サンデーモーニング

日本の報道番組

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サンデーモーニング』(英字:SUNDAY MORNING)は、TBS系列(JNN)で、毎週日曜日生放送されている関口宏司会のワイドショー報道情報番組。略称は「サンモニ」など。TBS系列初の日曜朝のワイドショー番組として開始した。

サンデーモーニング
SUNDAY MORNING
ジャンル 報道情報ワイドショー番組
監修 上西研三郎
出演者 関口宏
橋谷能理子
唐橋ユミ
滝本沙奈
水野真裕美
岸井成格
張本勲
ほか
オープニング 作曲三枝成彰
エンディング 同上
製作
プロデューサー 廣井紀年 / 西野哲史(制作P)
制作 TBS
放送
放送国・地域日本の旗 日本
公式サイト
関口宏のサンデーモーニング
(放送開始から1994年3月まで)
放送期間1987年10月4日 - 1994年3月27日
放送時間日曜日 8:30 - 9:54
放送枠TBSテレビ系列朝の情報番組枠
放送分84分
関口宏のサンデーモーニング
(1994年4月から1997年9月まで)
放送期間1994年4月3日 - 1997年9月
放送時間日曜日 8:00 - 9:54
放送分114分
新サンデーモーニング
放送期間1997年10月 - 1999年3月
放送時間同上
サンデーモーニング
放送期間1999年4月 - 現在
放送時間同上

特記事項:
ナレーション:鈴木麻里子
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概要

初期(1987年10月 - 1997年9月)

1987年10月4日に放送が始まった(当時の放送時間は8:30 - 9:54(以下、JST)、初期のみ一部地域では9:30まで)。1994年4月3日からは、放送開始が30分繰り上がって8:00開始になった。

1997年9月までは『関口宏のサンデーモーニング』というタイトルで、北野大ケント・ギルバート三屋裕子新堀俊明定岡正二などがレギュラーコメンテーターとして出演。関口の所属事務所である三桂タレントが多く出演した。制作スタッフは平日の『モーニングEye』とほとんど同じだった。1994年4月からは8:00開始の2時間に枠が拡大し、テーマ曲が変更されるなどリニューアルされた。

1996年に明るみになったTBSビデオ問題により番組制作を担当していた社会情報局が廃止。

新サンデーモーニング(1997年10月 - 1999年3月)

放送開始10周年を機に、1997年10月『新サンデーモーニング』に改題した。関口は残るものの出演者を総入れ替えした。アシスタントに中江有里、コメンテーターには矢崎滋、リポーターとして報道局記者や報道番組のキャスターが出演した。また、声優によるナレーションを導入。ナレーションには戸谷公次が担当した。

現行(1999年4月 - )

1999年4月に再びリニューアルし、番組タイトルを『サンデーモーニング』と改めた。同年9月からは1997年まで使用していたテーマ曲や一部BGMを復活させ、コメンテーターを新たに起用、三桂セント・フォース所属のフリーアナウンサーがナレーターとして出演している。

2002年以降、関東地区で15%前後の視聴率を獲得しており、2005年頃から本番組が時間帯1位を奪取し、その後も長らく保持している。一方で番組の主要キャストが高齢化してきた事情から、テレビ誌記者が今後の視聴率について、「その先はどうなるかわからないという弱みを抱えている」と指摘している[1]

2013年7月以降は前番組であるがっちりマンデー!!とのステブレレス接続で放送されている。[要出典]

年末・新春スペシャルについて

年に1回、年末または年始に11:25まで拡大して放送される(代わって2001年10月以降、後座番組となっている『サンデージャポン』は休止)。12月30日か31日が日曜の場合は「年末スペシャル」に、1月2日 - 4日が日曜の場合は「新春スペシャル」になるが、元日が日曜日の場合は休止となり1週間前の12月25日に年末スペシャルとして放送される。スペシャル版は2部構成となり、第1部は通常のタイムスケジュールで進行され、9:40頃「風を読む」コーナー部分から第2部となり当年(または前年)をVTRで振り返り、来年(または今年)がどういう年になるかコメンテーターとともに討論する形式になる。2009年 - 2010年は1月3日が日曜にあたっていたが「新春スペシャル」はなく(特別番組で休止)、1週間前の2009年12月27日に年末スペシャル、翌年1月3日にレギュラー版を放送した。2010年 - 2011年は前年と同様に、12月26日に年末スペシャル、翌年1月2日はレギュラー版を放送。2011年 - 2012年は2011年12月25日に年末スペシャル(この年は『報道の日 2011 記憶と記録そして願い』の第一部として)、翌年1月8日はレギュラー版を放送。なお、曜日配列によっては、年末年始も休まず放送する。

その他の休止

出演者

司会

アシスタント

太字三桂所属

現在の出演者

「週刊御意見番」専属アシスタントは2002年9月以前は川村美絵子が、同年10月から2008年9月までは今山佳奈がそれぞれ務めていた。今山退任後は専属担当者を決めず、橋谷以外の3人が持ち回りで担当していたが、2008年12月から唐橋が専属で担当するようになった。なお、今山不在の時は津島や唐橋が代理をしたこともあった。

過去の出演者

初期の頃、司会の関口はアシスタントを「○○君」(例・橋谷君)と呼んでいたが、現在の放送では「○○さん」と呼んでいる。

ナレーション

パネリスト(コメンテーター)

コメンテーターの人名紹介テロップは、必ず「さん」付けされる。

過去の出演者

  • 与良正男(毎日新聞論説委員)※岸井の代役。
  • 後藤謙次(政治コラムニスト)※岸井の代役。2008年10月から月1回程度のペースで出演。

週刊御意見番

  • 大沢啓二( - 2010年9月19日) - 2010年9月26日と10月3日は休演。10月3日に本人からの手紙を関口が紹介し、その中で「体調不良」を明らかにしていたが、10月7日に死去した。
  • 張本勲

大沢死去後の2010年10月17日から週替わりで、TBS系列の野球解説者を含め、様々なジャンルのスポーツ評論家が出演している。その週に開催された様々なスポーツを取り上げ、結果が良かった(試合の勝利など)場合は「あっぱれ」と書かれた、扇子形の磁石がフリップに貼られ、緩慢なプレーなど、結果が良くなかった場合には「喝!」と書かれた、磁石が貼られる。

週替わり

1回の放送に5~6名が出演。太字三桂所属

過去の出演者

主なコーナー

メインニュース

放送開始前の1週間以内に起きた出来事3つ程度をニュースとして取り上げ、VTRによる検証とスタジオトークを展開する。現在は手作り風の小道具を用意し、アシスタントがそれを用いながら原稿読みをしている。

週刊御意見番

雑誌の中吊り(順番は中吊りの右側から順に進む)をイメージした項目フリップに沿って関口が進行し、御意見番がプロ野球を中心にスポーツの様々な話題について「球界の御意見番」として辛口のコメントをする。憤りを感じるネタには『喝』、素晴らしいネタには『あっぱれ』と称して、関口がそれぞれのワッペンを項目フリップに貼っていく。

本コーナーは1999年7月頃に『親分は怒ってるんだぞ』と言う題名のコーナーでスタートし、程無くして現在の形態となった。当初は20分程度のコーナーであったが、好評だったために段々と時間が延ばされ、現在は40分程度となっている。前半で進行が遅れると後半の話題がカットされることがあり、その場合には中吊り風フリップに合った見出しの上に無地の紙が貼られて隠される。後半には日本ではあまり有名ではないスポーツ(ニュースポーツ)が取り上げられることが多く、例えばカバディペタンクスポーツチャンバラといった競技から、年明け最初の放送では競技かるたをスポーツとして取り上げることもある。また、少年少女や高齢者のみで行われるスポーツ大会も後半で取り上げられる。

2009年から、日本人メジャーリーガーはその週の結果によって、投手・野手関係無く成績の良かった選手には「エエジャー」(顔はピンクで笑顔)、反対に成績の悪かった日本人選手は「ダメジャー」(顔は青で罰顔)と言う称号で紹介する様になり、2010年からは良いとも悪いとも言えない場合の「どっちジャー」の称号も使用されている。2011年にはコーナーで扱われることは減り、称号も使用されなくなった。

中西哲生出演時はサッカーに関する話題を中西が解説し、理論面からサポートする。その際に中西が「喝」「あっぱれ」を入れることがある。

張本は「喝」を、かつて出演していた大沢は「あっぱれ」をよく付ける傾向にあり、また関口が「喝」「あっぱれ」を付けるように2人に促す場合もある。著しく不愉快なものや、スポーツマンシップに反する行為については「大喝」をつける。

一週間のニュース・週間天気

開始以来続くコーナー。テーマ曲をBGMにして関口がその週の主なニュースを紹介し、コメンテーターに意見を求める。訃報も爽やかなテーマ曲が流れ続ける不謹慎な一幕もあった。現行では前半で取り上げなかった話題が中心。

  • 一通りニュースを読み終わった後に関口による『カメラ外に出ます』という一言で映像がお天気カメラ(概ね横浜または皇居、夏場や富士山がよく見える場合などは江の島)に切り替わり、それをバックに週間天気が表示され、スタジオからコメントが入れられ、その後次のコーナーに移る。2013年夏からは中継コーナーが長くなり、毎回首都圏各地の変わった場所を、カメラマンが手書きフリップを見せながら現地中継するようになった。
  • 通常は前週の日曜から順番に取り上げていくが、2004年11月に発生した元千葉ロッテマリーンズ投手強盗殺人事件の際は最初に取り上げて、前コーナーからそのまま待機させていた大沢と張本にコメントを求めた。

風をよむ

ニュースよりも主に世相の動きを取り上げ、通行人のインタビューを織り交ぜながら、コメンテーターの見解を聞いていく。現代の世相をそぎ切りつつ、明日の日本、世界を展望する。

  • 現在のタイトルになったのは2002年になってからで、2000年までは「ブリッジ21」、2001年は「breeze21」というタイトルで放送していた。コメンテーターが発言する時にBGMとしてエンヤの「Only Time」が流れていたが、2013年現在は2002の「First Daughter of the Moon」に代わっている 。
  • 当日出演のコメンテーター全員が必ず指名されて発言する。毎回政治や外交の話題が殆どではあるが、サッカーが専門の中西などもコメントする。
  • 2011年3月13日から休止され、代替企画として3月27日からは「考(こう)・震災」が放送されていたが、2012年3月18日から再開された。

今週の一枚

番組のエンディングで行われ、CM前に一部分が隠された写真を見せ、CM明けに隠された部分をめくって紹介する。

  • 世相を反映したと思われる光景・現象の写真が多い。
  • 「風をよむ」が長引いた場合は中止される(この場合、最後にコメントする岸井の見解をCM明けにまわし、エンディングで岸井が見解を語る)。まれに、関口が写真を出そうとしたが、「あっ、時間がない?」と言って写真を下げる光景もある。かつては、中央競馬の主要GIレース(日本ダービー有馬記念など)がある日にも中止して、出馬表を紹介していたこともある。

○○年墓碑銘

通常放送の年内最終日限定のコーナーで「風をよむ」の代わりに行う。9:35頃、その年に亡くなった有名人・著名人を一気に紹介する。

終了したコーナー

早わかり一週間
番組冒頭で、一週間のニュースをコンパクトに振り返る。このコーナーが放送されていた時期は本コーナーを3分程度放送してからオープニングが放送されたが、番組開始直後とオープニング、MC挨拶の間にCMが入るやや変則的な構成になっていた。
ニュースのその後
世間を騒がせたニュースの現場の「その後」を、当時出演していた長岡杏子アナウンサーらが取材。

テロップ捏造事件

2003年11月2日の放送で、当時東京都知事の石原慎太郎の「私は日韓合併を100%正当化するつもりはないが、(以下略)」という発言に「私は日韓合併を100%正当化するつもりだ」という正反対のテロップをつけ、音声・映像もテロップに合わせるように「…つもりは…」と切って編集し、放送した。コメンテーター達もその映像、テロップに沿って都知事を批判した。しかし一方では、後枠『サンデージャポン』では普通に「つもりはない」と、石原の発言を出していた(岸井成格はこの発言の翌日に石原と面会したと発言していたが、テロップミスに気付いていなかった)。翌週の番組内にこの放送に関しての謝罪があったが、あくまでも「テロップミス」に対する謝罪であり、意図的ともいえる編集、及びそれらに基づいてなされた都知事批判に対する謝罪はなかった。石原知事は告訴し、2004年12月14日、番組制作にかかわったプロデューサーら4人が名誉毀損の疑いで書類送検されたが、その後刑事処分は不起訴となった。

その後石原はTBSに相手に8000万円の損害賠償を求める民事訴訟を起こしたが、2006年6月22日に東京地裁で和解が成立。TBSが誤報を認めて謝罪し、石原は賠償請求を放棄した(同年6月23日未明のNHKラジオニュースで放送し、TBSは『イブニング・ファイブ』が伝えた)。

視聴者層

視聴者は中高年が多く、CMも中高年を意識したものになっているとも言われている。そのため、若い視聴者を獲得するために番組が打ち切られるのではないかという憶測も流れた[2]

提供スポンサー

関東ローカル

スタッフ

  • 構成:平松邦宏、雀部俊毅、田中陽一、藤井誠、大野剛
  • 監修:上西研三郎
  • ナレーション:鈴木麻里子
  • TD:瀬戸博之、山田賢司、依田純
  • VE:姫野雅美、下山剛司、菅沼智博(菅沼→以前は、音声)、佐藤公幸
  • 音声:朝日拓郎、渡邊学、山田健吾、相馬敦
  • 照明:山本守
  • カメラ:中村年正
  • 美術制作:平原道夫
  • 美術プロデューサー:中西忠司
  • フラワーアレンジ:中川雅子
  • 装置:西原武志(以前は、大道具操作)
  • マルチ:小林篤(以前は、電飾)
  • オブジェ製作:中島勘也
  • AD:杉浦慎一、木村貴子
  • ディレクター:松井幸雄、原哲男、市来忠紀、田向玲子、塩飽達也、杉山拓、工藤和靖、吉田敦、大橋孝大、荒井正春、久我雄三、金子栄樹、大槻悦子、重原由佳、戸所佑輔、岸将之
  • 制作協力:東京ビデオセンター、ファーストハンド、メディア・バスターズ泉放送制作、プロジェクトウィング、JOBX、81NEWS、Profit inc
  • 番組宣伝:樋口真佳
  • 協力:sankei(清水康三)
  • チーフディレクター:出原宏明、金富隆
  • アシスタントプロデューサー:橋本敏雄
  • スポーツプロデューサー:松原健(以前は、ディレクター→チーフディレクター)
  • 番組プロデューサー:廣井紀年
  • 制作プロデューサー:西野哲史(2011年10月9日 - )
  • 製作著作:TBS

ネット局

JNN各局で放送中。

  • 番組開始後に放送を開始または終了した局
  • 1989年までの九州地区ブロックネット[4]は『窓をあけて九州』の放送のため、9:30までの飛び降り放送となっていたが、後に『窓をあけて九州』が10:00に移動したため、フルネットで放送されている。

地上デジタル放送

2006年6月までは、『みのもんたの朝ズバッ!』、『はなまるマーケット』と同じく、本番組を1080i方式のHD放送で流している放送局は製作局のTBSのみで、地方ネット局の地上デジタル放送では全て525i方式のSD放送(一部系列局は画角16:9のSD放送)となっていた。2006年6月4日深夜にNTT中継回線が完全にデジタル回線に切り替わり、以後は地方ネット局もHD放送となっている。

その他

  • 琉球放送は、12月の第一日曜日に限りNAHAマラソン中継のため、午後からの時差放送。
  • テレビユー福島は11月中旬の日曜にふくしま駅伝を中継するため、9時半から時差放送。『サンデージャポン』は休止となる。
  • 中国放送では8月6日が日曜と重なった場合(過去に1989年、1995年、2000年、2006年)には、原爆記念式典を生中継するために時差ネットとなる。2006年の場合は8:30 - 10:24であった。また、以前は「中国駅伝」(現在は終了)を生中継した際にも午後からの時差ネットとなっていた。
  • 山陰放送は2000年9月24日にテレビ朝日系で放送されたシドニーオリンピック女子マラソン中継放送のためこの回のみ13:00からの遅れ放送となった。

脚注

  1. ^ http://wjn.jp/article/detail/8156922/ 週刊実話(2013年3月17日)
  2. ^ 日刊ゲンダイ』2011年9月2日付
  3. ^ 南海放送は『24時間テレビ「愛は地球を救う」』放送時も同番組を飛び降りて本番組を放送していた。
  4. ^ RKB毎日放送長崎放送熊本放送大分放送宮崎放送南日本放送

関連項目

外部リンク

前後番組

TBS系列 日曜8時台前半枠(1994年4月 - )
前番組 番組名 次番組
関口宏のサンデーモーニング

新サンデーモーニング

サンデーモーニング
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TBS系列 日曜8時台後半枠(1987年10月 - )
日曜放談
【60分繰り上げて継続】
関口宏のサンデーモーニング

新サンデーモーニング

サンデーモーニング
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TBS系列 日曜9時台前半枠(1987年10月 - )
兼高かおる世界の旅
【60分繰り上げて継続】
関口宏のサンデーモーニング

新サンデーモーニング

サンデーモーニング
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TBS 日曜9:30 - 9:45枠(1987年10月 - )
世界の結婚式
【土曜10:00に移動して継続】
関口宏のサンデーモーニング

新サンデーモーニング

サンデーモーニング
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TBS 日曜9:45 - 9:54枠(1987年10月 - )
YOU&遊
※9:45 - 10:00
関口宏のサンデーモーニング

新サンデーモーニング

サンデーモーニング
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