動物戦隊ジュウオウジャー
テレビ番組・中継内での各種情報(終了した番組・中継を含みます)は、DVDやBlu-rayなどでの販売や公式なネット配信、または信頼できる紙媒体またはウェブ媒体が紹介するまで、出典として用いないで下さい。 |
スーパー戦隊シリーズ | ||
第39作 | 手裏剣戦隊 ニンニンジャー |
2015年2月 - 2016年2月 |
第40作 | 動物戦隊 ジュウオウジャー |
2016年2月 - |
『動物戦隊ジュウオウジャー』(どうぶつせんたいジュウオウジャー)は、2016年2月14日よりテレビ朝日系列で毎週日曜7:30 - 8:00(JST)に放送されている特撮テレビドラマのタイトル、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。
動物戦隊ジュウオウジャー | |
---|---|
ジャンル | 特撮テレビドラマ |
原作 | 八手三郎 |
脚本 | 香村純子ほか |
監督 | 柴﨑貴行ほか |
出演者 |
中尾暢樹 柳美稀 南羽翔平 渡邉剣 立石晴香 寺島進 |
オープニング | 高取ヒデアキ「動物戦隊ジュウオウジャー」 |
エンディング | 大西洋平「レッツ!ジュウオウダンス」 |
製作 | |
プロデューサー |
佐々木基 井上千尋 宇都宮孝明 柴田宏明 望月卓 矢田晃一 深田明宏 |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
放送国・地域 | ![]() |
放送期間 | 2016年2月14日 - |
放送時間 | 日曜 7:30 - 8:00 |
放送枠 | スーパー戦隊シリーズ |
放送分 | 30分 |
キャッチコピーは「本能覚醒!!」[1]。
概要
スーパー戦隊シリーズ第40作目記念戦隊であり、『百獣戦隊ガオレンジャー』以来の動物をメインモチーフとした戦隊である[2]。動物は過去のシリーズでも度々デザインモチーフとして用いられていたが、本作品では動物というモチーフを物語としても掘り下げることが志向されている[3]。
メンバーは地球人1人と、異世界の人間4人という構成が採られており、後者は人間態とヒーローとしての姿のほかに獣人としての姿も持っている[4]。これは動物がパートナーとなっていた『ガオレンジャー』など過去の動物をモチーフとした戦隊との差別化も意図している[5]。
「レッド・ブルー・イエロー・グリーン・ホワイト」という初期メンバーの組み合わせはスーパー戦隊シリーズ40作目にして初である[2]。青色(ブルー)の女性戦士は、『魔法戦隊マジレンジャー』以来となる[2]。
ジュウオウジャーのスーツデザインは、新素材を導入して胸にモチーフの動物の絵をプリントしている[3]。前作『手裏剣戦隊ニンニンジャー』での忍シュリケンのような変身に連動したアイテムは登場しない[5]。
タイトルは「ジュウオウジャー」が先に決まり、戦隊名は「猛獣」や「野獣」では「じゅう」が重なってしまうことやわかりやすさを重視したことから「動物戦隊」が選ばれた[3][注釈 1]。
あらすじ
駆け出しの動物学者である風切大和は、とある森の中でガイドの仕事をしていた際に「お守り」として持っているキューブを落とし、それを拾いに行くとそこに巨大なキューブ型の物体を発見する。大和がくぼみに自身の持つキューブを差し込むと巨大なキューブは突然開いてそれに吸い込まれ、その先は人間と同じような二足歩行の体型や服装をしながらも外見上は動物の特徴を持つ生命体である「ジューマン」が生活している異世界、「ジューランド」へと繋がっていた。
ジューランドへと辿り着いた大和はその世界の住人で、自身の前に現れた巨大なキューブである「リンクキューブ」の番人でもあるセラ、レオ、タスク、アムという4人のジューマンと出会う。大和は彼らと交流するも、自身がお守りとしていたキューブの正体がリンクキューブを介してジューランドと人間の世界とを繋ぐ鍵となる「王者の資格」であり、さらにそれが以前に何者かにより盗まれた物であったことから、自身が王者の資格を盗んだ犯人であると彼らに疑われることとなるが、そこでリンクキューブが原因不明の異常を起こす。動揺するジューマンたちの隙を見て大和は王者の資格をリンクキューブに差し込んでジューランドを後にし、セラたちもそれを追って人間界へとやってくる。
大和が戻った人間界では、宇宙の無法者集団である「デスガリアン」が地球を滅ぼそうと侵略を開始し、大和が仕事をしていた森は彼らに襲われて焼け野原となり、人々や動物たちが逃げ惑っていた。セラたち4人は王者の資格が変化した「ジュウオウチェンジャー」で伝説の戦士「ジュウオウジャー」へと変身し、デスガリアンとの戦いに挑むが、さらなる加勢により徐々に追い詰められていく。そんな大和も「この森とこの星の仲間を守るために戦いたい」という気持ちからジュウオウチェンジャーでジュウオウジャーの一員である「ジュウオウイーグル」へと変身し、デスガリアンの幹部の1人のジャグドを撃破する。激戦を終えたものの、デスガリアンにリンクキューブを破壊されたうえに王者の資格のひとつを何者かが持ち去ったためにセラたちはジューランドへ帰還することができなくなり、大和はそんな彼らの面倒を見ることにした。
こうして、デスガリアンとの戦いに加えて、大和と4人のジューマンとの地球での共同生活が始まるのであった。
登場人物
動物戦隊ジュウオウジャー
群れである5人は大和のみ人間であり、それ以外は異世界であるジューランド出身のジューマンで、いずれもジューランドではリンクキューブの番人をしていた。変身後は胸部に描かれた動物の絵にある目が光り、「野生解放」することで動物のパワーを取り込むことが可能。決め台詞は「この星を、なめるなよ!」[注釈 2]。
前述の通り、現時点で人間界にいるジューマンはジューランドに帰る手段が失われているため、セラたち4人は大和の叔父にあたる真理夫のアトリエかつ自宅である「アトリエ・モリ」に居候している。
- 風切 大和(かざきり やまと)
- 駆け出しの動物学者である人間の男性。一人称は「俺」。
- アトリエ・モリに下宿している。幼少期から動物が好きであり[ep 1]、真理夫に「昔から犬でも猫でも人間でもほっとけない」と言われる[ep 2]ほど面倒見の良い性格であるため、いらぬ苦労を背負うことも多い。ただし、怒ると強行手段に出ることもあり、レオには「怒ると面倒くさい」と言われている[ep 2]。幼少期から考え事をすると眠れなくなり、その時には真理夫の作ったホットミルクを愛飲している[ep 3]。
- 幼少期に両親と喧嘩して家出をするも、雨の降り注ぐ夜の山中で怪我を負った際に自分を助けてくれた鳥男から託された「王者の資格」をお守りとして大事に持っているほか、同時に彼のジューマンパワーも密かに託されていた[ep 4]。またこの時の経験から、「地球の生き物はどこかで繋がっており、その繋がった誰かを守る人になりたい」と志すようになる[ep 2]。ジュウオウイーグルへの変身能力を身につけてからは視力が覚醒し、かなり遠く離れたものでもはっきり見えるようになったほか、超速の矢も見切ることができるようになった[ep 5]。両親に関して仲間に尋ねられた際は、理由は不明だが真理夫と共にはぐらかしている[ep 6]。父親とは幼少期からよく喧嘩になっていた模様で、その度に真理夫の世話になっており、真理夫がデスガリアンに拐われた時には普段の落ち着きを失うほどに取り乱す様子を見せた[ep 1]。
- 東映プロデューサーの宇都宮孝明は、大和の立ち位置をジューマン4人に対する「猛獣使い」と称している[3]。企画当初はレッドもジューマンとなる予定であった[5]。
- ジュウオウイーグル
- 大和がジュウオウチェンジャーを使い変身。スーツカラーはレッド。野生解放モードでは翼が現れ、その翼を広げて飛行することができる。大和から直接変身以外にも、ジュウオウゴリラから「本能覚醒!」の掛け声とともにマスクの嘴部分を正面に戻すことで多段階変身することも可能である。
- 名乗りフレーズは「大空の王者」。
- ジュウオウゴリラ
- ラリーのジューマンパワーを受け取った大和[ep 7]が変身できるようになった姿。スーツカラーはレッド。上半身が筋肉質の体型に変化する。
- パワー面が強化され、肉弾戦を得意とする。仲間4人が組んだやぐらの上に乗り、5人のエネルギーを集中させて作り出した巨大な拳を叩きつける合同技「ゴリラスーパーパンチ」[7]も使用。
- ジュウオウイーグルが「本能覚醒!」の掛け声とともにマスクの嘴部分を上部にスライドさせることで二段変身するが、イーグル同様にジュウオウチェンジャーを使い大和から直接変身することもできる。
- 名乗りフレーズは「ジャングルの王者」。
- セラ
- サメのジューマンである女性。一人称は「私」。
- 負けず嫌いで気の強い姉御肌。自分の弱さを他人に見せたくないため、自分をクールに見せている。聴覚に優れており、離れた場所からも音を聴くことができる[ep 8][注釈 3]がその反面、耳を塞いでいても聞きたくない音が聞こえてしまうという欠点[ep 10]もあり、特にレオの大声を苦手としている。水が大好きで噴水を見るとたまらず飛び込む面もある[ep 2]。絵を描くのが上手い[ep 11]。家族構成は両親と弟に自身を含めた4人家族であり、自身が身に付けているペンダントには家族との立体写真を入れている。家族が揃うことはなかなかないが、毎年の両親の結婚記念日には弟と2人でお祝いしていたとのこと[ep 6]。弟が風邪を引いた際には一家に伝わる民間療法を施して手当てをしていた[ep 9]。
- 「女だから」という理由で男から手加減されることを嫌い、かつてジューランドで開催された武術大会にてレオと対戦した際に彼がそれを理由としてわざと自身に負けたことへと怒りを感じており、アミガルドの作戦でレオと戦うことになった際にそのことを告白するも、レオは最後まで自身が負けるつもりで戦ったため、「いつか絶対本気出させる」と語っている[ep 12]。
- ジュウオウシャーク
- セラが変身。スーツカラーはブルー。野生解放モードでは背部に背びれが生え、地中を水中同様に泳ぐことができるようになる。
- 名乗りフレーズは「荒海の王者」。
- レオ
- ライオンのジューマンである男性。たてがみを意識したドレッドヘアーの髪型が特徴で人間態でもそのまま反映されている。一人称は「俺」。
- 肉食系かつテンションが高いお調子者で短気な反面、弱い者たちを思いやる気持ちは強い。声が非常に大きく、ヤバイカーの出すノイズを無理矢理掻き消すこともできるほどである[ep 10]ため、聴覚に優れるセラは度々迷惑を被っている。大和の世話になることに反発するタスクに対し、「大事なのはこれからのメシ」と発言する[ep 2]ような現実的な面もある。全く手掛かりのない王者の資格を探すことを退屈に感じており、消極的な態度を隠さない[ep 13]。絵を描くのは下手だが、自身が描いた鳥男の絵は真理夫に高評価されている[ep 11]。判断が速く、目の前のことしか見えなくなる悪い癖があり、それが原因による不注意や失敗を起こすことも度々あるが、物事を最後まで諦めない気持ち[ep 10]や「勝負に絶対はない」「駄目なら次にもっと頑張る」という考えを持ち[ep 14]、弱気になる相手を叱咤激励する面もある[ep 15]。
- 女好きだが、「男は女を守ってなんぼ」と考えると共に男が女を力でねじ伏せることを「男のすることじゃない」と嫌っており、それを理由としてセラとの戦いに本気を出さなかったことで彼女に反発されるも、「女をぶちのめすくらいなら嫌われた方がまし」「力で女を負かしてもかっこ悪いだけ」として、「これが男の美学」と語っている[ep 12]。また、自身の惚れた女性の幸せを願い、「男の美学」として潔く身を引く面もある[ep 16]。
- ジュウオウライオン
- レオが変身。スーツカラーはイエロー。野生解放モードでは両拳が大きくなり、その強靭な爪で敵を切り裂く。
- 名乗りフレーズは「サバンナの王者」。
- タスク
- ゾウのジューマンである男性。一人称は「僕」。
- お坊ちゃま育ちだが、洞察力が高い知性派で冷静沈着。確実に勝てる方法を考えてから行動する慎重派だが、危険性が高くてもその時点で最善と判断した策に打って出る面もある[ep 14]。本が好きで、読書により人間の文化を学ぶ意欲を見せるほか、アムによると人見知りであり[ep 11]、軽い乗りも好まない[注釈 4][ep 2]。家事においても、ごみを出す作業は仲間たちが絶賛し、食器洗いもアムに絶賛されているが、生真面目な性格からアムに説教をしたり[ep 17]、王者の資格を探すことに消極的なレオからは「めんどくさいのが来た」と敬遠されてもいる[ep 5]。戦闘ではパワーを活かした攻撃を得意とするほか、長い鼻をロープのように操ることも出来る[ep 18]。嗅覚に優れているため、臭いを辿って場所を探ることもできる[注釈 5][ep 19]が、納豆のような臭いが強い物は苦手[ep 2]であり、また敵による香りを使った攻撃が人一倍効いてしまうという欠点もある[ep 6]。
- 人間であるにもかかわらずジュウオウイーグルに変身できたことに加え、結果的には自分たちがジューランドに帰れなくなった元凶となったことで、当初は大和に対して強い不信感を示し、自分たちの面倒をまとめて見るという彼の申し出を拒否する[ep 20]。大和の申し出を受け入れたレオたちをも突き放し、大和から王者の資格を取り上げて単独行動を取っていたが、後に彼の熱意に心動かされたことで彼に王者の資格を貸し与え共闘することとなり、大和や仲間たちとの共同生活も受け入れる[ep 2]。ジューランドに帰れなくなったことについて寂しさを抱く様子も見せ[ep 2]、王者の資格を探すことには積極的である。
- ジュウオウエレファント
- タスクが変身。スーツカラーはグリーン。野生解放モードでは両足が太くなり、その両足で地響きを起こす。
- 名乗りフレーズは「森林の王者」。
- アム
- ホワイトタイガーのジューマンである女性。一人称は「私」。
- 流行り物に弱く可愛い物好き。困っている人たちを放っておけないタイプ。いつも笑顔で明るく、心優しい性格だが、毒舌な面も見られる。味覚に優れており、飲み物を飲んだだけでその原材料を予想することができる[ep 2]。メンバーには全員敬称をつけて呼んでいるほか、母親のことは「ママ」と呼んでいる[ep 6]。ジューランドに帰りたいという気持ちはあるものの、それが現実的に考えて難しいことも理解しているため、腹を括って人間界に馴染むことを前向きに考えている[ep 5]。家事は苦手であり、人間界に早く馴染むことを口実にファッションの勉強などと、アトリエの雑用仕事より街での買い物を優先することもあった[ep 17]。一方、観察力も持ち合わせており、他のメンバーが衝突した時などには、緩衝材の役目も時折果たしている[ep 21]。
- ジュウオウタイガー
- アムが変身。スーツカラーはホワイト。野生解放モードではジュウオウライオンと同様に両拳が大きくなり、その強靭な爪で敵を切り裂く。
- 名乗りフレーズは「雪原の王者」。
宇宙の無法者デスガリアン
ゲーム感覚で生き物をいたぶる「ブラッドゲーム」を行って、今まで99の星を滅ぼしてきた邪悪な集団。地球を「100個目の星」と称して侵略を企む。宇宙船サジタリアークを根城としている。自分たちを上等生物と思っており、人間を始めとする他の生物を「下等生物」と呼んで見下している。
戦隊側の動物に対し、デスガリアンは無機物をモチーフとしている[3]。作品として「命」をテーマにしているが敵を倒さなければならないため、倒すことに躊躇がないよう遊びで命を奪う根っからの悪人と設定された[5]。
- ジニス[8]
- デスガリアンのオーナー。機械的な外見と他の部下の2倍程度の巨体を持つ。一人称は「私」。
- 穏やかな口調が特徴だが、性格は冷酷無比かつ異常極まりなく、ブラッドゲームで苦しむ人間達の悲鳴を聞いて喜んでいる。その非道ぶりと異常性は発言の隅々に表れており、プレイヤーが何人倒されても意に介さず、プレイ中の経過で楽しめれば成否も全く気にしない。自身の細胞にはプレイヤーを巨大化させる成分があり、これを利用してプレイヤーや幹部を巨大化させる「コンティニューメダル」を作り出す。
- 第10話ではかつて自身が開発させたものの、度を越した戦闘力と高効率から「ゲームバランスを著しく崩壊させてしまったため、強制終了コマンドで」[9]封印した殺戮兵器ロボット「ギフト」を投入させた[ep 18]。そのギフトが倒されても惜しむ様子は見せず、事の成り行きを楽しんでいる。
- ナリア[8]
- デスガリアンの紅一点でジニスの秘書。緑色のスライムのような突起物を散りばめた外見と丁寧な口調が特徴。一人称は「私」。
- サジタリアークから一歩も動かないジニスの代わりに行動しており、ジニスから彼の細胞が入ったコンティニューメダルを預かりそれを使ってプレイヤーなどを巨大化させるほか、基地内にあるバーカウンターのスペースで幹部に飲料を提供する役目も担っている。プレイヤーたちからは格上と認識されていない描写も多いが、メダル投入時にかける言葉が命令口調である点からも、自身が彼らより上の立場だと自覚していることが伺える。ゲームバランスの向上にうってつけとばかりにジュウオウジャーの存在を歓迎している素振りすら見せる者の多いのデスガリアンにおいて、現状で唯一ジュウオウジャーを危険視している。ジニスの意思に忠実であり、自らに危機が迫る状況であっても「私はジニス様のご意思に沿って行動するだけ」と語る[ep 18]。妖艶な一面があり、先述のコンティニューメダルをプレイヤーに投入する際に、メダルにキスをしてから怪人に投入する。また、自身の能力を使いこなしていないプレイヤーに対しては蹴りを入れつつ叱責するような一面もある[ep 22]。光弾で遠距離攻撃も可能なヌンチャクが武器。
- アザルド[8]
- ジニスに仕えるチームリーダーの1人。かなり青に近い色合いをした紫色のキューブがより合わさったような外見が特徴。一人称は「俺」。ジニスのことは「オーナー」と呼んでおり、配下の中では彼だけが対等な口調でジニスに接している。
- 力自慢に加え非常に好戦的で物理的に生物をいたぶる嗜好を持ち、ブラッドゲームや戦いを楽しんでいるところが見られる。加えて、短気で往生際の悪さも見られるが、その一方で細かいことは気にしない性格でもあり、強い敵に対してある程度の敬意を示すだけの礼儀も持ち合わせている。再生能力を持っており、倒されても復活できる。大剣が武器。
- 非常に頑丈な体格かつ高い攻撃力を誇り、野性解放モードのジュウオウジャーを全く寄せ付けない強さを発揮するも、新たにジュウオウゴリラへの変身能力を得た大和によって倒され笑いながら爆散した[ep 7]が、先述の再生能力により復活する[ep 4]。
- クバル[8]
- ジニスに仕えるチームリーダーの1人。機械のような外見と慇懃無礼な丁寧な口調が特徴。一人称は「私」。
- 知的で精神的に生物をいたぶる嗜好を持ち、「じっくり作戦を練るのが私のプレイスタイル」と語る[ep 5]。そのため正反対な性格のアザルドのことを内心では馬鹿にしているが彼の実力自体は認めており、彼がジュウオウゴリラに敗れた際にはナリア共々驚いていた[ep 7]。アザルドの再生能力のことは快く思っておらず、卑怯だと考えている。剣に変型する拳銃が武器。
- ジャグド
-
- 身長:208cm(コンティニュー身長:41.6m)/体重:187kg(コンティニュー体重:374.0t)
- 第1話に登場。ジニスに仕えるチームリーダーの1人。ジャンルはスティブナイト。黒い鉱石のような外見が特徴。一人称は「俺」。
- 左腕に搭載されたスティブラスターカノンから破壊力のあるボール形のビームを撃つ。好戦的な性格で、生命豊かな地球に着いたとたんに大はしゃぎしてトライアングラーから地球に降り立ち暴れまくるなどの残忍さを見せている。最初に自ら侵略を開始するが、ジュウオウイーグルのライザースピニングスラッシュに倒され、その後に巨大化するもジュウオウキングのジュウオウ斬りにも倒され爆散した[ep 23]。
- ジュウオウジャーと最初に戦った敵でありデスガリアンのチームリーダーでは最初の殉職者となったが、第14話に登場した自身の配下であるドロボーズのイメージにも登場していた[ep 22]。同じく後任として引き継ごうとした配下のハンタジイも結局はジュウオウジャーに倒されている[ep 14]。
- 番組上はゲスト怪人であるが、設定上は幹部と同格のため、ゲスト怪人担当の豊田幸秀ではなく幹部担当の篠原保がデザインした[10]。
- プレイヤー[注釈 6]
- リーダーの指示に従い行動するデスガリアンの怪人たち。体のどこかに付いている投入口にコンティニューメダルを投入することで巨大化が可能。彼らの行動は文字通りゲームであり、劇中での描写のみならず公式サイトでの各解説でもそれが強調されている。
- ザワールド
- ジニスがナリアに命じて捕らえさせた「適合者」である人間の男性に、人間界から探し出したサイ、ワニ、オオカミの3人のジューマンのジューマンパワーを強引に注入し誕生させた[ep 24]、対ジュウオウジャー用エクストラプレイヤー。
- 大和の変身したジュウオウイーグルやジュウオウゴリラと同様、マスクを可動することで「ライノスフォーム」「クロコダイルフォーム」「ウルフフォーム」の3形態へと自由にフォームチェンジできる。さらにライノスフォームで「野生大解放」することで一度に3体のジューマンパワーを纏うことが可能となり、両肩にサイの角を装備し、さらに右腕にはワニの尻尾が、左手にはオオカミの爪が備わる。その際、左手はジュウオウライオンやジュウオウタイガーの野生解放時と同様に拳が大きくなっている。
- メーバ
- メーバメダルから現れるデスガリアンの兵士で両刃の大剣が武器。「プルプル」または「チャリーン!」としか発声しない。空戦部隊も存在するほか、トライアングラーを操縦する。第7話ではクバルが吸引器で吸い取ったアムと合成され、「アムメーバ」となった個体もいた[ep 17]。
その他の人物
- 森 真理夫(もり まりお)
- 大和の叔父であり、動物専門の彫刻家を営む人間の男性。一人称は「僕」、「俺」のほか、「おじさん」を使用することもある。
- 大和からは「おじさん」もしくは「真理夫おじさん」、レオからは「おっさん」、レオを除く3人のジューマンからは「おじさん」または「真理夫さん」と呼ばれる。「芸術家にとっては自分の信じたことが真実」[ep 3]という理念を持ち、仕事が昂じて自身もよく動物のコスプレや動物の仕草をしてなりきる[注釈 7]ほか、動物の鳴き声の真似も上手であり、ジューマンたちも本物の動物の鳴き声と勘違いしたほど[ep 2]。デスガリアンに拐われて同じく誘拐された人々と共に殺されそうになったこともあるが、命乞いをして暴行を受けた青年を介抱し、「ゲームのために人を殺す」「遊びで命を弄ぶ」という理不尽な行為に怒りをあらわにしてナリアに真っ向から反抗したうえ、「この星の下等生物ごとき」と見下す彼女に「生き物に下等も上等もない」と反論している[ep 1]。車も運転できる[ep 18]。
- 大和を自身のアトリエかつ自宅のアトリエ・モリに下宿させており、大和の幼少期や彼が眠れない時には「おじさん特製ホットミルク」を作り彼に飲ませたり[ep 25]、幼少期の大和を自宅に泊めた際には彼に動物の話をしている[ep 1]。また、セラたちについても初対面時に強い興味を抱き、「お近づきになりたい」という理由から彼らの居候を快諾した[ep 2]。大和の良き理解者であり、彼に「さみしい時はいつもそばにいてくれた、一番尊敬してる大切な家族」として慕われているほか、レオたちにも感謝の意を表されており、セラからは「あんな優しい人はジューランドでもなかなかいない」と評されている[ep 1]。なお、セラたち4人については大和から「野生動物を研究する仲間」と聞かされており[ep 2]、同時に彼らの正体がジューマンであることと大和と彼らがジュウオウジャーであることも秘密になっているが、ナリアに殺されそうになったところをジュウオウイーグルに救われ、彼のことを「人々を守る赤い鷲」「彼こそが真実の鷲かもしれない」と大和たちの前で語っている[ep 1]。
- オープニングクレジットでは主役の5人と同じテロップが使用されているが、自身が登場しない話数ではテロップは表示されない[ep 26]。
- 鳥男(とりおとこ)
- 鷲のジューマンである男性。本名と一人称は不明。茶色いバンダナとゴーグルを着用しており、飛行能力とイーグライザーに酷似した武器を使用し、ジューマン態のジュウオウジャー4人をまとめて相手にしても互角以上に渡り合う戦闘能力を発揮する。
- 理由は不明だが故郷であるジューランドに嫌悪感を抱き、過去にリンクキューブから王者の資格の1つを持ち去り、人間界とジューランドの「繋がり」を断った張本人[ep 3]。その後、自らは人間界に渡って幼少期の大和に出会い、彼を助けて王者の資格と自身のジューマンパワーを託した。デスガリアンの襲撃でリンクキューブが破壊された際に外れた王者の資格の1つを再び持ち去っており、それ以降はセラたちと同様に人間態を獲得しているが、ジューマンパワーを大和に託した影響からか髪色は白髪となっている。
- セラたち4人のジューマンには彼らがジューランドに帰れない状況にあることを知りながらも「あんな世界との繋がりは消えてしまえばいい」と言い放つなど厳しく冷たい態度を向ける[ep 3]。一方で大和には正反対に優しく温かい態度を向けており、彼を名前で呼ぶほか、彼の窮地には身を挺して助け、その際には「もう大丈夫だ」という言葉をかけている[ep 27]。
- ラリー
- 第5話より登場したゴリラのジューマンである男性。陽気で明るい性格をしており、英語とスペイン語混じりな口調が特徴で、一人称は「ミー」。
- 学者であり、人間を調べるためにセラたちよりも前に人間界を訪れるも、セラたちと同様の理由でジューランドに帰ることができず、しばらくは人間界で生きて行こうと決心する。その世界に馴染むために研究対象の人間と仲良くしたいという想いで接触するも、ジューマンであるゆえに怖がられて拒絶され、さらにその場に居合わせた警官に銃撃され負傷した経緯から人間に絶望し森の中で密かに暮らしていた[ep 7]。
- 上記の理由から出会った当初は人間である大和のことを拒絶していたが、大和がアザルドと果敢に戦って重傷を負ったことで、彼に自らのジューマンパワーの一部を注ぎ、ジュウオウゴリラに変身する力を分け与える[ep 7]。その後に姿を眩ますも、ガブリオに食べられ破壊されたビルの下敷きになりかけた少女を助けた際にジュウオウジャーと再会するが、大和にジューマンパワーを分け与えた影響で寿命が減り外見も白髪が目立つなど急激に老化しており、それを知って戦うことを戸惑うようになった大和に、彼のおかげで自身が再び人間を信じられるようになったこと、また自身の分け与えたジューマンパワーはそのプレゼント交換であることを伝えた[ep 4]。ガブリオとの戦いの後は再び人間の社会を見るための旅に出た[ep 4]。
ジュウオウジャーの戦力
- ジュウオウチェンジャー
- 王者の資格が変化したキューブ型の携帯電話機。ジュウオウジャーへの変身及びジュウオウキューブの召喚や巨大ロボットへの合体時に用いられる。
- 内部には上部に赤・黄・青の3つのボタンと1から9までの番号のボタンがあり、1から6にはジュウオウイーグルからシャーク・ライオン・エレファント・タイガー・ゴリラが順に割り当てられている。側面には動物の絵が描かれた赤い面、立方体の絵が描かれた黄色い面、ジュウオウキングの頭部が描かれた青い面の絵柄がある。
- 「王者の資格」の説明については#設定・用語を参照。
- 変身
- ジュウオウチェンジャーを開いて上部の中央にある赤いボタンを押した後、1から6のいずれかを押すと「○○(対応する動物名)!」と音声が鳴り、「本能覚醒!」の掛け声と共に赤い面の絵柄を揃えると「アーアーアアアーッ!」という雄叫びが上がり、ジュウオウジャーへの変身が完了する。
- セラたちやラリー曰く、本来ならジューマンしか変身できないが、人間でありながらジューマンから力を貰っている大和は例外である。
- 召喚
- ジュウオウチェンジャーを開いて上部の左側にある黄色いボタンを押した後、1から6のいずれかを押し黄色い面の絵柄を揃えると「ジュウオウキューブー!」という音声と共にそれぞれの色に応じたジュウオウキューブが出現する。1度召喚したキューブは以降ジュウオウチェンジャーと同じサイズに縮小し、戦闘時にのみ巨大化する。
- 合体
- ジュウオウキングまたはジュウオウワイルドへの合体の場合は、ジュウオウチェンジャーを開いて上部の右側にある青いボタンを押した後、1から6のいずれか3つのボタンを押すと押された順に「○○、○○、○○(いずれも対応する動物名)!」と音声が鳴り、青い面の絵柄を揃えると音声が鳴ったジュウオウキューブが積み重なっていき、巨大ロボが完成する。
- ワイルドジュウオウキングへの合体の場合は、ジュウオウチェンジャーを開いて上部の右側にある青いボタンを押した後、1から6の6つのボタンを押すと押された順に鳴る「イーグル、シャーク、ライオン、エレファント、タイガー、ゴリラ!」の音声に続けて「キリン、モグラ!」という音声が鳴り、青い面の絵柄を揃えると全てのジュウオウキューブとジュウオウキューブウエポンが合体していき、巨大ロボが完成する。
- ジュウオウバスター
- メンバー5人が使用する武器。変身前でも使用可能。上部には赤と青のキューブが存在し、赤いキューブを前に出すと剣モード、青いキューブを前に出すと銃モードに変形する。
- 剣モードでの必殺技は5人一斉にジャンプし、上空から獣の爪のようなエネルギーを纏って斬撃を放つジュウオウスラッシュ。銃モードでの必殺技は5人一斉に自身のカラーリングの弾丸を発射するジュウオウシュート。
- イーグライザー
- ジュウオウイーグルおよびジュウオウゴリラ専用の剣。刃先は伸縮自在で鞭のようにしならせることも可能ないわゆる蛇腹剣の形状をしている。ジュウオウゴリラはその柔軟性を利用し、ターザンロープのように使用している。鳥男も所持している。
- 必殺技は刀身を敵に巻きつけ、勢いよく切り払うライザースピニングスラッシュ。
ジュウオウキューブ・ジュウオウキューブウエポン
ジュウオウキューブはジュウオウチェンジャーによって召喚される巨大メカ[11]。キューブモードで召喚され動物モードに変形する。各ジュウオウキューブに対応するジュウオウジャーが搭乗し、操縦席にあるキューブを回転させて操縦する。戦闘時にはキューブモードになることで敵の攻撃を防御することや体当たりもできる。初めて召喚されて以降戦いのない時は、ジュウオウチェンジャーと同じサイズの動物モードになっており、巨大化する際には各ジュウオウキューブの名前を呼ぶ音声が流れる。
巨大化時のキューブモードはいずれも一辺13.0mの立方体である。
ジュウオウキングの合体時に串刺しになる描写があることから生物ではないものとして設定された[5]。
撮影はミニチュア特撮を中心に行われている[12]。
ジュウオウキューブウエポンはジュウオウキューブよりも一回り小さく、戦闘をサポートする巨大メカ。全てCG合成のみである[12]。動物の名称はジュウオウキューブと異なり日本語名で[12]、ナンバーは全て「!」で統一されている。ジュウオウキューブと同様のキューブモードと動物モードに加え、武器型のウエポンモードにも変形可能。通常は、ジュウオウチェンジャーより一回り小さいサイズのキューブモードになっている。
巨大化時のキューブモードは一辺9.0mの立方体である。
- キューブイーグル
- ジュウオウイーグル専用のワシ型ジュウオウキューブ。カラーは赤。ナンバーは1。
- 高いところから敵を確実にロックオンして急降下する戦法が得意。
- ジュウオウキングの上半身を構成する。
- ワイルドジュウオウキングの左腕を構成する。
- キューブシャーク
- ジュウオウシャーク専用のサメ型ジュウオウキューブ。カラーは青。ナンバーは2。
- 荒波を泳ぐ戦法が得意。
- ジュウオウキングおよびジュウオウワイルドの腰から膝を構成する。
- ワイルドジュウオウキングの腰から膝を構成する。
- キューブライオン
- ジュウオウライオン専用のライオン型ジュウオウキューブ。カラーは黄色。ナンバーは3。
- 口から光線を発射することが可能。
- ジュウオウキングおよびジュウオウワイルドの膝から下を構成する。
- ワイルドジュウオウキングの膝から脛を構成する。
- キューブエレファント
- ジュウオウエレファント専用のゾウ型ジュウオウキューブ。カラーは黒。ナンバーは4。
- 鼻から放水することが可能。
- ジュウオウキングおよびジュウオウワイルドの膝から下を構成する。
- ワイルドジュウオウキングの脛から下を構成する。
- キューブタイガー
- ジュウオウタイガー専用のホワイトタイガー型ジュウオウキューブ。カラーは白。ナンバーは5。
- 両肩の爪から爪型の光弾を発射することが可能。
- ジュウオウキングおよびジュウオウワイルドの腰から膝を構成する。
- ワイルドジュウオウキングの上半身を構成する。
- キューブゴリラ
- ジュウオウゴリラ専用のゴリラ型ジュウオウキューブ。カラーは黒と赤。ナンバーは6。
- 右肩にビッグワイルドキャノンを担いでいる。また、浮遊させたビッグワイルドキャノンからブランコを垂らしそれに掴まりながらの攻撃も可能。
- ジュウオウワイルドの上半身を構成する。
- ワイルドジュウオウキングの右腕を構成する。
- キューブキリン
- キリン型ジュウオウキューブウエポン。カラーはオレンジ。人間界で発見された、王者の資格より一回り小さい王者の資格のような形の石から変化した。長い首を瞬間的に伸縮させての頭突き攻撃を得意とする。
- ウエポンモードは「キリンバズーカ」。必殺技はエネルギー弾を連射するキリンバズーカ・ジュウオウファイア。
- ワイルドジュウオウキングの左脚側面を構成する。
- キューブモグラ
- モグラ型ジュウオウキューブウエポン。カラーは紫。鼻のドリルを回転させながら繰り出す突進攻撃を得意とする。
- ウエポンモードは「モグラドリル」。必殺技はその場で回転し、その勢いを乗せてドリルで刺し貫くモグラドリル・ジュウオウブレイク。
- ワイルドジュウオウキングの右脚側面を構成する。
- キューブクマ
- クマ型ジュウオウキューブウエポン。カラーは茶色。斧岩山の山頂にある斧型の岩から変化した。
- ウエポンモードは「クマアックス」。必殺技は上段から振り下ろして敵を叩き割るクマアックス・ジュウオウインパクト。
- ワイルドジュウオウキングの武装となる。
名称 全高 全幅 全長 重量 スピード 出力 初登場 ジュウオウキューブ キューブイーグル 12.5m 39.5m 24.0m 600t マッハ1 500万馬力 第1話 キューブシャーク 17.5m 13.0m 30.0m 200ノット キューブライオン 20.0m 22.5m 400km/h キューブエレファント 15.5m 18.5m 29.5m キューブタイガー 18.0m 13.0m 33.0m 500km/h キューブゴリラ 26.0m 26.0m 33.0m 800t 350km/h 700万馬力 第6話 ジュウオウキューブウエポン キューブキリン 24.5m(動物モード)
9.0m(ウエポンモード)4.5m(動物モード / ウエポンモード) 12.5m(動物モード)
27.0m(ウエポンモード)200t 400km/h 150万馬力 第3話 キューブモグラ 9.0m(動物モード)
10.0m(ウエポンモード)4.5m(動物モード)
7.0m(ウエポンモード)25.0m(動物モード)
25.0m(ウエポンモード)380km/h 第9話 キューブクマ 9.0m(動物モード)
18.0m(ウエポンモード)4.5m(動物モード / ウエポンモード) 18.0m(動物モード)
11.0m(ウエポンモード)350km/h 第13話
巨大ロボ
ジュウオウキングとジュウオウワイルドはいずれも空中に出現した3つの炎の四角い枠を先に通り抜けた3体のジュウオウキューブのみが合体可能で、合体に加わらなかった残りのジュウオウキューブは後方支援で戦闘に参加する場合もある。合体する際はティンパニのロールの効果音をバックにキューブが回転し、下から順にキューブナンバーを読み上げる。操縦席は合体したジュウオウキューブ内の操縦席3つが横並びにくっついた状態になっている。当初は3体だけが合体していたが、合体後は操縦席に3人そろっていなくても操縦が可能であるため、キューブゴリラの参入後はジュウオウイーグルまたはジュウオウゴリラが合体後の乗り換えやジュウオウキューブの同時召喚・合体を駆使することで両者の共闘が可能となった。
ワイルドジュウオウキングは空中に出現した8つの炎の四角い枠を通り抜けた全てのジュウオウキューブおよびジュウオウキューブウエポンが合体する。合体する際はジュウオウキングやジュウオウワイルド同様にティンパニのロールの効果音をバックにキューブが回転し、下から順にキューブナンバーを「4・3・2・5・1・6」と読み上げる。操縦席は合体したジュウオウキューブ内の操縦席5つが横並びにくっついた状態になっている。
倒された敵はキューブ状になって散る。
ジュウオウキング・ジュウオウワイルドとも劇中では合体バリエーションの呼称は区別されないが、公式サイト・書籍などでは合体するジュウオウキューブのナンバーを併記して区別している[13]。
造形では、特撮監督の佛田洋の提案によりあえて関節を少なくすることにこだわっている[3]。
ジュウオウキング
キューブイーグルを中心とした巨大化した3つのジュウオウキューブが積み重なり、そのキューブをビッグキングソードが上から貫き各部が展開することで完成する巨大ロボ。
- ジュウオウキング 1・2・3
- イーグル・シャーク・ライオンの3体が下から3・2・1の順に動物合体した、ジュウオウキングの基本形態。イーグルのスピード、シャークの柔軟性、ライオンの攻撃力を兼ね備えている。武器はキングソード。
- 必殺技はキングソードで円を描いた後、左下から右上に斜め斬りを放つキングソード・ジュウオウ斬り。
- ジュウオウキング 1・5・4
- イーグル・タイガー・エレファントの3体が下から4・5・1の順に動物合体した、ジュウオウキングの第2形態。イーグルのスピード、タイガーの素早さ、エレファントのパワーを兼ね備えている。機動性と肉弾戦に特化しており、膝の爪などを利用した足技が得意。
- 必殺技は両足でキックを叩き込むジュウオウメガトンキック。
ジュウオウワイルド
キューブゴリラを中心とした巨大化した3つのジュウオウキューブが積み重なり、そのキューブにキューブゴリラのビッグワイルドキャノンが変形した頭部が合体し各部が展開することで完成する巨大ロボ。
ビッグワイルドキャノンから分離したバズーカ砲のワイルドキャノンを装備している。
必殺技は腕から拳をミサイルのように6発連射するワイルドロケットナックル。
- ジュウオウワイルド 6・5・4
- ゴリラ・タイガー・エレファントの3体が下から4・5・6の順に動物合体した、ジュウオウワイルドの基本形態。ゴリラの防御力、タイガーの敏捷性、エレファントのパワーを兼ね備えている。また、ジュウオウキング 1・5・4と異なり膝の部分に爪はない。
- ワイルドキャノンからビームを発射するワイルドキャノンビームも使用可能。
- ジュウオウワイルド 6・2・3
- ゴリラ・シャーク・ライオンの3体が下から3・2・6の順に動物合体した、ジュウオウワイルドの第2形態。ゴリラの防御力、シャークの柔軟性、ライオンの攻撃力を兼ね備えている。
ワイルドジュウオウキング
6体のジュウオウキューブおよびキリンとモグラが動物大合体し各部が展開することで完成する巨大ロボ。第13話ではクマが変形したクマアックスを装備する。
タイガー・シャーク・ライオン・エレファントの4体が下から4・3・2・5の順に積み重なり、イーグルとゴリラがタイガーの左右に合体する。その後ビッグキングソードがタイガーの上から貫き、胸にビッグワイルドキャノンが変形したキューブ、右脚側面にモグラ、左脚側面にキリン、頭部にワイルドキャノンが変形したパーツがそれぞれ合体することで完成する。ジュウオウキングとジュウオウワイルドの能力を兼ね備えている。
必殺技は全身から動物モードのジュウオウキューブおよびジュウオウキューブウエポン型の光弾を発射するジュウオウダイナミックストライク。
スペック
- 特記のない限り数値はテレビ朝日公式サイトの記述に基づく[11]。
デスガリアンの戦力
- サジタリアーク
- デスガリアンのアジトである弓矢を模した宇宙船。
- 基地内にはバーカウンターのスペースがある他、チェスやダーツ盤が置いてあり、カジノを思わせる概観になっている。
- トライアングラー
- 三角形形状のデスガリアンの戦闘機。
- メーバメダル
- デスガリアンの戦闘兵であるメーバを生み出す銀色のメダル。
- コンティニューメダル
- 上記のメーバメダルにジニスが自身の細胞を注入することで生み出す、金色のメダル。これを取り込んだプレイヤーや幹部は巨大化する。デスガリアン直属でない者でもねじ込む形であれば使用可能であり、第7話ではショッカー怪人であるシオマネキングに用い巨大化させた。
- メダルを投入する役割を受け持つナリアは、直前に「ジニス様の細胞から抽出したエネルギーです。無駄遣いせぬよう励みなさい」と伝え、投入されたプレイヤーは巨大化後に彼女に対して「サンキュー、ナリア![注釈 9]」と返事をする。
- ギフト
-
- 身長:210cm(巨大化時:50.4m)/体重:567kg(巨大化時:1134.0t)
- 地球侵略前にジニスが開発した殺戮マシーン。第10、11話に登場。対応機種はアブレーションレールガン、ジャンルはぶっ壊しアクション。
- 一度に10個もの惑星を滅ぼすほどの威力を持つが、「ゲームにならない」という理由から長年封印されていた。コンティニューメダルを使わず自らの意思で巨大化することができる。当初はドームに触れた生物を消滅させるというブラッドゲームで使用されたゲームを終了させるための解除スイッチに擬態しており、ジュウオウジャーがそのスイッチを押したことで起動し、本来の姿を現した。初戦では持ち前の実力でジュウオウジャーはおろか、ジュウオウキングとジュオウワイルドの2体掛かりの攻撃をもものともせずジュウオウジャーたちを圧倒したが、再戦時にワイルドジュウオウキングの登場により形勢逆転され、最後はジュウオウダイナミックストライクで攻撃を撃ち破られ、破壊された。
ザワールドの装備・戦力
- ザライト
- ザワールドがフォームチェンジやキューブの召喚および合体の際に使用する懐中電灯型のアイテム。
- ザガンロッド
- 釣り竿型の武器。各フォームによって形態を変化させ、ライノスフォーム時とクロコダイルフォーム時には「ロッドモード」、ウルフフォーム時は「ガンモード」を使用する。また、ライノスフォームではロッドモードの先から釣り糸状のものを出し相手の武器などを絡め取る。
キューブ
ジュウオウキューブに対抗して造られたザワールドの巨大戦力。フォームの種類に合わせて3つ存在する。
ライノスを除くキューブの大きさはジュウオウジャーの所有物と同じである。
- キューブクロコダイル
- 金色でナンバーは7。キューブ形態からワニ型に変型する。
- 噛み付きが得意。口から光線を発射することも可能。
- トウサイジュウオーの右腕を構成する。
- キューブウルフ
- 銀色でナンバーは8。キューブ形態からオオカミ型に変型する。
- トリッキーにとびはねハンターのように高い場所から攻撃する戦法も得意。
- トウサイジュウオーの頭胸部を構成する。
- キューブライノス
- 黒色でナンバーは9。
- キューブ形態を持たないサイ型のトレーラーで、キューブ形態のクロコダイルとウルフを荷台に搭載している。
- スピードを活かした突進攻撃を使う。
- 前部はトウサイジュウオーの脚と左腕、後部の荷台はトウサイジュウオーの肩と腰を構成する。
スペック
名称 全高 全幅 全長 重量 スピード 出力 初登場 ジュウオウキューブ キューブクロコダイル 不明 13.0m 37.5m 600t 450km/h 500万馬力 18話 キューブウルフ 不明 20.0m 32.0m 550km/h キューブライノス 不明 28.0m 100.5m 2800t 500km/h 2300万馬力
トウサイジュウオー
キューブライノスを中心にクロコダイルとウルフが動物合体したザワールド専用巨大ロボ。 ワイルドジュウオウキングと互角以上の戦闘力持つ。
必殺技は右腕のビッグクロコダイルジョーズから三つ巴のアニマルビームを放つ。トウサイトリプルザワールド
スペック
名称 全高 全幅 胸厚 重量 スピード 出力 初登場 トウサイジュウオー 48.5m 61.0m 不明 4000t 500km/h 3300万馬力 第18話
設定・用語
- ジューランド
- ジューマンたちが暮らす異世界。リンクキューブによって人間界と繋がっている。現在はリンクキューブが壊れているために行き来が出来ない状態となっている。
- ジューマン
- ジューランドの住人で、人間と同じような体型や服装と知能を持ちながらも動物の外見と本能や特性を併せ持つのが特徴の生命体。しかし、セラ、レオ、タスク、アム、鳥男は王者の資格の力により本来の姿であるジューマン態に加えて人間態にも姿を変えられるようになったが、人間態になってもセラには尾びれが、レオ、タスク、アムには尻尾がそのまま残っており、これらはデスガリアンなどの邪悪な敵が襲来したことを感知した際に直立し、さらに殺気の強さに比例して尾びれや尻尾に痛みが生じる。ただし、距離が遠すぎる場合や殺気を出さない機械が相手の場合などは反応しない。なお、人間態への変身はレオいわく「人間のふりをするのもいろいろ疲れる」とのこと[ep 2]。誰もが王者の資格の力で人間態になれるわけではなく、レオの持つ王者の資格をラリーが使用しても効果はなかった[ep 7]。また、気を失うとジューマン態に戻ることもある。
- その姿ゆえに一部の人間からは怖がられる存在でもあるが、ガブリオの襲撃時にラリーによって救出された少女[ep 4]や、古本屋「ひねくれ堂」の店主の大岩源九郎[ep 11]、タスクが公園で絵本を読み聞かせた子供たち[ep 11]などその姿に一切動じない者も少なからずいる。
- サイのジューマン、ワニのジューマン、オオカミのジューマン
- 第16話に登場。デスガリアンに捕らわれ、吊るされていた3人のジューマンたち。いずれも本名は不明で容姿も顔の一部と後姿以外は描かれなかった。ジニスの持つ謎のキューブの力で無理矢理ジューマンパワーを奪い取られ、その力を同様に捕らわれていた人間の男性をザワールドに変身させるために利用された。
- 王者の資格
- ジューマンを守る力を秘めた、クリスタル状のキューブ。全部で6つ存在し、この内のジュウオウジャーのメンバーが持つ5つはジュウオウチェンジャーに変化した。大和の物は幼少時代に鳥男によって渡されており、残る1つはデスガリアン襲撃の際にリンクキューブから外れてしまい、何者かに拾われて所在不明となった[ep 23]。そのためジュウオウジャーは、日課として紛失した王者の資格を探し続けていたが、第11話で鳥男が拾い持ち去っていたことが判明する。
- リンクキューブ(LINK CUBE)
- 人間界とジューランドを繋ぐ、巨大なキューブ型の物体。窪みに王者の資格を装填すると、キューブが開いて人間界とジューランドを行き来することが可能だが、王者の資格が6個すべてそろった状態でないと移動できない。キューブが開く際にはジュウオウチェンジャーと同じく上部が回転する動作を行う。第1話でジャグドの攻撃により人間界側のリンクキューブが破壊され、さらに王者の資格の1つが紛失したためセラたち4人はジューランドに帰れなくなった[ep 23]。
- アトリエ・モリ(ATELIER MORI)
- 真理夫が暮らしている木造の家。場所は森の中にあり、ここで仕事をしたり、動物のコスプレをしてなりきっていることもある。大和の下宿先でもあり、ジューランドへ帰還することができなくなったセラたち4人のジューマンもしばらくはここで生活することとなる。
- ブラッドゲーム(BLOOD GAME)
- デスガリアンが行う侵略及び破壊活動も兼ねた、生物をいたぶり殺戮する遊び。内容はオーナーのジニスを喜ばせた者が勝者となる。
キャスト
中尾暢樹は本作品がテレビドラマ初出演、柳美稀は本作品が女優デビュー作、渡邉剣は本作品がテレビドラマ初レギュラー出演、立石晴香は本作品がモデル引退後の芸能界復帰初仕事となる[14]。
レギュラー・準レギュラー
- 風切大和 / ジュウオウイーグル(声) / ジュウオウゴリラ(声) - 中尾暢樹[15] / 阿由葉朱凌(幼少期)
- セラ (人間態 / ジューマン態の声)/ ジュウオウシャーク(声) - 柳美稀[15]
- レオ(人間態 / ジューマン態の声) / ジュウオウライオン(声) - 南羽翔平[15]
- タスク(人間態 / ジューマン態の声) / ジュウオウエレファント(声) - 渡邉剣[15]
- アム(人間態 / ジューマン態の声) / ジュウオウタイガー(声) - 立石晴香[15]
- 森真理夫 - 寺島進[15]
- 鳥男(人間態 / ジューマン態の声) - 村上幸平[16]
- ザワールド(声) - 國島直希[注釈 10]
声の出演
ゲスト
- 恵太 - 木村聖哉(1)
- 男の子 - 近藤大雅(1)
- カップル男 - 町井祥真(3)
- カップル女 - 加藤葵(3)
- バスの運転手 - 益成竜也(3)
- 青年 - 長倉正明(4)
- ユージ - 田中彪(4)
- ラリー(声) - 石塚運昇[17](5, 6)
- 女の子 - 吉田空(6)
- 天空寺タケル / 仮面ライダーゴースト(声) - 西銘駿(7)
- ユルセン(声) - 悠木碧(7)
- 平松大輔 - 岩井拳士朗(8)
- ユリナ - 安生悠璃菜(10)
- 父親 - 松木研也(10)
- レポーター - 重廣礼香(11)
- 大岩源九郎 - 堀内正美(12)
- 会社員 - にわつとむ(12)
- 高校生A - 奧崎海斗(12)
- 高校生B - 田村升吾(12)
- 五十嵐百合 - 井上小百合(乃木坂46)(13)
- 不破数宏 - 長田成哉(14)
- 不破まりん - 白本彩奈(14)
- トオル - 新田健太(16)
- ヒロシ - 橋渡竜馬(16)
- 健斗 - 加藤憲史郎(17)
- 健斗の父 - お宮の松(17)
スーツアクター
- ジュウオウイーグル[3] / ジュウオウゴリラ[17][18] - 浅井宏輔
- ジュウオウシャーク / セラ(ジューマン態)- 五味涼子[8]
- ジュウオウライオン[19][3] / レオ(ジューマン態)[8] - 竹内康博
- ジュウオウエレファント[19][3] / タスク(ジューマン態)[8] - 中田裕士
- ジュウオウタイガー[8] / アム(ジューマン態)[19][3] - 下園愛弓
- ジニス - 神尾直子[10]
- ナリア - 蜂須賀祐一[10]
- クバル - 清家利一[10]
- アザルド - 岡元次郎[10]
- ラリー - 日下秀昭[17]
- シオマネキング(7)[20]、ドロボーズ(14)[21] - 村岡弘之
- ギフト(10, 11) - 今井靖彦[22]
スタッフ
スーパー戦隊シリーズで数多くの作品に参加した香村純子がメインライターを初担当[23][4]。劇中音楽制作には亀山耕一郎を起用。 敵キャラクターのデザインはレギュラーを前作に引き続き篠原保が、ゲスト怪人を前作で一部の怪人を手掛けた豊田幸秀がそれぞれ担当する[10]。
- 原作 - 八手三郎、石ノ森章太郎 (第7話のみ)
- 連載 - テレビマガジン、てれびくん
- プロデューサー - 佐々木基・井上千尋(テレビ朝日)、宇都宮孝明・柴田宏明・望月卓(東映)、矢田晃一・深田明宏(東映エージエンシー)
- 脚本 - 香村純子、荒川稔久、田中仁
- 音楽 - 亀山耕一郎
- アクション監督 - 福沢博文(レッド・エンタテインメント・デリヴァー)
- 特撮監督 - 佛田洋(特撮研究所)
- 撮影 - 松村文雄、大沢信吾
- 照明 - 柴田守
- 美術 - 大谷和正
- 録音 - 伝田直樹
- MA・選曲 - 宮葉勝行
- 編集 - 阿部嘉之
- スプリクター - 高山秀子、森みどり
- チーフ助監督 - 杉原輝昭
- 制作担当 - 東正信
- ラインプロデューサー - 青柳夕子
- 計測 - 相葉実
- 撮影助手 - 佐藤真之、西村翔
- 照明助手 - 山崎豊、玉川直人、石川由華
- 録音助手 - 藤井順也、辻克己、中村健太
- 装置 - 紀和美建
- 装飾 - 塩満義幸、山口康孝、淀名和祐介、大前瑠美(東京美工)、高津装飾美術
- セット付 - 桑原良太
- 衣裳 - 波田恵里奈(東京衣裳)
- メイク - 柿原由佳、田中梨沙、松本愛美(サンメイク)
- 操演 - 橋本一輝(ライズ)
- 助監督 - 谷本健晋、森本悠太、葉山康一郎
- ダンス指導 - 松見裕子、濱田有紀
- 進行主任 - 滝沢栄、田中耕作、石切山義貴
- 進行助手 - 石井宏樹
- キャラクターデザイン - 篠原保、豊田幸秀
- 企画協力 - 企画者104
- 資料担当 - 松井大、馬場竜太
- デザイン協力 - プレックス
- 造型 - レインボー造型企画、前澤範、前澤護、吉川学
- 音響効果 - 小川広美(大泉音映)
- MAオペレーター - 錦織真里
- EED - 長澤亮祐(東映デジタルラボ)
- EED助手 - 原田侑(東映デジタルラボ)
- 編集助手 - 佐々木裕、勝間田純平、板倉直美、三樹章子
- 技術運営 - 八木明広
- 仕上進行 - 辻今日子
- ラインプロデューサー補 - 佐々木幸司
- 制作デスク - 辻絵里子
- AP - 菅野あゆみ
- 広報AP - 上浦侑奈、川勝宥典
- 宣伝 - 大川希
- インターネットデータ放送 - メディプレ
- 視覚効果 - 沖満
- 絵コンテ - 田中浩二、伊藤康洋
- デジタル合成
- 日本映像クリエイティブ - 柳原嘉宣、上田茂、光田望、髙橋和也、斉藤幸一、坂本将太郎、渡邉亮太、竹内大稀、足立麻沙子、前田尚宏
- キュー・テック - 照井一宏、宇津川達郎、沼野太朗
- アンダーグラフ - 小林敬裕、青山寛映、幸坂慶介
- スープ・デジタル - 藤村光貴、大川崇子
- ACT Designs.inc. - 岡本直樹
- ミックジャパン - 泉昌人、福田仁史
- 日本エフェクトセンター - 泉谷修、小柴浩、おかゆうみ
- フレームワークス・エンターテインメント - 杉村克之、後藤亜由美、岡本晃、森山徹也、谷井一気、石井優樹
- 國米修市、キムラケイサク、林潔、笹江政毅、大谷喜朋、山本達也、岩谷和行
- (株)特撮研究所
- 撮影 - 岡本純平
- 撮影助手 - 内田圭、下釜七恵
- 照明 - 安藤和也
- 照明助手 - 関澤陽介
- 美術 - 松浦芳
- 美術助手 - 髙橋一、鶴田智也、秋山拓海
- 助監督 - 小串遼太郎、前畠慎悟
- 操演 - 中山亨
- 操演助手 - 和田宏之、黒田政紀、小杉啓人
- ミニチュア製作 - ミューロン
- 協力 - 石森プロ (第1、7話)
- 技術協力 - 東映ラボ・テック、おいぬビジョン、グレートインターナショナル、ブル、M・SOFT、enRoute、GRIFFITH、Quantal Rio
- 動物彫刻協力 - 馬塲稔郎、はしもとみお、本多絵美子、井戸博章
- 衣裳協力 - チャハネ、Kahiko、spinns、WEGO、JEANS MATE
- 美術協力 - kakesu
- メイク協力 - MAPLE
- 【仮面ライダーゴースト・ユニット】
- 音楽 - 坂部剛
- アクション監督 - 宮崎剛(ジャパンアクションエンタープライズ)
- 助監督 - 上堀内佳寿也、茶谷和行
- 小道具 - 岩田智久(東京美工)
- キャラクター管理 - 小野島泰宏、中村豊
- 音響効果 - 大野義彦(大泉音映)
- 監督 - 柴﨑貴行、加藤弘之、中澤祥次郎、竹本昇
- 制作 - テレビ朝日、東映、東映エージェンシー
音楽
- オープニングテーマ「動物戦隊ジュウオウジャー」[24]
- 作詞:藤林聖子 / 作曲・歌:高取ヒデアキ(Project.R) / 編曲:籠島裕昌 / コーラス:ヤング・フレッシュ / 演奏:Z旗
- コーラスを担当するヤング・フレッシュにスペシャルゲストとして堀江美都子が参加している。
- 第1話は映像が特別版となっており、大和を除くジュウオウジャー4人はジューマン態のみ登場し、デスガリアンのシーンに同話登場のチームリーダー・ジャグドが加わっている。また、同話のみ前奏の一部及びオープニングナレーションが省略されている。
- エンディングテーマ「レッツ! ジュウオウダンス」[24]
- 作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:谷本貴義 / 歌:大西洋平(Project.R) / コーラス:ヤング・フレッシュ / 音楽プロデュース:八木仁 / 振付:パパイヤ鈴木
- 映像中に4色のキューブが登場し、データ放送ではどのキューブに動物が隠れているかを当てる「どうぶつかくれんぼ」が行われる。エンディング終了後は正解発表と同時にキューブに隠れている動物の映像が映される。詳細は#放送日程を参照。
- 第12話ではインストゥルメンタル版が劇中BGMとして使用された。
- 6月5日放送分では「夏休み企画」と題して、エンディングダンスのダンス映像の募集が発表された。
放送日程
- 「エンディングの動物映像」の括弧内は、その動物が飼育されている場所を表す。
- 特番による放送休止は以下の通り。
- 2016年6月19日・・・第116回全米オープンゴルフのため
放送日 | 放送回 | サブタイトル | 登場怪人 | 脚本 | 監督 | エンディングの動物映像 |
---|---|---|---|---|---|---|
2016年 | 2月14日1 | どきどき動物ランド |
|
香村純子 | 柴﨑貴行 | |
2月21日 | 2 | この星をなめるなよ |
|
|||
2月28日 | 3 | 帰りたいけど帰れない |
|
加藤弘之 |
| |
3月 6日 | 4 | リングに吼えろ |
|
| ||
3月13日 | 5 | ジャングルの王者 |
|
中澤祥次郎 |
| |
3月20日 | 6 | ワイルドなプレゼント | ||||
3月27日 | 7 | ゴゴゴゴーストが出た | 荒川稔久 | 竹本昇 |
| |
4月3日 | 8 | サバンナのメロディー |
|
香村純子 |
| |
4月10日 | 9 | 終わらない一日 |
|
荒川稔久 | 柴崎貴行 | |
4月17日 | 10 | 最も危険なゲーム |
|
香村純子 |
| |
4月24日 | 11 | 動物大集合 |
| |||
5月 1日 | 12 | はなのみじかいゾウ |
|
田中仁 | 中澤祥次郎 |
|
5月 8日 | 13 | 山頂の目撃者 |
|
香村純子 |
| |
5月15日 | 14 | ウソつきドロボーおバカ系 | 荒川稔久 | 加藤弘之 |
| |
5月22日 | 15 | 戦慄のスナイパー |
| |||
5月29日 | 16 | ジューマンをさがせ |
|
田中仁 | 竹本昇 |
|
6月5日 | 17 | エクストラプレイヤー、乱入 |
|
香村純子 |
| |
6月12日 | 18 | きざまれた恐怖 | 中澤祥次郎 |
|
放送局
放送対象地域 | 放送局 | 放送期間 | 系列 | 放送時間 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
日本全域 (一部地域除く) |
テレビ朝日(制作局) ほかANN系列局全24局 |
2016年2月14日‐ | テレビ朝日系列 | 日曜 7:30 - 8:00 |
遅れネット局
放送対象地域 | 放送局 | 放送期間 | 系列 | 放送時間 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
山梨県 | 山梨放送 | 2016年2月21日‐ | 日本テレビ系列 | 日曜 5:30 - 6:00[注釈 11] | |
福井県 | 福井テレビ | 2016年2月23日‐3月22日 2016年4月3日‐ |
フジテレビ系列 | 火曜 15:53 ‐ 16:23 日曜 5:30 - 6:00[注釈 12] |
|
宮崎県 | 宮崎放送 | 2016年2月24日‐ | TBS系列 | 水曜 15:30 - 16:00 | |
島根県・鳥取県 | 山陰中央テレビ | 2016年2月26日‐ | フジテレビ系列 | 金曜 16:20 - 16:50 | |
富山県 | 北日本放送 | 2016年2月28日‐ | 日本テレビ系列 | 日曜 6:30 - 7:00[注釈 13] | |
徳島県 | 四国放送 | 2016年3月4日‐3月25日 2016年4月1日‐ |
日本テレビ系列 | 金曜 16:20 - 16:50[注釈 14] 金曜 10:55 - 11:25 |
|
高知県 | テレビ高知 | 2016年3月6日‐ | TBS系列 | 日曜 6:15 - 6:45[注釈 15] |
ネット配信
配信対象地域 | 配信先 | 更新時間 | 備考 |
---|---|---|---|
日本全域 | 東映特撮公式ファンクラブ | 毎週日曜8:30更新 | 配信後は常時配信 |
他媒体展開
- 映画
-
- 『手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー THE MOVIE 忍者・イン・ワンダーランド』
- 2016年1月23日公開。前作『手裏剣戦隊ニンニンジャー』と前々作『烈車戦隊トッキュウジャー』のクロスオーバー作品。ジュウオウジャーが放送に先駆けて登場する[25]。
- 『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー ドキドキ サーカス パニック!』
- 2016年8月6日公開予定。
- テレビ
-
- 『仮面ライダーゴースト』
- 「春休み合体ヒーロー祭り」と称して、3月27日放送(本放送局)の第24話に、本作品より風切大和 / ジュウオウイーグルがゲスト出演[26]。同日放送の本作品第7話には同作品より天空寺タケル / 仮面ライダーゴースト、ユルセンもゲスト出演しており[27]、本作品にて対面済みである事を踏まえた描写も盛り込まれている。
脚注
注釈
- ^ 「動物戦隊」という名称は『帰ってきた侍戦隊シンケンジャー 特別幕』や『帰ってきた特命戦隊ゴーバスターズVS動物戦隊ゴーバスターズ』などに登場した別世界の戦隊の名称としても用いられていたが、企画時には特に気に留める者はいなかったという[3]。
- ^ 基本的には大和が変身したイーグルもしくはゴリラが発言するが、他の戦士が発言することもあり、それに伴い語尾が変化する場合もある。第16話では真理夫も発言している。第11話ではイーグルが発言するも「オレたちをなめるなよ」という形になっている。
- ^ レオからは「地獄耳」と言われている[ep 9]。
- ^ ただし、冒頭での「どうぶつかくれんぼ」の解説の際は、他メンバーと同様の乗りの良さを見せる。
- ^ 第4話で大和とアムにセラかレオどちらかの私物のにおいを嗅いで探索するように頼まれた際には、セラの私物のにおいを嗅ぐわけにいかずレオの靴下の臭いを嗅いで探索している。
- ^ 雑誌[要文献特定詳細情報]表記ではプレーヤーと呼称されている場合が多い。
- ^ セラいわく「ナマケモノになりきって10時間も外の木にぶら下がっていたこともある」、タスクいわく「カルガモの群れに並んで歩いてたという話も聞いた」とのこと[ep 1]。
- ^ ただし、キューブキリンのウエポンモードはDX玩具の外箱に記載された数値に基づく。
- ^ ただし、第15話にてハンタジイは「ありがとうよ、ナリア」、第16話に登場したマントールは「グラシアス、ナリア!」と返している。
- ^ 16話のクレジットは捕らわれの男
- ^ 8月28日は「24時間テレビ「愛は地球を救う」」放送のため休止予定。
- ^ 5月29日は「UEFAチャンピオンズリーグ 2015-16決勝、アトレティコ・マドリード対レアル・マドリード」の中継のため休止予定。また7月24日も「FNS27時間テレビ」のため休止予定。
- ^ 8月28日は「24時間テレビ「愛は地球を救う」」放送のため休止予定。
- ^ 3月11日は東日本大震災5周年に伴い、「news every.」の16・17時台を臨時ネットしたため休止。
- ^ 4月10日はマスターズゴルフ中継のため休止。
出典
- ^ 東映公式サイト, PRE00 動物戦隊ジュウオウジャー 2016年1月2日閲覧.
- ^ a b c “スーパー戦隊40作目『動物戦隊ジュウオウジャー』2・14スタート”. ORICON STYLE|ヒットが見える トレンド情報サイト (2015年12月26日). 2016年1月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l 東映HM53 2016, pp. 4–5, 「ZYUOHGER PRODUCER INTERVIEW 宇都宮孝明」
- ^ a b 東映HM53 2016, pp. 2–3
- ^ a b c d e 宇宙船152 2016, pp. 64–65, 「[インタビュー]香村純子」
- ^ “忍者の次は3つの姿持つ「動物戦隊ジュウオウジャー」!レッドに中尾暢樹”. ナタリー (2015年12月26日). 2016年3月14日閲覧。
- ^ 名称は講談社のテレビえほん「動物戦隊ジュウオウジャー かくせい! 5だい しんパワー」より。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 東映公式サイト, 動物戦隊ジュウオウジャー 第1話 どきどき動物ランド 2016年2月7日閲覧
- ^ 公式サイトでの解説に記載された原文より。
- ^ a b c d e f 東映HM53 2016, pp. 20–21, 「ZYUOHGER CHARACTER FILE 敵キャラクター編」
- ^ a b c テレビ朝日公式サイト, ジュウオウキング 2016年2月22日閲覧
- ^ a b c 宇宙船152 2016, p. 58
- ^ 宇宙船152 2016, p. 59.
- ^ 東映HM53 2016, pp. 6–14, 取材・構成 大黒秀一「ZYUOHGER MAIN CAST SPECIAL CROSS TALK 中尾暢樹×柳美稀×南羽翔平×渡邉剣×立石晴香」
- ^ a b c d e f “動物戦隊ジュウオウジャー”. テレビ朝日. 2016年1月1日閲覧。
- ^ dolcestarnewsのツイート(696106410426302464)
- ^ a b c 東映公式サイト, 動物戦隊ジュウオウジャー 第5話 ジャングルの王者 2016年3月6日閲覧
- ^ 東映HM53 2016, pp. 86–91, 「東映ヒーロー仮面俳優列伝 浅井宏輔」.
- ^ a b c 『手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー THE MOVIE 忍者・イン・ワンダーランド』パンフレットより
- ^ 東映公式サイト, 動物戦隊ジュウオウジャー 第8話 サバンナのメロディ 2016年3月27日閲覧
- ^ 東映公式サイト, 動物戦隊ジュウオウジャー 第15話 戦慄のスナイパー 2016年5月15日閲覧
- ^ “Twitter / @JAE今井靖彦@今井ん家:10.11話はジュウオウジャーの敵を演じてましたが...”. 2016年5月8日閲覧。
- ^ 宇宙船151 2015, p. 72.
- ^ a b “「動物戦隊ジュウオウジャー」テーマ曲は高取ヒデアキ&大西洋平”. ナタリー. (2016年1月2日) 2016年1月15日閲覧。
- ^ 宇宙船151 2015, p. 60.
- ^ 仮面ライダーゴースト 第24話 出現!謎の戦士! | 東映[テレビ]
- ^ 動物戦隊ジュウオウジャー 第7話 ゴゴゴゴーストが出た | 東映[テレビ]
- ^ 【本能覚醒!】動物戦隊ジュウオウジャー 特別先行動画 [公式] 東映特撮YouTube Official
参照話数
- ^ a b c d e f g 第16話。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 第2話。
- ^ a b c d 第11話。
- ^ a b c d e 第6話。
- ^ a b c d 第3話。
- ^ a b c d 第9話。
- ^ a b c d e f 第5話。
- ^ 第2・6・9・17話。
- ^ a b 第17話。
- ^ a b c 第8話。
- ^ a b c d e 第12話。
- ^ a b 第4話。
- ^ 第3・8話。
- ^ a b c 第15話。
- ^ 第8・15話。
- ^ 第13話。
- ^ a b c 第7話。
- ^ a b c d 第10話。
- ^ 第4・11話。
- ^ 第1・2話。
- ^ 第10・15話。
- ^ a b 第14話。
- ^ a b c 第1話。
- ^ 第16、17話。
- ^ 第11・16話。
- ^ 第8・13話。
- ^ 第1・10・11話。
参考文献
- 宇宙船(ホビージャパン)
- 『宇宙船』vol.151(WINTER 2016.冬)、ホビージャパン、2015年12月29日、ISBN 978-4-7986-1147-1。
- 『宇宙船』vol.152(SPRING 2016.春)、ホビージャパン、2016年4月1日、ISBN 978-4-7986-1218-8。
- 『東映ヒーローMAX』VOLUME 53(2016 WINTER)、辰巳出版、2016年3月10日、ISBN 978-4-7778-1651-4、雑誌コード:66117-07。
外部リンク
- “テレビ朝日公式サイト”. テレビ朝日. 2016年2月15日閲覧。
- “東映公式サイト”. 東映. 2016年2月15日閲覧。
- 動物戦隊ジュウオウジャー (@zyuohger_toei) - X
テレビ朝日系 日曜7時台後半 (スーパーヒーロータイム1枠) |
||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
手裏剣戦隊ニンニンジャー
(2015年2月22日 - 2016年2月7日) |
動物戦隊ジュウオウジャー
(2016年2月14日 - ) |
-
|