ダウンタウンのごっつええ感じ

日本のバラエティ番組 (1991-1997)

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ダウンタウンのごっつええ感じ』(だうんたうんのごっつええかんじ)は、1991年12月8日1997年11月2日フジテレビ系列で放送されていたバラエティ番組日本バラエティ史に残る数々のコントを生み出した。通称は「ごっつ」。「ごっつええ感じ」の英字表記は「Gottsu "A" Kanji」。毎週日曜日の20:00~20:54(JST)に放送されていた。

当時、日曜日20時の人気・視聴率をすべて集めていた『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』に真っ向から挑み、2大バラエティー番組と言われるまでになった人気番組である。

概要

1991年正月放送の「ダウンタウンのごっつええ感じマジでマジでアカンめっちゃ腹痛い」、さらにゴールデンタイムに進出し「火曜ワイドスペシャル」枠で行われた2度のトライアル放送が好評を博し1991年12月8日にレギュラー化された。「おかんとマーくん」や「Mr. BATER」などの名作コントで人気爆発。後にDVDVHSでもリリースされ、ベストセラーになる。

また、松本人志のみの出演で「松本人志の一人ごっつ」(後に、「新・一人ごっつ」、「松ごっつ」と続く)が兄弟番組として深夜帯に放送されていた。

また、メインのダウンタウンの2人はこの番組の終了以降、松本がごっつ終了直後同局深夜で再開した「松本人志の新一人ごっつ」でコントを続けていた以外は、ダウンタウンとしてのコントは原則として行っていない。例外としてビデオ「VISUALBUM」と後に放送されたこの番組のスペシャル「ものごっつええ感じスペシャル」でコントを行った。

平均視聴率は16.8%、最高視聴率は1995年11月12日に記録された24.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

出演者

司会

レギュラー

(卒業順)

準レギュラー・コーナー出演等

2001年復活スペシャルのみ出演

ハプニング

  • エアバッグ事件
    初期のコーナー「なんなんなあに何太郎君」で、「車のエアバッグは本当に出るの?」というのを確かめる回で、松本がビビってしまったためおかしな姿勢で爆発するエアバッグをモロに顔面に受け、顔面に全治一週間のケガを負ってしまったために、撮りだめのなかった次回放送は急遽、番組史上最初で最後の生放送となったが、レギュラーコーナーは全て予定通りこなした。森口博子ウッチャンナンチャンがゲスト出演したほか、オープニング曲を歌っていたすかんちも出演、スタジオでオープニング曲を歌った。
  • コント打ち切り事件
    初期の連続コント「ご存知!ハマダ芸能社物語」に続いて新コント「鳴呼!花の番頭さん物語」が始まった。潰れそうな温泉旅館が舞台で、そこの熱血若手社員が板尾、ぼっちゃんが今田、番頭が蔵野、前シリーズからそのままのキャラがスライドした「人生・幸子」の松本とYOU(お笑いをやめて、流れてきて板前をしているという設定)、そして旅館再建のために取引銀行から送り込まれてきたのが浜田など、お約束的な配置で、旅館を建て直していく、というのが話の軸。だが、その浜田が属する銀行の名前を、実在の「なにわ銀行」というのを使ってしまい、なおかつドラマの中で相当な悪役として描かれ(ケチ銀などと言われる)たためか、猛クレームが来たらしくこのコーナーは1回こっきりであっさり終わってしまう。
  • 板尾降板事件
    板尾が、18歳だという女性とホテルに行ったら、実は14歳だったということで青少年育成条例違反で警察に逮捕され、しばらく謹慎期間になり1994年夏頃からごっつを降板した。しばらくそのまま続けていたが、「ごっつええ感じあかんめっちゃ腹痛いマジでマジで」に出演していた東野幸治が1994年10月からレギュラー入り。謹慎期間後、普通ならほとぼりが冷めても復帰は絶望的な状況だが、松本のバックアップで1995年1月からカムバックを果たす。
  • 浜田骨折事件
    スタジオの準備が遅れてることに怒った浜田が、楽屋のロッカーを思いっきり蹴ったところ、右足を亀裂骨折してしまった。以後しばらくはギプス姿で出演していた。松本はなんで怒ってるのかわからず、数年ぶりに電話で浜田と話したらしい。
  • 松本ボイコット事件
    1997年春頃にゲームコーナーのセットが、指示したとおりの物ができていなかったという理由で、ちゃんとできるようになるまでと松本がコントの収録をボイコットし、浜田も同調した。その間、番組は過去の傑作選でしのいだ。スタッフに対して積もり積もった不満が二人ともあったらしく、この事件で爆発した形。

突然の番組打ち切り

改編期でもない1997年11月2日という時期に番組が終了したのは、同年9月にスペシャルが放送される予定が、プロ野球ヤクルトスワローズセ・リーグ優勝決定試合に急遽差し替えられ、その連絡すらなかった事に松本側が激怒したからと伝えられている。実際、松本は大のプロ野球嫌いで、他の番組でもプロ野球中継やリーグ戦のあり方等、プロ野球を何度も非難していた。
また、打ち切り直前の1997年4月にロケ企画がメインになってから、視聴率は10%前後と低迷しており、改編期を待ってからの打ち切りでは、ダウンタウンのプライドが許さなかったのではないかという説もある。前述の「松本ボイコット事件」は、スタッフに対して積もり積もった不満が一気に爆発した形で勃発した。
さらに、番組打ち切りの原因として挙げられるのが、番組そのものの内容である。‘ダウンタウンが東野や今田をよくいじめている’‘一歩間違うと差別の促進になりかねない’‘セクハラ的行為が見られる’等の批判が出、「低俗番組」として批判の対象になる事も少なくなかった。特にロケ企画がメインとなる直前の1995,6年頃から、‘ダウンタウンだけが特別扱いされ、他のレギュラーが不当に扱われている’と言う批判が後を絶たなくなっていた。実際、そのような描写が番組中でいくらか見られる。このため、製作局のフジテレビも番組にこの時点で既に見切りをつけていた、と言う見解もある。

一度だけの復活

2001年10月12日、当時のレギュラーの一部に新メンバーを加えて、「ダウンタウンのものごっつええ感じスペシャル」として復活。内容は往年の人気コントの続編、新作コント、出演者にアドリブで歌を歌わせるドッキリ等。

伝説の番組が復活するということで、かなり前評判が高かったが、結果としては9.0%という低視聴率に終わり、テレビ東京の「ポチたまスペシャル」の9.5%すら下回るこの日同時間帯の最低視聴率となった。この日同時間帯で放送された「ジャニーズ大運動会」を演出したTBSディレクター合田隆信は、高須光聖との対談で、「ごっつが(自分の番組の)ウラに来るのを知ったのは放送2、3日前。それを知ったときスタッフに対しごっつは18%行く、うちの番組は8%~9%」と語ったが、実際は「ジャニーズ大運動会」のほうが最高視聴率をとっている。

さすがに内容も、かつてのレギュラー時代のパワーを感じ取れるほどの物ではなく、レベルダウンは否定できなかった。かつての手法がもはや使えなくなっていたためであった。この一件での松本のショックは大きかったらしく、雑誌等のインタビューで「本当に面白い事はテレビではもう出来ないと悟った」と語っている。

因みに、この特別番組に出演した藤井隆は、レギュラー時代にも出演した事がある。この時は「若手パフォーマンス大会」にて変わったリアクションを披露している。現在の藤井の芸風の片鱗が垣間見れる。

このスペシャルの全編が2003年に発売されたDVD「THE VERY BEST OF ごっつええ感じ 4」に収録されている。

主なコント


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


  • 2014
    放送当時から約20年後、ダウンタウン(本人役)は売れないベテランコンビ(というか完全に老人)となり、かつての絶頂期に活動を共にした吉本興業社員・月村(今田)らに取り入って仕事を要求したり金品をたかろうとする。ダウンタウンが軽蔑するヨゴレ芸人への皮肉を含んでいる。
  • 38年たったら
    放送当時から約38年後の2032年、ダウンタウン(本人役)は結成50年目を迎えた老人コンビになっている。勿論2014よりさらに老人になっていて、浜田は腹が異様に出ており、松本は腰が曲がり、目つきが悪くなっている。芸風は松本が浜田の耳を通して喋り浜田がそれに対して突っ込む。というボケが見えない漫才に変化している。挙句の果てには松本が失禁してしまう。
  • AHO-AHO MAN
    茶色く汚れたブリーフをはいたスーパー超人・アホアホマン(松本)が、発明した財前博士の息子・けんたろう君(浜田)のピンチに助けに現れ、地球征服を狙うオホホ星人夫妻(今田・西端→二回目以降篠原)と様々なアホアホアイテムを繰り出して戦うが、アホな行動で逆に状況を悪化させる。結局けんたろう君がアホアホマンのアホさ加減にブチ切れて自力でオホホ星人を退治してしまうパターンが多かった。アホアホマンがオホホ星人に攻撃されたり、けんたろう君に殴られたり、さらにはアホアホマン自身が滑って転ぶなどして頭を打ったときだけ、正義の超人として目覚める、と言う設定もあった。が、アホさは全然変わっていないという設定も同時についていた。アホアホマンの兄弟分(アホアホブラザー)を坂本龍一が演じ、視聴者の度肝を抜いたことがある。ピアニカで「戦場のメリークリスマス」を奏でたが途中で失敗した。兄弟で合体する技を使うが、実際には松本が坂本の背後から乳を揉んでいるだけだった。
  • BOKE BOKE ヒノックン
    当時、松本の付き人をやっていた檜をモデルにしたコント。ひのっくん(松本)が、先輩芸人に用事を言いつけられると、かならず失敗し、先輩たちから総突っ込みを食らう。また言うギャグも極度に寒く、それを突っ込まれると「100%言うてません!」と逆ギレする。
  • Mr. BATER
    関西なまりの外国人・ベーター(松本)が今田が店長を務める店に入り、「ちょっとええかな?」「パーティいかなあかんねんけど」から始まるコント。色々な店に入り品物を注文するベーターに店長は続々とボケまくり、それにベーターがノリツッコミを入れていく。「ベーター」とは「ベタ」が由来である。「そんなんやから○○やわ」と松本が今田のプライベートを暴露するのもお約束。その中には危険なネタがあったらしく、音声が一部カットされた作品もある。
  • 相方がひどいコントシリーズ
    浜田の弟子・今田が新しい相方を紹介するが、現れたのは極度に長い髪に白装束、うろこだらけの腕を持ったバケモノであった。浜田の態度に蛇の目ちゃんは「あんた最近天狗になってんのとちゃうか!」とキレ、一陣の風とともにバケモノの本性を現す。その他の相方として極度にながい乳をもった「さっちゃん」、多汗症のデブ「大入道くん」乞食の格好をした「梅ちゃん」などもある。
  • あげ玉
    常に大衆演劇風の着流し姿と立ち居振る舞いを貫く、還暦を迎える若干おネエ口調のベテラン俳優・あげ玉(松本)。刑事ドラマで刑事役を演じるのだが、撃たれても大衆演劇風のリアクションでカメラに見得を切ったりして倒れようとせず、監督(今田)をあきれさせる。ちなみにあげ玉が出演しているのはVシネマなのだが、「シネマ」の部分だけを聞き取って映画に出演しているのだと思い込んでいる。連ドラでやった時は同じ人しか見ていなかった。
  • あざみ
    中年女性あざみ(今田)とその夫・たくちゃん(松本)が、映画の子役オーディションなどに売り込みにやって来る。面接官の浜田に「こんな事もありました・・・」と2人の昔話を始め、最後は2人の絡み(クンニ)やショートコントを再現する。面接官は毎度やってくる二人にあきあきしており、「死ねお前ら!」「病気になれ!」「寝込め!」と辛らつな言葉をかけるが、二人には全く通用しない。必ず面接官に賄賂を渡すが、それも冷蔵庫の野菜室・粉末スープ・UFOキャッチャーのつかむ所など、訳の分からないものばかり。子役(YOU)が本名を喋ったときもある。
  • 兄貴
    ヤクザの兄貴(松本)と子分のマサ(今田)が場末の工務店に借金の取り立てに行くが、社長(浜田)にはぐらかされ続ける。社長は次第に羽振りが良くなり借金を返そうとするが、彼の発言を勘違いした兄貴が理不尽にキレて金を突き返す。帰り際に、浜田のメガネを奪う、熱々のお茶を冷ます、読みかけの小説のしおりをぬきとるなど、しょうもないイタズラをしてから「キッチリもろたで!」と捨てゼリフを吐いて帰る。なぜか社長の見た目が毎回違うし会社が工務店から建設になり内装も豪華になる。後期には兄貴と子分が浜田建設にネタ見せしに来ているようにしか見えない回もあった。
  • 板尾係長(課長、部長、人事部長、取締役、社長)
    ゴジラ』のテーマ曲に乗って港の水中から現れた巨大係長(板尾)が一言ネタを言う。最終的には社長にまで出世した。
  • いかがです
    舞台はレストラン。シェフ(松本)と支配人(今田)が客(浜田)から料理について質問されても答えられず、二人で口論を始めてしまうコント。
  • インストラクター
    松本扮する不思議なスポーツ(毎回違う)のインストラクターと、その指導を受けに来た板尾や今田たち生徒とのやりとり。意味不明なスポーツばかりだがなぜか生徒があつまるが、不気味な生き物(毎回違う)を手なずけていて、定期的にエサを口移しで与えたりするインストラクター松本の意味不明な言動に最後はあきれて帰るのがパターン。スノウフリンジャー、スカイハングリンジャーなど。松本の狂気キャラ系コント。
  • ウルトラさん
    ウルトラマンエースに風貌はどことなく似ているが、掛け声が「でや!」、黒ぶちめがねのルックスがこてこて関西系に見える、怪獣と戦う巨大ヒーローのコント。必殺光線が毎回意外なところから出る。「でや?」
  • ウンコドラマシリーズ
    タイトルは「たそがれ」や「ふたり」と普通なのだが出演者はウンコの格好をしてコントをする。内容も臭いと言われるとか、生みの親を探すなど、ウンコらしい下品な内容となっている。
  • エイ・イノキ物語
    板尾扮するエイ・イノキ(アントニオ猪木みたいなキャラ)と、今田扮する白衣の女性アマゾネス(猪木の昔の妻、倍賞美津子が「3年B組金八先生」で演じていたキャラ)との珍妙なやりとり。
  • おかんとマー君
    松本が典型的な関西のおかんを演じ、ヤンキーの息子(浜田)にうっとうしがられる。後に2人がロケで有名人などを訪れるコーナー「おかんとマー君がゆく」が放送された。ヤンキーじゃない普通の息子の話もいくつか作られた。みうらじゅんはこれを見て「関西のオカンが全て同一人物であることが判明した」と言った。
  • おまえが唄うんかい
    シリアスなドラマ(サスペンス物など)を今田と浜田が演じ、最後のオチにかかる曲を今田が歌いだし、浜田が「お前が歌うんかい!」とキレるコント。クリスマス前に彼女にフラれた男(浜田)がバーを訪れ、店長(今田)が音楽を流して今田が歌いだすものや、犯人(今田)が刑事(浜田)に自供をした後に流れる音楽を今田が歌い出すものなどがある。
  • お見舞い
    病気と闘う少年(浜田)を励ますためにお見舞いに来る、結局何のチャンピオンだかわからない「世界第一位の男」のコント。その後、謎の「スター」や「グランドチャンピオン」なども登場しているが、結局彼らの素性は全く分からない。
  • おやっさん!
    床屋料亭などの頑固親父(松本)とその弟子(今田)。常連の客(浜田)が「いい弟子が育ってよかったね」と励ますが、親父は「こんな奴、箸にも棒にもかからねえクズだ!」と怒鳴る。そこから親父が弟子の失敗を一つ一つ注意してはその度に流血の制裁を与える。「やめなよ」と諭す客に、「ごめんね浜ちゃん」と言いながら、制裁は店舗を破壊するほどにヒートアップしていく。最後は弟子がキレて親父に歯向かおうとするが、結局できず「おやっさんが好きだー!」と絶叫し、抱擁しあう。流血描写など過激な内容のためか、OAできず後に発売されたビデオ「コント傑作集」におまけとして収録したものもある。
  • 改造人間カスタムひかる
    改造人間の若松ひかる(松本)が敵である極キラー(浜田)と戦うために、視聴者から応募されてきたデザインのヒーローに変身する連続コント。毎回無茶なデザインから無理やり気ぐるみを造形してしまうため、対決ゲームでは体が思うように動けずまともに勝ったためしがない。ひかるは最後に極キラーが放つキラービームにやられてしまい、無残な姿に変わり果ててしまう。ひかるの妹・若松きらり役として鈴木蘭々が出演していた。きらりは最後に兄・ひかるの変わり果てた姿を見て泣いてしまうのが毎回のオチであった。ちなみに最終回はひかるが引っ越すことになり、別れを惜しむ極キラーとの電話でのやり取りで終了となる。この回のラストシーンはトラックで移動中の二人が会話をし、最後にトラックが走り去るのを上空から映して終了した。
  • 香川さん
    大阪の放送作家の重鎮・故香川登志緒をモデルにした香川さんを松本が演じるコント。かなり年配なのになぜかドラマの音声さんになっている香川さんが、独自のしゃべりで撮影の邪魔をする。その際に香川さんはお詫びとして他のスタッフにプレゼントをするが、テレホンカードを除けばほとんど役に立たないものばかりであった(エポック社の野球盤の三塁手人形、家電製品を買ったときについてくる「持つとこ」、番組スポンサーの日清食品のカップそば・うどん「どん兵衛」の天ぷら「後のせサクサク」、何も写っていないプリクラ力也バッチ、おもしろ消しゴムみそラーメンなど)。
  • 学校の怖い話
    学校の男子便所に居座る妖怪ウンババが説教しながら生徒達に糞(粘土)を投げつけるコント。ウンババを演じた松本は途中でキャラ的に限界を感じたのか、「きつい!切ないわ!」と言ってヅラを取ってしまった。翌週東野がウンババを演じたが、やはり「無理ですわ!」と言って途中でヅラを取ってしまった。東野は糞を拾った今田にウンババをやらせようとしたが今田は逃げた。
  • カッパの親子
    息子(今田)をいじめる人間の子供(板尾)に説教や仕返しをするカッパの親父(松本)のコント。人間の子供の親が浜田であり、松本が板尾に説経や仕返しをしている途中で浜田登場、返り討ちにあう。
  • キャシィ塚本
    料理番組のパロディ。四万十川料理専門学校の講師・キャシィ塚本(松本)がまともな料理を作らず大暴れし、司会者(今田・篠原)を困らせる。番組の流れを無視して「レイプされたのよ」「今ちょっと縛られてたの。縛ってって頼んだのは私なんだけど」など、過激な下ネタや、今田の顔面に唾を吐く、篠原の頭を叩くなど常軌を逸した動作を行う。最後は未完成の料理を窓から投げ捨て、捨て台詞を吐いて番組を嫌な空気にしまくったあげく、スタジオから去っていく。なお、放送上のタイトルは毎回有名番組をパロディにしたものだった。(例・「キッチン特ホウ王国」(元ネタ・投稿!特ホウ王国)、「お料理さんいらっしゃ〜い」(元ネタ・新婚さんいらっしゃい!)など)。松本は、「食べ物は食べるだけしか使い道がないわけではないことを表現したかったコント」と語っている。だが、「食べ物を粗末に扱いすぎている」と苦情が相次いで来ていた。
  • 京極家の女達
    旅の途中でやさしい・みだりぼくぜん(浜田)に助けてもらった京極家の妻(松本)と三人の娘(今田・蔵野・板尾)。だがその侍が亡き夫の仇である事を知り、短刀を取り出して向かっていくが、ぼくぜんに服を斬られ、たるんだ乳をあらわにしていく。その際、映像がスローモーションになってバックにさだまさしの「防人の歌」や森昌子の「越冬つばめ」などやるせないBGMが流れ、それを背景に悶えながら乳を揺らし続ける。ちなみに乳の素材はそば殻で、これが一番よく弾んだ事から松本に採用された。また、桑原和男の「和子のおばちゃんの乳コント」(吉本新喜劇)とは全くの無関係である。
  • 近畿防衛軍
    近畿地方限定の防衛軍。怪獣などと戦っているようだが至ってのんきで、必死でやってるのはスーパーロボットであるファイトマン(松本)だけ。なのに、怪獣の死骸を持ってきたと言っては隊員に嫌がられ、戦いのときに電車を止めたと言っては親戚の結婚式帰りの大佐(浜田)にどやされる。大和高田市に怪獣出現の情報を受け、いやいやながら出動するファイトマン。隊員でファイトマンのメンテナンス担当のおばちゃん(板尾)だけはファイトマンの味方で、現場に行こうともしない隊員に「あんたらも、行ったりや」と諭す。
  • くらぴー
    くらぴー(蔵野)が彼女(篠原)とイチャイチャしているところに、別の彼女(YOU)が現れ、二股がばれてしまう。彼女達はさまざまな理由(蔵野のプライベートや楽屋ネタ)を引き合いに譲り合いをし、突如現れる三人の男(今田、板尾、東野)の判定を受ける。今田、板尾、東野も同様のコント(名前は違うが)をしている。大概篠原が負ける。無理矢理篠原が蔵野にキスされた時もあった。
  • ケッコウ仮面
    永井豪原作のマンガ「けっこう仮面」のパロディ。東野が演じる正義の味方で、覆面以外は全裸。敵の顔を股間に押し当てる「シンボルアタック」などの得意技を持つ、と言う設定。後述のコント「こづれ狼」でこのキャラに扮した東野が、これを主役にコントをしたいと言い出したらしく、メンバーとスタッフがその願いを叶えると見せかけてドッキリを仕掛けた。助け出す女性をYOUが演じると脚本にはあったが、本番ではそれが東野の妻(当時)に入れ替わり、脚本どおりに助け出す女性の顔を股間に押し当てることができれば東野のギャラが倍になる(倍になること知らなかったためか当然できなかったが)という東野のリアクションを楽しむための企画であった。当然一回きり。
  • 月光猿軍団
    日光猿軍団』のパロディー。猿回し(今田)よりも猿(浜田、松本)の方が幅を利かせるコント。末吉(浜田)とエテ松(松本)は猿軍団のベテランだが、猿回しが代替わりしたアホボンの今田を使い走りに使ったり、ハンガーで殴る、吸いかけのタバコを投げるなどのリンチをしたりと、かなり暴力的。エテ松はかつてソニーのウォークマンのCMに出演したがギャラをまだもらってない。先代の猿回しは非常に上手かったが、今田はヒモを強く引っ張るらしい。ちなみに猿は日本語ペラペラで、楽屋では普通のベテラン芸人のように振舞うが、今田以外の人間の前では普通の猿のように演じる。人前では猿のように、三人だけのときは人間のように今田をいじめる。今田に大喜利を振って、ボケなかったり大根をかますと殴る。あまりにムカついたときは他の人間相手でも普通にキレて暴力を振るう。取材に来た女性レポーター(YOU)に「コラさげまん」と普通に暴言も吐く。
  • 結婚前提戦士ラブラブファイヤー
    ベガ星から地球にやって来た、結婚を前提に同棲しているカップル、北川アキラ(浜田)&南村メグミ(松本)がラブラブパワー?で変身する連続ヒーロー物コント。毎回アキラとメグッペの愛が最高潮に達すると「こんな俺でも、これからも結婚を前提につきあってくれるかい?」「モチじゃ~ん!」の決めゼリフとともに変身。「一目合ったその日から」「恋の花咲くこともある」「アキラ」「メグッペ」「二人合わせてラブラブファイヤー!」とキメる。必殺技はアキラがメグッペの後ろから乳を揉み、乳から出る光線で敵を倒す「ラブラブ愛のフレッシュディナー」。ゲタッカーという、投げると自動車に変形するゲタなどの秘密兵器があり、ゲタッカーに乗っている間は半笑い。オジンガーZはストーリー中盤から登場した、作務衣姿の巨大じじい型ロボットだが、実体は本物の人間のおじいさんにロボット風の鼻などをつけただけ。更にライバルの巨大ばばあ型ロボット鉄人2888(てつじんにじゅうバババー)が登場している。こちらも本物の人間のおばあさんにロボット風の飾りのみだが、演じたのはなんと、オジンガーZの実の奥方であった。
    「世紀末戦隊ゴレンジャイ」には、今田がアキラファイアーの扮装で登場した事がある。
  • こうま
    お腹の一部が腐食してあばら骨が露出した仔馬が、キャッチボールをして遊んでいた少年2人(板尾、浜田)に絡んで説経をするが、最後は2人にひきずられて捨てられに行くというコント。
  • こづれ狼
    子連れ狼』のパロディ。簡単な殺陣(板尾・蔵野扮する侍が襲ってくる)を済ませた後、「大五郎!」と呼びかけるはずの拝一刀役の大物俳優(東野)が意味不明な言葉を発し、続いて「ちゃーん!」という決めゼリフを言うはずの子役の西川君(松本)も意味不明な言葉で応える。撮影が中断して台本確認が行われるが、なぜか毎回東野が「ワシが噛みそうになったのをこの子はフォローしてくれたんや」「この子は出来る子や!」などと松本をかばって監督(今田)を怒らせる。監督の注意に対して西川君は暴言を吐いたり、隠し持っていたカイザーナックルで殴ったりする。東野が撮影スタート直前にAD(YOU)に「あの日二人が愛し合った写真、送っといたで。投稿写真にな」などセクハラやプライベートの暴露をするのも毎度のお約束。通常放送最後のこづれ狼コントは登場のときに変な格好をして登場していてケッコウ仮面がそこから生まれた。

意味不明なやりとりの例

    • 東野「大五郎!」松本「ちゃ~ん!(東野の方へ駆け寄る)」東野「でぃいやああ~!(大五郎を斬りつける)」松本「うぎゃぁああ!身内に斬られるとは~!」(このやりとりはアドリブだったらしい)
    • 東野「鳥山明先生の作品が読めるのは!」松本「ジャンプだけ〜!!」
    • 東野「ヴィヴィアンスゥ~」松本「NAP!」
    • 東野「セシール」松本「イオンソソナモンセソナモン」
    • 東野「なんで出たんや」松本「トシちゃん」(当時、田原俊彦が「笑っていいとも!」のレギュラーになったことが波紋を呼んでいた)
    • 東野「いいとも一回3000円」松本「いやそんなもんやて東のり」東野「そうなんすか」松本「俺かて最初はそんなもんやったもん」
    • 東野「大五郎!誕生日おめでと~う」松本「うれし~」(この回で、西川君は19歳である事が判明した)
    • 東野「大五郎!」松本「ちゃ~ん!誕生日おめでと~う!」
    • 東野「いい朝」松本「8時」(東野いわく『土曜の朝の名物番組や!』)
    • 東野「どうやらこのコントは」松本「8時またぎ~!!」(2001年の復活スペシャルでのやりとり)
  • ご存知!ハマダ芸能社物語
    初期のシチュエーションコント。浜田が芸能プロダクションの社長で、他のメンバーが所属タレント、マネージャー、プロデューサー等に扮する。松本演じるベテラン芸人が浜田より偉いという設定だったため、ボケツッコミが上手く行かずに短期間で打ち切り。
  • ザ・バイオハンター
    特撮ヒーロー番組「ザ・バイオハンター」の予告編(本編はない)。ナレーションは極めてまともそうな特撮番組の次回予告なのだが、映像では主人公(板尾)が女と喫茶店で待ち合わせしていたり、バイクで夜間走行中にライト不点灯で警察に違反キップを切られかけたり、買ったばかりの布団乾燥機で遊んだりしている、ナレーションと映像とのギャップのコント。
  • サニーさん
    吉本興業の大先輩芸人、愛称「サニー」こと桂三枝師匠の「ヤングおー!おー!」時代の物まねパロディ。松本が若手時代に三枝を怒らせて「もう、ええねや」と言われた事があり、それを再現したコント。毎回サニーさんがいろんな職業をしていて、客として来る浜田とのやりとりで理不尽にキレ、仕方なく「師匠すんません」と謝る浜田に「もう、ええねや」と諭す。気分のよくなったサニーさんは「箱の中身はなんだろな?」「スキ間を通ってなんでしょね?」ゲームを始める。
  • 産卵
    半魚人の女(松本)がネトネトの粘液に包まれた卵を産みながら、無関係の男(東野)に「産ませてよ」と迫る。そのセリフを真に受けた東野の彼女(YOU)が、半魚人と彼氏との関係を疑うというのが定番。2001年のゴレンジャイでも松本が扮していた。
  • 仕事人
    必殺仕事人」のパロディ。悪代官をこらしめにやってくる仕事人だが、部屋を間違ったり、代官のツボを割って逆ギレされた末におかん(西端)を電話(!)で呼ばされたり、桃太郎侍の登場に喜んだりと、全くヒーローらしくない。
  • 思春期
    思春期の少年(浜田)が部屋で溶接もののビデオや雑誌を集めており、自らもマスクをかぶって溶接をしている。それを見た母親(YOU)がショックを受けて取り乱すが、その後父親(松本)が浜田と男同士の語り合いをするというコント。要するにオナニーを溶接に見立てている。
  • しょうた!
    少年しょうた君(松本)の御葬式の最中にしょうた君の幽霊が現れ悪戯をするコント。葬式に参列するたくさんの人の中で、なぜか葬儀屋の板尾だけがしょうたが見える。しょうたがいろいろと余計な事をしてしまうため、板尾がそれに振り回され厳粛な空間で暴れるハメになってしまう。その中のコントで松本の水鉄砲をごまかすため板尾が東野に唾を吐きかけ、東野は半ギレで板尾にビンタを連発したことがある。
  • シンガーソングライター板尾(シンガー板尾)
    音楽番組に似せたスタジオで、司会の浜田の突然のフリ(「それでは歌っていただきましょう、板尾創路で『○○』」と、アドリブでタイトルを言う)に合わせ、板尾がアドリブで熱唱する。歌ったのは「え?わらびもち」「キミの見た目も短足だ」「チョキ」「海開き」など。
  • 人事部長 OVER THE GALAXY
    板尾係長と同様、一言ネタコント。
  • 浸水家族
    一度限りの大掛かりなミドルコント。浜田とYOUが婚約していて、YOUの実家の両親(松本、今田)に挨拶に行くというなんでもないホームドラマだが、そのセット全てが床上数十センチまで緑色の液体で満たされているというもの。見所は全員の水中土下座。
  • スキマ男
    後記の「とみよしさん」の前身であるコント。不審者(松本)が空き巣狙いに家と家の隙間に入り込んで出られなくなり、そのまま就寝。朝、今田、YOUの夫妻に発見される。隣人の東野や警察官(板尾)が出てきて「何しとんねん」と聞かれてもひたすら「挟まっとんねん」と連呼する。コント終盤、オチがつけられなくなった松本が「これどうやって終わんねん」と漏らしてしまう。しまいには東野に「来週これやるか?」と役を押し付けようとしていた。
  • ストーカー
    ストーカーの女(東野)に殺されてしまうタレント・浜田。その後留守電が鳴り、なんと相方の松本のメッセージが。「最近、いいお父さんの顔になってきましたね」「君好みの古着屋を原宿で見つけました。後で地図を送ります。」といった相方想いのメッセージが流れ続ける。死んでるはずの浜田はそのメッセージに思わず苦笑。
  • 世紀末戦隊ゴレンジャイ
    自宅にいる女性(YOU)が怪人・ドクロ仮面(浜田)に襲われたところへゴレンジャイ(松本・今田・東野・板尾・蔵野)が助けに現れるが、色が合っていない、ウェイトレスやタイガーマスクが混ざってる、色は合ってるのにレースクイーン風・大工風・貴婦人風など毎回ズレており、ドクロ仮面にダメ出しされる。モモレンジャイ(蔵野)が自殺した時は、全員喪服(クロレンジャイ)で登場し、翌週は81歳のジイさんがモモレンジャイの代理を務めた。モモレンジャイはキレンジャイ(東野)の兄であり、喪服になったとき、キレンジャイはまだ学生だったことが判明した。死因はドクロ仮面の考え方が合わないから、とモモレンジャイの遺書に書いてあったのにもかかわらず、東野が「こいつらのせいだ!」と松本と板尾にアドリブで振り、松本を困惑させた。結局モモレンジャイの自殺はチームをまとめるための芝居であったことが発覚。「統一しろ!」とのドクロ仮面の言葉を受け、ボインファイブという全く別の五人組で現れた事もあり、ドクロをキレさせた。その他、「ノーパンしゃぶしゃぶ」「Rの女」「森ビル」「ドキンちゃん」「ガララニョロロ」「なめ猫」「リアルガチャピン」「ゆずレンジャイ」「産ませてよ」など、ゴレンジャイとは似ても似つかないメチャメチャなキャラが溢れ、他のコーナーからコントのキャラを流用するケースも多かった。第三回以降になると、女性の友人(篠原)が登場し、回を重ねることに仲良くなっていった。でも女性(YOU)には冷たい。
    因みに、このコーナーからは「放課後電磁波クラブ」「リアルポンキッキ」が独立したコーナーとして誕生している。
  • 戦隊ヒーロー
    タキシード仮面みたいな格好の怪人(浜田)を倒すため、某戦隊の格好をして戦う戦士(松本・ヒロ・板尾)が戦うがピンチになってしまう。そんな時3人で合体、だんごレンジャー、ねぎまレンジャー、3色ボールペンレンジャーになるものも、合体しているため動きにくく倒れる。
  • 戦闘機械獣マクベス
    ガンタンクのような姿の戦闘機械獣マクベス(松本)が演歌の花道やテレホンショッキングにゲストとして呼ばれ、トーク中にキャノン砲の射撃を披露する。
  • 大先生
  • たとえ警視
    刑事ドラマの尋問シーン形式のコント。犯人の自白を聞くたびに警視(松本)が犯人(今田)の自白の内容をさまざまなものに例える。なぜか筆記役の警官(板尾)がその例えの数を数えている。最後は板尾がいくつ巧く例えられたかを発表するのだが、大概松本がそれに納得がいかず板尾と口論になる。その中で東野(刑事)が言った「起こるべくして起こった事件」を松本が「ダウンタウンがいいともを降板したようなもんやな」と例え、スタッフの失笑を買った。ちなみに、最後にはやはりこのネタを数に入れるかどうかで板尾ともめていた。
  • ダンスの先生
    西端、YOU、篠原の3人がダンスレッスンをしているが、そこへ先生(松本)が登場、「アホー!」と叫んでビンタを食らわせたりしながら、アドリブで振り付けを考えていく。ダンスの曲は「はじめてのチュウ」など。ちなみに3人はクリスマスの夜に松本に拾われた設定。モデルはNSC時代のダンスの先生らしい。
  • 挑戦者
    東野演じるボクシングチャンピオンに続き、挑戦者であるヒヤキポリネキセサナモペ共和国出身のボクサー、ピヒョリレーナリ・ボリリレン(松本)の紹介が行われる。意味不明な国歌(ごっつのメンバーが思い思いに奇声を上げたり歌ったりしているもの。途中、明らかに「いたたたたた」と痛がってる声が聞こえる)が流れ、そのあまりの長さに東野がイラつき、レフリー(浜田)にこそこそクレームをつける。
  • 辻武司
    中堅プロレスラー辻武司(東野)が、プロレス観戦に来ていた板尾と今田の観戦ぶりに怒り、2人のもとを訪れて「辻卍」(腕を十文字にクロスして相手の首を絞める技。この十文字は「辻」のしんにょうを取ったもの)をかけるというコント。
    同じく、観戦に来ていたYOUが試合そっちのけでばかうけを食べていたことに怒り、辻が彼女の勤務先(風俗店)に押しかけるコントもあった。二回目以降は毎回YOUがターゲットになり、毎回同じようにキレる。人気外人レスラーでちょっとオカマっぽいディック・トレーシー(松本)がなだめにくるも、収まらない辻武司に、ディックがYOUに技をかけさせてくれと慇懃な態度ながら強引に承諾させ、珍妙な技をかけさせるのがパターン。
  • トカゲのおっさん
    トカゲの胴体を持つおっさん(松本)が主人公となり、連続ドラマ仕立てで展開するコント。松本以外のメンバーは全員、1人複数の役となって物語中に登場する。部立てにわかれており、「第一部」「第二部:修行編」「第三部:兆編」「第四部:覚醒編」「第五部:放浪編」「第六部:奔流編」という構成になっている。半トカゲ半人の松本が、多くの人間に揉まれながら生きる様を描くヒューマン&トカゲドラマだが、登場するどの人間よりも、実は見た目が一番グロテスクな松本が一番まともな神経・感覚を持っているというアンビバレンツが物語の底辺にある。「正直者がバカを見る」の言葉通り、汚い人間たちにだまされ、またはめられて数奇な運命を辿っていく松本。ストーリーが展開していくに従って、なぜ自分が半分人間で半分トカゲなのか?、そしてなぜ少しずつトカゲに支配されていくのか?などの理由が明らかになっていく。できることならトカゲより人間に近付いていきたい、しかし純粋な感覚を持つ松本は汚い人間にはなりきれない。人間社会に適合しようと必死に頑張るが、しかし人間社会にのめり込めばのめり込むほど共存の難しさを突きつけられる。そんな葛藤の末に松本が行き着くのは・・・?連続ものとしては番組史上最長の約1年間に渡って放送された、文字通りごっつを代表する、そしてダウンタウンの作風をも代表する超大作コントである(と言うよりも、もはやヒューマンドラマの域にまで達している)。松本は常々、「自分が考えるコントには笑いと切なさが共存しているものが多い」と公言しているが、この「トカゲのおっさん」こそがその最も端的な作品のひとつであろう。なお、同番組のビデオが発売される時には到底全話を収録することはできず、ハイライト的な話を部分的に収録するのみであった。この結果、リアルタイムで番組を見ていた視聴者以外はこのコントの全貌を見ることは不可能という事態となったが、2003年DVD発売にあたってはディスク2本分に渡って全話が収録され、ようやく新しいファンにも全貌を見ることができるようになった。
  • とみよしさん
    とみよし(松本)が穴や建物の隙間、洗濯機の排水ホースなどの狭い所に入り込み、今田らに「お前何しとんねん?」と言われても、「うるさいわボケ!」と逆ギレし、不条理な言い訳をするコント。警察官(板尾)を呼ぶ事態にまで発展する。
  • 西日本番長地図
    京都のとある土産物屋の店先。土産物を豪快に万引きしようとしている白ランの男、東海番長連合総番・織田家康(東野)。そこに割って入った九州番長連合総番・長浜淡海(今田)、続いて現れた四国番長連合総番・犬養竜馬(蔵野)の3人が殴り合いをしている。それぞれ、倒された後にアカペラご当地ソング(今田なら「豚骨スープが母乳の代わり〜」といった具合)を歌いながら起き上がって、「なかなかやるな」というやりとりをするが、そこに福井県総番長・福井一郎(松本)が登場。同様にご当地ソングを歌おうとするが、福井限定のため内容がなく、「ラララーララーララー」と歌詞をごまかす。しまいには「星きれい」「シュワルツネッガー福井の生まれ」「親いない」などの歌詞を付け、他の3人から総ツッコミを食らうコント。「ベンツ~の~本場は」と歌いだしたときには言い終わる前にカブリ気味で東野に「ドイツや!」とつっこまれる始末。
  • 日本の匠を訪ねて
    リポーターの浜田が取材に行ったのは、伊賀上野で何十年に渡って謎の工芸品を作り続けている匠、松本銀造とその弟子(今田)。匠は 「びゃっこ拭き」 や 「ひねりっこちゃん」 という謎の掛け声で今田に作業を合図する。また、匠は先代が残したものについては 「これはいいもんよ。わしらやろう思ても真似でけへんね。あと10年かかるんちゃうんかな。」 と語る。しかしどの工芸品についても違いが分からない浜田は、ついに最後で 「これは何に使うものなんですか?」 と聞いてしまう。すると松本銀造は、「それがよう分かれへんのよね・・。」 と答え、演出で尺八の音が鳴り響く。最後に松本が今田に作業の合図 「ひねりっこちゃん!」
  • 忍者
    傑作選第1巻の最初に入っているコント。殿様(浜田)の城に潜んだ忍者(松本)は突然天井から落ちてきて怪しまれる。なんとか助かろうと松本が浜田の振ったネタに答える。
  • 熱血AD宣言!WEST SIDE STORY
    初期のシチュエーションコント。父が日本人、母も日本人のパキスタン人を持つ男、タノムサク(松本)とディレクター(今田)がおかしい歌を歌うが、その歌は主に社長(浜田)をおちょくったものだった。今田が松本の歌の合間に「ヤンヤヤヤヤヤヤン」という合いの手を入れ、最後につっこんで締める。合いの手がもりあがってなぜか途中から森田公一とトップギャランの「青春時代」になってしまうこともあった。

歌の例

    • 松本「うちの社長(浜田)は、ツッコミ上手いね、ベットの中でも、ツッコミ上手いね」今田「ニクイ奴~」
    • 松本「浜田雅功、足がクサイネ、女関係、それもクサイネ」今田「気づけ菜摘~」
    • 松本「浜田雅功、浜田雅功、浜田雅功、松本人志」今田「なんやそれ~」
    • 松本「ナイル川は、長い川だね、板尾創路は、皮が長いね」今田「お切りなさ~い」
  • はーのやつ
    新人警官である松本に、とうとう警官の象徴とも言えるアイテム「はーのやつ」が支給される。うれしくて仕方がない松本は、一人で食事をしていても「はーのやつ」が気になって仕方がない。ちょうどビールを飲んでいたことに気づいた松本は、早速自分で「はーのやつ」に息を吹きかけると、ランプが点灯して音がなることに大変満足するのだった。
  • 馬鹿田高校野球部
    甲子園でイカレた風貌の野球部員が、試合終了後にイカレた歌詞の校歌を歌っているコント。全員鼻が垂れたり、社会の窓が開いてたり、ヘラヘラ笑ってたりする。校歌にはなぜか「語り」が入り、それもオバハンソープ嬢が若い男に向かって言うようなセリフ。
  • バビル君とロデム君
    ヨミ(今田)に捕らわれたバビル3世(浜田)が唯一のしもべ・ロデム(松本)に助けを求める。
バビル「ロデム!ロデーム!」
ロデム(くねくね踊りながら)「にゃにゃにゃにゃにゃ〜にゃにゃにゃ〜にゃにゃにゃ〜にゃ」
しかし現れたロデムは一人でいろんなネタや漫談を始めてしまい、バビル君はいつも助けてもらえない。
  • ファンタジア
    ある家の子供(浜田)が寝静まった頃、ぬいぐるみやおもちゃ達がメルヘンチックな歌のショーを始めるが、寝ているところを起こされた子供にキレられる。その後、おもちゃ同士でどこがいけなかったかを会議して再び挑む。うさぎ(松本)が子供に殺された事もある。その際子供はピエロ(今田)に罪をなすりつけた。次第にお笑い系小劇団と劇場支配人のような関係性になる。
  • ブスッ娘倶楽部
    妻(YOU)の留守の最中に出張サービスの風俗に電話する夫(浜田)だが、来たのはブサイクなオバサン(蔵野)、タッパのあるアメリカ人(板尾)、中年男のサラリーマン(今田)、ボールくん(松本)など。当然、全員チェンジを食らった。ためらう夫に対し、今田は「あんたはすぐそうやってチェンジ、チェンジと言うが、あんたにとって、チェンジって何かね…?」「こんな出会いじゃなかったら、君は僕を抱いたかい…!?」と、珠玉の名台詞を残した。この風俗店は夜這いも出来るらしい。
  • ヘルショッカーなにわ
    世界征服を企むヘルショッカーなにわ。しかし大阪支部は経営不振に悩まされ、神戸支部との合併の噂が絶えない。大阪支部長、大使(今田)は本部に怪人の派遣を依頼するがアナナイザー総統(松本・声のみ)はいかにも弱そうな怪人(浜田)を派遣してくる。コーナー冒頭に仮面ノリダーと同じように殉職した怪人の葬式も行っていた。悪の組織のくせに人情に厚く、怪人の一人は母親が病気で危篤だったにもかかわらず、「ライダーと戦う方が大事」と家族よりも仕事を選ぶというプロフェッショナルぶりを見せた。
第一回…いなりずし形の怪人・おいなりはん 第二回…きなこごはん形の怪人・きなこごはん 最終回…網戸形の怪人・あみどはん
  • ベンジャミン
    場違いな所に現れたやたら陽気な偽外人のベンジャミン(松本)が、ベタな漫談をした後、志歌ソング師匠の「グッバイさよなら再見アディオスまた会う日までララララ、ヘイ!」の歌で落とすコント。ソング師匠本人も一度だけ登場。笑福亭門下。ちなみに志歌ソングの所属するザ・ダッシュは、松本がまだデビュー間もなく、吉本で相当ひどい扱いを受けていたときに唯一優しくしてくれたコンビで、「芸能界の誰が死んでも泣くことはないかも知れんが、ダッシュ師匠死んだら泣くやろな」と言っていたこともある。それゆえの愛情出演といえる。
  • 放課後電磁波クラブ
    ほぼ全裸の今田・東野がそれぞれ磁石のS極とN極に分かれ、社会生活のマナーなどを視聴者に訴える。しばしば局部がはみ出てモザイク処理がかけられていた。元々はゴレンジャイのバリエーションの一つであった。言ってることは非常にまともで、教育的なのだが、その表現方法に極めてPTAに嫌われそうな手法を取るというところを狙ったコント。当時まだ幼かった東野の娘は、このコントを見て「へっ、しょうもな!」と、父親が下ネタに逃げていることをすでに見抜いていたという。
  • マッシュルーム
    ビジネスホテルに宿泊するサラリーマン板尾の部屋に、呼んでもいないのに来る「マッシュルーム」というマッシュルームカットのお笑いコンビ(今田、東野)が、ベタな若手お笑いのネタ(主にいいともなどのバラエティでよくあるリアクション)を淡々とこなす。出張ヘルスと同じシステムらしく、部屋についたら事務所に電話を入れたりして、「好感触です」などと客の反応を報告したりしている。ネタの準備中は、片方がベッドに腰掛けて「大阪の人ってお好み焼きでご飯食べるんだ」とかベタな会話で間をつなぐ。
  • マニカル頭パワー!!
    マジカル頭脳パワー!!』のパロディ。浜田が「反動エージ」、松本が「仲井美奈子」、他のレギュラー陣は「回答者」となる。クイズは「マニカルバナナ」のみで、ルールはマジカルバナナと同じ。回答者の1人を理不尽な理由(楽屋ネタ又はプライベート)で何度もアウトにする。アウトになる解答者は決まって4枠席だった。アウトになった際の仲井の台詞は「〜なのでダメー!!」と、ゲームと全く関係のないプライベートの恥ずかしい話を暴露される。板尾は番組の衣装であるGパンをパクッたことなどを暴露された。本家マジカルバナナにおいて、しばしば出演者が理不尽な理由によってアウトにされた事を皮肉ったコントである。
  • ○○殺人事件
    毎回不可解な生き物の殺人事件を捜査するコント。男性メンバー全員が刑事に扮しており、捜査の結果得られた情報をアドリブで報告して笑わせる。報告後の松本の返しの一言も見もの。(事件の内容は「オオテナガコウモリシロムササビ殺人事件」「ほっそいヤクザ殺人事件」「ロケット双子ババア殺人事件」など)もちろん、笑ったりせず、あくまで真面目に演技することが前提だが、松本と浜田はメンバーのあまりに狂った発言に後ろを向いて笑いをこらえるシーンが多かった。
  • Missエロティカ
    英会話学校のセクシーな先生、Missエロティカ(松本)が生徒達に英単語を体当たりでレクチャーする。(トマトが描かれたフリップを見せて)「トマー○コォ!!」無論放送禁止用語であるため、板尾が「放送できへんやろ、大概にせぇ」とエロティカをどついた。
  • みすずちゃん
    浜田の19歳になる娘、みすず(松本)がお見合いの途中でウンコをしたり自分の乳首を石鹸でしぼったりなどの変態っぷりを発揮するコント。みすずはシースルーの服をきた巨漢の化け物女で、頭はハゲかけている。一度だけ篠原がみすずの声をアフレコをした。
  • ミラクルエース
    悪の戦闘員風のいじめっ子にいじめられた子供・マサオくん(浜田)と、変なおじさんのミラクルエース(松本)のやり取りを描くコント。見た目は手作りのお面をつけ、ステテコに腹巻・スリッパというその辺にいるただのおっさんで、ほとんど役にたたない護身術を教えたり役に立たない武器を無理やり買わせたりするが、それを真に受けた浜田はいつも酷い目に遭う。浜田少年との会話で人となりや、おばあちゃんが来るから家族でバイキング食べに行く、お兄さんが豊中信用金庫に勤めているなどの個人情報をかなりしゃべってしまうが、どこの星から来たかだけはガンとしてしゃべらない。必殺技は「もー!」と言いながら相手を押す。コントの最後はマサオの「ミラクルエースか…、まだまだ謎が多いな!」の言葉で終わる。
  • 森の妖精
    妖精(松本・今田)に苛められているウサギ(蔵野)を浜田が妖精を追っ払って助けるが、ウサギを粗悪に扱い、先に進む、サイレント式のコント、下に文字が出る。
  • やすしくん
    破天荒芸人・故横山やすしのパロディ。特に内容がある訳ではなく、松本扮するやすしくんが帰宅して寝るまでを演じたり、縁日に遊びに行ったりして、セリフの合間合間に「ちゃんちゃん(「やっさん!」という声が入る場合もある)」というジングルが流れて松本がしゃくれ顔を作るだけのコントであった。「毎度!横山だ!」「いやいやいやいやいやいや」「怒る〜でしかし、怒る〜でしかし♪」「朝か〜らやすし、味噌し〜るやすし♪」「前向〜きやすし、横向〜きやすし♪」(「怒る〜で」からはプロポーズ大作戦のテーマ曲に乗せて)などと歌いつつ何かをしては失敗したり、やすしくんが登場しただけで周囲の人々が鼻をつまんだり、「帰れ」と言われたりするなど、徹底的に本人をおちょくった内容で、しかも当の本人が死んだ日に放送された回では飛行機(月光号)が空中分解していき、最後に「日本一の漫才師、死ぬ!」と言って飛び降りてしまうという内容を放送し、横山やすしの遺族を激怒させた(木村一八はこのコントを見て、「親父の物まねをするなとは言わない。だが、同じ物まねをしても、太平サブローは許せても、松本人志は許せない」と語った)。実際の放送時間は横山やすしの死亡時間より先であり、意図的なものではないが(コント中にやすしくんが死んでしまったため)、結局このコントは中止される事に。
  • 妖怪人間
    妖怪人間ベムの主人公キャラ(ベム、ベラ、ベロ)を演じる3人(今田、YOU、松本)が行うトリオ漫才。コントの最初と最後に三人がアカペラでテーマソングを歌う。松本が最後の歌を忘れて引っ込みそうになったこともある。別に妖怪人間ベムのキャラクターはなんら生きておらず、その無意味さがポイント。松本がボケ、今田がツッコミ、YOUが長作という役割。ここでの漫才の内容の一部が、後にドラマ「伝説の教師」の中で松本と中居がやる漫才の元ネタになっている。
  • 横分金蝿
    横浜銀蝿のパロディ。授業をサボっている浜田扮する不良に、文字通り髪の毛が横分けのメンバーが歌いかけるというコント。単発コントとしては浜田の不良役がハマっていたり、板尾の天然や松本のアドリブが受けたりとで数回続いた。歌っていた「バリバリロックンロール」は松本の作詞作曲。
  • よっ!ご陽気もの
    旅館の一室で中年サラリーマンの客(浜田)と客と遊ぶのが好きな幽霊(松本)が体を使ったいろんなゲームをする。失敗すると幽霊は落ち込み、部屋に雨が降り出してしまう。音楽やダンス、立ち振る舞いが志村けん加藤茶の髭ダンスを意識しているようにも見える。スペシャルではオリジナルの加藤・志村のヒゲダンスコンビとそれぞれのコスチュームをつけての対決も行った。
  • リアルQさん
    オバケのQ太郎』のパロディ。東野がQさん、蔵野がO次郎にボディペインティングで扮装。今田扮する正ちゃんにQちゃんと呼ばれると、「誰がQちゃんや~!?Qさんと呼ばんかい!!」と切れるのが毎回のパターン。内容はほとんどが東野の世間話であった。「リアルポンキッキ」の後企画。
  • リアルポンキッキ
    ひらけ!ポンキッキ』のパロディ。YOUがお姉さん、蔵野がガチャピン、東野がムックにボディペインティングで扮装。ガチャピンとムックがポンキッキの収録を巡って大げんかになったり、お姉さんがガチャピンの子供を妊娠、しまいにはガチャピンがムックもお姉さんも殺して埋めるという極めてブラックな内容。ゴレンジャイにもガチャピンのみ出演した。
  • 龍としのぶ 俳優養成テレビ小説
    東野の演技力を鍛えるための実験的ドラマ。龍(東野)、しのぶ(YOU)、しのぶの父(浜田)を中心にドラマが展開される。しかし、いろいろな脇役で登場する蔵野の演技の下手さゆえに他の出演者が笑ってしまい、シリアスなドラマにならないことが多い。さらに、本来のセリフがテロップ表示されていたが、実際の東野のセリフがそれとはあまりにもかけ離れていた事も、他の出演者やスタッフの笑いを誘った。
  • 老夫婦シリーズ
    温泉街で「ラッキーストライカー」「キャプテンジャクソン」などの興行を営む老夫婦。若者三人(今田・東野・板尾)がそれを体験するが、老夫婦が食事してるところに粘土でできた玉をぶつけるだけだったり、夫(浜田)が食事しながら「フー」と言うのを見るだけだったりと、若者を激怒させる商売を営んでいる。また検問所にも住んでおり、通行代のお釣りを払わずそのまま食事を続けるなど、あくどい事もしている。同じ老夫婦かは分からないが、病院で妻(松本)が出産する事になるのだが、「局部をしつこく見られた」などいちゃもんをつけて入院代をタダにしろとごねた事も。さらに夫は巨大生物の腸を収集しており、近所迷惑を考えず妻とを捨てろ捨てないの大喧嘩を繰り広げる。
  • 蔵野のショートコント
    スロットのお金が出てくる所や銭湯のお湯が出てくる所が蔵野の顔。また、蔵野が自分の美貌に酔ってナルシスティックな言葉を言いながら踊ったりする、優雅な生活を送っているという「だけ」のコントなど。

コント以外の主なコーナー

  • エキセントリック少年ボウイ
    同タイトルの架空のヒーロー物(番組?)のキャラクターに扮した男性メンバー全員が、その主題歌を歌いきって終わるコーナー。歌詞の中の台詞はあるが、基本的に歌のみであり、実際のストーリーなどはなかったが、番組が終了せずに続行していれば本編のコントも作られる予定だった。末期に毎週放送されていた。また、同作の歌「エキセントリック少年ボウイ」のCD(エキセントリック少年ボウイオールスターズ名義)も発売され、オリコン最高4位のヒットとなり約70万枚を売り上げた。第二弾として「日影の忍者勝彦」も用意されていて、『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』で日影の忍者勝彦オールスターズが結成された。
  • オジャパメン / マウヤケソ
    韓国のアイドルグループ「消防車(ソバンチャ)」(オジャパメン)、「トゥルコヤンイドゥル」(マウヤケソ)の楽曲を男性メンバーがカバー。日本人の耳には珍奇に聞こえる韓国語の発音が笑いを誘う。ソバンチャとは『HEY!HEY!HEY!夏のチャンプカーニバル』で本家との共演が実現した。
  • キャリー東野のアイドル虎の穴
    WWWWチャンピオンの女子プロレスラー・キャリー東野がマネージャー・ドンキング松本の呼び寄せたアイドルとプロレスをやり、時に手加減抜きで技を仕掛けたりする。タッグマッチの際は無二の親友・キムラちゃん(ヤワラちゃんのパロディ)が登場する。出演アイドルは初期は新島弥生水野あおい平成おんな組ピンクサターンT-BACKSなど実に渋いメンツであったが、後には天地真理(電流爆破デスマッチ)、ジャガー横田バイソン木村(東野がぶちのめされる)なども登場した。
  • 木瓜の花
    連続テレビ小説風のコント。浜田扮する浜子がある料亭で繰り広げる人間模様を、ほぼ笑いの要素ゼロで演じる。登場人物が浜子によって次々と殺されていく最終回は衝撃的であった。
  • 松本人志原作アニメ「きょうふのキョーちゃん」
    支離滅裂なギャグホラーアニメ。キャラクターはオバケのQ太郎のパロディの「キョーちゃん」。番組プロデューサーの小須田氏が会議で見せる鋭い視線もモデルになってるらしい。内臓が飛び散る、有名人をこき下ろす、血が滴るなどの非常にブラックな内容で、現在はもちろんの事、おそらく当時でも(たとえ深夜枠であったとしても)通常なら放送不可能なシーンが何度も登場した。
    特に第一話はグロテスクさが最も強いものとなっており、放送後抗議電話が殺到、これにより用意されていた本来の第二話はお蔵入りとなる。第二話後は若干表現が緩和されるが、それでもスプラッタシーンは目を覆いたくもなるような物であったため、第七話をもって放送打切りとなった。登場人物がキョーちゃんによって次々と殺されていく衝撃的なこのブラックアニメは、番組が批判を受けた一因ともされる。
    1994年11月13日 第一話:電気屋さんは大騒ぎの巻(電気屋店員の頭をミキサーにかけグチャグチャにする)
    1994年11月27日 第二話:あこがれの大スターの巻
    1994年12月11日 第三話:プロレスだよ全員集合!!の巻 (短時間ではあるが女子レスラーへの濃厚ペッティングシーンもあった)
    1994年12月18日 第四話:大好き!紅白歌合戦の巻
    1995年1月22日 第五話:ハブ・ア・ナイス・デー!ビッキーさんの巻
    1995年2月12日 第六話:朝まで血みどろ生テレビの巻
    1995年3月5日 第七話:笑店は笑いすぎの巻
    アニメーション:TEAビデオセンター
    アニメータ:白石洋
    声の出演:岩坪理江鈴木みえ富山敬子安武人田中一成大滝進矢古田信幸塩屋浩三吉水孝宏大山高男相沢正輝緒方賢一(ビッキーさん)・堀内賢雄長島雄一松井菜桜子有本欽隆一城みゆ希山崎たくみ島香裕田口昂
    主題歌:篠原涼子
  • 巨大料理に挑戦!
  • ゲストとのトークコーナー(初期)
  • ごっつの車窓から
    ダウンタウンの2人が上野駅からスカイライナー成田空港へ向かう途中に、窓から外を見るとごっつのメンバーがバカなことをしているという企画。特にダウンタウンが爆笑していたのは、なぜか草原や倉庫の屋根に何匹もエレキングが横たわっていて、その先では板尾がエレキングと戦っているというシーン。
  • ザ・対決
    視聴者からの架空のハガキに基づき、ダウンタウンの2人がゲームで対決する。前述の「改造人間カスタムひかる」終了に伴い、そのゲーム対決部分に絞る形でスタートした。今田扮するレフェリー「ジャッジ公平」が仕切り、毎回ハガキが視聴者から来ていて、「○○と××ではどっちが強いんですか?」という疑問に答えるという設定で、ライバル関係のキャラクターに松本・浜田がそれぞれ扮装して、そのキャラクターにちなんだゲームで対決を行う。基本的に、浜田はわりと器用に対応してしまうことが多いため、ジャッジ公平がグズる松本に肩入れしたズルをし、浜田に「お前全然ジャッジ公平ちゃうやん!」とつっこまれることがよくあった。
    対決終了後、ジャッジ公平の一人コントの名目で無理矢理今田が命懸けのゲームをやらされる事も少なくは無かった。
  • THE TEAM FIGHT
    前期の名物コーナー。レギュラーが2チームに分かれ、体を張った大掛かりなゲームで対戦する。前項「ザ・対決」のチーム版といったところ。番組予算の大半はこのコーナーのセットに使われており、数千万円かかったものもあった。
  • 実験クイズ
    教育番組に模した最初期のコーナー。ダウンタウンの2人が体を張って視聴者の疑問を検証する。
  • 10万円分食べよう
    低価格の飲食チェーン店などで、男性メンバーが総額10万円に達するまでひたすら食べ続ける。一度も10万円には届かず、怒ったダウンタウンが他のメンバーに「FUJIYAMAに10万円分乗る」と言う罰ゲームを科した。結局、10万円分を達成したことは一度もなかった。
  • 数字を当てましょマジでマジで!
    ダウンタウンが以前やっていた帯番組「4時ですよ~だ」でやっていた「私の数字(スージー)」というコーナーと全く同じ。ゲストに来たタレントが提示する自分にまつわる数字を、一体何の数字かレギュラーメンバーが当てるクイズゲーム。
  • 青春プレイバック
    1996年の200回スペシャルにて、ダウンタウンが故郷・尼崎を訪れたロケ。また江守徹石立鉄男によるダウンタウン結成までの再現ドラマも放送された。
  • 民生くんとアベくん
    最初期にユニコーンのメンバーが出演した歌ネタのコーナー。1993年9月、ユニコーン解散とともに終了。同様のコーナーに爆風スランプサンプラザ中野パッパラー河合が出演したコーナーもあった。
  • チクリのコーナー(中期のエンディングコーナー)
    視聴者からのハガキネタを読み、全員でトークするミニコーナー。
  • 電撃パフォーマンスドール
    電撃ネットワークのテーマ曲のリズムに乗りながら、篠原涼子に漢字を書かせてみるコーナー。「野球」が書けないなど、義務教育を受けていたのかも疑うほどの間違い方を本気でしていた。事務所からクレームがついたのかは定かではないが、その後二度と放送されなかった。
  • なんなんなあに何太郎くん
    教育番組に模したコーナー。松本が人形の「何太郎くん」、浜田が「お兄さん」に扮し、ロケをする企画。
  • パイマン
    SMアイテム(マウスボールやレザー製拘束着のような衣装など)の男「パイマン」(東野)が街頭の女性や動物にパイを投げつけるコーナー。パイマンの調教師「コギャル」(松本)が命令を下す。あまりに怖い猛獣と対峙した際は、一切しゃべらないはずのパイマンが東野幸治に戻ってしまい、饒舌にレポートしてしまったこともある。
    このコーナーが何回か放送された後、東野は『世紀末戦隊ゴレンジャイ』にも「パイマン」の扮装で登場した。
  • 浜ちゃん遊ぼ!
    浜田とゲストが気ままにロケを楽しむ。後の番組『浜ちゃんと!』の原型とも言えるコーナー。
  • ボケましょう
    あるシチュエーションで発するボケの一言の面白さを競う。ドラマ仕立てで有名俳優が相手役を演じたり、豪華なセットを用いるなど、大喜利としては破格の予算をかけたことがある。
  • ボディコンかあちゃんコンテスト
  • 新・ドッキリカメラ
    東野の頭(髪の毛)があまりにもカタ焼きそばに似ているぐらいチリチリなことから、同じ日に色々な場所(楽屋、宿泊先のホテル等)で、「東野さんの頭ってカタ焼きそばに似てますね。」を合図に他のメンバーで東野の頭に熱々のあんかけをかけた。新メンバーになったばかりの東野を迎えるためのコーナーでもあった。
  • 藤岡弘と遊ぼう
    レギュラーメンバーと藤岡弘、が鬼ごっこなどをして遊ぶロケ企画。メンバー(子供の扮装)と藤岡弘、(スーツ姿)のテンションの温度差が秀逸。
  • レギュラーメンバーオーディション
    最末期、女性レギュラーメンバーが抜けた後、新レギュラーオーディションと題し笑福亭鶴瓶(第一回)、ガッツ石松(第二回)、八代亜紀(第三回)という面々をごっつメンバーが全くの新人として扱ってオーディションするという企画。受験者は功成り名遂げた一流芸能人ばかりなのだが、コーナー内ではド新人扱いなので受験者が必死に芸を見せたり体を張ってもごっつメンバー側の反応が極薄だったり、鶴瓶は松本に終始「つるへい君」と呼ばれ続けるなど、極めて失礼に扱われてしまう。

テーマ曲

  • 恋のマジックポーション(すかんち
  • 恋のミラクルサマー(すかんち)
  • きらいだよ(FAIRCHILD)
  • オジャパメン(オジャパメン)
  • マウヤケソ(オジャパメン)
  • 日曜日よりの使者(THE HIGH-LOWS
  • エキセントリック少年ボウイのテーマ(エキセントリック少年ボウイオールスターズ
  • ああエキセントリック少年ボウイ(エキセントリック少年ボウイオールスターズ)

スタッフ

1991年~1997年放送時代のスタッフ

  • 構成:松本人志浜田雅功、廣岡豊、清水東、かわら長介倉本美津留、小笠原英樹、内村宏幸三木聡高須光聖松井洋介福原太、長谷川朝二、木村祐一
  • アドバイザー:島武実
  • 音楽:増田俊郎
  • 音響効果:志田博英、田中寿一
  • スタイリスト:高堂のりこ
  • 協力:ヒットユニオン、TOWER RECORDS、シュラトン・グランデ・トーキョー・ベイ・ホテル&タワーズ、佐藤動物プロ
  • 技術協力:共同テレビ (初代) 、ニユーテレス (2代目)
  • 照明協力:FLT
  • 制作協力:吉本興業NCV
  • ディレクター
    • 山口将哉
    • 林田竜一
    • 小松純也
    • 北沢健一
    • 村田泰介
    • 星野淳一郎(初期)
    • 小須田和彦(初期)
  • AP(プロデューサー補)
    • 小須田和彦(初代)
    • 徳光芳文(2代目)
  • 演出(後期のみ存在)
    • 竹島達修
  • プロデューサー
    • 佐藤義和 (初代。部長昇格後は「制作」としてクレジットに表記されていた)
    • 小須田和彦 (2代目。開始当初はディレクター、後にAPを経てプロデューサーとなる)
    • 大崎洋(吉本興業)

2001年「ダウンタウンのものごっつええ感じスペシャル」スタッフ

関連商品

  • VHS
    『ダウンタウンのごっつええ感じ コント傑作集』HISTORY1~10、『幻のコント傑作集 HISTORY0』の計11巻が放送期間中に発売された。発売元はポニーキャニオン
  • エキセントリック少年ボウイオールスターズ(CD)
    シングル『エキセントリック少年ボウイ』(1997年9月25日発売)、アルバム『ダウンタウンのごっつえぇ感じ 音楽全集』(1997年12月15日発売)がある。発売元はイーストウェストジャパン
  • DVD
    『THE VERY BEST OF ダウンタウンのごっつええ感じ』(全5巻、各3枚組)が2003年6~12月に発売。1000本を超える作品からダウンタウンの2人が自ら厳選した傑作コント等を収録。大ヒットを記録した。発売元はR and C

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