金田城

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金田城(かねだじょう、かねたのき)は、飛鳥時代対馬国に築かれた古代山城(朝鮮式山城)。所在地は長崎県対馬市美津島町黒瀬城山。国の特別史跡

対馬の中部にある浅茅湾の南岸に突き出た標高275メートルの城山(じょうやま)に位置する。山頂部に石塁、山の周囲を取り巻くように石垣が築かれている。南東麓は比較的緩やかな斜面で、海に通じる三本の(北から順に「一の城戸」「二の城戸」「三の城戸」)には城壁が残っており、さらに水門と城門が設けられていたと考えられている。また、「二の城戸」と「三の城戸」の中間に位置する「ビングシ山」周辺から複数の建物跡が検出されており、防人宿舎など中枢機能があったと考えられている。また、山頂付近には、旧日本陸軍の砲台跡がある。

歴史

  • 663年白村江の戦いに敗れた倭国新羅に対する防衛のため、西日本各地に防衛施設を築いた。その一環として、667年に対朝鮮半島防衛の最前線として築かれた。
  • 1962年(昭和37年)、長崎県史跡に指定。
  • 1982年(昭和57年)3月23日、国の特別史跡に指定[1]

脚注

  1. ^ 対馬の文化/国指定文化財/特別史跡・史跡(対馬新聞社)。2014年5月22日閲覧。

関連項目

外部リンク

座標: 北緯34度17分47.1秒 東経129度16分20.0秒 / 北緯34.296417度 東経129.272222度 / 34.296417; 129.272222