PAPUWA
『PAPUWA』(ぱぷわ)は、柴田亜美が『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス刊)で2002年4月号より連載している漫画、およびそれを原作としたアニメ。『南国少年パプワくん』の直接の続編にあたる。
概要
シンタローの弟コタローの『秘石眼』の暴走によってパプワ島が崩壊して4年。『青の秘石』の呼びかけにより眠りから目覚めたコタローはガンマ団本部を抜け出し、第二のパプワ島にたどり着くが、記憶喪失となっていた。
再び力が暴走することを恐れたパプワと元ガンマ団特戦部隊で、島の番人として残っていたリキッドは、記憶を思い出させないようにコタローを『ロタロー』と改名させてしまう。
そしてロタローは島の奇妙な生物(ナマモノ)たちと友達(?)になっていく。
そしてコタローを取り戻すために現れたガンマ団の刺客たちもパプワやナマモノ達にすっかり振り回されてしまう。
その後コタローは記憶を取り戻し、入れ替わるようにシンタローが再びパプワ島に。 そして、行方不明となっている『赤の秘石』を探し出すために、『青の秘石』の力で島ごと異世界に漂流する事となる。
登場人物(動物)
(アニメ版にも登場している人物、動物に関しては声優名を付加)
主要人物
- 今回は首に付けている青の秘石がチャッピーの身体を借りて喋る事がある。青の秘石自体は前作に比べてかなりアバウトな性格になった。
- コタロー(ロタロー)(声:小林沙苗)
- 数年ぶりに目覚めパプワ島を目指すが、タンノの一族の集団に巻き込まれそのまま第二のパプワ島に流れ着き記憶を失う…。後にシンタローと再会し、彼の絶体絶命の危機に直面した事が切欠で記憶を取り戻す。「訴えるよ!そして勝つよ!」が口癖。兄に似て守銭奴な一面も。パプワにとって初めての同年代の人間の友人である。
- リキッド(声:高橋広樹)
- 元ガンマ団特戦部隊所属の雷撃使い。動物好きが高じて赤の秘石の番人に。家政夫扱いされてかつてのシンタロー同様にパプワ、コタロー、シンタローにいびられている。
- シンタロー(声:鳥海浩輔)
- ガンマ団総帥。未だにコタローLOVEのブラコン。画風の変化で以前よりかなり年老いて見える。リキッドに対する姑。
パプワ島の生物
- イトウくん(声:麦人)
- 今回は事あるごとに産気付き、子供を生んだりするが、大抵生まれた直後に子供達は抹殺されてしまう。ちなみに子供を焼いて食べるとオカマ言葉になってしまう。
- 呪いの大真珠に捕まっていたが、自由の身となったドラマーラッコ。必殺技は「オショウダニスウィング」。実在の人物で、ドラマーの小正谷隆さんがモデル。
- ドクツルタケのコモロくん(声:子安武人)
- 柴田の漫画『TKman』にて描かれた小室哲哉がモデルであり、当初は『コムロくん』の名であったが、後に『コモロくん』に改名されている。
- アラシヤマの友達だったコウモリ。かつて共に生活したウィローに教えてもらった魔法薬を作って売っている。ちなみにアラシヤマの事は忘れてしまったらしい。
- ノブオさん
- お花見怪獣ヨッパライダー
- リキッド曰く「聖獣」。相変わらず酔っ払っているが、行方不明になっている赤の秘石を探していた。
ガンマ団
- 東北ミヤギ(声:平川大輔)
- 宮城県出身。必殺技は「生き字引の筆」。
- 忍者トットリ(声:石塚堅)
- 鳥取県出身。必殺技は「天変地異ゲタ占いの術」。モデルは「忍者ハットリくん」。
- 武者のコージ(声:竹本英史)
- 必殺技は無しというかなり地味なキャラ…。ウマ子の兄。
- アラシヤマ(声:遊佐浩二)
- 元シンタローの好敵手、現部下(自分では心友だと思っている)。相変わらず友達に恵まれない。必殺技は「平等院鳳凰堂極楽鳥の舞」。
- マジック(声:乃村健次)
- 前ガンマ団総帥でシンタローたちの父。相変わらずシンタローLOVEの親馬鹿。両目が秘石眼。
- ハーレム(声:子安武人)
- シンタローたちの叔父。リキッド苛めに執念を燃やす外道男。しかし、ちゃんとした情も一応は持ち合わせている。ガンマ団の資金を横領したりしているらしい。あれでも47歳
- マーカー(声:小西克幸)
- 中国出身の火炎使い。アラシヤマの師匠。必殺技は「蛇炎龍」。
- ロッド(声:永野善一)
- イタリア出身の風使いで常に上半身は裸。必殺技は「羅刹風」。
- G(声:乃村健次)
- ドイツ出身で無口。必殺技は「地爆波」。熊好き。
- 名古屋ウィロー(声:水島大宙)
- 第1のパプワ島で、ハプニングによりコウモリになってしまい、そのまま生活していた…。
- 博多ドン太くん
- 前作でシンタローにガンマ団を抜けるよう言われたはずだが、今回はシンタローが乗っていた艦のオペレーターとして登場。
- 津軽ジョッカー(声:小林沙苗)
- コタローとよく似ている少年。コタローが脱走した事をシンタローに隠すためにグンマが呼び出した(が、シンタローは既にコタローの脱走を知っていたため無駄に終わった)。
- グンマ(声:山口勝平)
- コタローの実兄。科学者であるがロクな物を作らない。ただし弟思いの優しい性格になった。
- キンタロー(声:伊藤健太郎)
- シンタローの補佐官兼押さえ役。グンマ以上の頭脳明晰とパワーを持つ。かつては好戦的な性格だったが、数年で紳士に。麻雀が得意。別名「気遣いの紳士」。
- サービス
- 記憶を取り戻したコタローの修行をしている。前作よりも更に髪の毛が長くなった。
- ドクター高松(声:原沢勝広)
心戦組本隊
- 原田ウマ子(声:石井康嗣)
- 豪快な漢としての我体を持つコージの実の妹。リキッドに下手惚れ。乙女美ジョンで妄想爆裂し大半は返り討ちにあうが、不死身の肉体を持つ。十番隊組長で、通称UMA子。
- 土方トシゾー(声:大川透)
- リキッドとはマブ達の副長。ヘビースモーカー。シンタローに継ぐイトウくんとタンノくんのターゲットになった…。
- 近藤イサミ(声:宇垣秀成)
- ソージLOVEの局長。“ワールドナイスミドル大会”でマジックに負け準優勝だったことから、「青の一族を八代先まで祟る」と決意。
- 沖田ソージ(声:森久保祥太郎)
- 金の亡者なハニーフェイスで一番隊組長。山南派と裏で繋がっているが…。
心戦組山南派
- 山南ケースケ
- マジックLOVE。秘石とマジックに心酔している副長。必殺技は「金閣寺エクスプロージョン」。
- 山崎ススム
- 密偵忍者(身分は副長助勤)。胸キュンアニマルをこよなく愛し、「胸キュンセンサー」は攻撃も可能。ツッコミの鬼。声真似は上手いが変装は恐ろしく下手。
- 斉藤ハジメ
- 三番隊組長。舌が長く、耳先が尖っている。赤の秘石争奪戦功労者とし、そのプレゼントに永倉からは新しい首輪、山崎からはエルフの服。必殺技は「大文字焼き斬り」。
- 永倉シンパチ
- 二番隊組長。近藤にメイド服をせがまれるのを苦に山南派に。必殺技は「ダイビング清水斬り」。
- 伊東カシタロー
- 心戦組参謀。その正体は青の番人をリストラされたアス。
漫画
アニメ
テレビ東京系で2003年9月30日~2004年3月30日にわたり全26話が放送された。
スタッフ
- 監督:西田健一
- 監修:高木淳
- シリーズ構成:井上敏樹
- 脚本:井上敏樹、浦沢義雄、石橋大助
- キャラクターデザイン:中島美子
- 色彩設計:大平敬志
- 美術監督:福田和矢
- 撮影監督:間嶋秋信・油山岳大・岡崎英夫
- 音楽:福島祐子
- 編集:中野一穂・貴村純良・名取信一
- ビデオ編集:豊田進
- 音響製作:サンオンキョー
- 整音:飯野和義
- 録音:猪本純
- 企画協力:松崎武史・竹内俊一・清水一秀
- 音響監督:高橋秀雄
- 効果:西村睦弘
- 製作デスク:小林克規
- アニメーション制作:日本アニメーション
- 製作:テレビ東京、創通エージェンシー、日本アニメーション
外部リンク
| テレビ東京系 火曜18:00枠 | ||
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PAPUWA
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