ほくと (ストリートファイター)

これはこのページの過去の版です。Hearton (会話 | 投稿記録) による 2016年9月23日 (金) 00:17個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ほくと(Hokuto)は、カプコンアリカ対戦型格闘ゲームストリートファイターEX』シリーズに登場する架空の人物。担当声優は天野由梨

ほくと プロフィール

概要

古武術を伝承する水神家の娘。水神家分家当主の娘で、幼少期の名は(しらせ)。カイリの妹であり、七瀬の姉。兄と妹の父親は本家党首だが、母親は3人とも同じ(ほくとのみ異父兄妹)。

武神流本家の血筋に生まれながら古流柔術家に育てられ 、幼少からありとあらゆる技を仕込まれるが、古流柔術でも武神流でもない新たな技として自分のものへと変化させていく独自の才能を持っている。

修行に訪れたリュウを兄のように慕っている。

当初は常に落ち着きを見せていて感情を表に出すことはなかったが、徐々に変化が生じている。

修羅の道に生きる兄であるカイリの存在を告げられ、彼女は兄の行方を求めて旅に出る。

『EX2』では髪型や衣装が変化したが、『EX3』では『EX』時代のものに戻っている。

ストリートファイターV』の公式ホームページ「シャドルー格闘家研究所」の「キャラ図鑑」にて個人プロフィールが明かされた[2]

血の封印を解かれたほくと

ほくとは水神家本家当主から、「カイリ抹殺」の思念を封印されている。その封印が解かれ、その思念に駆り立てられた彼女は「血の封印を解かれたほくと」(以下、覚醒ほくと)の名で『EX plus』および『plus α』にて隠しプレイヤーキャラクターとして登場している。『EX plus』では胴着の色が黒く、額に赤い紋様が浮かび上がっている。

『EX2』と『EX2 PLUS』では覚醒ほくとは登場せず、通常のほくとに覚醒ほくとの一部の技が組み込まれている。

『EX3』では試合中に通常のほくとがスーパーコンボ「覚醒(かくせい)」を発動することで、一時的に覚醒ほくとへ変化する。こちらは姿は元のままだが、手に紫色の炎を纏っている。

ゲーム上の特徴

当て身投げ系の技や相手に一旦距離を置いて反撃する技、相手に背を向かせるコマンド投げ、距離の長い下段攻撃など、テクニカルな技を多く持っている。

各種技の解説

投げ技

掴(きゃく)
相手の腕を掴み半回転させて倒す。
頚手絞(けいしゅこう)
相手と一緒に倒れこみ腕に関節技を決める。

特殊技

肘崩(ちゅうほう)
肘を振り下ろす中段技。リーチが長く、攻撃後の隙が小さいので使いやすい。
刈蹴(がいしゅう)
中段蹴りを放つ。こちらもリーチが長く、攻撃後の隙が小さい。
流水(りゅうすい)
相手を後ろへ押し流し、背後を取る特殊投げ。この技自体に攻撃判定はない。
舞撃斬(ぶきゃくざん)
ガードブレイクまたはハードアタック技。体をひねるように回りながら扇で切り裂く。

必殺技

肘激崩(ちゅうげきほう)
前進しながらの肘打ちを繰り出す。両手を突き出しての打撃技「掌撃破(しょうげきは)」につなげられる。または以下の「振空撃」と「振脚撃」に派生させることもできる。
振空撃(しんくうげき)
後退を交えての回し蹴り。追加入力で中断が可能。『EX3』の覚醒ほくとは、モメンタリーコンボ専用技として使用する。
振脚撃(しんきゃくげき)
「振空撃」と同じモーションから繰り出される下段への蹴り。こちらも追加入力で中断が可能。
掌燐撃(しょうりんげき)
覚醒ほくとのみ実装。掌撃破と同じモーションで両手を突き出す。飛び道具を打ち消すことが可能。
護流攻(ごきゃくこう)
相手の攻撃を受け止めて、肘打ちを繰り出すカウンター技。覚醒ほくとには実装されていない。

スーパーコンボ

気錬射/気連射(きれんえき)
気で練り上げた矢を放つ。溜めが可能だが、ヒットした時点で発射される。
覚醒ほくとの場合は技名が「気射」に変わり(読みは同じ)、溜め中にヒットしても発射されない。
撃鳳技(きゃくほうぎ)
扇を使っての連続攻撃。
連昇激(れんしょうげき)
覚醒ほくとが使用、また『EX2』と『EX2 PLUS』では通常のほくとが使用する(同作には覚醒ほくとがいないため)。2発の打撃を繰り出し、相手を跳ね上げるスーパーコンボ。空中コンボへつなげられる。
連舞(れんぶ)
覚醒ほくとが使用、また『EX2』と『EX2 PLUS』では通常のほくとが使用する。前方へ走り、捕らえると多段ヒットの連続攻撃を繰り出す技。『EX PLUSα』までのカイリの「凶邪連舞」とほぼ同じである。『EX2 PLUS』以降では最後の一撃に燃焼効果がある。『EX3』では発動すると覚醒状態が解除される。
威力が非常に高いが、他の移動投げに比べて移動距離が最も短い。
訃刀(しらせがたな)
『EX2 PLUS』と『EX3』で使用。巨大な長刀を振り下ろすメテオコンボ。間合いによってダメージが大幅に変わり、先端がヒットした場合は相手を燃やす。空中の相手にはヒットしないので対空技には向いていない。
覚醒(かくせい)
『EX3』のみ使用。一定時間、血の封印を解かれたほくとになり、技の性能が変化する特殊なスーパーコンボ。一定時間を経過するか、「連舞」、「天叫殺」、カイリとのメテオタッグコンボのどれかを使用すると、技の成否に関わらず自動解除されて通常のほくとに戻る。
天叫殺(てんきょうさつ)
『EX3』のみ使用。覚醒ほくと時専用。跳ね上げた相手に打撃を見舞うメテオコンボ。この技を発動すると覚醒状態が解除される。
メテオタッグコンボ・血の封印を解かれたほくと&カイリ
『EX3』で覚醒ほくと時かつ、カイリがパートナーの時に発動可能なメテオタッグコンボ(個別の技名はない)。「連舞」と同様に相手を捕えて連続攻撃を放ち、その途中で打ち上げたところをカイリが空中で連撃を決め、最後にほくとが「天叫殺」のフィニッシュポーズで突き上げる。この技を発動すると覚醒状態が解除される。

その他

ラジオドラマ「ストリートファイターEX2」の特別編「ほくとと七瀬の裏ドラナイト」では、本編とは似ても似つかないかなりのギャグキャラクターになっている。また流行に敏感で「たまには袴ではなくキャミソールを着たり生足でミュールを履いてみたい」と語り、さらには「辛気臭い屋敷よりもおしゃれなマンションで一人暮らしをしたい」とも語っているほか、パソコンに夢中になったりしている(ただし機械音痴であったためインターネットの取り付けはケンにやってもらった)。また七瀬に「ぶつわよ」と言われたとき「ぶつならぶって」と言いながら自分で頬を叩いていたほか、歯医者の歯を削る時の音がたまらないと言っているため七瀬にマゾと言われている。

脚注

  1. ^ 『ストリートファイターぴあ』(ぴあ株式会社、2016年2月 ISBN 978-4-8356-2912-4) p.63
  2. ^ a b c d e f g h キャラ図鑑169:ほくと|キャラ図鑑|活動報告書|CAPCOM:シャドルー格闘家研究所 2016年9月23日閲覧

関連項目