仮面ライダー鎧武/ガイム/log20250928
平成仮面ライダーシリーズ | ||
第14作 | 仮面ライダーウィザード | 2012年9月 - 2013年9月 |
第15作 | 仮面ライダー鎧武 | 2013年10月 - |
『仮面ライダー鎧武』(かめんライダーガイム、欧文表記:KAMEN RIDER GAIM)は、2013年10月6日からテレビ朝日系列で毎週日曜8:00 - 8:30(JST)に放映中の特撮テレビドラマ作品、および作中で主人公が変身するヒーローの名称。
仮面ライダー鎧武/ガイム | |
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ジャンル | 特撮テレビドラマ |
原作 | 石ノ森章太郎 |
脚本 | 虚淵玄 他 |
監督 | 田﨑竜太 他 |
出演者 | キャストを参照 |
オープニング |
「JUST LIVE MORE」 歌:鎧武乃風 |
製作 | |
プロデュース |
佐々木基(テレビ朝日) 武部直美(東映) |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | ![]() |
放送期間 | 2013年10月6日 - |
放送時間 | 日曜 8:00 - 8:30(30分) |
キャッチコピーは「ライダー戦国時代」、「キミはこの力、どう使う!」、「ここからは俺のステージだ!」。
概要
平成仮面ライダーシリーズ第15作にして、平成仮面ライダーシリーズ15作記念・テレビ朝日開局55周年記念作品。シリーズで初めての戦国武将を全体のモチーフとし、錠前を使ってフルーツの意匠を持つ鎧・武器を装備して戦う設定となっている[1]。また『仮面ライダーBLACK RX』以来25年ぶりとなる10月放送開始となった作品でもある。
本作はストリートファイト色の強い作品であり、仮面ライダー同士の対決をメインに据えた作品自体は『仮面ライダー龍騎』のような前例があるが、ライダーが自身の欲望のために殺し合うバトルロイヤル的なストーリーだった『龍騎』に対し、本作では個々のライダーが個人の私欲ではなく争奪する一団体の代表としてバトルを繰り広げるという団体規模での勢力争いの要素を取り入れたストーリーとなっている。
企画の経緯
制作発表の時点で鎧武・バロン・龍玄・斬月・グリドンの5人の仮面ライダーが公開され、『仮面ライダー龍騎』や『仮面ライダーカブト』のような多人数ライダーの作品であることが明らかにされた。武部直美プロデューサーによれば、近年の仮面ライダーシリーズは「TVで主に活躍するライダーは2人」という形式が続いていたことに疑問を持ったこと、AKB48のようなグループアイドルやプロ野球や水泳や体操などのスポーツの団体戦が人気であることから、多人数が登場する作品にしたという。当初は全員が戦国武将ライダーという構想だったが、キャラクターの差別化が難しかったため、バンダイ提案によるフルーツの要素を取り入れた[2]。
フルーツ案は仮面ライダーシリーズの歴史上まだ使用していないモチーフであるために採用された。主役ライダーの鎧武のモチーフ(基本形態)がオレンジなのは、蜜柑が子供の好きな食べ物のランキングで上位に位置するからである。その他のフルーツも人気・知名度の高い物が選ばれているが、区別が付け易いようにドングリなどの木の実も取り入れている[2]。
脚本上は『仮面ライダークウガ』から『仮面ライダー555』にかけての平成仮面ライダーの初期に立ち戻ること、今まで続いてきた2話完結前後編構成のスタイルを崩すことを志向している[3]。
ストーリー
西暦2013年。巨大企業・ユグドラシルコーポレーションによって支配された新興都市・沢芽市は閉塞感に包まれ、若者たちはストリートダンスに夢中でパフォーマンスチーム同士で競い合っているが、ダンスを行う場所の取り合いが絶えなかった。その問題を解決するために行われるのがインベスゲーム。異世界にはインベスと呼ばれる生物が棲息しており、ロックシードと呼ばれる錠前で異世界に繋がる裂け目を開き、そこから呼び出されたインベスを操って戦わせ、その勝負に勝ったチームが場所を占拠できるのだ。
ダンスチーム・チーム鎧武もまたライバルのチームバロンと敵対しながらダンスに励んでいたが、そのチームの一員・葛葉紘汰が生活のためにチームを抜けてしまう。幼い頃に両親を亡くし、姉・葛葉晶と共に暮らしてきた紘汰は彼女に苦労をかけさせないためにチームを脱退し、アルバイトで金稼ぎしながら「大人の道」を進もうとしていた。
そんなある日。紘汰とその幼馴染・高司舞はチーム鎧武のリーダー・角居裕也に呼ばれ、待ち合わせの場所に行くとそこには異世界・ヘルヘイムの森に繋がる裂け目が。その裂け目の奥に入った紘汰と舞は不思議な果実を捥ぎ取った後、落ちていたベルト・戦極ドライバーを見つける。そして紘汰が戦極ドライバーを腰に付けると持っていた果実がロックシードに。とそこへインベスが現れ、二人に襲い掛かってきた。インベスに追われて現実世界に戻った紘汰は舞を逃がすと一人でインベスに立ち向かうが紘汰が敵う敵ではない。追い詰められた紘汰は一か八かと戦極ドライバーにオレンジロックシードをセットするとアーマードライダー・鎧武に変身。変身した紘汰は戸惑いながらもインベスを倒してしまうのだった。
鎧武に変身する力を得て、喜びの声を上げる紘汰だが、やがて自分と同じアーマードライダーが現れ、ライダー同士の戦いに巻き込まれていく。
登場人物
アーマードライダー
本作におけるロックシードで変身する仮面ライダーの総称。
- 葛葉 紘汰(かずらば こうた) / 仮面ライダー鎧武(ガイム)
- 本作品の主人公。20歳の青年でチーム鎧武の元メンバー。1993年1月30日生まれのみずがめ座[注 1]。一人称は『俺』。幼い頃に両親が亡くなり、姉の晶に育てられてきた。姉の支えになる為にチームを脱退し、掛け持ちのアルバイト[注 2]生活に励んでいたものの、鎧武のメンバーからは未だ慕われており、本人もチームに何かあった際には助け舟を出していた。明るく心優しい性格だが、他人の困り事を見過ごせず、関わっては貧乏くじを引く事が多い。
- 偶然迷い込んだヘルヘイムの森で戦極ドライバーとオレンジロックシードを入手し、鎧武に変身する力を得た。当初は鎧武の力を何に使ったらよいかわからず、自宅やバイト先で安直に変身しては周囲に呆れられていたが、やがて自分のためではなく人を守るために使うべきだと気づく。後にチームの危機を見過ごす事が出来なくなり、バイトを全て辞めて行方不明の裕也に代わるリーダーとしてチームへの復帰を果たす。再びヘルヘイムの森に迷い込んだ際に斬月の襲撃に遭い、一時は戦意を喪失したものの、自分自身の為に戦う光実に心を動かされ、復活を遂げた。その後はチームを光実に任せ、自身は新たなバイトの就活に励んでいる。
- 駆紋 戒斗(くもん かいと) / 仮面ライダーバロン
- チームバロンのリーダー。一人称は『俺』。20歳。幼い頃から貧しい人生を送ってきたため、社会の全てを敵と見なしており、極度の弱肉強食主義者である。「力こそ強さ」を信条としクールに振舞っているが、弱者を徹底的に侮蔑し、服従しか許さない傲慢な性格である。力を欲するためには手段を選ばない一方、強くなろうという意志を持つ者には温かく接する優しさや卑怯なことを嫌う正々堂々とした一面も併せ持つ。たまり場では一人トランプに興じていることが多い。
- チーム鎧武がアーマードライダーの活躍で順位を上げていることに焦っている時に、シドから戦極ドライバーとバナナロックシードを渡され、バロンに変身する力を得る。
- 呉島 光実(くれしま みつざね) / 仮面ライダー龍玄(りゅうげん)
- チーム鎧武の現役メンバー。一人称は『僕』。16歳。愛称は「ミッチ」。紘汰のことを頼れる兄貴分として接している。
- 実は貴虎の弟でユグドラシルコーポレーションの御曹司。私立天樹高等学校の優等生でもある。しかし、仲間に嫌われるのを恐れてその事実を隠している。舞に片想いしているものの、何もできない自分にやるせなさを感じていた。貴虎からは自分の片腕として役立ってくれると期待されているが、本人は呉島家の力に頼ることなく、自分の力で人生を歩みたいと考えている。
- 一時的に戦意を喪失した紘汰の代わりになろうと考えシドと交渉。その時は自身の要求を一度拒んだ彼を言葉巧みに説得するしたたかさを見せた。そしてシドがわざと置き去りにした未使用の戦極ドライバーとブドウロックシードを手に入れることで龍玄に変身する力を得た。度々無茶をする紘汰の代わりになりたいと願い戦うも、その裏には舞を振り向かせたいという想いもある。
- 後にアタッシュケースにあった貴虎の所持する戦極ドライバーを目撃し、同時にその中にあったスイカロックシードをくすねている。
- 呉島 貴虎(くれしま たかとら) / 仮面ライダー斬月(ざんげつ)
- ユグドラシルコーポレーションの研究部門プロジェクトリーダー。一人称は『私』または『俺』。26歳。どんな手段を使ってでも目的を果たそうとする冷徹な性格を持つ反面、弟の光実には甘い。
- 謎めいた部分も多く、「ヘルヘイムの森」について何らかの事実を知っており、「アーマードライダー」の出現についても予見済みであった様子。
- 現時点では光実が龍玄に変身する事を知らない上、自分以外のアーマードライダーを実験用のモルモット程度にしか思っていない。
- 城乃内 秀保(じょうのうち ひでやす) / 仮面ライダーグリドン
- チームインヴィットのリーダー。一人称は『俺』。策を弄するタイプで、レイドワイルドの初瀬に対しては友人のように振る舞いつつ、本心では漁夫の利を狙っている。卑怯な手口を使う悪名は広く知られているが、本人は「策士」を自称して特に気にしていない。チームレイドワイルドと共にチームバロンの傘下になるが、当人は戒斗に不満を持っていた。シドから戦極ドライバーを入手し、戒斗から貰ったドングリロックシードでグリドンに変身し、同時に初瀬と共に傘下から抜けた。普段は知的なポーズを取っているが、グリドンに変身している際は、黒影に変身している初瀬に振り回されたり、戦いに及び腰になっていたりとコミカルな描写が多い。
- 初瀬 亮二(はせ りょうじ) / 仮面ライダー黒影(くろかげ)
- チームレイドワイルドのリーダー。一人称は『俺』。血気盛んでかなりの野心家だが、思慮に欠ける猪突猛進タイプの為、勝算もないのにあちこちのチームにインベスゲームを挑んでは敗れることの繰り返しで、チームは伸び悩んでいる。第4話では戒斗がヘルヘイムの森で回収したロックシードを渡す条件としてチームインヴィットと共にチームバロンの傘下になるが、城乃内から戒斗に従わされていると知ると、彼と共に傘下を抜けた。シドから戦極ドライバーを入手し、戒斗から貰ったマツボックリロックシードで黒影に変身した。
- なお、黒影の名はDJサガラの命名ではなく自ら名乗ったものであり、同時にグリドンの名前も勝手に命名している。変身時は変身前とは逆に城乃内を振り回していることが多い。
- 凰蓮(おうれん)・ピエール・アルフォンゾ / 仮面ライダーブラーボ
- 洋菓子店「シャルモン」の店長を務めるパティシエ。本名・凰蓮 厳之介(おうれん げんのすけ)。一人称は『ワテクシ』だが、他人から「店長」と呼ばれると「パティシエ」と訂正させる。スキンヘッドの屈強な肉体を持つ男性でフランス語交じりのオネエ系口調で話す。パティシエとしての実力は本物であり、15年前に菓子職人を目指してフランスにて修業し、クープ・デ・モンドで優勝した経歴を持つ。また、ルレ・デセールの会員でもある。フランス国籍を取得するため従軍した事もあり、格闘術の技能も高い。
- 全てにおいて「本物」を求める完璧主義者でアマチュアや不完全なものを「偽物」と称し毛嫌いしている。その為、自分の店においても菓子の素材はもちろん、店員のあらゆる面(星座の相性、態度、服装など)の妥協も許さず、バイトの面接に来た紘汰を一発で不採用にした。素人ばかりのインベスゲームを「アマチュアのごっこ遊び」と嘆き、一石を投じるために、「シャルモン」に来店していたチームレッドホットのリーダー・曽野村が所持していた戦極ドライバーとドリアンロックシードに目を付け、食事代として強奪。黒影とグリドンの目の前でブラーボに変身する。
ビートライダーズ
沢芽市にて活動しているダンスチームに属する若者たち(#設定・用語も参照)。
チーム鎧武
紘汰が所属するダンスチーム。
- 高司 舞(たかつかさ まい)
- 本作のヒロイン。17歳。紘汰の幼馴染でチーム鎧武の現役メンバー。一人称は『私』。姉御肌な性格で積極的にメンバーの面倒を見ている。当初、「大人の仲間入り」をしてチームを抜けた紘汰に心を閉ざしており、突っけんどんな態度を取っていた。彼が復帰した後もしばらくはその態度を改めなかったが、内心では慕っている様子で、第4話で戦意喪失した紘汰を励ましている事から、多少は心を開いた模様。
- 角居 裕也(すみい ゆうや)
- チーム鎧武のリーダー。紘汰やチームのメンバーを暖かく見守っている。シドから戦極ドライバーを渡されたのを境に消息不明になる。
- チャッキー
- チーム鎧武のメンバー。一人称は『私』。ダンスの実力はチームの中ではトップレベル。
- リカ
- チーム鎧武のメンバー。一人称は『私』。マイペースだがダンスはチャッキーに引けを取らない腕前を持つ。
- ラット
- チーム鎧武のメンバー。一人称は『俺』。派手なパフォーマンスを含めたダンスを好むムードメーカー。
チームバロン
戒斗がリーダーを努めるダンスチーム。
- ザック
- チームバロンのメンバーで、チームの№2。一人称は『俺』。ダンスの腕前はTOP2並。戒斗を名前で呼び捨てにするなど、彼との付き合いは長いようで、性格も同様に好戦的で喧嘩っ早い。しかし卑怯な方法を嫌う戒斗と違ってチームの勢力拡大のためならば手段を選ばず、ペコと組んで相手チームを陥れてきた。
- ペコ
- チームバロンのメンバー。一人称は『俺』。小柄だがダンスのキレが良い上にチームに対する忠誠心は高い。インベスゲームではザックと示し合わせて「スリングショット(パチンコ)」で相手の手を狙い、持っているロックシードを落とさせるなどの汚い手口を使い、相手チームを次々と敗退させていた。第2話でのインベスゲームで紘汰に対して同様の行為をしたところを戒斗に見つかり、彼の怒りを買ってしまった。
ユグドラシルコーポレーション
- 葛葉 晶(かずらば あきら)
- 紘汰の姉。24歳。一人称は『私』。両親が亡くなった後は紘汰の面倒を見ており、現在も家計を支えるためにユグドラシルコーポレーション傘下の会社でOLをしている。常に紘汰を温かく見守っている。
- 紘汰には世の中の役に立つ仕事をしてほしいと考えており、紘汰がインべスゲームで得たお金を渡された際は受け取りを拒否していた。
その他
- 阪東 清治郎(ばんどう きよじろう)
- 沢芽市に店を構えるフルーツパーラー「ドルーパーズ」のマスター。パフェを作る腕前は超一流。店によく来店する「ビートライダーズ」のダンサーや若者たちといった客の悩み相談の相手となったり、元気が無い常連客にはパフェをサービスするなど、気のいい兄貴分的な存在である。
- 「ゲームで争う分には怪我人も出なくていい」とインベスゲームに対しては比較的寛容だが、度を越した諍いは好まず、店内でのインベスゲームは御法度。
- シド
- 錠前のディーラー。インベスゲームの参加者にロックシードを販売している素性不明の男。販売拠点の一つとして「ドルーパーズ」に頻繁に姿を見せている。売人なので当然ながら自分が取り扱うロックシードに詳しく、戦極ドライバーの仕様も熟知している。貴虎から6つの戦極ドライバーの供与と装着者の監視を任されており、自身が認めた者に戦極ドライバーやロックビークルを次々と与え、戦いを加速させ続けている。貴虎を恐れており、その弟の光実にドライバーとロックシードを要求された際には「ばれたら沢芽市に居られなくなる」との理由で一旦は拒んでいる。
- DJサガラ
- 沢芽市でインターネットラジオ番組を海賊放送している陽気なDJ。ストリートダンサー達のカリスマ的存在である。常にサイクルウェア姿でDJブースに常駐している。番組のファンは多く、パソコンや携帯端末から熱心に視聴する姿が街の随所で見られる。
- インベスゲームを流行させた張本人であり、ゲームの様子を中継しては軽妙でノリのいいトークでチーム同士の対抗心を煽り立て、さらなるバトルへと駆り立てている。
- 謎の男性
- 貴虎の知り合いに当たる人物。その詳細は不明だが戦極ドライバーの設計図が手元にあり、ドライバーの開発者であることが伺える。
- 謎の少女
- 髪が金色でオッドアイという違いを除くと顔立ちは高司舞に瓜二つだが、彼女との関連性は不明。鎧武に初めて変身した紘汰の前に姿を現し、紘汰が後戻りできない戦いの運命に足を踏み入れかけていることを警告する。その後も同じくアーマードライダーの力を得た戒斗や光実に警告を発している。
アーマードライダー
本作のキーアイテム・ロックシードと変身ベルト・戦極ドライバーを使用して変身する戦士で本作における仮面ライダー。名称はインベスゲームの中継中に変身した鎧武の姿を見たDJサガラがアドリブで名付けた。各ライダーの名称は自称或いはDJサガラなどが名付けて一般化した物が多い。
アームズの細かいテイストは各ライダーによって多少異なり、「和風」をテーマにした鎧武の他に洋風・中華風などがある。変身中は変身者の声が金属を被せた様な音声になる。またそれぞれのライダーの各フォームは戦極ドライバーのバックルに組み込むロックシードによって変化し、「○○(ドライバーにセットしたロックシードの種類)アームズ」と共通名称になっている。インべスゲームでは変身者が直接リング内で戦闘する事が可能で、ゲームにおける大きな戦力となっている。
ロックシードを解錠する事でヘルヘイムの森で形成されたアームズが空間の裂け目によって召喚され、空中で待機する。ロックシードを戦極ドライバーに装填する事でアームズが落下し、変身者の頭部に被さる形で装着される。装着と同時にアンダースーツ・ライドウェアが実体化し、最後にアームズが変形する事でアームズウェポンが実体化して変身完了となる。
- アームズ
- ヘルヘイムの森で形成された鎧。通常は果物や木の実の形状を模した形態だが、変身者の頭部に被さった後に各部を展開し、鎧へと変化する。
- アームズウェポン
- ロックシードによって生み出されたアーマードライダー専用の武器。装着するアームズごとに異なり、どれも果物や木の実の意匠が入っている。
仮面ライダー鎧武
葛葉紘汰が変身するアーマードライダー。読みは「がいむ」。所属はチーム鎧武で名称はDJサガラがチーム鎧武の名を取って名付けた。モチーフは「和」の鎧。ライドウェアの色は紺色。
- アームズ(フォーム)
- オレンジアームズ
-
- 身長:203cm
- 体重:105kg
- パンチ力:6.7t
- キック力:10.2t
- ジャンプ力:ひと跳び28m
- 走力:100mを5.9秒
- オレンジロックシードを使用して変身する、オレンジの鎧を装備した鎧武の基本形態。鎧の色はオレンジ色。装着時の音声は「花道・オンステージ!」。
- 基本形態らしく全体的な身体能力のバランスが取れており、共通武器・無双セイバーと専用アームズウェポン・大橙丸を使用する二刀流での剣術戦を得意とする。外装に纏う鎧は戦極ドライバーのカッティングブレードを3回倒し、「ソイヤッ!オレンジスパーキング!」の音声と共にオレンジ形態(球体)に戻し、高速回転させて強力な頭突きを繰り出す事が可能。
- パインアームズ
-
- 身長:206cm
- 体重:119kg
- パンチ力:8.7t
- キック力:10.2t
- ジャンプ力:ひと跳び22m
- 走力:100mを6.5秒
- パインロックシードを使用して変身する、パイナップルの鎧を装備したパワー重視の形態。鎧の色は黄色。装着時の音声は「粉砕・デストロイ!」。
- スピード・俊敏性の代わりにパワー・防御力に優れ、専用アームズウェポン・パインアイアンを使用するトリッキーな戦法を得意とする。
- イチゴアームズ
-
- 身長:203cm
- 体重:100kg
- パンチ力:6.0t
- キック力:10.2t
- ジャンプ力:ひと跳び33m
- 走力:100mを5.5秒
- イチゴロックシードを使用して変身する、苺の鎧を装備したスピード重視の形態。鎧の色は赤。蔕に当たる部分が左肩に移動するため左右非対称な外観になる。装着時の音声は「シュシュッとスパーク!」。
- パインアームズよりもパワー・防御力は低下するが、スピード・ジャンプ力・瞬発力・俊敏性に優れ、専用アームズウェポン・イチゴクナイを使用する素早さを活かした二刀流での接近戦を得意とする。
- スイカアームズ
- スイカロックシードを使用して変身する、スイカの鎧を装備した重装備形態。鎧の色は緑。装着時の音声は「大玉・ビッグバン!」。
- 専用ツール
- 無双セイバー
- 鍔が銃身になっている片刃の銃剣。鍔部分には鎧武の紋章がプリントされている。現代の最先端技術で作られた刃・ハモンエッジは高い切れ味・強度を誇り、ブライトリガーを引く事で銃口のムソウマズルから強力な弾丸を連射する。後部スイッチのバレットスライドを引く事で弾を数発分装填可能だが、多用するとすぐ弾が切れてしまうためこまめな再装填が必要となる。持ち手・パワーセルグリップの底を後述のアームズウェポンとドッキングさせる事が可能で、威力・攻撃範囲の拡大・形状変化による戦術の応用など利便性に富む。
- 大橙丸(だいだいまる)
- オレンジアームズ専用の片刃剣型アームズウェポン。刀身はオレンジの断面を模している。刃のカヒノジン・埋め込まれたオレンジパワーセルの働きで通常の刀剣では発揮出来ない切断力を生み出す。無双セイバーとジョイントした場合は「ナギナタモード」と呼ばれる。
- パインアイアン
- パインアームズ専用のフレイル型アームズウェポン。鉄球部分はパイナップルを模しており、鉄球とグリップ部のジョイントブランチはワイヤーで繋がれている。パイナップルの花弁を表現した棘・パインコニファーを叩き付けて敵を粉砕する他、ジョイントブランチを無双セイバーと接続する事で鉄球を繰り出す遠心力に合わせたアクロバティックな攻撃が可能。
- イチゴクナイ
- イチゴアームズ専用のクナイ型アームズウェポン。厚い刀身・ワリハガネに苺の意匠の補助推進ユニット・アカネオウ・エイキーンスラスターと呼ばれる小型の推進ユニットが埋めこまれている。二刀流での素早い接近戦の他、投擲武器として投げ付ける事も可能。
- スイカ双刃刀(スイカそうじんとう)
- スイカアームズ専用の薙刀型アームズウェポン。刀身はスイカの断面を模している。
- 必殺技
- 必殺技を受けて倒されるとアームズに応じた果物を模したエネルギーが浮かび上がる。
- 無頼キック
- 全アームズ共通の必殺技。右脚にロックシードのエネルギーを纏い、跳び蹴りを叩き込む。破壊力は25t。
- 無双斬
- 全アームズ共通の必殺技。ドライバーのカッティングブレードを2回倒し、「ソイヤッ!○○オーレ!」の音声と共に発動する。無双セイバーの刀身にエネルギーを集中させ、敵を一刀両断する。
- 大橙一刀
- オレンジアームズでの必殺技。ドライバーのカッティングブレードを1回倒し、「ソイヤッ!オレンジスカッシュ!」の音声と共に発動する。大橙丸の刀身にエネルギーを集中させ、敵を一刀両断する。
- ナギナタ無双スライサー
- オレンジアームズでの必殺技。無双セイバー・ナギナタモードにオレンジロックシードを装填し、「イチ・ジュウ・ヒャク・セン・マン・オレンジチャージ!」の音声と共に発動する。無双セイバーの刀身から光刃を放ち、命中した敵をオレンジ型のエネルギーで拘束し、接近して大橙丸の刀身で一刀両断する。
- アイアンブレイカー
- パインアームズでの必殺技。ドライバーのカッティングブレードを1回倒し、「ソイヤッ!パインスカッシュ!」の音声と共に発動する。巨大化したパインアイアンが敵の頭部に被さり、視界・動きを封じた直後に「無頼キック」を放つ。
- クナイバースト
- イチゴアームズでの必殺技。無双セイバーにイチゴロックシードを装填し、「イチ・ジュウ・ヒャク・イチゴチャージ!」の音声と共に発動する。上空に放った光刃が大量のイチゴクナイを模したエネルギー刃に変化し、一斉に降り注ぐ。
- ビークル
-
- サクラハリケーン
-
- スピード:320km/h
- ジャンプ力(高さ):154m
- ジャンプ力(飛距離):616m
- 第3話でシドから与えられた試作型ロックビークル。ロックモードからバイク型のビークルモードに変形する。桜の花びらに包まれると共に空間の裂け目を使用してヘルヘイムの森へと移動可能。
仮面ライダーバロン
駆紋戒斗が変身するアーマードライダー。所属はチームバロンで名称は初変身を目撃した人々が呼称していた。モチーフは「西洋」の鎧。ライドウェアの色は赤。
- アームズ(フォーム)
- 専用ツール
- バナスピアー
- バナナアームズ専用のランス型アームズウェポン。皮を剥いたバナナを思わせるフェンシング用の剣らしい外見をしている。絶大な破壊力と突貫力を誇り、剣先のパルプシャフトは伸縮可能で、中距離の攻撃にも対応できる。
- 必殺技
-
- スピアビクトリー
- バナナアームズでの必殺技。ドライバーのカッティングブレードを一回倒し、「カモン!バナナスカッシュ!」の音声と共に発動。穂先にエネルギーを集約し、標的を一点集中で貫く。発動直後は、技の軌跡にバナナ状の残像が残る。
- ビークル
-
- ローズアタッカー
-
- スピード:320km/h
- ジャンプ力(高さ):154m
- ジャンプ力(飛距離):616m
- 第3話でシドから与えられた試作型ロックビークル。ロックモードからバイク型のビークルモードに変形する。薔薇の花びらに包まれると共に空間の裂け目を用いてヘルヘイムの森へと移動できる。
仮面ライダー龍玄
呉島光実が変身するアーマードライダー。読みは「りゅうげん」で名称はDJサガラが必殺技を「ドラゴンの息吹きのよう」だと判断したことから名づけられた。所属はチーム鎧武。モチーフは「中華」の鎧。ライドウェアの色は緑。
- アームズ(フォーム)
- ブドウアームズ
-
- 身長:206cm
- 体重:105kg
- パンチ力:6.7t
- キック力:10.2t
- ジャンプ力:ひと跳び28m
- 走力:100mを5.9秒
- 葡萄の鎧を装備した基本形態。鎧の色は紫。装着時の音声は「龍・砲・ハッハッハッ!」。
- 専用ツール
- ブドウ龍砲
- ブドウアームズ専用の多銃身ピストル型アームズウェポン。銃身に葡萄の意匠の龍玉弾倉が設置されており、トリガー・龍尾鉄を引くことで、銃口の火砲六連からガトリングガンのようにエネルギー弾丸を1秒当たり最大600発高速連射できる。小型ながら高火力を誇る。
- 必殺技
- ドラゴンショット
- ブドウアームズでの必殺技。ドライバーのカッティングブレードを一回倒し、「ハイ~!ブドウスカッシュ!」の音声と共に発動。後部のレバーを引いてエネルギーをチャージし、葡萄の粒を模した小型のエネルギーを火砲六連に集中させ、それを東洋龍型の大型エネルギー弾に変化させ、発射して敵を撃ち抜く。
仮面ライダー斬月
呉島貴虎が変身するアーマードライダー。読みは「ざんげつ」。所属はユグドラシルコーポレーション。モチーフは鎧武と同じく「和」の鎧。ライドウェアの色は白。
- アームズ(フォーム)
- メロンアームズ
-
- 身長:206cm
- 体重:109kg
- パンチ力:10.2t
- キック力:13.0t
- ジャンプ力:ひと跳び24m
- 走力:100mを6.1秒
- メロンの鎧を装備した基本形態。鎧の色は薄い黄緑。装着時の音声は「天・下・御・免!」。
- 専用ツール
- 無双セイバー
- 鎧武のものと同仕様だが鍔には斬月の紋章がプリントされている。
- メロンディフェンダー
- メロンアームズ専用の盾型アームズウェポン。大型の盾にはメロンの皮らしい模様が施されており、両端のソクトウエンや先端部のハサイシンという刃が付属し、二刀流の様な攻撃も行う。
仮面ライダーグリドン
城乃内秀保が変身するアーマードライダー。名称は亮二が勝手に命名した。所属はチームインヴィット。モチーフは古代の「西洋」の鎧。ライドウェアの色は茶色。
- アームズ(フォーム)
- ドングリアームズ
-
- 身長:203cm
- 体重:110kg
- パンチ力:8.9t
- キック力:9.2t
- ジャンプ力:ひと跳び22m
- 走力:100mを6.5秒
- ドングリの鎧を装備した基本形態。鎧の色は下生地と同じく茶色。鎧装着時の音声は「Never Give Up(ネバーギブアップ)!」。
- 専用ツール
- ドンカチ
- ドングリアームズ専用の槌型アームズウェポン。頭部(打撃部分)はドングリを模している。強固な打撃面のナットストンプと埋め込まれたドームブリックの働きで、殴打した敵の固い身体の内側にまでダメージを与えることができる。
- 必殺技
- グリドンインパクト
- ドングリアームズでの必殺技。ドライバーのカッティングブレードを一回倒し、「カモン!ドングリスカッシュ!」の音声と共に発動。ドンカチを構えて高速回転し、標的を殴りつける。回転時はドングリの幻影が浮かぶ。
仮面ライダー黒影
初瀬亮二が変身するアーマードライダー。読みは「くろかげ」で名称は亮二自身が命名した。所属はチームレイドワイルド。モチーフは鎧武や斬月と同じく「和」の鎧だが、足軽を彷彿させる細身のフォルムをしている。ライドウェアの色は黒。
- アームズ(フォーム)
- マツボックリアームズ
-
- 身長:203cm
- 体重:102kg
- パンチ力:6.0t
- キック力:10.2t
- ジャンプ力:ひと跳び26m
- 走力:100mを6.0秒
- 松ぼっくりの鎧を装備した基本形態。鎧の色は焦げ茶色。鎧装着時の音声は「一撃・イン・ザ・シャドウ!」。
- 専用ツール
- 影松(かげまつ)
- マツボックリアームズ専用の長槍型アームズウェポン。鍔部分のウノサカホは松ぼっくりを模している。クロナガエという長く頑丈な柄をそなえるためリーチはバナスピアーを上回り、厚く鋭い刃・バヨウシンで素早い突き技や敵をなぎ倒す。
- 必殺技
- 刺突攻撃(名称不明)
- マツボックリアームズでの必殺技。ドライバーのカッティングブレードを一回倒し、「ソイヤッ!マツボックリスカッシュ!」の音声と共に発動。跳躍し、落下する勢いを乗せて松ぼっくり状のエネルギーを纏った影松で敵を突き刺す。
仮面ライダーブラーボ
凰蓮・ピエール・アルフォンゾが変身するアーマードライダー。モチーフは「アイアン・メイデン」。ライドウェアの色は黄緑。
- アームズ(フォーム)
- ドリアンアームズ
-
- 身長:210cm
- 体重:125kg
- パンチ力:12.4t
- キック力:16.7t
- ジャンプ力:ひと跳び27m
- 走力:100mを5.9秒
- ドリアンの鎧を装備した基本形態。鎧の色は緑色。鎧装着時の音声は「Mister Dangerous(ミスターデンジャラス)!」
- 専用ツール
- ドリノコ
- ドリアンアームズ専用の鋸型アームズウェポン。ドリアンの如く刀身に棘が付属している。同時に2本装備する。
共通ツール
- 戦極ドライバー
- 本作における変身ベルト。各ライダーの戦極ドライバーの外見は左側の表示板・ライダーインジケータに描かれた頭部[注 4]を除けば共通しているが、待機音などの音声はライダーによって異なる。
- 中央のドライブベイにロックシードを装着・固定することで待機音が鳴り、その後に右側に設置されたカッティングブレードでロックシードを切ることで装着者をアーマードライダーに変身させる。
- 変身後にカッティングブレードを倒すことで強力な技を繰り出すことが可能。必殺技の音声は倒す回数に応じ変化し、1回倒すと「○○スカッシュ!」、2回倒すと「○○オーレ!」、3回倒すと「○○スパーキング!」となる(○○には装備しているロックシードの名前が入る)。
- 通常はバックル部のみで、腹部に当てることでベルト部・フォールディングバンドが出現し装着される。認識機能により最初に装着した人物以外の者ではベルト部が現れず装着できない。現在、貴虎の斬月用の1本とシドが管理し配布している6本の計7本の存在が示唆されている。
- 鎧武、斬月、黒影の戦極ドライバー
- 待機音はほら貝のような和風テイストでカッティングブレードを倒した際の音声は「ソイヤッ!」となる。
- 鎧武と斬月のものには変身後に無双セイバーを装着したホルスターが、鎧武のものには更にロックシードをセットするホルダーがベルト部に装着される。
- バロン、グリドンの戦極ドライバー
- 待機音はトランペットによるファンファーレのような洋風テイストでカッティングブレードを倒した際の音声は「カモン!」となる。
- 龍玄の戦極ドライバー
- 待機音は二胡のような中華風テイストでカッティングブレードを倒した際の音声は「ハイ~!」となる。
- ブラーボの戦極ドライバー
- 待機音はエレキギターによるロック風テイストでカッティングブレードを倒した際の音声がない。
- この他、ユグドラシルコーポレーションの調査員が戦極ドライバーに類似したベルト[注 5]を装着している。
設定・用語
異世界関連
- ヘルヘイムの森
- 本作に登場する異世界でインベスが棲息する。インベスゲームの際やアーマードライダーの変身時には空間に現れたジッパーが開くように空間の裂け目が開き、そこからインベスやアームズ(鎧)が現れる。ゲームではインベス召喚または送還直後に裂け目が閉じてしまうが、ゲーム以外にも何らかの要因で裂け目が開いてしまう場合があり、その場合は裂け目は開きっぱなしで人間が足を踏み入れることもできる。貴虎らが複数の調査員を扇動して探索している節があり、彼とシドの台詞から彼らが解明しようとしている「謎」の存在が発覚している。摩訶不思議な極彩色の色形をした植物が自生し、ロックシードはそれらの果実が変異したものだとされている。名前の由来は『北欧神話』の「ユグドラシル」の1つ、「死の国」のニブルヘイムと同一視されている「ヘルヘイム」。
- ロックシード
- 果実や木の実、種子などの力が封じられた南京錠型のアイテム。現在のところ、ヘルヘイムの森に生い茂る樹木に実った果実が戦極ドライバーを装着した者に採取されて変化したものとされている。中央のカバーには対応する果実が描かれ、デジタル数字で「L.S.-○○」(Lock.Seed.○○)と識別番号らしきナンバーが振られている。カバーを下に開くとモデルの果実の断面を再現した模様が表れ、カバーの裏面には装備するアームズウェポンのイラストが描かれている。
- 側面の解錠スイッチ[注 6]を押し、ハンガーを開くことで空間の裂け目が生まれ、現実世界とヘルヘイムの森を繋げる。またヘルヘイムの森からインベスを呼び出し、意のままに操ることが可能で普段はインベスゲームにて用いられる。ロックシードには階級(クラス)が存在し、高いクラスのロックシードなら強力なインベスを操ることができる。クラスは現在AクラスからDクラスまでのものが確認されている。錠前ディーラーは高クラスのロックシードも取り扱っているが、かなりの高額である様子(アーマードライダーが使用するものも複数個が存在・流通している)。
- アーマードライダーの場合、戦極ドライバーと併用することで変身し、ロックシードの力を全開放できる。側面のボタンを押してハンガーを開いた後、ロックシードを戦極ドライバーのドライブベイに装着し、ハンガーを閉じることで固定する。そして戦極ドライバーのカッティングブレードを倒すことでロックシードのカバーが開き、果実に因んだアームズ(鎧)とアームズウェポン(武器)の力が開放される。
- ロックビークル
- シドが鎧武とバロンに譲渡した、アーマードライダー専用の乗り物。通常はロックシード型のロックモードで待機しているが側面の解錠スイッチを操作することでビークルモードに変形・巨大化する。ディメンション・インジケーターというデジタルメーターが装備されており、一定以上の速度を超えると空間の裂け目を通ってヘルヘイムの森に移動できる(そのため貴虎はこれらを「空間転移システム」と呼んでいる)。
- モチーフは花で、ナンバーは「L.V.-○○」となる。
識別番号 | 名称 | クラス | アームズウェポン | 備考 |
---|---|---|---|---|
L.S.-07 | ●オレンジ | A | 大橙丸 | 鎧武が基本形態として使用する。 |
L.S.-05 | ●パイン | A | パインアイアン | 鎧武が派生形態として使用する。 |
L.S.-06 | ▼イチゴ | A | イチゴクナイ | 鎧武が派生形態として使用する。 |
L.S.-10 | ●スイカ | A | スイカ双刃刀 | 鎧武が派生形態として使用する。 |
L.S.-08 | ●バナナ | A | バナスピアー | バロンが基本形態として使用する。 |
L.S.-11 | ●マンゴー | 不明 | 不明 | |
L.S.-09 | ▼ブドウ | A | ブドウ龍砲 | 龍玄が基本形態として使用する。 |
L.S.-04 | ●メロン | A | メロンディフェンダー | 斬月が基本形態として使用する。 |
L.S.-03 | ▼ドングリ | B | ドンカチ | グリドンが基本形態として使用する。 |
L.S.-01 | ●マツボックリ | C | 影松 | 黒影が基本形態として使用する。 |
L.S.-12 | ●ドリアン | A | ドリノコ | ブラーボが基本形態として使用する。 |
L.S.-02 | ●クルミ | C+ | - | 主にインベスゲームでインベス召喚に使用。 |
L.S.-00 | ▲ヒマワリ | D | - | 主にインベスゲームでインベス召喚に使用。 |
L.V.-01 | ●サクラハリケーン | - | - | 鎧武や龍玄が使用するロックビークル。 |
L.V.-02 | ●ローズアタッカー | - | - | バロンが使用するロックビークル。 |
この他、シドが所持している「S」のマークがついたロックシードも存在するが名称・クラスなどの詳細は不明(ナンバーも記載されていない)。
- インベス
- ヘルヘイムの森に棲息する怪物。ロックシードで立体映像のような状態で召喚して操ることができるが、ロックシードを落としてしまうと制御から外れ、実体化し暴走してしまう。ただし、戦極ドライバーを装着していれば最初から完全な実体として現れ、そのまま操ることが可能である。
- 初級インベス
-
- 身長:240cm / 体重:170kg
- 低いクラスのロックシードで召喚できるインベス。ヘルヘイムの森に生息する実物は等身大だが、インベスゲームで召還された場合は人間の赤子ほど小さい(身長:95cm / 体重:25kg)。ただし戦極ドライバーの力を併用すれば、等身大に変化する。
- 顔つきや体色(赤・青・緑)に若干差異はあるもののその外見はほぼ共通しており、能力は低い。
- 制御から外れると頭部が開き、内側の鋭い牙をあらわにした凶暴態(身長:225cm / 体重:148kg)と呼ばれる姿を見せる。また、虫の翅が生えて飛行能力を獲得した「飛行体」も確認されている。更に、ロックシードを取り込む(喰らう)ことで下記の上級インベスに「育つ」描写もみられた。
- 上級インベス
- 高いクラスのロックシードで召喚できるインベス。ヘルヘイムの森、インベスゲーム双方で登場する時は等身大。
- 初級とは異なり、個体ごとに外見や能力が異なる。また、喰らうようにロックシードを体内に取り込むことで強化体に変化する。
沢芽市関連
- 沢芽市(ざわめし)
- 本作の舞台となる新興都市。ユグドラシルコーポレーションの企業城下町。
- ユグドラシルコーポレーション
- 沢芽市を支配する巨大企業。ロゴマークは緑地の「ユグドラシル」の綴りに、中央の「A」の部分が巨大な樹木となっているもので、市内各所にはこのロゴマークが散見される。名前の由来は、『北欧神話』に登場する9つの世界全てを構成する支柱とされている巨大樹「ユグドラシル」。また、市民の多くは本企業傘下の会社に勤務している。
- ユグドラシルタワー
- ユグドラシルコーポレーションの本社。他の建造物の追従を許さないほどの超高層ビルで、広葉樹のような形状をしている。
- ドルーパーズ
- 阪東が経営しているフルーツパーラー。店内は「ビートライダーズ」が情報交換の場として頻繁に利用しており、シドもこの店内の奥にあるボックス席を利用してロックシードや戦極ドライバーを販売している。
- 私立天樹高等学校
- 光実が通う学校。制服は白いブレザー。ユグドラシルと関連性があるらしく、校内のホールにコーポレーションのロゴがある。学力が高いエリート高である模様で、殺伐とした雰囲気を放っている。
- ビートライダーズ
- 沢芽市の街中で徒党を組み行動する若者たちの中で、ストリートダンスとインベスゲームに興じる者達を特にこう呼ぶ。もともとは単なるダンスチームでしかなかったが、最近はチーム同士が頻繁に衝突して日々勢力図が書き換わり、さながら戦国時代の様相を呈している。
- ダンスチームにはプレイヤーパスが不可欠で無くすとチームは解散せざるを得なくなる。
- チーム鎧武
- 千鳥格子模様の青いパーカーを基本とするストリート系ファッションに身を包んだダンスチーム。ダンスのジャンルはヒップホップダンス。ロゴマークは円形の「鎧武」の文字と日本刀。イメージカラーは青。市内某所にある2階建ての煉瓦倉庫風の建物内にあるガレージをたまり場としている。ビートライダーズの本分であるダンスについては一定の評価を持つファンがいる。度重なるチームバロンとの戦いの連敗や裕也の失踪が相次ぎ、衰退の一途を辿っていたがアーマードライダー鎧武の活躍で勢力を取り戻しつつある。現在の所、敵対チームを迎え撃っては負けた相手からロックシードを奪取している。
- チームバロン
- 赤いアンセクトカラーの黒いコートやジャケットを身に着けたダンスチーム。ダンスのジャンルはジャズダンス。ロゴマークは西洋の男爵のようなシルクハットとマントで、中央の盾に「TEAM BARON」「SINCE 2011」と描かれている。イメージカラーは赤。市内某所にあるガラス張りのビル内の白いカーディーラーのようなたまり場を持つ。インベスゲームを利用して勢力を拡大しているが、実は戒斗の目の届かない箇所で一部のメンバーが不正(先述)を働かせていた。後にアーマードライダーの能力を得た戒斗がヘルヘイムの森で上位ランクの錠前を入手する手段を得たため、他の弱小チームを買収することで力の統一を図り、その中から優秀なダンサーをチームのバックダンサーとして引き抜いていた。しかし、第6話にてレイドワイルド及びインヴィットが離反・脱退したことにより空中分解した。
- チームレイドワイルド
- 黒い革ジャンを着用したダンスチーム。ロゴマークは「RAID WILD」の英字の上に交差する矢印と爪痕。イメージカラーは黒。チーム鎧武と同様にチームバロンの煽りを受けていたが、初瀬が戒斗との交渉に城乃内に乗せられるかたちで呑んだことでチームバロンの傘下に入るが、第6話で同じく城乃内の提案によって離反する。
- チームインヴィット
- メンバーたちが眼鏡をかけ、ピンクのバンダナを巻いているダンスチーム。ロゴは「INVITTO Ultimate Dancing Team」という英字のみのもの。他のチームの抗争の漁夫の利を狙うなど、狡猾な戦略を主とする。後にレイドワイルドと同様、バロンの傘下に入るが同じく第6話で離反している。
- その他にも沢芽市には「RED HOT」、「蒼天」、「POPUP」、「Spingere」、「BOOST」、「魍魎」などのダンスチームが存在し、前者の3チームもレイドワイルドやインヴィットと同様にバロンの傘下に入っていたが、レイドワイルド・インヴィットの離反の煽りを受け少なくともRED HOTが傘下から抜けている。
- フリーステージ
- 沢芽市内の東西南北各所にあるビートライダーズがダンスとインベスゲームを行う舞台。ここに設置されているスピーカーにプレイヤーパスをセットして音楽を流し、壁にチームのイメージポスターを数枚貼り付けて、ビートライダーズはダンスを披露する。
- インベスゲーム
- 沢芽市の若者たちの間で流行っているバトルゲーム。インベスをロックシードで現実世界に召喚して操り、特定のフィールド内で戦わせて勝敗を決する。ロックシードを誤って手から離してしまいインベスを暴走させた場合はそちらの方が負けになるが、それ以外のあまり細かいルールは制定されておらず「何でもいいから(ばれないように相手のインベスを暴走させてでも)勝てばOK」の傾向があり、複数召喚しての物量作戦や下級インベスを上級インベスで蹂躙するようなやり方で勝っても特に問題視はされない。アーマードライダーが登場して以降はアーマードライダーによるインベスへの直接攻撃も行われるようになったが、ルール違反とはみなされていない。
- ビートライダーズ達はチーム同士がダンスをする場所の取り合いなどでたびたび暴力的な衝突を起こしていたが、最近は問題をクールに解決するため、インベスゲームによってトラブルを治めるようにしている。しかし最近ではインベスゲームに必須なロックシードの数とクラスで召喚できるインベスの強さでチームの優劣が決まってしまう傾向があり、手段が目的化する逆転現象が起きている。
- ビートライダーズホットライン
- 街で配信されている謎の海賊ラジオ番組で、老若男女が至るところで視聴している。町の各所で発生するインベスゲームの勝敗結果を伝達し、リスナーの投票によってチームの支持率を変動させている。
キャスト
レギュラー・準レギュラー
- 葛葉紘汰 / 仮面ライダー鎧武(声) - 佐野岳
- 駆紋戒斗 / 仮面ライダーバロン(声) - 小林豊
- 呉島光実 / 仮面ライダー龍玄(声) - 高杉真宙
- 呉島貴虎 / 仮面ライダー斬月(声) - 久保田悠来[注 7]
- 高司舞、謎の少女 - 志田友美[注 8]
- チャッキー - 津山香音(Lucky Color's[注 9])
- リカ - 横田美菜(Lucky Color's[注 10])
- ラット - 小澤廉
- ザック - 松田岳
- ペコ - 百瀬朔
- 初瀬亮二 / 仮面ライダー黒影(声) - 白又敦 (2 - )
- 城乃内秀保 / 仮面ライダーグリドン(声) - 松田凌 (3 - )
- 凰蓮・ピエール・アルフォンゾ(鳳蓮厳之介) / 仮面ライダーブラーボ(声) - 吉田メタル (6 - )
- 葛葉晶 - 泉里香
- 阪東清治郎 - 弓削智久
- シド - 波岡一喜
- DJサガラ - 山口智充
- 謎の男 - 青木玄徳 (7 - )
ゲスト
声の出演
スーツアクター
スタッフ
東映側プロデューサーは『仮面ライダーオーズ/OOO』の武部直美が本シリーズで3度目の起用となり、田﨑竜太も同作以来のパイロットを担当する。劇伴音楽はスーパー戦隊シリーズの常連だった山下康介を仮面ライダーシリーズで初起用。
大きな特徴として、本作の制作にはニトロプラスに所属経験のあるスタッフが参加している。虚淵玄はこれまでゲームシナリオやアニメ脚本を執筆しており、今作で実写作品のメインライターを初担当する。起用の理由について、武部直美は自身が『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』を観て虚淵に興味を持ったのがきっかけでツイッターで共通の知人を探した結果[2]、声優の杉田智和を通して接点を得たと述べている[3]。この他、三杜シノヴと山田外朗が劇中衣裳のデザインアシスタントを担っている。
インベスのデザインは東映特撮の常連である篠原保の他、共にシリーズ初参加となる山田章博とNiθが手がける。
- 原作 - 石ノ森章太郎
- 連載 - テレビマガジン、てれびくん、幼稚園、めばえ、たのしい幼稚園、おともだち、コロコロイチバン!
- スーパーバイザー - 小野寺章
- プロデュース - 佐々木基(テレビ朝日)、武部直美(東映)
- 脚本 - 虚淵玄(ニトロプラス)、七篠トリコ、砂阿久雁(ニトロプラス)、毛利亘宏
- 監督 - 田﨑竜太、柴﨑貴行、諸田敏、中澤祥次郎、石田秀範
- 音楽 - 山下康介
- 撮影 - 松村文雄、倉田幸治、植竹篤史
- 照明 - 斗沢秀
- 美術 - 大嶋修一
- 美術助手 - 奥山れもん
- 録音 - 村上洋祐
- ダンス振付 - 足立夏海、掛札拓郎
- 助監督 - 山口恭平、杉原輝昭、塩川純平、上堀内佳寿也、石井千晶 他
- 編集 - 佐藤連
- EED - 緩鹿秀隆
- 音響効果 - 大野義彦
- MA - 曽我薫
- ラインプロデューサー - 富田幸弘
- プロデューサー補 - 菅野あゆみ、望月卓、井元隆佑
- 操演 - 高木友善(ライズ)
- カースタントコーディネーター - 西村信宏(タケシレーシング)
- クリーチャーデザイン - 篠原保、Niθ、山田章博
- キャラクターデザイン - 田嶋秀樹、PLEX
- 資料担当 - 山辺浩一、金子しん一
- 衣裳デザイン協力 - 三杜シノヴ、山田外朗
- キャラクター管理 - 小野島泰宏
- 造型 - ブレンドマスター
- 視覚効果 - 日本映像クリエイティブ、マリンポスト、林デジタル工務店
- CG制作 - 特撮研究所
- 特撮コーディネーター - 中根伸治
- 特撮スーパーバイザー - 足立享
- ミニチュア制作 - 松浦芳
- モニターグラフィック - 小林真吾
- 特撮監督 - 佛田洋
- アクション監督補佐 - おぐらとしひろ(ジャパンアクションエンタープライズ)
- アクション監督 - 石垣広文(ジャパンアクションエンタープライズ)
- 制作 - テレビ朝日、東映、ADK
主題歌・挿入歌
- 挿入歌
-
- 「E-X-A(Exciting × Attitude)」(第3話‐)
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - tatsuo / 歌 - 仮面ライダーGIRLS
- 「Never surrender」
- 歌 - 駆紋戒斗、ザック、ペコ(CV:小林豊、松田岳、百瀬朔)
放送日程
各話終了時、その時点で鎧武が所持しているロックシードが表示される。
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場上級インベス | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
2013年 10月6日 |
1 | 変身! 空からオレンジ!? |
|
虚淵玄 | 田﨑竜太 |
10月13日 | 2 | 必殺! パインキック! | |||
10月20日 | 3 | 衝撃! ライバルがバナナ変身!? | ― | 柴﨑貴行 | |
10月27日 | 4 | 誕生! 3人目のぶどうライダー! |
| ||
11月10日 | 5 | 復活! 友情のイチゴアームズ! | |||
11月17日 | 6 | ドリアンライダー、参戦! | ― | 諸田敏 | |
11月24日 | 7 | 大玉スイカ、ビックバン! |
|
他媒体展開
映画
- 『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』
- 2013年12月14日公開予定。
他の仮面ライダーシリーズとの関連
- 『仮面ライダーウィザード』 - TVシリーズ第52話と最終回(第53話)にて、葛葉紘汰 / 仮面ライダー鎧武がゲスト出演している。『仮面ライダーディケイド』以降恒例となっていた前作の夏の劇場版での先行登場はせず、TVシリーズ特別編での初登場となった。
備考
- 同時期にバンダイよりデータカードダス『仮面ライダーバトル ガンバライド』に変わる新シリーズ『仮面ライダーバトル ガンバライジング』の稼働開始のほか、バンダイナムコゲームスではニンテンドー3DS専用の『仮面ライダー トラベラーズ戦記』を2013年11月発売に向けて開発中である。
- 2013年9月29日と10月6日の放送分の『獣電戦隊キョウリュウジャー』のエンディングダンスの視聴者投稿にて、葛葉紘汰/仮面ライダー鎧武を演じる佐野岳をはじめとするチーム鎧武のメンバーが「仮面ライダー鎧武 来週からよろしくね!」(9月29日)と「仮面ライダー鎧武 この後スタート!」(10月6日)名義で2週連続登場[13]している。
- 戦国をテーマにしているため、かつての『仮面ライダー響鬼』のように和のテイストを追求しており、劇伴にホラ貝などの和楽器が用いられたり、オープニングのスタッフロールに至っては日本風の「縦書き」という特徴的なものになっている。
脚注
注釈
出典
- ^ “新生『仮面ライダーガイム』はフルーツと戦国武将が合体 ジュノンボーイ佐野岳が初主演”. ORICON STYLE. オリコン (2013年7月25日). 2013年7月25日閲覧。
- ^ a b c 『ハイパーホビー』2013年10月号、徳間書店、pp.10 - 11
- ^ a b 『ハイパーホビー』2013年10月号、pp.8 - 9
- ^ “Twitter / IBUKI_VOICE: 『出演情報』仮面ライダー鎧武始まった~(((o(*゚▽゚*)…”. 2013年10月24日閲覧。
- ^ Twitter - hiratokoseiji 【NARRATION】「仮面ライダー鎧武/ガイム」変身シーン ...
- ^ Twitter - hiratokoseiji 【NARRATION】仮面ライダー鎧武/ガイム「もぎたてガシ ...
- ^ a b “テレビ・仮面ライダー鎧武公式サイト・「新番組『仮面ライダー鎧武』は、いよいよ10月6日スタート!」”. 東映. 2013年9月23日閲覧。「出演情報」記事内より。
- ^ 月刊ホビージャパン2013年11月号、ホビージャパン
- ^ 宇宙船vol.142、宇宙船
- ^ 月刊ホビージャパン2013年12月号
- ^ “10月~11月・・・そして出演情報”. 2013年11月17日閲覧。
- ^ “Twitter / IBUKI_VOICE: 『出演情報』仮面ライダー鎧武第二話。シカインベスの声を演りま…”. 2013年10月24日閲覧。
- ^ スタッフよりお知らせです 高杉真宙オフィシャルブログ「高杉真宙の日記」 2013年9月28日
外部リンク
- 仮面ライダー鎧武(テレビ朝日公式サイト)
- 仮面ライダー鎧武(東映公式サイト)
- DOGATCH仮面ライダー鎧武特集
- 仮面ライダー avex SOUND WEB
テレビ朝日系列 日曜8時台前半 (スーパーヒーロータイム第2枠) |
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
仮面ライダーウィザード
(2012年9月2日 - 2013年9月29日) |
仮面ライダー鎧武
(2013年10月6日 - ) |
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