第67回NHK紅白歌合戦
『第67回NHK紅白歌合戦』(だいろくじゅうななかいエヌエイチケイこうはくうたがっせん)は、2016年(平成28年)12月31日19時15分から23時45分まで放送された通算67回目のNHK紅白歌合戦である。
| 第67回NHK紅白歌合戦 | |
|---|---|
|
| |
| ジャンル | 大型音楽番組 |
| 出演者 |
有村架純 - 紅組司会 相葉雅紀 (嵐) - 白組司会 |
| オープニング | 鷺巣詩郎「Fly into the Sun」 |
| エンディング | 「蛍の光」 |
| 製作 | |
| 制作 |
NHK 【放送媒体:総合テレビジョン】 |
| 放送 | |
| 音声形式 | 音声多重放送 |
| 放送国・地域 | |
| 放送期間 | 2016年12月31日(土曜日) |
| 放送時間 | 19:15 - 20:55、21:00 - 23:45 (JST) |
| 放送分 | 265分 |
| 回数 | 1 |
| 第67回 NHK紅白歌合戦 公式サイト | |
| 第67回NHK紅白歌合戦 | |
|---|---|
| ジャンル | 大型音楽番組 |
| 放送方式 | 生放送 |
| 放送局 | NHKラジオ第1 |
| パーソナリティ |
二宮直輝 寺門亜衣子 |
| 特記事項: その他の項目は媒体固有のものを除きテレビと共通 | |
概要
テーマは「夢を歌おう」。
放送まで
日付はいずれも2016年。
- 9月8日
- 開催が発表された。今回から第70回(2019年)まで東京オリンピックに向けテーマを「夢を歌おう」で統一することも併せて発表された[1]。
- 11月12日
- 司会者として、紅組:有村架純(女優)、白組:相葉雅紀(嵐)が発表された[2]。通常は司会者が出席しての記者会見が行われるが、今回は第60回(2009年)以来の2人のコメントの発表のみとなった。
- 11月24日
- 出場歌手が決定[3]。また、総合司会には武田真一が起用される事も併せて発表された[4]。
- 12月7日
- スペシャルゲストとしてタモリとマツコ・デラックスが出演することを発表[5]。
- 12月19日
- 曲目が発表された[6]。
- 12月21日
- ゲスト審査員が発表された[7]。
- 12月22日
- 各種企画が発表された。また、今回のオープニングテーマに鷺巣詩郎がこの番組のために書き下ろし(作曲)した「Fly into the Sun」を使用する事も発表された[8]。
- 12月25日
- 曲順が発表された。
- 12月28日
- リハーサル開始。
- 12月29日
- 事前番組「Road to 紅白 スペシャル」を放送。『シン・ゴジラ』主演の長谷川博己の出演や「AKB48 夢の紅白選抜」が発表された。
当日のステージ
セットのコンセプトはかまくら。NHKホール全体をステージに見立てるというコンセプトで、2階席を張り出してサブステージを設営し、メインステージと行き来しながらパフォーマンスが行われる(2階ステージは第55回(2004年)以来)。また、ゲスト審査員席は例年1階席最前列であるが、2階でもパフォーマンスを行う都合上、メインステージの下手側通路にカフェテラススタイルで設置する。
2011年(第62回)を最後に取りやめになっていたバックバンドの生演奏が今回は復活。歌の臨場感を高めるため、4年ぶりに“生音”にこだわった[9]。
前半
後半
RADIO FISHのテーマは「ネオ秀吉」。歌唱後、「彼(ピコ太郎)の存在を認めていない」と語っていた中田敦彦とピコ太郎が抱擁し、和解した[10]。
Perfumeは、ダイナミックVRを駆使し、まるでPerfumeが空を飛んでいるかのような映像に仕立てた[11]。
ゴジラの凍結に成功した後、サプライズとしてポール・マッカートニーからのビデオメッセージが流れ、2017年に東京ドームで来日公演を行うことも発表された[12]。
TOKIOは、1964年東京からリオまでのオリンピックにおける日本選手の活躍をまとめた映像がプロジェクションマッピングで映し出される中、歌唱した[13]。
結果
天童よしみの歌唱後、視聴者審査の途中経過として開票が行われ、その時点では紅組444,495票対白組374,460票であり、紅組がリードしていた。だが、ゆずの歌唱後に行われた途中経過では紅組922,066票対白組1,435,175票で白組が大幅にリードする格好となった。
視聴者審査の最終結果と会場審査の結果は、いずれも紅組2,527,724票対白組4,203,679票(視聴者審査)、紅組870点票白組1,274票(会場審査)であり、白組には玉がそれぞれ2個ずつ、計4個が入れられた。ゲスト審査員10名とふるさと審査員の投票結果(紅組9個対白組2個)によって最終的には紅組9個対白組6個と紅組が逆転し、前回に引き続き紅組が優勝した。紅組の連覇は第36回(1985年)以来31年振りで、平成になってからおよび21世紀になってからは初めて、対戦成績は紅組31勝、白組36勝となった。
優勝した紅組司会の有村架純に、ゲスト審査員の草刈正雄から優勝旗が授与された。
出場歌手
歌手名の太字は初出場もしくは返り咲き。
歌唱曲・出場回数に関する備考
- ^ 「アジアの純真」「渚にまつわるエトセトラ」を順に披露。
- ^ 「RPG」「Hey Ho」を順に披露。
- ^ a b 東京都新宿区・東京都庁都民広場からの中継で登場。
- ^ 「WAになっておどろう」「HONEY BEAT」を順に披露。
- ^ 「少年」「1461日」を順に披露。例年通り、自身のカウントダウンコンサートを開催する神奈川県横浜市西区・パシフィコ横浜展示ホールからの中継で登場。
- ^ 「RIVER」「フライングゲット」「君はメロディー」を順に披露。[14]
- ^ 在住先であるイギリス・ロンドンからの中継で登場。
- ^ 4月に発生した熊本地震で被災した熊本県熊本市中央区の熊本城から特別に許可を得て中継で出演する。
- ^ 「A・RA・SHI」「Happiness」「One Love」を順に披露。[15]
選考を巡って
初出場は10組。返り咲きは4組。
- RADIO FISHは2016年に「PERFECT HUMAN」がブレイク、メンバーのオリエンタルラジオはNHKで『らじらー! サンデー』『Let's天才てれびくん』にレギュラー出演で貢献していることもあり正式枠での出場となった。同じく「海の声」が話題となった桐谷健太とともに「小さな子どもから祖父母の世代まで幅広く口ずさまれ、踊りを真似され、現象として大きかった」としており、今回はそれぞれを活かした企画を行う[16]。
- PUFFYは結成20周年の締めくくりとして出場。20年前の1996年にも出場のオファーを受けていたが、当時tvkの年越しライブイベントに出演、司会も担当するため、出場を断念したという経緯があった[17]。
- Kinki Kidsも同じくデビュー20周年という節目初出場。例年開催していた東京ドームでの年末年始のコンサートは本年はHey! Say! JUMP(不出場)に譲る形で取りやめていた[18]。
- THE YELLOW MONKEYはこの年15年ぶりに再結成した。メンバーの吉井和哉は「紅白に出場させてもらうのはこのバンド名を持つ僕らの憧れでもありました」とコメントしている[19]。
- 宇多田ヒカルはこの年上期の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の主題歌「花束を君に」を担当、同曲が収録されたアルバムも好セールスを記録したことが要因となった[18]。当日は中継で出演した[20]。
- RADWIMPSはこの年大ヒットしたアニメ映画『君の名は。』の主題歌「前前前世」を歌ったことが評価された[18]。
- 大竹しのぶは『うたコン』にも出演しているほか、カバーアルバムのリリースや舞台でエディット・ピアフの楽曲を歌うなど、女優としてだけでなく歌手としての存在感も評価された形となった[16]。
- 欅坂46はデビューシングル「サイレントマジョリティー」が女性アーティストのデビューシングル初週売り上げの歴代最高を記録しており、メジャーデビュー1年目での出場となった。秋元康がプロデュースするグループからは、5年連続で初出場グループが出た[21]。
- 市川由紀乃は「心かさねて」が演歌では異例の9万枚のセールスを記録し女性演歌歌手では水森かおり以来13年ぶりの初出場となった[22]。
- 返り咲きは、第56回(2005年)以来11年ぶりのAI、第65回(2014年)以来2年ぶりの絢香、香西かおり、福田こうへいが選ばれた。
前回の出場歌手の中より、不選出となったのは紅10組、白10組の計20組(斜字は不出場を明言または出場不可能な歌手)
- 紅組:今井美樹、NMB48[注 1]、大原櫻子、伍代夏子、Superfly[注 2]、藤あや子、μ's[注 3]、レベッカ、和田アキ子
- 白組:EXILE、ゲスの極み乙女。[注 4]、ゴールデンボンバー、近藤真彦、SMAP、德永英明、BUMP OF CHICKEN、細川たかし、美輪明宏、森進一
- 森は、前年の放送前に既に「今回(第66回)限りで勇退」と宣言していた[23]。また、細川は出場歌手発表直前の11月21日に「世代交代も必要」として紅白からの勇退を表明している[24]。和田は女性歌手として初の40回出場目前で落選したが、事務所を通して「出場していれば40回という節目でもあったので正直悔しい気持ちです」としつつもこれまでの出場に関して感謝のコメントを出している[25]。和田は落選決定後、泣いたことも明かした[26]他、本紅白を視聴したくないとも述べている[27]。他に伍代、藤も落選し、演歌、歌謡曲系の歌手は大幅に入れ替わった。矢島良チーフプロデューサーは「今年のヒットということをひとまず考えている、ウエートを占めているということかなと考えています」と答えている[28]。
- リオデジャネイロオリンピック・リオデジャネイロパラリンピックのNHK中継テーマソング「Hero」を担当した安室奈美恵も「ファンの前でしか歌いたくない」として辞退[29]。
- EXILEについては、今年8月にボーカルのEXILE ATSUSHIが2018年までアメリカに留学することを発表しており、EXILEの所属事務所であるLDHはグループとしても出場しない意向を示してきたため、今回の紅白は出場辞退となった[30]。
- 年内いっぱいで解散したSMAPについては、籾井勝人NHK会長が9月の定例記者会見で「是非出て戴きたい」と出場を熱望するなど[31]交渉を続けていたが、正規の出場歌手として発表はされなかった[16]。その後も特別枠を含めた出演交渉も継続していた[32][16]が、12月23日に出演そのものを辞退することを事務所サイドがNHKに申し入れたことが報道され[33]、その報道を受けてジャニーズ事務所よりマスコミ各社へ向けてSMAP出場辞退が最終的決定事項であること、そしてSMAPメンバー全員の連名によりNHKに対して出場辞退を申し入れる書簡を送付していたことなどが正式に発表された[34]。このため、NHK側は「SMAPメンバーの意思を尊重する」として出演交渉を打ち切ったことを表明した[35]。
その他
石川さゆりは33年連続出場(通算39回)、小林幸子の持つ紅組歌手における連続出場の最長記録に並んだ。通算39回の出場は女性歌手および紅組歌手の最多出場記録である[36]。また、和田アキ子の落選に伴い、紅組の最多出場となった。
満67歳の高橋真梨子は紅組歌手の最年長出場記録を打ち立てた。
曲順を巡って
紅組トリに石川さゆり、白組トリおよび大トリに嵐が起用された。嵐は2回目の白組トリおよび初の大トリ担当[37][38]。白組司会を兼任する嵐のメンバー・相葉は第21回(1970年)での美空ひばり以来46年ぶり2人目且つ男性では史上初の組司会と大トリの兼任となる[39]。
なお、曲順発表以前に各種メディアが挙げていたトリの候補は以下の通り。
司会者
有村は初司会かつ紅白司会としては初の平成生まれ、相葉は嵐として5度司会経験があるが単独では初司会[44]。
コメントの中で、相葉はこのオファーを受けた際、本当に悩んだことを明かしている[45]。有村・相葉の起用は司会発表当日にスポーツニッポンがスクープしていた[46]。また、相葉は司会発表の1週間程前に白組司会のオファーを聞いたことを明かしている[47]。
武田は初司会かつ音楽番組司会初担当[48]。『NHKニュース7』(『NHKきょうのニュース』→『(19時の)NHKニュース』時代も含む)平日版の現役メインキャスターが紅白の司会に起用されるのは初めて。
矢島良(チーフプロデューサー)は総合司会について、当初はここ4年間の担当者だった有働由美子(東京アナウンス室)の続投案もあったが、(東京オリンピックまでの)4か年計画のスタートの年だったため、「切り替え」を象徴するためにそれを見送り、有働の先輩である武田を起用したことを明かしている[49][50]。
審査方法
ボールを利用した玉入れ形式により勝敗を決定する。
- ゲスト審査員(別記) - 1人1個で10個
- ふるさと審査員(NHKホールに招待された3組6名の視聴者) - 1個
- 会場審査員(NHKホールの観客全員) - 麻布大学野鳥研究部の集計により投票数の多かったチームが2個
- 視聴者審査 - 1対戦ごとに投票を行い、計23回の投票総数が多かったチームが2個
- デジタルTV審査員(総合テレビジョンの視聴者 定員なし)
- ワンセグ審査員(ワンセグ搭載型の携帯電話による審査 定員なし)
- アプリ審査員(スマートフォン・アプリによる審査 定員なし)
メイン演奏
- 大晦日音楽隊(指揮:栗田信生)[注 5]
ゲスト出演者
ゲスト審査員
- 高畑充希(女優):この年上期の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』のヒロイン・小橋常子役。
- 辻沙絵(陸上選手):リオデジャネイロパラリンピック陸上女子400m銅メダル。
- 草刈正雄(俳優):この年の大河ドラマ『真田丸』の真田昌幸役。2009年より『美の壺』の進行役も担当。
- 新垣結衣(女優):この年に主演したテレビドラマTBS『逃げるは恥だが役に立つ』が大ヒットし劇中で行われた「恋ダンス」も話題に。翌年3月にはNHKドラマ『絆〜走れ奇跡の子馬〜』に出演。
- 大谷翔平(北海道日本ハムファイターズ投手):投手と打者の「二刀流」でファイターズの日本一に貢献し、シーズンMVPと史上初の投手と指名打者2部門でベストナインに選出。
- 萩野公介(水泳選手):リオデジャネイロオリンピック競泳男子400m個人メドレーで日本人初の金メダル。
- 伊調馨(レスリング選手):リオデジャネイロオリンピックレスリング女子58kg級金メダル。女子個人としては初となるオリンピック4連覇を達成し、国民栄誉賞を受賞。
- 秋本治(漫画家):この年代表作の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が連載40周年と単行本200巻になったのを機に連載終了。その功績から第64回菊池寛賞を受賞。
- 春風亭昇太(落語家):この年日本テレビ『笑点』の6代目司会者に就任。翌年の大河ドラマ『おんな城主 直虎』の今川義元役。
- 村田沙耶香(作家):この年『コンビニ人間』で第155回芥川賞を受賞。
スペシャルゲスト
「ふるさと審査員」として招待された夫婦が、入場整理券を忘れて客席につくことができずNHKホール内をさまようという寸劇を繰り広げた[51]。
紅白 HALFTIME SHOW
前半最後にスーパーボウルのハーフタイムショーをイメージしたショーを行った。進行は二宮和也。
- 渡辺直美[52] :ストリーミング生配信企画「紅白楽屋トーク」の進行も担当。
- ピコ太郎[52]:世界中で大ブームとなっている「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」の他に、新曲「ポンポコリンポンペン」を披露した。歌唱中に午後9時となり、ニュースに切り替わった。
紅白対ゴジラ
- ゴジラ
- 矢口蘭堂(長谷川博己):内閣官房副長官・巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)事務局長
- 大河内清次(大杉漣):内閣総理大臣
- 郡山肇(渡辺哲):内閣危機管理監
- 泉修一(松尾諭):保守第一党政調副会長
- 間邦夫(塚本晋也):国立城北大学大学院生物圏科学研究科准教授・巨災対メンバー
- 森文哉(津田寛治):厚生労働省医政局研究開発振興課長(医系技官)・巨災対メンバー
- 町田一晃(吉田ウーロン太):経済産業省製造産業局長・巨災対メンバー
- 袖原泰司(谷口翔太):官邸内統幕運用第1課長・巨災対メンバー
企画・応援ゲスト
- くまモン: 三山ひろしと氷川きよしの応援。
- DJ KOO(TRF):三山ひろしの応援。
- 箕輪はるか(ハリセンボン): 同上。
- トレンディエンジェル: Sexy Zoneの応援
- 本田望結:天童よしみとのコラボレーションでダンスを披露。
- 橋本マナミ:『真田丸』の玉役。香西かおりとのコラボレーションでダンスを披露。
- 水谷隼:リオデジャネイロオリンピック卓球男子団体銀、男子シングルス銅メダル。東京都庁・都民広場より椎名林檎とTOKIOの曲紹介。
- 山本篤:リオデジャネイロパラリンピック陸上男子走幅跳銀メダル。同上。
- 土屋太鳳: 郷ひろみとのコラボレーションでダンスを披露。
- 平野ノラ: 郷ひろみのスタンバイ時に客席内でネタを披露。
- 登坂絵莉:リオデジャネイロオリンピックレスリング女子48kg級金メダル。西野カナの応援ゲストとして出演。
- 吉田沙保里:同53kg級銀メダル。同上。
- ぺこ&りゅうちぇる:「スペシャルゲスト」のコーナーと西野カナの応援ゲストで出演。
- 友近: 五木ひろしの応援。五木が司会の番組『歌う!SHOW学校』で扮するキャラクター「水谷千重子」として出演。
- 川島明(麒麟): 同上。『歌う!SHOW学校』の出演者。
- アンガールズ:同上。『歌う!SHOW学校』の出演者。
- 菅原小春:坂本冬美とのコラボレーションでダンスを披露。
- 黒柳徹子:VTR出演、ゆずの曲紹介に際して対談の上メッセージを披露。
- 黒田博樹(元広島東洋カープ投手):VTR出演、福山雅治の曲紹介でメッセージを披露。
- 三宅義信(元ウエイトリフティング選手):VTR出演、TOKIOの曲紹介でメッセージを披露。
- ポール・マッカートニー:VTR出演。スペシャルメッセージ。
- 西川貴教(T.M.Revolution):『紅白ウラトークチャンネル』出演。
演奏ゲストなど
その他の番組担当者
企画
この回は番組テーマである「夢を歌おう」に合わせて、各種企画を実施した。
- AKB48は関連グループを含めた300人以上の中から出場する48人を選抜する「AKB48 夢の紅白選抜」を実施、視聴者が公式スマートフォンアプリとデータ放送で投票して選出した[54]。順位は下表のとおりである。なお、中学生メンバーの田中美久・矢吹奈子は年齢の関係[注 6]から歌唱には参加できず、10曲目の天童よしみ歌唱の際にバックダンサーとして参加(メインサポートは本田望結)、歌唱メンバーには49・50位の北川綾巴(SKE48チームS・AKB48チーム4兼任)と惣田紗莉渚(SKE48チームKII)が繰り上がった。
順位 氏名 所属
()は兼任得票数 総選挙
順位1位 山本彩 NMB48 41,990票 4位 2位 指原莉乃 HKT48 34,247票 1位 3位 島崎遥香 AKB48 19,002票 8位 4位 渡辺麻友 AKB48 15,473票 2位 5位 宮脇咲良 HKT48(AKB48) 11,552票 6位 6位 吉田朱里 NMB48 11,101票 77位 7位 小嶋陽菜 AKB48 10,957票 16位 8位 横山由依 AKB48 9,758票 11位 9位 柏木由紀 AKB48(NGT48) 9,220票 5位 10位 市川美織 NMB48 8,624票 81位 11位 松井珠理奈 SKE48 8,541票 3位 12位 大家志津香 AKB48 8,110票 87位 13位 須田亜香里 SKE48 5,954票 7位 14位 北原里英 NGT48 5,870票 12位 15位 白間美瑠 NMB48(AKB48) 5,659票 24位 16位 峯岸みなみ AKB48 5,408票 17位 17位 矢吹奈子 HKT48(AKB48) 5,089票 28位 18位 木下百花 NMB48 4,819票 不参加 19位 高柳明音 SKE48 4,813票 20位 20位 朝長美桜 HKT48(AKB48) 4,542票 23位 21位 薮下柊 NMB48 4,415票 39位 22位 向井地美音 AKB48 4,336票 13位 23位 木﨑ゆりあ AKB48 4,233票 37位 24位 入山杏奈 AKB48 4,230票 18位 25位 小嶋真子 AKB48 4,202票 19位 26位 渋谷凪咲 NMB48(AKB48) 4,075票 56位 27位 上西恵 NMB48 3,899票 不参加 28位 太田夢莉 NMB48 3,762票 52位 29位 兒玉遥 HKT48(AKB48) 3,734票 9位 30位 村山彩希 AKB48 3,720票 不参加 31位 田島芽瑠 HKT48 3,678票 43位 32位 岡田奈々 AKB48 3,668票 14位 33位 中井りか NGT48 3,626票 96位 34位 須藤凜々花 NMB48 3,471票 44位 35位 松岡はな HKT48 3,347票 圏外 36位 大和田南那 AKB48 3,307票 62位 37位 松村香織 SKE48 3,221票 不参加 38位 川本紗矢 AKB48 3,156票 27位 39位 加藤美南 NGT48 3,148票 76位 40位 古畑奈和 SKE48 3,117票 29位 41位 矢倉楓子 NMB48 3,055票 33位 42位 加藤玲奈 AKB48 3,036票 26位 43位 武藤十夢 AKB48 3,019票 10位 44位 大場美奈 SKE48 2,860票 22位 45位 田中美久 HKT48 2,798票 45位 46位 森保まどか HKT48 2,796票 50位 47位 本村碧唯 HKT48 2,709票 36位 48位 松岡菜摘 HKT48 2,652票 46位 49位 北川綾巴 SKE48(AKB48) 2,648票 64位 50位 惣田紗莉渚 SKE48 2,539票 30位
- RADIO FISHはステージ上で「PERFECT HUMAN」を踊るメンバーを一般人から募集、オーディションを実施した[55]。
- 桐谷健太は「海の声」を一緒に歌う一般人を募集、送られてきたエピソードを元に選出し、スタッフが映像収録してそれを流しながら歌った[56]。
- 『シン・ゴジラ』とのコラボレーション企画「紅白対ゴジラ」を展開。NHKホールに襲来するゴジラに『シン・ゴジラ』の登場人物が再び対峙した[57]。
脚注
注釈
出典
- ^ 『紅白』テーマ発表 4年後の東京五輪に向けて「夢を歌おう」 ORICON STYLE 2016年9月8日閲覧
- ^ “第67回NHK紅白歌合戦司会者” (HTML) (Press release). 日本放送協会. 12 November 2016. 2016年11月12日閲覧.
- ^ “第67回NHK紅白歌合戦出場歌手” (HTML) (Press release). 日本放送協会. 24 November 2016. 2016年11月24日閲覧.
- ^ “紅白総合司会は武田真一アナ「情熱と真心を込めて」”. 日刊スポーツ. 日刊スポーツ新聞社. (2016年11月24日) 2016年11月24日閲覧。
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- ^ RADは「前前前世」=宇多田さん朝ドラ曲も-NHK紅白歌合戦,時事通信社,2016年12月19日
- ^ 【NHK紅白】ゲスト審査員に「真田丸」の草刈正雄さんら ドラマ「逃げ恥」のガッキーも,産経ニュース,2016年12月21日
- ^ オープニングテーマ曲「Fly into the Sun」,第67回NHK紅白歌合戦,2016年12月22日
- ^ [http://www.hochi.co.jp/entertainment/20161229-OHT1T50000.html/
- ^ オリラジ中田敦彦とピコ太郎がハグで和解 RADIO FISHが“黄金PERFECT HUMAN” モデルプレス 2016年12月31日
- ^ Perfumeが宙に浮いた!?最新技術で観客を異次元へ モデルプレス 2016年12月31日
- ^ ポール・マッカートニー、4月に東京ドーム3days ORICON STYLE 2017年1月1日付発信・閲覧
- ^ TOKIO、ジャニーズ初の中継出演 都庁前から「宙船」歌う ORICON STYLE 2016年12月31日
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- ^ 和田アキ子 今年の紅白は見ない「とっとと日本を後にしたい」,SponichiAneex,2016年11月26日
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{{cite press release}}: CS1メンテナンス: 先頭の0を省略したymd形式の日付 (カテゴリ) - ^ SMAP、紅白出場歌手に入らず NHK、交渉は継続か 朝日新聞,2016年11月24日
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- ^ 紅白大トリは嵐が確実 初出場KinKiはデビュー曲「硝子の少年」歌う,スポーツニッポン,2016年12月20日
- ^ 嵐がNHK紅白初の大トリへ 人気、実績十分と判断,日刊スポーツ,2016年12月20日
- ^ 嵐、SMAPの“後継者”に!8年連続紅白メドレーで初大トリ有力,サンケイスポーツ,2016年12月20日
- ^ 今年の紅白司会、有村架純さんと相葉雅紀さんに,読売新聞,2016年11月12日
- ^ NHK紅白司会は嵐・相葉&有村 相葉「本当に悩んだ」有村「恐れ多い」,スポーツニッポン,2016年11月12日
- ^ 紅白司会決まった!嵐の相葉雅紀&次期朝ドラのヒロイン有村架純
- ^ 相葉 紅白司会決定で嵐メンバーから「ミスもして」,スポーツニッポン,2016年11月13日
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- ^ a b ピコ太郎 紅白企画枠で出場決定「ドッキリですよね」,デイリースポーツ,2016年12月22日
- ^ 紅白楽屋トーク,第67回NHK紅白歌合戦,2016年12月22日
- ^ AKB48 夢の紅白選抜をみんなで選ぼう!|第67回NHK紅白歌合戦
- ^ 紅白のステージで一緒に踊れる!RADIO FISH 「PERFECT HUMAN」 ダンスオーディション!|第67回NHK紅白歌合戦
- ^ 桐谷健太と日本中の皆さんの歌声で一夜限りの『海の声〜みんなの海の声バージョン〜』を届けます!|第67回NHK紅白歌合戦
- ^ 紅白にゴジラ“襲来” スペシャル企画を発表,ORICON STYLE,2016年12月22日
関連項目
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- 2016年の音楽
- 第58回日本レコード大賞(前日に開催)
外部リンク
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