ホンダ・CBR250RR

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ホンダ・CBR250RR(シービーアールにひゃくごじゅうダブルアール)とは本田技研工業がかつて製造販売していたCBRシリーズのオートバイである。

ホンダ・CBR250RR
基本情報
排気量クラス 普通自動二輪車
車体型式 MC22
エンジン MC14E型 249 cm3 4ストローク
内径×行程 / 圧縮比 48.5 mm × 33.8 mm / 11.5:1
最高出力 40ps/14,500rpm
最大トルク 2.4kg-m/11,500rpm
      詳細情報
製造国
製造期間 1990年 - 1994年
タイプ レーサーレプリカ
設計統括
デザイン
フレーム バックボーン
全長×全幅×全高 1975 mm × 675 mm × 1080 mm
ホイールベース 1345 mm
最低地上高 130 mm
シート高 735 mm
燃料供給装置 キャブレター (VP20)
始動方式
潤滑方式
駆動方式 カムギアトレーン
変速機 常時噛合式6段リターン
サスペンション テレスコピック式
スイングアーム式(プロリンク)
キャスター / トレール 24.0° / 89 mm
ブレーキ 油圧式ダブルディスク
油圧式ディスク
タイヤサイズ 110/70R17 54H
140/60R17 63H
最高速度
乗車定員 2人
燃料タンク容量 13 L
燃費 40.0 km/L
カラーバリエーション
本体価格
備考 スペックは1994年式(最終型)のもの
先代 ホンダ・CBR250R
後継
姉妹車 / OEM
同クラスの車 ヤマハ・FZR250
スズキ・GSX-R250
カワサキ・ZXR250
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概要

1989年に発売されたMC19型CBR250Rをフルモデルチェンジし、1990年3月19日に発売された。型式名MC22。通称『2ダボ』。

車両解説

ライダーの操縦技術を問わず高レベルの走りを楽しめる性能を目指し、高次元・ヒューマンフィッティングと呼称されるコンセプトに基づいて開発された。

エンジンはキャリーオーバーで引続きMC14E型とされたが、以下の改良を実施した。

  • キャブレターから燃焼室までのポート形状を新設計し一直線化
  • クランク廻りを高剛性化し中低速での扱いやすさが向上
  • レッドゾーンを19,000rpmに設定しエンジン保護のため19,500rpmで作動するレブリミッタを搭載

さらに車体関連ではMC19型から以下の改良を実施。

  • マス集中化を狙ったLCG[1]フレームを採用
  • 排気管の効率的配置を可能とするガルアームと呼称される新型スイングアームを採用
  • フロントフォークを高剛性化
  • 前輪ブレーキをダブルディスクブレーキ[2]

遍歴

  • 1990年3月19日発売
希望小売価格\599.000 販売目標22,000台/年
  • 同年6月・1991年1月カラーリング追加
  • 1992年5月28日マイナーチェンジ
カラーリングを変更
  • 1994年6月24日マイナ-チェンジ
バルブタイミングや排気管の構造を変更させ中低速域での出力向上を狙ったエンジン特性の変更を実施
  • 最高出力45ps/15,000rpm→40ps/14,500rpm
  • 最大トルク2.5kg-m/12,000rpm→2.4kg-m/11,500rpm
車体色をホンダ・CBR900RRのイメージを継承したトリコロール(ホワイト/レッド/ブルー)とメタリックレッドの2色を設定
希望小売価格\620.000 販売目標2,500台/年

脚注

  1. ^ Low Center of Gravity - 低重心という意味。
  2. ^ MC17型でダブルディスクを採用したもののMC19型ではローター大径化した上でのシングルディスクとされたが、本型式ではMC17型以上にローター大径化も行った上での制動力強化である。

関連項目

外部リンク