宇宙戦艦ヤマト2199
『宇宙戦艦ヤマト2199』(うちゅうせんかんヤマトにいいちきゅうきゅう)は、2012年に劇場先行公開およびビデオソフト先行発売、2013年4月7日よりMBS・TBS系列でテレビ放送中[1][2]のアニメーション作品。
| 宇宙戦艦ヤマト2199 | |
|---|---|
| ジャンル | SFアニメ |
| アニメ | |
| 原作 | 西﨑義展 |
| 総監督 | 出渕裕 |
| シリーズディレクター | 榎本明広(チーフディレクター) |
| シリーズ構成 | 出渕裕 |
| キャラクターデザイン | 結城信輝、山岡信一(ゲスト) |
| メカニックデザイン | 玉盛順一朗、石津泰志、山根公利、出渕裕 |
| 音楽 | 宮川泰、宮川彬良 |
| アニメーション制作 | XEBEC、AIC[注 1] |
| 製作 | 宇宙戦艦ヤマト2199製作委員会[注 2] |
| 放送局 | MBS・TBS系列[1][2] |
| 放送期間 | 2013年4月7日[1][2] - |
| 話数 | 全26話予定 |
| 漫画:宇宙戦艦ヤマト2199 | |
| 作者 | むらかわみちお |
| 出版社 | 角川書店 |
| 掲載誌 | ニュータイプエース |
| 発表号 | Vol.07 - |
| 発表期間 | 2012年3月10日 - |
| 巻数 | 既刊2巻 |
| ラジオ:YRAラジオヤマト | |
| 配信期間 | 2012年3月26日 - |
| 配信サイト | 音泉 |
| 配信回数 | 全26回予定 |
| DJ | 岬百合亜(声 - 内田彩) AU09 / アナライザー(声 - チョー) |
| 提供 | 宇宙戦艦ヤマト2199製作委員会 |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | アニメ |
| ポータル | アニメ |
概要
概説
本作は、1974年に読売テレビ製作・日本テレビ系列でテレビ放送され、社会現象と評されるに至った[注 3]『宇宙戦艦ヤマト』第1作(以降、「旧作」)を原典とする38年ぶりのリメイク作品であり、素材そのものは完全新作アニメーションとして制作される。
総監督に出渕裕、キャラクターデザインに結城信輝を起用し、アニメ制作はXEBECとAICが担当する[注 1]。音楽は、旧作を手掛けていた宮川泰の実子である宮川彬良が担当(詳細は#音楽を参照)。
本作はテレビシリーズとして製作され、テレビ放送に先駆けてYouTubeの松竹公式チャンネルをはじめ、インターネットの各所で本作のPVが公開されており[3]、2012年4月7日から全国10映画館で先行イベント上映も行われている[4]。また、それに並行して有料配信やビデオソフト販売が行われている[5][注 4]。なお、テレビ放送は当初2012年を予定していたが、2013年以降になることが発表され[6]、先行上映を経て2013年4月7日からの放送開始が決定した[1][2]。
企画・経緯
本作の企画は何度もの頓挫を経て、2007年後半に始動した。元々はアニメ映画『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』(2009年)や実写特撮映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(2010年)と3作品セットという方向で企画され、リメイク版の本作から先に公開するという話もあった[7]。しかし、諸般の事情により決定が遅れ、2010年9月に西﨑義展から原作の使用許諾が降りた。2011年春には正式にGOサインが出て、2012年から公開開始という形になった[7]。
当時はテレビアニメ版『地球へ…』の制作を担当していた南町奉行所や東京キッズが本作をリメイクすることになっており、同作の脚本に参加していた出渕裕が本作の監督として推薦された。『宇宙戦艦ヤマトIII』や『宇宙戦艦ヤマト 完結編』にメカニックデザイナーとして参加していた出渕は、旧作の本放送時からのファンであることを公言しており[注 5]、リメイクする場合のアイデアを何度も脳内シミュレーションしてきたが[7]、複雑化した権利関係[注 6]への懸念も持っていた。リメイクに際しては庵野秀明の監督下で彼の参謀に就きたいと思っていたため、自らへの監督就任依頼には考える部分もあったが、前者については依頼時点には解決の方向へ向かっていた上、後者については『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの総監督で手一杯となっていた庵野の状況を汲み、依頼を承諾した[8][注 7]。また、自らと同じく旧作に導かれてアニメ業界へ入った世代の同業者達へ声を掛けてスタッフを集め、旧作への愛と敬意を持って作業に当たった[9]。
その後、アニメ制作は『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』の制作に関わっていたXEBECやAICへ移管された。また、近年のデジタル制作に不可欠なCGについては『機動戦士ガンダム MS IGLOO』の制作に関わっていたSUNRISE D.I.D.が参加している。
監督を引き受けた出渕に対し、彼の周りからは本作を火中の栗に例えて危ぶむ声も出たが、4年以上の準備期間を経て陽の目を見ることとなった本作の出来について、出渕は2012年2月18日に開催されたイベント「『宇宙戦艦ヤマト2199』発進式〜俺たちのヤマトSP〜」で本編第1話の初公開を終えた後、最小公倍数や最大公約数に例えた満足や自負を述べている[10]。
タイトル決定までの仮タイトルは『新・宇宙戦艦ヤマト COSMO LORD 2199』(しん・うちゅうせんかんヤマト コスモ・ロード にいいちきゅうきゅう)だった[11]。また、生前の西﨑は制作にあたって4つの条件を出した他、出渕が提出した全体構成の草案にあたって3か所の駄目出しを行ったという[12]。
取捨選択・再構築
旧作の矛盾点を解消したり[10]、ストーリー展開のテンポなどを調整する[12]ため、さまざまな取捨選択や再構築が行われた。以下はその一部である。登場キャラクターのそれについては#登場キャラクター、登場メカのそれについては#登場メカもそれぞれ参照。
- ヤマトは戦艦大和の残骸からの改造ではなく、戦艦大和の残骸に偽装して建造[13]。
- 旧作で波動エンジンが設計図の届いた数日後には完成してヤマトへ取り付けられていたように見えていた展開[注 8]に論理付け[10](#イスカンダル人、#登場勢力・登場天体、#用語を参照)。
- ヤマト乗組員の所属名や階級を変更や細分化[13](#ヤマト乗組員を参照)。かつ、「大佐」「少尉」「軍曹」といった旧軍式の階級呼称を用いず、「一佐」「三尉」「宙曹」といった現代日本の自衛隊での階級呼称に準じた設定を敢えて採用している。
- 艦内勤務には3交代制ぐらいが必要なはずなのに森雪が複数のポジションを兼任するのには無理があるという考え[12]から、3交代制を設定[14]。それに伴い、旧作での雪の役割を分担する数人の新キャラクターが登場(#ヤマト乗組員を参照)。
- 大マゼラン星雲の呼称を、2012年の現実に倣って大マゼラン銀河へ改称。地球からの距離も、同様の理由で14万8千光年から16万8千光年へ変更[13]。
- 銀河系を旧作で描写されている渦巻銀河から現在推定されている棒渦巻銀河に変更。
- ガミラスが地球汚染に用いた物質を変更[10]。惑星改造についても、遊星爆弾での爆撃描写に加え、「ガミラスホーミング」という用語を設定[15](#用語を参照)。
- 旧作で肌が青くなかったシュルツやガンツに理由付け[10](#ガミラス人を参照)。
- 旧作では、政府の方針としてヤマトをイスカンダルに向かわせているため、反対勢力は存在しなかったが[注 9]、今作では政府も一枚岩ではなく、地球脱出計画(イズモ計画)推進派が存在し、ヤマトがイスカンダルへ行くことを良く思わない一派が存在している。
沿革
テレビでの単独特番については#特別番組、映画館での先行イベント上映については#先行上映、ビデオソフトなどの発売は#関連商品、他社などとのコラボレーションについては#コラボレーションをそれぞれ参照。
- 2011年
- 11月11日 - 『宇宙戦艦ヤマト』ポータルサイト「YAMATO CREW」に、「2011年11月12日午前8時、ヤマトクルーに集え!」との告知が掲載された[16]。
- 11月12日 - 情報解禁日。『機動戦士ガンダムUC episode4 重力の井戸の中で』のイベント上映開始直前に特報が公開され[17]、「YAMATO CREW」には総監督の出渕による決意表明[18]、アニメ評論家の氷川竜介によるイントロダクション[19]、そして本作の概要[20]が掲載された。また、それとは別に本作の公式サイトも開設された。
- 12月2日 - YouTubeの松竹公式チャンネルをはじめ、インターネットの各所でPV第1弾が公開された[3]。
- 12月9日 - 2012年2月18日によみうりホールでイベント「『宇宙戦艦ヤマト2199』発進式〜俺たちのヤマトSP〜」を開催することが発表された[21]。
- 2012年
- 1月25日 - オープニングアニメーションの絵コンテを庵野秀明が担当することが発表された[22]。
- 2月18日 - 「『宇宙戦艦ヤマト2199』発進式〜俺たちのヤマトSP〜」当日。本編第1話が初公開され[23]、オープニングテーマ共々第3話から用いられるオープニングアニメーション[24]も初公開された。また、オープニングテーマをささきいさおが担当すること[25]や、旧作からのリメイクに際して設定を再構築したこと[10][注 10]、前田建設ファンタジー営業部とのタイアップを行うこと(詳細は#コラボレーションを参照)がそれぞれ発表された。
- 2月21日 - 「『宇宙戦艦ヤマト2199』発進式〜俺たちのヤマトSP〜」の終盤で初公開されたPV第2弾が、インターネットでも公開された[26]。
- 2月28日 - 劇場先行公開・ネット配信・BD発売を同時進行することや、テレビ放送が2013年以降になることが発表された[6]。
- 3月2日 - NHKの『MAG・ネット』で、「『宇宙戦艦ヤマト2199』発進式〜俺たちのヤマトSP〜」が紹介された[27][注 11]。
- 3月8日 - TOKYO MXの『アニメTV』で、「『宇宙戦艦ヤマト2199』発進式〜俺たちのヤマトSP〜」が紹介された[28]。
- 3月25日 - 名古屋と大阪で、「『宇宙戦艦ヤマト2199』発進式〜俺たちのヤマトSP〜」の特別上映会が開催された。本編第1話が上映され、「『宇宙戦艦ヤマト2199』発進式〜俺たちのヤマトSP〜」のドキュメンタリー映像も上映された[29][注 10][注 12]。
- 3月30日 - 12:00に、バンダイチャンネルで第一章の冒頭約10分の先行無料配信が4月6日12:00までの期間限定で開始された[30][31]。
- 4月6日 - 『MAG・ネット』で、本作が紹介された。3月2日放送分とは違い、「『宇宙戦艦ヤマト2199』発進式〜俺たちのヤマトSP〜」のことだけではなく、PV第2弾へのインターネットにおける反響が紹介され、『宇宙戦艦ヤマト』シリーズへの世代を超えた反響が、『機動戦士ガンダム』や『新世紀エヴァンゲリオン』と併せ、ゲストの氷川によって解説された。また、本作のCG素材の制作風景や出渕へのインタビューなども紹介されている[32]。
- 4月27日 - 池袋サンシャイン噴水広場で、ささきいさおによるシングル「宇宙戦艦ヤマト / 真赤なスカーフ」発売記念ミニライブが開催された[33][34][35]。また、「YAMATO CREW」ではヤマトクループレミアム会員サービス開始に向け、無料会員登録者へ会報誌『宇宙戦艦ヤマト航海日誌』の創刊号 (Vol.0) の発送が開始された。
- 4月28日 - 幕張メッセでの「ニコニコ超会議2012」のランティス×バンダイビジュアルブースにて、出渕と内田彩による『YRAラジオヤマト』出張版「『宇宙戦艦ヤマト2199』スタッフ&キャストトークショー」が開催された[36]。
- 5月7日 - バンダイチャンネルで第一章の有料配信が開始された[37]。
- 5月19日 - 『機動戦士ガンダムUC episode5 黒いユニコーン』のイベント上映開始直前やロビーで、第二章のPVが公開された[38]。
- 5月25日・26日 - ヨドバシカメラマルチメディア秋葉原店で、第一章のBD・DVD購入者を対象とした抽選会が開催された[39][40]。また、25日には第二章のPVがインターネットでも公開された[41]。
- 6月20日 - 12:00に、ひかりTVとバンダイチャンネルで第二章の冒頭約9分の先行無料配信が6月29日12:00までの期間限定で開始された[31][42][43]。
- 7月12日 - フジテレビの『めざましテレビ』で、本作が紹介された[44]。
- 7月29日 - 幕張メッセでの「ワンフェス2012」にて、本作がブース出展された[45]。
- 7月30日 - バンダイチャンネルで第二章の有料配信が開始された[46]。
- 8月24日 - 第三章のPVがヤマトクルーで公開された[47]。
- 8月25日・26日 - 幕張メッセでの「キャラホビ2012」にて、本作がブース出展された[48]。
- 9月21日〜9月23日 - 京都市勧業館での「京都国際マンガ・アニメフェア」にて、本作がブース出展された[49]。
- 10月1日 - 12:00にバンダイチャンネルで、10月3日からひかりTVで第三章の冒頭約10分の先行無料配信が10月12日12:00までの期間限定で開始された[50]。
- 11月10日 - 舞浜アンフィシアターにて、『「宇宙戦艦ヤマト2199」ヤマト音楽団 大式典2012』が開催され、第11話が最先行上映された。
- 11月10日・11日 - 「第3回 にいがたアニメ・マンガフェスティバル」の一環として、ティ・ジョイ万代で本作の設定展&I.G展が開催され、第一章〜第三章が劇場上映された。
- 11月13日 - バンダイチャンネルで第三章の有料配信が開始された[51]。
- 11月24日 - 「電撃ホビーマガジン」2013年1月号に特別付録としてメカコレクション仕様の「コスモファルコン」が付き、ヤマトクルーから専用デカールが販売開始された[52]。
- 11月25日 - テレビ朝日の『題名のない音楽会』で宮川泰と『宇宙戦艦ヤマト』が特集され、宮川彬良とささきいさおが出演した[53]。
- 12月15日 - Youtubeの松竹公式チャンネルをはじめ、インターネットの各所で第四章のPVが公開された。
- 12月28日 - 0:00にひかりTVで、12:00にバンダイチャンネルで第四章の冒頭約10分の先行無料配信が2013年1月11日までの期間限定で開始された。
- 12月31日 - 新宿文化センターでの「アニソンキング」にて、「宇宙戦艦ヤマト」と「真赤なスカーフ」を歌唱したささきいさおが本作のテレビ放送開始が2013年であることを公表した[54]。
- 2013年
- 1月11日 - 公式サイトや報道各社にて、4月からMBS・TBS系列全国ネットの日曜午後5時枠でのテレビ放送決定が発表された[1][2]。
- 2月3日 - テレビアニメ版『マギ』第17話放送終了直後にて、テレビ放送決定CMが初放送された。
- 3月1日 - 新宿ピカデリーのロビーモニターにおいて、第五章の70秒版PVが先行ループ上映された。
- 3月2日 - 『機動戦士ガンダムUC episode6 宇宙と地球と』のイベント上映開始直前、第五章の70秒版PVが公開された。
- 3月8日 - 公式サイトやYoutubeの松竹公式チャンネルにおいて、第五章の70秒版PVが公開された。
- 3月15日 - 公式サイトが劇場上映情報ページとTV放送情報ページの2つに分けられ、総合トップから分岐する形にリニューアルされた。
- 3月27日 - 公式サイトやYoutubeの松竹公式チャンネルにおいて、第五章のロングバージョンPVが公開された。
- 3月29日 - ひかりTVとバンダイチャンネルで、第五章の冒頭約9分の先行無料配信が4月12日までの期間限定で開始された。
- 3月30日〜4月7日 - 「春満開MBSキャラまつり」にて5mヤマトの展示や加藤直之によるヤマトのライブペインティング(30・31日)等のイベントが行われた(5mヤマトとライブペインティング完成後のヤマトの展示のみは4月21日まで行われる)。沖田十三に扮した艦長服姿のらいよんチャンも登場した。
- 4月5日 - 東京エリアの一部地区の読売新聞と朝日新聞の朝刊宅配にて、「号外!!ヤマト2199オリジナル特大新聞」が配布された(内容は読売と朝日で別)。その他、4月5日・6日には秋葉原の「ヤマト2199TV化記念カウントダウンブース」にて、7日には「春満開MBSキャラまつり」にて読売と朝日からランダムに1部が配付された。また、8日にはヤマトクルーショップにてプレミアム会員限定で会員1人につき読売と朝日を2部まで送料のみで送付されるサービスが開始された。
- 4月7日 - テレビ放送開始。なお、現実の戦艦大和が撃沈された日でもある。
反響・紹介
旧作の劇場版公開後に創刊されたアニメ雑誌だけでなく、それ以外の類の雑誌でも紹介されている。
- 週刊アスキー秋葉原限定版
- アスキー・メディアワークスによる、PC・IT情報誌「週刊アスキー」の派生誌に当たる、秋葉原地区限定のフリーペーパー。2012年4月号のアニメ情報ページ「アニめも。」に2ページ見開きで本作を紹介。主要キャラクターや、ヤマトを中心に地球側メカを掲載[55]。
- 2012年6月号ではBD・DVD第1巻の発売に合わせて表紙を飾ると共に、「アニめも。」出張版として作品紹介と古代進役の小野大輔へのインタビューを2ページ見開きで掲載[56]。
- メガミマガジン
- 学研パブリッシングによる、旧作当時は存在していなかった美少女キャラクター雑誌。2012年5月号に「新生『ヤマト』は萌え度UP!」と題して紹介。森雪をはじめ女性陣の紹介記事や、結城信輝描き下ろしのヤマト艦内服に準えた水着姿の雪のピンナップを掲載[57]。
- 2012年9月号では雪と同様の水着姿の百合亜と真琴を掲載[58]。
- GoodsPress
- 徳間書店による、男性向けグッズ紹介雑誌。2012年5月号に「宇宙戦艦ヤマト 新たなる伝説」と題して紹介。旧作やその関連商品の紹介を交えながら本作の特集を掲載[59]。
- 週刊ポスト
- 小学館による、30代から40代の男性サラリーマン向け総合週刊誌。2012年4月13日号に「ヤマトを作った『陰の立役者』たち」と題して紹介。本作の紹介やスタッフへのインタビュー、「ヤマトが救う『現代の終末感』」と題した医学博士の吉田たかよしやお笑いタレントの天野ひろゆきへのインタビューなどを掲載。また、表紙や誌名にちなんで「週刊ヤマト」とロゴを綴り、結城信輝描き下ろしの森雪が描かれた裏表紙も掲載[60]。
- テレビブロス
- 東京ニュース通信社による、隔週刊テレビ番組情報誌。2012年5月26日号に全力特集「ヤマトついに発つッ!」と題して紹介。本作の紹介、古代進役の小野大輔と島大介役の鈴村健一のSP対談、出渕裕のロングインタビュー、ささきいさおのSPインタビューを掲載。表紙は結城信輝描き下ろしの沖田、古代、雪、ヤマト[61]。
ストーリー
それから遡ること8年前の2191年、地球人類は歴史上初めて地球外知的生命体と接触した。彼らの名は「ガミラス」。友好関係を築こうと試みた地球に対し、ガミラス側は一方的に戦端を開くと、情け容赦のない無差別攻撃を開始する。冥王星基地からの遊星爆弾を用いた爆撃により、人類は地下都市へと追いやられ、圧倒的な軍事力の差により、防衛艦隊も壊滅寸前となった。地球は遊星爆弾によって大地が干上がり、大気を汚染され、地下都市ではエネルギー不足・飢餓・暴動などが人々を苦しめていく。そして、地表を蝕む汚染は地下都市へも着実に進行し、人類絶滅まで約1年と迫っていた。
2199年1月、沖田十三提督率いる第一艦隊は、冥王星宙域でメ号作戦を開始した。その戦闘の最中、地球がアマテラスというコードネームで呼ぶ1隻の宇宙船が太陽系へ侵入していく。それを確認した沖田は司令部へ「アマノイワトヒラク」という暗号文を送り、司令部は「予定通り」という意味深な言葉を口にする。火星に待機していた古代進と島大介は墜落した宇宙船からカプセルを回収すると、撤退してきた宇宙戦艦キリシマに収容され地球へ帰還した。
帰還後、古代達を含む選抜メンバーが招集され、一部のメンバーは以前より進められてきた地球脱出を目的とするイズモ計画がついに発令されると予測する。しかしそこで発令されたのは、異星人の惑星イスカンダルに存在する汚染浄化システムを受け取りに行くことを目的とした、ヤマト計画だった。1年前、地球はイスカンダルから次元波動エンジンの技術供与を受け、恒星間航行用の宇宙戦艦「ヤマト」を建造していた。そして今回、アマテラスが新たにもたらした波動コアによって、ヤマトは真の完成を迎えたのである。
人類最後の希望を乗せ、ヤマトは1年という限りある時間の中、遙か16万8千光年彼方の大マゼラン銀河のイスカンダルへ、往復33万6千光年の旅に発進する。
登場キャラクター
リメイク作品という性質に加えて個別の項目が多数存在していることを踏まえ、旧作から引き続き登場する者については簡単な説明や旧作との差異を記述するに留め、詳細は個別の項目を参照するものとする。
設定の再構築に伴い、旧作で設定のみの存在だった者や続編から登場したために共演しなかった者などにも、本作では改めて設定が起こされ、本編へ登場している。なお、一部の人物の頭髪にはアホ毛が存在するが、これは2009年時点[注 13]における流行を踏まえ、総監督の出渕の反対を押し切る形で設定されたものである[13]。
サブキャラクターについての詳細は、宇宙戦艦ヤマトシリーズの登場人物一覧#宇宙戦艦ヤマト2199を参照。
地球人
旧作とは違って階級が明らかにされており、各ユニフォームには肩章が付いている。肩章は以下のように表される(表示は右肩)[注 14]。
- 宙将 - 「IIII(錨)」。提督でない宙将には「錨」マークが付かない。
- 一等宙佐(一佐)は「III〉」、二佐は「II〉」、三佐は「I〉」。
- 一等宙尉(一尉) - 「III」、二尉は「II」、三尉は「I」(以上、将官から尉官まで金線)。
- 准宙尉 - 「II」、宙曹[注 15]、宙士長は「I」(以上銀線)。
- 宙士は「線なし」[注 16]。
- 他に艦長以上の制服に肩章以外に階級を表す物として襟があり、提督クラスは赤い襟、戦艦・巡洋艦艦長クラスは緑色の襟、駆逐艦艦長クラスはオレンジの襟である。
ヤマト乗組員
本作では以下の艦内常装(ユニフォーム)である。建制順は不明。
- 戦術科[注 18] - 白地に赤のライン。スーツ・タイプと、ボトムスイン・タイプ(旧作仕様)の2種がある。
- 航海科[注 21] - 男子は白地に緑のライン、女子は黄緑地に黒のライン[62]。
- 技術科[注 22] - 男子が白地に青のライン、女子が青地に黒のライン。
- 機関科[注 23] - 白地にオレンジのライン。スーツ・タイプと、ボトムスイン・タイプ(旧作仕様)の2種がある。
- 船務科[注 24] - 黄色地、またはオレンジ地に黒のライン。
- 主計科[注 25] - オレンジ地に黒のライン。
- 衛生科[注 26] - 男子が水色地に黒のライン、女子がベージュピンク地に黒のライン、共に胸にMEDICマーク[注 27]。
- 保安部[注 28] - ライトグレー地に黒のライン。
また、上腕部の3本ラインには所属と大まかな階級と名前が入っている(第一章BD・DVD付属のオープニング絵コンテ集の表紙における古代進の場合、「TACTICS(戦術) / OFFICER(士官) / S.KODAI」。また、ヤマトクルーから発売されているクリアファイルに描かれた森雪の場合、「OPERATIONS(船務) / OFFICER / Y.MORI」と入っている)。
旧作において古代と島がヤマト乗艦前から矢印のユニフォームを着ていたり、『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』で徳川太助が乗艦後に矢印のユニフォームを着て「やっと着れた」と言っていたりとヤマト艦内・艦外でユニフォームの統一性がなかったが、今作においては錨マーク(旧作における矢印)の艦内常装はヤマト乗艦後と統一されている。
各部署の責任者が一部を除き20代前半(森雪は10代後半)と若いことについては、決定済みであった各部署責任者候補全員がヤマト完成直前の敵攻撃によって戦死したという理由付けがされている。
艦長の沖田により、必要に応じてヤマトのメインスタッフによる中央作戦室で会議が招集される。メ2号作戦までに2度招集されており、副長・技術長の真田、機関科より機関長の徳川、戦術科より戦術長の古代、砲雷長の南部、航空隊長の加藤、航海科より航海長の島、技術科より情報長の新見、船務科より船務長の森が両方とも参加。最初のワープ実験の前の会議では主計科より主計長の平田が、メ2号作戦前の会議では船務科より通信長の相原がそれぞれ参加している。
- 沖田十三(おきた じゅうぞう)
- 声 - 菅生隆之
- 艦長。2141年12月8日[注 29]生。57歳。血液型O型[63]。国連宇宙海軍・連合宇宙艦隊司令長官。階級は宙将(提督)。福島県出身。
- ガミラス人を悪魔と呼んで大いに憎んでいる。第7話の徳川の話によると沖田の息子は1年前に戦死している。第13話で遊星爆弾症候群による臓器不全のため、緊急手術を行っている。宇宙物理学博士号を持っており、老練な軍人と科学者という二面性を持つ。そのため、外宇宙へは軍人としてではなく、科学者として訪れたかったと思っていた。
- 古代進(こだい すすむ)
- 声 - 小野大輔
- 戦術科士官 / 戦術長。2178年7月7日[注 30]。生。20歳。階級は一尉(一等宙尉)。神奈川県出身。
- 本作では髪型(の立体的解釈)や年齢、ヤマト乗艦までの経緯が変更されている。物語序盤は島と共にメ号作戦でアマテラスを回収するためのウズメ要員として登場する。ヤマト乗艦前は第7航宙団空間戦術科所属の三等宙尉であったが、戦術長候補であった兄・守が戦死したために戦時特進して就任した[注 31]。
- 家族・親族に兄の守の他、父・剛(声 - 森田順平)、母・紀子(声 - 津田匠子)、おじ・芳雄(声 - 板取政明)、おば・真希(声 - 三浦綾乃)がいたが、遊星爆弾の攻撃で亡くなっている。熱血漢であった旧作とは対照的に冷静かつ落ち着いた性格に変更されており、家族の仇であるガミラス人のメルダに対しても友好関係を築けると信じ、解放を主張していた。
- 島大介(しま だいすけ)
- 声 - 鈴村健一
- 航海科士官 / 航海長。2178年8月15日[注 32]。生。20歳。血液型B型。階級は一尉(2月11日就任[注 33])。沖縄県那覇市出身。
- 本作では眉毛が細く、モミアゲも短く、古代より少し浅黒い肌色へ変更されている(弟の次郎も同様)。また、古代同様ヤマト乗艦までの経緯も変更されており、ヤマト乗艦前は第101航宙挺団航宙運用科所属の三等宙尉であったが、航海長候補がガミラスの空爆で戦死したため戦時特進して就任した。
- 父・大吾(だいご、声 - 宝亀克寿、階級は一佐)が最初のガミラスとの遭遇時に戦死したため、実家は弟の次郎(じろう、声 - 小松未可子)と母・紗香(さやか、声 - 三浦綾乃)との母子家庭となっている。
- 部下に太田の他、林繁(声 - 松本忍)、小浜禎(声 - 佐野康之)(共に階級は宙曹)がいる。
- 森雪(もり ゆき)
- 声 - 桑島法子
- 船務科士官 / 船務長。19歳。2180年12月24日生。階級は一尉。元、司令部所属(幕僚監部作戦部9課)。
- 本作では情報・電測・船体消磁・通信・暗号・航空管制・電子機器等を統括しており、第1艦橋で主任レーダー手も務める。旧作での生活班長(本作での主計長)や、看護婦[注 34](本作での衛生士)を兼任しておらず、それらの役割は玲や真琴などが分担している[12]。司令部所属時は古代、島同様に三等宙尉であった。
- また、事故かテロかは不明だが、ユリーシャと共に1年前に怪我を負ったために記憶喪失を起こし、それ以前の分は覚えていない状態で土方に保護されたという設定が追加されている(ユリーシャは意識不明の状態)。ヤマト乗艦前は、極東管区幕僚監査作戦部9課(ヤマト計画を立案した部署)所属。司令部で子供達へ地球の現状の説明を行う教室も担当していた。
- 家族に外務次官だった父・直之と母がいたが、1年前の件で亡くなっている。直之と土方が以前からの友人であったため、土方が雪を保護した[注 35]。
- 部下に相原、岬、西条の他、柏木紗香(声 - 杉浦奈保子)(階級は宙曹)がいる。
- 真田志郎(さなだ しろう)
- 声 - 大塚芳忠
- 技術科士官 / 技術長兼副長。29歳。階級は三佐(三等宙佐)。元、幕僚監部作戦部9課所属。長野県出身。
- 本作では眉毛が細めながらも明確に描かれており、モミアゲは顎の両端へ届くほど長く変更されている。古代守とは宇宙防衛大学時代からの友人であり、新見は後輩である。『中原中也詩集』[注 36]や萩原朔太郎の『帰郷者』と云った詩人の書籍を愛読している。性格は旧作より冷静沈着かつ無愛想に変更されており、古代からは「コンピューター人間」と評された。「YRAラジオヤマト」のリスナーであり、ラジオネーム「シロシンタ[64]」を使用して、「文学館」のコーナーに21世紀末の名作文学の「観測員9号の心」をリクエストしている。また、視聴には木製のアナログラジオ風のモノを使用している。
- 科学的な会話に夢中になることがあり、第15話でユリーシャに憑依された百合亜に波動砲の原理について尋ねられていたが、彼女の髪型が変わっていたことに気付いていなかった。
- 旧作では、四肢が義肢であったが本作でもそうなのかは、今のところ明らかにされていない。
- 徳川彦左衛門(とくがわ ひこざえもん)
- 声 - 麦人[注 37]
- 機関科士官 / 機関長。62歳。階級は三佐。元、戦艦キリシマ機関長。愛知県出身。
- 本作では地球に残っている家族が、長男の彦七(ひこしち、声 - 吉開清人)、次男の太助(たすけ、声 - 岡本信彦)、彦七の嫁の菊子(きくこ、声 - 三浦綾乃)、孫のアイ子[注 38](声 - 小松未可子[65])と設定されており、『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』で生じた矛盾は解消されている[注 39]。
- ヤマト乗艦の2か月後に退役の予定だったが、信頼する沖田のため、長男夫婦の反対を振り切ってヤマトへ乗艦する。
- 部下に山崎、薮の他、早乙女友治(声 - 菊本平)、崎山克典(声 - 茂木たかまさ)、嘉茂、吉田(階級は全員、宙曹)がいる。
- 南部康雄[注 40](なんぶ やすお)
- 声 - 赤羽根健治
- 戦術科士官 / 砲雷長。21歳。階級は二尉(二等宙尉)。元、司令部所属。東京都出身。司令部所属時は古代、島同様に三等宙尉であった。
- 本作では頭髪が短髪へ変更され、ヤマト建造に携わった南部重工の御曹子という設定が明確化された[注 41]。また、雪へほのかな思いを寄せている。
- 家族に父・康造(こうぞう、声 - 松本忍)、母・登紀子(ときこ、声 - 榊原奈緒子)がいる。
- 相原義一(あいはら よしかず)
- 声 - 國分和人
- 船務科士官 / 通信長。22歳。階級は三尉(三等宙尉)。岩手県出身。
- 本作では眉毛が細く、前髪が短く変更されている。また、名前の読みは旧作の企画書や『宇宙戦艦ヤマトIII』での「あいはら ぎいち」を廃し、旧作の本編や他作品での「あいはら よしかず」が用いられている。
- 太田健二郎(おおた けんじろう)
- 声 - 千葉優輝
- 航海科士官 / 気象長。21歳。階級は三尉。大阪府出身。
- 主に気象レーダーを担当。天体及び自然現象を観測する。
- 本作では逆立った髪型へ変更されている。また、頬のそばかすが明確化された。ヤマト艦内の女性陣に鼻の下を伸ばしたり、真琴を言い包めてメイド服を着させるなど、旧作よりムードメーカーとしての描写が多くなっている。
- 佐渡酒造(さど さけぞう)
- 声 - 千葉繁[注 42]
- 衛生科・衛生長 / 艦医。57歳。階級は二佐相当官(軍属)。元、中央大病院所属。新潟県出身。
- 本作では目の瞳や鼻の穴を明確に描かれた顔立ちへ変更されている。また、最初から沖田の主治医を務めており、土方の依頼を受諾してヤマトへ乗艦する[12]。
- カストリ酒でない特別純米清酒「美伊」(佐渡酒造製)という酒を愛飲している。愛猫のミーくんも登場するが、旧作同様にヤマトに乗艦せず、地球に残っている。
- 部下に真琴の他、男性衛生士・小宮聡(声 - 松本忍)と女性衛生士・笠原咲がいる。
- 榎本勇(えのもと いさみ)
- 声 - 藤原啓治
- 戦術科(甲板部)・掌帆長。先任伍長。36歳。階級は宙曹長。青森県出身。
- 甲板作業・船外作業全般を指揮する叩き上げのベテラン。ヤマト乗艦以前は古代と島の実技を指導する訓練教官だったが、現在の古代や島の方が階級が上であるため、彼らに対しては、時々冗談交じりで敬語を使って話す。
- 部下に運用員(第三格納庫)の遠山、岩田の他、甲板員の来島秀明(声 - 木島隆一)、佐伯功二(声 - 板取政明)、香田、土岐がいる。
- 新見薫(にいみ かおる)
- 声 - 久川綾[注 43]
- 技術科士官 / 情報長、心理カウンセラー。27歳。階級は一尉。京都府出身。
- ミディアム、下ぶち眼鏡、お姉さま的な魅力が特徴[66]。真田の後輩で、真田からは信頼されている。なお、稀に真田のことを「先生」と呼んでいる。心理学の博士号を所持しており、艦内で乗組員の心理カウンセリングも行っている。
- ヤマト計画の実現性が皆無に等しいと考え、人類を救える唯一の手段としてイズモ計画に傾倒する。芹沢からはイズモ計画に関する密命を受けており、沖田に対してヤマトが立ち寄る星系に居住可能な惑星がないか探査を進言していた。第16話で伊東と共に反乱を興すが、あくまでも人類を救いたい一心からのものであり、犠牲を厭わない伊東の行動には抵抗感を抱き続け、彼が島を殺そうとした際に耐えかねて防いでいる。結果的に反乱は失敗し拘束された。
- 宇宙防衛大学時代からメ号作戦直前まで、古代守と恋人関係であった。
- 山本玲(やまもと あきら)
- 声 - 田中理恵
- 主計科士官→戦術科士官 / 航空隊隊員。19歳。階級は三尉。火星アルカディアシティー出身のマーズノイド(火星人)。
- ショートヘアー(ヤマト乗艦前はセミロングであったが、乗艦に際して自分で切り落とした)、アホ毛、ミステリアスな雰囲気が特徴[67]。火星生まれの身体的特徴である紅瞳を持つ。旧作における雪の役割を分担する者の1人である[12]が、玲自身はパイロットとして戦死した兄の明生(あきお)[注 44]と同様に、航空隊を志願していた[注 45][注 46]。戦死した兄だけでなく、他の家族も全員ガミラスの攻撃で亡くしている。エンケラドゥスでの非常事態に乗じ、勝手に搭乗したコスモゼロでの戦闘技量を古代に認められ、航空隊への転属を果たす。名前は「レイ」とよく読み間違われるため、本人もその読み方を否定せずにいる。当初はほとんど感情を現さないクールな性格だったが、航空隊転属後は笑顔を見せたり、鼻歌を歌ったりするようになった。
- 肉親全員を奪っていったガミラスに対して、強い敵愾心を抱いている。ヤマトに成り行きで乗艦することになったメルダにも反感を抱いていたが、宇宙空間で戦闘機同士による決闘を行ったことで、わだかまりを解消した[注 47]。
- 兄の形見のペンダント[注 48]を常に首から下げている。艦内服の下に付けているために当初は見えなかったが、次元断層の一件以後、艦内服のファスナーを胸元まで開けているために見えるようになっている。
- 古代に対しては自分のパイロットの腕を認めてくれた上官であることと、自分と同じくガミラスによって家族を失ったという点から特別な思いを抱いているが、当の古代からは気付かれていない。
- 原田真琴(はらだ まこと)
- 声 - 佐藤利奈
- 衛生科 / 衛生士。21歳。階級は宙曹相当士[注 49](軍属)。元、中央大病院所属。秋田県出身。
- ボブカット、アホ毛、巨乳、おっちょこちょいが特徴[68]。旧作における雪の役割を分担する者の1人であり[12]、佐渡と共にヤマトへ乗艦する。
- 酒癖が悪く絡み上戸であるが、衛生士としての使命感は強く、第4話では敵の治療も行おうとしていた。真琴と百合亜の私室は同部屋である[69]。就寝時は、基本的に下着姿である。
- エンケラドゥスでの戦闘において航空隊に救われて以来、加藤を慕っている[注 50]。第10話頃までは敬語で話していたが、第15話の頃にはかなり親しくなっており、口調もフランクになっている。
- 岬百合亜(みさき ゆりあ)
- 声 - 内田彩
- 船務科士官候補生。17歳。階級は准尉(准宙尉)[注 51]。
- ツインテール、霊感体質、ロリっぽい雰囲気が特徴[70]。旧作における雪の役割を分担する者の1人であり[12]、第一艦橋で彼女の交代要員を務める。また、第三章からは艦内ラジオ番組『YRAラジオヤマト』を始める[注 52]。
- ヤマト艦内では不可思議な体験を度々しており、第14話以降はユリーシャに憑依されている。そのため、百合亜としての記憶が飛び飛びになっており、『YRAラジオヤマト』の放送も休止している。
- 就寝時は、基本的にパジャマ姿である。また髪型に関して、普段は上述のとおり髪を逆三角形状に3つの穴が開いた髪留めで留めたツインテールだが、ユリーシャの意識が表面に出てきているときは髪留めを外しセミロング状態になっている[注 53]。
- 加藤三郎(かとう さぶろう)
- 声 - 細谷佳正
- 戦術科士官 / 航空隊長。23歳。階級は二尉。北海道出身。
- 本作では髪型が丸刈りへ変更されており、左眉上に傷がある。旧作に比べ直情的な性格となっており、ロッカーや壁をしょっちゅう殴るので右手をよく怪我している。実家がお寺という設定も追加されており、しばしば般若心経を暗唱する。家族に父であり、実家の寺の住職でもある加藤一徹がいる。酒が飲めないらしい。
- 部下に篠原、山本の他、杉山(声 - 菊本平、メ2号作戦で戦死)、根本(声 - 板取政明)、西川淳(声 - 吉開清人、第五章では寸石和弘)、小橋(声 - 菅原雅芳)、袴田邦彦(声 - 佳月大人、第五章では 中西としはる)[注 54]、沢村翔(声 - 近木裕哉)、五十嵐、大工原、田熊がいる(階級は全員、三尉)。
- 篠原弘樹(しのはら ひろき)
- 声 - 平川大輔
- 戦術科士官 / 航空隊副隊長。24歳。階級は三尉。栃木県出身。
- ロングヘアの新キャラクターであり、立場は旧作の山本明[注 55]に相当する[注 56]。父親を遊星爆弾の第一波で亡くしている。
- 乗機のSIDに「ナビ子」という名前を付けて可愛がったりなど、外見や言動から軽い感じに見えるが、芯は一本筋が通っており、赤道祭において自分の境遇を語ってまでして加藤に父親との交信を促したり、戦闘機損失の責任を重く感じている山本に対し「お前が無事だってことの方が大切」と言ったり等、細かい気配りもできる青年。
- 狭い格納庫内において、突然のアクシデントでバランスを大きく崩した100式偵察機をうまく停止させる等、かなりの操縦技術を持つ。
- 山本の兄・明生の航空技術に憧れており、第18話の亜空間ゲートを抜けてバラン星宙域偵察時には明生の機体・343航空団4偵のコールサイン「ソードスリー」を使っていた。
- 山崎奨(やまざき すすむ)
- 声 - 土田大
- 機関科士官 / 応急長。45歳。階級は二尉。元、巡洋艦ムラサメ機関長。熊本県出身。
- 名前の読みは『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』から『宇宙戦艦ヤマト 完結編』までに混在していた「やまざき しょう」を廃し、「やまざき すすむ」が用いられている。沖田のことを「沖田のオヤジ」と呼んでいる。
- 元々は島の父親である島大吾の部下であり、大吾が指揮していた巡洋艦ムラサメの唯一の生存者。それゆえにガミラスとのファーストコンタクトの真相を知っており、後に島に打ち明けた。
- 薮助治(やぶ すけじ)
- 声 - チョー
- 機関科員 / 機関士。33歳。階級は一曹(一等宙曹)。元、戦艦キリシマ機関士。三重県出身。
- 名前の読みは旧作での「やぶ すけはる」から、「やぶ すけじ」へ変更されている[注 57]。家族はいない。
- 第16話で、同じく機関科員の早乙女、崎山とともにイズモ計画派に同調し、反乱に加わっている。
- 平田一(ひらた はじめ)
- 声 - 伊勢文秀
- 主計科士官 / 主計長。23歳。階級は一尉。元、戦艦キリシマ乗組員。長崎県出身[注 58]。
- 本作では『宇宙戦艦ヤマトIII』での設定が反映されており、旧シリーズ同様に古代、島の同期である。赤道祭の時に、転属前までは部下であった山本に、古代と同期であることを話し、嫌になったら帰ってこいなどと元部下を気遣っていた。
- 虫嫌いである。
- 伊東真也(いとう しんや)
- 声 - 関俊彦[注 43]
- 保安部士官 / 保安部長。28歳。階級は二尉。元、情報部所属。滋賀県出身。
- ヤマトの警備・警務・保安面を統括する。ほぼ糸目で笑みを浮かべ、一見飄々とした態度で立ち回っているが、常に人を見下す態度が目立つ冷酷かつ陰険な性格。また、新見に対してはセクハラまがいのなれなれしさを見せる。
- オルタが分析室から抜け出した際には、「機械に心はない」と断言して問答無用で破壊しようとし、真田に「君に心があるのかどうかさえ分からない」「ただ人間らしく振舞っているだけなのかもしれない」などと言われ、真田やアナライザーと少なからず対立を生んだ。
- 理由は不明だが、異星人に対して並々ならぬ不信感を抱いており、メルダと古代に対しても「異星人と信頼関係など幻想」と嘲笑していた。イスカンダル人のことも全く信用していないらしく、「ガミラスと同じ穴の狢」と言っている。
- 第13話においては、敵襲のさなか沖田が倒れて緊急手術になった際にもひそかに笑みを浮かべていた。また、第16話の言動より、女性蔑視で女嫌い[注 59]である。
- 第16話でイズモ計画に基づき、新見と共に島を首謀者に反乱を興す[注 60]が、星名と彼に協力していた島の機転で失敗に終わり拘束された。
- 反乱を興した保安部員たちの多くが殺人までは考えていなかった中、彼だけは目的のためには手段を選ばず、真田をヤマト計画派による反乱の犠牲、沖田を持病の悪化に見せかけて謀殺することを考えており、ビーメラ4に上陸した調査隊も置き去りにしようとした。さらには味方であるはずの島や新見ですら、自身の行動に異議を唱えられると容赦なく殺そうとしていた。
- 星名透(ほしな とおる)
- 声 - 高城元気
- 保安部員。18歳。階級は准尉。元、戦略作戦部6課所属。東京都出身。
- 人当たりが良く、伊東の信頼も厚い若き保安部員。百合亜に気があるらしく、近くにいることが多い。
- 「伊東の腰巾着」などと揶揄されることもあるが、実は藤堂長官の直属の部下で、イズモ計画派・反ヤマト計画派を内偵・監視しており、第16話では伊東に従うふりをして首謀者に祭り上げられた島大介と接触し、島とともにイズモ計画派の反乱を鎮圧した。それ以降、伊東以下の保安部員が拘束されたことに伴い、伊東の業務を引き継いでいる。
- ユリーシャに憑依された百合亜を複雑な表情で見ている。
- 岩田新平(いわた しんぺい)
- 声 - はらさわ晃綺
- 戦術科(甲板部)・運用員。27歳。階級は三曹(三等宙曹)。徳島県出身。
- 黄色いフレームの眼鏡が特徴の榎本の部下で、艦の甲板作業・艦載機機体運用を担当する。愚痴は多いが仕事はキチッとこなす。地球に「あけみ」という彼女を残しているが、甲板員は太陽系赤道祭の際に艦体の補修が優先されていたため、交信できなかった。
- 遠山とコンビを組むことが多く、待機中はトランプの勝負などもしている。
- 対次元潜航艦戦では、榎本の嘘と強迫により、遠山とともに古代が独断で行おうとした対潜哨戒に渋々協力し、敵の索敵プローブを発見する活躍を見せた。
- 遠山清(とおやま きよし)
- 声 - 遊佐浩二
- 戦術科(甲板部)・運用員。26歳。階級は宙士長。埼玉県出身。
- 小太りで坊主頭が特徴の榎本の部下で、岩田と同じく艦の甲板作業・艦載機機体運用を担当する。おっとりした性格で、語尾に「なんだなぁ〜」と付ける癖がある。
- 岩田とコンビを組むことが多い。
- 西条未来(さいじょう みき)
- 声 - 森谷里美
- 船務科・船務士。20歳。階級は一等宙曹[注 61]。島根県出身。
- 雪の交代要員。頭にカチューシャをつけている。同期の北野とは仲がいい。
- 第14話では古代と共に複座艦載機で出た雪の交代として登場。真田に古代と雪を哨戒任務に就かせた理由を尋ねていた。
- 北野哲也(きたの てつや)
- 声 - 木島隆一
- 『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』における北野哲。
- 戦術科・宙雷士。20歳。階級は宙士長。宮城県出身。
- 古代の交代要員。当初、航海科を希望していたが、戦術科に配属となった。
- 第14話では雪と共に複座艦載機で出た古代(第13話でシーガルを無断発艦させ対潜哨戒活動に出たため戦術長権限を停止中)の代りに戦術長席に居た。島らと共に、無線で筒抜けだったシーガル乗機中の古代と雪のやり取りや、西条が真田に尋ねた問いに代わって答えた新見の解説に笑っていた。
- 亜空間ゲートの使用した長距離ワープに関して、当初その実現性にやや疑念を抱いていた。
- AU09(エーユー・オーナイン) / アナライザー
- 声 - チョー
- 解析担当ロボット。外形は旧作とほぼ同様であるが、旧作で上腕部などに存在したパイプ状の部品は、本作では存在しない。また、本作では正式名称「ロ-9型自律式艦載分析ユニット」や、その略称型番「AU09」も設定されたが、自身は正式名称や略称型番を嫌って「アナライザー」を自称するという設定になっている[注 62]。
- ヤマト乗艦までの経緯が変更されており、旧作のように外部(中央病院)から移動してきたのではなく、元からヤマトの自律型サブコンピューターとなっている。また、旧作で雪へ行っていたスカートめくりも放送コードの都合で外されている[12]。代わって、ガミラスのアンドロイド兵・オルタとの交流によって、人間らしい感情を持つことが描写された。
その他
- 古代守(こだい まもる)
- 声 - 宮本充
- 進の兄で、駆逐艦ユキカゼ艦長。28歳。階級は三佐。神奈川県出身。
- 部下に副長の石津一尉(声 - 原田晃)などがいる。
- 土方竜(ひじかた りゅう)
- 声 - 石塚運昇[注 63]
- 国連宇宙軍・空間防衛総隊司令官。56歳。階級は宙将。東京都出身。
- 『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』や『宇宙戦艦ヤマト2』と同様に、古代や島の恩師で、沖田の友人。本作ではそれらの作品での設定が反映されており、沖田との共演シーンが存在する。また、雪の保護者という設定が追加されている。
- 藤堂平九郎(とうどう へいくろう)
- 声 - 小川真司
- 地球連邦・極東管区行政長官[注 64]。ヤマト計画本部長。59歳。高知県出身。
- 本作では軍人ではなく、文官と設定されている。
- 芹沢虎鉄(せりざわ こてつ)
- 声 - 玄田哲章[注 65]
- 国連宇宙軍・極東管区軍務局長。階級は宙将。55歳。茨城県出身。
- 元は『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』や『宇宙戦艦ヤマト2』以降に登場していた参謀[注 66]。それらの作品では名前が設定されていなかったが、本作ではフルネームが設定された。
- 地球脱出計画(イズモ計画)推進派のためにヤマト計画を良く思っておらず、波動エンジン起動のためのヤマトへのエネルギー供給が間に合うかどうかの瀬戸際で、出航を中止するよう藤堂に進言し、新見に対して密命を与えていた。一方で政治的野心も強く、英雄として人々の尊敬を受ける沖田のことも嫌っている。
- 2191年のガミラスとの遭遇時に、中央司令部の決定を受け、交渉もなしに[注 67]先制攻撃を命令、それを拒否した沖田を解任してムラサメの島大吾艦長に先制攻撃を命令した。
- 山南修(やまなみ おさむ)
- 声 - 江原正士
- 第一艦隊旗艦・戦艦キリシマ艦長。48歳。階級は一佐(一等宙佐)。兵庫県出身。
- 目の形や肌の色、頬髯や顎鬚など、『ヤマトよ永遠に』とは大きく異なる顔立ちへ変更された。また、『ヤマトよ永遠に』では姓のみ設定されていたが、本作ではフルネームが設定された[注 68]。
- 国連関係者
- 国連事務総長(声 - 菊本平)、北米代表(声 - 板取政明)、中東代表(声 - 佳月大人)、欧州連合代表(女性、声 - 不明)といった面々が登場する。
- 全世界がエネルギー枯渇状態にある中、ヤマトへ一縷の望みを繋ぎ、貴重な電力を次元波動エンジン起動のために供給した。
イスカンダル人
- スターシャ・イスカンダル
- 声 - 井上喜久子[注 69]
- 旧作におけるスターシャ。イスカンダルの女王。
- 本作では衣装が変更されている。
- サーシャ・イスカンダル
- 旧作におけるサーシャ。スターシャの次妹。
- 本作では衣装が変更されており、地球への2人目の使者という設定へ変更された。旧作でスターシャから託された地球人類へのメッセージカプセルも、本作では次元波動エンジンの核「波動コア」にメッセージが同封されているという設定になっている。
- 死亡日は2199年1月17日で旧作同様に火星到着日だが、本作では旧作とは異なり、地表へ投げ出されておらず、脱出艇内で波動コアを手にした亡骸を古代と島に発見される。墓碑銘には「遠き星よりの使者、ここに眠る」と刻まれた。
- ユリーシャ・イスカンダル
- 声 - 桑島法子
- スターシャの末妹。
- 物語開始の1年前、スターシャから1人目の使者として次元波動エンジンの設計図や地球人類へのメッセージを託され、地球へ向かった。物語開始時点では容姿は不明だが、カプセルに眠った状態で数カット登場している[11]。このカプセルはケースへ厳重に密閉され、ヤマトの自動航法室へ収容された。第14話の回想シーンに登場した際の容貌は雪に瓜二つであったが、髪の分け方が左右反対であった。
- ヤマトのイスカンダルへの出発の1年前に森雪とともに事故あるいはテロによる被害に遭い、雪は記憶喪失、ユリーシャは意識不明状態となっている。
- サーシャのメッセージカプセルにはイスカンダルの位置情報はなく、ユリーシャの記憶情報を頼りにヤマトは進んでいる。
- 第14話以降、ユリーシャの意識が岬百合亜に憑依しているために、百合亜の意識は途切れ途切れの状態になっており、特に第17話以降はユリーシャの意識が百合亜の体を支配している状態にある。
ガミラス人
本作では各人物にファーストネームが設定されている。
旧作の物語序盤と同様に、一部の人物に肌が青くない者が存在するのは、「ガミラスが植民地化した惑星の人々を帝国へ取り込んでおり、植民地出身で肌がペールオレンジのシュルツやガンツは二級市民」という設定が追加されたためである[10]。
言語学者の監修によるガミラス語も設定されており[注 70]、第一章では会話シーンの台詞に字幕が入り、第二章以降は吹き替え(旧作同様)と字幕が併用される[注 71]。ガミラス語の発音例としては、0:ゼオ、1:アル、2:ベオ、3:ネル、4:ジー、5:ガル、6:ギグ、7:ゼク、8:パク、9:ピア、10:ケスの数字が挙げられる[注 72]。
一等ガミラス人
- アベルト・デスラー
- 声 - 山寺宏一[71][注 73]
- 旧作におけるデスラー。
- 大ガミラス帝星総統(大ガミラス帝星永世総統[72])。国家元首。年齢は地球年齢に換算して32歳相当で、旧作より若々しい容姿。現在のガミラス帝国の礎を築いた叔父、エーリク・ヴァム・デスラー大公の後を継いで、帝国を武力統一して総統に就任したという設定が付与された。
- 部下の名前を呼ぶ際は本人の前では基本的に君付け、本人を前にしない場では呼び捨てで呼んでいるが、セレステラは本人を前に呼び捨てにしている他、第12話によるとギムレーのことも呼び捨てのようである。ガミラスでは唯一無二の権力と権威を持つ一方、国政には良くも悪くも熱意や執着がなく、細やかな事柄は部下達に丸投げしている部分が多いようで、ゼーリックやギムレーなど、人格面で問題のある側近達が幅を利かせる一因となっていた。だが、ゼーリックの策謀によるクーデターの裏をかき、粛清により君側の奸を除くことに成功している。
- レドフ・ヒス
- 声 - 秋元羊介[注 74]
- 旧作におけるヒス。
- 大ガミラス帝星副総統。年齢は地球年齢に換算して54歳相当。
- 本作では軍人ではなく内務省出身の文官へ変更されている。優秀な腕を持つが、総統への卑屈な態度ゆえに部下からは蔑まれている。ガルやヴェルテからは「お飾り」と貶されている。
- エルク・ドメル
- 声 - 大塚明夫[注 75]
- 旧作におけるドメル。
- 小マゼラン方面軍防衛司令官→銀河方面作戦司令長官。階級は中将→上級大将。年齢は地球年齢に換算して38歳相当。
- <宇宙の狼>と呼ばれるガミラスの名将で、ガミラス国民からは「我らが将軍」と呼ばれるほどの絶大な人気を誇る一方、その人気ゆえにデスラーの一部側近達からは煙たがられている。ガルやヴェルテからは、政争に巻き込まれることを心配されているが、本人は「政治に興味はない」と明言し、総統本人にも前線の指揮官不在の愚を説くほどの硬骨漢。だが、ゼーリックの叛乱時に総統暗殺(未遂)の濡れ衣を着せられることで否応なしに拘束され、軍事作戦より遠ざけられる。
- 本作では割れ顎がやや目立ちにくくなり、モミアゲが頬止まりの短さへ変更されている。家族に妻・エリーサ(声 - たかはし智秋)がおり、2人の間の子供を過去に幼くして亡くしている。ペットとしてロクロック鳥を飼っている。
- ヘルム・ゼーリック
- 声 - 若本規夫[注 76]
- 中央軍総監。階級は国家元帥[注 77]。軍政面においてはデスラーに次いで実質No2の地位にある。年齢は地球年齢に換算して47歳相当。
- 眉無しでエラの張った顔立ちに顎まで伸びたモミアゲが特徴。一人称は「我輩」。語尾によく「である」と付ける。自身の腰巾着であるゲールを銀河方面作戦司令長官に推挙した。大艦巨砲主義を好み、ガミラス軍の強大さに慢心とも言えるほどの自信を持っていることをガルからたしなめられる。
- ガミラス大公国時代から続く貴族の家柄であり、旧貴族社会の復権を目論む純血主義者。また贅沢嗜好があるらしく、第14話では葉巻のようなものを吸いながら、異星人女性の奴隷を周囲に侍らせている様子が描かれていた。
- 国民的人気を持つドメル将軍を目障りに思っている。また非ガミラス人でありながら、デスラーの信頼を得ているセレステラを「雌狐」と呼んで嫌っている。反ゼーリック派からは「もみあげゼーリック」とあだ名されている。
- 旧貴族社会復権のため、帝国の実権を握ることを画策。デスラーを暗殺すべく総統座乗艦を爆破、その罪をドメルに着せる。その後、観艦式という名目で各方面から艦艇一万隻以上の戦力をバランに集結させ、デスラーの死を発表、そしてその死を秘匿する中央政府の打倒を呼びかけた。しかしその最中、暗殺したはずのデスラー本人から通信が入り、ゼーリックこそが暗殺の真の首謀者である事実を暴露される。狂乱したゼーリックはなおも言い訳がましい演説を続けたが、直後に背後からゲールに射殺される。
- 部下にゼルグードII世艦長のバシブ・バンデベル(声 - 田坂浩樹)がいる。
- ガル・ディッツ
- 声 - 堀勝之祐
- メルダの父で、ガミラス帝国航宙艦隊総司令官。階級は提督[注 78]。年齢は地球年齢に換算して55歳相当。
- 眉無しでモミアゲと口髭が繋がった顔立ちに、右眼を縦に一閃した傷痕が特徴。
- 版図拡大に邁進するゼーリック国家元帥や、傍若無人な振る舞いを見せる親衛隊とその長官であるギムレーに反感を抱いている。またドメルをわざわざ前線から召還して、勲章を授与したデスラー総統の行為を「政治パフォーマンス」と言ってのけるなど、現実的な見識を持つ軍人である。ドメルからの要請に応じ、艦隊運営の責任者としてUX-01とそれを運用するフラーケンの部隊を彼の下に派遣した。
- デスラー総統暗殺未遂事件の首謀者嫌疑をかけられ、身柄を拘束される。
- メルダ・ディッツ
- 声 - 伊藤静
- 旧作におけるガミラス戦闘機パイロット。ガルの娘で、大ガミラス帝星銀河方面軍第707航空団所属、メルトリア級航宙巡洋戦艦<EX178>に乗艦する女性パイロット。階級は少尉。認識番号3817529。年齢は地球年齢に換算して19歳。
- 真ん中分けの赤いセミショートヘアの前髪からアホ毛が逆立った髪型が特徴。軍人の家系に生まれたことを誇りに思う、正々堂々とした性格。
- 第10話で<EX178>とヤマトが次元断層へ落ち込んだ際、連絡係兼人質としてヤマトへ乗り込んだことにより、地球人と最初に直に接触したガミラス人となる。ヤマト乗組員がガミラス人の容姿が自分たちにそっくりなことに衝撃を受けた際、開戦時に宣戦を布告せず先に火蓋を切ったのはテロン(地球)側である旨をメルダが主張したため、ヤマト乗組員(特に島と玲)の反感を買う。しかし、<EX178>がゲールによって撃沈され、ゲールの艦隊は次元断層へ落ちて旗艦が撤退命令を出さずに逃げてしまったため、そのままヤマトに同乗することになる。後に解放されるがヤマト乗艦時の詳しい経緯は何ひとつ話さなかった為、ガルからは「親不孝者」と言われた。
- 徒手格闘の心得があるようで、同様に運動技能に優れる山本と互角以上に戦っていた。一方で戦闘機パイロットとしての矜持も持ち合わせており、山本との戦いの果てに銃を手にするが「私たちにこんなものは必要ない」と山本に渡した。
- 古代との会話でガミラスにもテロン人(地球人)と同じく肌が青くない種族がいるという説明をする中で「劣等人種の二等ガミラス人」という言葉を発しているが、これは交渉の使者としてやって来た自分に銃を持って対峙するヤマト乗組員(特に保安部員)への不快感と、「テロン人は宣戦布告なしに攻撃を仕掛ける好戦的な種族」という先入観による部分が大きく、彼女自身はザルツ人の上官であるラングの命令に忠実な人物である。
- ヴェルテ・タラン
- 声 - 青山穣
- 旧作におけるタラン[注 79]。
- ガデルの兄で、軍需国防相。年齢は地球年齢に換算して42歳相当。
- デスラーの信任厚いテクノクラートで、ガミラス軍の軍政面を担当する。優秀な政治家だが、最近のデスラーの真意は量りかねているようであり、またゼーリックやギムレーなどの専横を苦々しく思ってもいる。
- 第8話で、波動砲が兵器開発局において開発中の兵器に似ていることを指摘していた。ガルやドメルとは交流が深く、第12話ではドメルのことをファーストネームの「エルク」で呼び、メルダのことを「メルダ嬢ちゃん」と呼んでいる。
- ガデル・タラン
- 声 - 中村浩太郎
- ヴェルテ同様、旧作におけるタラン[注 80]。
- ヴェルテの弟で、大本営参謀次長。階級は中将。年齢は地球年齢に換算して40歳相当。
- 昔ながらの軍人気質で、忠義に厚い人物。
- ハイドム・ギムレー
- 声 - 森田順平
- 親衛隊長官。年齢は地球年齢に換算して39歳。
- オールバックの前髪を一部垂らした髪型と細目が特徴。親衛隊独自の航宙艦隊<航宙親衛艦隊>を編成しており、親衛隊が国軍に取って代わる機会を狙っている。ガミラスに恭順を示した者には二等臣民としての権利を与えることが帝国の繁栄に繋がっている、というヴェルテの主張にガルは深く頷いていたのに対し、ギムレーは小バカにしたように笑っていた。
- デスラーからは国内の警察権、反乱分子の摘発において全権を任されているが、その傍若無人なやり方に、ガルやヴェルテからは反感を買っている。
- 第五章では青い艦隊色の親衛艦隊を率い、反乱を起こした惑星オルタリアに対し「帝国と総統に叛旗を翻す星など、存在してはなりません」と無差別攻撃で先住民と逃げ遅れた移民団ごと焼き尽くし、そして反乱を抑えられなかった総督のリベル・ドロッペ(声 - 原田晃)をも粛清してしまった。デスラー暗殺(未遂)事件の際は無実の罪を着せられたドメルを告発している。専用艦としてハイゼラード級航宙戦艦「キルメナイム」を所有している。
- 時々、言葉尻にオネエ言葉が入ることがある。
- グレムト・ゲール
- 声 - 広瀬正志
- 旧作におけるゲール。
- 銀河方面作戦司令長官→同・副司令官。階級は少将。年齢は地球年齢に換算して47歳。
- シュルツ達の上官。シュルツからは「日和見主義者」と言われている。品がなく卑屈な言動をとるためにデスラーに嫌われたり、戦場で窮地に陥ると僚艦を見捨てて逃げるなど、旧作以上に無能に描かれている。ドメルが銀河方面作戦司令長官に着任したことにより副司令に降格されたため、ドメルを快く思っていない。その性格や、ゼーリックの推挙によって司令長官になった経緯から、反ゼーリック派からは「もみあげゼーリックの腰巾着」と揶揄されている。しかし、ゼーリックによるデスラー暗殺(未遂)事件に関してはなにも知らされておらず、真実を知った際は上官であるゼーリックを「逆賊」と呼んで射殺するなど、彼なりにデスラーに対する忠誠心は持っている。
- 部下に副官のイデル・モンク(声 - 櫛田泰道)がいる。
- ミーゼラ・セレステラ
- 声 - 茅原実里
- 大ガミラス帝星情報宣伝相。惑星ジレル出身[注 81]。女性で、かつ非ガミラス人でありながらデスラーの側近を務める唯一の人物。
- 灰色の肌、尖った耳、そしてオールバックのショートヘアを持つ女性。「ジレルの魔女」の異名を持つ。
- 情報機関を統轄し、各方面軍の戦況をデスラーへ報告するほか、祝賀会や叙勲式の手配なども行う。なお、デスラーは部下の名を呼ぶときは当人の前では君付けで呼ぶが、セレステラだけは呼び捨てにしている。また、デスラーがスターシャ(らしき人物)とホットラインで会話しているときには、不快そうな嫉妬の色を示した。ゼーリックがデスラーの暗殺を企てていることを早くから察知し、彼の命を救うなど、非常に有能かつ忠誠心の篤い女性。
- 専用艦としてハイゼラード級航宙戦艦「シャングリ・ラー」を所有し、情報省直轄の女性士官のみで運用している。第14話では、部下であり同郷のミレーネル・リンケを用いてヤマトの乗員達に精神攻撃を仕掛けるも敗北する。
- 普段は冷静沈着ながら、今や自分を含めたった2人しか生き残っていないジレル人という出自から、ヤマトへの精神攻撃が失敗してミレーネルが死亡した際には涙を流して悲しみを露わにした。その一方でデスラーへの篤い忠誠心から、彼やガミラスの利益になるのならば非道な手段も良しとする面もあり、ギムレー率いる親衛隊が惑星オルタリアを火の海にした一件について「支配に恐怖は必要」と賛成の意を表明した。
- ヴェム・ハイデルン
- 声 - 辻親八
- 旧作におけるハイデルン。
- 第6空間機甲師団先任参謀。旗艦ドメラーズIII世艦長。ドメル幕僚団の一員。階級は大佐。年齢は地球年齢に換算して58歳相当。
- 隻眼の古参士官。ドメル幕僚団の親爺的存在。
- フォムト・バーガー
- 声 - 諏訪部順一
- 旧作におけるバーガー。
- 第6空間機甲師団第7駆逐戦隊長(第11話では「第7戦闘団」隊長)。ドメル幕僚団の一員。階級は少佐。年齢は地球年齢に換算して27歳相当。
- 七三分けの髪型や左頬の傷痕という特徴は旧作と同様であるが、眉毛は細く変更されている。ドメル幕僚団の中では最年少で、血気盛んだがやや軽率な士官。軽口を叩くことが多く、ドメルやハイデルンによくたしなめられている。師団が電撃戦を展開する際に先陣を切る、ドメル軍団の切り込み隊長。第11話では対ガトランティス戦でメルトリア級航宙巡洋戦艦を駆り、麾下の第7戦闘団だけで敵艦隊の七割を殲滅する活躍を見せた。
- カリス・クライツェ
- 声 - 里卓哉
- 旧作におけるクロイツ。
- 第6空間機甲師団第3宙雷戦隊長。ドメル幕僚団の一員。階級は少佐。年齢は地球年齢に換算して41歳相当。
- ドメルを凌ぐ巨漢で、空間宙雷戦を得意とする。寡黙な人物と設定されているが、劇中では他の将校と普通に会話している。
- ライル・ゲットー
- 声 - 吉開清人
- 旧作におけるゲットー。
- 第6空間機甲師団第4航空戦隊長。ドメル幕僚団の一員。階級は少佐。年齢は地球年齢に換算して30歳相当。
- 常に冷静さを失わなず、戦闘機乗りとしても一流の撃墜王。ガル・ディッツのことを「ディッツのオヤジ」と呼んでいる。よく爪を研いでいる。
- ヴォルフ・フラーケン
- 声 - 中田譲治
- 『宇宙戦艦ヤマトIII』におけるフラーケン。
- 次元潜航艦 UX-01の艦長。階級は中佐。年齢は地球年齢に換算して34歳相当。
- 『III』ではガルマン人という設定だったが、本作ではガミラス人に変更されている。ガル子飼いの部下として設定されており、その戦術から「猟犬」と渾名されている。また、言動や口調がかなり粗野に変更されているが、荒くれ者ぞろいの潜航艦の中で冷静沈着さと威厳を保つ人物。
- 部下にハイニの他、ラウス・キール、ヨラン・メッツェ(声 - 寸石和弘)、ボルト・グラン(声 - 菊本平)、バンス・ボーヘン、ヤルン・ベルンがいる。
- ゴル・ハイニ
- 声 - 佐藤せつじ
- 『宇宙戦艦ヤマトIII』におけるフラーケンの副官。
- 次元潜航艦 UX-01の副長。階級は大尉。年齢は地球年齢に換算して31歳相当。
- フラーケンの片腕で根っからの戦争屋。チンピラのような幼く砕けた言葉づかいと、喜怒哀楽の激しい性格が特徴。前線で上官相手に問題を起こし、軍法会議にかけられそうになっていた所を、フラーケンに救われた過去を持つ。
- 『III』では小太りの人物として描かれている(名前は付いていない)[73]。
- パレン・ネルゲ
- 声 - 小野塚貴志
- 親衛隊情報将校。階級は大尉。
- メルトリア級航宙巡洋戦艦<EX178>に乗り込んでいる。二等ガミラス人である艦長のラングに対しては階級から形式上の敬意は見せるものの露骨に見下す態度を取っており、彼がヤマトと共に次元断層からの脱出を提案した際にも反発する。独断でメルダを見捨ててヤマトの脱出を妨害し味方を呼び寄せた。ラングを「反逆者」と呼んで銃を向けるが、直後に彼の部下により射殺される。
- ミレーネル・リンケ
- 声 - 岡村明美
- 中央情報部特務官。階級は中尉。惑星ジレル出身。年齢は地球年齢に換算して18歳相当。
- ミーゼラ・セレステラ直属の部下で、異能者の情報部員。セレステラと同じ、尖った耳と灰色の肌を持つ。
- 自らの思念体を半実体化させて遠隔地へ送り込み、その場にいる人間達に幻覚を見せることのできる超能力を持つ。送り込む場所には、事前に特殊な粒子を散布しておく必要がある。その粒子は、さながら地球における雪のように見える。
- 第14話において惑星バラン内部のアケーリアスの遺跡に存在する装置を用い、超空間ネットワークを介して粒子散布域に侵入したヤマトの艦内に自分の思念体を送り込み、乗員全員を幻惑した。これによりヤマトをガミラス軍の支配域に向かってワープさせ拿捕する作戦であった。
- この時、哨戒任務に出ていて帰艦した古代と森は、幻覚に苦しめられつつも抵抗し、また岬の肉体に憑依したユリーシャも助力し、ワープは直前に森により阻止されてしまう。本性を現した思念体は古代のコスモガンでも倒せなかったが、森を救い出した古代によって機関部に閉じ込められ、再起動した波動エンジンの莫大なエネルギーを浴びて消滅した。結果、思念体を失ったミレーネルの肉体も装置の中で死亡した。
二等ガミラス臣民
ガミラスに併合された惑星の出身者。軍人はデスラーに絶対の忠誠を誓うことで、ある程度の自由と身分を保証されている。大きな功績を上げれば、一等ガミラス人(名誉ガミラス臣民)への引き上げもある。
- ヴァルケ・シュルツ
- 声 - 島香裕
- 旧作におけるシュルツ。
- 冥王星前線基地(ガミラス呼称:銀河辺境方面ゾル星系プラート基地)司令官。二等ガミラス空間機甲旅団・旅団長。階級は大佐。元はガンツやヤレトラーらと共に、ドメルの部下であった。本作では、惑星ザルツ出身でありガミラス本国に妻のライザと娘のヒルデがいる、という設定が追加された。
- ゲルフ・ガンツ
- 声 - チョー[注 82]
- 旧作におけるガンツ。
- 冥王星前線基地副司令。階級は少佐。本作では、シュルツと同じく惑星ザルツ出身であり、冥王星駐留以前から彼の副官を務めている、という設定が追加された。
- ヴォル・ヤレトラー
- 声 - 江川大輔
- 旧作におけるヤレタラ。
- 冥王星前線基地作戦参謀。階級は少佐。本作では浅黒い肌こそ旧作と同様であるが、顎鬚を生やしたスキンヘッドという顔立ちへ変更された。
- 遊星爆弾による地球攻撃を立案し、反射衛星砲による地球攻撃を指揮する。冥王星基地を脱出する際には、シュルツ達を逃がすための時間稼ぎとしてヤマトに戦いを挑み、戦死する。
- ヒルデ・シュルツ
- 声 - 三浦綾乃
- シュルツの一人娘。年齢は地球年齢に換算して13歳。
- シュルツが高齢になってから生まれた娘であるため、溺愛されている。父の名誉の戦死により名誉ガミラス臣民の権利を得る。デスラーを惑星ザルツの救世主として信奉している。
- サレルヤ・ラーレタ
- 声 - 優希比呂
- 旧作における美男司令。
- 木星浮遊大陸補給基地司令官[注 83]。階級は少佐。年齢は地球年齢に換算して36歳。
- 技術士官であり、浮遊大陸で来るべき地球のガミラスホーミングに備えている。ネコ型生物「クラル」を可愛がり、常に抱いているオネェキャラの人物[74]。
- シュルツの命令で戦闘艦4隻をヤマトへ差し向ける。当初は「4隻でも多いくらい」と侮っていたが、差し向けた艦艇は返り討ちにあい、その後ヤマトの波動砲により、状況も飲み込めぬまま消滅する。
- ヴァルス・ラング
- 声 - 大川透
- メルトリア級航宙巡洋戦艦<EX178>艦長。階級は中佐。惑星ザルツ出身。冷静な指揮官で、ヤマトと同じく次元断層へ落ち込んでいたが、脱出方法をヤマトへ提案するためにメルダを送る。乗艦していた親衛隊のネルゲの傍若無人を黙認していたが親衛隊に媚びることはせず、メルダごとヤマトを見捨てて亡きものにしようというネルゲの提案は階級と指揮系統を盾に一蹴した。ヤマトを「賞賛すべき敵」と評し、武人の誇りを忘れずに向き合っていたが、次元断層脱出直後に現れたゲール艦隊に対し、メルダがまだ乗艦しているという理由によりヤマトの前から退かなかったため、功を焦るゲールの無差別攻撃によって乗艦と運命を共にした。
登場生物
登場メカ
#登場キャラクターと同様に、リメイク作品という性質に加えて個別に多数の項目が存在していることを踏まえ、旧作から引き続き登場するメカについては種別・級・全長・識別番号といった簡単な説明や旧作との差異を記述するに留め、詳細は個別の項目に記載するものとする。
総監督とメカニックデザインを担当している出渕の意向により、メカニックの名称については地球側を「〜型[注 84]」と「宇宙〜」、ガミラス側を「〜級」と「航宙〜」と呼び、両者を区別している[75]。
国連宇宙軍
メカニックデザインは主に玉盛順一朗が担当[75]。
国連宇宙軍の識別番号で「BBS」は「Space Battleship(宇宙戦艦)」、「CAS」は「Space Armored Cruiser(宇宙装甲巡洋艦 / 宇宙重巡洋艦)」、「DDS」は「Space Destroyer(宇宙駆逐艦)」をそれぞれ表す。
なお、ヤマト登場以前の旧式宇宙艦艇には重力制御装置が装備されていないため、乗員は無重力状態の艦内で磁力靴を履いて身体を床に固定している。それらの艦艇は、火星〜冥王星宙域の移動に約3週間かかっている。
艦艇
- 宇宙戦艦ヤマト
- 本作の主役戦艦。全長333m。乗組員数999名(男女比は約7:3[76])。識別番号BBY-01。
- 外形は旧作と同様であるがサイズは二回りほど大きく設定され、波動エンジンに「次元波動エンジン」、波動砲に「次元波動爆縮放射機」とそれぞれ名称が設定された[77]。
- 金剛型宇宙戦艦キリシマ
- 国連宇宙軍の宇宙戦艦。全長205m。識別番号BBS-555。
- メ号作戦時は、第一艦隊の旗艦として艦隊司令沖田十三宙将が乗艦、艦隊の指揮を執った。2199年1月時点で、現存している唯一の金剛型宇宙戦艦である[注 85]。
- 村雨型宇宙巡洋艦ムラサメ
- 国連宇宙軍の巡洋艦。同型艦が多数存在する。全長152m。識別番号CAS-707。
- 2191年のガミラスとの遭遇時には島大吾艦長指揮のもと日本艦隊先遣艦を務めたが撃沈され、ガミラス戦役における最初の戦没艦となった。2199年のメ号作戦時に参戦した同型艦も、全て撃沈されている。
- 磯風型突撃宇宙駆逐艦ユキカゼ
- 国連宇宙軍の宇宙駆逐艦。同型艦が多数存在する(ユキカゼは3番艦)。全長80m。識別番号DDS-117。
- 古代守が艦長を務める艦で、メ号作戦では先遣艦を務める。
- 防衛艦36番
- 沖田と徳川が初めて乗艦した、艦名も付かない小さな艦。
航空機・艦載機
- 零式52型空間艦上戦闘機 コスモゼロ
- ヤマトに艦載されている宇宙戦闘機。SID(声 - 森谷里美)。
- 99式空間戦闘攻撃機 コスモファルコン
- コスモゼロと共にヤマトに艦載されている宇宙戦闘機。SID(声 - 本多真梨子)。
- 空間汎用輸送機SC97 コスモシーガル
- ヤマトに艦載されている輸送機。
- 100式空間偵察機
- ヤマトに艦載されている偵察機。SID(声 - 本多真梨子 / 杉浦奈保子)。
各種兵器
- 14年式コスモガン
- 旧作における14年式コスモガン。第4話に登場した古代守のコスモガンで、エンケラドゥスに朽ち果てていたユキカゼで発見以降、古代進が所持している。銃身の左側にある表示は<2114年式>。
- 南部97式防衛軍正式拳銃(コスモニューナンブ)[78]
- 銃身の左側にある表示は<NB CP97>。
- 98式特殊機動外骨格改<MF-98S>
- AU09用の外部強化ユニット。前身であるAU08用のユニットを改修し、ヤマトに搭載された。
- 惑星調査における障害物除去等に活躍する装備で、厳密には兵器ではないが、重機並みのパワーを活かして戦うこともある。
イスカンダル星
- シェヘラザード
- サーシャが搭乗していた恒星間連絡宇宙船。旧作にも同様の宇宙船が登場していたが、名称などの設定は存在していなかった[注 86]。国連宇宙軍が用いた暗号名では「アマテラス」と呼ばれる。海王星軌道から火星まで10分で到達できる。ユリーシャも同型船を使用していた模様。また、ビーメラ4にも同型と思しき船が朽ち果てた状態で存在している。
- 役割は旧作と同様であるが、外形はより曲線的な形状へ変更されており、搭載されている脱出艇の形状も変更されている。
- 波動コア
- 旧作におけるイスカンダルから地球へのメッセージカプセル。本作ではヤマトの次元波動エンジンを起動させる核としての機能も持つ、起動ユニットでもある。
- 第五章において同一のものが発見される。地球へ送られたものがオレンジ色であるのに対し、こちらは水色である。このコアには、アケーリアス文明が残したワープネットワークの航路情報と亜空間ゲートの存在、そしてそれを管理していたガミラスの存在が記されていた。
- コスモリバースシステム
- 旧作におけるコスモクリーナーD。
ガミラス軍
メカニックデザインは主に石津泰志と出渕裕が担当[75]。
艦艇、航空機などの有人兵器には左右対称の緑色の目玉状の発光部が存在しており、戦闘時に黄色から赤へグラデーションがかかった色に変色する[注 87]。なお、機関停止時は全く発光しなくなり、黒ずんだ色になる[79]。例外として、ポルメリア級には黄色く点滅するリング状の発光部が存在する。また、ガイペロン級は発光部自体が存在しない。
ガミラス軍艦艇
- 超弩級一等航宙戦闘艦(ゼルグード級一等航宙戦艦)
- 旧作におけるドメラーズ3世を元とした戦艦。全長730m。大艦巨砲主義を好む国家元帥 ヘルム・ゼーリック主導で建造された最新鋭重装甲艦。
- デウスーラI世
- 青色基調のデスラー総統座乗艦。ゼーリックの逆心により撃沈される。
- ゼルグードII世
- 赤色基調のゼーリックの専用艦。
- ドメラーズIII世
- 旧作におけるドメラーズ3世。灰色基調のドメル艦隊旗艦。
- 銀河方面軍艦隊の旗艦で、正式名称は「ゼルグード級一等航宙戦艦<ドメラーズ三世>」。ドメラーズはその3番艦であり、「III世」の艦名は過去のドメルの乗艦に付けられた名称を3代まで引き継いだためである。七色星団の旗艦でもある。
- ハイゼラード級航宙戦艦
- 本作で新たに設定されたガミラス軍の航宙戦艦。全長392m。
- ガイデロール級の後継艦で、火力や機関系統などが強化されている。
- シャングリ・ラー
- 第14話に登場した淡いパープルカラー基調のセレステラ専用艦。情報省直轄の女性士官・兵士だけで運用されている。
- キルメナイム
- 第15話に登場した青色基調のギムレー専用艦、航宙親衛艦隊旗艦。思想・能力ともに優れた人材から選び生成したクローン士官・兵士だけで航宙親衛艦隊全体が運用されている。
- ガイデロール級航宙戦艦
- 旧作におけるシュルツ艦。二等航宙戦艦。全長350m[注 88]、全幅42m、全高70m。地球側では「超弩級戦艦」と識別[注 89]。
- 複数の魚雷発射管とビーム砲塔を備え、高い攻撃力を誇るのと同時に、艦橋周囲に近接防御火器を多数配置して艦橋の防御力を高めている。
- シュバリエル
- シュルツの乗艦で、冥王星前線基地艦隊旗艦。グリーゼ581のフレアに巻かれ爆沈する。
- ゲルガメッシュ
- ゲールの乗艦。麾下の艦隊とともに迷彩塗装となっている。
- メルトリア級航宙巡洋戦艦
- 本作で新たに設定されたガミラス軍の航宙巡洋戦艦。二等航宙装甲艦。全長283m。地球側では「巡洋戦艦」と識別[注 90]。
- ラングの乗艦の艦体ナンバーは<EX178>である。駆逐型デストロイヤー艦の準備稿のデザインと酷似している。
- デストリア級航宙重巡洋艦
- 旧作における駆逐型デストロイヤー艦。二等航宙装甲艦。全長270m、全幅63m、全高68m。地球側では「戦艦」と識別[注 89]。
- ビーム艦砲を主体とした打撃力を誇る、ガミラスの主力艦艇。ヤレトラー艦もこの艦種である。
- ケルカピア級航宙高速巡洋艦
- 旧作における高速巡洋型クルーザー。二等航宙装甲艦。全長240m、全幅47m、全高50m。地球側では「巡洋艦」と識別[注 89]。
- 星間通商破壊を目的に建造された、動きが速い軽巡洋艦。
- クリピテラ級航宙駆逐艦
- 旧作における駆逐型ミサイル艦。二等航宙装甲艦。全長160m、全幅37m、全高37m。[注 89]。地球側でもガミラス側同様「駆逐艦」と識別[注 89]。
- 高い機動力を有する雷撃戦主体の艦艇。ガミラス艦の中で最も建造数が多い。
- ポルメリア級強襲航宙母艦
- 旧作における高速空母。全長383.8m、全幅291.3m、全高50m[注 91]。地球側では「母艦」と識別[注 92]。
- ガミラスの中でも珍しい円盤型の空母。艦底部にビーム砲が追加されている。
- ガイペロン級多層式航宙母艦
- 旧作における三段空母。艦体色だけでなく全長と細部の形状も異なる3隻の同型艦が登場する。
- バルグレイ
- 旧作における第一空母。艦体色は緑。現時点では全長等の詳細が不明。艦載機はデバッケ。七色星団の一隻。
- ランベア
- 旧作における第二空母。艦体色は薄紫。現時点では全長等の詳細が不明。七色星団の一隻。
- シュデルグ
- 旧作における第三空母。艦体色は青。現時点では全長等の詳細が不明。七色星団の一隻。
- 戦闘空母(仮)
- 旧作における戦闘空母。七色星団の一隻。
- 次元潜航艦 UX-01
- 『宇宙戦艦ヤマトIII』における次元潜航艇。全長144m[注 93]。劇中にはUX-01一隻のみが「総統直属の特務艦」という特別扱いで登場する。
- デラメア級強襲揚陸艦
- 太陽系第6惑星ゼダン(土星)宙域に配備されていた揚陸艦。役割は旧作における円盤型パトロール艇に近いが、その形状は大きく異なる。艦首の肥大化した部分に戦闘車両を搭載する。
- ブリッジなどは存在せず、武装として艦首下部に連装陽電子ビーム砲塔、艦体に魚雷発射管を2基装備している。艦首にはガミラス艦艇特有の発光部が位置しており、より小型の赤い発光部[注 94]が4基確認できる。戦闘だけでなく、車両6両の輸送も可能である。
- FS型宙雷艇
- 機動部隊に随伴し重攻撃機並みの機動力を生かし、護衛、通常破壊、警備任務を行う。
ガミラス軍航空機・艦載機
- 戦闘攻撃機DWG229 メランカ
- 旧作における高速空母艦載機。機体長7.7m、全幅19.4m。
- ポルメリア級の艦載機で、外形は旧作における複座型から単座型へ変更された。また、塗装も変更されている。
- 偵察機FG156 スマルヒ
- 旧作における高速偵察機。機体長12.5m、全幅27.1m、全長15.8m。
- ポルメリア級の艦載機で、旧作より曲線的な形状へ変更されている。
- 空間駆逐戦闘機DDG110 ゼードラーII
- 旧作におけるガミラス戦闘機。機体長17.2m。
- SR-71似の三胴機となっている。
- 空間格闘戦闘機DWG262 ツヴァルケ
- 本作で新たに設定されたガミラス軍の戦闘機。総全長15.58m。全幅7.5m。
- 一般機は緑と濃緑の迷彩塗装だが、メルダ機は紅く塗装されている。
- ソードスリー
- ヤマトがシステム衛星で鹵獲したツヴァルケに、簡易なゲートコントロールシステムを搭載し、亜空間ゲートの回廊を抜け3万光年先のバラン星宙域を強行偵察する目的で改造された機体。その危険な任務にはヤマト航空隊副隊長の篠原が志願した。コールサインの「ソードスリー」は篠原の憧れた343航空団4偵(山本玲の兄・明生の機体であった)にちなむ。
ガミラス軍陸上兵器
- サルバーS-VI型 重戦車
- 旧作における宇宙重戦車。全長11.5m、全幅4.8m。車体の形状などが変更されている。
- メルバーM-III型 装甲兵員輸送車
- 本作で新たに設定されたガミラス軍の歩兵戦闘車。
ガミラス軍各種兵器
- 遊星爆弾
- ガミラスが地球爆撃に用いる巨大爆弾。本作では放射能汚染がもたらされる描写は存在しないが、ガミラス植物の有毒胞子が内包されており、爆撃による大規模破壊と共にこれが散布されるという設定になっている。
- また、発射方法もエッジワース・カイパーベルト天体が後に反射衛星砲へと転用される陽電子砲の陽電子ビームで点火され、遊星爆弾と化して地球へのコリジョンコースに乗ると設定されている。なお、その遊星爆弾化した天体「微惑星103」は、ヤマトでは「EKBO(エクボ)637」と呼称されていた。
- 惑星間弾道弾
- 旧作における超大型ミサイル。全長1511.5m、直径947m。
- ヤマトの発進時に冥王星から発射され、ヤマト直撃直前に、主砲の砲撃で破壊されている。
- この他、第5章において、ギムレーが親衛艦隊と共に惑星オルタリアへの攻撃に多数用いて、同惑星の住民たちを惑星ごと焼き尽くした。
- 反射衛星砲
- 本作では、拠点防衛用として開発されたのではなく、遊星爆弾の加速と軌道角調整のための点火システムである大口径長射程陽電子砲をシュルツが兵器へ転用した、という設定が追加された。
- 反射衛星
- 本作では、反射版ではなく、展開された反射フィールドによってビームを反射する仕組みになっている。また、衛星はデブリに偽装されているため、容易にその存在に気づくことはできなくなっている。
- 空間監視用宇宙塵
- 冥王星周辺に配備されていた小型の偵察衛星。
- ガミロイド
- 声 - 吉開清人、菊本平、板取政明
- 土星宙域でデラメア級強襲揚陸艦に搭乗していたアンドロイド兵。『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』に登場していたアンドロイド兵とは異なり、各個体同士が意思疎通を行う自律型である。体組織は、ナノマシンで構成された人工オルガネラから作られており、金属製のアナライザーとは対照的に俊敏に動ける。土星衛星での地上戦では、旧作と同じガミラス語の台詞を口にしていた。
- 浮遊大陸基地にも配備されている。
- オルタ
- 声 - 岡本信彦
- エンケラドゥスでデータ収集のためにヤマトへ捕縛・修復されたガミロイド。アナライザーによって、鹵獲された3体の内、比較的破損個所の少なかった1体に他の2体のパーツを移植し、脚部を除いて復元された。修復の際、アナライザーに「異星文明使役型アンドロイド・再起動オルタナティブ」を略して「オルタ」と名付けられた。アナライザーから地球の言葉を教えられたり、将棋を打つなどし、かなり打ち解けた。
- しかし、後に自ら脚部を不完全ながら修復して不可解な行動を行うようになり、保安部員が出動することとなる。
- 周囲の全てを敵と感知した場合は自爆(自殺)するようにプログラミングされていたが、保安部員たちに追いつめられてもプログラムは作動しなかった。真田曰く「少なくとも1人以上は艦内に味方がいると認識していた」ということであり、アナライザーを味方 / 友達と認識していたことが間接的に述べられた。
- 上記のようにかなり高度な自律性を持ち、自我や魂の存在さえうかがわせた。
- 試製特殊魚雷[Ng.Fi.01(d)] / デスラー魚雷
- 旧作におけるデスラー機雷。魚雷内にはガス生命体が装填されており、ヤマトがそれを破壊することにより発動する。
- ヌルVI型警邏ロボット
- 旧作における宇宙要塞島の武装ロボット。ビーメラのシステム衛星に残されていたロボット。
- ガミラス軍正式拳銃モルドラP-88
- 第10話に登場したガミラス軍の拳銃。形状は地球のものと大差ない。なお、旧作に登場したT字型の銃は、ガミロイド兵などが使用している。
- ドリルミサイル(仮)
- 旧作におけるドリルミサイル。
ガトランティス軍
- ラスコー級突撃宇宙巡洋艦
- 白色彗星帝国のミサイル艦をベースとして、本作で新たに設定された艦艇。
- ククルカン級襲撃宇宙駆逐艦
- 白色彗星帝国の駆逐艦を本作向けにリデザインした艦艇。主な違いとして、砲塔数が大幅に減少している。
- ナスカ級中型宇宙空母[注 95]
- 白色彗星帝国の高速中型空母を本作向けにリデザインした艦艇。形状は酷似しているが、艦橋の位置は右舷側へ移っている。
- 異星攻撃機(仮)
- 第10話で異次元断層内を漂流している機体。形状は白色彗星帝国の艦上攻撃機デスバ・テーターに酷似している。
- 第11話にも登場。ドメル率いる艦隊との交戦中にナスカ級から発艦したが、発艦直後に母艦が撃沈されたため、その後は不明。
登場勢力・登場天体
- 太陽系
- ガミラスからは「ゾル星系」[注 96]と呼称されている[注 97]。
- 地球
- 第3惑星。ガミラスからは「テロン」[注 96]と呼称されている。
- 国連宇宙軍
- 旧作における地球防衛軍。英称は「UNITED NATIONS COSMO FORCE(略称:UNCF)」。傘下に国連宇宙海軍(英称:UNITED NATIONS COSMO NAVY〈略称:UNCN〉)を持つ。
- 本作では極東管区における作戦名や階級の呼称や用語などに、海上自衛隊のそれに準えた設定が追加されている[注 98]。また、国連宇宙軍の他に国連地上軍が存在する。
- 連合宇宙艦隊・第一艦隊
- メ号作戦のために集結した国連宇宙軍最後の艦隊。艦隊司令は沖田十三宙将。金剛型宇宙戦艦キリシマを旗艦とし、村雨型宇宙巡洋艦8隻、磯風型突撃宇宙駆逐艦12隻が所属。メ号作戦において旗艦キリシマを残して全滅した。
- 火星
- 第4惑星。本作ではテラフォーミングが施されており、地表の一部に海が存在する。かつては「アルカディアシティー」という都市も存在したが、第二次内惑星紛争での敗北後に全居住者が地球へ強制移住させられた上、その後のガミラスの攻撃により2199年時点では廃墟になっている。
- 旧作に存在していた観測所は存在せず、古代と島も訓練で滞在していたのではなく、メ号作戦のためにその3週間前からアルカディアポート跡地に気密テント(直径:4m40cm×高さ:2m10cm)を設置し、待機していたという設定になっている。
- 木星
- 第5惑星。ガミラスからは「ズピスト」[注 96]と呼称されている。
- ヤマトが天王星軌道を目指して人類史上初のワープテストを行った際、原因不明[注 99]の緊急ワープアウトが起こり、ワープアウト地点となった。
- 浮遊大陸
- 木星の大気圏内に存在する、最大長3622kmに及ぶオーストラリア大陸に匹敵する規模を誇る大陸。本作では地球へガミラスホーミングを施すために、ガミラス母星から運んできた地殻部分を重力制御で浮遊させ、ガミラス植物を生育している人工大陸という設定になっている。
- 土星
- 第6惑星。ガミラスからは「ゼダン」[注 96]と呼称されている。
- 本作では立ち寄り先がタイタンではなくエンケラドゥスへ変更されている。エンケラドゥス上には、放棄されたコスモナイト90の採掘場が存在する。
- 天王星
- 第7惑星。この惑星の公転軌道がワープテストの本来の目的地だった。また、2191年に太陽系へ侵入したきたガミラス艦を最初に発見したのは、この惑星の監視ステーションである。
- 海王星
- 第8惑星。すぐ近くをサーシャの乗ったシェヘラザードが通過し、その際第一艦隊へ信号を送った。
- 冥王星
- エッジワース・カイパーベルト天体に属する準惑星[注 100]。ガミラスからは、「プラート」や「プラード」[注 96]と呼称されている。
- 本作では前線基地を設置したガミラスによって、ガミラスホーミングが試験的に施され[81]、海洋が存在する。
- ヘリオポーズ
- 太陽系と外宇宙の境目。ここを越えると、強力な銀河放射線の影響により、地球との超空間通信が困難になる。
- イスカンダル
- 本作では地球から16万8千光年彼方の大マゼラン銀河に位置すると設定されている。
- 大ガミラス帝星
- 本作では国連宇宙軍によるガミラス軍の呼称に「ガ軍」の略称が追加されている。なお、ガミラス語では(帝国臣民の意も含む)ガミラス民族を「ガミロン」と呼称する。帝都の名称は「バレラス」。数字の「4」を反転させたようなシンボルマークを掲げているが、場所によって若干角度が異なっている。
- ガミラス大公国として、サレザー恒星暦で1000年前に建国された後、103年前にアベルトの叔父のエーリク・ヴァム・デスラー大公がガミラス全土を統一した。大公が死去した後、内戦状態になっていたところをアベルトが再統一し、大ガミラス帝星と制定した[72]。その後は大小マゼラン雲を併合し、天の川銀河へも侵出している。なお、地球人(ヤマト乗員も)はガミラス本星の位置を知らず、天の川銀河系内に存在すると推測している。
- ザルツ人
- ガミラスの支配下にある惑星ザルツ出身の民族。肌の色を含め、地球人とほぼ同一の外見をしている。
- ジレル人
- ガミラスの支配下にある惑星ジレル出身の民族。灰色の肌の色で、耳が尖っているのが特徴。精神感応者が多く、それを理由に迫害を受け続けており、現在では生き残りはセレステラとミレーネルの2名のみとなっている。後述のアケーリアスの種族の末裔だという噂もある。
- オルタリア人
- ノルド大管区の属州惑星オルタリアの原住民族。赤茶色の肌で、顔にペイントが入っているのが特徴。民族主義者がガミラスに対し反乱を起こし、首都の制圧に成功するが、親衛隊によって惑星表面全体を焼き尽くされ、反乱に無関係の非民族主義者や逃げ遅れた他星からの移民団もろとも虐殺された。
- ヤマト問題が露見して以降、この手の反乱が相次いでいるらしい。
- なお、第14話ではゼーリックの奴隷となっているオルタリア人が登場する。
- シリウス星系
- 太陽系から約8.6光年離れた点に存在するおおいぬ座のα星「シリウス」を主星とする星系。本星系を航行中のヤマトが、グリーゼ581星系へのワープを行う直前、搭載しているVLBI望遠鏡で地球を観測した際、およそ8年前のガミラスの侵略を受ける前の青い地球が映し出された。
- グリーゼ581星系
- 太陽系から約20.4光年離れた点に存在するてんびん座の赤色矮星「グリーゼ581」を主星とする星系。旧作におけるオリオン座アルファ星と同じ位置づけになる。
- イズモ計画の対象惑星が存在する。
- カレル163
- ビーメラ星系の手前に存在する中性子星。この星の宙域では、カレル163の重力勾配の影響によって、ワープの時空座標にずれが生じる。
- ビーメラ4
- ヤマトが補給のために立ち寄るビーメラ星系の第4惑星。緑一色だった旧作と異なり、地球に近い外観をしている。環境も地球に近く、人類移住に適している。
- かつてイスカンダルが救済のためにやって来たらしいが、現在では滅び去った文明の遺跡のみが残っている状態となっている。また、亜空間ゲートとシステム衛星が存在する。
- バラン星
- 銀河系と大マゼラン銀河の中間に位置する惑星。ガミラスの銀河方面軍司令部(バラン鎮守府)が存在する。本作では形状が極端に扁平な回転楕円体になっており、その周囲には、「ゲシュタムの門」と呼ばれる亜空間ゲートを二つ備えたエネルギー収束リングが存在する。また、惑星中心部にはアケーリアス文明が残したとされる遺跡が存在する。
- バランの位置と名称は、ユリーシャによって地球へ伝えられたとされる行程表に記されている。ヤマトは銀河系を出た後、この星を「灯台」として航行する。
- 七色星団
- ドメルとヤマトの決戦の地となる宇宙の難所。
- 惑星レプタポーダ
- ガミラスの反体制派や戦争捕虜が収容されている第十七収容所惑星で、囚人の虐待が日常化している。
- アケーリアス
- 劇中より遙か昔に存在したとされる先史文明。極めて発達した文明を持っており、バラン星を中心とした超空間ネットワークを構築。さらに宇宙各所に亜空間ゲートを設置した。現在残された亜空間ゲートの一部は、ガミラスによって利用されている。
- ガトランティス
- 第11話でドメル艦隊が戦っている敵。小マゼラン銀河外縁部に度々侵入を繰り返してガミラスと衝突しており、ガミラスからは「蛮族」と呼ばれている。
- 一部ガミラスの捕虜となり、奴隷として扱われているガトランティス人が存在する。
用語
- ヤマト計画(ヤマトけいかく)
- ヤマトの航海の目的となる、イスカンダルに存在する汚染浄化システム「コスモリバースシステム」を受け取り、地球環境を回復させるという計画。国連主導の計画であるが、各ブロックが寸断されているため、実質上は極東管区(日本に相当)が主導している。ヤマト発進に際しては、世界各地からエネルギーが送られた。
- イズモ計画[注 101](イズモけいかく)
- ヤマト計画の前身となる地球脱出計画。2198年にイスカンダルから使者が来訪したことを踏まえ、それ以降はヤマト計画へ転換された。ヤマト計画の実施により破棄されたが、ヤマト乗組員の中にも、内心では未だにイズモ計画を捨て切れていない者もいる。
- 内惑星粉争(ないわくせいふんそう)
- 地球対火星の人類同士による戦争。第二次内惑星戦争は、ガミラス戦役以前の2180年頃(第7話での玲の話によれば、彼女の生まれた頃)に勃発している。物量で勝る地球軍に対し、火星軍は隕石を用いた奇襲攻撃によって短期決戦を図ったが、艦隊戦力の差を埋められずに主要コロニーが無差別攻撃に晒されたため、無条件降伏を余儀なくされた。戦後、マーズノイドは地球へ強制移住させられている。
- なお、村雨型宇宙巡洋艦は、この戦争下における増産計画によって量産化が進められ、多数の同型艦を生み出した。また、地球の地下都市は、この戦争の時に造られた地下シェルターを改造したものである。
- 「地球の危機〜対異星人 戦闘の記録〜」(ちきゅうのきき〜たいいせいじん せんとうのきろく〜)
- 2191年4月1日に起こったガミラスとの遭遇時を綴った記録映像の名称。政府広報20110707号。
- 映像では、太陽系へ進攻してきたガミラスの宇宙船に対して内惑星艦隊に防衛体制を取らせたが、ガミラスによる先遣艦ムラサメへの先制攻撃で機関長の山崎を残して艦長の島大吾以下乗組員全員が戦死したことを伝え、軍務局長の芹沢がガミラスの非人道的な行為を訴える場面が映されている。
- 事実は逆で、芹沢が中央司令部の決定として艦隊司令の沖田に先制攻撃を命令したが、「性急に過ぎる」と拒否した彼を艦隊司令から解任した。その後、芹沢の命令を受けたムラサメは先制攻撃をしかけたが、ガミラスの反撃により撃沈されている。この結果、地球・ガミラス間に全面戦争が勃発したが、司令部はムラサメ唯一の生存者である山崎を含め、事実を知る関係者全員に対して箝口令を敷いて「ガミラス側による許されざる先制攻撃」と報道させた。
- 後にメルダの登場により、先制攻撃の事実がヤマト艦内に知れることとなったが、信じていない者も多い。
- カ2号作戦[注 102](カにごうさくせん)
- 第二次火星沖海戦[注 103]。劇中より約7年前に[注 104]、ガミラス艦隊による地球への直接攻撃を防ぐために、火星を絶対防衛線として行われ、かろうじて侵攻を阻止した作戦。この海戦での「勝利」が、当時司令官を務めていた沖田が「英雄」と賞賛される由縁となる。
- この作戦以後、ガミラスは地球への攻撃を遊星爆弾によるロングレンジ爆撃に絞ることとなる。
- メ号作戦(メごうさくせん)
- 2199年1月の冥王星沖海戦。名目上は地球最後の艦隊による最終決戦であるが、実はアマテラス(下記)の太陽系進入を補助するための陽動作戦。機密事項であるため、一部の人物以外には陽動であることが知らされていなかった。旗艦キリシマを除き全艦が撃沈されたが、陽動には成功する。
- なお、作戦中の暗号には日本神話の『岩戸隠れ』伝説に由来する名称・語句が使用されている。
- メ2号作戦(メにごうさくせん)
- ヤマトによる冥王星基地破壊を目的とした作戦。作戦内容は、ヤマトが敵艦隊を陽動している間に別行動をとる航空隊が敵基地を発見し、攻撃するというものであった。
- 反射衛星砲による想定外の攻撃により、当初の作戦とは大きく異なる形を取ることになったが、最終的には敵基地殲滅に成功し、地球への遊星爆弾投下を根絶させた。
- 開かずの間の幽霊(あかずのまのゆうれい)
- ヤマト艦内で噂されている、自動航法室(通称:開かずの間)に現れるという女性の幽霊。白く輝く姿で、目撃者である航海科の林曰く「一糸まとわぬ姿」「森雪にそっくり」らしい。宇宙人ではないかという噂も立っている。
- 自動航法室の前に度々出没するほか、ヤマトの艦内ネットワークへ接続したオルタの前に現れ「あなたは誰?」と問いかけたり、岬の夢の中に現れたりなど、ヤマト艦内の物事に度々干渉している。
- その正体はユリーシャ・イスカンダル。航海途中で精神のみ覚醒し、岬に憑依した。
- 次元波動理論(じげんはどうりろん)
- 波動エンジンの基礎となっている理論で、波動砲や波動防壁もこれを応用したものである。
- なお、ガミラス艦の主機関である「ゲシュ=タム機関」も同様の理論に基づいている。
- ゲシュ=タムジャンプ
- ガミラスにおけるワープ航法の呼び名。「ゲシュ=タム航法」ともいう。
- 超空間ネットワーク(ちょうくうかんネットワーク)
- 遙か昔アケーリアス文明が構築した、バラン星を中心としたネットワーク。バラン星に残された遺跡がネットワークのコントローラーの役目をしており、ジレル人であるミレーネルはこれを利用し、ネットワークをゴーストリンクの端末として転用することで、数万光年離れたヤマトに自身の精神を送り込んだ。
- システム衛星(システムえいせい)
- バラン星の遺跡と同じ役目を持つ人工衛星。亜空間ゲートに付随する形で宇宙の各所に設置されており、ビーメラ星系などに存在する。
- 亜空間ゲート(あくうかんゲート)
- 通過することでワープと同じく時空跳躍ができる施設。通常のワープよりもはるかに長距離の数万光年を跳躍できる。
- ビーメラ星系に存在する他、ガミラスが「ゲシュタムの門」と呼び利用しているゲートがバランを始めとする宇宙の各所に点在している。
- ガミラスホーミング[注 105]
- ガミラスによるテラフォーミング。遊星爆弾による爆撃後、ガミラス植物が有毒胞子を吐き出し、繁殖範囲を広げながら大気を改造していく。物語開始時点では冥王星へ施されており、地球へも施されている最中である。これにより地球人類は絶滅の危機に瀕しているが、11話での佐渡医師の言によれば「ガミラス人は生物学的に地球人類と遺伝子配列まで完全に同一」とされている。故に、仮に地球のガミラスホーミングが完了しても、地球人類が生存できない環境下では、同様にガミラス人も生存できないと思われる。
- 太陽系赤道祭(たいようけいせきどうさい)
- 旧作におけるフェアウェル・パーティ。ヤマトがヘリオポーズを通過する際、艦内で催された祭りである。
- 「かつて大海原を往く船が、赤道を越える際に航海の無事を祈って『赤道祭』を行った」という故事に倣っている。祭りの最中、希望者は1人につき3分間、地球に残してきた家族や恩人との通信を許可された。また、仮装して通路を走る女子クルーの一団がおり、「赤道祭は伝統的に仮装」という太田の冗談が既成事実化したことが窺える[注 106]。
- 『観測員9号の心』(かんそくいん9ごうのこころ)
- 21世紀末の名作小説。作者:Herbert Quain、原題:The Heart of Agent 9。
- 観測員9号と少女イブの恋物語。YRAラジオヤマトでリクエストされた。
- 南部重工大公社(なんぶじゅうこうだいこうしゃ)
- 南部の実家で、有数の工業会社。ガミラスの攻撃により資本経済が破綻している中で、未だそれに拘っている。
- ヤマト建造にも深く関わっており、三式弾や波動防壁展開用の波動コイルなど、ヤマト艦内の至る所で関連企業の銘が見られる。
スタッフ
- 企画 - 石川光久、河野聡、西崎彰司
- 原作 - 西崎義展
- 総監督・シリーズ構成 - 出渕裕
- チーフディレクター - 榎本明広
- キャラクターデザイン - 結城信輝
- ゲストキャラクター・プロップデザイン - 山岡信一
- メカニカルデザイン - 玉盛順一朗、石津泰志、山根公利、出渕裕
- セットデザイン - 高倉武史、小林誠、渡部隆
- ディスプレイデザイン - むらかわみちお、神林中、佐山善則
- チーフメカニカルディレクター - 西井正典
- CGディレクター - 今西隆志
- コンセプトデザイン協力 - 宮武一貴
- コスチュームデザイン協力 - 草彅琢仁
- デザイン協力 - 武平慎吾、石垣純哉、きお誠児、福地仁
- エンブレムデザイン - 永易直樹
- エフェクトアドバイザー - 橋本敬史
- 美術監督 - 前田実
- 撮影監督 - 青木隆
- 編集 - 小野寺絵美
- 色彩設計 - 鈴城るみ子
- 音響監督 - 吉田知弘
- オリジナルサウンドエフェクト - 柏原満
- 音楽 - 宮川彬良、宮川泰
- 科学考証 - 半田利弘(鹿児島大学理学部教授)
- 異星言語制作 - Hoffnung
- SF考証 - 鹿野司
- 取材協力 - 海上幕僚監部広報室
- 宣伝協力 - 佐藤敦紀、氷川竜介、小林治、小泉聰、倉本真誠、タルカス、ヤマトクルー、インターネットラジオステーション〈音泉〉
- 宣伝ビジュアル協力 - 加藤直之
- CG制作協力 - SUNRISE D.I.D.
- プロデューサー - 郡司幹雄、藤澤宣彦、松原哲也、松本英晃、有吉篤史、寺西史、前田俊博[注 107]
- エグゼクティブプロデューサー - 長谷川隆一、上山公一、下地志直、横倉源太、稲垣浩文、古川寛高、二宮清隆、吉田健太郎、黒田康太、奥野敏聡、井上俊次、三浦亨[注 1]、竹田靑滋[注 107]
- アニメーション制作 - XEBEC、AIC[注 1]
- アニメーション制作協力 - XEBECzwei、マジックバス、スタジオファンタジア
- 製作 - 宇宙戦艦ヤマト2199製作委員会(プロダクション I.G、バンダイビジュアル、ジーベック、バンダイ、バンダイナムコゲームス、ボイジャーエンターテインメント、東北新社、松竹、オー・エル・エム、ランティス)、MBS[注 107]
音楽
本作の劇伴 (BGM) は主に、旧作用に宮川泰が作・編曲したものを元にして彼の息子の宮川彬良が改めて楽譜を起こした、再録音版である。全曲とも、オーケストラによる新録音で収録された[82]。
宮川彬良は『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』でも音楽を依頼されたが、父の苦労を知っていたため自信がなかったこと[83]と、旧作への思い入れから「復活篇はないだろう」と感じたこと[84]から、断っていた。本作についても当初は断ろうと思っていたが[83]、第一作目のリメイク作品であることを聞き、「最初のヤマトをやりたい」というスタッフの意向に賛同し、依頼を快諾した[85]。なお、旧作用BGMのマスターテープは劣化して使えず、譜面も現存していないため、宮川彬良は耳コピーで本作用の楽譜を2か月かけて起こしたという[82]。
本作用の楽譜のために集中して聴いた曲は、旧作の73曲[84](ないし77曲[82])および、「新コスモタイガー」のテーマ曲[注 108]である[82][84]。「新コスモタイガー」については、チーフディレクターの榎本明広の注文により、ワンダバ入りも作られた[82][注 109]。また、旧作にない続編の曲には、「新コスモタイガー」以外にニュー・ディスコ・アレンジ版の「白色彗星」[注 110]がある。
以上の分に加え、宮川彬良自身が本作用に新たに作曲したBGMは全体の約3分の1に相当するが、本人も「こんなにいるの?」と思うくらい多くの曲を作ったという[82]。
主題歌
テレビ放送版
テレビ放送版はOP・EDと共に歌詞が表示される。
オープニングテーマ
- 「宇宙戦艦ヤマト」[86]
- 作詞 - 阿久悠 / 作曲 - 宮川泰 / 編曲 - 須藤賢一 / 監修 - 宮川彬良 / 歌 - Project Yamato 2199(メンバーは以下の通り〈発表順〉[87]、計31組[88])
- 2013年4月からのテレビ放送に際して用いられる新録音版。2011年8月、ささきが東日本大震災を『宇宙戦艦ヤマト』における地球の危機になぞらえたことをきっかけとして、制作側がアニソンシンガー達によるバンドサウンド化を考えた結果、生まれたバージョンである。妖精帝國とReyはヴォーカルのみだが、GRANRODEOはKISHOWが歌唱、e-ZUKAがギターで参加している。なお、2013年5月に発売されるCDの売上の一部は被災者へ寄付される[86]。CDにはMale Ver.(男性合唱版)とFemale Ver.(女性合唱版)が収録されている。
エンディングテーマ
- 「愛詞」[89]
- 作詞・作曲 - 中島みゆき / 編曲 - 瀬尾一三 / 歌 - 中島美嘉(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)
先行上映版
オープニングテーマ(先行上映版)
- 「宇宙戦艦ヤマト」
- 作詞 - 阿久悠 / 作曲 - 宮川泰 / 編曲 - 宮川彬良 / 歌 - ささきいさお / バックコーラス[90] - 東京混声合唱団、Yucca[注 111]
- 本作向けの新録音版である[25]。ささきによれば、「38年の時を経て同じ楽曲を同じ形でレコーディングしたのは、初めての経験だ。長年にわたって唄っていると自分では気がつかないうちに唄い方の癖やずれ、独自の音程がついたりしてくる。リフレッシュという意味でも勉強になった」とのこと[91]。
- 第1話と第2話(第一章)にはオープニングが無く、第3話(第二章)より使用。ただし、ノンテロップオープニングがBD・DVD[1]に特典映像として収録されている。
- 第10話から旧作同様にアップテンポバージョンに、オープニングアニメーションも一部変更され、ノンテロップオープニングがBD・DVD[4]に特典映像として収録されている。
エンディングテーマ(先行上映版)
- 「星が永遠を照らしてる」[92]
- 作詞 - 畑亜貴 / 作曲 - 黒須克彦 / 編曲 - 市川淳 / 歌 - 結城アイラ
- 第一章用。旧作エンディングテーマ「真赤なスカーフ」の歌詞における、スカーフを振っていた娘の視点からのアンサーソングになっている[93][94][95][96]。
- 自らも第一章を劇場で3回鑑賞したほどのヤマトファンだという結城は、本曲の歌詞に感情移入し過ぎて号泣し、レコーディング初日には全く歌えなくなってしまったという[94][95][96]。プレッシャーを乗り越えるのにも時間がかかったが、その後は、観客が物語を思い出しながら浸ってもらえるようにあえて思い切り歌い上げず抑え気味に優しく包み込むように歌ったり、「約束」の「く」の部分だけで息を抜くなど、歌詞の意味がよく伝わるように心がけてレコーディングしたという[94][95][96]。
- 「美しい地球を知る者よ」[92]
- 作詞 - 畑亜貴 / 作曲・編曲 - 増田武史 / 歌 - 美郷あき
- 第二章用。タイトル内の「地球」は「ほし」と読む。
- 「真赤なスカーフ」[97][98][注 112]
- 作詞 - 阿久悠 / 作曲 - 宮川泰 / 編曲 - 宮川彬良 / 歌 - ささきいさお[注 113]
- 第三章用。「宇宙戦艦ヤマト」(上記)のカップリング曲で、同じく新録音である。第7話では劇中歌の懐メロとして「YRAラジオヤマト」で2番が放送された他、古代がハーモニカで演奏していた。
- 「記憶の光」
- 作詞・作曲 - KOKIA / 編曲 - 伊藤真澄 / 歌 - KOKIA
- 第四章用。
- 「ヨーソロー 〜星の海を越えて〜」[99]
- 作詞・作曲 - 影山ヒロノブ / 編曲 - 須藤賢一 / 歌 - 影山ヒロノブ[100]
- 第五章用。
- 「R.I.P〜友よ静かに眠れ〜」[100]
- 歌 - JAM Project
- 第六章用。
- タイトル未定[101]
- 歌 - 水樹奈々
- 第七章用。
劇中歌
- 「宇宙船乗りの歌『銀河航路』」[102]
- 作詞 - 出渕裕 / 作曲・編曲 - 宮川彬良[注 114] / 歌 - 不明
- 第1話では、古代守以下ユキカゼの艦橋乗組員達が劇中で歌唱している[注 115]。ヤマトクループレミアムファンクラブ会報誌「宇宙戦艦ヤマト航海日誌」Vol.1の裏表紙に3番までの全歌詞が掲載されている(CDでは2番まで)。第7話ではインストゥルメンタル版や2番がBGMとして流されていた。
- 「永遠に讃えよ我が光」[82]
- 作詞 - 出渕裕 / 作曲・編曲 - 宮川彬良 / 歌 - 不明
- ガミラス国歌。歌唱版が第15話冒頭で2番が流れているほか、インストゥルメンタル版が第8話のデスラー演説シーンや第12話のドメル凱旋シーンのバックに流れている。
各話リスト
| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | メカ作画監督 | メカ総作画監督 | 人類滅亡 までの 日数 [注 116] |
旧作との対比 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1話 | イスカンダルの使者 | 出渕裕 | 出渕裕 | 榎本明広 | 高見明男 | - | 石原満 前田明寿 伊藤浩二 |
西井正典 | - | 第1話に相当 |
| 第2話 | 我が赴くは星の海原 | 榎本明広 | 前田明寿 | 石原満 | 365日 | 第2話、 第3話に相当 | ||||
| 第3話 | 木星圏脱出 | 樋口真嗣 | 栗原ひばり | 渡辺浩二 前田明寿 |
西井正典 | - | 364日 | 第4話、 第5話に相当 | ||
| 第4話 | 氷原の墓標 | 大野木寛 | 出渕裕 | 別所誠人 | 清水恵蔵 前田明寿 結城信輝 |
赤尾良太郎 | 西井正典 | 363日 | 第6話に相当 | |
| 第5話 | 死角なき罠 | 出渕裕 | 榎本明広 | 服部憲知 | 藤澤俊幸 | 石原満 | 362日 | 第7話に相当 | ||
| 第6話 | 冥王の落日 | 森田繁 | 神戸洋行 | 多田俊介 | 長屋侑利子 | 前田明寿 | 大浪太 | 361日 | 第8話に相当 | |
| 第7話 | 太陽圏に別れを告げて | 大野木寛 | 吉田英俊 | 吉川浩司 | 石本栄治 他 |
結城信輝 | - | 355日 | 第10話に相当 | |
| 第8話 | 星に願いを | 村井さだゆき | 笹嶋啓一 出渕裕 |
室谷靖 | 柴田志郎 他 |
前田明寿 | 343日 | 第9話、 第11話、 第12話に相当 | ||
| 第9話 | 時計仕掛けの虜囚 | 本郷みつる 羽原信義 |
羽原信義 | 岸本誠司 | 339日 | オリジナル エピソード[注 117] | ||||
| 第10話 | 大宇宙の墓場 | 大野木寛 | 千明孝一 | 金子秀一 | 川元利浩 | - | 325日 | 第13話、 第15話に相当 | ||
| 第11話 | いつか見た世界 | 出渕裕 | 滝川和男 | 江上潔 | 小林利充 | 前田明寿 山岡信一 |
- | 323日 | 第13話、 第15話に相当 | |
| 第12話 | その果てにあるもの | 片山一良 | うえだしげる | 長屋侑利子 | 前田明寿 | 大浪太 | 318日 | 第14話、 第15話に相当 | ||
| 第13話 | 異次元の狼 | 森田繁 | 樋口真嗣 出渕裕 片山一良 |
南康弘 | 平山英嗣 高木弘樹 結城信輝 |
- | 317日 | 第17話に相当、 「III」第14話にも相当 | ||
| 第14話 | 魔女はささやく | 村井さだゆき | 出渕裕 | 別所誠人 | 前田明寿 | 310日 | オリジナル エピソード[注 118] | |||
| 第15話 | 帰還限界点 | 大野木寛 | 吉田英俊 樋口真嗣 出渕裕 松尾慎 |
友田政晴 | 藤川太 増永計介 |
結城信輝 | - | 298日 | 第20話に相当 | |
| 第16話 | 未来への選択 | 出渕裕 | 榎本明広 | 宮下雄次 | 後藤隆幸 | 287日 | 第16話に相当 | |||
| 第17話 | 記憶の森から | 大野木寛 | 増井壮一 | 江上潔 | 高木弘樹 名倉靖博 |
結城信輝 | 275日 | 第18話に相当 | ||
| 第18話 | 昏き光を超えて | 武半慎吾 | 大倉雅彦 | 加戸誉夫 | 後藤隆幸 石原満 前田明寿 小谷杏子 |
- | 273日 (第19話は246日) |
第20話に相当 | ||
テレビ放送局
| 放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日本国内 | 毎日放送(テレビ版製作局) TBS系列計28局 |
2013年4月7日 - | 日曜 17:00 - 17:30 | TBS系列 | 字幕放送 連動データ放送 |
特別番組
- 「宇宙戦艦ヤマト2199」上映直前!〜俺たちのヤマトSP〜
- 先行上映記念特別番組。2012年4月1日22:00にサンテレビで、同日22:30にTOKYO MXで、それぞれ放送された[103][注 12]。
- 宇宙戦艦ヤマト2199公開記念特別番組〜新生ヤマト発進宣言〜
- 公開記念特別番組。2012年4月6日21:00にファミリー劇場で放送された[104]。ナレーターは、旧作で島大介役を演じていた仲村秀生。その後、21:30には本編の第1話「イスカンダルの使者」が先行放送された[105]。
- 「宇宙戦艦ヤマト2199」上映直前!〜俺たちのヤマトSP2〜
- 先行上映記念特別番組。2012年6月24日22:30にTOKYO MXで放送された[106][注 119]。
- 「宇宙戦艦ヤマト2199」上映直前!〜俺たちのヤマトSP3〜
- 先行上映記念特別番組。2012年10月6日15:00にTOKYO MXで放送された[107]。
先行上映
テレビシリーズ全26話を七章に分け、全国10館で先行上映中。2012年4月7日から同年4月20日まで第一章「遥かなる旅立ち」[注 120]が上映された。第一章上映期間中には、劇場限定版・第1話絵コンテ集付きBDが劇場で発売された[108](第二章以降も上映と同時に先行販売される)。また、上映と同時にひかりTVでも配信されている[109]。これに先駆けて同年3月26日から第一章の冒頭約10分がひかりTVで無料配信されており[110]、バンダイチャンネルでも同年3月30日から1週間限定で無料配信されていた[30][31]。 同年6月30日からは第二章「太陽圏の死闘」が公開され、10月13日から第三章「果てしなき航海」が上映館をMOVIX亀有と大阪ステーションシティシネマの2館加えた全国12館に増やして公開された。2013年1月12日より第四章「銀河辺境の攻防」が公開され、同年4月13日からは第五章「望郷の銀河間空間」が公開され[111]、同年6月15日からの第六章「到達!大マゼラン」、8月24日からの第七章の上映が決定した[112]。
- 上映内容
-
- 第一章「遥かなる旅立ち」 - 第1話「イスカンダルの使者」、第2話「我が赴くは星の海原」
- 第二章「太陽圏の死闘」 - 第3話「木星圏脱出」、第4話「氷原の墓標」、第5話「死角なき罠」、第6話「冥王の落日」
- 第三章「果てしなき航海」 - 第7話「太陽圏に別れを告げて」、第8話「星に願いを」、第9話「時計仕掛けの虜囚」、 第10話「大宇宙の墓場」
- 第四章「銀河辺境の攻防」 - 第11話「いつか見た世界」、第12話「その果てにあるもの」、第13話「異次元の狼」、 第14話「魔女はささやく」
- 第五章「望郷の銀河間空間」 - 第15話「帰還限界点」、第16話「未来への選択」、第17話「記憶の森から」、第18話「昏き光を超えて」[113][注 121]
- 第六章「到達!大マゼラン」 - 第19話「彼らは来た」、第20話「七色の陽のもとに」、第21話「第十七収容所惑星」、第22話「向かうべき星」
- エンブレム型スペシャルメタリックステッカー
- 各章上映ごとに鑑賞者特典として配付される他、先行上映以外のイベント上映においても配付される。カギ括弧中の括弧内は特製7連コレクションシートの解説より、後の括弧内は劇中でのエンブレムの取り付け位置。
- 第一章 - 「ヤマト(宇宙戦艦ヤマト・艦艇パッチ)」(ヤマト計画参加員のユニフォームの左上腕部、航空隊員のフライトジャケットの左上腕部)
- 第二章 - 「ゆきかぜ(突撃宇宙駆逐艦ユキカゼ・艦艇パッチ)」(制服の左上腕部)
- 第三章 - 「コスモファルコン隊(国連宇宙軍極東管区航空団・部隊パッチ)」(フライトジャケットの右胸)
- 第四章 - 「ヤマト(宇宙戦艦ヤマト・簡易帽章)」(甲板部キャップ・簡易帽章)と「特製7連コレクションシート(加藤直之描き下ろし)」
- 第五章 - 「ヤマト(ヤマト計画パッチ)」(船外服の左上腕部)
- 第六章 - 「コスモファルコン隊(宇宙戦艦ヤマト・航空隊パッチ)」(隊員のユニフォームの左上腕部)
- 第七章 - 「国連宇宙海軍(国連宇宙海軍パッチ)」(制服の左上腕部)
- 森雪コレクションポストカード
- 第四章以降、第2週目鑑賞者特典として配付される。
- 第四章 - 「晴れ着・森雪」(後藤隆幸 画)
- 第五章 - 「桜満開・森雪」(後藤隆幸 画)
| 都道府県 | 上映館 | 備考 |
|---|---|---|
| 東京都 | 新宿ピカデリー | |
| 東京都 | MOVIX亀有 | 第三章より上映 |
| 神奈川県 | 横浜ブルク13 | |
| 千葉県 | MOVIX柏の葉 | |
| 埼玉県 | MOVIXさいたま | |
| 栃木県 | MOVIX宇都宮 | |
| 愛知県 | ミッドランドスクエア シネマ | |
| 大阪府 | 大阪ステーションシティシネマ | 第三章より上映 |
| 大阪府 | なんばパークスシネマ | |
| 京都府 | MOVIX京都 | |
| 北海道 | 札幌シネマフロンティア | |
| 福岡県 | 福岡中洲大洋 |
公開初日舞台挨拶
イベント上映の公開初日に、新宿ピカデリーで公開初日舞台挨拶が行われている。
- 2012年4月7日 - 第一章。出渕裕、菅生隆之、芹那がゲストに登場した[114]。
- 2012年6月30日 - 第二章。出渕裕、赤羽根健治、國分和人、千葉優輝がゲストに登場した[115]。
- 2012年10月13日 - 第三章。出渕裕、山寺宏一、秋元羊介がゲストに登場した[116]。
- 2013年1月12日 - 第四章。出渕裕、若本規夫、中田譲治がゲストに登場した。
- 2013年4月13日 - 第五章。出渕裕、細谷佳正、平川大輔がゲストに登場した。
トークイベント「たっぷりヤマトーク」
- たっぷりヤマトークナイト・第一章
- 2012年4月17日に新宿ピカデリーで開催。出渕裕と西井正典がゲスト出演し、Twitterで生実況された[117][118]。
- たっぷりヤマトークナイト・第二章
- 2012年7月10日に新宿ピカデリー、同年7月12日に横浜ブルク13で開催。新宿ピカデリーのゲストは出渕裕、大野木寛、村井さだゆき、横浜ブルク13のゲストは出渕裕、森田繁であった。
- たっぷりヤマトーク〜大阪ステーションシティシネマ・出張版〜
- 2012年9月22日に大阪ステーションシティシネマで開催。出渕裕と西井正典がゲスト出演した。第一章と第二章が連続上映され、ヒルデのポストカードが入場者特典として配付された。
- 第7話の特別上映も!たっぷりヤマトーク〜福岡中洲・出張版〜
- 2012年10月7日に福岡中洲大洋で開催。出渕裕がゲスト出演した。先行上映に先駆けて第7話を上映し、ヒルデのポストカードを入場者特典として配付された。
- たっぷりヤマトーク〜マチ★アソビ出張版〜
- 2012年10月8日に徳島市の「マチ★アソビVol.9 眉山山頂秋フェスタ」で開催。出渕裕がゲスト出演した。大型ビジョンを駆使し、上映前の第三章からの抜粋にて見所を解説した。ヒルデのポストカードが配付された。
- たっぷりヤマトークナイト・第三章
- 2012年10月23日に新宿ピカデリーで開催。出渕裕と宮川彬良がゲスト出演した。
- たっぷりヤマトークナイト・第四章
- 2013年1月22日と25日に新宿ピカデリーで開催。22日は出渕裕と庵野秀明が、25日は出渕裕と加藤直之がゲスト出演した。
- 1月22日に庵野秀明が本作へ寄せたメッセージ[119]は、同年3月10日にテレビアニメ版『マギ』第22話放送終了直後にて放送された本作の予告映像でも用いられている。
- たっぷりヤマトークナイト・第五章
- 2013年4月23日に新宿ピカデリーで開催。出渕裕と柏原満(オリジナルサウンドエフェクト)と吉田知弘(音響監督)がゲスト出演予定。
プレミアム先行上映
2012年10月6日に東京会場(東劇)、10月9日に大阪会場(なんばパークスシネマ)で、ヤマトクループレミアム会員限定で、抽選の上、第三章「果てしなき航海」がプレミアム先行上映され、来場者全員に、プレミアム上映会限定ポストカードが配付された。絵柄はヤマトクループレミアムファンクラブ会報誌『宇宙戦艦ヤマト航海日誌』Vol.1の表紙のアナライザーとオルタ(羽原信義 画)。
前夜祭
2012年10月12日に、新宿ピカデリーとなんばパークスシネマにて前夜祭が開催され、第三章が上映された。上映に際し、ローソンチケットにて9月24日より2種類の鑑賞セットが発売された。セット内容は以下である。
- Aセット(1万6800円)
- 鑑賞券、劇場限定Blu-ray Disc(第3巻)、パンフレット(第三章)、劇場&プレミアムバンダイ限定商品『1/1000Scale 宇宙戦艦ヤマト2199 スペースパノラマVer.』、前夜祭限定ストラップ、オリジナルバッグA(戦術科版)
- Bセット(1万2300円)
- 鑑賞券、劇場限定Blu-ray Disc(第3巻)、パンフレット(第三章)、前夜祭限定ストラップ、オリジナルバッグB(航海科版)
プレミアムナイト
- 第四章プレミアム上映会「宇宙戦艦ヤマト2199『プレミアムナイト〜第四章最速上映・前夜祭〜』」
- 2013年1月11日に、新宿ピカデリーとなんばパークスシネマにて開催された。2012年12月8日から同年12月25日まで、ヤマトクループレミアム会員限定でプレミアム鑑賞券が、一般には同年12月28日に各劇場公式サイトにて通常鑑賞券が販売された。プレミアム鑑賞券には『宇宙戦艦ヤマト2199ヘルメットキーホルダー加藤Ver.』[注 122]が付く他、劇場限定版BDが最先行販売される特典が付いた。また、当日の新宿ピカデリーでのみ出渕裕の舞台挨拶が行われた。
- 第五章プレミアム上映会「宇宙戦艦ヤマト2199『プレミアムナイト〜第五章最速上映・前夜祭〜』」
- 2013年4月12日に、新宿ピカデリーとなんばパークスシネマに加え、名古屋のミッドランドスクエアシネマでも開催された。同年3月9日から3月26日まで、ヤマトクループレミアム会員限定でプレミアム鑑賞券が、一般には同年3月29日に各劇場公式サイトにて通常鑑賞券が販売された。プレミアム鑑賞券には『宇宙戦艦ヤマト2199キービジュアルB2ポスター3枚セット』[注 123]が付く他、劇場限定版BDが最先行販売される特典が付いた。当日、舞台挨拶等のイベントは各映画館とも行われなかった。
関連商品
Blu-ray・DVD
各巻封入特典:特製ブックレット 各巻初回特典:加藤直之描き下ろしの特製スリーブ
- [1](第1話・第2話)
- 初回特典:オープニング絵コンテ集
- 映像特典:ノンテロップオープニング(アカペラフルVer.)
- 音声特典:第1話オーディオコメンタリー(出演:小野大輔、桑島法子、出渕裕)
- [2](第3話〜第6話)
- 映像特典:特別上映「発進式特別上映会in名古屋&大阪」ディレクターズカット、特別番組「上映直前〜俺たちのヤマトSP〜」ディレクターズカット
- 音声特典:第3話オーディオコメンタリー(出演:小野大輔、鈴村健一、出渕裕)
- 第3話絵コンテ集[注 125]が付属する劇場限定版BD(品番:BCXB-0486)の先行発売が2012年6月30日に予定されていたが、収録されている映像特典の一部に不備が見つかったために劇場での販売を中止し、鑑賞者先着限定でネット注文による通信販売に変更され、同年7月10日より順次発送された。また、お詫びとして第一章・第二章のパンフレットに描かれた加藤直之 画の非売品ポストカードが2枚付属された。
- 一般流通用のBD(品番:BCXA-0486)・DVD(品番:BCBA-4317)が2012年7月27日に発売された。
- 第3話〜第6話AR台本(B5版・4冊)、ヤマトクルーオリジナルトレーディングカードNo.030(小林誠 画)付BD・DVDが「YAMATO CREW」限定で2012年7月27日に発売された。
- [3](第7話〜第10話)
- 映像特典:特別番組「第二章上映直前〜俺たちのヤマトSP2〜」ディレクターズカット、ささきいさおインタビュー、第一章ダイジェスト
- 音声特典:第9話オーディオコメンタリー(出演:チョー、内田彩、出渕裕)
- [4](第11話〜第14話)
- 映像特典:出渕裕×安彦良和対談、ノンテロップオープニング(ノーマルフルVer.)、第二章ダイジェスト、CM・PV集(1)
- 音声特典:第13話オーディオコメンタリー(出演:中田譲治、佐藤せつじ、出渕裕)
- [5](第15話〜第18話)
- 映像特典:出渕裕×柏原満対談、第三章ダイジェスト、上映版次回予告(1)
- 音声特典:第16話オーディオコメンタリー(出演:関俊彦、久川綾、出渕裕)
- [6](第19話〜第22話)
- 映像特典:第四章ダイジェスト、CM・PV集(2)、上映版次回予告(2)
- 音声特典:オーディオコメンタリー
- [7](第23話〜第26話)
- 映像特典:第五章・第六章ダイジェスト、CM/PV集(3)、上映版次回予告(3)
- 音声特典:オーディオコメンタリー
- 一般流通用のBD(品番:BCXA-0491)・DVD(品番:BCBA-4322)が2013年9月25日に発売予定。
CD
- 「宇宙戦艦ヤマト / 真赤なスカーフ」
- 品番:LACM-4921 / レーベル:ランティス / 発売日:2012年4月25日
- 「星が永遠を照らしてる / 美しい地球を知る者よ」
- 品番:LACM-4928 / レーベル:ランティス / 発売日:2012年6月27日
- 「宇宙戦艦ヤマト2199 オリジナルサウンドトラック Vol.1」
- 品番:LACA-15248 / レーベル:ランティス / 発売日:2012年11月7日
- 「YRAラジオヤマト Vol.1」[注 130]
- 品番:TBZR-0069 / レーベル:タブリエ・コミュニケーションズ / 発売日:2012年11月21日(2012年10月13日、劇場にて先行発売)
- 「記憶の光」
- 品番:LACM-14068 / レーベル:ランティス / 発売日:2013年3月27日発売
- 「宇宙戦艦ヤマト」[99]
- 品番:LACM-14070 / レーベル:ランティス / 発売日:2013年5月1日発売
- 「愛詞(あいことば)」
- 品番:不明 / レーベル:ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ / 発売日:2013年5月22日発売予定
- 「宇宙戦艦ヤマト2199 オリジナルサウンドトラック Vol.2」[99]
- 品番:LACA-15302 / レーベル:ランティス / 発売日:2013年5月29日発売予定
- 「ヨーソロー 〜星の海を越えて〜」[99]
- 品番:LACM-14090 / レーベル:ランティス / 発売日:2013年6月12日発売予定
書籍
- 「YAMATO 2199 ILLUSTRATED BOOK RE:MECHANICS」
- 2012年9月22日先行発売、12月10日一般発売、出版社:メディアパル、価格2,000円、ISBN 978-4-89-610664-0
- 「宇宙戦艦ヤマト2199オフィシャルDVDガイドブック」
- 2013年4月10日発売、出版社:マッグガーデン、価格980円、ISBN 978-4-80-000143-6
- DVD付きガイドブック(キャラクター・世界設定・ヤマトの内部構造まで大解説した冊子)。
- 「宇宙戦艦ヤマト2199 公式設定資料集」
- 2013年5月30日発売予定、出版社:マッグガーデン、価格2,980円、ISBN 978-4-80-000164-1
漫画
角川書店(角川グループパブリッシング)の『ニュータイプエース』Vol.07(2012年3月10日発売)から、むらかわみちお[注 131]の作画による漫画版が連載中。物語そのものはアニメ本編に沿っているが、漫画のみのオリジナル部分やアニメ用準備稿の部分(#ネットラジオ後半第9回を参照)も存在する。第二部まではアニメ版のストーリーに準じているが、第三部はアニメ版第8話のデスラー主催のパーティの回想として始まっている。
単行本は角川書店のカドカワコミックス・エースより発売。
- (第一部)2012年7月10日発売、ISBN 978-4-04-120336-1 本編の第1話・第2話に相当(全4回)
- (第二部)2013年1月12日発売、ISBN 978-4-04-120559-4 本編の第3話・第4話に相当(全6回)[注 132]
2199応援ピンナップ
漫画本編とは別に『ニュータイプエース』Vol.17からイラストレーター、漫画家等、話題のクリエイターによるピンナップポスターが付属している[注 133]。
- Vol.17(2013年1月10日発売) - ことぶきつかさによる「ヤマトガールズ」
- Vol.18(2013年2月9日発売) - 安田朗による「二人の森雪」
- Vol.19(2013年3月9日発売) - 米村孝一郎による「山本玲とコスモゼロ」
- Vol.20(2013年4月10日発売) - 夏元雅人による「新見薫とAU09」
プラモデル
「宇宙戦艦ヤマト2199」のプラモデルがバンダイホビーから発売されている。ラインナップは以下である。
- 「1/1000Scale 宇宙戦艦ヤマト2199」
- 2012年7月28日発売。定価:3,990円。同一スケールの「コスモゼロ」2機、「コスモファルコン」16機が付いている他、付属キットとして旧作に登場した「三段空母(メカコレクションNo.18・青)」が付く。
- 「1/1000Scale 国連宇宙海軍 連合宇宙艦隊セット1」
- 2012年10月25日発売。定価:3,150円。「金剛型宇宙戦艦キリシマ」、「村雨型宇宙巡洋艦」、「磯風型突撃宇宙駆逐艦」のセットに、同一スケールの「100式空間偵察機」1機が付いている他、付属キットとして「三段空母(メカコレクションNo.18・紫)」が付く。
- 「1/1000Scale ガミラス艦隊セット1」
- 2013年1月発売。定価:3,990円。「デストリア級航宙重巡洋艦」、「ケルカピア級航宙高速巡洋艦」のセットに、付属キットとしてメカコレクションサイズの「反射衛星」が付く。
- 「1/72Scale 零式52型空間艦上戦闘機コスモゼロα1(古代機)」
- 2013年2月発売。定価:2,940円。
- 「1/72Scale 零式52型空間艦上戦闘機コスモゼロα2(山本機)」
- 2013年3月発売。定価:2,940円。
- 「1/1000Scale 国連宇宙海軍 連合宇宙艦隊セット2」
- 2013年3月発売。定価:3,360円。「村雨型宇宙巡洋艦」、「磯風型突撃宇宙駆逐艦」2隻ずつのセット(セット1とは別カラー2種)に、付属キットとしてメカコレクションの「コスモゼロ(完結編カラー)」が付く。
- 「1/1000Scale ポルメリア級強襲航宙母艦」
- 2013年5月発売予定。定価:4,725円。同一スケールの「メランカ」2機が付いている他、付属キットとしてメカコレクションサイズの「メランカ」1機が付く。
- 「1/1000Scale ガミラス艦隊セット2」
- 2013年6月発売予定。定価:5,250円。「ガイデロール級航宙戦艦」、「クリピテラ級航宙駆逐艦」2隻のセットに、付属キットとしてメカコレクションサイズの「サルバーS-VI」が付く。
- 「1/1000Scale ガミラス艦 親衛隊カラーセット」
- プレミアムバンダイ限定販売。4月上旬より受付開始、6月発送予定。定価4,725円。「1/1000Scale ガミラス艦隊セット1」のバリエーションで、青基調の「デストリア級航宙重巡洋艦」、「ケルカピア級航宙高速巡洋艦」、「クリピテラ級航宙駆逐艦」のセット。
トレーディングカード
大部分は劇場発売されたり、ヤマトクルーの通販で発売されるヤマトクルーオリジナル商品であるが、一部はヤマトクルー限定版BD・DVDに付属されたり、プレミアムファンクラブの会員申込者限定で会員証と共に送付される。表面のキャラクターや名場面をNo.036まで全部揃えると、裏面で第一章チラシや第一章クリアファイルに描かれている地球を背にしたヤマト正面図が完成する。No.037以降の裏面の絵柄は「夕日に眠るヤマト」。ラインナップのNo.は以下の通り。
- 001:宇宙戦艦ヤマト(旧作・初期案:プレミアムファンクラブ会員限定)
- 第一章公開時に発売
- 009:スターシャ
- 010:サーシャ
- 011:森雪
- 第二章公開時に発売
- 012:森雪
- 013:ワープ
- 014:古代進
- 023:原田真琴
- 024:岬百合亜
- 025:山本玲
- 026:デスラー
- 027:デスラー
- 028:デスラー
- 029:冥王星会戦(限定DVD・BD[1]に付属、小林誠 画)
- 030:デスラー紋章(限定DVD・BD[2]に付属、小林誠 画)
- 031:シュルツ父娘(限定DVD・BD[3]に付属、羽原信義 画)[注 134]
- 032:異次元の狼(限定DVD・BD[4]に付属、玉盛順一朗 画)
- 第三章公開時に発売
- 037:古代 雪
- 038:原田真琴
- 039:デスラー
- 040:ヒルデ
- 041:岬百合亜
- 042:山本玲
- 043:ヤマト
- 044:メルダ
- 045:森雪
- 第四章公開時に発売
- 046:ラスコー級宇宙巡洋艦
- 047:森雪
- 048:古代 島
- 049:エルク・ドメル エリーサ・ドメル
- 050:デスラー
- 051:古代 雪
- 052:次元潜行艦UX-01
- 053:宇宙戦艦ヤマト
- 054:ヴォルフ・フラーケン
- 第五章公開時に発売
- 055:加藤 原田
- 056:AU09 岬
- 057:古代
- 058:森雪
- 059:ビーメラ遺跡入り口
- 060:新見 古代守 真田
ネットラジオ
インターネットラジオステーション「音泉」にて、『YRAラジオヤマト』のタイトルで2012年3月26日から配信中。隔週月曜日更新、第19回以降、毎月最後の月曜日更新(月1回更新)に変更、全26回予定⇒28回に延長。
- 前半
- 内田彩とチョーが、岬百合亜とAU09 / アナライザーによるヤマトの艦内ラジオ番組を、ラジオドラマ形式で再現する。なお、アニメ本編でも第三章から放送される[注 52]。前半ドラマ・パート部分の第10話までに森雪(声-桑島法子)をゲストに迎えた特別編を加えたCD『YRAラジオヤマト Vol.1』を2012年10月13日に第三章公開時、劇場にて先行発売。
- 第3回(2012年4月23日配信) - 百合亜が艦内放送を始めるきっかけを明かした。
- 第6回(2012年6月4日配信) - 百合亜が艦内放送をいよいよ始めようとしている。
- 第7回(2012年6月18日配信) - YRAラジオヤマトは「宇宙赤道祭」後に、サブ通信室から放送が予定されている。
- 第9回(2012年7月16日配信) - 百合亜が食堂から、セットメニューとして鳥・野菜料理中心のAセット、肉料理中心のBセット、魚料理中心のCセットがあることを生中継した。
- 第10回(2012年7月30日配信) - 百合亜が「YRAラジオヤマト」には音楽館、文学館、スポーツ館、時計館、マルチメディア館、おもちゃ館などのコーナーがあることを話していた。
- 第16回(2012年10月22日配信) - 百合亜と原田真琴が同室であるとの設定が明らかにされ、百合亜は真琴に「寝起きドッキリ」を仕掛けた。
- 第22回(2013年3月25日配信) - 第五章で百合亜がユリーシャに憑依され、意識が途切れ途切れになり、アニメ本編でラジオ放送を中止しているので、それに合わせて前半ドラマパートの放送がなかった。
- 第23回(2013年4月29日配信) - 原田真琴が登場。アナライザーと共にユリーシャに憑依されている百合亜を元に戻そうと頑張る(原田役の佐藤利奈の出演は前半ドラマパートのみ)。
- 後半
- 内田がチョーと共に、リスナーからのメールに答える。また、チョーは毎回アニメ本編に先駆けてガミラスの情報などを明かしている。
- 第4回(2012年5月7日配信) - 「ニコニコ超会議2012」での公開録音で収録された『YRAラジオヤマト』出張版が放送された。
- 第5回(2012年5月21日配信) - 第一章エンディングテーマ『星が永遠を照らしてる』を歌っている結城アイラがゲスト出演した。
- 第7回(2012年6月18日配信) - 第二章エンディングテーマ『美しい地球を知る者よ』を歌う美郷あきがゲスト出演し、同曲が公開に先立ち初披露された。また、チョーがヤマト食堂のメニューの一部を披露している。その内容は、「宇宙海軍カレーセット」「アステロイ丼」「月の塩ラーメン」「艦長のお気に入りサラダ」「ワープスープ」である。
- 第9回(2012年7月16日配信) - 漫画版『宇宙戦艦ヤマト2199』を連載中のむらかわみちおがゲスト出演した。スタッフや漫画家として、徳川が出発前の家族と行う語らいが実はファンサービスであり、本来は漫画版のように自宅前で待っていた薮と退役のことを話し合う予定であったなどの裏話を話した。
- 第16回(2012年10月22日配信) - 原田真琴役の佐藤利奈が前半のドラマパートから後半のDJパートまでゲスト出演した。
- 第18回(2012年11月19日配信) - 第19回から月1回更新になることが発表された。
- 第22回(2013年3月25日配信) - エンディングで「放送終了まであと6回」と告知があり、2回延長され、全28回になったことが発表された。
コラボレーション
- 東放学園映画専門学校
- 2012年3月26日に、公開授業イベント「『宇宙戦艦ヤマト2199』×東放学園“アニメーション制作”公開授業」が開催された[122]。
- ロッテリア
- 2012年3月29日から、本作とのタイアップキャンペーンとして「『宇宙戦艦ヤマト』ロッテリアオリジナルクリアファイルセット」が数量限定で発売された[123]。
- 前田建設ファンタジー営業部
- 2012年4月13日に、国連宇宙軍から2199年の前田建設ファンタジー営業部へ、「宇宙戦艦ヤマト 建造準備および発進準備工事」が特命発注され[124]、その模様は当初6月まで数回にわたり公開される[125]とあったが、同年10月15日に第1回を、10月19日に第2回を、10月26日に第3回を、11月2日に最終回をそれぞれ公開し、全4回で終了した。
- 北近畿タンゴ鉄道
- 2012年10月2日から2013年3月31日(予定)まで、本作とのタイアップによるラッピング車両が運行されている[126]。
- スーパーフォーミュラ
- 2013年4月13日と14日に、鈴鹿2&4レースへ出場する平川亮のマシンに本作のロゴが貼られる。2013年度スーパーフォーミュラシリーズ全7戦に出場予定。ヤマトガールRQは、2012年レースクイーン大賞・準グランプリの水谷望愛が務める。[127]。
脚注
注釈
- ^ a b c d 第三章まで。テレビ放送時には、AICとその関係者は第1話からノンクレジットとなっている。
- ^ 宇宙戦艦ヤマト2199製作委員会への参加企業リストは、#スタッフを参照。
- ^ 詳細は、宇宙戦艦ヤマト#放映と影響を参照。
- ^ この公開形態は、アニメ版『機動戦士ガンダムUC』のそれとほぼ同様である。
- ^ 旧作の全記録集下巻にも、ファンクラブ代表として名前が掲載されている。
- ^ 詳細は、宇宙戦艦ヤマト#知的財産権に関する特記や、宇宙戦艦ヤマト 復活篇#概要を参照。
- ^ 庵野は後に時間を割き、本作のオープニングアニメーションの絵コンテを担当している。
- ^ この件に関して、『宇宙戦艦ヤマトDVDメモリアルボックス保完ファイル』P10第1話、P11第3話各「ポイント解説」によると、旧作第18話での真田の回想シーンから逆算すると冥王星海戦(第1話)は2199年4月末〜5月頭と推測され、ヤマト完成・出発(10月9日・第3話)までは5か月の期間があり、改造期間が数日ではない。
- ^ 旧作第2話では、一部市民がヤマト乗組員に対して、地球を見捨てて逃げるのではないかと野次を浴びせているが、政府関係者の中にはヤマトがイスカンダルへ行くことを反対する人物は登場していない。
- ^ a b 入場者特典として、『フィギュア王』 (No.171) P154によると、「戦術科三尉 / Ensign」、「航海科三尉 / Ensign」、「技術科三尉 / Ensign」、「船務科三尉 / Ensign」の「宇宙戦艦ヤマト乗組員IDカード」4種類の内1種類が配布された。入場者以外では、声優出演者は声優名 / 役名とそれぞれの階級の掲示されたIDカード、声優以外の出演者は出演者名と階級なしで「国連宇宙軍 / 作戦部9課」のIDカード、スタッフと来賓は「国連宇宙軍 / 主計科一尉 / Lieutenant」のIDカードをそれぞれ付けていた。また、3月25日の名古屋・大阪では入場者特典として共に「戦術科三尉 / Ensign」の「宇宙戦艦ヤマト乗組員IDカード」1種類のみ配布された。顔写真が入る部分は声優のみ役柄の顔写真、それ以外は青地に錨マークで、出演者・スタッフは白抜きの錨マーク、来賓・入場者は黄色の錨マークが入っている。
- ^ 古代進役の小野大輔は、番組のナビゲーターキャラクターである蝶伝寺さすけ役やさてつ役を演じている縁から、番組内でも改めて本作への思い入れを語っている。
- ^ a b 第2巻のBD・DVDに映像特典としてディレクターズカット版を収録。
- ^ キャラクターデザイン設定画に記載された年表記より。
- ^ 階級名は日本の海上自衛隊での呼称に準じている。
- ^ 宙曹・宙士長に関して一部の乗組員を除いて等級は不明。
- ^ 宙士に関しては等級は不明。
- ^ ヤマト乗艦前の古代達やキリシマやユキカゼに見られる。
- ^ 海上自衛隊で例えるなら砲雷科に相当。同科を軸に飛行科も含めたオリジナル部署となっている。砲雷科同様に艦の兵装を所掌、航海科と思われがちな甲板作業(例えば錨や索、短艇、クレーンの操作)も担当している。
- ^ 海自で言えば飛行科に相当。本来なら固有の管制員・整備員を有する独立科だが、今作では管制を船務科に、整備を甲板部に任せて、戦術科の傘下となっている。
- ^ 戦術科内の艦要員に分類される部署。兵器担当は別。業務は多岐に及び、各種甲板作業の他に船体修理・搭載機整備も担当、雑務も行う。
- ^ 操舵及び航海補佐全般を担当する。気象観測関係も此処に含まれる。
- ^ 技術(テクノロジー)に関する専門知識と、ある程度の解析・研究・工作能力を有する工房を保有する。地球人類未踏のイスカンダル行きを頭脳面から補佐する部署。
- ^ 主機関及び補機の運用管理・サービス電源の提供等を担う部署。艦の運用・安全を担う所でもあり、被弾時の応急対処も同科が中心となって担当する。
- ^ 主に電子情報系全般の管理・運用を担当する部署。
- ^ 海上自衛隊では補給科に相当する部署。経費・物資管理、庶務や人事事務、給食といった各種補給業務を担当。主計科とは旧海軍呼称。
- ^ 乗員の健康管理、保健衛生・診療ならびに衛生機材の取扱を担当する部署。
- ^ 真琴のユニフォームも他の女性隊員と同じ仕様であるが、ジッパーを外しセパレートにすることでオリジナリティーを出していると「ハイパーホビー」2012年10月号P94にある。
- ^ 艦内治安を管理・保持する業務を担当する。一部の士官を除けば艦内で武装権限を有する唯一の部署。
- ^ この日は大東亜(太平洋)戦争の開戦記念日(1941年)の200周年に当たる。
- ^ 1944年のこの日はサイパン島玉砕の日である。
- ^ なお、設定上は、「戦時特進」とされているが、現行法上でも、自衛隊法施行規則第三十条には、「次の各号のいずれかに該当する自衛官は、第二十八条及び第二十九条の規定にかかわらず、選考によつて、その者を一階級又は二階級上位の階級に昇任させることができる。(中略) 第四号 前各号のほか、防衛大臣が特に定めた場合に該当する者」とあり、特に異例であったかは、不明。なお、現実の自衛隊では、防衛大学校卒業(あるいは、自衛隊幹部候補生採用)後、通常1年(満23歳)で三尉に任官できる。
- ^ 1945年のこの日は大東亜(太平洋)戦争の終戦記念日である。
- ^ このことからヤマト出発がこの翌日と確認できる。
- ^ 2012年現在では「看護師」と記述するべきであるが、旧作放送当時の資料などにしたがい、「看護婦」と表記する。
- ^ ただし、雪本人に記憶がないため、この経歴が全て本物であるかまでは不明。
- ^ 出版社は大和書店のワイド版大和文庫131番で、岩波書店のワイド版岩波文庫(ISBN 4-00-007055-X C0392 /岩波文庫 ISBN 4-00-310971-6)がモチーフであり、読んでいたページは「生い立ちの歌」(岩波文庫版P116)であった。ちなみにこの本は元々古代守の愛読書で、真田に譲った物であり、守が好んで読んでいた詩が「汚れちまつた悲しみに……」(岩波文庫版P88)である。
- ^ 麦人は、『ヤマトよ永遠に』及びPS2用ゲームでカザン、『宇宙戦艦ヤマトIII』でダゴン、PS2用ゲームでクーギスを演じている。
- ^ 徳川自身の年齢が旧作より7歳上に変更されたのに対し、アイ子は旧作より更に幼く赤ん坊へ変更されている。
- ^ 詳細は徳川彦左衛門#家族を参照。
- ^ 先行上映用パンフレットの第1話クレジットでは「南部康隆」と誤載されている。
- ^ 大企業の御曹司で地球との交信時にはお見合い写真を見せ付けられるなど旧作の森雪の役割を担ったり、ヤマト乗艦を家族に反対されるなど、『宇宙戦艦ヤマトIII』の揚羽武に似た設定が付加されている。
- ^ 千葉は、『宇宙戦艦ヤマト2』で鶴見二郎他モブキャラクター多数を、『宇宙戦艦ヤマトIII』で坂巻浪夫を演じている。
- ^ a b 第16話のオーディオコメンタリーによると、今作同様に出渕裕 監督作品である『ラーゼフォン』において新見役の久川は主人公兄弟の兄と恋人関係、伊東役の関は反乱を興すが、信頼していた美少年に裏切られるという今作に似た役回りを演じていたことが語られている。
- ^ ヤマト乗艦直前、加藤が戦友であった明生の仏壇へ手を合わせに行っている。
- ^ 姓名こそ旧作の山本明と同じ読みであるが、家族を失っている、希望外部署への配置、上司が平田であるなど、『宇宙戦艦ヤマトIII』の土門竜介に似た設定が付加されている。
- ^ 第二章パンフレットでの結城信輝のコメントによれば、西﨑義展に依頼されて描いた『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』の佐々木美晴(結局は不採用)をアレンジしたとのこと。
- ^ メンテナンス中のコスモファルコンで発艦していたため、戦闘中のエンジントラブルにより玲は宇宙に投げ出されるが、メルダに救助された。
- ^ 元々は彼女が出撃する兄に送ったものであり、兄の戦死後、加藤によって彼女の元へ返された。
- ^ 「『宇宙戦艦ヤマト2199』発進式〜俺たちのヤマトSP〜」で、原田真琴役の佐藤利奈が付けていたIDカードには二尉とあった(『フィギュア王』〈No.171〉P154参照)。
- ^ ちなみに、実際に真琴達の救援に駆け付けたのは加藤ではなく山本である。
- ^ 公式サイトでの初公開当初は「山口県出身」という設定も存在していたが、その後に抹消された。地球側の登場人物で出身地が不明なのは、雪と百合亜のみである。
- ^ a b 『YRAラジオヤマト』第4回(2012年5月7日配信)で、「ニコニコ超会議2012」にて行われた『YRAラジオヤマト』出張版での出渕による発表が放送された。
- ^ 百合亜の方はこの髪型を変だと思っている。
- ^ 小橋と袴田については、ヤマトクループレミアムファンクラブ会報誌『宇宙戦艦ヤマト航海日誌』Vol.1の設定資料の中のキャラクター紹介ページ「航空隊員」(P13)と本編、第二章パンフレット、第5話AR台本を照合した結果より。ちなみに、パンフレットやAR台本では小橋は「航空隊員A」、袴田は「航空隊員B」と記載されている。また、パンフレットには「航空隊員C(声 - 中西としはる)」とあるが、役名は不明。
- ^ ただし、山本明の立場が明確化されたのは『宇宙戦艦ヤマト2』からであり、旧作では第4話のみに登場する名字のみのその他大勢に含まれる、実質上はモブキャラクターに等しい。
- ^ 第二章パンフレットでの結城信輝のコメントによれば、「山本として描いた」とのこと。
- ^ 公式サイトで読みが発表される以前に、『YRAラジオヤマト』第1回(2012年3月26日配信)で、チョーが自称していた。
- ^ 出身地の設定が抹消された百合亜とは反対に、公式サイトでの初公開当初は出身地が設定されていなかった。
- ^ 第16話のオーディオコメンタリーによると別にオカマとか男好きではないとの話である。
- ^ 第五章パンフレットによると、新見と違いイズモ計画のシンパではなく、単にイスカンダルに依存するヤマト計画の反対者であったらしい。
- ^ 既存の劇場版やソフト版では肩章が銀線2本で准尉階級であったが、設定画では銀線1本と異なっている。
- ^ 「AU09」の「AU」は「アナライザー・ユニット」の略称。
- ^ 石塚はANA「旅割」のCM(2006年)および、パチンコ『CR宇宙戦艦ヤマト』(藤商事、2007年)で、デスラーを演じている。
- ^ 2199年時点で地球連邦はまだ成立していないので、本来は国際連合・極東管区行政長官が正しい。
- ^ 玄田は『宇宙戦艦ヤマトIII』で、ゴルサコフを演じている。
- ^ 容貌はPS用ゲームに登場する参謀長に近い。
- ^ ただし、それ以前にガミラス艦隊は地球側のありとあらゆる呼びかけに全く応答しなかったらしい。
- ^ 下の名前は『ヤマトよ永遠に』での声優の小林修と同じである。
- ^ 井上は、PS用ソフト『宇宙戦艦ヤマト 英雄の軌跡』でジュラを演じている。
- ^ 『YRAラジオヤマト』第2回(2012年4月9日配信)でチョーが明言。
- ^ 旧作の第6話でもガミラス人のヤレタラがガミラス語を喋っているが、放送に字幕はなく、アナライザーが通訳している。
- ^ 『YRAラジオヤマト』第3回(2012年4月23日配信)で、「ガミラス語講座」としてチョーが惑星間弾道弾発射のカウントダウンで用いられた数字を披露した。これらは、ヤマトクループレミアム会員会報誌『宇宙戦艦ヤマト航海日誌』の創刊号 (Vol.0) や、第二章パンフレットにも掲載されている。
- ^ 山寺は旧作のPS用ゲームのシリーズや『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』では、古代進を演じていた。
- ^ 秋元は旧作のPS2用ゲームでは、山崎奨を演じていた。
- ^ 大塚(明)は旧作のPS用ゲームでは、土方竜を演じていた。
- ^ 若本は『宇宙戦艦ヤマト2』で、モブキャラクター数名の声として出演している。また、PCソフト『特打ヒーローズ 宇宙戦艦ヤマト タイピング波動砲』(ソースネクスト、2003年)では、デスラーも演じている。
- ^ 国家元帥とはドイツ第三帝国期にヘルマン・ゲーリングに授けられた元帥号である。
- ^ 正式階級は不明。
- ^ 旧作のタランは『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』以前と『宇宙戦艦ヤマト2』以降でデザインが変更されているが、ヴェルテは変更前のデザインをベースにしている。
- ^ ガデルは旧作の変更後のデザインをベースにしている。
- ^ 公式サイトでの初公開当初は「惑星ジュレル出身」や「惑星ジュレス出身」という表記も存在し、その後は削除されていたが、第14話によりミレーネル・リンケと同郷の「惑星ジレル」出身と判明した。
- ^ 『YRAラジオヤマト』第1回(2012年3月26日配信)で、チョーがガンツも演じていることを発表した。旧作の緒方賢一と同様に、薮、アナライザー、ガンツの3役を同一声優が演じることになる。
- ^ TV放送版のテロップでは「浮遊大陸実験基地司令官」となっている。
- ^ 日本艦艇であるため。旧日本海軍や海上自衛隊は、艦種名に「型」を用いる。
- ^ 「グレートメカニックDX23」のP20にある、宣伝協力(メカ設定)担当の小泉聰によるとカ2号作戦時にはキリシマを含め「コンゴウ」と「ハルナ」の3艦が残っていたが、撃沈されキリシマだけが残ったとの話である。
- ^ シェヘラザードは、『千夜一夜物語』の語り手としても有名な伝説上のイラン王妃の名である。
- ^ シャングリ・ラーや親衛航宙艦隊所属艦艇などは、巡航時にピンク色、戦闘時に黄色からピンク色へグラデーションがかかった色に変色する。
- ^ 第一章劇場公開時のパンフレット等には320mとの記述があるが誤りだと考えられる。
- ^ a b c d e これらはヤマト竣工以前の識別であるが、ヤマト竣工以後の基準では、デストリア級より大型のメルトリア級が「戦艦」から「L型巡洋艦」に識別変更されているため、他の艦艇もヤマト竣工以前の識別がそのままかは不明。しかし、少なくとも浮遊大陸戦時点ではデストリア級を「戦艦」と識別している。
- ^ 公式サイトの解説より。ただし、この識別がヤマト竣工以前のものか以後のものかは不明。第三章パンフレットでは「地球側では「戦艦」と識別されていたが、ヤマト竣工以後の基準で「L型巡洋艦」と識別されるようになった。」という伏の記述があり、実際劇中でも「Lクラス巡洋艦」と言っている。
- ^ むらかわみちお作画の漫画版第2巻巻末「宇宙艦艇圖録」より。1/1000スケールのプラモデルのサイズが38.4cmのため、こちらが正式と思われるが、350mとする資料も存在する。
- ^ ただし、これは劇中で古代がとっさに発したセリフであり、識別ではなく「(空襲してきた敵攻撃機の)母艦」という意味で言った可能性もあるため、正式な識別名称かは不明。
- ^ 第四章のパンフレットの「地球・ガミラス艦艇対比図」には誤って地球側の磯風型サイズに描かれている。同時発売のA4版下敷き「艦艇相関図」には正しいサイズが描かれている(反対にヤマトのサイズに誤りがある、444m位のサイズ)。
- ^ 艦内の形状との比較から、窓であると推測されるが、はっきりとはしていない。
- ^ ヤマトクルーの会報では「ナスカ級宇宙中型空母」となっており、名称に若干の差異が見られる。
- ^ a b c d e 地球側の呼称を分析し、ガミラス人なりに命名した(『ハイパーホビー』2012年9月号P103より)。
- ^ ただし、第3話ではシュルツが「太陽系」と呼称しているシーンも存在する。
- ^ 第1話・第2話の台詞に存在する「22(フタジュウフタ)」、「1.3(ヒトコンマサン)」などは旧日本海軍由来の海上自衛隊用語で、聞き間違いに配慮し、「0:マル、1:ヒト、2:フタ、3:サン、4:ヨン、5:ゴ-、6:ロク、7:ナナ、8:ハチ、9:キュウ」と発音される。時刻についても同様に、「12:00(ヒトフタマルマル)」、「06:00(マルロクマルマル)」と第1話や第2話で発音されており、「右舷(ミギゲン)」や「左舷(ヒダリゲン)」なども第1話で使用されている。
- ^ 真田は、予定ルート上に未知の障害物を感知し、回避したためと推測している。
- ^ 旧作の放送当時は太陽系第9惑星。
- ^ アフレコ台本には「イヅモ計画」と表記されている。
- ^ 第一章の劇場パンフレットでは「カ号作戦」と表記されている。
- ^ 初期は「会戦」と表記されていた。
- ^ 第17話の回想シーンにおける古代守と真田の会話より。ただし第10話では、カ号作戦で戦死した(第一章パンフレットより)息子の写真を手にする沖田に対し、徳川が「もう1年になりますか」と言っている。
- ^ 公式サイトでは「ガミラスホーミング」と表記されているが、第二章パンフレットでは「ガミラスフォーミング」と表記されている。また、『グレートメカニックDX22』の中でも出渕が「ガミラスフォーミング」と発言している。
- ^ ただし、現実の赤道祭においても近代では仮装をすることがあり、あながち冗談というわけでもない。
- ^ a b c テレビ版のみ。
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』用に宮川泰が作曲・編曲したBGMで、『ヤマトよ永遠に』や『宇宙戦艦ヤマトIII』、さらに『宇宙戦艦ヤマト2』の総集編でも使用された。
- ^ 第5話のコスモファルコン出撃シーンでもワンダバ入りの曲が流れている。
- ^ 西崎義展がプロデュースした『宇宙戦艦ヤマト』と『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』の企画アルバム用に宮川秦が編曲したBGMの一つで、『宇宙戦艦ヤマト2』劇中でも使用された。
- ^ Yuccaは実写版『SPACE BATTLESHIP ヤマト』のBGMにもスキャット(厳密にはヴォカリーズ)で参加した。
- ^ 第三章の予告編でも使用されている。
- ^ このヴァージョンは、バックコーラスなし。
- ^ 『YRAラジオヤマト』第4回(2012年5月7日配信)で作詞・作曲の詳細が発表され、チョーが出渕から渡されていた歌詞で歌った。軍歌ではなく、宇宙の船乗りに歌い継がれてきた歌という設定である。なお、歌詞の「瞬き」の部分は、第1話の劇中では「まばたき」、チョーによる歌唱では「またたき」と歌われている。「YAMATO CREW」限定BD・DVD付属アフレコ台本の中に正式な歌詞が掲載されており、「宇宙(そら)」の表記はあるが、「瞬き」の部分は漢字表記のみで読みが表されていない。CDでは劇中通りに「まばたき」と歌われていた。
- ^ 第1話のオーディオコメンタリーにおける出渕によると、録音では1番の歌詞の後も続けて歌われたが、放送用では削除されて歌詞なしのBGMへ変更された。また、旧作では古代守だけが決戦に臨んだ描写しかなく、他の乗組員はその決意に流された感があるため、本作ではユキカゼの艦橋乗組員達の姿を映し、決戦へ同意したその決意を表すために歌わせたとのことである。
- ^ 前話ラストの次回予告における沖田のセリフより。テレビ放送版では、第3話からアバンが入り、その分次回予告が削られているため、放送中に日数を知ることはできなくなっている。なお、次回予告自体はMBSのサイトで視聴することができる。
- ^ アナライザーの物語として旧作第16話に替わるストーリーである。
- ^ 旧作シリーズに相当するエピソードはないが、『宇宙戦艦ヤマト 永遠のジュラ編』(作画 - 松本零士 / 企画協力 - 西崎義展)がモチーフと思われる。
- ^ 第3巻のBD・DVDに映像特典としてディレクターズカット版を収録。
- ^ これらの章立て及び章題は劇場での先行上映用の題名であり、ビデオソフトには記載されない。
- ^ 当初、第17話「眠れる過去 刻まれた言葉」、第18話「バラン星突破作戦」とあったが、後に変更されている。
- ^ 正式には航空隊Ver.である。当日鑑賞できなかったプレミアム会員にヤマトクルーの通信販売で発売されている。劇場での一般発売版は古代Ver.であった。
- ^ 当日鑑賞できなかったプレミアム会員にヤマトクルーの通信販売で発売されている。
- ^ 初回特典はオープニング絵コンテ集と加藤直之描き下ろしの特製スリーブ(第二章以降にも初回特典として特製スリーブが付く)。
- ^ この絵コンテによると、ヤマトは泉大津上空から大阪、大阪城から中之島辺りを見下ろしながら飛び立つこととなっていた。
- ^ 2012年10月12日に開催された「前夜祭」で、更に先行してチケット半券と引き換えられた。
- ^ No.029、030同様に小林誠 画のカード同梱が予定されていたが、諸事情により羽原信義 画のカードに変更の上、カードのみ12月初旬送付に変更された。
- ^ 2013年1月11日に開催された「プレミアムナイト〜第四章最速上映・前夜祭〜」で、プレミアム鑑賞券保持者にのみ劇場限定版Blu-rayが最先行販売された。
- ^ 2013年4月12日に開催される「プレミアムナイト〜第五章最速上映・前夜祭〜」で、プレミアム鑑賞券保持者にのみ劇場限定版Blu-rayが最先行販売された。
- ^ CDケースの背表紙には「宇宙戦艦2199ヤマト YRAラジオヤマト Vol.1」と誤植されている。
- ^ むらかわはゲーム版を基にした漫画「宇宙戦艦ヤマト 遥かなるイスカンダル コミックアンソロジー」(ISBN 4-921066-43-4 c0979)の冥王会戦のシーンも手がけている(タイトル「会戦」)。
- ^ ヤマトクルーより[ヤマトクルー限定特典付き]第2巻 ISBN 978-4-04-120559-4-C0979 を発売。特典内容はコミック第2巻用ヤマトクルーオリジナルカバー(ユキカゼ表紙)&ICカード用ステッカー。
- ^ ピンナップそれぞれに題名は付いていないので、カギ括弧内の題名は仮称である。
- ^ 031と032にはカード名が付いてないため、便宜上の仮称である。
出典
- ^ a b c d e 「宇宙戦艦ヤマト」33年ぶりTV新シリーズ放映 激戦日曜日で勝負-スポニチ Sponichi Annex 芸能、2013年1月11日
- ^ a b c d e 『宇宙戦艦ヤマト2199』2013年4月よりMBS・TBS系全国ネットにてTV放送決定!!、YAMATO CREW、2013年1月11日
- ^ a b 松竹、「宇宙戦艦ヤマト2199」特報動画を公開、RBB TODAY、2011年12月2日
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199』 2012年4月7日より全国10館でイベント上映、バンダイビジュアル、2011年11月14日
- ^ 2012年10月13日から2館追加し、2013年1月現在全国12映画館で先行イベント上映を行われている
- ^ a b c d 「ヤマト2199」 上映、配信、BD/DVD同時展開 TV放送は2013年以降に、アニメ! アニメ! ビズ、2012年2月28日
- ^ a b c 「2199"ヤマト魂"対談 監督・出渕裕×メカニカルディレクター・西井正典インタビュー」『グレートメカニックDX20』 双葉社、2012年、69 - 70頁。
- ^ 愛するがゆえヤマト再び TV版リメーク「旧作磨いた」 - テレビ・ラジオ - 映画・音楽・芸能、朝日新聞デジタル、2012年4月11日
- ^ a b c d e f g ヤマトとアホ毛と青い顔 - 小原篤のアニマゲ丼 - 映画・音楽・芸能、朝日新聞デジタル、2012年2月27日
- ^ a b 第一章・劇場限定版BD付属の第1話絵コンテより。
- ^ a b c d 小野大輔ら声優陣も出席「『宇宙戦艦ヤマト2199』発進式」レポ - ニュース - アニメイトTV、2012年2月22日
- ^ キャラクター|宇宙戦艦ヤマト2199、2012年2月13日
- ^ キャラクター|宇宙戦艦ヤマト2199、2012年4月12日
- ^ 2011年11月12日午前8時、ヤマトクルーに集え!、YAMATO CREW、2011年11月11日
- ^ スペシャル|宇宙戦艦ヤマト2199、公式サイト、2012年4月5日
- ^ 宇宙戦艦ヤマト2199 この作品は偉大である。[出渕裕]、YAMATO CREW、2011年11月12日
- ^ 宇宙戦艦ヤマト2199 イントロダクション[氷川竜介]、YAMATO CREW、2011年11月12日
- ^ 宇宙戦艦ヤマト2199 作品概要、YAMATO CREW、2011年11月12日
- ^ 2012年2月18日「宇宙戦艦ヤマト2199」イベント開催決定!!、YAMATO CREW、2011年12月9日
- ^ 宇宙戦艦ヤマト2199オープニング絵コンテは庵野秀明氏!、YAMATO CREW、2012年1月25日
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199』発進式〜俺たちのヤマトSP〜レポート、YAMATO CREW、2012年2月21日
- ^ 商品紹介|宇宙戦艦ヤマト2199、公式サイト、2012年2月22日
- ^ a b 宇宙戦艦ヤマト2199OP主題歌は ささきいさおに決定!!、YAMATO CREW、2012年2月18日
- ^ 宇宙戦艦ヤマト2199PV第二弾公開!、YAMATO CREW、2012年2月21日
- ^ 本日24:15 NHK総合”MAG・ネット”で2199発進式レポート放送予定!、YAMATO CREW、2012年3月2日
- ^ 本日20:30 東京MX”アニメTV”で2199発進式放送予定!、YAMATO CREW、2012年3月8日
- ^ 2199発進式 特別上映会in名古屋・大阪開催決定!、YAMATO CREW、2012年3月16日
- ^ a b 『宇宙戦艦ヤマト2199』第一章 バンダイチャンネルでも 冒頭10分 無料配信!、YAMATO CREW、2012年3月30日
- ^ a b c 宇宙戦艦ヤマト2199特集、バンダイチャンネル、2012年3月30日
- ^ MAG・ネット - 番組プレイバック、MAG・ネット、2012年4月5日
- ^ ささきいさおミニライブ開催決定!、YAMATO CREW、2012年4月20日
- ^ ささきいさお「好敵手」間違えちゃった - 音楽ニュース、nikkansports.com、2012年4月27日
- ^ ささきいさお「宇宙戦艦ヤマト/真赤なスカーフ」発売記念ミニライブレポート、YAMATO CREW、2012年5月1日
- ^ “ニコニコ超会議”『宇宙戦艦ヤマト2199』スタッフ&キャスト トークショー開催!!、YAMATO CREW、2012年4月26日
- ^ 「バンダイチャンネル」にて『宇宙戦艦ヤマト2199』第一章配信開始!、YAMATO CREW、2012年5月7日
- ^ Twitter / 宇宙戦艦ヤマト2199製作委員会: ツイッター上でも話に出ていますが、本日上映開始の「ガ ...
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199』Blu-ray&DVD 第1巻 発売記念! 購入者対象抽選会開催!!、YAMATO CREW、2012年5月24日
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199』Blu-ray&DVD第1巻発売記念!購入者対象抽選会レポート、公式サイト、2012年5月28日
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- ^ 宇宙戦艦ヤマト2199 × ひかりTV 劇場同時&先行配信!自宅のテレビでいち早く宇宙戦艦ヤマト2199が見られる!!|特集|ひかりTV、ひかりTV、2012年6月23日
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199』7月12日「めざましテレビ」に!、YAMATO CREW、2012年7月10日
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- ^ 2012年7月30日より「バンダイチャンネル」にて『宇宙戦艦ヤマト2199』第二章配信開始!、YAMATO CREW、2012年7月26日
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199』第三章PV公開!、YAMATO CREW、2012年8月24日
- ^ キャラホビ2012『宇宙戦艦ヤマト2199』ブースレポート、YAMATO CREW、2012年8月28日
- ^ スペシャル|宇宙戦艦ヤマト2199、2012年9月14日
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199』第三章「果てしなき航海」 冒頭10分 無料配信!、YAMATO CREW、2012年10月1日
- ^ 2012年11月13日より「バンダイチャンネル」にて『宇宙戦艦ヤマト2199』第三章配信開始!、YAMATO CREW、2012年11月22日
- ^ 電撃ホビーマガジン コスモファルコン プラモ付属号11/24発売!、YAMATO CREW、2012年11月22日
- ^ テレビ朝日「題名のない音楽会」で『宇宙戦艦ヤマト』が取り上げられます!、YAMATO CREW、2012年11月15日
- ^ 2013年ヤマト発進?ささきいさおが語る、nikkansports.com、2013年1月1日
- ^ 週刊アスキー 秋葉原限定版 4月号(3月30日配布)、週刊アスキー、2012年3月30日
- ^ 週刊アスキー 秋葉原限定版6月号(5月25日配布)、週刊アスキー、2012年05月29日
- ^ 「メガミマガジン5月号」に「ヤマト2199」美少女クルー掲載。さらに森雪ピンナップも。、宇宙戦艦ヤマト2199製作委員会、2012年3月31日
- ^ 美少女キャラクター情報誌メガミマガジンのメルマガVol.125、まぐまぐ、2012年7月30日
- ^ GoodsPress 5月号、本日発売です!、GoodsPress Online Editors Blog、2012年4月6日
- ^ 「週刊ヤマト」創刊?! 「週刊ポスト」にヤマトの大特集が出現、アニメ!アニメ!、2012年4月9日
- ^ ブロスで☆Taku風営法問題を熱弁、小野D×鈴はヤマト対談、ナタリー、2012年5月23日
- ^ 第7話の太陽系赤道祭で加藤が仮装して登場するシーンや、沖田が乾杯したシーンなどで確認できるほか、第11話の冒頭シーンに航海科クルーとして勤務しているシーンが見られる。
- ^ 誕生年月日と血液型は、第13話での沖田のカルテより。
- ^ BD・第9話オーディオ・コメンタリーで出渕の解説より。
- ^ Twitter / mikakokomatsu: 徳川アイ子ちゃん
- ^ どの娘が好み? 新たなヤマトには森雪以外にも美人クルーが お姉さま的な魅力の27歳、ニュースウォーカー、2012年4月6日
- ^ どの娘が好み? 新たなヤマトには森雪以外にも美人クルーが 主計科士官の山本玲はミステリアスな雰囲気、ニュースウォーカー、2012年4月6日
- ^ どの娘が好み? 新たなヤマトには雪以外にも美人クルーが 衛生士・原田真琴。おっちょこちょいなところも魅力的、ニュースウォーカー、2012年4月4日
- ^ 「YRAラジオヤマト」第16回(2012年10月22日配信)前半ドラマパートより。後に本編でも、第12話で描写されている。
- ^ どの娘が好み? 新たなヤマトには森雪以外にも美人クルーが ロリっぽい雰囲気の岬百合亜、ニュースウォーカー、2012年4月4日
- ^ 大ガミラス帝星 デスラー総統は 山寺宏一!!、YAMATO CREW、2012年5月25日
- ^ a b 第三章パンフレットP16より。
- ^ この件については、第13話のオーディオコメンタリーで出渕が語っている。
- ^ 『ハイパーホビー』2012年9月号P102より。
- ^ a b c 『宇宙戦艦ヤマト2199』出渕裕・西井正典インタビュー - 『月刊ホビージャパン』2012年5月号
- ^ 『ハイパーホビー』2012年6月号P68より。
- ^ 38年の時を経て、『宇宙戦艦ヤマト2199』発進! 主題歌はささきいさおが担当、マイナビニュース、2012年2月22日
- ^ 『グレートメカニックDX21』P72。
- ^ 第3話の撃沈時や、第13話の停泊時などより。
- ^ BD・DVD第4巻ブックレットより。
- ^ 『テレビブロス』2012年5月26日号6ページより。
- ^ a b c d e f g ワンダバ「ヤマト」 - 小原篤のアニマゲ丼 - 映画・音楽・芸能、朝日新聞デジタル、2012年3月5日
- ^ a b 第四章パンフレット収録のインタビューより。
- ^ a b c 祝!「宇宙戦艦ヤマト」復活!宮川彬良先生インタビュー!、EnterJam、2012年4月6日
- ^ 先行上映記念特別番組『「宇宙戦艦ヤマト2199」上映直前!〜俺たちのヤマトSP〜』でのインタビューより。
- ^ a b 中川翔子も歌う「宇宙戦艦ヤマト」主題歌 現代版で帰ってくる!、スポニチアネックス、2013年2月9日
- ^ Project Yamato 2199|TV放送 宇宙戦艦ヤマト2199、2013年4月7日
- ^ ニュース|宇宙戦艦ヤマト2199、2013年3月15日
- ^ W中島が初タッグ!みゆき作詞作曲、美嘉歌う、スポーツ報知、2013年3月19日
- ^ バックコーラスのクレジットはシングルCD (LACM-4921) の付属ブックレットによる。
- ^ ささきいさお オフィシャルウェブサイト 2012年4月16日付Newsより。
- ^ a b 商品紹介 - CD|宇宙戦艦ヤマト2199、2012年4月17日
- ^ 結城アイラが歌う『宇宙戦艦ヤマト2199』第一章EDテーマが発売決定!、CDJournal.com、2012年4月16日
- ^ a b c “「ヤマトに新しい風を!」新作ヤマトのエンディングを歌う結城アイラに直撃!”. News-gate (2012年6月25日). 2012年10月21日閲覧。
- ^ a b c 『宇宙戦艦ヤマト2199』ED・結城アイラさんにインタビュー アニメイトTV 2012年6月26日付
- ^ a b c 『宇宙戦艦ヤマト2199』第一章ED「星が永遠を照らしてる」発売記念! 結城アイラスペシャルインタビュー じゃぽかる 2012年6月26日付
- ^ 第三章EDテーマが、ささきいさおが歌うヤマトの名曲、「真赤なスカーフ」に決定!! YAMATO CREW、2012年8月24日
- ^ EDテーマはささきいさお「真赤なスカーフ」 『宇宙戦艦ヤマト2199』第三章 アニメ! アニメ!、2012年8月25日
- ^ a b c d 夢の共演!「Project Yamato 2199」本格始動! 、アニメイトTV、2013年3月15日
- ^ a b 「宇宙戦艦ヤマト2199」TV放送主題歌に 影山ヒロノブ、JAM Project、中川翔子、ささきいさお、アニメ!アニメ!、2013年2月9日
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199』最終章のフィナーレを水樹奈々さんが熱唱! YAMATO CREW、2013年4月8日
- ^ ヤマトクループレミアムファンクラブ会報誌『宇宙戦艦ヤマト航海日誌』の創刊号 (Vol.0) P14より。
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199』特番オンエア決定!、YAMATO CREW、2012年3月27日
- ^ 宇宙戦艦ヤマト2199 公開記念特別番組〜新生ヤマト発進宣言〜、ファミリー劇場、2012年4月6日
- ^ 宇宙戦艦ヤマト2199 [#1]、ファミリー劇場、2012年4月6日
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199』第二章上映記念!!特別番組オンエア決定!!、YAMATO CREW、2012年6月15日
- ^ 10月6日(土)『宇宙戦艦ヤマト2199』第三章上映直前!特別番組放送決定!!、YAMATO CREW、2012年10月1日
- ^ 宇宙戦艦ヤマト2199第1巻劇場限定BD販売について、YAMATO CREW、2012年3月23日
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199』第一章「ひかりTV」で先行提供中!、YAMATO CREW、2012年4月13日
- ^ 無料)宇宙戦艦ヤマト2199 第一章(冒頭10分)のビデオ詳細、ひかりTV、2012年3月26日
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199』第五章「望郷の銀河間空間」2013年4月13日(土)全国12館にて上映開始(二週間限定)!!、YAMATO CREW、2013年1月11日
- ^ 劇場配付の第六章チラシより、下記の上映内容も
- ^ a b 商品情報|宇宙戦艦ヤマト2199、2013年1月11日
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199』第一章初日舞台挨拶レポート、YAMATO CREW、2012年4月10日
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199』第二章初日舞台挨拶レポート、YAMATO CREW、2012年7月3日
- ^ スペシャル|宇宙戦艦ヤマト2199、2012年10月15日
- ^ 「たっぷりヤマトークナイト・第一章」ツイッター生実況!、YAMATO CREW、2012年4月13日
- ^ 「たっぷりヤマトークナイト・第一章」レポート、YAMATO CREW、2012年4月20日
- ^ ニュース|宇宙戦艦ヤマト2199、2013年3月10日
- ^ 上映情報|宇宙戦艦ヤマト2199、2013年1月11日
- ^ 劇場配付第六章チラシより、次項第七章も。
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199』×東放学園“アニメーション制作”公開授業、学校法人東放学園、2012年3月19日
- ^ 〜ロッテリアと「宇宙戦艦ヤマト2199」のタイアップキャンペーン〜『「宇宙戦艦ヤマト2199」ロッテリアオリジナルクリアファイルセット』2012年3月29日(木)より数量限定販売開始!、ロッテリア、2012年3月28日
- ^ 宇宙戦艦ヤマト2199 × 前田建設ファンタジー営業部、2012年4月13日
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199』×「前田建設ファンタジー営業部」の概要が明らかに!、YAMATO CREW、2012年4月13日
- ^ 「宇宙戦艦ヤマト2199」ラッピング列車の運行について、北近畿タンゴ鉄道、2012年9月29日
- ^ スーパーフォーミュラの大物新人・平川亮を「宇宙戦艦ヤマト」が支援、レスポンス、2013年3月4日
外部リンク
- 宇宙戦艦ヤマト2199 公式サイト
- 宇宙戦艦ヤマト2199 番組サイト(MBS)
- ヤマトポータル | 宇宙戦艦ヤマト2199
- 宇宙戦艦ヤマト2199 | YAMATO CREW
- 宇宙戦艦ヤマト2199製作委員会 (@new_yamato_2199) - X
| MBS・TBS系列 日5枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
マギ
(2012年10月7日 - 2013年3月31日) |
宇宙戦艦ヤマト2199
(2013年4月7日 - ) |
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