帯ドラマ劇場
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帯ドラマ劇場(おびドラマシアター)は、2017年4月3日からテレビ朝日系列フルネット24局で毎週月曜 - 金曜12:30 - 12:50(JST、以下略)に放送されている帯ドラマ放送枠。BS朝日でも同月4日から毎週月曜 - 金曜7:40 - 8:00に遅れネットしている。
概要
2017年4月のテレビ朝日の大幅番組改編において、『徹子の部屋』とのセット視聴を意識して同番組後の月曜 - 金曜12時30分 - 12時50分枠に新設された[1][2]。テレビ朝日制作のデイタイムの帯ドラマとしては、日本教育テレビ(NET)時代の1962年から1965年に放送された「女シリーズ」以来52年ぶりである[3]。
2015年に早河洋・テレビ朝日代表取締役会長兼CEOに対し脚本家の倉本聰が「ゴールデンは若者向けの番組ばかり、シニア層向けのシルバータイムをつくるべきではないか」と働きかけ、1年間の提案に対し半年ならと提案を受け入れて、新たに放送枠が設定されることとなった[4][5]。「壮大な実験」「挑戦」として位置付けられ[4][5]、シリーズ第1作として倉本聰が脚本を手掛けた『やすらぎの郷』が放送されると、本枠としての初回かつ『やすらぎの郷』としての初回となる、2017年4月3日放送分の視聴率が8.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)を記録して同時間帯[注 1]の前4週[注 2]平均から3.0ポイント上昇、日本テレビ『ヒルナンデス!』、TBS『ひるおび!・午後』、フジテレビ『バイキング』など同時間帯の他局の生放送番組(「報道・情報」もしくはバラエティ)を上回って新設枠として好スタートを切った[6]。
「少なくとも1年間は定着に努力していきたい」として[5]、2017年度中は放送時間を変えることなく、本枠の放送を維持し、第2作の企画も始動(後述の通り『トットちゃん!』を放送する予定)。新たな需要の掘り起こしが期待される反面で、情報番組に対し費用対効果面で厳しいとの指摘もあり、テレビ界から注目されている[7]。
本枠は当初15分枠とする案もあったが、番組途中にCMを挿入することを考慮し、20分枠とすることになった[8]。これにより、本枠はNHK総合『連続テレビ小説』(再放送)の冒頭5分と重複する[注 3]が、本枠第1作「やすらぎの郷」のプロデューサー中込卓也は「そのぶん、やり甲斐はある。」と述べている[8]。
本枠立ち上げに伴い、『ワイド!スクランブル・第2部』については、従来より20分繰り下げ・短縮の12:50 - 13:45に変更した。
放送作品一覧
(注)以下の放送日程は制作局テレビ朝日におけるものを示す。
放送局・配信元
- テレビ放送
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送期間 | 放送日時 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ朝日(EX) | テレビ朝日系列 | 2017年4月3日 - | 月 - 金曜日 12:30 - 12:50 | 制作局 |
北海道 | 北海道テレビ(HTB) | 同時ネット | |||
青森県 | 青森朝日放送(ABA) | ||||
岩手県 | 岩手朝日テレビ(IAT) | ||||
宮城県 | 東日本放送(KHB) | ||||
秋田県 | 秋田朝日放送(AAB) | ||||
山形県 | 山形テレビ(YTS) | ||||
福島県 | 福島放送(KFB) | ||||
長野県 | 長野朝日放送(abn) | ||||
新潟県 | 新潟テレビ21(UX) | ||||
静岡県 | 静岡朝日テレビ(SATV) | ||||
石川県 | 北陸朝日放送(HAB) | ||||
中京広域圏 | メ〜テレ(NBN) | ||||
近畿広域圏 | 朝日放送(ABC) | ||||
広島県 | 広島ホームテレビ(HOME) | ||||
山口県 | 山口朝日放送(yab) | ||||
香川県・岡山県 | 瀬戸内海放送(KSB) | ||||
愛媛県 | 愛媛朝日テレビ(eat) | ||||
福岡県 | 九州朝日放送(KBC) | ||||
長崎県 | 長崎文化放送(NCC) | ||||
熊本県 | 熊本朝日放送(KAB) | ||||
大分県 | 大分朝日放送(OAB) | ||||
鹿児島県 | 鹿児島放送(KKB) | ||||
沖縄県 | 琉球朝日放送(QAB) | ||||
日本全国 | BS朝日 | BSデジタル放送 | 2017年4月4日 - | 月 - 金曜日 | 7:40 - 8:00遅れネット |
脚注
注釈
- ^ (枠縮小前の)『ワイド!スクランブル・第2部』の冒頭20分。
- ^ 2017年3月6・13・20・27日。
- ^ BS朝日での遅れネットでも、本枠がNHK BSプレミアム『連続テレビ小説』(本放送)の末尾5分と重複する。
- ^ TVerで期間限定配信されるテレビ番組(含:テレビドラマ)の場合、通常であれば、制作局での放送直後に配信開始となるが、BS朝日で遅れネットを行っている関係から、その直後からの配信開始となっている。
出典
- ^ “テレ朝 勝負の大幅改編、力込める総合編成局長「大きなチャレンジ」”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2017年3月7日) 2017年4月7日閲覧。
- ^ “「テレ朝」勝負の大幅改編、「フジ」現状維持 各局の4月改編”. ORICON NEWS (oricon ME). (2017年3月9日) 2017年4月7日閲覧。
- ^ “石坂浩二&浅丘ルリ子、31年ぶり元夫婦共演!情報番組からシニア層奪う”. SANSPO.COM (産経デジタル): p. 3. (2016年6月30日) 2017年4月7日閲覧。
- ^ a b “早河洋会長兼CEO 2017年「年頭挨拶」(要旨)” (PDF) (Press release). テレビ朝日. 4 January 2017. p. 2. 2017年4月7日閲覧.
- ^ a b c “テレ朝会長 中高年向け昼ドラ「少なくとも1年間は続ける」”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2017年3月28日) 2017年4月7日閲覧。
- ^ “シルバー層向け新ドラマ「やすらぎの郷」 横並びトップの8・7%の好発進”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2017年4月4日) 2017年4月7日閲覧。
- ^ 佐藤剛志 (2017年4月4日). “倉本聰×浅丘ルリ子 若者にこびない「昼ドラ」”. 朝日新聞デジタル 2017年4月7日閲覧。
- ^ a b 倉本聰に挑発され奮起 昼ドラ「やすらぎの郷」番組Pの覚悟 日刊ゲンダイ DIGITAL 2017年4月11日発行、同日閲覧。
テレビ朝日系列 月 - 金曜日12:30 - 12:50枠 | ||
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