ICOCA
Template:記事分割3 ICOCA(イコカ)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)の非接触型ICカード方式による乗車カードの名称である。
ストアードフェアシステムのJスルーカードのICカード版で、定期券の機能と電子マネー機能を併せ持つカードである。ICオペレーティングカード(IC Operating CArd)の略であるが、関西弁の「行こか」とも掛けた親しみやすい名称としている。
2003年11月1日から、近畿圏のアーバンネットワークで使用が開始された。現在は近畿圏の私鉄でも利用可能である。
キャッチコピーは「ICOCAで行こか」、イメージキャラクターは仲間由紀恵とイコカモノハシである。
予想以上の利便性で着実に浸透し、サービス開始のわずか5ヶ月余りで100万枚を突破した。私鉄でも利用ができ、現時点では関東よりもカードの機能は進んでいる。電子マネー店舗も今年に入り、使用できる店舗が増加しICOCA対応の自販機も登場した。関東のSuicaと比べICOCAは残額が1円でも改札内に入場でき、ホーム内にも多数の専用チャージ機が設置されており、完成度の高いカードと評価されている。また、現金が手元になくてもクレジット経由でチャージのできるSMART ICOCAも展開している。
なお、2007年夏よりアーバンネットワーク以外では初めて、岡山・広島地区の都市部135駅で利用可能となる予定である。
ICOCA | |||
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概要
ソニーが開発した非接触方式ICカードFeliCaを採用しており、東日本旅客鉄道(JR東日本)などで使用できるSuicaとは2004年8月1日から相互利用が開始された。ただし、こども用ICOCAはSuicaエリアでは利用できない。これはストアードフェアシステム対応の各種カードに子供用が存在するのが関西都市圏の交通機関各社局のみという事もある。
また2006年1月21日からは近畿圏の私鉄・地下鉄のうちPiTaPaを導入している事業者でも利用が可能になり、JR西日本と私鉄・地下鉄の相互利用が関東圏に先駆けて開始されている。
ICOCAの名称はJR西日本の登録商標である。
利用方法
非接触型のICカードであるため、財布やパスケースに入れたまま自動改札機に軽くタッチするだけで改札を入出場する事ができ、通る度にその都度パスケースから取り出す必要がない。但しICOCAと自動改札機との通信を確実に行わせるため、パスケースなどを自動改札機に触れさせる運用を図る目的で、関西では「タッチしていこか」というフレーズで浸透させている。改札を通る際にICOCAが正確に認証した場合は「ピッ」又は「ピピッ」と電子音が鳴ってゲートが開き、正確に認証されない場合又は使用できない場合は「ピピピピピ」と電子音が鳴り、即座にゲートが閉まる様になっている。またICOCAの残額が不足したり、又はICOCA定期券の有効期限が近付いた場合は電子音が変わり、知らせてくれる。
ICOCAでの私鉄線との乗り継ぎ
JR西日本線と私鉄線との乗り換え専用自動改札機(2枚投入が可能な自動改札機)を使用する際には磁気きっぷ・定期券を先に入れ、その次にICOCAをタッチすると、自動改札機で自動精算して通る事ができる(鶴橋駅の大阪環状線・近鉄線乗換改札口、三国ヶ丘駅の阪和線・南海線乗換改札口)。これは相互利用しているSuica・PiTaPaでも可能である。
宣伝・広告
ICOCAは、テレビCM・駅のポスター・広告・JR宝塚線・JR京都線・JR神戸線で走る車内モニターなどに於いて近畿圏のみで宣伝されている。
マスコットキャラクター
マスコットキャラクターとして名は「イコカモノハシ」、又は「カモノハシのイコちゃん」という名の青いカモノハシがある。カモノハシが選ばれた理由は、以下の3つの特徴を持っているからである。
- 「先進性」 - 哺乳類なのに卵から産まれたり、鳥類を連想されるくちばしを持っていたりする。
- 「機能性」 - 泳ぎに活用される尾や特大の水掻き、エサを漁るくちばしなどを持っている。
- 「IC」 - 微弱な電波をくちばしで感じ取る事ができる。
また、「ICOCAを もって のれば はやくて しあわせ」という文章の略でもある。 ICOCAのキャラクターとして定着してからは、JRのポスターなどでも専ら「カモノハシのイコちゃん」と称されている。
他に、「こどもICOCA」のサービス開始時に登場した「こども」のキャラクターとして「カモノハシのイコ太」と「カモノハシのイコ美」がある。この2つの愛称は公募により付けられたものである。
ちなみに、ICOCAのキャラクターは、いずれも漫画家の夏野ひまわりがデザインした。
イメージキャラクター
イメージキャラクターは仲間由紀恵である。仲間由紀恵によるキャッチフレーズを叫ぶCMが好評で、近畿の子供は「ICOCAでいこか~タッチしていこか~」と口ずさむ子が多い程人気である。仲間由紀恵とカモノハシのやりとりがコミカルに伝わるCMである。もちろん駅のポスターやパンフレットでも2人が描かれている(ちなみに仲間由紀恵は最近J-WESTカードのCMにも出演している)。
キャッチフレーズ
ICOCAにはキャッチフレーズがあり、テレビCMやパンフレットなどで仲間由紀恵とイコカモノハシが呼び掛けている。
種類・デザイン
ICOCAには大人用と子供用の2種類があり、それぞれノーマル版と定期券版があり、全4種類が発売されている。
ノーマル版大人用の発売額は2,000円で、500円がデポジット、残り1,500円が運賃等に使用可能である。定期券も当該定期運賃に加えてデポジット500円が別に必要である。
ICOCAのデザインは水色のカードだが、クレジット機能を経由して使えるSMART ICOCAはICOCAのデザインと異なり、ホワイトシルバーのカードに水色でイコカモノハシのイラストが印刷されてあるデザインである。またこどもICOCAは黄色でイコカモノハシのイラストが印刷されているデザインであり、タッチすると「ピッ」の音と共に「ピヨピヨ」と子供が通った事を知らせる音も鳴る。
- ICOCA
- ICOCA定期券
- こどもICOCA
- こどもICOCA定期券
- SMART ICOCA(チャージ後払い方式・クレジット機能)
- SMART ICOCA定期券(同上)
チャージ(入金)方法
ICOCAにチャージ(入金)できる金額は、上限額20,000円までで、1,000円・2,000円・3,000円・5,000円・10,000円(5種類)の単位で何度でもチャージ(入金)が可能である。チャージ(入金)できる場所はICOCA使用可能エリアにあるICOCA対応の自動券売機とのりこし精算機、駅構内やホームに設置されている入金機、及びICOCA利用エリア内のみどりの窓口のいずれかで可能である(のりこし精算機でのチャージ(入金)は3,000円まで)。ICOCA利用エリア内のみどりの窓口の場合、一部の駅ではクレジットカードでもチャージ(入金)が出来る。
有効期限・再発行
ICOCAの最後の利用日から10年間利用がない場合、カードは失効となり、デポジットの返却はされない。
紛失した場合は、無記名である「ICOCA」及び「こどもICOCA」以外の所有者本人である事の証明が可能な券種では再発行が可能である。但し再発行には再発行手数料500円とデポジット500円の合計1,000円を現金で支払う必要がある。
ICOCA電子マネー
「ICOCA電子マネー」とは買い物の際に財布からお金を出したりせずに、あらかじめICOCAにチャージ(入金)した額を対応店舗でレジに設置された端末にタッチするだけで支払いを済ませる事ができるサービスである。ショッピングICOCAと考えても良い。Suicaとは異なり、初期のカードでも交換する事なくそのまま使える。
ICOCA電子マネーのキャッチフレーズは「ICOCAで買おか~、タッチして買おか~」である。これも仲間由紀恵がポスターなどで呼び掛けている。
「ICOCA電子マネー」のメリット
- 鉄道の利用も、ちょっとしたショッピングもICOCA1枚で可能。
- 小銭いらずでラクラクショッピング。
- Suicaとは異なり、今まで使っていたICOCAで、手続きなしでそのまま利用可能。
「ICOCA電子マネー」の利用可能店舗
詳しくは公式ホームページで
(2025年10月18日現在)
「ICOCA電子マネー」を使用できるカード
- ICOCA
- ICOCA定期券
- SMART ICOCA
- SMART ICOCA定期券
- こどもICOCA
- こどもICOCA定期券
「ICOCA電子マネー」の利用方法
ICOCA電子マネーを利用する際は、カードの発行換え(交換)などの特別な手続きは不必要で、従来のICOCAでそのまま使用可能である。
店舗で利用する際は、店員にICOCAで支払う事を伝え、自動改札機を通る時と同じ要領で、自らでICOCAを店舗に設置されている端末にタッチするだけでよい。タッチすると「ピピッ」という音が鳴り、支払いが完了する。残高がなくなった場合は駅の自動券売機・入金機・のりこし精算機でチャージ(入金)する事が可能で、限度額の20,000円まで何度でもチャージ(入金)する事ができる。
なお、ICOCA電子マネーは、Suica利用可能エリアにある店舗やPiTaPa利用可能エリアにある店舗では利用できない。逆にSuicaやPiTaPaはICOCA電子マネー店舗では利用できない。
SMART ICOCA
SMART ICOCA(スマート イコカ)とは、チャージ(入金)の際にチャージ(入金)機などに現金を入れなくても簡単にチャージできるカードである。このSMART ICOCAを持つには、JR西日本の提携カードである「J-WESTカード」の所持が必要であり、クレジットでSMART ICOCAにチャージされる仕組みである。種類は2種類あり、通常の乗車機能を持つSMART ICOCAと定期券の機能を持たせたSMART ICOCA定期券がある。2006年2月1日から発行。
スマートICOCAクイックチャージ機 | |||
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SMART ICOCAのクイックチャージ
SMART ICOCAはICOCAのチャージ(入金)方法と異なり、現金を入れずにチャージ(入金)が可能である。JR西日本発行のクレジットカード「J-WESTカード」を経由してSMART ICOCAにクイックチャージ(入金)する際は、自動券売機・入金機・クイックチャージ機でチャージ(入金)が可能、またSMART ICOCAにクイックチャージ(入金)できる金額は3,000円・5,000円・10,000円(3種類)の単位で何度でもクイックチャージ(入金)可能である。なおクイックチャージの限度額は1日20,000円、1ヶ月40,000円である。
SMART ICOCAの特別サービス
SMART ICOCAの利用者は、携帯電話やパソコンから利用履歴がスマートに確認する事が可能である。また乗車したり、定期券の購入でJ-WESTポイントが貯まり、ポイントでチャージ(入金)できたり、商品などがもらえたりする特典もある。
利用可能エリア
ICOCAは、下記の京阪神267駅とJR東日本エリアの首都圏・仙台・新潟地区、及び近畿圏の私鉄・地下鉄のうちPiTaPaを導入している7社局・318駅でも利用できる。 また、JR西日本は岡山・広島地区へ2007年夏からICOCAを導入する方針である。ただし、近畿圏エリアと岡山・広島地区との間は40km弱(相生~和気間)しか離れていないが、当面は両エリア相互間の利用はできない。
現在の利用可能エリア
正式な路線名称に基づく。括弧内は、区間内に設定されている愛称。
- 大阪環状線:全線
- 桜島線(JRゆめ咲線):全線全駅
- 東海道本線(琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線):米原駅~神戸駅
- 北陸本線(琵琶湖線):米原駅~長浜駅
- 山陽本線(JR神戸線・和田岬線):神戸駅~相生駅、兵庫駅~和田岬駅
- 福知山線(JR宝塚線):尼崎駅~篠山口駅
- JR東西線:全線全駅
- 赤穂線:相生駅~播州赤穂駅間
- 関西本線(大和路線):JR難波駅~加茂駅
- 片町線(学研都市線):全線全駅
- 奈良線:全線全駅
- 湖西線:山科駅~近江舞子駅間
- 関西空港線:全線全駅
- 阪和線:全線全駅
- 和歌山線:王寺駅~高田駅間
- 桜井線:全線全駅
- 草津線:草津駅~貴生川駅間
- 山陰本線(嵯峨野線):京都駅~園部駅間全線
2007年夏から利用可能となるエリア
- 山陽本線:和気駅~南岩国駅間
- 赤穂線:長船駅~東岡山駅間
- 津山線:岡山駅~法界院駅間
- 瀬戸大橋線:岡山駅~児島駅間
- 吉備線:全線全駅
- 伯備線:倉敷駅~備中高梁駅間
- 福塩線:福山駅~神辺駅間
- 呉線:全線全駅
- 芸備線:広島駅~狩留家駅間
- 可部線:全線全駅
備考
- 相互利用により下記のSuica・PiTaPa利用可能エリアでもICOCAの使用が可能。但しSuicaとPiTaPaエリア内でのチャージ(入金)はSuica、PiTaPaそれぞれのカード対応の自動券売機などの発売機でのみ可能。ICOCAエリア内では自動券売機とカード発売機で対応する。
- 履歴表示・印字について
- Suica・PiTaPaエリアの乗・降車駅名の履歴表示・印字は「JR東」「東モノ」「東臨」或いは「阪急」「京阪」「大市交」「阪神」などと表示されるため、駅名を含む詳細な履歴が必要な場合はSuicaエリア又はPiTaPaエリア内で表示・印字する事になる。ただし、京橋駅や天満橋駅など京阪の一部の駅を利用した場合は「KH京橋」、「KH天満」と会社名と駅名が出る様になっている。
- 逆にSuicaエリアで京阪神267駅で使用した履歴を表示・印字した場合は「JR西日本」と表示される。
- PiTaPaエリアでの場合は会社名と使用駅名がきちんと出る様になっている(例:JR西京都、阪急梅田など)。ただし、Suicaエリアで使用した分にについては駅名が表示されない(例:JR東***など)。
- また、拡大後の問題点として、岡山、広島エリアと近畿エリアではまたがって利用できない(京阪神地区のシステム改良が必要なため。赤穂線播州赤穂駅~長船駅、山陽本線相生駅~和気駅)。
相互利用
Suicaエリア
- 東京近郊区間(偕楽園駅を除く)
- 東京臨海高速鉄道全線
- 東京モノレール全線
- 仙台都市圏
- 新潟近郊区間(弥彦線全線と羽越本線京ヶ瀬駅~中浦駅を除く)
- 但し、グリーン車SuicaシステムによるSuicaグリーン券の購入や、一部の駅での他社線乗り換え自動改札口での利用ができない(有人改札でのみ対応可。この点に関してはICOCAエリアでは他社ICカードでも利用可能となっている事から、ICOCAユーザーから改善を求める声が上がっている)。この他、VIEWカードでチャージが可能なカード発売機やVIEW ALTTEがICOCA非対応など一部のサービス利用に制限がある。
- 子供用ICOCAはSuicaエリアでは使用できない(定期券を除いて、Suica自体に子供用が存在しない為。ただし、PASMOとの相互利用に合わせてSuicaにも子供用を設ける計画が上がっている[1])。
PiTaPaエリア
- 阪急電鉄
- 能勢電鉄(ケーブル線を除く)
- 京阪電気鉄道(大津線・ケーブル線を除く)
- 大阪市交通局(地下鉄・ニュートラム・バス)
- 阪神電気鉄道(鉄道のみ)
- 大阪高速鉄道(大阪モノレール)
- 北大阪急行電鉄
- 阪急バス(一部区間)
- 南海電気鉄道(南海本線・高野線・鋼索線)
- 大阪府都市開発(泉北高速鉄道)
- 神戸高速鉄道
- 山陽電気鉄道(鉄道のみ)
- 神戸新交通(ポートライナー・六甲ライナー)
※子供用ICOCAはPiTaPaエリアでは使用可能である。
NicoPaエリア
今後の展望
発行枚数
ICOCAの発行枚数は予想以上に伸び、サービス開始の2003年11月からわずか5ヶ月余りで100万枚を突破した。2025年現在ではその倍の200万枚を突破している。
- 225万枚突破 (ICOCA定期券/約119万枚、ICOCA/約106万枚) *2006年3月
自動改札機の利用数に対するICOCAの利用率は約50%を誇る
ICOCAを用いた犯罪
JR西日本の駅員59名と委託社員10名が、ICOCAで乗車した後、窓口の処理機で乗車記録を消去するという手段で無賃乗車を繰り返したとする不祥事があり、その行為はサービスが開始された2003年11月から2004年8月まで行われていたとされる。不正利用の総額は104,630円に上った。このうち駅員10名と委託社員5名の計15名は懲戒解雇となった。
歴史
- 2003年6月28日~7月26日 ICOCAモニターテストがJR神戸線(大阪~芦屋間)・JR宝塚線(大阪~宝塚間)・JR京都線(大阪~高槻間)の22駅に於いて1,000名限定で開始。
- 2003年11月1日 ICOCAサービスがアーバンネットワーク内で正式に開始。
- 2004年3月 発行枚数が100万枚を突破。
- 2004年8月1日 ICOCA・Suica相互利用開始。JR東日本のSuica利用エリアでICOCAが使用可能になった。同時にこどもICOCAサービスも開始し、小学生以下の子供もICOCAの使用が可能になった(但し相互利用には対応していない。)。
- 2005年3月1日 利用可能エリアを拡大し、桜井線での利用が可能に。
- 2005年6月 発行枚数が200万枚を突破。
- 2005年10月1日 ICOCA電子マネーサービス開始。これによりICOCAでショッピングが可能に。
- 2005年11月10日 PiTaPaとの相互利用開始を正式発表。
- 2006年1月21日 ICOCA・PiTaPa相互利用開始。これにより近畿圏の私鉄でも利用が可能になる。またJR東日本の新潟近郊区間の一部でのSuicaサービス導入により新潟近郊区間の一部でもICOCAが利用可能になった。
- 2006年1月28日 モバイルSuicaサービス開始。Suicaとの相互利用によりICOCAエリアでも使用可能。但しICOCAエリアでは乗車機能のみ利用可能で定期券機能と電子マネー機能は利用不可。利用するには対応携帯電話機の購入とクレジットカード「VIEW カード」の申し込みが必要。
- 2006年2月1日 SMART ICOCAが発行。これはクレジット機能を搭載したICOCAであり、これによりキャッシュレスで素早くチャージ(入金)・決済できる様になる。ICOCA・NicoPa片利用開始。
- 2007年夏 岡山・広島地区の135駅でICOCA導入予定。
構造
モバイルSuicaに於けるSuicaとの相互利用
JR東日本のモバイルSuicaサービスが2006年1月28日から開始された。これは携帯電話を定期券や乗車券代わりで使用できるサービスである。首都圏・仙台圏・新潟圏のサービスだが、Suicaとの相互利用によりICOCAエリアでも使用可能である。
関西在住者で主にJR西日本エリアで使用する人であっても、対応携帯電話機の購入とJR東日本のVIEWカードを申し込めば利用可能であるが、定期券機能と電子マネー機能は利用できない。
今後のサービス
スルッとKANSAIの阪急電鉄・能勢電鉄・京阪電気鉄道で2004年8月1日から導入されているICカードPiTaPaとは2006年1月21日から相互利用を開始している。ただポストペイ方式のPiTaPaでアーバンネットワーク内で利用する場合は自動券売機などであらかじめチャージ(入金)しておく必要が生じる。また相互利用しているSuicaも同日から新潟都市圏で使える様になった。また同年2月1日からは神姫バス・神姫ゾーンバスが順次導入するICカードNicoPaとの片利用が開始されている。さらに同年7月1日からは南海本線と高野線・鋼索線・泉北高速鉄道でも使えるようになった。将来的にはSuicaと相互利用開始されるPASMOとも相互利用される可能性がある。 2007年からはICOCAのエリアを拡大し、夏には岡山・広島地区の135駅で利用可能になる(但し、関西圏と岡山・広島地区をまたがった利用は当面できない予定。)。