キングオブコント

日本のコントのコンテスト大会、およびその模様を生中継するテレビ演芸番組 (2008-)

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キングオブコント』(英称:King Of Conte)とは、オロナミンCキングオブコント事務局、TBSテレビTBSラジオ&コミュニケーションズが主催・運営するコントのコンテスト大会。略称は「KOC」。総合司会ダウンタウン

キングオブコント
King Of Conte
ジャンル バラエティ番組 / 特別番組
出演者 ダウンタウン
浜田雅功松本人志
青木裕子(TBSアナウンサー
ほか
製作
制作 TBS[注 1]
TBSラジオ&コミュニケーションズ
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2008年10月5日 - 現在
放送時間19:00 - 21:542012年現在)
放送分174分
回数5
公式サイト
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概要

THE MANZAI」(CX)、「R-1ぐらんぷり」(KTV)および過去に実施されていた「M-1グランプリ」(ABC)と同様、決勝戦が全国放送される吉本興業主催のお笑い王者決定戦であり、「コント日本一」を決める大会。ピン芸人の即興コンビは出場できないが、一般参加の即興コンビは出場可能。

『オロナミンC〜キングオブコント2008』として2008年度に開催され、その後毎年開催されている[注 2]。決勝戦はTBS系列[注 1]生放送で9月下旬に全国放送される[注 3]司会ダウンタウン。 優勝賞金は1000万円。

「M-1」「R-1」は大阪と東京の民放の共同製作(いずれも大阪の局の単独制作に東京が乗っかる形)だが、「キングオブコント」は「THE MANZAI」同様、東京の民放制作。

優勝賞品

賞金
  • 1000万円
副賞
  • オロナミンC 1年分(第1回 - 第3回)
第1回~第3回(2010年)までは大塚製薬の商品「オロナミンC」が冠スポンサーだった[1][注 4]
  • 1時間の特別番組(第5回)

参加規定

プロ、アマ不問で所属事務所、芸歴に関しても制限はないが2人以上のグループに限られる。即席グループはアマのみ結成可能で、芸能事務所に籍を置いているプロの芸人の場合は参加不可(つまりピン芸人は事実上出場できない)。このため、M-1に見られた話題性のある芸人同士の即席グループは出場できない。しかし、活動中の場合は参加可能(例:座長座長わらふぢなるお etc.)。エントリー料は1組2000円。

  • 制限時間
    • 第1回(2008年)
      • 1回戦-2分/2回戦・準決勝-3分/決勝-5分
    • 第2回(2009年) - 第4回(2011年)
      • 1回戦-2分/2回戦-3分/3回戦以降-4分
    • 第5回(2012年)
      • 1回戦-2分/準々決勝以降-4分

決勝までの道のり

2008年の第1回大会では1回戦が東京大阪名古屋広島札幌の各地で行われ、その後は大阪・東京で2回戦・準決勝と進む。2回戦終了後、準決勝進出補欠合格者発表。第1回大会はシード権なし。第2回大会から3回戦が追加され、前年度準決勝以上に進出した組にシード権が与えられ、1回戦免除となる。

第5回大会では2回戦と3回戦が準々決勝として統一された。実質的に2回戦が廃止された形となる。

準決勝は8月下旬に東京で2回行われる。決勝進出8組の発表は準決勝2回目が終了直後に発表される。以前は準決勝は東京・大阪で1回ずつ開催されていたが近年は東京で2回開催となっている。

M-1、R-1には準決勝敗退者に対する敗者復活戦があるが、キングオブコントには敗者復活制度はない。

審査方法

予選審査

1回戦は2人の審査員(TBSプロデューサー1名+作家1名)が各合計100点満点で点を付け、合計得点の高い順に合格する。2回戦から審査員が3人(TBSプロデューサー1名+作家2名)となる。

  • 1回戦、2回戦の審査員はTBSのプロデューサーや放送作家が務める。
TBSからは安田淳、合田隆信。
放送作家からは柏田眞志、永峰明、本多正識、森、など他数名。
  • 準決勝審査員は1回戦、2回戦と数人異なる。
TBSからは合田隆信。
制作会社ネットウエブからは江間浩司。
放送作家からは長谷川朝二、高須光聖、松本真一。

決勝審査

優勝者となる芸人を決めるのは、芸人自身」というコンセプトの基でルールが決められた。

  • 決勝進出者8組がそれぞれ2ネタを披露、その2ネタの合計得点が高いコンビが優勝となる「フィギュア方式」を採用[注 5][2]
  • 審査は準決勝進出者100名が、無記名でそれぞれ10点満点、計1000点満点で採点する[3]
  • 「1stステージ」では事前の抽選により決定した出番で1本目のネタを披露。
  • 「2ndステージ」では1stステージでの得点が低い順に2本目のネタを披露。採点後に2本の合計得点が暫定1位となったグループは別席に移動し、2位に落ちたグループは退場。これを繰り返して最終的な優勝者を決定する。

第1回の審査方法

  • 第1回大会のみ決勝戦はM-1と同じく2段階方式。まず、第1段階でファイナリスト8組をAグループとBグループの2組に分けネタを披露。
  • 第1段階で芸人を審査するのは準決勝に敗退した芸人100人。準決勝敗退グループ1人ずつ持ち点「5点」を与え、A・Bそれぞれのグループの1位を選出。
  • 選出された各グループ1位は、2度目のネタを披露する。終了後に自分達を含め、どちらのネタが良かったかを口頭で発表する。同点の場合、他のファイナリスト6組のうち先に4組が選んだコンビが優勝。さらに同点の場合、準決勝で敗退した芸人達の決選投票で優勝者を決定する。それでも同点の場合は両者優勝となるが、結局このルールは適用されることなく、翌年度から廃止された。

M-1グランプリとの相違点

  • コンビ歴(グループ歴)が出場資格に関係がない。
  • 制限時間4分超過で「強制終了」[4]。ただし第5回からこのペナルティは廃止された。
  • 得点は合計点のみ表示され、点数の詳細は表示されない。
  • 暫定ボックスにあたる「チャンピオンズ・シート」が一席のみ(M-1では第1回を除けば3席ある)。
  • 敗者復活の制度がない。
  • 決勝進出組全組が、2本のネタを披露することができる[5]
  • 2012年時点で、歴代王者が再参戦したことがない(ルール上は可能)。
  • 2012年時点で、女性ファイナリストが出ていない。

司会

放送回 司会
第1回(2008年) ダウンタウン小林麻耶(当時TBSアナウンサー)
第2回(2009年) ダウンタウン、出水麻衣(TBSアナウンサー)
第3回(2010年)
第4回(2011年)
第5回(2012年) ダウンタウン、青木裕子(当時TBSアナウンサー)

歴代優勝者

放送回 大会期間 優勝者 結成年 所属事務所 出場組数
第1回 2008年7月19日-10月5日 バッファロー吾郎 1989年 よしもとクリエイティブ・エージェンシー 2,146組
第2回 2009年6月20日-9月22日 東京03 2003年 プロダクション人力舎 2,584組
第3回 2010年6月5日-9月23日 キングオブコメディ 2000年 プロダクション人力舎 3,009組
第4回 2011年6月27日-9月23日 ロバート 1998年 よしもとクリエイティブ・エージェンシー 3,026組
第5回 2012年7月2日-9月22日 バイきんぐ 1996年 SMA NEET Project 2,971組

※大会期間の最終日が、決勝戦およびテレビ放送日。

歴代決勝戦結果一覧

2008年度

Aリーグ
順位 グループ名 所属事務所 番組キャッチフレーズ 出番 得点
1位 バッファロー吾郎 よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪 熟成されて19年 2番 460点
2位 ザ・ギース ASH&Dコーポレーション 解散をかけた挑戦! 3番 400点
3位 天竺鼠 よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪 野心と情熱のコント志士 4番 388点
4位 TKO 松竹芸能 全国区 5回目の正直 1番 368点
Bリーグ
順位 グループ名 所属事務所 番組キャッチフレーズ 出番 得点
1位 バナナマン ホリプロコム ライブ至上主義 3番 482点
2位 ロバート よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 世にも奇妙な三重奏 2番 473点
3位 チョコレートプラネット よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 未確認コント星人 1番 415点
4位 2700 よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪 結成半年の奇跡(ミラクル)コンビ 4番 327点
最終決戦
順位 グループ名 出番 自己申告 決勝進出者による投票 投票数
TKO ザ・ギース 天竺鼠 チョコレートプラネット ロバート 2700
優勝 バッファロー吾郎 先攻 - 不明 5
準優勝 バナナマン 後攻 - - - - 不明 2
予選リーグ 全体ランキング
順位 グループ名 得点
1位 バナナマン 482
2位 ロバート 473
3位 バッファロー吾郎 460
4位 チョコレートプラネット 415
5位 ザ・ギース 400
6位 天竺鼠 388
7位 TKO 368
8位 2700 327

2009年度

※★はノーシード

順位 グループ名 所属事務所 番組キャッチフレーズ 決勝出場回数 1st 2nd 合計
出番 得点 出番 得点
優勝 東京03 プロダクション人力舎 首都圏発! コント三銃士 初出場 1番 835点 7番 953点 1788点
2位 サンドウィッチマン フラットファイヴ 2冠を狙うM-1王者 ★初出場 7番 878点 8番 865点 1743点
3位 しずる よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 静かなる技巧派コント職人 初出場 6番 820点 6番 831点 1651点
4位 インパルス よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 無限のコント製造マシーン 初出場 8番 767点 3番 868点 1635点
5位 モンスターエンジン よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪 お笑い怪物フルスロットル 初出場 3番 771点 4番 855点 1626点
6位 ロッチ ワタナベエンターテインメント 遅れてきた本格派ルーキー ★初出場 4番 807点 5番 804点 1611点
7位 天竺鼠 よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪 唯一の2年連続ファイナリスト 2年連続2回目 5番 723点 1番 829点 1552点
8位 ジャルジャル よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪 逆襲を誓う若き浪花のコント師 初出場 2番 734点 2番 805点 1539点
1stステージ 得点ランキング
順位 グループ名 得点
1位 サンドウィッチマン 878
2位 東京03 835
3位 しずる 820
4位 ロッチ 807
5位 モンスターエンジン 771
6位 インパルス 767
7位 ジャルジャル 734
8位 天竺鼠 723
2ndステージ 得点ランキング
順位 グループ名 得点
1位 東京03 953
2位 インパルス 868
3位 サンドウィッチマン 865
4位 モンスターエンジン 855
5位 しずる 831
6位 天竺鼠 829
7位 ジャルジャル 805
8位 ロッチ 804
全体ステージ得点ランキング
順位 グループ名 ステージ 得点
1位 東京03 2nd 953
2位 サンドウィッチマン 1st 878
3位 インパルス 2nd 868
4位 サンドウィッチマン 2nd 865
5位 モンスターエンジン 2nd 855
6位 東京03 1st 835
7位 しずる 2nd 831
8位 天竺鼠 2nd 829
9位 しずる 1st 820
10位 ロッチ 1st 807
11位 ジャルジャル 2nd 805
12位 ロッチ 2nd 804
13位 モンスターエンジン 1st 771
14位 インパルス 1st 767
15位 ジャルジャル 1st 734
16位 天竺鼠 1st 723


  • 天竺鼠以外は決勝初出場となる。
  • 優勝者の東京03は招待枠としてS-1バトルグランドチャンピオン大会2010に出場した。
  • 採点制度が現行のものとなった第2回大会以降で、最終成績の1位から8位までの点差239点は歴代最少である。

2010年度

順位 グループ名 所属事務所 番組キャッチフレーズ 決勝出場回数 1st 2nd 合計
出番 得点 出番 得点
優勝 キングオブコメディ プロダクション人力舎 瞬殺! 今夜本当のキングになる! 初出場 4番 908点 8番 928点 1836点
2位 ピース よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 冷静×情熱 奇跡の化学反応 初出場 3番 827点 4番 942点 1769点
3位 TKO 松竹芸能 芸歴19年! 驚異のチャレンジャー 2年ぶり2回目 1番 820点 2番 916点 1736点
4位 ジャルジャル よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 逆襲を誓う若き浪花のコント師 2年連続2回目 5番 829点 5番 898点 1727点
5位 ラバーガール プロダクション人力舎 東京03(キング)の秘蔵っ子 初出場 7番 864点 6番 830点 1694点
6位 しずる よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 玉座奪還 狙うはNo.1 2年連続2回目 8番 898点 7番 772点 1670点
7位 ロッチ ワタナベエンターテインメント コントワールド無限大 2年連続2回目 2番 826点 3番 781点 1607点
8位 エレキコミック トゥインクル・コーポレーション 電撃バカ! 1000万ボルト 初出場 6番 727点 1番 720点 1447点
1stステージ 得点ランキング
順位 グループ名 得点
1位 キングオブコメディ 908
2位 しずる 898
3位 ラバーガール 864
4位 ジャルジャル 829
5位 ピース 827
6位 ロッチ 826
7位 TKO 820
8位 エレキコミック 727
2ndステージ 得点ランキング
順位 グループ名 得点
1位 ピース 942
2位 キングオブコメディ 928
3位 TKO 916
4位 ジャルジャル 898
5位 ラバーガール 830
6位 ロッチ 781
7位 しずる 772
8位 エレキコミック 720
全体ステージ得点ランキング
順位 グループ名 ステージ 得点
1位 ピース 2nd 942
2位 キングオブコメディ 2nd 928
3位 TKO 2nd 916
4位 キングオブコメディ 1st 908
5位 しずる 1st 898
5位 ジャルジャル 2nd 898
7位 ラバーガール 1st 864
8位 ラバーガール 2nd 830
9位 ジャルジャル 1st 829
10位 ピース 1st 827
11位 ロッチ 1st 826
12位 TKO 1st 820
13位 ロッチ 2nd 781
14位 しずる 2nd 772
15位 エレキコミック 1st 727
16位 エレキコミック 2nd 720


  • 採点制度が現行のものとなった第2回大会以降で、初めて1st、2nd共に900点台を獲得した組と700点台を獲得した組が出た。
  • 2大会連続で人力舎所属の芸人が優勝した。
  • 初めて決勝進出組がコンビ(2人組)のみであった。

2011年度

※★はノーシード

順位 グループ名 所属事務所 番組キャッチフレーズ 決勝出場回数 1st 2nd 合計
出番 得点 出番 得点
優勝 ロバート よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 帰ってきた! キングトリオ! ★3年ぶり2回目 3番 942点 8番 934点 1876点
2位 2700 よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 どん底から生還したビートメーカー 3年ぶり2回目 5番 884点 7番 925点 1809点
3位 モンスターエンジン よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪 お笑い怪物(モンスター)フルスロットル 2年ぶり2回目 6番 843点 5番 919点 1762点
4位 インパルス よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 無限のコント製造マシーン 2年ぶり2回目 8番 815点 4番 881点 1696点
5位 鬼ヶ島 プロダクション人力舎 受け継ぐキングのDNA 初出場 7番 874点 6番 805点 1679点
6位 TKO 松竹芸能 芸歴20年! 不屈のアラフォーファイター 2年連続3回目 2番 757点 2番 877点 1634点
7位 ラブレターズ ASH&Dコーポレーション 無印(ノーマーク)のシンデレラボーイ ★初出場 4番 790点 3番 798点 1588点
8位 トップリード 太田プロダクション トップで狙う! 初出場! 初優勝! 初出場 1番 750点 1番 765点 1515点
1stステージ 得点ランキング
順位 グループ名 得点
1位 ロバート 942
2位 2700 884
3位 鬼ヶ島 874
4位 モンスターエンジン 843
5位 インパルス 815
6位 ラブレターズ 790
7位 TKO 757
8位 トップリード 750
2ndステージ 得点ランキング
順位 グループ名 得点
1位 ロバート 934
2位 2700 925
3位 モンスターエンジン 919
4位 インパルス 881
5位 TKO 877
6位 鬼ヶ島 805
7位 ラブレターズ 798
8位 トップリード 765
全体ステージ得点ランキング
順位 グループ名 ステージ 得点
1位 ロバート 1st 942
2位 ロバート 2nd 934
3位 2700 2nd 925
4位 モンスターエンジン 2nd 919
5位 2700 1st 884
6位 インパルス 2nd 881
7位 TKO 2nd 877
8位 鬼ヶ島 1st 874
9位 モンスターエンジン 1st 843
10位 インパルス 1st 815
11位 鬼ヶ島 2nd 805
12位 ラブレターズ 2nd 798
13位 ラブレターズ 1st 790
14位 トップリード 2nd 765
15位 TKO 1st 757
16位 トップリード 1st 750


  • シード制度が導入された第2回以降、初めてノーシード枠からの優勝が出た。また、大会初の両ステージの得点1位、および全体得点のランキング1位・2位を独占しての優勝となった。
  • 史上初めて、決勝初出場でない芸人が優勝した。また、上位4組が初めて決勝進出経験者で占められた(初登場組の最高順位は鬼ヶ島の5位)。
  • 上位4組を吉本勢が占めた。そのため、5位以下は全て非吉本勢となった。
  • 現行制度になった第2回以降で、初めてトップバッターが最下位に沈んだ。

2012年度

※★はノーシード

順位 グループ名 所属事務所 番組キャッチフレーズ 決勝出場回数 1st 2nd 合計
出番 得点 出番 得点
優勝 バイきんぐ SMA NEET Project 魂の雄たけび! 笑いの海賊 初出場 8番 967点 8番 974点 1941点
2位 さらば青春の光 松竹芸能 浪速の通天閣ルーキー 初出場 1番 862点 5番 945点 1807点
3位 かもめんたる サンミュージックプロダクション 夢よ再び! 今夜羽ばたく! ★初出場 4番 883点 6番 907点 1790点
4位 しずる よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 三度目の正直! キングを狙うリベンジャー 2年ぶり3回目 6番 913点 7番 875点 1788点
5位 うしろシティ 松竹芸能 学生服の泣き虫ボーイズ 初出場 5番 843点 4番 837点 1680点
6位 夜ふかしの会 劇団夜ふかしの会 (無所属) 演劇界からの5人の刺客 初出場 7番 778点 3番 717点 1495点
7位 銀シャリ よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪 コントで魅せる漫才魂(ソウル) 初出場 2番 754点 2番 732点 1486点
8位 トップリード 太田プロダクション 屈辱をバネに! 今年こそトップを獲る! 2年連続2回目 3番 711点 1番 683点 1394点
1stステージ 得点ランキング
順位 グループ名 得点
1位 バイきんぐ 967
2位 しずる 913
3位 かもめんたる 883
4位 さらば青春の光 862
5位 うしろシティ 843
6位 夜ふかしの会 778
7位 銀シャリ 754
8位 トップリード 711
2ndステージ 得点ランキング
順位 グループ名 得点
1位 バイきんぐ 974
2位 さらば青春の光 945
3位 かもめんたる 907
4位 しずる 875
5位 うしろシティ 837
6位 銀シャリ 732
7位 夜ふかしの会 717
8位 トップリード 683
全体ステージ得点ランキング
順位 グループ名 ステージ 得点
1位 バイきんぐ 2nd 974
2位 バイきんぐ 1st 967
3位 さらば青春の光 2nd 945
4位 しずる 1st 913
5位 かもめんたる 2nd 907
6位 かもめんたる 1st 883
7位 しずる 2nd 875
8位 さらば青春の光 1st 862
9位 うしろシティ 1st 843
10位 うしろシティ 2nd 837
11位 夜ふかしの会 1st 778
12位 銀シャリ 1st 754
13位 銀シャリ 2nd 732
14位 夜ふかしの会 2nd 717
15位 トップリード 1st 711
16位 トップリード 2nd 683


  • よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の決勝進出芸人が過去最少(2組)。また、決勝進出芸人の所属事務所数は過去最多(5社)。
  • 夜ふかしの会が4人以上のグループとして初出場。また、無所属のグループの決勝進出も史上初。
  • 優勝したバイきんぐは前年度に優勝したロバートと同様に、両ステージの得点1位、および全体得点のランキング1位・2位を独占しての優勝となった。また採点方式が現行のものとなった第2回大会以降で、バイきんぐの最終得点1941点は大会歴代最高得点となり、2ndで記録した974点は各ステージでの歴代最高得点となった。また、バイきんぐが1stで記録した967点も歴代2位の記録であり、歴代記録1位・2位を独占しての完全優勝であった。
  • トップリードの最終得点1394点は大会歴代最低得点となり、2ndで記録した683点は各ステージでの歴代最低得点(唯一の600点台)となった。また、トップリードが1stで記録した711点も歴代ワースト2位の記録である。
  • 結果、優勝者と8位の得点差は歴代最大となる547点。
  • M-1R-1THE MANZAI と合わせて、出場組数が前年を下回ったのは史上初(2971組、前年3026組)。

歴代準決勝出場者一覧

五十音順 太字は決勝で審査員をした組

放送日と視聴率

全て東京会場からの生放送。

放送日 放送時間 視聴率
関東 関西
1 2008年10月5日 19:00-20:54 11.5% 14.1%
2 2009年9月22日 19:55-22:48[1] 14.3% 12.8%
3 2010年9月23日 19:00-21:48 13.9% 13.4%
4 2011年9月23日 19:00-21:48 14.3% 14.7%
5 2012年9月22日 19:00-21:48 12.2% -
備考
  1. ^関東圏では19:50より直前番組を放送。

各種記録等

各記録

最多決勝進出

順位   回数 備考
1 しずる 3 第2,3,5回
TKO 第1,3,4回
3 インパルス 2 第2,4回
ジャルジャル 第2,3回
天竺鼠 第1,2回
トップリード 第4,5回
2700 第1,4回
モンスターエンジン 第2,4回
ロッチ 第2,3回
ロバート 第1,4回

最高得点(第2回以降)

順位   得点 備考
1 バイきんぐ 974 第5回2ndステージ
2 バイきんぐ 967 第5回1stステージ
3 東京03 953 第2回2ndステージ
4 さらば青春の光 945 第5回2ndステージ
5 ピース 942 第3回2ndステージ
ロバート 942 第4回1stステージ

最低得点

順位   得点 備考
1 トップリード 683 第5回2ndステージ
2 トップリード 711 第5回1stステージ
3 夜ふかしの会 717 第5回2ndステージ
4 エレキコミック 720 第3回2ndステージ
5 天竺鼠 723 第2回1stステージ

1stステージ最高得点

順位   得点 備考
1 バイきんぐ 967 第5回
2 ロバート 942 第4回
3 しずる 913 第5回
4 キングオブコメディ 908 第3回
5 しずる 898 第3回

1stステージ最低得点

順位   得点 備考
1 トップリード 711 第5回
2 天竺鼠 723 第2回
3 エレキコミック 727 第3回
4 ジャルジャル 734 第2回
5 トップリード 750 第4回

2ndステージ最高得点

順位   得点 備考
1 バイきんぐ 974 第5回
2 東京03 953 第2回
3 さらば青春の光 945 第5回
4 ピース 942 第3回
5 ロバート 934 第4回

2ndステージ最低得点

順位   得点 備考
1 トップリード 683 第5回
2 夜ふかしの会 717 第5回
3 エレキコミック 720 第3回
4 銀シャリ 732 第5回
5 トップリード 765 第4回

最終得点の最高得点(第2回以降・2000点満点)

順位   得点 備考
1 バイきんぐ 1941 第5回
2 ロバート 1876 第4回
3 キングオブコメディ 1836 第3回
4 2700 1809 第4回
5 さらば青春の光 1807 第5回

最終得点の最低得点

順位   得点 備考
1 トップリード 1394 第5回
2 エレキコミック 1447 第3回
3 銀シャリ 1486 第5回
4 夜ふかしの会 1495 第5回
5 トップリード 1515 第4回


その他の記録

項目 記録 記録保持者 放送回
グループ結成から優勝までの最長記録 19年 バッファロー吾郎 第1回
グループ結成から優勝までの最短記録 5年11ヶ月 東京03 第2回
グループ結成から決勝進出までの最短記録 8ヶ月 2700 第1回
決勝進出最年長記録 40歳4ヶ月 木本武宏(TKO) 第4回
決勝進出最年少記録 25歳6ヶ月 後藤淳平(ジャルジャル) 第2回
最年長優勝記録 39歳6ヶ月 高橋健一(キングオブコメディ) 第3回
最年少優勝記録 32歳6ヶ月 馬場裕之(ロバート) 第4回
決勝進出最長芸歴 20年 TKO(木本武宏、木下隆行 第4回
決勝進出最短芸歴 3年 ラブレターズ(塚本直毅溜口佑太朗 第4回
優勝時の最長芸歴 19年7ヶ月 バッファロー吾郎(バッファロー吾郎A竹若元博 第1回
優勝時の最短芸歴 13年7ヶ月 ロバート(山本博秋山竜次、馬場裕之) 第4回
完全優勝達成[6](第2回以降) 2組 ロバート
バイきんぐ
第4回
第5回
1stステージ1位通過最低得点 878 / 1000点 サンドウィッチマン 第2回
1stステージ最下位最高得点 750 / 1000点 トップリード 第4回
最終得点1位と2位の最大得点差 134点 1位 - バイきんぐ(1941点)
2位 - さらば青春の光(1807点)
第5回
最終得点1位と2位の最少得点差 45点 1位 - 東京03(1788点)
2位 - サンドウィッチマン(1743点)
第2回
最終得点1位と最下位の最大得点差 547点 1位 - バイきんぐ(1941点)
最下位 - トップリード(1394点)
第5回
最終得点1位と最下位の最小得点差 249点 1位 - 東京03(1788点)
最下位 - ジャルジャル(1539点)
第2回

松本人志のキングオブコントにおける立ち位置

本大会では、決勝ラウンドのMCを務めるダウンタウン松本人志の意見が強く取り入れられている。番組クレジットには松本の名前は使用されていないが、実質は松本も番組に対して大きな
権限を持っているとされている。松本は雑誌『週刊プレイボーイ』の連載「松本人志の怒り!!」(2008年49号)や、高須光聖(本大会の審査員や構成を務めた)と共に出演していたラジオ番組
放送室』(TOKYO FM)で、本大会について以下のように言及している。

元々『キングオブコント』の発端は、TBS[注 1]が『M-1グランプリ』(朝日放送(ABCテレビ)制作)に対抗して「コントのM-1を作りたい」という企画を松本に持ち込んだことから始まる。
当初TBSは、M-1における島田紳助のように松本を審査委員長とし大会の顔にしようとしていたが、松本が仕事を引き受ける際に「絶対に審査員はやらない」「大会名に『C-1』という呼び名は
使わない」など条件を提示し、最終的にTBSがこの条件を受け入れる形で番組の企画が立ち上がった。

松本は常々「お笑いの勝ち負けはやっている本人たちが一番判っている」と口にしており、その考えのもと松本は「優勝者となる芸人を決めるのは芸人自身」という今大会の審査方法のコンセ
プトを提言した。実際は松本はコンセプトを提示したのみで、詳細な審査方法を制作したのは他のスタッフ。第2回大会以降審査方法が変更された際も、この審査方法のコンセプトは引き継が
れている。

また、主催のTBS[注 1]や吉本興業は当初、「M-1やR-1に続くお笑い界の一大イベントにしたい」という思いと、「コント(Conte)の日本一を決める大会」「大会の冠スポンサーの大塚製薬の看
板商品が『オロナミンC』」の2つの「C」を掛け、「C-1グランプリ」という大会名で開催することを計画していた。しかし松本は「今でこそ定着したがM-1は元々K-1F-1を文字ったもの」「M-1発
案者の紳助氏が関わっていない」「M-1とは同じスタイルの大会にしたくない」といった理由で「C-1」という名称の使用を認めなかった。メディアに向けての最初の発表では、大会名こそ「キング
オブコント」だったものの、各マスコミには「C-1グランプリ」の名称で紹介されてしまった。これによりTBSや吉本興業は松本との取り決めを再確認し、その後略称は「KOC」に統一されている。 
取り決めを確認した際、次に「C-1」が使われたら降板すると松本は発言していたが、これを説明した回のラジオ放送内でも直後に「やっぱり言いやすいな、C-1でええわ」とボケで「C-1」を何
度か使っている。以後は使用していない。

また、第1回の大会後には「マイナーチェンジをしなければならない」として以下の点を挙げている。

  • 敗者復活があると思い予選で敗退した芸人に来てもらったが、結果的に審査させるだけとなってしまった。
  • ネタ時の背景セットをあんなに豪華にしなくていい。
  • 審査方法は回数を重ねて現在の形式となったM-1のように、今後改良する必要がある。(過去M-1について、決勝3組のみがネタを2本できることに対して、本来はファイナリスト全員が2本
    やれるほうが理想だと語ったことがある。KOC第二回大会からはこれを採用したものと思われる)
  • 最後の審査は投票者がわからないほうが良かった。

そして、審査員の大多数を吉本所属の芸人が占めたことから、「審査基準の公平性に疑問の声がある」という意見には、「100%正解の審査方法なんてものはない。そんなものがあればお笑
いに限らず審査は苦労しない
」、「自身の経験や1回目のM-1の反省からも、一般人に審査させる方法だけは絶対にありえない」「どんな結果になろうと吉本の関与を絡めた批判的意見が
出る。吉本芸人が優勝すれば組織票と言われ、他事務所芸人が優勝すれば今回は自重しただけと言われる。
」と発言しており、高須もこれに同調している。

番組スタッフ

2012年

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ a b c d e 『TBS』の略称は、2009年3月までは東京放送、2009年4月以降はTBSテレビを指す。なお、TBSラジオ&コミュニケーションズ(TBSラジオ)の略称は『TBS R&C』。
  2. ^ 「キングオブコント2009」は「JNN50周年記念番組」として放送した。
  3. ^ 第1回の2008年度のみ10月5日の放送。
  4. ^ 第4回より大塚製薬がスポンサーを離れ、同時にロゴマークの一つとして使用していた「C」の字に王冠を冠したマークもオロナミンCに準じたものから書体を変更している。
  5. ^ 命名者は『キングオブコント2009』大会開催発表会見の司会を務めたあべこうじで、ショートプログラムとフリーの合計点で競われるシングルのフィギュアスケートを引き合いにしたもの。

出典

  1. ^ 吉本相次ぐ劇場閉館と相次ぐスポンサー離れ
  2. ^ “『キングオブコント2009』決勝戦のネタ披露順が決定!”. テレビドガッチ. (2009年9月1日). http://dogatch.jp/blog/news/tbs/0901097118.html 2010年10月3日閲覧。 
  3. ^ “『キングオブコント2009』決勝戦ルール変更今年は“フィギュア方式”採用へ”. オリコン. (2009年5月12日). http://www.oricon.co.jp/news/movie/66019/full/ 2010年9月29日閲覧。 
  4. ^ M-1では減点対象になる。ちなみにR-1ではペナルティがない
  5. ^ M-1では上位3組のみ
  6. ^ 1st、2ndの両ステージで1位を獲得し、かつ全体の得点ランキングで1位2位を独占しての優勝のこと。

外部リンク