シュシュポッポ列車
シュシュポッポ列車 (puffer train) は、ライフゲームに出てくる繁殖型の1つ。移動するときに煙のように物体を残して自分自身は進んでいく。複数形では単にpuffersとも言う。
狭義では、最初に見つけられた、Bヘプトミノを軽量級宇宙船で護衛する形の機関車 (engine) によるパターン(後述)のことを指す。広義には、ライフゲームおよびセル・オートマトンにおいて一般に、物体を残しながら動くパターンをこう呼ぶ。
コンウェイが、際限なく成長するパターンが存在するならこのようなものであろう、とした2タイプのうちの1つで、もうひとつはグライダー銃である。
(日本語では、「汽車ポッポ」と呼ぶ場合もある。ただしスイッチ機関車のパターンを「汽車ポッポ」と呼んでいる文献もある)
Bヘプトミノによる機関車
この22ピクセルはどんどん煙を吐き出しその煙の部分は最初に出された部分を除き、1000単位時間ほど成長をする。しかし、最初に吐き出した部分はほかの部分とは違った変化をし、長い時間安定化せず、5533単位時間後にやっと安定化する。
この機関車に1台軽量級宇宙船を加えると尾スパークによって煙を消すことができ、そのパターンはエコロジスト (ecologist) と呼ばれる。また、もう1台軽量級宇宙船を加えると20単位時間ごとにグライダーを平行に打ち出すパターンになり、このパターンは宇宙の熊手 (space rake) と呼ばれる。
このパターンのような、宇宙船で護衛する方法のものは、移動の速さが光速の1/2である。
Tテトロミノによる機関車
この機関車は飛行機械 (flying machine) と呼ばれるものである。ただし、この機械は後ろに煙を若干出すものの、すぐに消えてしまう。これに重量級宇宙船を適切に配置すると尾スパークと干渉して次に挙げるものが生成できる。
その他の機関車
次のパターンは安定するとブロックを吐き出しながら進んでいくスイッチ機関車(block-laying switch engine)になる。前の節までのパターンは縦か横に動くが、これは斜め45度方向に動く。生存セル数最小の、繁殖型に成長するパターンでもある。