ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧
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ハリー・ポッターの登場人物では、小説『ハリー・ポッター』シリーズに登場する架空の人物を解説する。
名前は初登場時の「通常用いられる呼び名・(結婚後の)姓」に統一し、ミドルネームは省略(例:ロナルド・ビリウス・ウィーズリー→ロン・ウィーズリー)。ただしいくつかの例外もある(例:フィニアス・ナイジェラス・ブラック(作中では一貫してフィニアス・ナイジェラスと呼ばれているため)など)。また旧姓が判明している人物については旧姓も付記。
主要人物
- ハリー・ポッター (Harry James Potter)
- 本作の主人公。ヴォルデモートに命を狙われたが、歴史上唯一生き残ったため「生き残った男の子」や「選ばれし者」と呼ばれる。額には当時受けた呪いのために出来た稲妻型の傷がある。くしゃくしゃの黒髪で母譲りの緑の目、丸い眼鏡を掛けている。後にジニー・ウィーズリーと結婚した。
- ロン・ウィーズリー (Ronald Bilius "Ron" Weasley)
- ハリーの親友。赤毛でのっぽ。ウィーズリー家の六男。生きているクモが苦手。兄たちが全員優秀なためひけ目を感じていたが、第5巻の「不死鳥の騎士団」で監督生となった。また、最終巻の「死の秘宝」の最終章である19年後では、ハーマイオニー・グレンジャーと結婚した。
- ハーマイオニー・グレンジャー (Hermione Jean Granger)
- ハリーの親友。マグル出身の魔女だが学年一の秀才。親は2人とも歯医者。初めはハリーやロンとそりが合わなかったが、トロールに襲われているところをハリーとロンに助けられ親友となった。栗色のふさふさの髪の毛の持ち主で、前歯が大きいと、四巻途中までは描写されている。
ホグワーツ魔法魔術学校
- 教職員
→「ホグワーツの教職員」を参照
- 生徒
→「ホグワーツの生徒」を参照
- ゴースト、絵画
→「ホグワーツ魔法魔術学校 § ゴースト」、および「ホグワーツ魔法魔術学校 § 絵画」を参照
闇の魔法使い
ヴォルデモート一派
- ヴォルデモート
- 本名トム・マールヴォロ・リドル。物語史上、最凶・最悪の闇の魔法使い。魔法界では「例のあの人」、「名前を言ってはいけないあの人」、「闇の帝王」などと呼ばれ、広く恐れられている。サラザール・スリザリンの最後の子孫。蛇語を話せる。魔法にも極めて長けている。
- 死喰い人
→「死喰い人」を参照
その他の闇の魔法使い
- ゲラート・グリンデルバルド
- ダンブルドアの蛙チョコレートのカードに書かれていた。1945年にダンブルドアと戦い、敗北した。その後、自分に敵対する人物を収容していた「ヌルメンガード」に自分が収容された。
- 腐ったハーポ
- ギリシアの闇の魔法使い。パーセルマウスで、バジリスクを創りだした。
- 悪人エメリック
- 魔法史の教科書に載っている。中世初期、「ニワトコの杖」を持ち英国南部を暴れまわっていた人物。極悪人エグバードと幾度も決闘をしていたが最後には若くして敗死し、エグバードに杖を奪われた。
- 極悪人エグバート
- 悪人エメリックを殺害し「ニワトコの杖」を手に入れた。
- ゴデロット
- エグバードが「ニワトコの杖」を所有してから1世紀を経て、その杖を所有していた人物。闇の魔術の学問の第一人者でもあるが、息子のヘレワードに自宅の地下室に幽閉され非業の死を遂げる。
- ヘレワード
- ゴデロットの息子。自らの手で父を自宅の地下室に幽閉、死に追いやり「ニワトコの杖」を奪ったとされる。
- バーナバス・デベリル
- 18世紀初頭、「庭床(ニワトコ)の杖」を所有した人物。杖を使って自分は恐ろしい魔法戦士だという評判を打ち立てたがロクシアスに殺害される。
- ロクシアス
- バーナバス・デベリルを殺害し「ニワトコの杖」を手に入れた悪名高い人物。デベリルから奪った杖を「死の杖」と改名し幾多の殺人を行った。その後何者かに殺害されたとされ(殺害犯と主張する人物は、彼の実母を含め多数いる)、「ニワトコの杖」の足跡は彼の所で途絶える。
- アーカス
- ロクシアスから杖を奪ったと主張する魔法使いの一人
- リビウス
- ロクシアスから杖を奪ったと主張する魔法使いの一人
不死鳥の騎士団
→「不死鳥の騎士団」を参照
魔法省
→「魔法省」を参照
主要人物の家族
- ダーズリー家(マグル)
- ハリーの叔母であるペチュニア・ダーズリーの一家。11歳までハリーの養育をしていた。ハリーがホグワーツへ入学して以降も、夏休みの間は帰宅していた。ハリの視点で解説する。
- 伯母=ペチュニア・ダーズリー(旧姓エバンズ)
- ハリーの叔母(姉妹の長幼の順について)。息子のダドリーに非常に甘い。馬のような顔をしている。
- 伯父=バーノン・ダーズリー
- ペチュニアの夫。マグルであり魔法を全く理解しない。ハリーを嫌っており、ひどい扱いをする。ドリルを製造するグリニングス社の社長。
- 従兄=ダドリー・ダーズリー
- ペチュニアとバーノンの息子でハリーの従兄。食いしん坊でかなり太っている。ハリーの魔法の力におびえながらもいじめようとしてくる。
- 伯母=マージョリー・ダーズリー
- バーノンの姉妹で、外見もバーノンと似通っている。ダーズリー夫妻からは「マージ」と呼ばれており、夫妻以上にハリーを見下して嫌っている。自宅では犬を12匹飼っている。バーノン同様金持ちで、甥のダドリーにはやはり甘く、20ポンドの束を小遣いに与えた。日本語版では当初、バーノンの「姉」と表記されていたが、後に翻訳者が著者に確認し「妹」と修正された。しかし、「ポッターモア」の作者の書下ろしコンテンツでは、マージが姉であるという記述がされている。
- 『ポッターモア』によれば、時々犬の面倒見を任せているファブスター大佐に恋をしているが、マージのおぞましい性格を知っているファブスター大佐はマージと交際・結婚する気はなく、そのことが彼女の無礼な振る舞いに拍車をかけているという。
- 3巻でダーズリー一家のところに1週間遊びに来たが、滞在最終日にハリーの両親を侮辱した為、怒ったハリーが魔法を暴走させてしまい、風船のように膨らませられ天井に飛ばされてしまった。その後、魔法省の魔法事故リセット部隊が駆けつけて彼女の記憶を修正、実害は発生しなかった。なお、その後ハリーはマージに会うことはなかったとのこと。
- 映画では『アズカバンの囚人』に登場し、パム・フェリスが演じた。日本語版の吹き替えは磯辺万沙子が担当した。原作ではハリーの魔法により天井へ飛ばされてしまうが、映画では部屋を飛び出して上空まで飛ばされてしまった。
- ウィーズリー家
- 純血の一族だが、祖先に半純血も混ざっている。「間違いなく純血の血筋」とされる「聖28一族」のひとつだが、そのなかに含まれたことに抗議した。ロンの視点で紹介する。
- 父=アーサー・ウィーズリー
- 魔法省の役人。第5巻からは不死鳥の騎士団としても活動する。
- 母=モリー・ウィーズリー(旧姓プルウェット)
- 専業主婦。第5巻からは不死鳥の騎士団としても活動する。
- 長兄=ビル・ウィーズリー
- グリンゴッツ魔法銀行勤務。5巻からは不死鳥の騎士団としても活動する。
- 次兄=チャーリー・ウィーズリー
- ドラゴン使い。第5巻からは不死鳥の騎士団としても活動する。
- 三兄=パーシー・ウィーズリー
- ホグワーツを卒業後、魔法省に就職。
- 四兄及び五兄=フレッド・ウィーズリー、ジョージ・ウィーズリー
- 悪戯好きの一卵性双生児。5巻でホグワーツを退学、ダイアゴン横丁で悪戯専門店を開く。
- フレッドはホグワーツ最終決戦で20歳の若さで戦死。
- 長女兼末子=ジニー・ウィーズリー (Ginevra Molly "Ginny" Weasley/Potter)
- ハリーに憧れている。後にハリー・ポッターと結婚。
- 叔父=ビリウス
- 死神犬を見た24時間後に亡くなった。生前はパーティを盛り上げる花形で、ファイアウィスキーを飲んでダンスフロアに上がり、ローブの下から花束を取り出すなど、フレッドとジョージからは慕われていた。
- 祖父=セプティマス・ウィーズリー
- 祖母=セドレーラ・ウィーズリー(旧姓ブラック)
- 叔母=テシー・ウィーズリー
- 映画でのみ登場。ビリウスの妻だと思われる。
- 義姉=フラー・ウィーズリー
- 三大魔法学校対抗試合のボーバトン代表。ヴィーラの血を引いている美女。6巻でロンの兄ビルと付き合うようになる。7巻でビルと結婚。
- 長女=ローズ・ウィーズリー
- 長男=ヒューゴ・ウィーズリー
- ハーマイオニーとの子。
- 甥、姪=ビクトワール・ウィーズリー、ドミニク・ウィーズリー、ルイ・ウィーズリー
- ビルとフラーの子。ビクトワールは後にテディ・リーマス・ルーピンと恋仲になる。
- プルウェット家
- 「間違いなく純血の血筋」とされる「聖28一族」のひとつ。モリー・ウィーズリーの実家。モリーの視点で紹介する。
- 大叔母=ミュリエル・プルウェット
- 7巻時点で107歳。ウィーズリー兄妹の中ではビルを可愛がっており、ビルの結婚式で新婦のフラー・デラクールに所蔵のティアラを貸した。映画版ではマテロック・ギブスが演じた。日本語版の吹き替えは沢田敏子が担当した。
- いとこ=ランスロット
- 聖マンゴの癒者。
- 弟=ギデオン・プルウェット、フェービアン・プルウェット
- モリーの弟達。不死鳥の騎士団の創立メンバーで、後に死喰い人のアントニン・ドロホフ達に殺された。フェービアンの腕時計は、7巻前半のハリーの誕生日にモリーからハリーにプレゼントされた。
- イグネイシャス・プルウェット
- シリウスとモリーの伯父。
- ルクレティア・プルウェット(旧姓ブラック)
- シリウスとモリーの伯母。ブラック家参照。
- マルフォイ家
- 本作でもっとも登場する純血の名家。「間違いなく純血の血筋」とされる「聖28一族」のひとつ。ドラコの視点で紹介する。
- 父=ルシウス・マルフォイ
- 元ホグワーツ理事にして死喰い人。
- 母=ナルシッサ・マルフォイ(旧姓ブラック)
- ブラック家三姉妹の三女。
- 祖父=アブラクサス・マルフォイ
- 相当の歳で龍痘にかかり死亡。第6巻でのドラコの言動から、ホラス・スラグホーンと面識がありドラコの誕生後に死亡したことが判明している。
- 先祖=ブルータス・マルフォイ
- 17世紀の人物で、「戦う魔法戦士」という反マグル雑誌の編集長。1675年、マグル贔屓の魔法使いの魔力が弱いという偏見めいた文章を書き、それを世間に定着させた。
- 先祖=ルシウス・マルフォイ
- エリザベス一世に求婚して断られた腹いせに呪いをかけた。
- 先祖=アーマンド・マルフォイ
- 国王ウィリアム一世に仕え、謎のいかがわしい魔法(ほぼ確実に魔法を使う)仕事をこなした見返りとして、ウィルトシャー州に地方領主から没収した一等地を与えられた。
- 妻=アステリア・マルフォイ(旧姓グリーングラス)
- ホグワーツの最終決戦のあと、ドラコと結婚している。
- 息子=スコーピウス・マルフォイ
- ドラコとアステリアの息子で、終章で登場。
- ロングボトム家
- 純血の名家で「間違いなく純血の血筋」とされる「聖28一族」のひとつ。ある意味ポッター家と同じ運命を持つ。ネビルの視点で紹介する。
- 父=フランク・ロングボトム
- 元不死鳥の騎士団員。優秀な闇祓いであり妻のアリスと共に人望があった。ヴォルデモート失踪後、彼を探す死喰い人のベラトリックス・レストレンジ、バーテミウス・クラウチ・ジュニア達に「磔の呪い」で拷問され、廃人となった。聖マンゴに入院中。
- 母=アリス・ロングボトム
- 元不死鳥の騎士団員。優秀な闇祓いであった。ヴォルデモート失踪後、夫と共にベラトリックス・レストレンジ、バーテミウス・クラウチ・ジュニア達に「磔の呪い」で拷問され、廃人となった。聖マンゴに入院中だが、息子のネビルや義母のオーガスタが訪ねてきても分からない状態である。第5巻でマッド・アイ・ムーディがハリーに見せた古いボロボロの写真にも写っていた。それによると丸顔で、人懐っこい顔でネビルそっくりである。
- 祖母=オーガスタ・ロングボトム
- 厳格かつ実力を重視する人物で学力や魔法の優秀さを第一に求めており、ハリーやハーマイオニーを高く評価している。一方でネビルのことは「一族の恥」と叱っていたが、5巻以降の著しい成長ぶりもきちんと評価しており、7巻では「一族の誇り」とネビルを称えている。
- 戦闘能力は高いようで、7巻では孫の抵抗活動を辞めさせるために闇の陣営から送り込まれた闇祓いでダンブルドアが一流と認める実力者のドーリッシュを返り討ちにした。ドーリッシュは聖マンゴ病院に長期入院するほどの打撃を受け、ネビルから笑い物にされた。また階段を素早く駆け上がるなど、高齢にしては身体能力も高いと思われる。その一方、マクゴナガルによるとホグワーツ在学中、O.W.L試験で「呪文学」を落としたらしく、そのためかネビルに「呪文学は軟弱な選択」と吹き込んでいた。終盤のホグワーツ最終決戦にも参戦した。
- 大叔父=アルジー・ロングボトム
- ネビルに、ヒキガエルのトレバーや植物のミンビュラス・ミンブルトニアをプレゼントした。
- 大叔母=エニド・ロングボトム
- ?=カリドーラ・ロングボトム(旧姓ブラック)
- ハーファング・ロングボトムの妻。ブラック家参照。
- ?=ハーファング・ロングボトム
- カリドーラ・ロングボトムの夫。
- ブラック家
- 「間違いなく純血の血筋」とされる「聖28一族」のひとつにして、純血中の純血。ゆえに自らを「最も由緒正しい血脈」と称し、魔法界における事実上の王族を名乗っている。多くの人物は、星座に由来する名前を持っている。
- 多くの家系との繋がりがあり、ポッター家やウィーズリー家、マルフォイ家をはじめ、ロングボトム家、プルウェット家、マクミラン家、スリザリン家系のクラウチ家、クラッブ家、フリント家、ブルストロード家、ヤックスリー家、ロジエール家、レストレンジ家などあらゆる純血家系と繋がりを持つ。更にはスリザリンが提唱した純血主義に色濃く染まっており、マグルやマグル出身の魔法使いを擁護する魔法使い、スクイブやマグル及びマグル生まれの魔法使いは漏れなく家系図より削除されている。
- 他家へ嫁いだ・家系図から排除した人物を除き、ブラック家直系は不幸が続いた結果、「シリウス・ブラックが(家名を継ぐ)最後の一人」とされている。シリウスの死後はブラック家全ての資産はシリウスの被後見人であるハリー・ポッターが相続した。シリウスの視点で紹介する。
- 父=オリオン・ブラック(1929-1979)
- グリモールド・プレイス12番地にあるブラック邸に、位置探知不可能呪文などの保護呪文を施した。名前の由来はギリシャ神話のオーリーオーン及びオリオン座から。
- 母=ヴァルブルガ・ブラック(1925-1985)
- 現在はブラック家に肖像画として残っている。
- 弟=レギュラス・ブラック(1961-1979)
- 元死喰い人。後に離反した。R.A.Bの正体。
- 曽祖父=シリウス・ブラック(1877-1952)
- 曽祖母=ヘスパー・ブラック(旧姓ガンプ)
- 祖父=アルクトゥルス・ブラック(1901-1991)
- 魔法省に多額の寄付をしたことによりマーリン勲章を授与された。名前の由来はうしかい座の恒星アークトゥルスから。
- 祖母=メラニア・ブラック(旧姓マクミラン)
- 大叔母=リコリス・ブラック(1904-1965)
- 大叔父=レギュラス・ブラック(1906-1959)
- 叔母=ルクレティア・プルウェット(旧姓ブラック、1925-1992)
- 名前の由来は小惑星ルクリーシアから。
- 曽祖父=シグナス・ブラック(1889-1943)
- 曽祖母=ヴァイオレッタ・ブラック(旧姓ブルストロード)
- 大叔母=ドレア・ポッター(旧姓ブラック、1920-1977)
- 大叔父=マリウス・ブラック
- スクイブであったため家系図から抹消されていた。
- 大叔母=カシオペヤ・ブラック(1915-1992)
- 名前の由来はカシオペヤ座から。
- 祖父=ポルックス・ブラック(1912-1990)
- 名前の由来はギリシャ神話のポリュデウケース及びふたご座の恒星ポルックスから。
- 祖母=イルマ・ブラック(旧姓クラッブ)
- アラミンタ・メリフルアの叔母。
- 叔父=アルファード・ブラック
- 故人。シリウスに資金援助をしたために家系図から消された。名前の由来はうみへび座の恒星アルファルドから。
- 叔父=シグナス・ブラック(1929-1979[1])
- ベラトリックス、アンドロメダ、ナルシッサの父。名前の由来ははくちょう座から。
- 叔母=ドゥルーエラ・ブラック(旧姓ロジエール)
- ベラトリックス、アンドロメダ、ナルシッサの母。
- 従姉=ベラトリックス・レストレンジ(旧姓ブラック、1951-1998)
- 死喰い人を参照。
- 従姉=アンドロメダ・トンクス(旧姓ブラック、1953頃-)
- →「不死鳥の騎士団 § 関係者」を参照
- 従姉=ナルシッサ・マルフォイ(旧姓ブラック、1955-)
- マルフォイ家を参照。
- 母親の従姉=アラミンタ・メリフルア
- マグル狩りを合法化しようとした。
- 曾曾曾曾祖叔母=ヘスター・ブラック(1820?-?)
- 曾曾曾曾祖叔母=フィービー・ブラック(1810-1882)
- 曾曾曾曾祖叔父=エダーダス・リメット・ブラック(1820-1899)
- 家系図から抹消された最初の人物。
- 曾曾曾曾祖叔母=アレクシア・ワルキン・ブラック(1810?-?)
- 曾曾曾曾祖母=マゼンタ・ブラック(旧姓トライプ)
- 曾曾曾曾祖父=リコラス・ブラック(1808?-1872)
- 曾曾曾祖伯母=ミサピノア・ブリッシュウィック(旧姓ブラック、1826-1926)
- 曾曾曾祖叔父=アルクトゥルス・ブラック(1835-1893)
- 曾曾曾祖母=エラ・ブラック(旧姓マックス)
- 曾曾曾祖父=シグナス・ブラック(1829-1851)
- 高祖叔母=アイラ・ヒッチェンス(旧姓ブラック)
- マグルのボブ・ヒッチェンスと結婚したため家系図から抹消されている。
- 高祖叔母=エラドーラ・ブラック(1850-1931)
- 「屋敷しもべ妖精がまともにお茶を運べなくなったら首を刎ねる」というブラック家の伝統を打ち立てた。
- 高祖伯父=シリウス・ブラック(1845-1853)
- 高祖父=フィニアス・ナイジェラス・ブラック(1847-1925)
- 曽祖伯母または曽祖叔母=ライサンドラ・ブラック(旧姓ヤックスリー)
- 曽祖伯父または曾祖叔父=アルクトゥルス・ブラック(1884-1959)
- 曽祖伯母または曽祖叔母=ベルヴィーナ・バーク(旧姓ブラック、1886-1962)
- 曾祖伯父または曾祖叔父=フィニアス・ブラック
- マグルの活動を援助したことから家系図から抹消されている。
- 従祖叔母=カリドーラ・ロングボトム(旧姓ブラック、1915-)
- 従祖叔母=セドレーラ・ウィーズリー(旧姓ブラック)
- 血を裏切るウィーズリー家の人物と結婚したため家系図から抹消された。
- 従祖叔母=チャリス・クラウチ(旧姓ブラック、1919-1973)
- ゴーント家
- サラザール・スリザリンの末裔に当たる家系で、ヴォルデモートの母の一家。「間違いなく純血の血筋」とされる「聖28一族」のひとつ。狂信的な純血主義で知られ、いとこ同士で結婚する風習がある。ヴォルデモートの視点で紹介する。
- 祖父=マールヴォロ・ゴーント
- モーフィンとメローピーの父親で、ヴォルデモートの祖父。明るい褐色の瞳を持つ、パーセルマウスであり、純血主義者でもある。
- リトル・ハングルトンの反対の谷にある荒小屋に住んでいたが、ウィゼンガモット法廷への召喚状を届けに来た魔法省の役人から息子を守る為に暴力を振るい、6ヶ月間アズカバンに収監された。出所後、自宅に戻ると娘は手紙を残したまま失踪しており、このショックとアズカバン収監による衰えから、息子の出所を待たずに1927年頃に死亡した。
- マールヴォロは蘇りの石が埋め込まれた指輪を持っており、自身をペベレル家の子孫であると主張していた。この指輪は、後に孫のヴォルデモートによって分霊箱にされている。なお、孫ヴォルデモートのミドルネームは彼の名前を取っている。映画版には未登場。
- 伯父=モーフィン・ゴーント
- 髪は埃塗れで、目は小さく外斜視であり、歯が数本欠けているという不気味な風貌の男。パーセルマウスである。作中にパーセルタング以外での会話は見られず、父もわざわざ彼にはパーセルタングで話すことから、英語は話せないようである。
- トム・リドルを魔法で蕁麻疹にした罪で逮捕され、マグルを魔法で襲った前科があったことから3年間アズカバンに収監された。出所後の1943年8月頃、ヴォルデモートの来訪を受けるが、杖とマールヴォロの指輪を奪われ、挙句に記憶を改竄されてリドル一家殺害の濡れ衣を着せられた。
- 再度収監されたアズカバンでは、指輪を失ったことだけを気にしていた。死の少し前にダンブルドアとの面会で記憶を提供し、ダンブルドアは彼が無実であると推測するも、釈放は間に合わなかった。映画版には未登場。
- 母=メローピー・ゴーント
- ヴォルデモート]]の母親で、名前はギリシア神話に登場するメロペーに由来する。髪に光沢はなく、目は外斜視。顔は青白く、ぼってりとしているなど、その外見は美人とは言いがたい。加えて、父や兄から虐待を受けながら育った為、表情が打ちひしがれている。
- 近隣のリトル・ハングルトンに住むマグル、トム・リドルに恋をするが、純血主義のモーフィンは妹の恋に反対し、トムに危害を加える。これが原因で父と兄がアズカバンに投獄され、生まれて初めて家族から解放されたメローピーは、「愛の妙薬」を使ってトムと駆け落ちし、子供を身篭る。
- しかしその数ヵ月後、トムは妊娠中の彼女を捨ててリトル・ハングルトンへ帰郷してしまう(ダンブルドアは、夫の心を魔法で操作することに耐えられなくなったメローピーが「愛の妙薬」の使用をやめたが、魔法が解けたトムは妻子への愛情や義務感を持ち合わせておらず、メローピーを見捨てたと推測している)。
- 夫を失ったショックから魔法を使わなくなり、収入源でもあったトムが去ったことで生活が困窮する(困窮のあまり、先祖伝来の家宝であるロケットをボージン・アンド・バークスにたった十ガリオンで売り払っている)。そして1926年12月31日、マグルの孤児院に飛び込んで男の子を出産し、トム・マールヴォロ・リドルと名付けた後、約1時間後に死亡した。映画版には未登場。
- スネイプ家
- セブルスの視点で紹介する。
- 母=アイリーン・スネイプ(旧姓プリンス)
- 純血。ホグワーツ在学中は、ゴブストーン・チームのキャプテンだった。
- 父=トビアス・スネイプ
- マグル。妻とは不仲で、妻を怒鳴りつける描写がある。
- ダンブルドア家
ある事件がきっかけで家族中が不幸に見舞われてしまう。アルバスの視点で紹介する。
- 父=パーシバル・ダンブルドア
- アリアナに暴行したマグルの少年を攻撃してアズカバンに収容され、そこで獄中死する。
- 母=ケンドラ・ダンブルドア
- アルバスがホグワーツを卒業した直後、アリアナの発作による事故で死亡。
- 弟=アバーフォース・ダンブルドア
- 若い頃は奇妙な人物であったらしい。山羊に不適切な魔法をかけ起訴されたことがある。
- かつて妹アリアナの死を巡ってアルバスと仲違いしていた。その後仲直りし、不死鳥の騎士団に加わっていた。7巻に登場し、パブ「ホッグズ・ヘッド」のバーテンダーをつとめていたことが判明した。
- 妹(末子)=アリアナ・ダンブルドア
- 魔法が使えないため、ダンブルドア家と親しいごく一部の人物を除いて、その存在は知られていなかった。アルバスがホグワーツを卒業した数ヶ月後に死亡し、アルバスとアバーフォースの不和の原因となった。6歳の頃に、魔法を使っているところ(アバーフォースが言うにはこの年頃の魔法使い・魔女は魔法の力の制御はできない)を3人のマグルの少年に見られてしまい乱暴される。それが原因で精神的に不安定となってしまい、自分を抑えきれなくなると魔法が発動するようになる。それを隠すように一家はゴドリックの谷に引越し、ひっそりと暮らすようになる。しかし、アリアナが14歳のとき、アバーフォースが留守中、魔法が発動し母を殺してしまった。その後、家長となったアルバスの元にゲラート・グリンデルバルドが現れるようになる。後に彼とアバーフォースとの間に口論が生じ、これが戦闘に発展してしまい(アルバスはゲラートを止めようとしたが)、誰かが放った呪いがアリアナの命を奪ってしまった。
- おば=オノリア・ダンブルドア
- 生涯独身を通した。一時は魔法省魔法不正使用取締局勤務の魔法使いと婚約をしていたが、本人曰く「その男が「毛の生えた心臓」を持っていることに気付いた」ため婚約破棄した(ただし、噂ではその男が数匹のホークランプを可愛がっていて、それが当人にとってショックだったからであるという)。
- トンクス家
- ニンファドーラの視点で紹介する。
- 父=テッド・トンクス
- マグル生まれの魔法使い。7巻でヴォルデモート陣営に殺害された。→詳細は「不死鳥の騎士団 § 関係者」を参照
- 母=アンドロメダ・トンクス(旧姓ブラック)
- ブラック家出身で、ベラトリックスとナルシッサの姉妹がいる。マグル生まれのテッドと結婚したことで、家系図から抹消された。→詳細は「不死鳥の騎士団 § 関係者」を参照
- ペベレル家
- 何世紀にも前に姓名が絶えてしまった純血の家系。「吟遊詩人ビードルの物語」に登場する三人兄弟はこの家の三兄弟がモデルである。
- アンチオク・ペベレル
- 長男。強力な杖を欲しあるいは作ったため、力に飢えた人々に殺害された。
- カドマス・ペベレル
- 次男。蘇りの石を欲しあるいは作ったために、死者への執着を断てず、かつて『妻にと望んだ女性』と添い遂げるために自害した。この時点で誰かと結婚しており、残された子供はゴーント家の先祖になった。
- イグノタス・ペベレル
- 三男。透明マントを欲しあるいは作り、それを息子に譲る。ゴドリックの谷の墓地に彼の墓がある。息子はポッター家の先祖となった。
- ポッター家
- ポッター家は非常に古い一族だが、ハリー・ポッターの誕生までは魔法界の歴史の表舞台に現れることはなく、辺境での堅実で快適な生活に満足してきた。ポッターという姓はマグルとしても珍しくない姓であるため、「純血一族一覧」の匿名編集者はマグルの血が混じっていることを疑い、「聖28一族」からポッター家を排除した。ハリーの視点で紹介する。
- ジェームズ・ポッター
- ハリーの父。ハリーが1歳のハロウィーンの日にヴォルデモートに殺された。セブルス・スネイプとは犬猿の仲。
- リリー・ポッター(旧姓エバンズ)
- ハリーの母。ジェームズと同じくハロウィーンの日にヴォルデモートに殺された。セブルス・スネイプの片思いの相手でもあった。
- 祖父=フリーモント・ポッター
- ヘンリーの息子でジェームズの父。ホグワーツではグリフィンドール寮に所属。父方の祖母の旧姓がファーストネームの由来であるが、この名前が原因でホグワーツではひどくからかわれた。スリークイージーの直毛薬(たった2滴でどんな癖っ毛もまっすぐになる)を発明したことにより、ポッター家の財産を4倍にした。引退の際に会社を売却し莫大な利益を得ても、子どもを持つことができなかったことの埋め合わせにはならないと思っていたが、妻ユーフェミアが待望の息子ジェームズを妊娠・出産したときには大きな衝撃を受け、興奮した。息子の親友シリウス・ブラックが16歳で家出をした際にはシリウスを息子同然にかわいがり、毎週日曜には夕食に招待した。
- 祖母ユーフェミア・ポッター
- フリーモントの妻でジェームズの母。魔法界の基準でもかなりの高齢で待望の息子ジェームズを妊娠・出産した。家出をしたシリウスを息子同然にかわいがった。
- 曽祖父=ヘンリー・ポッター
- ラルストンの直系の子孫でフリーモントの父。1913年から1921年までウィゼンガモットで陪審員を務めた。時の魔法大臣アーチャー・エバモンドが、魔法使いたちの第一次世界大戦への介入を禁止したことを非難し、小規模な抗議を起こした。彼のマグル社会に関する行き過ぎた言動は、ポッター家が「聖28一族」から排除される大きな要因となった。
- 先祖=ラルストン・ポッター
- ハードウィンとアイオランシの直系の子孫。1612年から1652年までウィゼンガモットで陪審員を務め、秘密法の強力な支持者だった。
- 先祖=ハードウィン・ポッター
- リンフレッドの長男。アイオランシ・ペベレルと結婚し、透明マントの継承に関する妻の意志を尊重した。
- 先祖=アイオランシ・ポッター(旧姓ペベレル)
- イグノタス・ペベレルの孫娘で、ゴドリックの谷出身。その世代で最年長だったため、父から祖父の透明マントを受け継いだ。新たな世代の最年長者に透明マントを継承すること、透明マントの継承を秘密にすることを夫に願った。
- 先祖=スティンチコムのリンフレッド
- 12世紀の魔法使いでハードウィンの父。村では愛すべき人物だが変わり者として知られていた。彼が『ポッタラー(Potterer=ぶらぶらしている人の意)』というあだ名で呼ばれていたことがポッター家の家名の由来となった。数多くの実験を経て様々な治療薬の発明とその販売に成功し、7人の子どもたちに莫大な財産を残した。
- チャールズ・ポッター
- ドレアの夫。
- ドレア・ポッター(旧姓ブラック)
- チャールズの妻。ブラック家参照。
- 長男=ジェームズ・シリウス・ポッター
- 次男=アルバス・セブルス・ポッター
- 長女=リリー・ルーナ・ポッター
- ハリーとジニーの子。
- バーク家
- 「間違いなく純血の血筋」とされる「聖28一族」のひとつ。
- カラクタカス・バーク
- ボージン・アンド・バークスの創業者の一人。かつてホグワーツを卒業した直後のヴォルデモートが働いていた「夜の闇横丁」の店「ボージン・アンド・バークス」の創設者の一人(もう一人はボージン)。物語の時点では店を切盛りしているのはボージンだけなので、既に引退していると思われる。映画には未登場。
- メローピー・ゴーント所有の|スリザリンのロケットを不当な安値で買い取ったり、まだ若いヴォルデモートをコキ使ったなどと、非情な性格をしている。ヘプジバ・スミスと交友関係にあり、スリザリンのロケットをスミスに高値で売り渡した(しかしロケットは後にメローピーの息子であるヴォルデモートに奪い返された)。
- ハーバート・バーク
- ベルヴィーナの夫。
- ベルヴィーナ・バーク(旧姓ブラック)
- ハーバートの妻。ブラック家参照。
- クラウチ家
- 「間違いなく純血の血筋」とされる「聖28一族」のひとつ。
- カスパー・クラウチ
- チャリスの夫。
- チャリス・クラウチ(旧姓ブラック)
- カスパーの妻。ブラック家参照。
- バーテミウス・クラウチ・シニア
- 魔法省参照。クラウチ・ジュニアの父。
- バーテミウス・クラウチ・ジュニア
- 死喰い人参照。
- マクゴナガル家
- ミネルバの視点で紹介する。
- 母=イゾベル・マクゴナガル(旧姓ロス)
- 才能ある魔女だったが、マグルとの結婚、マグルの村での生活により、魔法を隠して生活する羽目になる。
- 父=ロバート・マクゴナガル・シニア
- マグルの牧師。妻イゾベルが魔女だと知っても拒絶しなかった。
- 弟=マルコム・マクゴナガル、ロバート・マクゴナガル・ジュニア
- ミネルバと同じく、魔法力を父に隠して生活する羽目になる。
- ルーピン家
- リーマスの視点で紹介する。
- 父=ライアル・ルーピン
- 魔法省勤務。尋問で人狼を侮辱してフェンリール・グレイバックを怒らせた。
- 母=ホープ・ルーピン(旧姓ホーウェル)
- 保険会社に勤務していたマグル。森でボガートに襲われたところをライアルに助けられた。
- リドル家(マグル)
- マグルの一家で、ヴォルデモートの生家。ヴォルデモートの視点で紹介する。
- 祖父母=トーマス・リドル、マリー・リドル
- 金持ちだったが、高慢で礼儀知らずな性格だったため、村人からは嫌われていた。1943年、息子と共にヴォルデモートに殺害された。二人とも名前は原作には登場せず、映画で設定されたもの。映画では墓石のみ登場した。
- 父=トム・リドル・シニア
- ハンサムだが傲慢で礼儀知らずだったため、両親共々村人からは嫌われていた。
- メローピー・ゴーントに愛の妙薬を飲まされ、メローピーと駆け落ちする。その後は2人でロンドンで暮らしていたが、メローピーが薬を盛るのを止めた途端に彼女を棄て、両親の元に帰った。生まれてきた息子を探そうともしなかったが、1943年にリドル家にやって来た息子ヴォルデモートによって、両親と共に殺された。この際、ヴォルデモートはトム・リドル・シニアを生贄として『マールヴォロ・ゴーントの指輪』を分霊箱にしたほか、4巻でヴォルデモートの肉体を復活させる際の材料(父親の骨)として、彼の遺骨が使用された。映画では、『炎のゴブレット』で墓のみ登場した。
- 義母=セシリア
- トム・リドル・シニアの婚約者。
- その他
- カッサンドラ・トレローニー
- シビル・トレローニーの曽々祖母。偉大な予言者と謳われていた。旧姓はバブラッキー。
- メアリー・エリザベス・カターモール
- 魔法ビル規制管理部に勤務するレジナルド・カターモールの妻。“マグル生まれ”であるため、魔法省の尋問を受けた。映画版ではケイト・フリートウッドが演じた。
- メイジー、エリー、アルフレッド
- カターモール家の子供たち。
- アメリア・ボーンズ
- スーザン・ボーンズの母で、魔法省の役人。死喰い人に殺害された。
- エドガー・ボーンズ
- アメリアの弟で、スーザンの叔父。不死鳥の騎士団の創設メンバーだったが、死喰い人に殺害された。
- オットー・バグマン
- ルード・バグマンの弟。変な力を持つ芝刈り機を使用したらしい。
- ファーガス
- シェーマス・フィネガンの従兄。どこでも姿くらましをしてシェーマスをいらいらさせた。
イギリス国外の魔法使い
→「§ クィディッチ・ワールドカップ決勝戦の関係者」も参照
- ブルガリア(北欧)
- イゴール・カルカロフ (Igor Karkaroff)
- ダームストラング専門学校校長。元死喰い人で、司法取引により罪を免れた。
- ビクトール・クラム (Viktor Krum)
- 三大魔法学校対抗試合のダームストラング代表。クィディッチW杯ブルガリア代表シーカー。
- ハーマイオニーに好意を寄せる。
- ポリアコフ (Poliakoff)
- ダームストラング校の生徒。ワインをねだりカルカロフに怒られた。
- グレゴロビッチ
- 杖職人。昔、ゲラート・グリンデルバルドに「ニワトコの杖」を奪われた。最期はニワトコの杖を求めたヴォルデモートに殺された。映画版では『死の秘宝 PART1』に登場。ラデ・シェルベッジアが演じた。日本語版の吹き替えは外谷勝由が担当した。
- オブランスク
- ブルガリアの魔法大臣。
- フランス
- オリンペ・マクシーム
- ボーバトン魔法アカデミー校長。洗練されたフランス人であり、話し方もフランス訛り(ハグリッドに半巨人の事に触れられた際の発言で骨をおねと発言していることからもわかる)。ハグリッド並みの巨大な女性で、巨人の血を引いていると思われるが、ハグリッドから発言された際には本人は「骨が太いだけ」と怒って否定している。ハグリッドからは上の名前の「オリンペ」と呼ばれる。ハグリッドとは仲の良い様子を見せていた。ダンブルドアの要請を受け、ハグリッドと共に巨人の説得を試みる。好戦的な性格で、同じく巨人の説得を行っていた死喰い人に何度も攻撃を仕掛けようとしてハグリッドに制止されていた。魔法の実力も優秀で、死喰い人の説得を受け入れ、攻撃してきた巨人をいとも簡単に組み伏せた。映画版では『炎のゴブレット』と『死の秘宝 PART1』に登場。フランシス・デ・ラ・トゥーアが演じた。日本語版の吹き替えは久保田民絵が担当した。
- フラー・デラクール (Fleur Delacour)
- 三大魔法学校対抗試合のボーバトン代表。ヴィーラの血を引いている美少女。6巻でロンの兄ビルと付き合うようになる。7巻でビルと結婚。
- ガブリエール・デラクール (Gabrielle Delacour)
- フラーの妹。ハリーが四学年時には8歳。三大魔法学校対校試合の第2の課題で人質になるが、ハリーによって救助される。そのことでハリーに好意を持ったような様子を見せ、第7巻前半で姉フラーの結婚式に出席するために「隠れ穴」に来訪してハリーに再会した際には、頬を赤らめていた。
- アポリーヌ・デラクール (Apolline Delacour)
- フラー、ガブリエルの母。ビルとフラーの結婚式に出席するため夫やガブリエルと共に「隠れ穴」に来訪した。
- アラブ
- アディ・バシール
- 英国に魔法の絨毯を輸出したがっていたアラブの魔法使い。後に不正取引で捕まった。
その他の登場人物
歴史上の人物
- コーネリアス・アグリッパ
- 蛙チョコカードに載っている昔の魔法使い。
- プトレマイオス
- 蛙チョコカードに載っている昔の魔法使い。
- モルガナ
- 蛙チョコカードに載っている昔の魔女。
- ヘンギスト
- 蛙チョコカードに載っている昔の魔法使い。
- アルベリック・グラニオン
- 蛙チョコカードに載っている昔の魔法使い。
- キルケ
- 蛙チョコカードに載っている昔の魔女。
- パラセルサス
- 蛙チョコカードに載っている昔の魔法使い。
- マーリン
- 蛙チョコカードに載っている昔の魔法使い。
- ルークス・スパタード
- 蛙チョコカードに載っている昔の魔法使い。
- ニコラス・フラメル
- 錬金術で賢者の石を作った人。ハリーが1年生の時に665歳。オペラ愛好家。デボン州に住む。実在の人物である。
- ペレネレ・フラメル
- ニコラス・フラメルの妻。ハリーが1年生の時に658歳。
- 奇人ウリック
- クラゲを帽子替わりに被る風変わりな魔法使い。その他、「オーグリーの鳴き声は死の予兆である」との迷信から、飼っていた50匹のオーグリーが鳴くのを聞いて自分が死んでゴーストになったと思い込み、壁を通り抜けようとして脳震盪を起こしたり、長く聞くと正気を失わせるフウーパーの鳴き声は実は健康に良いと主張し、それを証明するために3ヶ月間その鳴き声を聞き続けて結果を発表したが、その際彼が頭に死んだアナグマをかぶっただけの姿だったために信用されなかった、などのエピソードがある。実はレイブンクロー寮である。
- 熱血漢エフリック
- 熱血漢エフリックの反乱が魔法史に載っている。
- 変わり者のウェンデリン
- 魔女狩りの際、47回もわざと火あぶりになった魔法使い。魔法史の宿題で登場。
- ピエール・ボナコー
- 国際魔法使い連盟の初代最高魔法使い。トロールに権利を与えようとしたため、凶暴な山トロールにてこずっていたリヒテンシュタインの魔法使いは国際魔法使い連盟に加盟しようとせず、フランスで行われた第一回目の会合にも参加しなかった(その会議に出席しようとした子鬼は締め出された)。
- バードック・マルドゥーン
- 14世紀の魔法使い評議会委員長。「ヒトたる存在」を「2本足で歩くもの」と規定して会議を開いたが、2本足の鳥や怪物などが会場で騒いだために成立しなかった。
- リセット・ド・ラパン(兎のリセット)
- 1422年にパリで魔女判決を受けた魔女。処刑前夜に独房から姿を消した。その後については明確ではないが、実は動物もどきで、ウサギに変身することができたため独房を脱出し、ドーバー海峡を大鍋で渡り、ヘンリー6世の相談役になったとの推定がある。
- バーバルス・ブラッグ
- 魔法使い評議会委員長。1269年クィディッチにスニジェットを持ち込む。
本の著者
- ミランダ・ゴズホーク
- 『基本呪文集(1年〜7年用)』の著者。
- バチルダ・バグショット
- 『魔法史』の著者。様々な人脈を持つ。ゴドリックの谷に住んでいた。第7巻前半で、闇の魔術によって殺害されていることが判明した。映画版では『死の秘宝 PART1』に登場した。ヘイゼル・ダグラスが演じた。
- アドルバード・ワフリング(アダルバート・ワッフリング)
- 『魔法論」の著者。
- エメリック・スィッチ
- 『変身術入門』の著者。
- フィリダ・スポア
- 『薬草ときのこご千種』の著者。
- アージニウス・ジガー
- 『魔法薬調合法』の著者。
- ニュート・スキャマンダー(ニュートン・アルテミス・フィド・スキャマンダー)
- 『幻の動物とその生息地』の著者。1897年生まれ。ホグワーツ卒業後、魔法省に入省。「魔法生物規制管理部」「屋敷しもべ妖精転勤室」「ドラゴンの研究および制御室」などで働く。1947年「狼人間登録簿」、1965年「実験的飼育禁止令」を作成。1979年、マーリン勲章勲二等を授与される。現在はポーペンチナ夫人とペットのニーズル(ホッピー、ミリー、モーラー)と共に暮らしている。孫のロルフはルーナ・ラブグッドと結婚する。
- ケニルワージー・ウィスプ
- 『クィディッチ今昔』、『奇跡のウィグタウン・ワンダラーズ』、『飛ぶときゃ飛ばすぜ(「危険な野郎」ダイ・ルウェリンの伝記)』、『ブラッジャーをぶっ飛ばせ-クィディッチの防衛戦略研究』の著者。クィディッチの専門家で熱狂的ファン。ノッティンガムシャーの自宅と、ウィグタウン・ワンダラーズの遠征先(毎週変わる)との間を行き来している。趣味はバックギャモン、ベジタリアン料理研究、クラシック箒の収集。
- クエンティン・トリンブル
- 『闇の力-護身術入門』の著者。
- ヴィンディクタス・ヴェリディアン
- 『呪いのかけ方・解き方(友人をうっとりさせ、最新の復讐方法で敵を困らせよう-ハゲ・クラゲ脚・舌もつれ、その他あの手この手-)』の著者。
- カッサンドラ・トレローニー(旧姓バブラツキー)
- シビル・トレローニーの曾祖母。占い学の教科書『未来の霧を晴らす』著者。高名な予言者。
- エルドレド・ウォープル
- 『血兄弟-吸血鬼たちとの日々』の著者。スラグホーンのかつての生徒。小柄で眼鏡をかけている。
- リバチウス・ボラージ
- 『上級魔法薬』の著者。
- ウィルバード・スリンクハード
- 『防衛術の理論』の著者。アンブリッジ指定の教科書。
- イニゴ・イマゴ
- 『夢のお告げ』の著者。
- ゲルタ・カード
- 『自家製魔法チーズの作り方』の著者。
- ブルータス・スクリムガー
- 『ビーターのバイブル』の著者。
- フィフィ・ラフォイユ
- 『魅惑の出会い』シリーズの著者。
- デイジー・フーカム
- 『マグルとして生きて』の著者。
- ベアトリックス・ブロクサム
- 1794-1910。『吟遊詩人ビードルの物語」を、自分の理想に従って恐ろしい部分を取り除き、『毒キノコ物語』として書き換えたが、それはすこぶる評判が悪い。
- バートランド・デ・ポンセ・プロフォンデス(沈思黙考のバートランド)
- 著名な哲学者。『自然死についての形而上ならびに形而下の影響を覆す可能性の研究――特に物質と精神との再結合に関して』を著した。
- ビードル
- 15世紀の魔法使いで、『吟遊詩人ビードルの物語』の作者。詳しい生涯は不明であるが、ヨークシャー生まれで、豊かなあごひげを蓄えていたことだけが判明している。
- モルディカス・エッグ
- 『俗なるものの哲学――なぜマグルは知ろうとしないのか』の著者。
ダイアゴン横丁、夜の闇横丁、ホグズミード村
- トム
- ダイアゴン横丁の入り口であるパブ「漏れ鍋」マスター。店の管理をしている。
- 映画では『賢者の石』ではデレク・デッドマンが、『アズカバンの囚人』ではトム・ダヴァレ(コメディアン)が演じる。その為、容姿やキャラクターがガラリと変わっている(賢者の石ではまだ人間らしい姿をしていたが、アズカバンの囚人では頭はハゲて腰が曲がっており、コミカルなキャラクターになった)。
- マダム・マルキン
- ダイアゴン横丁「マダム・マルキンの洋装店」店主。
- オリバンダー老人
- 杖と言ったらオリバンダーの店と言われる程の杖職人。過去自らが渡した杖の全てを覚えている。第7巻でヴォルデモートに杖の秘密を教えてしまう。
- ベリティ
- フレッドとジョージの助手。短いブロンド。
- ボージン
- 夜の闇横丁「ボージン・アンド・バークス」店主。マルフォイ一家に媚び、常にねっとりした作り笑いを浮かべていた。ドラコに「輝きの手」を売った。映画版では、『秘密の部屋』の未公開シーンのみ登場。
- カラクタカス・バーク
- 夜の闇横丁「ボージン・アンド・バークス」創設者。後に分霊箱となるスリザリンのロケットをヴォルデモートの母メローピー・ゴーントから安値で買い取った。
- フローリアン・フォーテスキュー
- ダイアゴン横丁「フローリアン・フォーテスキュー・アイスクリーム・パーラー」店主。ハリーの魔法史の宿題を手伝った。6巻で死喰い人に抹殺され行方不明になった。
- アバーフォース・ダンブルドア
- ホグズミード村「ホッグズ・ヘッド」の主人。汚れた布でコップを拭く変わった人物。記憶力が良い。
- マダム・ロスメルタ
- ホグズミード村「三本の箒」の女主人。曲線美が美しい気さくな女性。ロンが長年憧れている女性でもある。第6巻では服従の呪文によってドラコに操られた。映画版では『アズカバンの囚人』のみ登場。ジュリー・クリスティが演じた。日本語版の吹き替えは弥永和子が担当した。
クィディッチ選手および関係者
クィディッチ・ワールドカップ決勝戦の関係者も参照のこと。
- ジョーイ・ジェンキンズ
- チャドリー・キャノンズのビーター。
- ドラゴミール・ゴルゴビッチ
- チャドリー・キャノンズのチェイサー。ロンがハリーから「グレゴロビッチ」と聞いて思いついた。
- グウェノグ・ジョーンズ
- 女性のみで構成されたクィディッチチーム、ホリヘッド・ハーピーズのキャプテン。スラグホーンの教え子。
- グリニス・グリフィス
- ホリヘッド・ハーピーズのシーカー。
- グエンドリー・モーガン
- ホリヘッド・ハーピーズの前キャプテン。
- ケビン、カール・ブロードムア
- ファルマス・ファルコンズのビーターコンビ。
- ランドルフ・キーチ
- ファルマス・ファルコンズのプレイヤーで、コメット商事の創立者でもある。
- バジル・ホートン
- ファルマス・ファルコンズのプレイヤーで、キーチと共にコメット商事を創立した。
- ヘーミッシュ・マックファーレン
- モントローズ・マグパイズのキャプテン。
- ユニス・マレー
- モントローズ・マグパイズのシーカー。
- カトリオーナ・マコーマック
- プライド・オブ・ポーツリーのチェイサー兼キャプテン。
- ミーガン
- カトリオーナ・コーマックの娘。プライド・オブ・ポーツリーのキーパー。
- ロデリック・プラントン
- タッツヒル・トルネードーズのキャプテン兼シーカー。
- ダレン・オヘア
- ケンメアー・ケストレルズのキーパー。アイルランド・ナショナル・チームのキャプテンを3度つとめた。
- ダイ・ルウェリン
- 通称「危険な野郎」。ケアフェリー・カタパルツのプレイヤー。
- ルドルフ・ブランド
- ハイデルベルグ・ハリヤーズのキャプテン。
- ファビウス・ワトキンズ
- モントローズ・マグパイズの伝説的なキャプテン。
- カラシオック・カイツ
- ノルウェーの選手。
- ペトロバ・ポルスコフ
- ロシアのチェイサー。
- ヨセフ・ウロンスキー
- ポーランドのシーカー。
- ラディスロフ・ザモフスキー
- クィディッチポーランド代表チームのキーパー。
- ボーマン・ライト
- 金属細工師。金のスニッチを初めてゴドリックの谷で鋳造した。
- デブリン・ホワイトホーン
- ニンバス競技用箒会社の創立者。
- エリアス・グリムストーン
- ポーツマスの箒職人。「オークシャフト79」という箒の発明者。
- グラディス・ブースビイ
- 「ムーントリマー」という箒の発明者。
- レオナルド・ジュークス
- 「シルバーアロー」という箒の発明者。
- ボブ、ビル、バーナビー・オラートン
- クリーンスイープ箒製造会社。
- ニュージェント・ポッツ
- 審判。
- ハッサン・モスタファー
- 国際クィディッチ連盟のチェア魔ン。ワールドカップ決勝戦で審判を務めた。
- アブラハム・ピースグッド
- 「クォドポット」発明した魔法使い。
- シプリアン・ユーデル
- ノーフォーク州のクィディッチの審判。地方の魔法使い同士の友好的な試合中に何者かに殺害された。
- エイブル・スパドモア
- ティンダーブラストやスイフトスティックを開発したエラビー・アンド・スパドモア社の代表。
- ランドルフ・スパドモア
- エイブル・スパドモアの息子。極秘プロジェクトとして、炎の雷・ファイアボルトを開発。
- ロバーツ
- クィディッチW杯決勝のためにやってきたウィーズリー家のキャンプ場の管理人。ワールドカップ内での唯一のマグル。
- ペイン
- クィディッチW杯決勝のためにやってきたディゴリー家のキャンプ場の管理人。
- ケビン
- クィディッチW杯決勝の観客。杖でナメクジを巨大化させてしまった2歳未満の男の子。
- アーチー
- クィディッチW杯決勝の観客。男性がネグリジェを着るのが正しいと考えている老魔法使い。
- ロディ・ポントナー
- クィディッチW杯決勝アイルランドVSブルガリア戦においてルード・バグマンと掛け勝負をし、ブルガリアが先取点を取ると賭けた。
- アガサ・ティムズ
- クィディッチW杯決勝アイルランドVSブルガリア戦においてルード・バグマンと掛け勝負をし、試合が一週間続くと賭けた。
- クィディッチ・ワールドカップ決勝戦ブルガリア代表チーム
- ビクトール・クラム:シーカー
- レフ・ゾグラフ:キーパー
- ピオトル・ボルチャコフ:ビーター
- イヴァン・ボルコフ:ビーター
- ヴァシリ・ディミトロフ:チェイサー
- クララ・イワノバ:チェイサー
- アレクシ・レブスキー:チェイサー
- クィディッチ・ワールドカップ決勝戦アイルランドチーム
- バーリー・ライアン:キーパー
- コノリー:ビーター
- クィブリー:ビーター
- トロイ:チェイサー
- マレット:チェイサー
- モラン:チェイサー
- エイダン・リンチ:シーカー
芸能人
- セレスティナ・ワーベック
- 人気歌手の魔女。モリー御贔屓。三度の結婚歴があり息子が一人いる。グリフィンドール出身。
- スタビィ・ボードマン
- ザ・ホブゴブリンズのリードヴォーカル。
- ドナハン・トレムット
- 人気バンド「妖女シスターズ」のベーシスト。
- カーリー・マコーマック
- 人気バンド「妖女シスターズ」のリードギタリスト。父のカトリオーナはプロクィディッチチーム「プライド・オブ・ポーツリー」のキャプテン。
- グレンダ・チットック
- WWN(魔法ラジオネットワーク)放送局「魔女の時間」の司会者。
- ローカン・ドイス
- 吸血鬼の血を引く歌手。
ジャーナリスト
- バーナバス・カッフ
- 日刊予言者新聞の編集長。スラグホーンの教え子。ホグワーツ城にある「バカのバーナバスの像」とは何の関係もない。
- リータ・スキーター
- フリーライター。中傷記事を書くのが得意。金髪で、いつも赤く塗っている爪と、宝石をちりばめた眼鏡、所有物の自動速記羽ペンQQQ、「~ざんす」という語尾が特徴。取材相手以外には、高圧的な口調で喋る(ハーマイオニーを「馬鹿な小娘」、ビル・ウィーズリーを「長髪のアホ」呼ばわりした)。
- リータが執筆する記事の多くは、断片的な事実を興味本位で繋ぎ合わせた上にでっち上げを付け加え、真実を歪曲したものである。またリータは無登録の動物もどきであり(コガネムシに変身できる)、これを活かして違法な盗聴を働き、情報を集めることもある。
- 4巻では三大魔法学校対抗試合を取材する為にホグワーツを訪れ、その過程でハリーやハグリッド、ハーマイオニーに関する記事を執筆し、3人の名誉を傷つけたが、終盤でハーマイオニーに無登録の「動物もどき」であることを見破られる。
- 5巻では、協力しないと無登録の「動物もどき」であることを魔法省に通報するとハーマイオニーに脅され、ヴォルデモートの復活に関するハリーへのインタビュー記事を無償で書かされる。その記事はルーナ・ラブグッドを通じて『ザ・クィブラー』3月号に掲載され、数ヶ月の後『予言者新聞』にも掲載された。
- ちなみに、かつて魔法法律評議会で行われた裁判で裁判記録を取っていたことがある(小説ではルード・バグマン、映画ではイゴール・カルカロフの裁判)。
- 7巻では、アルバス・ダンブルドアが語らなかった過去を暴きだした中傷記事を日刊予言者新聞に掲載、さらにそれを自身の著書「アルバス・ダンブルドアの真っ白な人生と真っ赤な嘘」として出版した。
- 映画では『炎のゴブレット』と『死の秘宝 PART1』に登場。ミランダ・リチャードソンが演じた。日本語版の吹き替えは勝生真沙子が担当した。原作同様人の話を聞かない性格だが、映画では露骨な悪意を出すことはなかった。
- ベティ・ブレイスウェット
- 日刊予言者新聞の記者。7巻に登場し、リータの新著『アルバス・ダンブルドアの真っ白な人生と真っ赤な嘘』に関してリータにインタビューをする。
- ゼノフィリウス・ラブグッド
- ルーナ・ラブグッドの父で、雑誌『ザ・クィブラー』編集長。幻の魔法生物を全て信じる動物愛護家。死の秘宝の存在を確信しており、死の秘宝の印をつけてフラーとビルの結婚式に出席した。同席していたビクトール・クラムは、自分の祖父を殺したゲラート・グリンデルバルドもその印を着けていたため、ゼノフィリウスをグリンデルバルドの仲間だと思い、論戦を吹っかけた。
- 「ザ・クィブラー」でハリー擁護の論陣を張っていたため死喰い人に目を付けられ、ルーナを人質にとられてしまう。娘かわいさのあまり、ハリーをヴォルデモートに売り渡そうとしたが失敗し、アズカバンへ投獄されてしまう。
- 映画ではリス・エヴァンスが演じ、日本語版の吹き替えは佐々木睦が担当した。
聖マンゴ魔法疾患傷害病院
- ヒポクラテス・スメスウィック
- 聖マンゴの癒師。ウィーズリー氏の主治癒。
- オーガスタス・パイ
- 研修癒。ウィーズリー氏の担当。マグルの手術でよく使われる「縫合」を試すが失敗する。
- ミリアム・ストラウト
- 癒者。ボードが死亡したことについて戒告処分を受けた。
- マンゴ・ボナム
- 「聖マンゴ魔法疾患傷害病院」を設立した癒者。
- ウルクハート・ラックハロウ
- 聖マンゴ魔法疾患傷害病院の額にある魔法使い。生没年は1612-1697。
- ディリス・ダーウェント
- ホグワーツの教職員#歴代校長を参照。
- ランスロット
- プルウェット家を参照。
マグル
- イボンヌ
- ペチュニア・ダーズリーの友人。1巻でバーノンがハリーを預けようとしたが、その時はマジョルカ島に旅行に行っていた。
- ピアーズ・ポルキス
- ダドリー・ダーズリーの子分。ダドリーの参謀的な存在で、ダドリーが人を殴る時、後ろに回って腕を抱え動けなくするのが役目。ネズミのような顔つきをしている。
- デニス、マルコム、ゴードン
- ダドリーの子分。
- マーク・エバンズ
- ダドリーに殴られた10歳くらいの男の子。
- ファブスター大佐
- マージョリー・ダーズリーが飼っている犬の面倒を見ている人。名前のみ登場。
- メイソン夫妻
- 2巻冒頭で、ダーズリー夫妻が会食した土建屋。妻は鳥が大の苦手。ドビーが原因でダーズリー一家との商談は破綻した。
- マグルの首相
- 首相になったとき、ファッジやスクリムジョールに魔法界のことをいろいろ知らされる。
- ジム・マックガフィン
- 一巻登場。天気予報士。
- プレンティス
- ドリス・パーキス
- 「ザ・クィブラー」に掲載されたシリウス・ブラックの項に載っているマグル。
- ブラザー・ベネディクト
- ウスターシャー州出身。フランシスコ会の修道士。
- ドッジー・ダーク
- イルフラクーム事件の大規模忘却呪文を逃れて「巨大な醜い空飛ぶトカゲ」が自分のエアマットをパンクさせたと、くだを巻いているらしい。
- アレクサンダー・ポープ
- 実在するマグルの詩人。
- フランク・ブライス
- リドルの館に勤める庭番。1943年にリドル一家がヴォルデモートに殺害された時、鍵を持っていたのがフランクだけだったので殺人容疑で逮捕されるも、あまりに不自然な死だった為に釈放される。頑固で短慮だが、勇敢な人物であり、殺人者(ヴォルデモート)に対しても果敢な態度を崩さなかった。
- その後、77歳の誕生日を迎えようとしていた頃、リドルの館に滞在していたヴォルデモートとピーター・ペティグリューの密談(映画版ではバーテミウス・クラウチ・ジュニアが加わっていた)を聞いてしまった為、ヴォルデモートに「死の呪文」で殺害された。
- 4巻の終盤にポッター夫婦(ジェームズ・ポッターとリリー・ポッター)やバーサ・ジョーキンズ、セドリック・ディゴリーと共に木霊として現れ、墓場でヴォルデモートと対峙するハリーを後押しした(映画ではポッター夫妻とディゴリーのみの登場となっている)。
- 映画では『炎のゴブレット』に登場し、エリック・サイクスが演じた。日本語版の吹き替えは佐々木勝彦が担当した。
- ドット
- パブ「首吊り男」の客。フランクをリドル一家殺害犯と疑っていた。
- ミセス・コール
- ロンドンの孤児院の院長。かなり鋭い人物。酒に強く、ジンが好み。
- マーサ
- 孤児院が預かっている孤児。
- エリック・ホエイリー
- 孤児院が預かっている孤児。水疱瘡になっていた。
- ビリー・スタッブズ
- 孤児院が預かっている孤児。トムと口論した直後、飼っていた兎が首を吊った。
- エイミー・ベンソン、デニス・ビショップ
- 孤児院が預かっている孤児。夏の遠足でトムに洞窟へ連れて行かれ、おかしくなった。
その他
- スタン・シャンパイク
- 夜の騎士バスの車掌。ロンドン下町訛りの口調(日本語版では、江戸っ子訛り)で話す。4巻ではクィディッチ・ワールドカップの会場で、男を誘惑する魔法生物・ヴィーラに対し「自分は次の魔法大臣になる」と宣言していた。6巻では自分が死喰い人であるとホラを吹き、それが原因でアズカバンに収容され、無実の罪で収監中となっていた。7巻では再び起こった集団脱走により脱走。死喰い人に服従の呪文をかけられ、ハリーを襲うが武装解除される。その後の消息は不明。映画では『アズカバンの囚人]]』のみ登場し、リー・イングルビーが演じた。日本語版の吹き替えは岸尾だいすけが担当した。
- アーニー・プラング
- 夜の騎士バスの運転手。映画版では『アズカバンの囚人』に登場。
- ドリス・クロックフォード
- 「漏れ鍋」にいた魔女。ハリーに何度も握手を求めた。
- マダム・マーシ
- アバーガブニーに行くため夜の騎士バスを利用していた魔女。乗り物酔いが激しい。
- ヘプジバ・スミス
- ヘルガ・ハッフルパフの末裔である資産家で、魔法具の収集家。でっぷりとしており、赤毛の鬘にけばけばしいピンク色のローブを纏っていた。
- 由緒正しい骨董品を収集しており、ボージン・アンド・バークスで働いていたトム・マールヴォロ・リドルに、ハッフルパフのカップとスリザリンのロケットを見せたその2日後に、突如死亡した。
- 彼女の死については、彼女に仕えていた屋敷しもべ妖精のホキーが誤って夜食用のココアに猛毒を入れたということで処理されたが、ハッフルパフのカップとスリザリンのロケットはどこを探しても見つからなかった。このことからハリー・ポッターやアルバス・ダンブルドアは、リドルが彼女を殺してカップとロケットを強奪し、魔法を使ってホキーの記憶を改竄し、罪を着せたのではないかと推測していた。ちなみにリドルが一番ハンサムだった時期はヘプジバを殺害した頃だという。映画には未登場。
名前のみ登場
- バルッフィオ
- 「ウィン・ガー・ディアム・レヴィ・オーサ」をちゃんと発音しなかったため体の上にバッファローを呼んだという魔法使い。
- グラディス・ガージョン
- ロックハートの大ファン。手紙を送ってきた。ロックハートが聖マンゴに入院しても手紙を送っている。
- ベロニカ・スメスリー
- ロックハートの大ファン。
- マダム・Z・ネットルズ
- トップシャム在住。KWIK SPELLを受講し、魔法が使えるようになったと資料に掲載されている魔女。
- D・J・プロッド
- ディズベリー在住。KWIK SPELLを受講し、魔法が使えるようになったと資料に掲載されている魔法戦士。
- ロビー・フェーミック
- 映画のみ登場。ハーマイオニーの父の腕を歯の治療中に噛んだ(その際、ハーマイオニーの父は腕を10針縫った)。
- ノビー
- ベアトリクス・ブロクサムのおじ。
- ウィル
- マンダンガス・フレッチャーの話に出てくる、まぬけな人物。
- ウォーティー・ハリス
- マンダンガス・フレッチャーの話に出てくる、ヒキガエルを盗まれた人。
- ウィリー・ウィダーシン
- 逆流トイレ事件の首謀者。ホッグズ・ヘッドでDAの話し合いを盗み聞きした。
- アンブロシウム・フルーム
- スラグホーンの誕生日にハニーデュークスを一箱送るかつての生徒。
- シセロン・ハーキス
- スラグホーンのかつての生徒。スラグホーンがシセロンにアンブロシウム・フルームを紹介した。
- アーキー・フィルポット
- グリンゴッツ銀行の警戒措置で「潔白検査棒」を突っ込まれた人物。
- ダモクレス
- マーカス・ベルビィのおじ。「トリカブト薬」を発明し、マーリン勲章を受けた。スラグホーンの教え子。
- チベリウス
- コーマック・マクラーゲンのおじ。ノーホーク州でノグテイル狩に行った。
- バーティ・ヒッグス
- マクラーゲンやチベリウス、スクリムジョールらとノーホーク州でノグテイル狩に行った人物。
- ヘクター・ダグワース-グレンジャー
- 超一流魔法薬師協会設立者。
- スラグホーンがハーマイオニーに関係があるか聞いたが、関係はなかった。
- ハンフリー・ベルチャー
- ダンブルドアの話に出てきた、チーズ製の大鍋を作る時期を間違えた人物。
- サングィニ
- エルドレド・ウォープルの友人。吸血鬼。パーティーに来た際、生徒の血を吸おうとしたのでウォープルにたしなめられた。
- オクタビウス・ペッパー
- マンダンガスがアズカバンに収容されたニュースの次のニュースに掲載された。姿を消したらしい。
- アグネス
- 聖マンゴ魔法疾患傷害病院で、ロックハートと同じ病室に入院していた患者。
- ルパード・ブルックスタントン
- 斧振り男。ハーマイオニーが調べたR・A・Bに該当する人物。
- アイバー・ディロンスビー
- 竜の血液の8つの使用法の発見者を名乗る。アルバス・ダンブルドアが自分の功績を借用したと主張した。
- 大胆不敵のフィンガル
- エインジンジェインというスポーツのチャンピオン
- ガッスリー・ロッホレン
- スコットランドの魔法使い。1107年に初期の箒に乗り、「尻が木のささくれだらけになり、痔がひどくなった」と述べた。
- へこみ頭のマグナス・マクドナルド
- クレオスシアンという極めて危険な1762年に非合法になったスポーツの再開キャンペーンを先頭に立って展開した。が、法が改正されることはなかった。
- ガーディ・ケドル
- 11世紀にクィアディッチ湿原に住んでいた魔女。最初期のクィディッチを日記に記したとされている。
- グエノグ
- ガーディ・ケドルをクィディッチ観戦に誘った人物。
- グッドウィン・ニーン
- ヨークシャー州在住の魔法使い。ニーンがクィディッチをやっていたことからみて、たった1世紀でクィディッチがイギリス中に広まっていたことが伺える。
- オラフ
- グッドウィンのいとこ。ノルウェー在住。
- グンヒルダ
- グッドウィンの妻。グッドウィンのクィディッチチームのキャッチャー(チェイサーの古称)だったが、龍痘を発症したため休んだ。
- ラドルフ
- グンヒルダの代理。鍛冶屋。
- ウッガじいさん
- グッドウィンのいるクィディッチチームのビーター。
- ウーナ
- 飲み屋の店長。グッドウィンのクィディッチチームの勝利祝いに蜂蜜酒を無料で振る舞った。
- モディスティ・ラブノット
- ケント州在住。バーバルス・ブラックが持ち込んだスニジェットを救ったことでバーバルスから10ガリオンを罰金として取られたため家を売り、妹の家に移住した。
- プルーデンス
- モディスティの妹。アバディーン在住。
- インゴルファ
- 短長格詩人。
- マレクリー
- フランスの魔法使い。「ああ、我が足は変身せり」という劇を描いた。
- エリオット・スメスウィック
- クッション呪文の発明者。
- ウォルター・パーキン
- 肉屋。息子4人と娘3人はプロクィディッチチーム「ウィグダウン・ワンダラーズ」を結成した。ウォルターが肉屋なのでウィグダウン・ワンダラーズの選手は胸に肉切り包丁の絵がついた血のように赤いローブを着ている。
- アガサ・チャップ
- 古代魔法遺物の専門家。
- オーガスタス・ワーム
- オブスキュラス・ブックスの職員とおもわれる。ニュート・スキャマンダーに「幻の動物とその生息地」を書くことを勧めた。
- ブルーノ・シュミット
- エルクリングに襲われた記録上最後の魔法使い。
- フラビウス・ベルビー
- レシフォールドに襲われた記録上最初の魔法使い。
- ヤヌス・シッキー
- レシフォールドに襲われたと嘘をついた魔法使い。
- クィンティス・マクブーン
- マクブーン家の家長。ドゥガルドに決闘を申し込んだため、一家もろともクィンタペッドという5本足の怪物に変身させられた。
- ドゥガルド・マクリバート
- マクリバート家の家長。マクブーン一家をクィンタペッドという5本足の怪物に変身させた後、クィンタペッドに一家もろとも殺された。
J・K・ローリング公式サイト・ゲーム・ポッターモア
- イグナチア・ワイルドスミス
- 「煙突飛行粉」を発明した。
- ガスパード・シングルトン
- 自動攪拌鍋の発明者。
- ゴンドリン・オルファント
- トロールの生活と習慣を研究。コッツウォルズでスケッチ中に棍棒で殴り殺された。
- ショーンシー・オルドリッジ
- 龍痘の最初の患者。
- フェリックス・サマービー
- 「元気の出る呪文」の発明者。
- ブリジット・ウェンロック
- 著名な数占い師。数字の7の魔法的な力を初めて立証した。
- ホウノーリア・ナットコーム
- 「鬼婆改心協会」の創設者。
- ウィルフレッド・エルフィック
- アフリカ産「エルンペント」の角で突き刺された最初の魔法使い。
- エドガー・ストラウルガー
- 「かくれん防止器」を発明した魔法使い。
- オズワルド・ビーミッシュ
- 小鬼の権利を訴えた。
- カルロッタ・ピンクストーン
- 「国際魔法使い機密保持法」を撤廃し、非魔法族に魔法族の存在を知らせるため運動を起こした魔女。
- エセルレッド・ザ・エバーレディ
- 意味なく怒り出し、罪のない傍観者に呪いをかけた。
- ダーウェント・シンプリング
- 賭けで毒手草を食べた。
- ヤードリー・プラット
- 連続殺小鬼犯。
- デイジー・ドッダリッジ
- 「漏れ鍋」最初の女主人。
- ターキン・マクダヴィッシュ
- 自宅のヤカンに、近所のマグルを閉じ込めた。
- ハンブルドン・キンス
- 魔法使いは火星から、マグルはキノコから生じた、という異論の多い説の提唱者。
- エリカ・ステンライト
- お掃除用魔法薬を開発し、財を成したがその魔法薬は長く使用すると、逆にカビ・汚れが増殖するので、名声は失墜した。
- イドリス・オークビー
- スクイブ支援協会設立者。
- ローレンシア・フレットワック
- 天馬のブリーダー兼騎手。
- ハーヴェイ・リッジビッド
- ドラゴン学者。ルーマニアに世界最大のドラゴン保護区を設置した。
- ティルデン・トゥーツ
- 著名な薬草学者。デイジー・フーカムと結婚した。
- マゼンダ・コムストック
- 実験アーティスト。
- アーチー・エイムスロウ
- 過激派グループ、フレッシュ・エア・リフレッシズ・トータリー(F.A.R.T)の代表。
- ラザフォード・ポーク
- 聖マンゴ病院のスポークス魔ンで癒者。
- カンタンケラス・ノット
- 『純血一族一覧』の著者とされている。
- マーロウ・フォーファング
- 狼人間研究の権威。
- カトゥルス・スパングル
- 18世紀の偉大な呪文研究者。著書に『防衛と抑止の呪文』がある。
脚注
- ^ ただし、『ハリー・ポッター 公式ガイドブック 映像の魔術』114ページや『ハリー・ポッター映画大全』153ページに掲載されている作者直筆のブラック家の系図よると1938-1992。