藍島
福岡県北九州市にある島
藍島(あいのしま)は、福岡県北九州市小倉北区に属する響灘にある島である。
藍島 | |
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![]() 藍島の遠景 | |
所在地 |
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所在海域 | 響灘 |
座標 | 北緯33度59分25秒 東経130度49分05秒 / 北緯33.99028度 東経130.81806度 |
面積 | 0.68 km² |
最高標高 | 25 m |
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概要
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
小倉北区浅野より北西約12km、人口約300人の島。海岸段丘の発達する比較的平坦な島である。釣り客に人気があり、夏には海水浴客も多く訪れる。漁業が中心で、主に鯛・アワビ・ウニ・サザエが漁獲される。
歴史
日本書紀の仲哀紀に「阿閇島」として登場している。隣接する無人島の貝島からは6世紀のものとみられる古墳群が発見される等歴史の古い島である。
1705年(宝永2年)から1723年(享保8年)、響灘に密貿易の船が出没したため、小倉藩が遠見番所を建てた。その際に使用された旗柱台(1721年設置)は県指定文化財である。
教育
- 北九州市立藍島小学校
- 島には小学校しかない。北九州市発足後暫くの時期までは、小倉北区の北九州市立菊陵中学校が馬島とともに分校を設けていたが、生徒数減少で1966年度を最後に廃止された。1968年、北九州市立城南中学校に「ひびき寮」が設置され、藍島の小学生は卒業すると島を離れ、この「ひびき寮」に入って城南中に通うこととなった。その後、藍島渡船の船舶改良・ダイヤの工夫により、菊陵中への通学も可能となった。なお、城南中では、現在ひびき寮に入寮している離島の生徒は藍島の生徒のみとしている(城南中のホームページを参照)。ただいずれにしろ、中学卒業後高校進学の場合は、島を離れることを余儀なくされる。浅野渡船乗り場基準で、7:45以前に島から九州本島へ通う船の手段、17:30以降九州本島から島へ戻る船の手段が無いことが、学校生活(特に「0時限」と呼ばれる早朝補習など)、部活動や塾・予備校に通う場合の支障となるためである。同様の理由で、中学で部活動に入る場合も、活動内容によっては渡船通学が困難となるため、その場合は寮生活しか選択肢が無い。
- 参考資料:北九州市教育委員会通学区域検索
交通
- 小倉(浅野)との間に1日3往復で市営渡船が運航されている。
- 小倉北区浅野桟橋より馬島経由で約35分、片道400円
史跡・イベント
- 藍島遠見番所旗柱台(県指定文化財)
- 藍島盆踊り(8月、市指定無形民俗文化財)
所在地
脚注
関連項目
外部リンク