CSI:マイアミ
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『CSI:マイアミ』(シー・エス・アイ マイアミ) は2002年から2012年までCBSで放映されていたアメリカのテレビドラマ(海外ドラマ)シリーズ。日本では、BSチャンネルWOWOWとCSチャンネルAXNが放送している。CSI:科学捜査班からのスピンオフ作品であり、フロリダ州マイアミを舞台に、最新科学を駆使した鑑識捜査を用いて凶悪犯罪に挑む、マイアミ・デイド郡警察・科学捜査班(Crime Scene Investigation)の活躍を描く。
解説
製作総指揮はCSIシリーズ共通のジェリー・ブラッカイマー。主題歌は『CSI:科学捜査班』と同じザ・フーが歌う「無法の世界(原題: Won't Get Fooled Again)」。
『CSI:科学捜査班』第2シーズン第22話「ベガス-マイアミ合同捜査」において、ベガス署CSIチームが、ラスベガスで発生した強盗殺人・幼児誘拐事件の捜査にマイアミを訪れるエピソードで、マイアミCSIチームが登場。その後、正式な新シリーズとして放送開始。同様に、『CSI:マイアミ』第2シーズン第22話(「マイアミ-NY 合同捜査 / MIA/NYC - Nonstop」)には、さらに新たなスピンオフシリーズ『CSI:ニューヨーク』の登場人物が出演し、その顔見世の役割を果たした。第4シーズンではマイアミとニューヨークのクロスオーバーが行われ、双方のキャストが番組をまたぐ連続エピソードで競演した(マイアミ:第4シーズン第7話「NYからの使者 / Felony Flight」、ニューヨーク:第2シーズン第7話「再びの地、NY / Manhattan Manhunt」)。[1]
シリーズの特徴としては、マイアミという舞台の地理的な特色を生かした海上捜査、ヒスパニック系住民(キューバからの不法移民など)に関わる人種問題、エヴァグレーズ国立公園とそこに生息する凶暴な生物の存在(ワニ、ピューマ)などが挙げられる。
ラスベガス編(元祖『CSI:科学捜査班』)のCSI捜査官たちが科学者であるのに対し、本作およびニューヨーク編のCSI捜査官たちは拳銃を所持する、いわゆる刑事(定義の2を参照)である。そのため、両作ともラスベガス編に比べて銃撃戦などのアクション・シーンが多い。特にマイアミ編では、主人公格であるホレイショ・ケインの"元爆発物処理班"というキャラクターを上手く生かし、派手な炎上・爆破といった演出がよく用いられる。また、カーチェイスやボートチェイス、津波が描かれているエピソードもある。
その一方で、マイアミデイド署には技術の最先端ともいえる未来的な分析装置も備わっている。
2006年の視聴者数は全米で毎回約2000万人とされ、ロイター通信は"世界で最も視聴者の多いアメリカの番組 (the most-watched U.S. series around the world)"と報じた。
視聴率が低迷しているなどの理由から2012年に第10シーズンをもって打ち切りが決定した[2]。
撮影場所
主な撮影はカリフォルニア州マンハッタン・ビーチ市[3]および、その周辺で行われている。特に屋外撮影には、近辺のロングビーチやレドンドビーチもよく利用されており、少し離れたサンタモニカ市が利用されることもある。
マイアミデイド署のCSIラボの建物は、連邦航空局の信用協同組合ビル(ホーソーン市)である[1]。
しかし、マイアミ地域での撮影も皆無ではなく、ブラジル・ロケが行われたこともある。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
主要登場人物
マイアミデイド郡警察署CSIチーム
- ホレイショ・ケイン (Horatio Caine) / デヴィッド・カルーソ (声:石塚運昇)
- 1960年4月7日生まれ。マイアミCSIチームの主任。階級は警部補。
- マイアミ・デード郡警察爆発物処理班の出身で、その経験を生かし爆発物分析のエキスパートとしてCSIに異動後、当時主任だったメーガンの休職の穴を埋める形で昇格し、現在の地位に立った[4]。
- シリーズを重ねるにつれ、CSI捜査官という枠にとらわれず、1人の刑事として行動するようになってゆく。そのため他のメンバーと比べ、白衣姿や検査等を行うシーンが少ない。
- サングラスがトレードマークとなっており、印象的なセリフを言う度に、それをかけたりはずしたりするシーンが多い。そのサングラスはシーズン8の第1話でデルコがまだ車の運送業者だった時にデルコからもらったもの。偏光レンズにチタンのフレームの逸品。愛称は「H」だが、日本語版ではあまり使用されていない(日本語版では部下たちに"チーフ"と呼ばれているが、原語ではこの"H"やファーストネームの"ホレイショ"で呼ばれる)。
- 子供や女性などの弱者に対する限りない優しさと、犯罪者に対する徹底的なまでの冷酷さが同居する理想的な刑事であり、部下の信頼も厚い。しかしその性格から警察上層部や一部権力者には疎まれており、弟レイモンドの一件(後述)などもあって、密かに内部調査局の調査対象となっている。
- キューバ人の母親を麻薬密売人に殺害された過去を持っている為か、家族の存在を非常に大事にしている。だが自身はイェリーナをめぐる弟との微妙な関係のためか独身。その間、州検事のレベッカなど複数の女性と親密になりかけたが、家族となるには至らなかった。
- 第4シーズンで、デルコの姉マリソルとついに結婚に至るが、マリソルは入籍後間もなく、リアズの企みからマラノーチェによって射殺されてしまう。その決着編となる第5シーズン第1話は、シリーズ初のブラジルロケで描かれる印象的エピソードとなっている。
- 捜査用車両はハマーH2。自身の正義には盲目的なまでに忠実。犯罪者に対して罵詈雑言や皮肉を平然と言ってのける癖がある。更には、死刑囚の殺人鬼とはいえ棺の中に眠る男の死を喜び露骨に笑顔を浮かべたりもする。また、リアズ殺害の件でブラジルへ送られたときに、襲ってきたマラノーチェの残党を容赦なく射殺してきたこともある。
- 外国マフィアやテロリストからはマイアミ一厄介な相手と評され、命を狙われる事もあった。
- 日経BP社から刊行されたガイドブックによると、女性ファンが多く、人気投票では2位を獲得している。
- 吹き替えと原語での台詞の言葉遣いが極端に異なる。原語では部下にも『プリーズ』を使う程の慇懃な話し方。日本語版ではハードボイルドなキャラクターとなっている。
- カリー・デュケーン (Calleigh Duquesne) / エミリー・プロクター (声:宮島依里)
- 1974年2月28日生まれ。ルイジアナ州ダーネル出身。
- テュレーン大学で物理学の学位を取得。弾道分析を得意とする。過去に所属していたニューオーリンズ市警では"弾丸ガール(Bullet girl)"の異名をとった銃器のスペシャリストで、元カレもスナイパーだったりと相当なガンマニア。
- 南部出身で、その独特のファミリーネームには若干のコンプレックスがある模様。スペイン語が堪能で、ホレイショとはそれを生かした"ナイショ話"をするシーンがあった。
- 元保安官代理(現在は公選弁護人)の父親から銃の扱い方を教わる。親子仲は良いが、アルコール依存症の抜けない父にたびたび悩まされている。父に呼ばれる愛称はラムチョップ。
- 男運が無く、同僚の殺人課刑事ジョン・ヘイゲンとは恋仲だったが、第3シーズンで思わぬ形で彼と別れることになり、密かに想いを寄せていたエリオットはヘイゲンの横槍とはいえ他の女性と婚約していた。男運の悪さとヘイゲンの死のショックからCSIを離れることを考えるようになる。第5シーズンからはジェイクと恋仲になることになり当時、カリーに気があったデルコを振ることになる。しかし、第7シーズンで周囲には内緒で付き合うようになる。
- ホレイショに対し絶対的信頼を寄せ、彼の徹底的に真実を探求する孤高のスタンスを全力でアシストしている。
- エリック・デルコ (Eric Delko/Delektorsky) / アダム・ロドリゲス (声:シーズン1〜6 竹若拓磨 シーズン7〜 阪口周平)
- 1976年12月19日生まれ。
- マイアミ大学で化学の学位を取得。指紋、薬物などの分析を得意とする。また、前職はマイアミの運河に遺棄された盗難車の引揚・運搬業者だった為マイアミ中の水路に精通しており、水中捜査も一手に引き受けるアウトドア要員。車の運搬業者(FLAGLER TOWという会社)時代に引き揚げた乗用車から死体を発見し警察に通報。捜査に協力して手柄を上げた際にホレイショに観察眼を買われ、警察官になるよう熱烈にスカウトされた。
- 姓のデルコは「デレクトルスキー」の略称で、その名の通り亡命ロシア人の父と亡命キューバ人の母を持ち、3人の姉がいる。第4シーズンではその中の1人であるマリソルが登場したがマラノーチェに殺され、生き残った姉は2人に。陽気な性格のムードメーカー的存在だが、人の死や人種差別などに直面するとやや冷静さを欠く面もある。特に亡命キューバ人に対してはそれが顕著であり、第3シーズン第9話「危険な集団」では我を忘れ、トリップと言い争いになったことも。
- 第4シーズンで登場した姉マリソルとホレイショが結婚し、ホレイショと義理の兄弟関係となるが、姉マリソルは間もなく死亡。彼女の復讐のためにマフィア組織マラノーチェを追ってホレイショと共にブラジルへ向かった(第5シーズン第1話「リオの決闘」)。
- 第5シーズン第14話「心停止11分」で頭部に被弾し瀕死の重傷を負う。そのせいで記憶の一部を欠損するが、数週間後には現場復帰。
- 第7シーズンで自身のルーツを調べる内にロシアンマフィアに命を狙われるようになる。生まれた時の母の話は何度も聞いたが、聞く度に二転三転する事に疑問を持ち、更には自身の出生証明書が偽造である事に気づいたからだった。長い間、父は亡命ロシア人と聞かされてきたが、ホレイショの調査で実際はニューメキシコ出身のれっきとしたアメリカ人である事が判明する。父アレクサンダー・シャローバ(声:大塚周夫)はCIAに切り捨てられ、ロシアンマフィアに拾われた男だった。第7シーズンの最終回で父を救おうと彼と共に車で走り去り、シャローバだけが発見されデルコは行方不明になってしまう。
- 第8シーズン初回にて、エバ・グレーズから抜けだし横たわっている所を発見され、一命を取り留める。その後「内部調査」の必要もなくCSIに戻ることが出来たが、第5話にて詳しい理由を明かさぬまま、一時はCSIを退職。被告人の鑑定人となり、CSIと対峙することとなったが、第9シーズンで復帰する。
- カフェ・クバーノ(キューバ式コーヒー)を愛飲するが、スピードルには受けが悪かった。WOWOWで実施された『CSIイケメン捜査官ランキング』では3位に入る(セクシーポイントは「唇」)。
- ライアン・ウルフ (Ryan Wolfe) / ジョナサン・トーゴ (声:浪川大輔)
- 第3シーズン第3話「愛の奴隷」から登場。
- 階級は巡査。元はパトロール警官だったが、現場で出会ったホレイショに自らを売り込み、テスト代わりにカリーの父が起こした事件を解決し、スピードルの穴埋めとしてCSIチームに加入した(ホレイショの吹き替え担当の石塚は「(登場間もない頃は)初々しい」とコメントしている)。大半のエピソードは、カリーと事件を解決している。
- ボストン大学で生物学を専攻、働きながら遺伝学の修士も収めた努力家だが、優秀な分周囲の人間を省みない傾向が強く、その為にCSIラボの研究員ヴァレーラの停職処分を招いたりもした。神経症気味なところがあり、2丁携帯する拳銃のメンテナンスは常に徹底している。
- 第4シーズンではネイルガンにより目を大怪我する事態に陥ったが回復。デルコと破局したナタリアをデートに誘い、微妙な三角関係を作ったが、シーズン終盤の彼女のスパイ行為発覚により熱は一気に冷めた模様。
- 第5シーズンでギャンブル依存気味になり、それがもとの金銭トラブルでシーズン終盤にはCSIを解雇される(第5シーズン第22話「燃え尽きて」)。その後TV番組のコメンテーターになったが、警察が天職だと悟りすぐに復職を希望(同第23話「彷徨える狼」)。内部調査の監視下でラボに復帰する。
- 人使いが荒かったり棘のあることを言ったりするが、本人に悪気はない。マイナス思考な性分であり、心配してかけた言葉で仲間を傷つけてしまうことも少なくない。
- ナタリア・ボア・ヴィスタ (Natalia Boa Vista) / エヴァ・ラルー(声:藤貴子)
- 第4シーズンから登場したDNA分析官。デルコと付き合うも破局。当初はFBIのスパイとして潜入するも、CSIの不利益になることは何も報告せず、スパイとしては役に立たなかった。その後名実共にCSIの一員に。
- 第5シーズンからレギュラーとなり、捜査官として現場に赴く。別れた元夫が登場し職場関係をかき回されたり、DNA分析官のヴァレーラと微妙な三角関係を作ったりするが、その後事件に巻き込まれて元夫は死亡(第5シーズン第12話「愛憎の残骸」)。
- 第6シーズン後半から、銃を携帯できるようになった。
- ウォルター・シモンズ (Walter Simons) / オマー・ミラー (声:乃村健次)
- 第8シーズン第3話「ビーチショック」から登場。
- CSIの夜番として勤務していたが、第3話に昼番に異動しすぐにCSIメンバーと仲良く捜査しているが、レギュラー扱いになったのは第6話から。
- ノリが軽く普段は冗談を交えて会話をするが、捜査をする姿は一転して真剣。
- 非常にマイナーな分野の知識量も多い。
マイアミデイド郡警察署関係者
- フランク・トリップ (Frank Tripp) / レックス・リン (声:辻親八)
- 第1シーズン第16話「復元 不可解な音」から登場。
- マイアミデイド郡警察殺人課刑事。直情型に思えるが知恵も回り、CSIチームと共同で殺人の捜査をすることが多い。自らの起こした交通事故がきっかけで他の犯罪を発見したこともある。セミレギュラー的存在だったが、第4シーズンからはレギュラーとして登場。
- 第5シーズンで捜査中に地雷を踏んでしまうが、ホレイショがいち早く気づき事なきを得る。
- 同じく第5シーズンで車を買い換えたが、初登場エピソードで即事件に巻き込まれ、廃車に。直後、更に新たな車へと乗り換える。
- 第6シーズンから巡査部長に昇格する。
過去に登場した主要人物
- メーガン・ドナー (Megan Donner) / キム・デラニー (声:宮寺智子)
- マイアミCSIチーム元主任。DNA分析の専門家。ホレイショの前のチーフだったが、刑事だった夫が殉職し、その心の傷を癒す為に半年間休職。第1シーズン第1話「マイアミ上空 17秒間の惨劇」の飛行機墜落事件からCSIに復帰したが、そのブランクの為、後任のチーフであるホレイショとはしばしば衝突していた。夫の死からは立ち直ったかに見えたが、第1シーズン第11話「吸血の森」でやはり夫の死を忘れられないとして辞表を提出、CSIを去った(登場は第10話まで。第11話で辞表のみが届いたことをホレイショが述べる)。
- ティム・スピードル (Tim "Speed" Speedle) / ロリー・コクレーン (声:竹田雅則)
- 1973年6月24日生まれ。本名は「ティモシー・スピードル」。ニューヨーク州シラキュース出身。足跡の発見・分析を得意とする。フロリダ州立大学でアメリカンフットボールのクォーターバックとして活躍したが、怪我の為に断念、コロンビア大学で生物学の学位を取得し、CSIに加入した。愛称は「スピード」だが、ホレイショの場合と同様に日本語版ではあまり使用されていない。プライベートでは大型バイクを乗り回していた。デルコとはよくコンビを組んでおり、スピードルがデルコに「お前アホか」などと辛辣な言葉を浴びせることもあったが、決して仲は悪くない様子であった。
- 犯罪捜査には熱心かつ優秀だがそれ以外のことはあまり省みず、自信過剰も災いして失敗することも多い。特に銃器の手入れには無頓着で、その為にCSIの輸送車が襲撃された際に、銃の整備不良が原因で襲撃犯に応戦できず負傷してしまう。その際に自分と同じ車に乗っていた警官が射殺されてしまったのは自分の責任だとして、自責の念に駆られていた。ホレイショからさりげなく”銃の手入れセット”を渡された(スピードルは銃の整備不良のことはホレイショに話していなかったが、ホレイショはそのことを察していた)ものの、銃器の手入れに無頓着な姿勢が改まることはなかったらしく、ついには第3シーズン第1話「永遠の旅立ち」で被弾、彼自身も殉職してしまった。その後第6シーズンではデルコの幻覚として再登場し、犯人に繋がる証拠にデルコを導いた。
- イェリーナ・サラス (Yelina Salas) / ソフィア・ミロス (声:蓬莱照子)
- マイアミデイド郡警察殺人課刑事。ホレイショの弟の刑事レイモンド・ケインの妻であり、ホレイショにとっては義理の妹。レイモンドとの間に息子レイJr.がいる。夫レイモンドが麻薬取締局の潜入捜査の為に表面上殉職した後は、それを忘れるべく内部調査官のリック・ステットラーと付き合ったりしていたが、第3シーズン第24話「去りゆく者たち」で生きていたレイと再会。親子3人揃ってブラジル行きの飛行機に乗って飛び立っていった。
- 第5シーズン第1話「リオの決闘」で再登場し、マフィア組織マラノーチェの手により夫レイモンドを亡くす。その後、息子レイJr.と共にマイアミに戻り、私立探偵として働いている(同第22話「燃え尽きて」)。その際にイェリーナ自身が事件の容疑者のアリバイ作りに利用されてしまったこともあり、ホレイショから私立探偵の仕事は危険なのでやめた方がいいと忠告されていた。
- マリソル・デルコ・ケイン(Marisol Delko Caine)/アラナ・デ・ラ・ガーザ(声:根谷美智子)
- 第4シーズンに登場。エリック・デルコの3人の姉のうちの一人で末期の癌患者。闘病の痛みを弱めるために弟・エリックが売人からマリファナを購入し、そのせいで職場で窮地に立たされた彼を救うべくホレイショに助けを求める(第4シーズン第10話「運命の女」)。
- その後ホレイショと交際を始め、同第23話「二人の旅立ち」で結婚。しかし間もなくホレイショへの復讐をはかるマフィア組織マラノーチェによって射殺される(同第24・25話「止まった時間 前編・後編」)。彼女の復讐のためにホレイショとデルコはブラジルへ向かった(第5シーズン第1話「リオの決闘」)。
- 第1シーズン第9話「狙撃者 静なる殺し」でデルコが電話で会話しており(名前が出るのみ)、その場にいたスピードルはマリソルのことを「妹」と発言している(吹き替え版)。
- ジョン・ヘイゲン (John Hagen) / ホルト・マッカラニー
- マイアミデイド郡警察殺人課刑事。パートナーのレイモンドが汚職警官として死んだ(ことになっていた)ことから徐々に精神的に追い詰められる。カリーと付き合い始めて立ち直るかに見えたが、自らの関与した事件の証拠を手に入れた彼女を手にかけようとして果たせず、弾道検査室で自らの命を絶った。
- レイモンド・ケイン (Raymond Caine) / ディーン・ウィンタース
- 元マイアミデイド郡警察殺人課刑事。ホレイショの実の弟でイェリーナの夫。汚職事件を引き起こし殺されたと思われていたが、実際はDEA(Drug Enforcement Administration:麻薬取締局)の潜入捜査の為の偽装だった。生還の後、ホレイショの手引きで妻イェリーナ、息子レイJr.と再会。証人保護プログラムによりブラジルへと家族揃って旅立っていった。浮気相手のスーザンとの間にマディソンという隠し子がいる。第5シーズンでマラノーチェにより惨殺されてしまう。
- アレックス・ウッズ (Alexx Woods) / カンディ・アレキサンダー (声:弥永和子)
- 1960年8月13日生まれ。
- マイアミデイド郡警察検死官。ニューヨークで開業医を営んでいたが、検死官となりマイアミへ移って来た。死体に向かって話しかける癖があったが、第2シーズンからはあまり見られなくなった。
- エバーグレーズに出向いての検死ではひどい災難に2回も遭っており、二度と行きたくないと述べている。また、殺人犯に拉致されかけたり放射能に被爆しそうになったりした他、自分の子供が事件に巻き込まれかけた事もあり、他のCSIシリーズの検死官と比べると非常に不運な女性であるといえる。
- 既婚者であり、一男一女の母。
- 子供に対する性的犯罪を嫌悪しており、性犯罪者のビラを貼るなどの活動もしていた他、アルコール依存症の患者に対する取り組みも行っていた。
- 第6シーズン19話「モルグに別れを」で退職する。以降は近くの病院に勤めているらしく、第7・8シーズンにも再登場している。
- ジェイク・バークレー(Jake Berckley)/ ジョニー・ウィットワース(声:福田賢二)
- 第5シーズン第02話 「抹殺された男」から登場。銃器密売を企む凶悪なバイカー集団(en:Motorcycle gang)に潜入捜査中のATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)の覆面捜査官。後に捜査官として登場するようになり、カリーはジェイクと恋仲だったことが判明し、その後仲が深まりついには最終回ではキスまで交わしていた。ダンディだが自信家で高飛車なところもある。捜査活動では証拠を見逃すことも多く、ナタリアの元夫ニックが殺害された事件を捜査した際にはナタリアに一方的な疑いをかけ、ホレイショに注意されたことがある(第5シーズン「愛憎の残骸」)。また。潜入捜査中の行動についても、弟レイモンドの経験を元に、道を踏み外すことがないようにと警告されたこともあった。
- 第6シーズンからは、メンバーと一緒にいるシーンも見られた。しかし、リックに二人の交際が伝わってしまい、事実上カリーと職場をはなされ別れる羽目になった。
- その後は、再び潜入捜査官として行動していた。
- ダン・クーパー (Dan Cooper) / ブレンダン・フェア(声:横尾博之)
- CSIラボ、オーディオ・ヴィジュアル分析官の研究員。第4シーズンから登場。WOWOWで実施された「CSIイケメン捜査官ランキング」では候補外ながら票を集めてしまった。捜査官になりたがっていたが、殉職した「ティム・スピードル」名義のクレジットカードを使用しているところを、カリーとデルコに見つかってしまい詐欺罪で自首をすることになる(第6シーズン第4話「炎の幻影」)。その後カリーを逆恨みして、カリーの個人情報やCSIについて暴露するブログを作成。そのことが原因となりカリーは誘拐されてしまった(同第15話「リオの悪夢」)。
- タラ・プライス (Dr.Tara Price) / メガリン・エキカンウォーク (声:小清水亜美)
- 第7シーズン第2話「断末魔のマイアミビーチ」よりCSIチーム入りした検死官。勤務初日に現場検証することになって驚いていた様子だった。
- 事件には人一倍真剣に取り組んでいるようで、他のメンバーとは軽い雰囲気で会話をする。
- しかし、実は薬物中毒に陥っており、遺体の所持品やラボの証拠品(鎮痛剤のオキシコドン)を横領し、ジュリアへその濡れ衣を着せた事が発覚。ウルフの告発が発端となって逮捕された(第7シーズン第24話「別れのバラード」)。
- ジェシー・カルドーザ (Jesse Cardoza) / エディ・シブリアン (声:宮内敦士)
- 第8シーズン初回(第1話「バック・トゥ・ザ・マイアミ1997」)からデルコの回想として登場。かつてマイアミ・デイド署でホレイショと共に犯罪捜査をした経験がある。デイド署にCSIが設立される直前の時期(1997年)に、ロサンゼルスに異動した。デイド署を去る際に、CSIメンバーとなれる人員を探すホレイショに、当時セントピートの警官だったスピードルのことを紹介している。続く第2話「デイド署襲撃」にてCSI捜査官としてデイド署に復帰する。悪徳ファンドに騙された家庭持ちの男へ、内緒で住居付きの仕事を手配するなど、人情味のある男である。
- 第8シーズン最終回(第24話「皆殺しのメッセージ」)にて、ラボに放出された有毒ガスを吸い込んだ事により昏倒。翌シーズンの初回(第9シーズン第1話「別れのフリースロー」)において死亡が確認された。
サブキャラクター
- マクシーヌ・ヴァレーラ (Maxine Valera) / ボティ・アン・ブリス(声:杉本ゆう)
- CSIラボ、DNA分析担当の研究員。第2シーズンから登場。犯罪被害者のデータを誤って犯罪者のデータベースに記録してしまい、その責任を問われて停職していた。第4シーズンから復帰する。
- タイラー・イェンセン (Tyler Jensen) / ブライアン・ポス
- CSIラボ、マルチメディア分析担当の研究員。
- サム・ベルモンテス (Sam Belmontes) / クリスティアン・デ=ラ=フエンテ
- CSIラボ、科学分析担当の研究員。第1、2シーズンのみ登場。
- シンシア・ウェルズ (Cynthia Wells) / ブルック・ブルーム(声:小林ゆう)
- CSIラボ、文書鑑定担当の研究員。第2シーズンから登場。
- ジョセフ・カイル (Joseph Kayle) / レスリー・オーダムJr.
- CSIラボの研究員。第2シーズンから登場。
- アーロン・ピータース (Aaron Peters) / アルマンド・ヴァルデス・ケネディ
- CSIラボの研究員。第3シーズンから登場。
- アデル・セヴィーリア (Adelle Sevilla) / ワンダ・デ=ヘスース
- マイアミデイド郡警察殺人課刑事。ラテン系の血を引く女性刑事。第1シーズンのみ登場。
- トム・ローマン (Dr.Tom Roman) / クリスチャン・クレメンソン (声:坂本くんぺい)
- 第8シーズン第3話から登場するタラの後任の中年の検死官。CSIメンバーには陽気な態度で接している。
- デイヴ・ベントン (Dave Benton)/ ウェスリー・ラムジー (声:高岡瓶々)
- CSIラボのオーディオ担当研究員。顎鬚とポニーテールという研究員に似つかわしくないワイルドな外見が特徴。
- マイケル・トラヴァース (Michael Travers)/ クリストファー・レッドマン (声:斉藤康史)
- CSIラボで主に化学分析を担当する研究員。イギリス人で薀蓄が多い。その性格を他のCSIメンバーからからかわれることも多い。
- リック・ステットラー (Rick Stetler) / デイヴィッド・リー・スミス (声:堀之紀)
- マイアミデイド郡警察巡査部長⇒警部補(第8シーズン)。IAB(Internal Affairs Bureau:内部調査局)所属。レイを失ったイェリーナと付き合っていたが、暴力癖があった模様。ホレイショの存在が自身の昇進の妨げになっていたと逆恨みし、何かと幼稚な発言や行動で捜査妨害まがいの行為を繰り返す。第2シーズンから登場。第8シーズン第23話「木っ端微塵」にて証拠を盗んだ容疑で逮捕される。
- レベッカ・ネヴィンズ (Rebecca Nevins) / クリスティーナ・チャン(声:五十嵐麗)
- フロリダ州地方検事。ホレイショと付き合っていたが、とある事件での司法取引を巡って対立、ご破算となる。第8シーズン第23話「木っ端微塵」にて爆死する。
- ピーター・エリオット (Peter Elliott) / マイケル・B・シルヴァー
- FBIの金融部門担当特別捜査官。第2シーズンから登場。州検事の婚約者がいる。偽札事件を通じてカリーと知り合うが、ヘイゲンに「俺はカリーと結婚する」と指輪をちらつかされ、他の女性と婚約した。ところが、カリーに未練を残し、怪我をした折にERに婚約者が駆けつけるまで、そのことを黙っていた。第4シーズン第9話「顔のない奴ら」で婚約が発覚した。
- カイル・ハーモン(Kyle Harmon)/エヴァン・エリンソン(声:代永翼)
- シーズン6第第1話「我が息子」で登場、容疑者として浮かび上がってきたが、のちにホレイショの息子であることが判明。しかし誘拐事件に関与してしまい、第3話「大脱走」で刑務所に送られてしまうことになる。
- その後第6シーズン第13話「母の誘惑」で現れた彼の母ジュリアに引き取られる(カイルの裁判の際、被害者が行方不明になり、証拠不十分でカイルは釈放される)。
- ジュリアといることが危険だと悟ったホレイショによって、(スピード違反運転をして警察に拘束された際に)マイアミデイド郡のモルグでの仕事を与え、ジュリアから自立するようにし向けた。その後もそこで、検死の仕事を手伝えることになった。
- さらに、第8シーズンの時点では、陸軍に志願しアフガニスタンに派遣されている。
- 釈放された際、どちらの親と共に住むかと言うことで、ジュリアを選択したが、ホレイショのことも慕っている。
- ジュリア・ウィンストン(Julia Winston)/ エリザベス・バークレー(声:幸田直子)
- カイルの母親。資産家が銃殺された事件でホレイショと再会(当時はその資産家の妻だった)。
- その後、カイルと共に暮らすが仕事でも失敗し、後にホレイショに薬物中毒になっていると思われたためカイルと引き離される。度重なる出来事で精神が耗弱しているところもあり、カイルが働くモルグへ銃を持って襲撃し現行犯逮捕されてしまう。しかし、薬物中毒の疑いはタラの逮捕により晴れ、(勘違いで息子を引き離した事に対して後悔した)ホレイショが判事に彼女の自分のせいで犯してしまった罪を軽くするようにと頼み込んだ末、囚人生活を避けられる。
日本語製作版スタッフ
- 制作・著作 角川映画株式会社
- プロデューサー:
- 製作担当:吉田啓介
- ディレクター:本吉伊都子
- 調整:黒崎裕樹/奥村伸一郎
エピソードリスト
共同捜査
- シーズン2
- 第23話「マイアミ-NY合同捜査」で捜査をNYに広げたホレイショ・ケイン(デヴィッド・カルーソ)がマック・テイラー(ゲイリー・シニーズ)と合同で捜査を行う(TV未放送/DVD)。
- シーズン4
- 第7話「NYからの使者」でマック・テイラー(ゲイリー・シニーズ)が捜査の協力にマイアミにやってくる。
- CSI:NY シーズン2:第7話「再びの地、NY」に続く。デヴィッド・カルーソがゲスト出演。
放送局
初回放送
シーズン | CBS | WOWOW |
---|---|---|
シーズン 1 | 2002年9月23日 - 2003年5月19日 | 2003年10月7日 - 2004年4月6日 |
シーズン 2 | 2003年9月22日 - 2004年5月24日 | 2004年10月12日 - 2005年3月22日 |
シーズン 3 | 2004年9月20日 - 2005年5月23日 | 2005年秋 - 2006年春 |
シーズン 4 | 2005年9月19日 - 2006年5月22日 | 2006年秋 - 2007年春 |
シーズン 5 | 2006年9月18日 - 2007年5月14日 | 2007年秋 - 2008年春 |
シーズン 6 | 2007年9月24日 - 2008年5月19日 | 2008年10月11日 - 2009年3月14日 |
シーズン 7 | 2008年9月22日 - 2009年5月18日 | 2009年10月10日 - 2010年4月3日 |
シーズン 8 | 2009年9月21日 - 2010年5月24日 | 2010年10月16日 - 2011年4月1日 |
シーズン 9 | 2010年10月3日 - 2011年5月8日 | 2011年10月8日 - 2012年3月10日 |
シーズン 10 | 2011年9月25日 - 2012年4月8日 | 2012年10月6日 - |
その他の日本
- シーズン1
- シーズン2
- シーズン3 - 2007年10月5日から
- シーズン4 - 2008年4月3日から2008年9月25日
- シーズン5 - 2009年4月6日から2009年9月17日
- シーズン6 - 2010年4月6日から2011年1月18日
- シーズン7 - 2011年3月18日(2話先行放送)、2011年4月12日から2011年9月27日
- 第1シーズン~第7シーズン - 2011年10月21日から連続放送中
- シーズン8 - 2012年4月10日から
- シーズン1 - 2006年2月13日から2006年3月27日
- シーズン2 - 2006年3月28日から2006年5月16日
- シーズン3 - 2007年10月9日から2007年12月3日
- シーズン4 - 2007年12月4日から2008年2月6日[5]
- シーズン5 - 2010年10月4日から2010年12月1日(テレビ東京系列)
- シーズン6 - 2011年5月9日から2011年7月19日
- シーズン7 - 2011年7月25日から2011年10月25日
- シーズン8 - 2012年1月23日から2012年4月10日
- シーズン9 - 2013年1月7日から(予定)
- シーズン1 - 2006年7月3日から2006年12月18日
- シーズン1 - 2007年10月2日から2008年3月18日
- シーズン2 - 2008年3月25日から2008年9月3日
- シーズン1 - 2008年9月23日から2009年3月10日
- シーズン2 - 2009年4月8日から2009年10月14日
- シーズン3 - 2009年10月24日から
- シーズン4 - 2010年4月17日から2010年10月9日
- シーズン2 - 2008年9月28日から
- シーズン3
- シーズン4 - 2009年9月13日から2010年3月21日
- シーズン6 - 2012年3月12日から
- シーズン3 - 2009年12月9日から2010年6月23日
- シーズン4 - 2010年6月30日から2010年12月22日
- シーズン3 - 2009年10月9日から2010年4月2日
- シーズン4 - 2010年4月2日から2010年10月2日
- シーズン6 - 2012年12月21日から
- シーズン3 - 2010年1月8日から
- シーズン4 - 2010年から2011年
- シーズン1 - 2011年3月3日から2011年8月11日
- シーズン2 - 2011年8月18日から2012年2月9日
- シーズン3 - 2012年7月25日から2013年1月9日
- シーズン - 2013年1月16日から
オンライン配信
- 日本語版
「CSI:グレイブ・デンジャー」発売に合わせ、Yahoo! 動画において第2シーズン12話「全てを見ていた男」の無料配信が行われた (2007年8月16日~9月30日)。
その他
- オープニング映像
- 以下の方程式がキャストの名前にモーフィング変換される。
- 4y - 1 = 3b(Nh) → David Caruso
- 3a1 - X = (A9Xy) → Emily Procter
- 3b + N = 7bn1(6A) → Adam Rodriguez
- 2b + 4a = (7h)3XyNh → Khandi Alexander
- A1b + B2c = R4 → Kim Delaney
- (7b) = 6m + (3h) → Jonathan Togo
- (3h) + (7b) = 6 → Rory Cochrane
- 2b + 4a = (7h)3 → Eddie Cibrian
- ただし、オープニングにクレジットされるキャストでも名前がモーフィング変換されない者もいる。ソフィア・ミロス、レックス・リン、エヴァ・ラルー、メガリン・エキカンウォーク、オマー・ミラーなどが変換されない。
- ジョナサン・トーゴ(Jonathan Togo)のように、シーズンが進むにつれて通常表記のみからモーフィングに変更される場合もある一方で、エディ・シブリアン(Eddie Cibrian)のように初登場時からモーフィングが採用される場合もある。
- ホレイショ・ケインの名前の由来について
- ホレイショの母親は、その名をアメリカの作家ホレイショ・アルジャーから名付けた(CSI:科学捜査班第2シーズン第23話「ベガス-マイアミ合同捜査」)。
- "ホレイショ"という名は、ウィリアム・シェークスピアの『ハムレット』に登場する、世界最初のCSIであるとされる人物と同じである(第1シーズン第15話「最期の一週間」)。
- フルネームの"ホレイショ・ケイン"という名の元ネタは、イギリスのTVドラマシリーズ『The Avengers(邦題:おしゃれ(秘)探偵)』に登場する、ロンドンを核汚染で脅迫した犯罪組織の首領の名前から採られている。
- カメオ出演・ゲスト出演
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- ジェフ・コーウィン : ディスカバリー・チャンネル系の専門チャンネル、アニマル・プラネットの人気番組『ジェフ・コーウィンの好奇心』のホスト役として知られる。第2シーズン第4話「餌食」にて、デルコの旧知の動物研究者として実名で登場した。
- イグジビット : ウェストサイド系人気ラッパー。第2シーズン第22話「弾丸の狙い」にて、現実と同じく人気ラッパーの"10-LARGE"という役名で登場した。
- エリック・ロバーツ : ジュリア・ロバーツの実兄。第3シーズン第23話「殺人鬼養成講座」にて死刑囚として登場。最後の食事に「ピーナッツバターのサンドウィッチ」を頼むが、実はピーナッツアレルギーで自殺する。
- ショーン・コムズ : 「パフ・ダディ」および「P・ディディ」などの別名で知られるラッパー・音楽プロデューサー・実業家。第7シーズン第15話「テールランプの瞳」及び第16話「暗殺指令」にて、第15話における容疑者の弁護士として登場。第16話では一転して妻を目の前で殺される不幸に遭い、自らのプライドと葛藤しながら、最後はホレイショに協力するという、ストーリー上重要な役柄を演じた。
- キャストの降板について
-
- メーガン役のキム・デラニーの降板について、ホレイショ役のデヴィッド・カルーソは「彼女とはドラマ作りに必要なケミストリー(人間関係)を感じられなかった為である」(要するにカルーソを含む他のキャストやスタッフとウマが合わなかった為)と述べている。カルーソは出演俳優の中では最も大物であり、キャスティングにもある程度彼の意向が反映されると言われている。また、カルーソが過去に出演した人気TVドラマ『NYPDブルー』での、主演クラスであった自身の途中降板による紆余曲折の経験している為、現場でのこういった人間関係には非常に厳しい態度を取ったとも言われている。このデラニーの降板は突然のものだった為、脚本的にはかなり不自然な形での退場となってしまった。
- スピードル役のロリー・コクレーンについては、第2シーズン頃から撮影による拘束時間の長さと、役柄によるイメージの固定(いわゆるタイプキャスト)を嫌っており、再登場の可能性の無い形での降板を自ら望んだ為、第3シーズン第1話「永遠の旅立ち」での殉職という退場となった。だが、皮肉にも第6シーズンにて再登場を果たす。
- マイアミ・デイド郡警察について
- マイアミCSIチームが所属するマイアミ・デイド郡警察(MDPD)は「郡警察」である。マイアミを舞台とする他の作品との対比で言えば、TVドラマ『特捜刑事マイアミ・バイス』のヴァイス・スクワッドも同組織の隷下である。一方、映画『バッドボーイズ』『バッドボーイズ2バッド』のマーカス&マイクのコンビはマイアミ市警察の刑事であり、郡警察とは別組織である「市警察」に所属する。
DVD
- 日本語版
商品名 | コンプリートDVD BOX-1 | コンプリートDVD BOX-2 |
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CSI:マイアミ | 2005年9月21日 | 2005年10月19日 |
CSI:マイアミ2 | 2007年5月25日 | 2007年6月22日 |
CSI:マイアミ3 | 2007年11月22日 | 2007年12月21日 |
CSI:マイアミ4 | 2008年2月22日 | 2008年3月21日 |
CSI:マイアミ5 | 2008年12月5日 | 2009年1月9日 |
CSI:マイアミ6 | 2009年9月4日 | 2009年10月2日 |
CSI:マイアミ7 | 2010年6月11日 | 2010年7月9日 |
CSI:マイアミ8 | 2011年6月3日 | 2011年7月8日 |
脚注
- ^ CSIシリーズを含むジェリー・ブラッカイマー作品のクロスオーバーについては、クロスオーバー作品#ドラマ・コメディ作品も参照。
- ^ 米人気捜査ドラマ「CSI:マイアミ」が放送終了 : 映画ニュース - 映画.com
- ^ 『CSI:ニューヨーク』シーズン2 BOX1の特典映像より。
- ^ ただし、シーズン8第1話「バック・トゥ・ザ・マイアミ1997」では、デイド署に新設予定のCSIチームの初代チーフになるという設定になっている。これはメーガン・ドナー役のキム・デラニーがホレイショ役のデヴィッド・カルーソとの不仲によって降板したことから、あえて当初の設定を無視したとも考えられる。
- ^ シーズン4では放送の順番が一部変更された。理由は、ニューヨークとのクロスオーバー分放送のため。2008年2月6日に7話「NYからの使者」が放送され、その後2月12日のCSI:ニューヨークではそれに繋がる第2シーズン7話「再びの地、NY」が放送された。
外部リンク
- 米公式
- 日本公式