガエフェクト
登場怪獣
怪獣兵器はハイパーゼットンから撃ち出されたスフィア細胞を核としている。
キャスト
- タイガ・ノゾム:DAIGO(BREAKERZ)
- 春野ムサシ / ウルトラマンコスモス(声):杉浦太陽
- アスカ・シン / ウルトラマンダイナ(声):つるの剛士
- アンナ:秋元才加[3]
- サワ:宮澤佐江[3]
- ミサト:梅田彩佳[3]
- ノンコ:増田有華[3]
- リーサ:佐藤すみれ[3]
- マオミ:小林香菜[3]
- ヒナ:島田晴香[3]
- ハヤタ・シン / ウルトラマン(声):黒部進
- モロボシ・ダン / ウルトラセブン(声):森次晃嗣
- 郷秀樹 / ウルトラマンジャック(声):団時朗
- 北斗星司 / ウルトラマンA(声):高峰圭二
- おおとりゲン / ウルトラマンレオ(声):真夏竜
- コウダ・トシユキ:布川敏和[4]
- ユミムラ・リョウ:斉藤りさ[4]
- カリヤ・コウヘイ:加瀬尊朗[4]
- ナカジマ・ツトム:小野寺丈[4]
- ヒビキ・ゴウスケ:木之元亮
声の出演
- ウルトラマンゼロ:宮野真守
スタッフ
脚注
出典
- ^ “AKB48から秋元才加、宮澤佐江ら7人が参加 ウルトラシリーズ初の女性地球防衛隊“チームU”誕生”. ORICON STYLE (2011年11月22日). 2011年11月22日閲覧。
- ^ “AKB48チームUだけじゃない! 女性だけの怪獣攻撃部隊は過去のウルトラマンシリーズにも登場していた!!”. リアルライブ (2011年11月30日). 2011年11月30日閲覧。
- ^ a b c d e f g AKB48のメンバー。
- ^ a b c d http://ameblo.jp/fucknfuckn/entry-11077013365.html
関連項目
- ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター - 本作に繋がる物語。