カムイ (列車)
カムイ・ライラックは、北海道旅客鉄道(JR北海道)が札幌駅 - 旭川駅間を函館本線経由で運転する特別急行列車。
カムイ・ライラック | |
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![]() 789系「スーパーカムイ」 (2009年3月) | |
概要 | |
国 |
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種類 | 特別急行列車 |
現況 | 運行中 |
地域 | 北海道 |
前身 |
特急「ライラック」 特急「スーパーホワイトアロー」 特急「スーパーカムイ」 |
運行開始 |
2007年10月1日(スーパーカムイとして) 2017年3月4日(ライラック) |
運営者 |
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路線 | |
起点 | 札幌駅 |
終点 | 旭川駅 |
営業距離 | 136.8 km(札幌 - 旭川間) |
平均所要時間 | 約1時間25分 |
運行間隔 |
10往復(カムイ) 14往復(ライラック) |
列車番号 | 3000M+号数(札幌発着) |
使用路線 | 函館本線 |
車内サービス | |
クラス | 普通車 |
身障者対応 | 4号車 |
座席 |
指定席「uシート」:4号車 自由席:1 - 3・5号車 |
技術 | |
車両 | 789系電車(札幌運転所) |
軌間 | 1,067 mm |
電化 | 交流20,000 V・50 Hz |
最高速度 | 120 km/h |
本項では、前身であるエル特急「ライラック[1]」「スーパーホワイトアロー」「スーパーカムイ」とともに、道央の都市間を結んでいた優等列車の沿革についても記述する。
概要
特急「カムイ」「ライラック」は、2007年10月1日に運転を開始し、それまで並行して運転されていた特急「スーパーホワイトアロー」(新千歳空港駅 - 旭川駅間)と特急「ライラック」(札幌駅 - 旭川駅間)の2列車を統合した「スーパーカムイ」[2]を2017年3月4日に名称変更の上、走り始めた特急である。
直線区間が多い線形であることから大半の区間[注 1]で高速走行が可能である。2013年11月1日現在、最高速度120km/hで運転されており、早朝の一部列車を除いて札幌 - 旭川間 (136.8km) の所要時分は1時間25分、表定速度は96.6km/hと、日本の在来線特急では高い水準である[注 2][3]。
なお、785系置き換えのために投入された、「スーパー白鳥」で運用された789系電車0番台の列車が「ライラック」、3月3日まで「スーパーカムイ」で充当されていた789系1000番台(5両編成・普通車のみ)の列車が「カムイ」の列車名で運行されている。 789系0番台投入に合わせて、「ライラック」の先頭車両の外装には札幌・旭川方面および、稚内・網走方面の観光素材をデザインしたラッピングが実施される予定。
運行概況
2017年3月4日現在、「カムイ」「ライラック」合わせて札幌駅 - 旭川駅間で1日24往復運転されている[4]。 原則として札幌駅 - 旭川駅間で1時間あたり1 - 2本の運行である。2016年3月25日までは、札幌 - 新千歳空港駅間の快速「エアポート」への直通運転を行っていたが、冬季間千歳線へ遅延を波及させないため取り止めとなった[5]。
- 1時間半 - 2時間の間隔となる時間帯もあるが、ほとんどの場合は特急「オホーツク」・「宗谷」がその間に入って間隔を埋めている。
- 「ライラック」のうち4往復は、旭川駅にて稚内駅発着の特急「サロベツ」2往復と網走駅発着の特急「大雪」と同一ホームで接続している。
- 旭川駅8時30分以降の発車時刻は毎時00分と30分に統一されている。
- 冬季間(例年11月下旬から翌春の雪解け時期まで)は、車両に付着した雪氷が走行中に落下して線路のバラストを跳ね上げる事故を防ぐため、一部の通過駅で減速運転を実施することから、定刻ダイヤから数分程度の遅延が生じる。また、全体的に運転余裕時分が少ないダイヤ設定であり、冬季間以外でも1 - 2分程度の遅延をもって終点に到着することが多い。2016年頃から当分の間火災事故があった嵐山トンネル内で減速運転を行うため、1〜2分の遅れが発生する。
- 札幌 - 旭川間では北海道中央バスなどが運行する高速バス「高速あさひかわ号」と激しい競合を強いられており、JR北海道もSきっぷなどの格安な割引切符を発売するなど、サービス合戦を行っている。
停車駅
札幌駅 - 岩見沢駅 - 美唄駅 - 砂川駅 - 滝川駅 - 深川駅 - 旭川駅
使用車両
- 前述の通り「カムイ」は789系1000番台が、「ライラック」は789系0番台が使用されている。普通車のみでグリーン車は連結されていないが、4号車の指定席車両は自由席車両よりグレードの高い内装となっており、uシートという名称が付けられている。
- 全列車が禁煙車(喫煙ルームなし)。
過去の使用車両
- 785系(2007年 - 2017年)
-
789系1000番台(2009年1月)
-
785系電車
(2009年11月) -
789系電車指定席(uシート)車内(2007年9月)
臨時列車
旭山動物園号
行動展示などで注目を集め入場者数を増やしていた、旭川市の旭山動物園へのアクセス輸送を目的とし、JR北海道の会社設立20周年も記念した臨時特急「旭山動物園号」を、2007年(平成19年)4月28日から札幌駅 - 旭川駅間で運転開始した。専用の内外装デザインを施した183系気動車を使用し、土曜日・休日および夏休み・冬休みなどの繁忙期に運転される。全車指定席であり、所要時間は下り列車が1時間37分、上り列車が1時間41分。途中停車駅は岩見沢駅・滝川駅のみ(2010年12月現在)。
2016年(平成28年)3月26日のダイヤ改正により、運転時刻が変更され、旭川発の時刻が早まった[6]。利用している183系気動車についても車両メンテナンスの都合上、同年3月19日以降は5両から4両に編成車両数が減らされている[7]。また、同年5月20日の夏季臨時列車の発表では、後述の2016年7月における「フラノラベンダーエクスプレス」1・4号の運転のために運行設定が決定していなかったが[8]、同年9-10月期の運行予定が決定した[9]。
停車駅
札幌駅 - 岩見沢駅 - 滝川駅 - 旭川駅
使用車両・編成
旭山動物園号 | ||||||||||
← 旭川 札幌 →
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| ||||||||||
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号車 | 車両 | 初代デザイン | 2代目デザイン |
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1号車 | キハ183-3 | 「ホッキョクグマ号」 | 「草原のサバンナ号」 |
2号車 | キハ182-46 | 「オオカミ号」 | 「熱帯のジャングル号」 |
3号車 | キハ182-47 | 「ライオン号」 | 「北海道の大地号」 |
4号車 | キハ182-48 | 「チンパンジー号」 | 「鳥たちの大空号」 |
5号車 | キハ183-4 | 「ペンギン号」 | 「極寒の銀世界号」 |
専用のラッピングが施された183系気動車(苗穂運転所所属)が使用される。車両の内外装には、絵本作家のあべ弘士がデザインしたイラストが描かれており、車両ごとにモチーフとなる動物は異なる。通常は5両編成で、特定期間は2 - 4号車のいずれかを脱した4両編成で運転される[注 4]。なお、運行開始当初は4両編成だったが、後にキハ182-46が追加された。
1号車は全室フリースペースの「モグモグコーナー」であり、かつて「おおぞら」の一部列車に連結されていた「チャイルドサロン」を改装したものである。一部の座席は記念撮影用のフリースペースとして動物の剥製や毛皮を被せた「ハグハグチェア」とされている[10]。
2013年2月6日に走行時の音が大きいため車両メンテナンスを行うことに伴い、1号車と5号車を183系気動車(一般車両)に変更した[11]が、復旧作業に時間を要するため、翌7日まで延長となった[12]。
2013年4月をもって、初代のデザインは運行を終了し、同年7月の運転より全車両の内外装がリニューアルされる[13]。
2016年3月19日-27日の運行においては車両メンテナンスの都合により3号車「北海道の大地号」がなくなり、4両で運行設定となっている[7]。同年9-10月期の運行予定では5両編成に戻る設定である[9]。
フラノラベンダーエクスプレス・フラノ紅葉エクスプレス
滝川駅から根室本線を経由し、札幌駅 - 富良野駅間を2時間で結ぶ臨時特急列車として、「フラノラベンダーエクスプレス」が運行されている。ラベンダーの見頃である夏季に最大1日3往復運行される。秋に運転される場合は「フラノ紅葉エクスプレス」を名乗る。かつては、冬季に「フラノスキーエクスプレス」として運転されることもあった。2016年の運転はノースレインボーエクスプレスによる1往復のみの予定となっている。
- 運行時期(2012年)
- 1・6号:6月30日 - 8月12日
- 2・5号:7月14日 - 7月29日
- 3・4号:6月9日 - 8月31日
過去に秋季(9月・10月)まで運行されたこともあった。2012年秋は「フラノ紅葉エクスプレス」として3・4号のダイヤを用いて、9月1日 - 30日までの土・日・祝日に運転された。2016年の運転はノースレインボーエクスプレスによる一往復を6月に運転し、7月からはクリスタルエクスプレスも使用した2往復として運転する。
- 使用車両はキハ183系気動車(リゾート用)である。
- 1・6号:クリスタルエクスプレス車両
- 2・5号:ニセコエクスプレス車両
- 3・4号:ノースレインボーエクスプレス車両
ただし、「旭山動物園号」用の車両で運行されることもある[14]。また、リゾート用以外のキハ183系車両で運用される際は、特急「ふらの」として運行される。 2016年度7月にも、7月2日-31日に“フラノラベンダーエクスプレス”1・4号が「旭山動物園号」用の車両で運行されている[15]。
停車駅
札幌駅 - 岩見沢駅 - 滝川駅 - 芦別駅 - 富良野駅
スーパーカムイ71号・81号
札幌市にある札幌ドームでの巨大コンサートが行われる際の観客輸送を目的として運行される予定臨時特急である。
20時・21時台のコンサート終了から終電の間までの数時間に殺到する帰宅乗客を輸送するため下りのみ。コンサートの観客動員数や開催日程により71号・81号の両方が運行される時とどちらかだけが運行される場合がある。
71号が21時台に札幌駅を出発し23時台に旭川駅を到着、また81号は23時台札幌駅を出発し終着の旭川駅には0時を過ぎて到着する。2014年はSMAP、松田聖子、安室奈美恵など、2015年はサザンオールスターズ、関ジャニ∞、EXILEなどのコンサートで運行された。この列車はコンサート観客だけではなく一般の乗客も乗車可能である。
使用車両は789系1000番台および785系のどちらかが多い。場合によってはキハ183系などが使用されることもある。
停車駅
札幌駅 - 岩見沢駅 - 美唄駅 - 砂川駅 - 滝川駅 - 深川駅 - 旭川駅
道央都市間連絡優等列車沿革
ライラック スーパーホワイトアロー | |
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概要 | |
国 | 日本 |
種類 | 特別急行列車(エル特急) |
現況 | 廃止 |
地域 | 北海道 |
前身 |
特急「いしかり」(ライラック) 特急「ホワイトアロー」(スーパーホワイトアロー) |
運行開始 |
1980年10月1日(ライラック) 1990年9月1日(スーパーホワイトアロー) |
運行終了 | 2007年10月1日 |
運営者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
旧運営者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
路線 | |
起点 | 新千歳空港駅、札幌駅 |
終点 | 旭川駅 |
営業距離 | 136.8 km(札幌 - 旭川間) |
平均所要時間 | 約1時間25分 |
運行間隔 |
11往復(ライラック) 17往復(スーパーホワイトアロー) |
列車番号 |
2000M+号数(ライラック) 3000M+号数(スーパーホワイトアロー) |
使用路線 | 函館本線・千歳線 |
車内サービス | |
クラス | 普通車 |
座席 |
指定席「uシート」(4号車) 自由席(1 - 3・5号車) |
技術 | |
車両 |
781系電車(札幌運転所) 785系電車(札幌運転所) |
軌間 | 1,067 mm |
電化 | 交流20,000 V・50 Hz |
最高速度 |
120 km/h(ライラック) 130 km/h(スーパーホワイトアロー) |
概略
あかしや・アカシヤ
列車名は沿線地域の街路樹などに広く輸入され、地域の象徴の一つとなっている植物のニセアカシア(一般にアカシアと呼ばれる)が由来となっている。
かむい・そらち
列車名の由来は、「かむい」がアイヌ語で崇高な霊的存在を意味するカムイ、「そらち」が目的地である空知郡・空知支庁である。
なよろ・ましけ
さちかぜ
列車名はいわゆる抽象名であり、「幸福を運ぶ風」を意味する。列車愛称も参照されたい。
いしかり・ライラック
特急「ライラック」は、1980年10月1日に室蘭本線・千歳線室蘭駅 - 白石駅間の電化の完成と、千歳空港駅(現在の南千歳駅)新設に伴うダイヤ改正により、特急「いしかり」に代わって室蘭駅 - 札幌駅 - 旭川駅間[注 5]で運転を開始し、2007年9月30日まで運行された列車。2007年10月1日に「スーパーホワイトアロー」と統合して「スーパーカムイ」となって運行開始となったことで、廃止された。
2017年3月4日のダイヤ改正で、「ライラック」の愛称が復活する予定(後述)。
1984年2月1日には急行「かむい」「なよろ」を統合、1990年9月1日には急行「そらち」を統合した。1998年4月には臨時特急「モーニングエクスプレス」を「ライラック」に統合した。
1992年7月1日には新千歳空港駅開業に伴い、新千歳空港駅・札幌駅 - 旭川駅間の「ライラック」と、室蘭駅 - 札幌駅間の「すずらん」に分離され、「ライラック」のうち10往復は、新千歳空港駅 - 札幌駅間を快速「エアポート」として運転されていたが、2002年3月に新千歳空港駅へ乗り入れる列車を「スーパーホワイトアロー」と入れ替えて、「ライラック」は札幌駅 - 旭川駅間のみの運転となった。
廃止時点の運行は、札幌駅 - 旭川駅間を1日11往復運転であった。停車駅は、「スーパーカムイ」と同一であった。
列車名の由来は、「いしかり」が北海道中西部を流れる一級河川の石狩川、「ライラック」が札幌市の木とされるなど、沿線地域の象徴の一つとなっている植物のライラックである。
使用車両・編成
781系電車を使用し、基本的には4両編成で自由席(1 - 3号車と4号車の半室)と座席指定席(4号車の半室)であったが、多客期には2編成連結の8両編成が充当されたり、自由席2両を増結し、6両編成で運行されることもあった。
また、団体旅行客の乗車など営業上の都合によって、4号車は全席指定席になる場合があった。この際、4号車一部uシート導入時に、パーティションで仕切られた自由席の区画についても座席の交換が行われ、これまでの簡易リクライニング式からフリーストップ式とされた。この場合、所定では自由席側の座席の頭部カバーに「指定席」と刺繍されたものが被せられ運用された。
モーニングエクスプレス
1990年(平成2年)10月1日から、月曜日限定で札幌駅 - 旭川駅間を運行する臨時特急として運行開始。月曜朝の運行であることから、いわゆるビジネス客を主なターゲットとしていた。1994年(平成6年)3月1日から季節列車となり、1998年(平成10年)4月11日に「ライラック」に統合されて廃止された。
ホワイトアロー・スーパーホワイトアロー
過去の列車の編成図 | ||||||||||||||
← 旭川・新千歳空港・室蘭 札幌 →
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いしかり・ライラック 485系(1975年7月 - 1980年6月) 781系(1979年3月 - 1986年10月) | ||||||||||||||
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ライラック・ホワイトアロー 781系(1986年11月 - 1992年6月) | ||||||||||||||
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スーパーホワイトアロー・ライラック 785系(1990年9月 - 2002年4月) | ||||||||||||||
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モーニングエクスプレス 785系(1990年10月 - 1998年4月) | ||||||||||||||
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ライラック・エアポート 781系(1992年7月 - 2007年9月) | ||||||||||||||
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スーパーホワイトアロー・エアポート 785系(2001年以降・uシート組込み後) | ||||||||||||||
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「スーパーホワイトアロー」は、札幌駅 - 旭川駅間などで1986年3月3日に運転を開始し、2007年9月30日まで運行された列車。2007年10月1日から「ライラック」と統合して「スーパーカムイ」となって運行開始となったことで、廃止された。
運転開始時は「ホワイトアロー」として、千歳空港駅(現在の南千歳駅)・札幌駅 - 旭川駅間で運転されていたが、1990年9月1日に新型車両を導入して、最高運転速度の引き上げによるさらなる速達性や、居住性・快適性の向上した新型車両の投入により、「ホワイトアロー」を「スーパーホワイトアロー」に名称を変更し、運転区間も札幌駅 - 旭川駅間に変更された。
列車名は、ノンストップ・直行便を示す矢を意味する英語の「Arrow」と雪の白を表す「White」を組み合わせた造語で、スーパーを冠した道内最初の例となった[注 6]。
廃止時点の運行は、札幌駅 - 旭川駅間を1日17往復運転し、朝晩を除く11往復は、札幌駅から快速「エアポート」として新千歳空港駅まで直通運転を行っていた。停車駅は「スーパーカムイ」と同一であった。
列車名は「白い矢」を意味する英語「ホワイトアロー (White Arrow)」が由来となっている。
使用車両・編成
「スーパーホワイトアロー」は785系電車により、スーパーカムイと同一の自由席車両4両と指定席車両1両の5両編成で運転されていた。5両編成で運転された時代の指定席は「uシート」と呼ばれていた。運行開始当初は通常期は4両編成、早朝・夕方等のラッシュ時や繁盛期または団体予約がされた日に限っては6両編成で運転を行っており、普通車指定席は編成中札幌寄り半室を原則として指定席として運用していた他は、シートカバーに「指定席」と刺繍されたものを被す事で自由席と区別している。なお増結編成を連結した6両編成時では1両全席を指定席扱いとすることもあり、この場合はシートカバー以外に車両に「指定席」のステッカーを貼って対応していた[注 7]。
785系に事故・トラブルが発生した場合は、781系が代走する場合もあった。この場合の表示幕は、従来の「ホワイトアロー」幕を基準とした意匠の上部に小さく「スーパー」を介した専用表示幕による運行であった。
-
スーパーホワイトアロー
(2002年10月4日 江別駅 - 豊幌駅間) -
781系の代走による「スーパーホワイトアロー」
(2004年6月 旭川駅)
沿革
戦後運行の展開
- 1949年(昭和24年)9月15日:小樽駅 - 旭川駅間を運行する不定期準急列車2005・2006列車(以下「列車」を「レ」と略)が運行を開始する。
- 1950年(昭和25年)10月1日:2005・2006レの運行区間を旭川駅 - 名寄駅間(宗谷本線経由)まで延長。ただし、延長区間は普通列車扱い。
- 1951年(昭和26年)4月1日:2005・2006レを定期列車に昇格し、「石狩」(いしかり)の名称が与えられる。運行区間は小樽駅 - 名寄駅間。
- 1954年(昭和29年)5月1日:従来函館駅 - 小樽駅 - 札幌駅間を運行していた急行列車「あかしや」と「石狩」の小樽 - 札幌間が重複することから、「石狩」の札幌駅 - 旭川駅間を「あかしや」に編入し、「あかしや」の運行区間を函館駅- 小樽駅 - 旭川駅間とする。ただし、小樽駅 - 旭川駅間は準急列車とした。
- 1956年(昭和31年)11月19日:「あかしや」を「アカシヤ」に改名。
準急「かむい」・特急「おおぞら」の登場
- 1959年(昭和34年)9月22日:小樽駅 - 旭川駅・上芦別駅間(後者は根室本線経由)を運行する気動車準急列車「かむい」運転開始。また、気動車による準急列車「かむい」が設定されたことにより、「アカシヤ」は全区間で急行列車として運行される。
- 1960年(昭和35年)7月1日:「かむい」を札幌駅 - 旭川駅間で1往復増便し、2往復での運行となる。また当初運転されていた根室本線乗り入れ区間を富良野駅まで延長する。
- 1961年(昭和36年)10月1日:サンロクトオのダイヤ改正に伴い、以下のように変更する。
- 1962年(昭和37年)10月1日:「かむい」を札幌駅 - 旭川駅間で1往復増発。「かむい」は3往復体制とする。
- 1963年(昭和38年)12月1日:小樽駅 - 増毛駅間で運行されていた「ましけ」を「かむい」に編入。「かむい」が4往復体制となった。
- 1964年(昭和39年)
- 3月20日:「かむい」の富良野駅発着編成を独立させ、新たに「そらち」の名称を与える。なお、「そらち」は新規に2往復増発したため、3往復体制となった。
- 10月1日:「かむい」で名寄駅発着の1往復を増発し、4往復体制とした。また、「そらち」下り1本を廃止し、下り2本上り3本の運行となる。
- 1965年(昭和40年)10月1日:ダイヤ改正に伴い、以下のように変更する。
- 「かむい」の増毛駅発着列車を分離し「ましけ」の名称を与える。以降は「留萌本線」の項を参照のこと。
- 「そらち」を2往復に減便。
- 「かむい」は「そらち」の減便した1往復と合わせて6往復に増便。
- 1966年(昭和41年)
- 1968年(昭和43年)10月1日:函館本線小樽駅 - 滝川駅間交流電化に伴うヨンサントオのダイヤ改正により以下のように変更する。
- 1969年(昭和44年)10月1日:旭川駅までの電化区間の延伸に伴うダイヤ改正。
- 「かむい」1往復を除き電車化、8往復に増便。
- 電車運行の「かむい」は運転区間を旭川駅まで延長。札幌駅 - 旭川駅間運転の下り1・2・3・4・5号、上り1・4・5・7号(列車番号:801M・803M・805M・809M・811M・802M・808M・810M・816M)の4往復を新設。
「さちかぜ」の登場
- 1971年(昭和46年)7月1日:ダイヤ改正に伴い以下のように変更。
- 「かむい」の1往復を小樽駅 - 旭川駅間の「さちかぜ」に変更する。
- 「さちかぜ」は札幌駅 - 旭川駅間は無停車、快速列車として運行した小樽駅 - 札幌駅間の途中停車駅は南小樽駅・手稲駅・琴似駅のみであった。
- 上りが旭川発7時00分、下りが札幌発18時00分のビジネスダイヤで設定され、この区間の136.8 km を1時間36分(下り)で運行した。その表定速度は国鉄急行列車としては最速の85.5 km/h に達し、当時の特急列車に比肩する速度であった[注 8]。この運転時分のままで最初の冬を越したが、翌1972年(昭和47年)には余裕を見込んで1時間37分(下り)、1973年(昭和48年)にはさらに1分伸びて1時間38分(下り)となり、これが廃止まで続いた。
- なお、列車名として抽象名の風を用いるものは、設定当時には特急列車に用いられる事例が多く、実際に「さちかぜ」の名も1957年(昭和32年)から1958年(昭和33年)まで東京駅 - 長崎駅間の寝台特急列車に用いられたことがあった。このため、この列車の運行は特急形電車を登場させるための試金石とも言われた。
- 「そらち」の1往復が廃止され、小樽発富良野行きの下り列車のみとなる。
- 「かむい」の1往復を小樽駅 - 旭川駅間の「さちかぜ」に変更する。
- 1972年(昭和47年)
「いしかり」の登場
- 1975年(昭和50年)7月18日:急行「かむい」および「さちかぜ」を特急化し、エル特急「いしかり」が札幌駅 - 旭川駅間で運転開始(7往復)。また、「かむい」も気動車列車を含む7往復が存置され、「いしかり」の補完にあたる。
- 当初は7月1日からの運転開始を予定していたが、労使紛争の関係でこの日からの運転となった。
- 「いしかり」は北海道初のエル特急で、ほかの北海道特急が全列車座席指定だった時代に、普通車のみの6両、そのうち5両が自由席という編成で、異彩を放った。また、当時グリーン車の連結がない唯一の国鉄昼行特急でもあった。また、7往復のうち1往復は、それまでの急行「さちかぜ」を継承し、ノンストップ運転の設定となった[注 9]。
- この時点での使用車両は、もともとは本州向けの485系電車を北海道向けに設計変更した485系1500番台であり、北海道専用の特急形電車が登場するまでの、言わば「つなぎ」であった。そのため、冬季に入ると耐寒・耐雪性能の不備を次々と露呈し、不具合や故障が頻発した。次の冬からは、編成両数の4両への減車による予備車の確保と、日中1時間ヘッドから2時間ヘッドへの運転本数の半減による整備時間の確保という、「計画的間引き」による対策にまで追い込まれたものの、なおもトラブルは完治せず、それまでの711系によって築かれた、冬季における国鉄への信頼を失墜させた。
- 1979年(昭和54年)3月19日:北海道専用の極寒地向け仕様車である781系電車が落成する。「いしかり」は1年半後の「ライラック」移行前までに順次781系電車に置き換えられる。
(1986年 札幌駅)
- 1980年(昭和55年)10月1日:室蘭本線・千歳線室蘭駅 - 白石駅間の電化が完成。千歳空港駅(現在の南千歳駅)新設に伴うダイヤ改正により、以下のように変更する。
- 「いしかり」の運行区間を延長し、室蘭駅 - 札幌駅 - 旭川駅間を運行するエル特急「ライラック」を新設。これに伴い「いしかり」は廃止。
- 当初は9往復が運行されており、5往復が室蘭駅 - 旭川駅間直通で、室蘭駅 - 札幌駅間および札幌駅 - 旭川駅間が各2往復の設定だった。
- また、新設された千歳空港駅 - 札幌駅間を自由席特急料金込み800円で乗車できる特別企画乗車券「エアポートシャトルきっぷ」を発売。この対象列車としてもPRされた。
- 急行「ましけ」が廃止。
- 「いしかり」の運行区間を延長し、室蘭駅 - 札幌駅 - 旭川駅間を運行するエル特急「ライラック」を新設。これに伴い「いしかり」は廃止。
- 1982年(昭和57年)11月15日:「ライラック」の停車駅に新札幌駅を追加。
- 1984年(昭和59年)2月1日:急行「かむい」・「なよろ」を「ライラック」に格上げし、3往復増発。「ライラック」は札幌 - 旭川間で10往復運転。
- 1985年(昭和60年)3月14日:「ライラック」の室蘭駅 - 東室蘭駅間が各駅停車に変更。
「ライラック」「ホワイトアロー」から「スーパーホワイトアロー」へ
(1990年 豊幌駅)
- 1986年(昭和61年)
- 3月3日:千歳空港駅 - 札幌駅 - 旭川駅間で「ホワイトアロー」が運転開始。「ライラック」・「ホワイトアロー」の一部列車を4両編成化。
- 特急「ホワイトアロー」設定当時は781系電車で運行。千歳空港駅 - 札幌駅間に1往復、千歳空港駅 - 札幌駅 - 旭川駅間に1往復、札幌駅 - 旭川駅間に1往復の計3往復だった。千歳空港 - 旭川間の2・3号の途中停車駅は札幌駅のみ、その他は途中無停車であった。
- 11月1日:このときのダイヤ改正に伴い、以下のように変更。
- 3月3日:千歳空港駅 - 札幌駅 - 旭川駅間で「ホワイトアロー」が運転開始。「ライラック」・「ホワイトアロー」の一部列車を4両編成化。
- 1987年(昭和62年)10月1日:「ホワイトアロー」の停車駅に岩見沢駅と滝川駅が追加。
- 1988年(昭和63年)
- 1990年(平成2年)
785系「スーパーホワイトアロー」
(1990年9月 旭川駅)旭川側に増結編成を加えた6両編成で運行された時のもの - 1992年(平成4年)7月1日:新千歳空港駅開業に伴い、以下のように変更する。
- 1994年(平成6年)3月1日:月曜日運行の「モーニングエクスプレス」を季節列車に変更。
- 1998年(平成10年)4月11日:785系の「ライラック」が定期運用を終了。「モーニングエクスプレス」は「ライラック」に名称を変更する。これに伴い、「ライラック」は12往復、「スーパーホワイトアロー」は15往復となり「スーパーホワイトアロー」が運転本数上で逆転する。
- 2001年(平成13年)7月1日:「ライラック」の指定席として「uシート」を全列車に導入[18]。
- 2002年(平成14年)
- 2004年(平成16年)3月13日:「ライラック」・「スーパーホワイトアロー」が全車禁煙化。終着駅となる旭川駅・札幌駅への到着を自動放送化[21]。
- 2006年(平成18年)3月18日:夜行特急「利尻」・「オホーツク」9・10号の季節列車への変更に伴う代替措置として「スーパーホワイトアロー」・「ライラック」を増発[22]。
「スーパーカムイ」の登場
(2011年5月23日 南千歳駅)
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)3月15日:「スーパーカムイ」1往復(下り53号、上り50号)が「エアポート」(下り213号、上り200号)へ直通するようになる[28]。
- 2009年(平成21年)10月1日:札幌駅 - 旭川駅間で「スーパー宗谷」1号→「旭山動物園号」、「スーパーカムイ」3号→「スーパー宗谷」1号と「旭山動物園号」→「スーパーカムイ」5号の運行時刻がそれぞれ入れ替わるとともに、「スーパー宗谷」1号は札幌7時48分発に[29]、「旭山動物園号」の札幌駅発車時刻は8時30分に繰り下げられ、旭川駅には従来と同じ10時07分に到着するダイヤにそれぞれ変更[30]。札幌駅 - 旭川駅間の「スーパーカムイ」は下り全列車の所要時間が1時間20分となる。
2010年代の動き
- 2010年(平成22年)
- 2012年(平成24年)10月27日:「スーパーカムイ」4号の運転時刻を繰り上げる[33]。
- 2013年(平成25年)
- 5月5日:奈井江駅 - 茶志内駅間を走行中の旭川発札幌行き「スーパーカムイ6号」(789系1000番台)で、1号車(クハ789-1002)床下の車軸付近から出火。臨時停車した茶志内駅で車掌が消火器で消し止めた[34][35][36]。
- 11月1日:ダイヤ修正により以下のように変更[3][37][38]。
- 「スーパーカムイ」1往復(下り13号、上り16号)が運休となる。
- 最高速度を120キロに引き下げる。これに伴い、札幌発旭川行きの列車は終点の旭川駅の到着時刻が5分繰り下げとなり、所要時間が1時間25分 - 29分となる。旭川発札幌行きの列車は始発駅の旭川発の時刻が5分繰り上げとなり、所要時間が1時間25分となる(5分増延、早朝の時間帯を除く)。
- 2014年(平成26年)8月30日:前年11月1日の1往復(下り13号、上り16号)運休に伴う欠番を解消。これにより、号数は1 - 46号に変更[39]。
- 2016年(平成28年)3月26日:ダイヤ改正により下記のように変更[4]。
- 2017年(平成29年)3月4日:ダイヤ改正により下記の運用に変更予定[40]。
- 前年まで「スーパー白鳥」に運用されていた789系電車(0番台)を投入することで785系を置き換え、札幌駅 - 旭川駅間の特急電車は全て789系での運行となる。列車名は、0番台(6両編成・グリーン車連結)の列車は「ライラック」、1000番台(5両編成・普通車のみ)の列車は「カムイ」とする。これにより「スーパーカムイ」の列車名は廃止。「ライラック」は10年ぶりに列車名復活となる。
- 電車特急の本数は「ライラック」が14往復、「カムイ」が10往復の計24往復[注 10]で、号数は両者で共通となる。またエル特急の呼称が廃止され、表記は「特急」となる。
- 「ライラック」のうち4往復は旭川駅で、稚内駅発着の特急「サロベツ」2往復、網走駅発着の特急「大雪」2往復と同一ホームで接続する。
脚注
注釈
- ^ 急曲線のある江別駅・近文駅付近を除く。
- ^ 2013年10月31日までは最高速度が130km/h、最短所要時間が1時間20分、表定速度が102.6km/hであった。
- ^ 2016年3月19日以降は車両メンテナンスの都合上、運行編成から外されている。
- ^ 2009年5月 - 6月までは2号車、2009年11月3日 - 11月15日までは3号車を脱した4両編成での運転となった。
- ^ ただし、東室蘭駅 - 室蘭駅間は普通列車として運転。
- ^ この愛称は、運行開始当時としてはJRの定期列車としては最も文字数の多い愛称であったが、1995年に運行を開始した「スーパー雷鳥(サンダーバード)」は括弧抜きで13文字、1996年に運行を開始した「スーパーくろしお・オーシャンアロー」は17文字と、「スーパーホワイトアロー」を上回った。しかし、両列車は1997年に「サンダーバード」「オーシャンアロー」に改称されたため、再度最長の列車名となった。なお、2001年に登場した「ミッドナイトEXP高松」・「ミッドナイトEXP松山」は発音すると16音であるが、列車名表示の上では11文字であった。
- ^ 修学旅行等の団体貸切運用が組み込まれた場合は、札幌寄り1ないし2両を修学旅行用に貸切運用として扱い、3号車半室を通常の指定席、残りの半室と3両を自由席車両として運用した実績が存在する。なおこの場合は通常停車しない駅(奈井江駅や妹背牛駅・納内駅など)でも臨時に乗降を取り扱う場合があった。
- ^ この表定速度は、「急行を追い抜く急行」として知られ、東北本線の最速急行列車となった仙台発青森行きの下り「くりこま」1号の81.6 km/h を上回り、最高運転速度120 km/h の特急「ひばり」・「はつかり」 (87.0 - 89.4 km/h) にも肉薄するものである。ちなみに「さちかぜ」を含む当時の道内列車の最高速度は100 km/h に設定されていた。
- ^ 同じ6両編成中に「さちかぜ」の倍の4両の電動車を連結していたが、当時の道内の最高運転速度が100 km/hであり、711系電車との差がほとんどなかったことから運転時分の短縮は1 - 2分に留まった。
- ^ 電車特急は改正前の23往復より1往復増だが、従来7往復設定されていた宗谷本線・石北本線直通の気動車特急のうち4往復が旭川駅までの運行となるため、札幌駅 - 旭川駅間の特急の本数は改正前の30往復から27往復に3往復減となる。
出典
- ^ 現在のライラックとは異なる。
- ^ a b c “「スーパーカムイ」デビュー”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2007年10月2日)
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関連項目
外部リンク
- 特急ライラック(789系 0代) 札幌-旭川|車両の紹介 - 北海道旅客鉄道
- 特急カムイ(789系 1000代)|車両の紹介 - 北海道旅客鉄道
- 旭山動物園号 - 北海道旅客鉄道