BOØWY

日本のロックバンド (1981-1988)

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BOØWY(ボウイ)は、日本ロックバンド。80年代に活躍し、以降の日本の音楽界に大きな影響を与えた。

メンバー

解散時

途中脱退

  • 木村マモル(きむら まもる、ドラム)
  • 深沢和明(ふかさわ かずあき、サックス
  • 諸星アツシ(もろぼし あつし、ギター)

マネージャー

  • 土屋浩(つちや ひろし)

 ブルーフィルムというバンドで布袋とともに活動していた。BOØWYの5人目のメンバーといえる影の功労者である。

略歴

  • 1981年
    • 氷室京介、布袋寅泰、松井恒松、木村マモル、深沢和明、諸星アツシの6人によって「暴威」(ボウイ)を結成。同年、木村マモルが脱退し高橋まことが加入。
  • 1982年
    • 1月 バンド名を「BOØWY」に変更。
    • 3月21日 ビクター音楽産業より1stアルバム「MORAL」発売。
    • 10月9日 新宿LOFTでのライブを最後に深沢和明と諸星アツシが脱退。以後、氷室、布袋、松井、高橋の4人編成となる。
  • 1983年
    • 4月30日の新宿LOFTを皮切りとして、「AFROCKABILY LIVE」と題したシリーズGIGを展開。
    • プライベートオフィス「Ø-con' nection」設立。
    • 9月25日 徳間ジャパンより2ndアルバム「INSTANT LOVE」発売。
  • 1984年
    • 3月30日・31日 新宿LOFTで2DAYSライブを敢行(「BEAT EMOTION LOFT 2DAYS~すべてはけじめをつけてから~」)。ホール展開も視野に入れたバンドの飛躍へ向けた「けじめ」のライブであった。
    • 拠点を渋谷LIVE INNへ移し「BEAT EMOTION」と題したシリーズギグを行う。夏からは同名のタイトルで全国ツアーを展開。
    • ビーイング離脱後、東芝EMIへ移籍。
  • 1985年
    • 2月 ベルリン ハンザトン・スタジオでレコーディングを行う。
    • 3月12日 ロンドン マーキークラブ(MARQUEE CLUB)でGIGを行う。
    • 6月25日 渋谷公会堂で初の大ホール ワンマンコンサートを行う。
    • 6月21日 3rdアルバム「BOØWY」発売。
    • 9月6日 BOØWY'S BE AMBICIOUSツアー開始
  • 1986年
    • 3月1日 4thアルバム『JUST A HERO』発売。
    • 7月2日 「JUST A HERO TOUR 1986」最終日にて初の日本武道館公演。
    • 7月31日 武道館公演を収録したライブアルバム『"GIGS" JUST A HERO TOUR 1986』を限定発売。
    • 11月 5thアルバム『BEAT EMOTION』発売。
  • 1987年
    • 7月 横浜神戸の2箇所でデビュー以来の曲の大半を演奏するという4時間ライブ「CASE OF BOØWY」を開催。
    • 9月5日 6thアルバム『PSYCHOPATH』発売。
    • 9月16日 「BOØWY ROCK'N ROLL REVIEW DR.FEELMAN'S PSYCOPATHIC HEARTS CLUB BAND TOUR」開始
    • 12月24日 ツアー最終日渋谷公会堂でのライブをもって解散。
    • 12月25日 新聞各紙の広告スペースに解散メッセージが掲載される。
  • 1988年
    • 4月4日・5日 東京ドームにて「LAST GIGS」を行う。解散コンサートではなく、ファンのための再結成・同窓会だとメンバーは語った。

逸話

  • テレビ番組への出演は少なかった(ザ・ベストテンなどで1位を取っても)が、夜のヒットスタジオ、名古屋ローカルの歌番組5時SATマガジン中京テレビ)、いきなりフライデーナイトなどには数回出演した。夜のヒットスタジオの「ご対面シリーズ」では、氷室の初恋の女性を登場させて、氷室が喜び「さすがフジテレビだぜい!」としゃべるという微笑ましいシーンや、いきなりフライデーナイトではメンバーが酔っ払ったまま出演したこともあった。ちなみに、デビューして間もない頃に、ドラマ太陽にほえろ日本テレビ)に出演している。
  • 氷室は当初、“狂介”という芸名だったが、京都占い師に「“狂”という文字は絶対に使ってはいけません」と言われ、現在の“京介”に改名した。
  • 氷室はバンドを結成した当初は、英会話教材セールスマンをしていた事もある。営業成績も優秀だったらしい。
  • 布袋は本当は別のバンドに加入したかったが、地元で有名な不良少年の氷室が怖くて断りきれなかったと告白している。
  • 松井は、ロンドンへ行った際、帰りにデパートで土産物を買おうとしたが英語を全く喋れず、意地になって日本語を貫き通した。
  • 高橋が他の5人と初めて“NO.NEW YORK”を演奏した際、演奏開始のカウントがあまりにも大声だった為、松井が笑い出してしまい、演奏が中断してしまった。
  • デビューして間もない頃、九州で3万人規模のコンサートがあるという話を聞き出演の為に駆けつけたところ、それは村の夏祭りでギャラは村で収穫された野菜や酒だった。
  • 松井は高円寺にあった「ミント」という喫茶店のマスターをしていたが、店がバンドの連絡所も兼ねていたため、熱心なファンが通いつめたおかげで売り上げが上がらず潰れてしまった。
  • GLAYは彼らの影響を受けており、フジテレビのテレビ番組「LOVE LOVEあいしてる」でBOØWYの『B・BLUE』を演奏したこともある。(ちなみに、高橋がドラムで参加することも)
  • 『Marionette』のプロモーションビデオのアニメ・バージョンはガイナックスが制作した。
  • 日本テレビの番組『メリー・クリスマス・ショー』で吉川晃司とビートルズの『HELP!』をカバー。
  • BEAT EMOTION発売前にラジオで「次は売れる曲出します」と発言したが、その通りに売れた。

楽曲

代表曲

  • Dreamin'
ライブではよく「夢を見てる奴らに送ります」というMCを行い演奏が始まる。
  • ホンキー・トンキー・クレイジー
作詞/作曲:BOØWY。実際には作詞・作曲は氷室京介・布袋寅泰がほとんど行った。軽快なリズムで始まる曲。デキシーミッドナイトランナーズの「カモン・アイリーン」のメロディを逆になぞったらしい。
  • BAD FEELING
印象的なリフが有名。2005年に布袋がセルフカバー。
  • BABY ACTION
ライブでもよく行われる曲で、83年ごろから演奏されていた。
  • NO.NEW YORK
ラストライブ(LAST GIGS)最終日のアンコール最後を飾った曲。アルバム『MORAL』に収録した曲をシングル『BAD FEELING』のカップリングでリメイクした。
  • IMAGE DOWN
ライブで最も観客と一体になれる曲。初期のころはまったく違う歌詞であった。「かっこいいわねマリーの彼氏と」の出だしと「自慢じゃないけどいつでも私は」の出だしの二つのバージョンが存在する。
  • 1994-Label of complex-
布袋との親交が深かった吉川晃司が氷室とともにツインボーカルとして歌った。歌の掛け合いは布袋のギターとも絶妙に絡み合いスリリングな曲。2人の声が似ておりさらにアルバムではNoncreditであったために吉川参加を知らない人も多い。
  • わがままジュリエット
作詞/作曲:氷室京介。
  • B・BLUE
作詞:氷室京介、作曲:布袋寅泰。ラストライヴの第一曲目。当初は「TRUE BLUE」というタイトルだったが、同時期にマドンナの同名曲があった為「B・BLUE」に変更された。
  • WORKING MAN
松井恒松が作詞した数少ない作品で、ライブのときのダウンピッキングオンリーのベースプレイは圧巻である。
  • ONLY YOU
作詞:氷室京介、作曲:布袋寅泰。当時流産してしまった奥さんへ贈った曲といわれる。オリコン最高4位。アルバム「BEAT EMOTION」からシングルカットされた。
  • Marionette
作詞:氷室京介、作曲:布袋寅泰。最初で最後のオリコン1位。BOØWY絶頂期のナンバー。アルバム・バージョンとシングル・バージョンではミックスが異なる。ちなみに、バンド初期に演奏された同名の未発表曲があるが全く別の曲である。
  • CLOUDY HEART
作詞/作曲:氷室京介。氷室京介が昔同棲していた彼女との事について歌ったもの。ライブハウス時代の1983年頃から「ROCK'N ROLL」というタイトルで演奏されていた曲であるが、「CLOUDY HEART」というタイトルの名づけ親は、エンジニアのマイケル・ツィマリングであった。最初にアルバム「BOØWY」で発表され、後にシングル「季節が君だけを変える」のカップリングに収録する際にリテイクしている。ちなみに、アレンジの大きく異なる初期のバージョンは、ファンの間では「HEART TO HEART」と呼ばれ区別されている。
  • 季節が君だけを変える
作詞:氷室京介、作曲:布袋寅泰。唯一布袋が氷室の歌詞に駄目出しをした曲。シングル・バージョンはアルバム・バージョンにギターを重ねる、終奏がフェードアウトするなどのアレンジが施されている。

ライブで演奏された主な未発表曲

  • MIDNIGHT RUNNERS
  • NO PAIN
  • MARIONETTE
  • IN MY HEAD
  • YOU GATTA YOU
  • ONE TWO THE BEAT
  • Do You Wanna Dance?
  • DO THE AFROCKABILY
  • BOOGIE
  • ATOMIC CADILLAC
  • DAKARA PART II
  • SAD SUNSET(I don't wanna fade away)
  • MIDNIGHT DATE
  • TEDDYBOY MEMORIES

作品

シングル

タイトル 収録曲 発売日 最高順位 累計売上 レーベル
ホンキー・トンキー・クレイジー 1.HONKY TONKY CRAZY
2.“16”
1985年6月1日
1989年5月24日
11万枚 東芝EMI
BAD FEELING 1.BAD FEELING(RON SAINT GERMAIN MIX)
2.NO.NEW YORK(MICHEAL ZIMMERLING MIX)
3.OUR LAGUAGE
1985年8月22日
1989年5月24日
18万枚 東芝EMI
わがままジュリエット 1.WAGAMAMA JULIET
2.BEGINNING FROM ENDLESS
3.~GIVE IT TO ME(LIVE VERSION)
1986年2月1日
1989年5月24日
13万枚 東芝EMI
B・BLUE 1.B・BLUE(ビー・ブルー)
2.WORKING MAN
1986年9月29日
1989年5月24日
7位 23万枚 東芝EMI
ONLY YOU 1.ONLY YOU(オンリー・ユー)
2.B・BLUE(Live Version)
3.BABY ACTION(Live Version)
1987年4月6日
1989年5月24日
4位 21万枚 東芝EMI
Marionette -マリオネット- 1.Marionette-マリオネット-
2.ワイルド・ワン(THE WILD ONE)
1987年7月22日
1989年5月24日
1位 45万枚 東芝EMI
季節が君だけを変える 1.季節が君だけを変える
2.Cloudy Heart
1987年10月26日
1989年5月24日
4位 20万枚 東芝EMI
INSTANT LOVE 1.INSTANT LOVE
2.TEENAGE EMOTION
1988年3月25日 70位 0.8万枚 徳間ジャパン
OH! MY JULLY Part I 1.OH! MY JULLY Part I
2.OH! MY JULLY Part II
1988年3月25日 78位 0.5万枚 徳間ジャパン
MY HONEY 1.MY HONEY
2.LONDON GAME
1988年4月25日 徳間ジャパン
FUNNY-BOY 1.FUNNY-BOY
2.THIS MOMENT
1988年4月25日 徳間ジャパン
DAKARA 1.OUT!!
2.DAKARA
3.LET'S THINK
1989年2月21日 2位 14万枚 ビクター

アルバム

タイトル 種類 発売日 最高順位 累計売上 レーベル
MORAL オリジナル 1982年3月21日 ビクター
INSTANT LOVE オリジナル 1983年9月25日 徳間ジャパン
BOØWY オリジナル 1985年6月21日 62万枚 東芝EMI
JUST A HERO オリジナル 1986年3月1日 81万枚 東芝EMI
“GIGS”JUST A HERO TOUR 1986 ライブ 1986年8月22日 101万枚 東芝EMI
BEAT EMOTION オリジナル 1986年11月8日 1位 109万枚 東芝EMI
PSYCHOPATH オリジナル 1987年9月5日 1位 128万枚 東芝EMI
MORAL+3 オリジナル 1988年2月3日 東芝EMI
“LAST GIGS”
LIVE AT TOKYO DOME "BIG EGG" APRIL 4,5 1988
ライブ 1988年5月3日 1位 153万枚 東芝EMI
“SINGLES” ベスト 1988年12月24日 1位 172万枚 東芝EMI
ORCHESTRATION BOØWY コンピレーション 1989年8月9日 17位 2万枚 東芝EMI
BOØWY COMPLETE LIMITED EDITION 限定BOX 1991年12月24日 東芝EMI
BOØWY COMPLETE REQUIRED EDITION 限定BOX 1993年3月3日 東芝EMI
THIS BOØWY ベスト 1998年2月25日 1位 217万枚 東芝EMI
“GIGS”CASE OF BOØWY ライブ 2001年11月28日 3位 26万枚 東芝EMI
MORAL-TRANCE MIX コンピレーション 2002年1月23日 13位 4万枚 ビクター
BOØWY COMPLETE
21st CENTURY 20th ANNIVERSARY EDITION
限定BOX 2002年3月29日 14位 5万枚 東芝EMI
INSTANT LOVE HAMMER TRANCE コンピレーション 2002年8月21日 83位 0.4万枚 徳間ジャパン
BOØWY Tribute コンピレーション 2003年12月24日 25位 4万枚 FOR LIFE
BOØWY Respect コンピレーション 2003年12月24日 2万枚 FOR LIFE
GIGS at BUDOKAN
BEAT EMOTION ROCK'N ROLL CIRCUS TOUR
1986.11.11~1987.02.24
ライブ 2004年2月24日 7位 9万枚 東芝EMI

ビデオ

DVD

書籍

写真集

関連書籍

関連項目

  • 吉川晃司(当時のライブに参加したことあり。また1994にヴォーカルで参加)
  • 山下久美子
  • 佐久間正英
  • 松井五郎(サードアルバム等で作詞)
  • 松武秀樹(第4のYMOメンバーとして知られるプログラマー。アルバム『BEAT EMOTION』『PSYCHOPATH』参加)
  • 秋元康(奥田圭子の「プラスティック」の作詞者。作曲は氷室京介、編曲は布袋寅泰)
  • 山田邦子(ライブハウス時代からのファン。メンバーと対談したことも)
  • A.R.B.(BOØWY時代にヴォーカルの石橋凌と氷室京介が雑誌上で対談)
  • 大沢誉志幸(BOØWY時代に雑誌上で布袋寅泰と対談)
  • アースシェイカー(BOØWY時代にヴォーカルのマーシーと氷室京介が雑誌上で対談)
  • 鮎川誠(BOØWY時代に雑誌上で布袋寅泰と対談)
  • BUCK-TICK(同じ群馬出身の後輩にあたるバンド)

外部リンク