J研

J研(ジェイケン)は、携帯電話用着信メロディ投稿ウェブサイト。運営会社は株式会社ドリコム。

概要

2000年代初頭から運営され、その規模は日本最大である^[1]。投稿はパソコンからはもちろん、携帯電話からでも可能。
投稿できる着信メロディ（以下、着メロ）はYAMAHAのSMAF形式で、主にau、SoftBankが採用している音源である^[2]。
- DoCoMo向けに、着メロを録音して着うた形式にしたファイルも配信されている。
携帯電話から月額315円で会員登録すれば、着メロデータがダウンロードが可能になる^[3]。
JASRACのほか、イーライセンス、ジャパン・ライツ・クリアランス、ダイキサウンドなどの諸団体にも対応している。投稿されたデータは、内容の審査のうえ公開されるが、以下は公開不可能。
- どの団体にも信託されていない楽曲
- レコード会社専属楽曲(管理楽曲)
- 同一性保持権を侵害する恐れのあるもの
- 同一の投稿者が、同一曲をほぼ同一形式で複数曲投稿しようとした場合
- 原曲の音源（CDなど）が未発売の場合、一部を除き発売日までは非公開となる（メロコード直入力でのみアクセス可）
またこれらとは別に、著作権が消滅したクラシックや、投稿者が作曲したオリジナル曲・効果音などは、会員ならば無料でダウンロードできる場合もある。

J研＋ - SoftBankのみ提供。転送不可となる代わりに、ダウンロード数が無制限となる。

J研のアニ着 - J研投稿曲のうち、アニメ関連の着メロのみをダウンロードできる。

J研のクラシック - （以下、タイトルに記載されたジャンルの楽曲をダウンロードできる点はアニ着と同じ。）

J研の洋楽

J研のクラブサウンド

J研のオルゴール

J研の演歌･歌謡

J研の効果音

2008年に、携帯電話でSMAF形式40/64和音(MA-3/MA-5)の着メロを作成できるアプリ「J-KENケータイシーケンサー」を提供開始、PCを保有していないユーザーからの新規投稿の受付を開始した。
- 創立当初はSMAF形式の着メロを作成できるSoftBank携帯が多かったが、着うたの普及で減少、消滅し、PCでの着メロ作成が主流となっていた背景があった。

2009年、128和音(MA-7／SMAF)の着メロを作成できる上位版アプリ「モバイル音楽スタジオ」提供開始。
- 今まで128和音の着メロ作成はPC作成のみであったが、業界で初めて携帯での作成を可能にした。

期間内の着メロ被ダウンロード1件につき、1ポイント^[6]。

期間内に掲載された投稿作品1作品につき、50ポイント。

^ 2011年3月現在、約21万曲が投稿されている。
^ iPhoneや一部のスマートフォンには非対応。また、最新機種でも一部128和音に対応していないものがあるため、機種変更の際には確認が必要である。SMAFには対応しているものの和音数が対応していない着メロについては、DoCoMo向けと同様、録音した着うた形式で配信される。
^ 広告クリックでダウンロードできる「E-NO」と呼ばれるポイントも使用可能であったが、利用者の減少に伴い2010年に廃止された。
^ 本家のJ研でダウンロードした着メロはEメール添付や赤外線通信での転送が可能であるが、姉妹サイトではダウンロード無制限となる代わりに転送不可となっている。
^ 以前は再現度の高い投稿者に対して「ゴールドクリエーター」として王冠が表示されていたが、現在はなくなっている。
^ 期間内に月間投稿曲が5曲以上掲載されている場合、1.5ポイントとなる。
^ 当時着メロの著作権問題が叫ばれ、閉鎖するサイトと著作権整備をするサイトに分かれていた。
^ 2007年頃終了、URLは本家J研と統合された。
^ 不具合が多く、同年中に提供終了。

加筆項目が明らかな場合は{{Keitai-expand}}を利用して下さい。