花のち晴れ〜花男 Next Season〜

神尾葉子による少女学園漫画

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花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(はなのちはれ はなだんネクスト・シーズン)は、神尾葉子による日本漫画作品。

花のち晴れ〜花男 Next Season〜
ジャンル ラブコメディ漫画
漫画
作者 神尾葉子
出版社 集英社
掲載誌 少年ジャンプ+
レーベル ジャンプ・コミックス
発表号 2015年11号 - 連載中
巻数 既刊4巻(2016年7月現在)
その他 花より男子』の続編
テンプレート - ノート
ポータル 漫画

概要

神尾の代表作『花より男子』の続編。F4卒業から2年後の英徳学園を舞台に、学園に相応しくない資産状況の生徒を退学に追い込む“庶民狩り”をするコレクト5のリーダー「神楽木晴」と、元社長令嬢で現在は庶民の「江戸川音」を中心に物語が進むラブコメディー

少年ジャンプ+』(集英社2015年11号(2月15日)より隔週日曜更新で連載中[1]。単行本は2016年3月現在既刊3巻。

神尾が「花男で描き残したもの」を描いている。『花より男子』は少女漫画だったが、本作はジャンプ的な要素を強めた作風となっている[2]

あらすじ

伝説の4人組F4が卒業して2年、彼らが享楽目的で行ってきたいじめで多くの退学者を出したことによる悪評とライバル校である桃乃園(もものぞの)学院の台頭によって著しく入学希望者数が減少した英徳学園高等部に、新たにコレクト5(ファイブ)と呼ばれる5人組が誕生していた。

現在の英徳学園高等部。校舎の一部は老朽化が進み、改装工事をする資金もない事から立ち入り禁止になっていた。

庶民が増え、学園の品位が下がることを危惧した5人は、寄付金を納めていなかったり、授業料を滞納している生徒を見つけ出しては強制的に退学させ、英徳の品位を正す(Correct)活動・「庶民狩り」を楽しんでいた。

コレクト5のリーダー、神楽木晴(通称ハルト)は、かつて他校生にタカリに遭っていたところを道明寺司に助けられて以来、彼に心酔。道明寺のような男になりたいハルトは、背を伸ばし、筋肉を付け、せめて体格だけでも道明寺に近づきたいと、胡散臭い通販商品を買い漁る日々を送っていた。コレクト5のリーダーたる者が、そのようなものを買っているとは知られてはならないからと、商品は毎回執事の名前で注文し、学園の生徒には無縁のコンビニで受け取るようにしていた。だが、そのコンビニは、英徳学園の生徒で元社長令嬢の隠れ庶民・江戸川音がアルバイトをしている店だった。庶民であることを知られてしまった音は、強制退学を免れるため、ハルトの通販の趣味を盾に防御に出る。

登場人物

主要人物

江戸川 音(えどがわ おと)
12月15日生まれ、身長163cm。
本作の主人公。英徳学園高等部の女子生徒。
父親はエド・クオリティ化粧品を一代で築き上げたが、2年前に業績不振で事実上倒産している。現在は、裕福だった時の暮らしを忘れられない母親とアパートで2人暮らし。18歳になったら許嫁の馳天馬と結婚することが決まっているが、それまでは英徳学園に在籍していなければならないことが条件であるため、仕方なく学園に通っている。月に一度、先方から贈られてきた洋服アクセサリーを身に着けて外出する。天馬のことは親同士が決めた婚約者としか思っておらず、義務感から会っていたため、天馬から好意を伝えられ戸惑う。
神楽木 晴(かぐらぎ はると)
8月5日生まれ、身長176cm、体重60kg。趣味はF4グッズの収集。
神楽木グループの御曹子。英徳学園高等部の男子生徒でコレクト5のリーダー。
中等部1年生の頃、他校生からタカリに遭っていたところを道明寺司に助けられて以来、F4に心酔するようになり、気が向くとF4メンバーの自宅を「聖地巡礼」と称して巡っている。中でも道明寺への執着心は凄まじく、部屋には隠し撮りした道明寺の写真が飾られているだけでなく、道明寺のような体格と喧嘩の強さも手に入れたいと願っている。体格の良い杉丸に憧れ、ささみ肉を多量に食べたことがあるが、じんましんが出る体質になってしまった。道明寺が庶民の極みである牧野つくしと結婚したことを未だに納得していない。F4なき英徳学園の凋落を食い止めるため、コレクト5の仲間たちと庶民狩りを計画した張本人。
音に婚約者がおり、尚かつその相手がライバル校の馳天馬であることを知り、自分が音に恋をしていることに気付く。
馳 天馬(はせ てんま)
音の許婚。英徳学園を猛追する資産家の子女が通う桃乃園学院の生徒会長。かつてのF4を思わせる、学院内でも別格の金持ちの子息。
音とは母親同士が親友で、互いの子供同士が婚約して血縁関係を結ぶことは亡き母の悲願で、音が英徳学園に在籍することを条件に、現在の両親が母の遺言でもある婚約話を認めた。天馬自身は幼い頃の音の溌剌とした性格に心から惹かれており、父親の会社が倒産し、学園で偽装せざるを得ず元気を失った音に昔のように戻って欲しいと思っている。コレクト5の謀略によって英徳学園退学を通告された音のために、寄付金5000万円を肩代わりする。

コレクト5

5人だけが着ることを許されているブラックジャケットを身に着けている。 「英徳学園に 庶民はいらない」をモットーに、授業料滞納及び寄付金を納めていない生徒を選別・退学に追い込んでいる。

神楽木 晴
コレクト5のリーダー。上記参照。
平 海斗(たいら かいと)
4月23日生まれ、身長184cm。
英徳学園高等部の男子生徒。神経質な性格をした、コレクト5の頭脳。
愛用のタブレットには学園全生徒のデータ(自作のアプリである。)が入っており、庶民狩りの対象となる生徒を選別し、退学させるための姦計を巡らせている。
真矢 愛莉(まや あいり)
3月14日生まれ、身長152cm。
英徳学園高等部の女子生徒。ツインテールヘアをしたコレクト5の紅一点で、ハルトのことが好き。
メンバーの中では最も庶民狩りを楽しんでおり、F4がやっていた赤札張りによるいじめの方が楽しそうだと本気で思っているほど弱い者いじめが大好きという、女王様気質でサディスティックな性格。
両親が年を取ってから出来た子供だったため、とても甘やかされて育った。お菓子の食べ過ぎで太っていた小学生の頃、遠足の途中で歩けなくなったところをハルトに助けてもらい、それを機に痩せる決意をし、ハルトしか目に入らないようになった。
ハルトが執着する音が隠れ庶民であることを突き止め、不甲斐ないハルトに代わり、コレクト5として制裁を下すべく、音を追い詰める。ところが、その行き過ぎた行動がかえってハルトを怒らせてしまい、そのショックから失踪。ハルトの話からヒントを得て居場所を突き止めた音に衰弱した状態で発見され、あとから駆けつけたハルトによって運ばれる。その際、ハルトから彼女の気持ちに気づけなかったこと、気持ちに応えられないことを謝られる。その後、風邪をひいてしまった音の元を訪ね、音と天馬の関係を聞いたうえで、音に協力的となる。また、それ以後、音に対してぶりっこを辞めている。
栄美 杉丸(えいび すぎまる)
11月17日生まれ、身長185cm。
英徳学園高等部の男子生徒。筋肉トレーニングが趣味で、鶏ささみ肉を毎日2kg食べている。
そのため非常に体格が良くて力も強いので、喧嘩などの物理的な暴力を担う。
だが、道明寺同様漢字には弱い(少子化を「しょうこか?」と言っていた。)。
成宮 一茶(なるみや いっさ)
9月9日生まれ、身長182cm。
英徳学園高等部の男子生徒。家は華道の家元。女好き。

江戸川家

江戸川 誠(えどがわ まこと)
音の父親。
化粧品メーカー『エド・クオリティ化粧品』を一代で築き上げた、いわゆる成金(海斗いわく)。
だが、ここ2年で業績が悪化し、負債を数億抱え事実上倒産。
海斗の持ってきた資料に写真が写っているのみで、物語に登場していない。
江戸川音の母親(えどがわおとのははおや)
音の母親。彼女とアパートで2人暮らしをしているが、未だに裕福だった頃の暮らしが忘れられず、たまにデパ地下で高価な食料品を買ってきては、家計を支える音の頭を抱えさせている。
海外暮らし(パリ在住だった事が語られている。)の経験あり。
銀座で会った上流階級の夫人から、英徳のコレクト5の事を知らされ「昔のように裕福だったら 音ちゃんもその中に入っていたかもしれないのに」と羨ましがっている。

書誌情報

出典

以下の出典は『集英社BOOK NAVI』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

外部リンク

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