淵上誠

日本の元プロボクサー

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淵上 誠(ふちがみ まこと、1983年7月30日 - )は、日本のプロボクサー鹿児島県阿久根市脇本出身。鹿児島県立出水工業高等学校[1]。 第54代日本ミドル級王者。第43代・第44代OPBF東洋太平洋ミドル級王者。 八王子中屋ボクシングジム所属。

淵上誠 
基本情報
本名 淵上誠
通称 「薩摩コング」
階級 ミドル級
身長 180cm
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1983-07-30) 1983年7月30日(42歳)
出身地 鹿児島県阿久根市脇本
スタイル サウスポー
プロボクシング戦績
総試合数 27
勝ち 20
KO勝ち 11
敗け 7
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略歴

  • アマチュアボクシングでは12戦5勝7敗の戦績を上げ、上京しプロ入りを果たす。
  • 2004年6月12日 、鈴木典史(ピストン堀口)とのプロデビューを行い3RTKOで敗戦。
  • 2005年9月27日、 第62回東日本ミドル級新人王決定戦予選で、古川明裕(ワールド日立)に3RTKO負けを喫し初のKO負け。古川は、その後この期の新人王となった。
  • 9戦目2006年11月3日、 吉田真樹(新日本カスガ)を6R判定で降し、第63回東日本ミドル級新人王獲得。
  • 10戦目2006年12月17日全日本新人王決定戦で西軍代表の西日本新人王福森智史を6R判定で降し、第53回全日本ミドル級新人王獲得。
  • 12戦目2007年7月21日、日本ミドル級王者江口啓二(姫路木下)に挑戦し3-0の判定で敗れる。
  • 13戦目2007年11月14日、再起戦(対吉田真樹)を負傷判定勝ち。
  • 15戦目2008年10月8日、氏家福太郎(新日本木村)を8R判定で降し、最強後楽園ミドル級優勝日本タイトル挑戦権を獲得。
  • 16戦目2009年4月11日、江口に勝利し日本ミドル級王者となった鈴木哲也(新光)の大阪府立体育会館第一競技場で行われた初防衛戦に同級1位として挑戦。サウスポー同士の一戦となったが、1-2(95-97,96-95,95-96)の判定負けで王座獲得に失敗。
  • 17戦目2009年8月10日、再起戦(対岡田山金太郎)をKO勝ち。
  • 19戦目2010年4月26日、日本王座挑戦前哨戦として岳たかはし(川崎新田)とのサウスポー対決を制し、8R 3-0(76-75、77-75、77-75)の判定勝ちを収めた。
  • 20戦目2010年10月3日、日本ミドル級王者鈴木哲也に再度挑戦し、6RTKO勝ちで王座獲得。
  • 21戦目2011年2月4日、日本同級1位の氏家福太郎(新日本木村)との初防衛戦に8RTKO勝ち。
  • 22戦目2011年6月13日、日本同級7位田島秀哲(西遠)と2度目の防衛戦に5RTKO勝ち。
  • 23戦目2011年8月8日、日本同級6位細川貴之(六島)と3度目の防衛戦を6RTKO勝ち。
  • 24戦目2011年12月12日OPBF東洋太平洋ミドル級王者佐藤幸治(帝拳)との日本・OPBFミドル級王座統一戦に臨み、9RTKO勝ちで日本王座の4度目の防衛とOPBF王座の獲得に成功、日本王座とOPBF王座の統一に成功した[2]
  • 25戦目2012年4月9日、OPBF同級1位の郭 京錫との初防衛戦に10RTKO勝ち。
  • 26戦目2012年5月12日ウクライナキエフ州ブロヴァルィーのアイス・パレス“ターミナル”でゲンナジー・ゴロフキンカザフスタン)の持つWBA世界ミドル級王座とIBO世界ミドル級王座に挑戦するも、3回TKO負けを喫しWBA王座獲得に失敗すると共にIBO王座獲得にも失敗した[3]
  • 27戦目2012年10月12日日野市市民の森ふれあいホールにおいて自身の世界王座挑戦の為の王座返上に伴うOPBF東洋太平洋ミドル級王座決定戦でOPBF同級2位としてOPBF同級1位のマーロン・アルタ(フィリピン)と対戦する予定だったが、アルタが前日計量で300gの体重超過があり失格となった為、淵上が勝てば王座獲得、アルタが勝てば王座は空位となるという変則タイトルマッチとしてOPBF東洋太平洋ミドル級王座決定戦が行われ、試合序盤はアルタとの接近戦で手が出ず4回終了後の公開採点では1-2と淵上が劣勢だったが、5回から淵上が距離を置き、淵上の左の強打がアルタに決まり始め、序盤の劣勢を挽回し、逆に試合を優勢に進め、6回終了時にアルタが棄権を申し出た為、淵上が5ヵ月ぶりにOPBF王座に返り咲いた[4]
  • 28戦目2013年5月4日、後楽園ホールで日本スーパーウェルター級王者柴田明雄と初防衛戦を行う予定である。

全戦績

日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2004年6月12日 敗北 3R 2:46 TKO 鈴木典史   日本
(ピストン堀口)
プロデビュー戦
2 2004年9月18日 勝利 4R 判定3-0 佐藤圭   日本
(ワタナベ)
3 2005年2月7日 敗北 4R 判定0-3 斉藤豪   日本
(草加有沢)
4 2005年6月14日 勝利 2R 1:35 TKO 南大悟   日本
(オーキッドカワイ)
5 2005年9月27日 敗北 3R 2:56 TKO 古川明裕   日本
(ワールド日立)
6 2006年3月1日 勝利 4R 判定3-0 斉藤豪   日本
(草加有沢)
7 2006年4月26日 勝利 4R 判定3-0 吉田真樹   日本
(新日本カスガ)
8 2006年9月29日 勝利 4R 判定3-0 南大悟   日本
(オーキッドカワイ)
9 2006年11月3日 勝利 6R 判定3-0 吉田真樹   日本
(新日本カスガ)
東日本ミドル級新人王決定戦
10 2006年12月17日 勝利 6R 判定3-0 福森智史   日本
(正拳)
全日本ミドル級新人王決定戦
11 2007年3月17日 敗北 8R 判定0-3 小松学   日本
(ワタナベ)
12 2007年7月21日 敗北 10R 判定0-3 江口啓二   日本
(姫路木下)
日本ミドル級タイトルマッチ
13 2007年11月14日 勝利 5R 負傷判定3-0 吉田真樹   日本
(新日本カスガ)
14 2008年3月4日 勝利 7R 終了時 TKO 荒井(野人)操   日本
(草加有沢)
15 2008年10月8日 勝利 8R 判定3-0 氏家福太郎   日本
(新日本木村)
最強後楽園挑戦者決定戦
16 2009年4月11日 敗北 10R 判定1-2 鈴木哲也   日本
(進光)
日本ミドル級タイトルマッチ
17 2009年8月10日 勝利 8R 2:08 TKO 岡田山金太郎   日本
(オサム)
18 2009年10月23日 勝利 2R 1:40 TKO 平林隼人   日本
(横浜サクラ)
19 2010年4月26日 勝利 8R 判定3-0 岳たかはし   日本
(新田)
最強後楽園挑戦者決定戦
20 2010年10月3日 勝利 6R 0:54 TKO 鈴木哲也   日本
(進光)
日本ミドル級タイトルマッチ
21 2011年2月14日 勝利 8R 1:52 TKO 氏家福太郎   日本
(新日本木村)
日本王座防衛1
22 2011年6月13日 勝利 5R 終了時 TKO 田島秀哲   日本
(西遠)
日本王座防衛2
23 2011年8月8日 勝利 6R 2:07 TKO 細川貴之   日本
(六島)
日本王座防衛3
24 2011年12月12日 勝利 9R 1:26 TKO 佐藤幸治   日本
(帝拳)
日本・OPBFミドル級王座統一戦

/OPBF獲得・日本防衛4

25 2012年4月9日 勝利 10R 0:44 TKO 郭 京錫   韓国 OPBF王座防衛1
26 2012年5月12日 敗北 3R TKO ゲンナジー・ゴロフキン   カザフスタン
WBA・IBO世界ミドル級タイトルマッチ
27 2012年10月12日 勝利 6R終了 TKO マーロン・アルタ   フィリピン
OPBFミドル級王座決定戦
28 2013年5月4日 N/A N/A N/A 柴田明雄   日本
(ワタナベ)
OPBFミドル級タイトルマッチ
テンプレート

人物

  • ニックネームは「薩摩コング」 薩摩(鹿児島県)出身で好物がバナナなのとホームページ上でのあだ名はゴリラからだと思われる。
  • 地元酒造会社が淵上支援のため、上記ニックネームと同名焼酎をオリジナルラベルで売り出した。この売り上げのうち、100円は淵上の意向で東日本大震災の被災地募金に寄付する意向を示している。
  • 地元を大事にしており、アクネ大使に任命された[5]ほか、2009年からふるさと納税を続けている[6]
  • 上京後は日野自動車に入社し、勤務と練習を両立しつつ現在に至る[7]
  • 2011年7月7日にトライアスロン選手と結婚[8][7]

獲得タイトル

アマチュア獲得タイトル

  • 鹿児島県大会優勝。

プロ獲得タイトル

  • 2006年11月3日、第63回東日本ミドル級新人王獲得。
  • 2006年12月17日、第53回全日本ミドル級新人王獲得。
  • 2008年10月8日、最強後楽園ミドル級優勝。
  • 2010年10月3日、第54代日本ミドル級王座獲得(防衛4度後返上)。
  • 2011年12月12日、第43代OPBF東洋太平洋ミドル級王座獲得(防衛1度・世界挑戦の為返上)。
  • 2012年10月12日、第44代OPBF東洋太平洋ミドル級王座獲得(防衛0度)

脚注

関連項目

外部リンク

前王者
鈴木哲也
第54代日本ミドル級王者

2010年10月3日 - 2011年12月19日(返上)

空位
次タイトル獲得者
湯場忠志
前王者
佐藤幸治
第43代OPBF東洋太平洋ミドル級王者

2011年12月12日 - 2012年5月(返上)

空位
次タイトル獲得者
淵上誠
空位
前タイトル保持者
淵上誠
第44代OPBF東洋太平洋ミドル級王者

2012年10月12日 - 現在

次王者
N/A