金田城
金田城(かねだじょう、かねたのき)は、飛鳥時代に対馬国に築かれた古代山城(朝鮮式山城)。所在地は長崎県対馬市美津島町黒瀬城山。国の特別史跡。
対馬の中部にある浅茅湾の南岸に突き出た標高275メートルの城山(じょうやま)に位置する。山頂部に石塁、山の周囲を取り巻くように石垣が築かれている。南東麓は比較的緩やかな斜面で、海に通じる三本の谷(北から順に「一の城戸」「二の城戸」「三の城戸」)には城壁が残っており、さらに水門と城門が設けられていたと考えられている。また、「二の城戸」と「三の城戸」の中間に位置する「ビングシ山」周辺から複数の建物跡が検出されており、防人宿舎など中枢機能があったと考えられている。また、山頂付近には、旧日本陸軍の砲台跡がある。
歴史
脚注
- ^ 対馬の文化/国指定文化財/特別史跡・史跡(対馬新聞社)。2014年5月22日閲覧。
関連項目
外部リンク
座標: 北緯34度17分47.1秒 東経129度16分20.0秒 / 北緯34.296417度 東経129.272222度