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「11オクロック・ティック・タック」 | ||||
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U2 の シングル | ||||
初出アルバム『アルバム未収録』 | ||||
B面 | Touch | |||
リリース | ||||
規格 | 7インチ・シングル | |||
録音 | 1980年4月5日、6日ダブリン | |||
ジャンル | ロック | |||
レーベル | コロンビア/アイランド | |||
作詞・作曲 | U2 | |||
プロデュース | マーティン・ハネット | |||
U2 シングル 年表 | ||||
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11オクロック・ティック・タック(11 O'Clock Tick Tock)はU2の2ndシングル。U2がアイランド・レコードと契約後、「Boy」の前に初めてリリースした楽曲である。
解説
元々「Silver Lining」というだったが、レコーディングの際にタイトルも歌詞も変えられた。オーケストラル・マヌヴァーズ・イン・ザ・ダーク(Orchestral Manoeuvres In The Dark)とトーキング・ヘッズ(Talking Heads)
前座を務めたOrchestral Manoeuvres in the DarkとTaliking Headsに影響されて作った曲。ちなみに曲名は待ち合わせの約束を忘れたボノの家のドアにギャヴィン・フライデーが貼り付けたメモの内容が由来。
プロデューサーはJoy Divisionのプロデュースで名を馳せていたマーティン・ハネット。U2のメンバーは「Closer」をレコーディング中だったロンドンのスタジオを訪れて、直にハネットにプロデュースを頼んだ。そのとき、JDは「Love Will Tear Us Apart」に取りかかっている最中で、メンバーはその年の5月18日に自殺したイアン・カーティスとも挨拶を交わしていている。
ボノは「Boy」リリース直前のラジオインタビューで、そのときの様子をこう語っている。
イアン・カーティスと話したことは奇妙な経験だった。彼はとても暖かい心の持ち主だったけれど、まるで彼の中に二つの人格があるかのように話すんだ。彼はとても明るくて行儀よくて親切だった。けれども、一度、感情的になるとマイクの向こうに隠れてしまうんだ。その様子はまるで二重人格者のようで、「Love Will tear Us Apart」がリリースされたとき、まるでそこには二つの引き裂かれた人格があるかのようだった。
ハネットは曲をあまり気に入らなかったようだが、プロデュースは引き受けてくれた。初めて本格的なプロデューサーとの仕事に、U2のメンバーはいたく感銘を受けたらしく、「U2 By U2」の中でボノは「イーノの前にマーティンありき!」と言って、マーティンの手によって曲が生まれ変わる様を目の当たりにして、テクノロジーの可能性に気づくきっかけになったと語っている。ただ曲自体はマーティン色が強めに出過ぎて、ヒットに繋がらなかったと考えているようだ。マーティンは「Boy」もプロデュースする予定だったが、イアンの自殺によってその話は流れた。
これはThe AtrixというU2と対バンもしたことがあるアイルランドのバンドが80年にリリースした曲。プロデューサーはUltaravoxのミッジ・ユーロ。ギターのリフが「11 O'Clock Tick Tock」にそっくりと指摘されている。
ちなみに「11 O'Clock Tick Tock」は元々「Silver Lining」という曲だったらしく、公式サイトにもそう書かれているのだが、両者はまったく別の曲だという指摘もある。そして「11 O'Clock Tick Tock」は少なくとも80年5月11日には演奏されているのだが、The Atrixはそれより早く79年から「Treasure On The Wasteland」していたらしく、これはパクリを疑わせるに十分……かな?(笑) しかもこの曲には、さらに元ネタがあるらしく、それがVPのこの曲。この曲は81年に「Moments And Mine(Despite Straight Lines)」のB面としてリリースされているのだが、ライブではその前から演奏していたと思われ、真相は藪の中である。ただここには「In the Grey Light 」が挙げられており、「U2全曲解説」の中でビル・グラハムもVPの影響を指摘している。
評価
―イヤーオブ―
・80年ホットプレス年間ベストシングル第2位[1]
・80年ホットプレス読者が選ぶ年間ベストアイリッシュシングル第1位