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地域タイアップ
茨城県東茨城郡大洗町が大洗女子学園の母港であり、第4話の親善試合の舞台ともなったことから、大洗町で行われるイベントや地元企業とのタイアップに加えて、大洗あんこう祭の前日にはメディア向けの記者会見が行われた[1]。大洗町は2011年3月に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で大きな被害を受け、さらに原発事故の風評被害もあり、復興が進んでも町は震災以前のような賑わいはなかったが、本作の放送開始直後からファンが大洗町への聖地巡礼に次々と訪れたことが町の復興や活性化に大きくつながったため、このことがニュース番組やワイドショーでもたびたび特集が組まれて放送されている。
大洗町のこれらの取り組みは2013年6月に国土交通省・観光庁の「第1回『今しかできない旅がある』若者旅行を応援する取組表彰」において奨励賞を受賞[2][3]、2014年2月には茨城県の「平成25年度いばらきイメージアップ大賞」の大賞[4][5]および第8回声優アワードのシナジー賞[6]を受賞した。
野村総合研究所の試算によれば、本作による大洗町の経済効果は2013年度(2013年4月-2014年3月)の1年間で観光客数がのべ15万9000人、金額にして7億2100万円に上ると見られている[7]。
茨城県赤十字血液センター
- 茨城県赤十字血液センターでは作品と連携した広報や、献血協力者へ作品グッズを記念品として配布する等の企画を実施している。描きおろしポスターを協力者の内希望者に配布する企画を、2013年の年末に県内各献血ルームで[8][9]、2014年1月16日~3月末の各移動採血会場で[10][11][12]、2014年4月~5月に県内各献血ルームで[13]行う等を経て、2014年8月~9月に献血ルームでの協力者へオリジナルクリアファイルを配布、更に献血が初めてという人にはオリジナルポストカードを配布するコラボキャンペーンを実施した[14][15][16]。このコラボキャンペーンは第2弾として、2014年12月15日~2015年1月31日に協力者へオリジナルデザインの缶バッジ、クリアファイル、ポストカード、ポスター及び日本赤十字社広報キャンペーンのオフィシャルメッセンジャーのAKB48のクリアファイルの中から1つを配布[17]、第3弾として2015年8月1日~31日に協力者にオリジナルデザインの缶バッジ、クリアファイル、ポスターの3点セットを配布[18]、第4弾として2015年12月19日~2016年1月31日に協力者に、あんこうチームメンバー各個人毎のオリジナルキーホルダーから一個を配布[19]、と続けられた。その他、県内のイベントに献血バスを出し、協力者に記念品配布する等の企画を2014年のあんこう祭り[20]、2015年の同祭り[21]及び、海楽フェスタ[22]、大洗町商工祭[23]、水戸オータムフェスティバル2015[24]、ひたちなか市みなと産業祭[25]、大洗「海の月間」イベント艦艇公開in大洗(自衛隊茨城地方協力本部)[26]等で実施した。劇場版公開当初には水戸シネプレックス限定で献血ルームMEET(水戸市宮町)のCMを流しており、映画半券を持ち、かつ、献血をした人には記念品を配布する等の企画も行った[27]。これらの取り組みには、キャンペーンをしていなかった2013年8月の県内献血ルームの協力者数が718人だったのが、キャンペーンを行った2014年及び2015年の8月での協力者数がどちらも1190人前後と約1.6倍に増加、また、通常1日平均30~40人程度の献血バスでの協力者数が、2015年のあんこう祭りに出した献血バスでは267人になった等、効果が見られている[28]。
大洗あんこう祭
- 2012年(第16回)
- 11月18日、特設ステージおよび隣接する大洗まいわい市場内では出演声優によるトークショーや、大洗高校マーチングバンド部「ブルーホークス」による劇中曲などの演奏[29]、関連グッズの販売が行われ[30]、例年の来場者がおよそ3万5000人のところ6万人を動員した[31]。
- 2013年(第17回)
- 11月17日、前回同様の催しに加え、歌手によるミニライブ、作品イラストを用いた痛車コンテストなどが行われ、前年を越える過去最多の約10万人を動員した[32][33]。
- 2014年(第18回)
- 11月16日、過去2回と同様の催しが行われ、前年と同規模の約10万人を動員した[34][35]。トークショーでは当初2014年冬とされていた劇場版の公開が2015年夏に延期されること、2015年新春からスマートフォン用アプリゲームが配信されることなどが発表された[36]。
- 2015年(第19回)
- 11月15日、過去3回と同様の催しが行われ、過去最大の11万人が町を訪れた[37][38][39]。劇場版の公開が開催日の週末ということもあり、来場者特典や蝶野正洋が劇場版の応援大使に任命されたこと、12月に発売されるミニアルバム『タンソン』に蝶野が「超重戦車級王者マウス」の歌手として参加することなどが発表された[39][40]。
関連書籍
- ガルパンの秘密 美少女戦車アニメのファンはなぜ大洗に集うのか
- 廣済堂出版、2014年3月発行。 作品に関わった人たちへのインタビューを通じて、本作の人気と大洗町とのタイアップ成功の秘密を探る。
- ガルパン・アルティメット・ガイド ガールズ&パンツァーを100倍楽しむ本
- 廣済堂出版、2013年11月発行。登場人物・使用戦車・戦車道の歴史などの紹介、スタッフインタビュー、中村桜と上坂すみれの対談などを収録。
- ガールズ&パンツァー エンサイクロペディア
- 一迅社、2014年8月発行。人物・関連用語・セリフなど、作中に登場した1150項目以上の用語を解説した事典。
- ガールズ&パンツァー コンプリートブック
- 学研パブリッシング、2013年9月発行。設定資料からのキャラクターガイド、スタッフインタビュー、キャストコメント、各話ダイジェストなどを収録。
- ガールズ&パンツァー 模型道公式教本 大洗女子学園×黒森峰女学園
- アスキー・メディアワークス、2013年5月発行。キャラクター・登場した戦車の模型の作品紹介、スタッフインタビューなどを収録。
- アハトゥンク・ガールズ&パンツァー
- 大日本絵画、2013年5月発行。テレビアニメに登場した戦車に焦点を当てた設定資料集。キャラクター設定は一切なく、戦車の設定やCG・解説のみで構成されている。
- ガルパンfebri
- 一迅社、2016年1月発行。劇場版を踏まえてのスタッフ・キャストインタビュー、劇場版エンサイクロペディアなどを収録。
- ガールズ&パンツァー絵コンテ集 Vol.1
- 学研パブリッシング、2014年7月発行。本編第1話~第4話、オープニング、OVA第1話・第2話の絵コンテを収録。
- ガールズ&パンツァー絵コンテ集 Vol.2
- 学研パブリッシング、2014年9月発行。本編第5話~第8話、エンディング、OVA第3話・第4話の絵コンテを収録。
- ガールズ&パンツァー絵コンテ集 Vol.3
- 学研パブリッシング 2014年11月発行。本編第9話~第12話、OVA第5話・第6話の絵コンテを収録。
- ガールズ&パンツァーピアノ・ソロ・アルバム
- ケイ・エム・ピー 2013年10月発行。作品中の音楽をピアノ曲に編曲したものを全31曲収録。
- ガールズ&パンツァー戦車道、極めます!ビジュアルガイドブック
- KADOKAWA 2014年8月発行。ゲーム『戦車道、極めます!』の攻略本。渕上舞と中上育実のインタビューも収録。
- ガールズ&パンツァー総作画監督のお仕事集
- アクタス 2013年発行。
- ガールズ&パンツァーこれが本当のアンツィオ戦です!
- ムービック 2014年発行。
- ガールズ&パンツァーのとりあえずゴールしました皆さんお疲れ様でした本
- アクタス 2013年発行。
- ガールズ&パンツァーもう出オチとは言わせないこれが本当のアンツィオ戦です!スタッフ本
- アクタス 2014年発行。
- ^ 2012年12月10日の発言(作品公式アカウント)
- ^ “第一回「今しかできない旅がある」若者旅行を応援する取組表彰 観光庁長官賞が決定しました!”. 観光庁 2013年6月27日閲覧。
- ^ 引用エラー: 無効な
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タグです。「痛バス
」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません - ^ “平成25年度いばらきイメージアップ大賞が決定”. 茨城県. (2013年12月19日). オリジナルの2013年12月19日時点におけるアーカイブ。
- ^ “ガルパン:イメージアップに貢献と茨城県が表彰 声優・渕上舞も歓喜”. まんたんウェブ. 毎日新聞デジタル (2014年2月5日). 2014年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月9日閲覧。
- ^ “第八回声優アワードに「ガールズ&パンツァー」ご一行も シナジー賞や功労賞発表”. アニメ!アニメ! (2014年2月18日). 2014年2月22日閲覧。
- ^ “地域におけるコンテンツ主導型観光の現状と今後の展望” (PDF). 野村総合研究所. (2014年6月2日) 2015年3月24日閲覧。
- ^ 2013年11月23日の発言。(茨城県赤十字血液センター公式アカウント。)
- ^ 2013年12月1日の発言。(茨城県赤十字血液センター公式アカウント。)
- ^ 2014年1月15日の発言。(茨城県赤十字血液センター公式アカウント。)
- ^ 2014年1月15日の発言。(茨城県赤十字血液センター公式アカウント。)
- ^ 2014年2月28日の期間延長についての発言。(茨城県赤十字血液センター公式アカウント。)
- ^ 2014年4月2日の発言。(茨城県赤十字血液センター水戸献血ルーム公式アカウント。)
- ^ 2014年7月29日の発言。(茨城県赤十字血液センター公式アカウント。)
- ^ 2014年7月29日の発言。(茨城県赤十字血液センター公式アカウント。)
- ^ 2014年8月27日の期間延長の発言。(茨城県赤十字血液センター公式アカウント。)
- ^ “ルール限定!冬季キャンペーン 「ガールズ&パンツァー」コラボキャンペーン再び!” (2014年12月9日). 2016年2月18日閲覧。
- ^ “ルーム限定!夏季キャンペーン「熱い」夏再び!「ガールズ&パンツァー」コラボキャンペーン!” (2015年7月24日). 2016年2月18日閲覧。
- ^ “大好評!「ガールズ&パンツァー」キャンペーン!この冬も熱く!あなたも献血道!” (2015年12月9日). 2016年2月18日閲覧。
- ^ 2014年11月14日の発言。(茨城県赤十字血液センター公式アカウント。)
- ^ 2015年11月13日の発言。(茨城県赤十字血液センター公式アカウント。)
- ^ 2015年3月15日の発言。(茨城県赤十字血液センター公式アカウント。)
- ^ 2015年11月2日の発言。(茨城県赤十字血液センター公式アカウント。)
- ^ 2015年9月18日の発言。(茨城県赤十字血液センター公式アカウント。)
- ^ 2015年10月22日の発言。(茨城県赤十字血液センター公式アカウント。)
- ^ 2015年7月10日の発言。(茨城県赤十字血液センター公式アカウント。)
- ^ 2015年-12月22日の発言。(茨城県赤十字血液センター公式アカウント。)
- ^ “ガルパン連動 献血人気 昨年からキャンペーン グッズ目当て、協力者増”. 茨城新聞ホームページ. 茨城新聞社 (2015年12月30日). 2016年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月19日閲覧。
- ^ 2012年12月11日の発言(作品公式アカウント)
- ^ “「ガールズ&パンツァーin大洗」現地リポート!”. おたくま経済新聞. (2012年12月10日) 2015年3月24日閲覧。
- ^ 2012年11月18日の発言(作品公式アカウント)
- ^ “大洗あんこう祭に10万人 ゆるキャラ「アライッペ」お披露目 茨城”. MSN産経ニュース. (2013年11月18日). オリジナルの2013年11月22日時点におけるアーカイブ。
- ^ “大洗であんこう祭 つるし切りに拍手「アライッペ」登場”. 茨城新聞. (2013年11月18日) 2015年3月24日閲覧。
- ^ 2014年11月20日の発言(作品公式アカウント)
- ^ “ガールズ&パンツァー:大洗町とのコラボイベントに10万人”. 毎日新聞. (2014年11月16日) 2015年3月24日閲覧。
- ^ “「あんこう祭」での告知内容まとめ”. ガールズ&パンツァー公式ブログ. (2014年11月20日) 2015年3月24日閲覧。
- ^ “大洗で「あんこう祭」つるし切りに歓声!“ガルパン”のイベントも”. サンケイスポーツ. (2015年11月16日) 2015年11月16日閲覧。
- ^ “つるし切り、ガルパン盛況 大洗あんこう祭り 移動編集局を開設”. 茨城新聞. (2015年11月16日) 2015年11月16日閲覧。
- ^ a b “劇場来場者特典公開&「タンソン」ミニアルバムに蝶野正洋さんが参加決定!”. ガールズ&パンツァー公式ブログ. (2015年11月16日) 2015年11月26日閲覧。
- ^ 高城歩 (2015年11月16日). “ガルパンファン「ウオオオオオオオオ!」 アニメ「ガールズ&パンツァー」応援大使にプロレスラー蝶野正洋さんが就任”. ねとらぼ 2015年11月26日閲覧。