相棒の登場人物/history20190113
相棒の登場人物(あいぼうのとうじょうじんぶつ)は、テレビ朝日系でシリーズ化されている刑事ドラマ『相棒』に登場する主な架空の人物について解説する。
登場人物は以下のセクションで形成
凡例
登場人物の所属名、役職、階級、読み仮名などは番組公式ウェブサイト[1][2]と番組オフィシャルガイドブックに従って掲載。また、文中の「S.」や「PS.」は、「season」「pre-season」の略称で、数字は話数を示す(「S.1-5」は「season1の第5話」、「PS.2」は「pre-seasonの第2話」の意)。本稿では特命係(陣川含む)の親族を除き異なるエピソードで2回以上登場している人物のみを掲載している。
特命係
右京の相棒となる人物の名前は全員名字が「か」で始まり名前が「る」で終わる点が共通する[3][注 1]。設定上は薫の前にも6人の特命係員がおり、また薫が辞職してから尊が着任するまで右京と組んで仕事をする人物がいたが、彼らは代数には数えない。なお、陣川は正式に特命係に配属された人物であるが、公式設定では歴代代数に含まれていない[注 2]。なおS.15-10では、右京と亘が「人員不足」を理由に、郊外の黒水(くろうず)町の駐在所への臨時異動命令を下されるが、その町で遭遇した警察官の連続失踪事件を解決した後に、再び警視庁特命係に復帰している。
当初、特命係は指揮監督する者がいない、警視庁内では独立した部署であったが、特命係が連続殺人事件の容疑者に「自白の強要」で訴えられた一件を機に、警察庁長官官房付である甲斐峯秋の指揮下に置かれる事となった(S.16-1.2)。
杉下 右京 (すぎした うきょう)
- 演 - 水谷豊[注 3][4][5](小学生:新井真悟[6]〈S.14-16〉)
- 経歴
- 警視庁刑事部捜査第二課 → 警視庁警備部緊急対策特命係参謀 → 警察庁長官官房付 → 警視庁特命係係長。
- 警視庁特命係係長の警部補→警部[注 4]。国家公務員I種試験に合格し警察庁に入庁。その後、警視庁に出向している。生年月日は不明であるが、S.1開始時点で45歳[1]である。(S.16開始時点では60歳を迎えるという設定になるが、時間軸を考えると年齢に矛盾が生じている。)東京大学法学部を卒業後はイギリスに留学し、帰国後はキャリアとして警察庁に入庁して3年間のスコットランドヤードの研修を経て(S.1-7)警視庁刑事部捜査第二課に出向して活躍していたが、外務省高官の北条邸人質篭城事件を解決するため、当時公安部の参事官だった小野田が非公式に立ち上げた緊急対策特命係に作戦参謀として招集され犯人との交渉にあたるが、解決を急いだ小野田の判断ミスで多数の死者を出してしまった責任を転嫁され[注 5]、それ以降は特命係に異動されたままとなっていた[注 6]。それから15年後、当時の人質達が相次いで変死するという事件が起き、その捜査のために小野田に警察庁に戻る内示を出されたが、その件で小野田を訪ねた際に誤って狙撃され重傷を負う。回復後、小野田、薫と共に変死事件の真相を解明するが、事件の処分に関しては小野田と衝突した。
- その後警視庁警察学校の教官に異動となり、休職してロンドンに渡ったが(S.1の終了後)、右京との接触を図るために脱獄した浅倉から捜査を依頼されたことで帰国し、その捜査中に犯した失態の処分という名目で小野田によって特命係に再度異動となった(S.2-1,2)。その後、相棒の変遷を経て、享の一件から彼の上司としての責任を負う形で無期停職の処分を下された(S.13-最終話)。
- その間に渡英し、スコットランドヤードに協力していたが、帰国後に特命係の部屋で出会った亘との捜査[注 7] を経て、停職処分解除を言い渡され復職した(S.14-1)[注 8]。その後、警察嫌いの人間が唯一の犯行の目撃者となった事件において、亘が裁判所の令状発行を阻止する「捜査妨害」を行なっていた(S.14-15)事が警察上層部の知るところとなり、右京も「亘の捜査妨害を黙認していた」と見なされ、「連帯責任」として亘と共に謹慎処分を受け、再び懲戒免職の危機に晒された。しかし、警察学校での射殺事件及びそれを
端緒 ()とする閣僚を標的としたテロ事件の解決に貢献したことから、そのことを評価した峯秋の根回しにより減俸処分に留まった(S.14-最終話)。 - 宮部たまきとは元夫婦で、彼女が切り盛りする「花の里」を行きつけの店とし、芝居やコンサート、食事に連れ立って出かけるなど離婚後も良好な関係にある[注 9]。
- 服装
- 服装は、現在では三つボタンのシングルスーツに統一されているが、PS.2まではスリーピース・スーツや二つボタンスーツも着ていた。また、捜査二課時代はダブルスーツも着ていた(S.1-11)。そして胸ポケットにはポケットチーフを挿し、ベルトは使わずにボタン留のサスペンダーを愛用しており、冬場に着るコートもフォーマルなチェスターフィールドコートである(黒のシングル1着→黒のダブル、ライトグレーとダークブラウンのシングルの計3着)[注 10] が、いいスーツや靴に目がないために捜査そっちのけで深い関心を示して周囲をあきれさせる[注 11]。
- 性格
- 性格は極めて理性的で冷静沈着。誰に対しても慇懃に、時には慇懃無礼に接しつつ思ったことをずばりと言ってのける。大抵のことに動じることはなく、周囲を振り回すマイペースな変わり者で、その強烈なキャラクターについていけずに配属された部下が次々に辞めていくことから自身が籍を置く特命係は「人材の墓場」と呼ばれている[注 12]。自殺に対して極端に否定的であり例え犯人であろうとも人を巻き込んで死ぬことや自殺で幕引きを図ろうとする人間を許すことはなく、それは警察幹部や上層部と言った自らより上の立場の人間に対しても変わることはない。
- 普段は敬語だが、PS.1では女装して酔った薫を自分のアパートに誘い出したバーのマスターに「女装して彼(薫)を誘い出したのは、お前だろう!」と、マスターの首を絞めながら罵声を浴びせたり、ダークナイト事件真犯人である享が「(こんなミスで杉下さんに犯人だとバレる俺は)間抜けだな。お話にならない。」と言った時に「君が悔いるべきは、そこじゃないだろう!」と叱責したり(S.13-最終話)、捜査方針で対立した亘に「想像が及ばないのならば 、黙っていろ!」と言って自分の意見を通そうとするなど(S.15-最終話。この時の捜査法と右京の態度に怒った亘から「右京さん、あなた、何様だ?」と反論されている。)、ごく稀に言葉が乱暴になる。それ以外にも、前述ほど激しい口調にはならないものの、敬語のままで口調が激しくなることもある[注 13]。また、緊急対策特命係の表札を床に叩きつけ破壊したり(S.1-11)、留置中の犯人が自殺した際は壁に八つ当たりするなど(S.15-1)、時々乱暴になることもある。
- 捜査・推理
- 二度も被弾しているが、いずれも防弾チョッキを着用しない状態で一命を取り留めている(S.1-11、劇場版IV)。尚、劇場版IVでは車いすの状態で退院した。
- 観察力や洞察力、記憶力に優れており、分析能力や推理力も非常に高く、時には誰も疑問に思わない
些細 ()なことに着目することもしばしばある[注 14]。通常特命係には捜査権は無いが、型通りの捜査を他部署に委ねて別の角度から独自に捜査に首を突っ込み、捜査第一課の聞き込み先や取調室に割り込み必要な情報を聞き出すことも日常茶飯事。 - 伊丹や内村からは煙たがれるが、外部からはその有能さを評価され、タウン誌で「和製シャーロック・ホームズ」として取り上げられたり(S.4-8、S.12-13)、また作家から気に入られたり(S.6-3,7など)、イギリスの警察関係者から移住を勧められたりしている(S.14-1)。ただし、理屈の通じない子供の尾行には苦手意識を持っている様子(S.14-7)。また、自らが赴く先々で事件に遭遇することが多々あることも亘に指摘されている(S.14-3)。
- 一時期、原因不明のスランプに陥って頭の回転が一時的に鈍くなり[注 15]、スランプの原因について角田や米沢に相談していた[注 16][注 17](S.10-12)。結局、原因はたまきが日本や世界各地を旅することを理由に突如として「花の里」を閉店したことにより(S.10-1)、行き付けの店を無くしたと言うだけのもので、後に幸子が「花の里」を引き継いだことでスランプは解消された(S.10-12)。
- 口癖
- 基本的に一人称は「僕」と自称するが、初期は「私」とも称しており[注 18]、また芝居をする場合は「俺」を使うこともある(S.9-12)。「おやおや」から始まり、語尾に「…なんですがねぇ」と付ける特徴的な口癖を持ち、他者が気にも留めない事柄に「気になりますねぇ」や「実に興味深い」と着目し、不審がられたりあきれられると「細かいところまで気になってしまうのが僕の悪い癖」と返す[注 19]。関係者に一通りの聴取を終えて去り際に人差し指を立てて身を翻し、「最後に1つだけ」と質問して事件の核心に繋がる情報を聞き出すこともしばしばある。
- 意外な情報を聞かされると「はいぃ?」[注 20] と発し、新たに発覚した事実に接して推理が根底から覆ると動揺して「僕としたことが!」や「迂闊でした!」と狼狽する。推理の最後のピースがはまって真実に到達すると「これで全てが繋がりました」と自己完結し、ことの真相を明かす場面では核心部分で「ぇぇ、そうなんですよ!」と重要な事柄を繰り返す。
- 主義・信条
- 出世や手柄には全く興味を示さず、自ら解決に導いた事件の手柄を他部署に
攫 ()われても意に介さず、あくまで事件の真実を明らかにすることに重きを置く。「人は犯した罪を法で裁かれなければいけない」を信条に個人的感情よりも法の番人たる警察官としての矜持 ()を貫く強い信念と正義感を持ち、組織の論理や政治的利害といった事情を一顧だにせず一片の妥協もせず真実を追求するが、その姿勢は不祥事を起こした警察組織内部や、やんごとない人物や他の政府機関を相手にしても変わらず、ことを公にしたくない上層部と対立して圧力がかけられることもしばしば。 - 真相究明のためなら手段を選ばずに危険を顧みずに無茶な行動におよび(劇場版II)、虚偽の事実を告げて容疑者を欺いて自白を引き出したり(S.13-3、S.14-5他)、不正な方法で証拠を入手したりするなど、時には違法行為も辞さず強引な手段に訴える右京自身の態度をして小野田は「杉下の正義は暴走する」と評する(S.6-最終話)。普段は紳士的で温厚な態度を取っているが、罪を自覚しない非道な犯人などに対しては怒りが頂点に達すると怒号を放ち、顔を震わせて激昂する激情家の一面も持ち、自殺で幕を引こうとしたり、自分の命ごと狙った相手を殺そうとしたりする犯人に対しては極めて否定的であり、「あなたたちは生きるんです!」「死ぬまでは生きなさい!精一杯生きなさい!」などと激しい口調で激昂し、叱責する事がある(PS.1、PS.3、S.1-最終話、S.2-12、S.4-5、S.8-8、S.9-2など)。また、
- 止むを得ない事情で罪を犯した人間についてもその動機や心情を察しつつも決して犯罪を正当化することはなく(S.2-17、S.5-1、劇場版、S.7-2,最終話、S.8-14、劇場版II、S.13-最終話、S.14-13など)、融通が聞かない事がしばしばである[注 21] が、状況や犯人の動機次第では直ちに逮捕せず自首を勧めるもしくはさせるように仕向けたり、罪の重さによっては逮捕を見送ったりするなどの右京なりの柔軟さを見せたり、情をかけたりすることもある(S.4-12、S.5-1,19、S.8-14、劇場版II、S.13-2、S.14-13など)。また、復讐に走り掛けた犯人に対して、決して復讐を正当化はしないが、復讐までに至った経緯や背景、事情を汲み取り「真実は我々が、必ず明らかにしてみせます。」と強く誓い、捜査に挑む事もあり(劇場版II)、また、自身の目的のために自ら射殺させるよう仕向けて犯行を行った犯人を庇って自らが被弾した事すらある(劇場版IV)。更にこの絶対的な警察官の正義は時には彼の元に着いた相棒によって和らげられたり、阻止されたりしたこともあり、薫には事件関係者の心情や立場を汲み取って、「せめて、自首にしませんか?」と強く訴えかけられてその犯人を自首扱いとしたり(S.5-1)、事件解決を悲願にしながら病床に着き、余命僅かとなってしまった仲間の刑事の悲痛な想いを汲み取った薫が虚偽の事実を伝えたことにより、自身の意志を和らげて伝えたり(S.5-8)、とある事件に絡んだ人物の命の安全や社会的立場を考慮した尊からは、妨害や根回しによってそれ以上の追求が不可能な状態に持ち込まれたり、などと信念を曲げざるを得ない状況に持ち込まれた事もある(S.9-6、S.10-最終話)。
- 人命が失われる事態を極めて嫌っている為に拳銃は決して携行せず[注 22]、警察官の義務である射撃訓練すら
忌避 ()する(S.2-4)。不測の事態に備えて白手袋(S.6-10)や紐付きの指錠(S.7-11)を携行している。 - 趣味嗜好
- 「夜飲まないと眠れない」ほどの紅茶通[注 23] で、カップに紅茶を注ぐ時にポットを高く引き上げて戻すという独特な注ぎ方をする[注 24][注 25] 他、遠くに出向く際にも紅茶セットを持参してくる(劇場版III、S.14-10)。ワサビ多めのお茶漬けを好み、苦手なものは梅干し[注 26] と酢豚のパイナップル(S.4-12)である。PS.では喫煙するシーンがあり、その他の趣味はチェスや落語、クラシックやレコード鑑賞などであるが、特に落語は同じ趣味を持つ鑑識課の米沢と話が盛り上がり、落語のカセットテープやCDを融通し合い、いつも世話になっている彼にお礼の気持ちとして高座のチケットをプレゼントすることもある。中学時代に書いた推理小説が大学の推理小説サークルの同人誌に掲載されたことがある(S.4-8、S.12-13)。
- 特技
- 手先が器用で、リンゴの皮剥き(S.4-18)やピアノの演奏(S.3-15)、焼き物の成型(S.14-18)、携帯メールや電卓の操作も滑らかにこなせる(S.4-19、S.10-4、S.11-6)[注 27] が、S.12までは従来式のいわゆるガラケーを使い続けており[注 28]、S.13からはスマートフォンを使用している。パソコンは、S.7前期までは一般的なWindowsパソコンを使用していたが、S.7後期からはiMacを愛用している[注 29]。ピッキングの技術も有しており(S.11-1)、運動能力も高く、剣道(S.5-7)や護身術にも長けている[注 30]。高い運転技術を持ち(S.3-9)ながらもS.10までとS.14からは概ね他人に運転を任せているものの[注 31]、S.11より愛車のフィガロ[7][注 32] の助手席に享や亘を乗せて自らハンドルを握ることもある。幅広い知識を持ち、円周率の暗唱(S.2-12、S.12-2)やシュレーディンガーの猫(S.14-17)、ワイン(S.5-9)やマジック(S.8-13)、手話(S.5-11)や方言(S.6-10)、点字の解読(S.15-15)や複数の外国語などに精通しているが、恋愛や女性の機微を察することは不得手[注 33] で、時にはデリカシーのない発言をズバズバと言ってしまうこともあった(S.11-17)。
- その他
- 幽霊や超能力を否定せずに深い関心を寄せており、同僚らが幽霊の噂や目撃談で盛り上がるのに食いつき、不可思議な現象の正体を解き明かして彼らの興を殺ぐ一方で、自身は幽霊を実際に目撃した経験がないことを悔しがっている[注 34] が、本人はそうと知らずに幽霊の少女と接したことがある(S.11-18)
亀山 薫 (かめやま かおる)
- 演 - 寺脇康文(PS.1〜S.7-9)
- 経歴
- 警視庁刑事部捜査第一課 → 警視庁特命係 → 警察庁長官官房付 → 警視庁交通部運転免許センター → 警視庁麹町東警察署刑事課強行犯係 → 警視庁特命係 → 退職。
- 警視庁特命係の巡査部長[注 35] で、右京の初代相棒。歴代相棒では、最長の在籍期間を持つ。
- 1966年(昭和41年)7月23日生まれ、S.1開始時点では36歳[1]で、実家は新潟県[注 36] で造り酒屋を営み、父親は市議会議員も務めている。妻の美和子や浅倉禄郎は大学時代の同級生。新潟県立阿賀野東高等学校卒業後は野球でのスポーツ推薦で城東大学法学部法学科に進学し、大学卒業後は警視庁に入庁して刑事部捜査第一課入りを果たすが、街中で遭遇した指名手配犯である阿部貴三郎を捕まえようとして逆に人質にされるという失態を犯して特命係に追いやられる(PS.1)。
- S.1では一時的に警察庁長官官房付として警察庁に出向した他、S.2では特命係復活までの間に警視庁の運転免許試験場、S.3では所轄である麹町東署の刑事課捜査一係(強行犯係)に勤務した経歴を持つ。S.5-最終話では懲戒免職処分に追い込まれるも地方公務員法を逆手に取った右京の策略[注 37] でそれを免れている。大学時代より美和子と長らく交際して同棲し、一度は美和子の浮気により破局に至ったが、後に復縁して入籍している(S.3〜4)。
- 歴代相棒の中では4代目の相棒となる冠城亘が登場するまで右京を唯一「杉下さん」ではなく「右京さん」と呼んでいた。
- 美和子と住んでいるマンションは「シティーハウス青山」201号室(S.5-13) → 「シティハウス青山」301号室(S.6-17)。
- 服装
- 服装はフライトジャケット[注 38] にトレーナー、カーゴパンツの組み合わせがほとんどで、目上の人との面会の場や査問委員会にもその格好で現れるが、場に応じてスーツを着る場合もある(PS.1、S.1-最終話、S.2-3、S.5-9など)。
- 性格
- 性格は根が真っすぐな正直者のお人好しで、熱血漢。腰が重い割に口の軽い楽天家な所もあるが、自分が気に掛けた相手のことは放ってはおけない人情家の一面を持つ(S.1-6、S.2-7,15,16)。嘘を付くことが苦手で、ごまかそうとしても敬語で話してしまい、簡単に見抜かれてしまう(S.4-4)。元喫煙者[注 39] で、コーヒー好き。嫌いなものはヒジキ(S.4-12)とあんパン[8]。子供好きで、一緒に遊んだり世話をしたりすることもしばしば(S.5-12他)である。
- 当初は手柄に執着し、捜査一課に戻りたいとの願望を抱いており、他部署の人間や中でも伊丹から「特命係の亀山」と呼ばれることを特に嫌っていたり、犯人逮捕だけに注目するあまり、その他の地道な捜査を疎かにした発言をして右京から叱責されたりしていたが、右京と仕事をしていくうちに現状に満足するようになり、振る舞いにも余裕を見せるようになると、伊丹の嫌味や前述の呼び名も軽く受け流すようになり、次第に手柄に執着する様子も見せることがなくなり、右京と同様に純粋に正義を貫く姿勢へと変わっている。S.2以降は伊丹から「亀」と呼ばれることが多くなっている。
- 特技
- スポーツ推薦を得て大学に進学しているため運動神経はいいが、頭を使うことがやや苦手で、特に島根県の県庁所在地を松山市と間違える(S.2-12)などの一般常識や教養にやや疎い所がある(S.3-14、S.4-12、S.5-5)ものの、人間関係を洞察する能力に優れているために右京を感心させている(PS.1、S.3-9)他、幼少期から好きだった昆虫に関する知識は右京以上で、自分と同じように「虫博士」と呼ばれていた米沢とも意気投合している(S.4-14)。
- 味覚や嗅覚がかなり鋭く、事件の凶器発見に貢献したり(S.2-3)、的確な評価でワイン評論家を驚かせること(S.5-9)やウイスキーの窒素処理の有無を当ててバーのオーナーに「味の差なんて、よほどの舌を持った人じゃないと分からない」と言われた(S.6-14)。殺人事件の物的証拠となる食べ物を、そうだとは気付かずに食べてしまっていたことがあるが、この際も味の違和感を感じ右京の推理のヒントになった(S.2-3)。運転の腕については右京から「なかなか快適」と評されていた(S.1-最終話)。
- 勘も非常に鋭く、「思い出したように出る神がかりに近いヤマカン」(S.1-最終話)で事件の解決に大きく貢献する時が稀にあるが、一方では何かと事件に巻き込まれやすいトラブル招聘体質でもあるために幾度か犯人に人質にされて窮地に陥り、命を狙われたり、負傷させられたりしたことがある(PS.1、S.4-8、S.5-15、S.5-最終話、S.6-15、S.7-8など)。
- 右京との関係
- 当初、右京とは反りが合わずに彼の
辛辣 ()な発言に腹を立てることもあったが、後に右京の心情や思慮に触れる中で彼を徐々に認めていき、右京からも自身の行動や思慮を認められたことで彼の良き相棒となる。時に右京の強引さや策略に振り回されたり、右京の正義に戸惑うこともあったが、その信頼は揺るがず、右京が捜査に際して法に触れても彼を信じ抜く意思を貫くようになっていった。自身の持っている警察官の仲間意識を、右京から「諸刃の剣」と評される(S.7-7)こともあったが、時には自身の情や優しさに訴える行動から右京の意志に擦り合わせて柔軟な解決法を提案したり(S.5-1)、事件の関係者に対して真実を曲げて伝えるなどして頑なに真実を追及する右京の意思を和らげ(S.5-8、S.5-19)、右京に「君がいつも側にいてくれて助かります」とまで言われたこともある(S.5-1)。 - 同期との関係
- 捜査一課の伊丹とはしょっちゅう喧嘩しているが、実際は喧嘩をする程仲が良い。組対五課の大木・小松に対しても時々絡む。鑑識の益子とも同期だが、益子の登場は薫が退職した後のことなので、彼との関係は描かれていない。
- サルウィンに奉仕活動へ
- その後はある事件で殺された親友への思いに接し、その親友が活動していた国であるサルウィン[注 40]を訪れたことをきっかけに(S.7-1,2)親友の意志を継ぎたいと思うのと同時に、腐敗が蔓延しているこの国の子供達に正義の精神を教えたいと感じたことで警視庁を退職し、美和子と共にサルウィンへ旅立った(S.7-9)[注 41]。
神戸 尊 (かんべ たける)
- 演 - 及川光博(S.7-最終話〜S.10-最終話、S.15-13,14)
- 経歴
- 警視庁警備部警備第一課警備情報第四係 → 警察庁警備局警備企画課課長補佐 → 警視庁特命係 → 警察庁長官官房付。
- 警視庁特命係の警部補(元警視。警察庁復帰後に警部補から警視へ再昇任)で、右京の二代目相棒。
- 1970年2月1日生まれ、東京都大田区[注 42]田園調布の出身。1993年に中央大学法学部を卒業して警視庁に入庁し、推薦組として警察庁に採用、警察庁上層部からの「特命」により特命係及び右京が警察に必要な存在かを調査するために警察庁警備局警備企画課課長補佐の警視の階級から表向き「2階級降格の左遷」という形で特命係に警部補として配属されて半年間限定で「潜入調査」を開始するが、後に自らもその意義に疑問を抱くようになった「特命」の真の意義が、かつて自身が開発を主導した顔認識システム(FRS)を備えた開発中の巨大監視システムの警察庁付属機関((仮)FRSセンター)運用に右京と自身を捜査官や運用官として配した際の適性を見極めるために仕組まれたものと判明して[注 43]、同システムの関与していた事件を機に右京と共に真実を知り、事件解決後は警察庁には戻らずに警部補の階級のまま特命係に留まる道を選んだ(S.8-最終話)。
- 大河内とは警察庁時代からの旧知の仲だが、大河内と一緒にいる時以外のプライベートの動向は不明。また恋人はいないが、大学時代に警視庁勤務が決定した時期に当時の恋人から理由を告げられずに破局している(S.8-10)。
- 服装
- 服装はタイトな黒いスーツに濃い色柄もののワイシャツ[注 44] を着用[注 45] し、第2ボタンまで開けていることがほとんどで、基本的にネクタイは着用しないが、警視庁警備部時代の若い頃(S.10-1)は着用しており、特命係配属初日までの間(S.7-最終話)などの現在でも場に応じて着ける時もあり、また冬場などの寒いシーズンには上着としてチェスターフィールドタイプの黒いレザーコートを愛用する。
- 性格
- クールかつ
気障 ()な自信家で、出世街道を歩む経歴からエリート然とした雰囲気を醸し出す秀才タイプ。「トリオ・ザ・捜一」や内村の嫌味もそつなくかわして上司には逆らわないが、意見はしっかり主張する(S.7-最終話)。また、必要に応じて事件に関する事柄の進め方で内村に直接的に直談判、交渉に出た事もある(S.9-6)。負けず嫌いの性格から右京とは何かと張り合い、互いの痛いところを突き合うも一枚上手の右京に置いてけぼりにされて地団駄を踏んだり、やり込められてムキになることがしばしばある。記憶力や洞察力に優れており、総じて頭の回転は速いが、やや迂闊な所があり、軽率なミスをすることもしばしば。捜査の基本原則に忠実で、手段を選ばない右京のやり方に時に苦言も呈し、意見する際の「お言葉ですが…」は口癖と化しているが、時折に右京にさえ本心を読み取らせない曲者の一面を垣間見せる。プライドが高く、「自分は他人より頭がいい」と思っている人間に嫌悪感を露わにする(S.8-4)。一人称は基本的に「僕」であるが、生の感情が出る時には「俺」になり、言葉遣いも荒くなる。クールな振る舞いを旨としつつも不遇な人間への配慮や思いやりを見せて時に感情的になることもある。当初は組織の人間として割り切った態度を取った(S.8-1)が、次第に自らの正義感に準じるようになる。ただ、相手の事情を一顧だにせずあくまでも徹底して正義を貫く右京とは異なり、相手側の事情を考慮して妥協の道を探るためにその信念の相違から右京と対立することがある(S.7-最終話、S.9-6,10、S.10-最終話)。また、右京ほどではないが、強い正義感の持ち主であり、身勝手な理由で犯行に及んだ犯人に激昂して掴み掛かろうとしたり(S.8-10)、警察の組織ぐるみの隠蔽に対し旧知の仲である大河内の運転する車に生身で飛び出して問い質そうとしたりと大胆な行動に出る事もあり(劇場版II)、上記の右京との正義感の違いからの対立の関係で、相手側の事情を汲み取り、右京に徹底した正義を貫かせないよう、根回しや阻止をする事もある(S.9-6、S.10-最終話など)。 - 趣味・嗜好
- ガス入りミネラルウォーターを愛飲し、好物はナポリタン[注 46] である。黒の2009年式GT-Rに乗っているが、少々運転が荒く、右京にも仰天されて皮肉を言われる(S.7-最終話、S.8-2)[注 47]。チェスや絵(S.10-1)[注 48] が得意で、特にチェスでは右京と目隠しチェスでも互角に勝負ができるほどである(S.8-8)。育ちの良さから物を見る目は肥えている(S.8-18、S.9-7)他、女性の香水やファッションにも詳しく(S.9-1,9)、その知識を捜査に役立てるが、特命係に配属されるまでは、直接的に死体を見る機会が無かったため実物や写真、白骨を問わずに死体は苦手で、見ただけで気分を悪くする[注 49]。パソコンはMacBook Proを、スマートフォンはiPhone 4を愛用している。
- 温泉とホラー映画も苦手で(S.8-2、S.9-7)、朝に弱いためか遅刻が多く(S.9-11)、貧血気味の体質であり、それが災いしたのか、ある事件で真相を暴くために、右京との“打ち合わせ”通りに右京を“逮捕”した際、よりリアリティーを出すために逮捕状と称して自身の健康診断結果表を右京に見せたばかりに、診断結果の数値を指摘され「君は帰ったら、今日は無理でしょうが、明日になったら病院へ行ってください」と言われてしまっている(S.9-12)。スパイだった当時は右京に関する感想を報告書に綴り(S.7-最終話、S.8-4,12など)、「報告」していた(尊によると「中学生の作文レベル」)。
- 女性関係
- 警察庁以前に警視庁警備部警備第一課警備情報第4係に配属されていた若い頃に友人の女性を殺害され、自身も証人として出廷したその事件の裁判で友人を殺された怒りから被告が不利になるように嘘の証言をした過去があり、後に被告が出所後に自殺した件をきっかけに彼の冤罪が発覚したことで自責の念を抱いている(S.10-1,16,最終話)。
- 右京との関係
- 特命係に配属された当初は右京のことを「杉下警部」と呼んでいたが、配属以降は「杉下さん」とも呼んでいる。だが自身は捜査一課には陰で「ソン」と呼ばれており[注 50]、尊本人はそう呼ばれることを快く思っていない。
- 当初は右京に「君は亀山君の代わりにはなれません」と距離を置かれながらも(S.7-最終話)、自ら「花の里」に来る(S.8-8)など、右京への興味を隠さずに行動を共にしようとするが、右京にはあしらわれ、自身の動向に関心を持たれなかったが、様々な事件を通じて互いに歩み寄り、スパイとしての立場を捨てたことを右京に認められ、相棒としての信頼関係を築いていくこととなる。ただし、上記の通り、正義感の相違や融通の利かせ方の違いから、度々対立することもある。
- 警察庁への異動
- その後はクローン人間を造る実験に絡んだ殺人事件の捜査の中でクローンの社会的立場を争点に右京と対立し、自らが罪を犯す覚悟を以て右京に信念を曲げさせたその罪悪感から特命係を去ろうと決心したところを右京の言葉で思い留まるが、直後に長谷川の根回しにより一度は警察庁復帰の辞令を断り、次に辞令を拒否すれば免職となってしまう事情もあって長谷川と同じ警察庁長官官房付へ警視として異動することになる(S.10-最終話)。
- 警視に戻った異動後も右京との交流は途絶えておらず、事件解決のために右京とは立場を越えた協力関係を築いている様子が見られる(X DAY、S.11-最終話、劇場版III、S.15-13,14、劇場版IV)。右京の下に就いた「相棒」の中で唯一、警察を離職していない人物である[注 51]。右京が享をスカウトした話を知った際、腰を抜かしていたことが大河内の口から語られている(S.11-1)。
甲斐 享 (かい とおる)
- 演 - 成宮寛貴(S.11-1〜S.13-最終話)(少年期:橋爪龍〈S.12-9〉)
- 経歴
- 警視庁中根警察署地域課 → 警視庁中根警察署刑事課強行犯係 → 警視庁特命係 → 懲戒免職。
- 警視庁特命係の巡査部長で、右京の三代目相棒。
- 1983年7月7日生まれ、東京都港区芝の出身で、警察庁次長の甲斐峯秋を父に持ち、母と兄は海外におり(S.11-9)、客室乗務員の笛吹悦子と交際し、同棲している。2005年に早慶大学政治経済学部経済学科を卒業して警視庁に入庁。薫以前の6人や陣川以外の特命係のメンバーで唯一、法学部以外の学部出身である。父のコネを使うことなく署長推薦をもらって選抜試験に合格したことで交番勤務から所轄の中根警察署刑事課捜査一係所属の新米刑事となるが、自らが香港で遭遇した事件を右京と共に解決した後は彼に相棒としての価値を認められ、峯秋に要望を聞かれた右京に指名を受けて特命係に引き抜かれる。右京が直接スカウトした唯一の相棒である。
- 服装
- 服装はノーネクタイにシャツ、ジレを愛用してジャケットを着用し、ボトムスにウールパンツかジーンズの格好がほとんどであるが、所轄時代やフォーマルな場ではスーツを着用しており、冬場にはネイビーのピーコートとグレーのダブルのポロコートを着用し、S.13より髪型をオールバックに変えている。
- 性格
- 御曹司という出自とは裏腹に言動は荒っぽく血の気の多い性格で、熱い正義感を秘めている。だが、反骨精神が強いために傲慢な態度を見せる相手には挑発的に応じることも多い。劇場版IIIで尊に「君、口が悪いね」と言われたが、S.13からは多少丸くなっている。また細かなことにも気付くなどの優れた観察力を捜査に遺憾なく発揮している。当初は感情的になったり(S.11-1.4.6)、迂闊なミスから取り返しのつかない事態を引き起こし、失敗をすることもあった(S.11-3,最終話)が、それでも自分の失態を省みようとする成長を見せていた。
- 峯秋との親子仲は冷えきっており、周りから父親のコネを使っているように言われることを毛嫌いするが、他者に峯秋を侮辱されることに怒りを示したことがあり(S.12-1)、また峯秋に決定的に見放された原因は自身が東京大学に入学できなかったからであると考えているためにそれ以来は12年も峯秋とは対話をしていなかった(S.12-最終話)。警視庁入庁前は父と同じ警察に行くのを避けるために就職活動をして民間企業から内定も取ったが、警察官志望の思いが強く、内定を辞退した過去がある(S.12-5)。また、子供の頃に刑事ドラマを見ていた影響もあって刑事課への憧れは強く、特に捜査一課配属を目指していることから薫や尊に比べて捜査一課との間に敵対意識がないために右京と捜査して得た情報を捜査一課に話したり、逆に捜査一課から得た情報を右京に話すことも多いことから芹沢からは特に愛着を持たれている様子。
- 薫以上のトラブル招聘体質であるために特命係異動後も半殺しに遭い、記憶喪失になる(S.11-9)、狙撃犯と間違われて特別指名手配にされる(S.12-10)、スマホ (iPhone 5) を数回破損する羽目になるなどの様々な災難に巻き込まれている。また、右京を除いて特命係に所属していた刑事達の中で唯一被弾している(S.12-最終話)。
- 趣味嗜好
- 幼少期にピアノを習った経験から絶対音感を持っているが、反面では幽霊といったオカルトの類には苦手意識がある(S.11-7,10)。飲み物ではコーラを好む。不測の事態に陥った場合を除き(S.12-10)、車の運転は普段は右京や悦子に任せている。パソコンはMacBook Pro Retina、S.13よりMacBook Airを愛用している(いずれも13インチ)。
- 右京との関係
- 本名を縮めて「カイト」とあだ名で呼ばれることがしばしばあり、右京からも歴代相棒で、唯一あだ名で呼ばれている。自身は右京を普段は「杉下さん」と呼んでいるが、S.12-13で「親しくなるには下の名前で呼んではどうか」とアドバイスし、ある事件で自首をした右京の友人となった犯人の意を汲む形で、その犯人を伊丹に紹介する際に「右京さんの友達です」と説明している。
- 特命係配属当初は右京の変人ぶりに戸惑って反発心から悪態をついたり、特命係配属への不満を露骨に示す場面もあったが、自身が窮地に陥った際には右京のことを最強の味方だと吐露するなどの信頼を見せたり(S.12-10)、徐々に右京の意図を汲んで行動を起こせるようになった(S.13-2,14)。逆に右京個人に関わることにも助け船を出した(S.12-13)上で右京がピンチに陥った際にはわずかな情報を手掛かりに彼を助けに向かう(S.13-10,15,16)ことで右京自身からも改めて相棒として認められるようになる。
- ダークナイト事件により懲戒免職
- その後、特命係に在籍中(S.13-最終話より2年前)に親友の妹を殺した容疑者が薬物による心神喪失で不起訴処分となった事件を巡り、仇討のために容疑者を殺しかねなかった親友を諌めると同時に、復讐の愚かさを伝えるために自身の手で容疑者を襲撃する。それがきっかけとなって、警察の追及を逃れた犯罪者を、殺さずに傷めつけて制裁を下す「ダークナイト」として2年に渡って犯行を重ねるが、後に模倣犯の出現を境に、不信感を抱いた右京に真実を突き止められて逮捕され、特命係を去ると共に懲戒免職となる。
- なお、享自身は模倣犯への制裁を、自身が右京と共に行動している時に先述の親友に行わせることでアリバイ工作をしており、それにも拘わらず真実に到達した右京に「杉下さんも人間だから、推理ミスをすると思っていたけど、甘かった」と反省の弁を口にするが、これに対して右京からは「君が悔いるべきは、そこじゃないだろう!」と一喝された。なお、仇討ち以降も犯行を重ねた心境については自身でも判然としておらず、大河内は世間の賞賛の心地よさがあったと当人に、峯秋は右京への劣等感も要因の一つと右京に指摘している。また、この件で留置場にやって来た峯秋に殴られた際には、かつて中学時代に補導された際に殴られた時よりも痛みを感じなかったことから、峯秋に対し「年…とったね」と呟いている(S.13-最終話)。
冠城 亘 (かぶらぎ わたる)
- 演 - 反町隆史[4][5](S.14-1〜)
- 経歴
- 法務省刑事局総務課企画調査室室長 → 警視庁警務部付 → 警視庁警察学校 → 警視庁総務部広報課 → 警視庁特命係。階級は巡査。
- 1975年2月9日生まれ。警視庁警務部付として法務省から出向してきた右京の四代目相棒。法務省刑事局総務課企画調査室室長の肩書を持つキャリア官僚であり、歴代相棒の中で警察関係者では無い唯一の人物だったが、後述の不祥事により法務省を退職し、「天下り」の名目で警視庁に警察官として再雇用された。また、歴代相棒の中で、自ら特命係を志願した唯一の人物でもある。法務省に勤めていた頃、刑期を終えて出所した受刑者の円滑な社会復帰を促す「協力雇用主制度」の考案に携わっていた(S.15-12)。
- 東京都港区北麻布在住。1997年3月に早慶大学法学部法律学科を卒業し、同年に法務省に入省(S.15-1)。「現場に興味がある」との理由から、出向先に通例となっている警察庁ではなく警視庁を希望して2015年春に人事交流の名目で警視庁警務部付に出向したものの、基本的に「お客様」扱いとなる警視庁で仕事が与えられるはずもなく、右京が無期限謹慎処分を受けて活動休止を余儀なくされ、空き部屋となった特命係で暇を持て余す毎日を送っていた。
- しかしその折、刑務所内で発生した殺人事件の捜査にオブザーバーとして参加したことを切っ掛けに、海外旅行から帰国した右京と
邂逅 ()し、共に真相解明に奔走する中で右京に興味を持ち、事件解決後は法務省復帰の打診を断り警視庁に留まった(S.14-1)。右京とは特命係の部屋で出会ったのが初対面だが、以前に「赤いカナリア」が起こした事件(S.9-最終話)の捜査をするために片山雛子が集めたチームに招集されており、同じくこの事件を尊と共に捜査していた右京と間接的に関わっていた(S.14-10)。 - S.14-最終話では、警察嫌いの人間(青木年男)が唯一の目撃者となった事件で、「右京さんなら令状が無い状態で、どんな手で突破口を開くのか見てみたい」という好奇心を抱いたことから裁判所の令状発行を阻止する「捜査妨害」を行なっていた(S.14-15)事が警察上層部に知られてしまい、法務省への帰任及び北海道への地方転勤を命じられる可能性が高かった事から、その後に発生した警察学校内での訓練生による射殺事件と、それを端緒とする閣僚を標的としたテロ事件を、「これが特命係での自分のラストケース(最後の事件)になる」と覚悟していた。そして、事件解決後には日下部から天下り先の
斡旋 ()を受け(S.14-最終話)、警察学校での研修を経て正式に警視庁の一員となる。 - だが、これらの件によって警視庁上層部からは厄介者と見なされ[注 52]、「捜査部署への配属は一切認めない」という報復人事により右京がいる「特命係」ではなく、社美彌子が課長を務める「総務部広報課」に配属されるものの[9]、ある事件[注 53] を解決した後に、社を監視するよう日下部から命じられるも、これを嫌った亘は社本人に真実を明かした上で「自分が特命係に異動し、社から離れれば監視の命令自体が実行不可能になって消滅する」と交渉し、正式に特命係に配属される(S.15-1)。
- 性格
- 頭脳明晰で理知的な面を見せるが、基本的にはおどけた軽口や芝居がかった仕草を絶やさない
飄々 ()とした性格。また官僚である自分に対しても敬語は使わなくていいと、周囲にはフランクに接している。その実、独自に真相究明を有利に進めるためなら、利用できるものを存分に利用し、相手を籠絡させ揺さぶりを掛けたりすることで情報を引き出そうとする切れ者でもあり、一歩間違えれば策が失敗しかねない手段にも平然と打って出る大胆さも持ち合わせている(S.14-1,2)。 - 右京ですらも曰く「相手の守りをぐいぐい打ち破る」「細かいところが気になる悪い癖」といった性質や洞察力をも理解した上で利用し、警察組織を相手に単独で捜査をしていた時には、「自分の相棒(享)をも逮捕した男」である右京を信頼した策を取ったことがある(S.14-1,2)[注 54]。上司である日下部からは目をかけられており、亘も彼の後ろ盾を使うが、出向中の身でありながらも彼の意向を受けて行動することがある(S.14-1,4等)。
- 特命係が「暇な部署」という事もあってか、「暇潰し」の一環として事件の捜査に首を突っ込もうとする節があり、右京からは度々「捜査は君の『暇潰しの道具』ではありません」等と指摘されている[注 55]。それでも「右京の行くところ事件あり」という周囲の評判通り、行く先々で事件に遭遇する右京の体質を面白がっており、暇な時や休日は意味もなく右京に同行しては、目論み通りに事件に遭遇した事もある(S.15-5)。黒水町での警察官連続失踪事件の捜査中に知り合ったジャーナリストの女性に、失踪事件の真犯人を示す証拠となるボイスレコーダーを渡すが、その女性がニュースの生放送中に犯人によって爆殺された際には、復讐の為に拳銃を携帯し右京に内緒で犯人の元へ向かうが、自分の行き先の手掛かりを右京に残す形で思い止まる(S.15-10)[注 56]。
- 服装
- 服装は、二つボタンスーツに無地のワイシャツでノーネクタイ[注 57] がほとんど。冬場はそれに加えて黒のカーディガンを着用する。
- 趣味嗜好
- 愛車のスカイラインセダンが移動手段だが、自身は他人の運転する車に乗ることを嫌い、右京の運転する車の中で気分を悪くする場面もある(S.14-1,3)。薫と同じコーヒー党だが、コーヒーメーカーを使わずコーヒーミルから豆を挽く本格志向の持ち主。コーヒーの香りを嗅いだだけで、その香りを嗅いだ場面を想起させる記憶力を持っており(S.14-12)[注 58]、特徴的な香水の香りから事件の被害者と関係者との関係を突き止めたこともある(S.15-15)。作中では女性に軽薄な一面が窺え[注 59]、幸子のかわいさに惹かれる場面もある(S.14-3)。流暢な英語を話し(S.14-1,4)、法務省の官僚だということもあって法律に詳しく、その知識が事件の解決につながることがある。他にも法務省での人脈を駆使して右京の捜査を助けることもある(S.14-4,5)。
- 官僚ゆえに現場経験がないため、自身が襲撃を受けた際には右京には腕っぷしが弱いと思われており[注 60]、銃声の飛び交うような場面で右京の後ろに終始隠れ続ける臆病な一面も見せる(S.14-2,9)が、複数の元暴力団関係者を相手にこれを右京とともに制圧したこともある(S.15-14)。また、法務省のキャリア官僚であり、尊同様、死体とは縁の無かった経歴にもかかわらず、尊が死体になかなか慣れなかったのとは対照的に、亘はなぜか死体に慣れている。死体を前にして、十字を切る仕草をしたこともあるが(S.14-3)、合掌をしたこともあり(S.15-17)、信教は不明。「神隠しの山」と恐れられる夕霧岳で、白いスーツを着た幽霊を目撃した事がある(S.14-18,19)[注 61]。
- パソコンは、S.14では金色のMacBookを愛用していたが、S.15ではiPadに変わっている。また、スマートフォンは京セラのURBANOを愛用している(S.15)。
- 右京との関係
- 峯秋など右京を知る複数の関係者から右京との関わり合いを警告され、その当人からも警告を是とされているが意に介さず、客人であるために存在しなかった特命係の部屋にある自分の名前入りの木札を自分で作る(S.14-7)などして積極的に右京に接し[注 62]、逆にこれまでの右京の相棒たちとは違い、右京のキャラクターや異端児振りをからかったり、本人を前にして
不躾 ()な発言をすることで右京を憮然とさせたりしている。だが右京には、周囲に対し自身との関係性を、「相棒」ではなく「同居人」と説明されている。 - 峯秋の「危険人物」という右京評にちなみ右京を「ミスター・デンジャラス」と呼ぼうとするのを当人に却下されてから、右京のことを薫と同様に「右京さん」と呼ぶようになった(S.14-1)。ただし、上層部の人間と話をする際など、公的場面では「杉下さん」と呼んでいる(S.14-最終話)。また右京の「はぁいぃぃ?」の口癖や右京の紅茶の注ぎ方を真似たりすることがある。前述のように、基本的には右京のことを尊敬しているが、稀に捜査方法で対立することもある[注 63](S.14-15、S.15-最終話)。
- 自身が独自に行った捜査で右京の頼み事と騙って利用して以来、米沢とは犬猿の仲となるが、警視庁警察学校時代には特別レッスンとして鑑識の基本を彼から学んでいる(S.15-10)。尊とは面識があり、携帯電話には彼のイニシャルである「K」として連絡先を登録しており、(S.15-13)事件によっては直接連絡を取り、協力を仰いだりすることもある(劇場版IV)。また、直接的な面識こそないものの、享の事も知っている。
- 亀山薫は「亀」、神戸尊は「ソン」、甲斐享は「カイト」というあだ名がついているのに対し、歴代相棒の中で唯一あだ名がない。また、以前の3人の名字は地名であるのに対し、唯一地名ではない名字である。
特命係と所縁のある女性
- 亀山 美和子(かめやま みわこ)
- 演 - 鈴木砂羽(PS.1〜S.7-9)
- 帝都新聞社会部の元記者(警視庁記者クラブ所属)で、フリージャーナリスト。旧姓は奥寺(おくでら)、また生年月日は1970年(昭和45年)11月12日[注 64] で、S.1時点で32歳[1]である。また、普段はさばさばした性格で、気が強いが、薫に他の女性の影を感じると嫉妬してしまうような一面もあり、また薫に対する口癖は「○○したまえ」[注 65] で、薫をいじめたと勘違いして右京や内村の足を踏みつけたこともある(PS.1、S.1-5)。職業柄で特命係が追っている事件に関する情報を持っていることも多く、二人に情報を提供し、逆に上層部が握りつぶした不祥事案件を巡る情報を特命係より提供されて新聞にリークしており、また何気ない一言が重要な手がかりとなることもあるが、時に事件に巻き込まれて薫共々犯人に狙われることもある(S.5-2、S.6-15)。また、「美和子スペシャル」という初めて見た者は口に入れるのを躊躇うラベンダー色の妙な色合いの得意料理を作る(S.5-13他)[注 66]。大学時代から付き合っている薫と長い間同棲しており、自身の浮気を発端に破局したために別居してしまうが(S.3)、後に復縁し(S.4-1)、帝都新聞のカイロ支局(エジプト)への転勤を挟んで同最終話で薫と入籍した(S.4-12〜20)。その後、10年余り務めた帝都新聞を辞めてフリージャーナリストに転身し(S.5以降)、警察官を辞めた薫と共にサルウィンへ旅立った(S.7-9)。
- 宮部 たまき(みやべ たまき)
- 演 - 益戸育江[注 67][注 68](PS.1〜S.10-1)
- 小料理屋「花の里」(PS.では「新ふくとみ」)[注 69] の初代女将で、右京の元妻。生年月日は不明だが、S.1時点で38歳[1]である。常に和服姿[注 70] で、誰にでも分け隔てなく接する物腰の柔らかい女性。右京と離婚した理由は明かされておらず、本人によると「頑固で不器用で天邪鬼な所に惚れ、頑固で不器用で天邪鬼な所が原因で別れた」と語っている。美和子とは違って基本的に事件には首を突っ込まず、逆にふと漏らす一言が右京に重要な手がかりを与えることも少なくないが、元夫婦であるために右京の考えていることを一発で当てたり(PS.2)、右京が「自信がない」と言ったセリフから彼の着眼点を言い当てて右京を仰天させることもある(S.5)。また、尊にも友好的で、右京と尊の間を取り持とうとしたりする他(S.8-1、S.8-10)、尊と映画を観に行ったりしている(S.9-7)。右京と薫だけがJR東日本の寝台特急カシオペアに乗ったことで不機嫌になっていたり、途中駅での発着時刻に妙に詳しかったりと隠れ鉄道ファンであると思わせる言動も見受けられるが、本人は否定している(S.6-10)。また、雷が大の苦手(S.2-3)である。日本や世界各地を旅することを理由に突如として「花の里」を閉店した(S.10-1)。
- 月本 幸子(つきもと さちこ)
- 演 - 鈴木杏樹[16](S.4-19、S.6-11,12、S.10-12〜)
- 「花の里」の二代目女将。
- 自らを「ついてない女」と自称し、過去におみくじでは大抵は凶を引いたり、修学旅行前日には盲腸で入院したり、初デートで行った海では波にさらわれて命を落としかけたり、大学受験当日には家が火事になったり、新婚旅行から帰ったら空き巣に入られていたりと不運な出来事が起こるなどの
悉 ()くツキに見放された人生を送っていた。夫を亡くしたことで暴力団幹部の愛人として身を寄せていたが、後に夫を死に追い込んだ人物がその暴力団幹部だと知って復讐を決行し、直後に海外逃亡を図ろうとしたが、途中で出会った右京と薫によって緊急逮捕された(S.4-19)。その後は右京や薫の言葉で前向きな心境に変化したことで服役して刑期を終えようとしており、後にある女性受刑者の脱獄計画に巻き込まれ、さらにはその計画の裏に関与した首謀者に殺害されかかるが、辛くも特命係に救出されて再び服役期間が延びた(S.6-11,12)。その後、服役中に調理師免許などの様々な資格を取得した後に出所し、清掃会社に就職してからはある外食チェーン経営会社の社長の元で家政婦として雇われ、会社の商品開発担当にもなって社長にプロポーズされるといった前述の境遇とは一転したツキすぎた出来事から自分が狙われていると勘繰ってしまい、これを相談した右京や尊、捜査一課を巻き込んだ騒動の末に別の事件が発覚して無事に解決したものの、本人の危惧は早とちりだと判明し、チャンスは立ち消えになったために結局は右京の薦めで「花の里」の女将となる(S.10-12)。 - 以上の経緯から右京には全幅の信頼を寄せている。おっちょこちょいな性格で、特に早とちりしやすく、料理の腕は悪くないながらも注文や食材を間違えるなどのうっかりが多いが、その反面、波乱万丈の人生を歩んだからか、いざと言う時は空回りしながらも強い度胸を見せている。前科を明かす場面で亘は驚いて動揺していた(S.14-7)[注 71]。また、右京が幸子のことを、すぐ危険な行動に出ると評したのを聞いた亘からは、右京との対比で「ミス・デンジャラス」と呼ばれた(S.14-7)。
- 笛吹 悦子(うすい えつこ)
- 演 - 真飛聖[17](S.11-1〜S.13-最終話)[注 72]
- 日本国際航空(NIA)のCAで、享の年上の恋人。気風のいい姉御肌然とした性格で、享に料理やマッサージをしてもらったりとうまく良好な関係を築いており、反面では飛行機内のハプニングがきっかけで顔見知りとなった右京のことは享から聞かされる話を通じて彼の風変わりな人となりを承知しているが、それでも享や自身の周囲に異変があった時は右京に相談したりするなど(S.12-1など)の右京とも親しくなっており、時には享と一緒もしくは単独で「花の里」を訪れたりもしている。また、映画『或る夜の出来事』が好きで、記憶喪失になった享に劇中のストーリーを享との出逢いの経緯として語ったことがある(S.11-9、10)。ボールルームダンス(社交ダンス)を趣味としている(S.12-4)。また、享と交際する中で彼と峯秋の関係や峯秋の人柄に加えて警察官としての姿勢を知っていくが、あくまでも峯秋を拒絶する享に比べて自身は峯秋を否定する感情は無く、むしろ親子仲の悪さを憂いていた。渋谷での合コンで享に家まで送ってもらったことがきっかけで交際を始める(S.11-10)が、以降は都内のマンションで半同棲するようになる。その後、享との結婚を考えていた際は「結婚は互いの親に納得され、祝ってもらうべきもの」との考えから峯秋との和解を条件にすることで一旦は白紙にし(S.13-1)、後に享との結婚の挨拶で峯秋と初対面を果たす。その後は妊娠が判明したが(S.13-15)、同時に急性骨髄性白血病の発症も判明して入院する(S.13-16)。治療は順調で、うまく行けば出産も可能であることが医師の口から語られた(S.13-最終話)。
主要レギュラー
警視庁
刑事部捜査第一課 / 警察学校 / 鑑識課 / 組対5課 / 刑事部 / 警務部 / 総務部 / 生活安全部 / 幹部
刑事部捜査第一課
- 伊丹 憲一(いたみ けんいち)
- 演 - 川原和久(PS.1〜)
- 経歴:所轄署 → 警視庁刑事部捜査第一課第七係係員 → 警視庁捜査第一課第七係主任。
- 警視庁刑事部捜査第一課7係[注 73] の巡査部長[注 74] で、「トリオ・ザ・捜一」のリーダー格である薫の捜査第一課時代からのライバル。薫と顔を合わせた時の「特命係の亀山〜!」[注 75] はS.7-9までの本作における定番セリフとなっており、互いに憎まれ口を叩きつつも事件によっては薫と協力するなどの全くの不仲ではなく、薫が辞職する際には憎まれ口を叩きながらもきちんと見送っている(S.7-9)。また、当初は右京を「警部さん」と呼んでいたが、後に「警部殿」や「杉下警部」と呼ぶことが多くなったばかりか、尊が右京の相棒となってからはあくまで「利用する」スタンスで特命係と連携を取ることも多くなり(S.8-10、S.9-16)、S.9-6やS.10-10では尊が側にいない間に右京と一時的にコンビを組んだり、共に捜査に当たったりもしていた。合コン相手に酔った自身が捜査情報を漏らしたと疑われた時には享や右京と協力して真相を追いつつも組織の枠をはみ出して往々にしてルールを無視する特命係のやり方に苦言を呈し、特命係に籍を置く享にも捜査一課に配属されることは絶対にないと忠告したが(S.11-12)、内心では特命係を認めている節があり、右京の捜査手法に疑問を抱く岩月に対して「無駄な捜査をする人ではない」と諭したり(S.11-17)、自身の立場が危うくなった際にも右京と亘の手を借りたりしている(S.14-13)。また、階級が上である尊に対しては右京と同じく敬語で接している一方で、陰険な行動もあるものの(S.8-1,4など)、自分が命を狙われた事件(S.8-15)以降は若干信頼している姿勢も見られる。享には当初は警察庁次長の息子であるために「お坊ちゃま」と呼んでいたが、S.11-10以降は「カイト」と呼ぶようになり、また薫と同じような呼び方で、尊には「特命係の神戸警部補殿」(S.8-12)、享には「特命係の甲斐享」と呼んだこともある(S.13-1、2)。法務省から出向中の身である亘の事は「お客様」と呼んでおり、自ら特命係に捜査協力を要請したり(S.14-13)、積極的に捜査協力を行なったり(S.14-11,18,19)している。亘が正式に警視庁に入庁し、特命係に配属された際は自らよりも階級が下になったと言う事もあり、「冠城」と呼び捨てに変わり、昇格して追い抜かれるまでは徹底的にいびってやると発言した(S.15-1)。そうした特命係への態度とは対照的に「トリオ・ザ・捜一」の芹沢や三浦への仲間意識は強く、三浦が事故の後遺症で以前のように捜査が出来なくなった際は人目を憚って涙を見せていた(S.12-1)。
- 誰かに噂されると背中が痒くなる(S.3-9、X DAY)、ドアや取調室のマジックミラー越しに様子を窺う特命係の存在に気付くなどの特異体質を持ち、現場で捜査中に背後に右京らの気配を感じると「なんで特命がここにいるんです…かっ!?」と振り向いて睨みつけるのが恒例。一方では美女にめっぽう弱いながらも強面な上に恋愛下手なために「トリオ・ザ・捜一」で唯一恋人がおらず(S.5-11)、女性に積極的に接するところを薫にからかわれることがあり(S.1-9、S.2-5)、また捜査中に右京と共に女性に対してデリカシーのない行動を取った際には芹沢から右京と併せて「女心わからないブラザーズ」と評された(S.11-17)。子供の相手も苦手。剣道を得意としており、薫を打ち負かしているが、師匠が殺害された事件に右京が興味本位に首を突っ込んだ時は不快感を露にしていた(S.5-7)。亘から「『執念の塊』みたいな人」と言われているように、事件の捜査をしている間(特に事情聴取や取り調べを行う時)は険しい表情を浮かべていることが殆どで、伊丹と初めて顔を合わせた人達からは、「刑事」というより「顔(若しくは目つき)の怖い人」として認識される事も少なくない。
- 強い正義感ゆえに暴走しがちな薫と違い、基本的には組織の枠を越えることはないが、組織の都合で捜査を中止するように命令された際は反発し(S.8-最終話、X-DAY)、とある事件に関わる警察関係者から特命係が事情聴取しようとした際、妨害しようとした上司にあたる警察関係者を追い出したり(S.8-最終話)、組織の枠に捕らわれない特命係に陰で情報を流して捜査を委ねる(S.9-最終話)などの彼なりの正義感は持ち合わせている。つまらない理由で人命を奪った犯人への怒りは強く、取り調べ中に怒声を浴びせたり胸倉を掴む場面が多々あり、当初は女性に対しても容赦しない荒っぽい取調べをしていた(PS.1)一方、仲間の警察官を命の危険に晒した犯人に対して、激昂する三浦や(S.7-9)、身勝手な理由で犯行に及んだ犯人に対して激昂した尊を止めに入って落ち着かせるように宥める事もある(S.8-10)。事件の証言者の素性を守れなかったことに対して責任を感じる様子も見せている(S.8-15)。
- S.14-13では、自らが「自殺」として処理した事件について、「実は殺人である」と告発する犯人の手記が新聞にスクープされ、さらにその新聞社の編集長に手記の現物提出を拒否された際に、はずみで編集長を突き飛ばしてしまい、翌日の新聞に「刑事が編集長に暴力をはたらいた」と言う内容の記事が掲載され、それを問題視した内村刑事部長に警察手帳とバッジを取り上げられた上に、自宅謹慎を言い渡される。それでも真相究明を諦めきれず、「これが自分の刑事としての最後の事件になる」として、クビにされることを覚悟の上で、特命係の2人と共に捜査に乗り出し、犯人の逮捕後に「花の里」で右京と亘に会った際には、返還された警察手帳を2人に見せ、幸子を介して「首の皮一枚つながった」と感謝の意を伝えており、クビは免れた模様。
- S.15-2では所轄署に勤務していた過去があり、三浦と同じく叩き上げで警視庁刑事部に配属になったことが判明した[注 76]。また、所轄署勤務時代より、事件調書を作成する際には事細かに記入するスタイルを貫いており、これを見た右京をして亘に「君も手本にすると良いですよ」と言うほどの出来であった。
- 事件関係者が有名人である場合でも気付かないなど、世情には疎い[注 77] ことを芹沢や米沢からツッコまれ、三浦には「ニュースぐらい見ろよ」と言われた他(S.2-8)、S.14-最終話までガラケーだった[注 78] が、S.15からはスマホに変わった。
- 作中で呼ばれたことはないが、ファンやスタッフからは「イタミン」と呼ばれており、元々は掲示板やブログなどでファンが呼ぶだけであったが、2008年5月1日放送の裏相棒第八夜のサブタイトルに使われるなど、いつの間にか公式化している。また、小説「鑑識・米沢の事件簿」では女子職員が影で「イタミン」と呼んでいることが明かされてもいる。しかし、伊丹本人はそう呼ばれることを快く思っていない(裏相棒3 第1話)。2013年3月23日公開のスピンオフ映画『相棒シリーズ X DAY』では岩月と共に主役を務めている。
- 三浦 信輔(みうら しんすけ)
- 演 - 大谷亮介(PS.2〜S.12-1、S.14-10)[注 79]
- 経歴:所轄署刑事課強行犯係 → 警視庁刑事部捜査第一課第七係主任 → 警視庁刑事部捜査第一課第七係係長 → 依願退職。
- 警視庁刑事部捜査第一課7係の係長[注 80] である警部補[注 81][注 82]。「トリオ・ザ・捜一」の中では歳が一番上(芹沢慶二が加わるまでは、伊丹の相棒としての立ち回りが多かった)で、所帯持ちであるが、また所轄署を経て叩き上げで警視庁刑事部に配属になっている[注 83]。また、比較的穏健な性格で、「トリオ・ザ・捜一」の良心的存在であるために薫と伊丹が衝突する場をとりなしており、また初登場時からしばらくの間は伊丹と同様に荒っぽい取り調べを行っていたが、一方では仲間が危機に晒された時には犯人に怒りを爆発させて伊丹が止めに入ることもあった(S.7-9)。右京を「警部殿」と呼ぶなどの慇懃な態度を取り、また当初はきつく当たることも多く、特命係が動くことを疎ましく思っているが、伊丹に比べて多少は敬意を払っている。また、話が進むにつれて態度は和らぎ、密かに特命係へ仕事を依頼(S.5-4)して以降は陰では特命係を信頼している様子もある。老眼気味(S.4-5)で、眼鏡をかけることが多くなっている。また、英語ができるようで、英文書をその場で和訳しつつも淀みなく読み上げている(劇場版 III- 序章 -)。警部補昇進試験に合格し、S.12開始時には7係の係長に就任しており、後に峯秋誘拐事件の捜査中に容疑者に左大腿部を刺されて負傷し、傷は完治するが、一生杖が手放せないほどの重度の後遺症が残ってしまう。その後、中園から内勤へ異動するように慰留されたが、敢えて固辞して警視庁を依願退職した。
- S.14時点では退職を機に日本各地を巡る旅人のような生活をしており、有休をとっていた右京に対し、旅先で耳にした本多篤人の情報を提供する(S.14-10)。
- 芹沢 慶二(せりざわ けいじ)
- 演 - 山中崇史[注 84](S.2-4〜)[注 85]
- 経歴:警視庁刑事部捜査第一課第七係巡査 → 警視庁刑事部捜査第一課第七係巡査部長。
- 警視庁刑事部捜査第一課7係の刑事で、薫や伊丹、三浦の後輩。初登場時は、三浦や伊丹と絡むことはほとんどなかったが、話が進むにつれて共に行動することが多くなり、S.12-1で三浦が退職して以降からは、事件捜査には伊丹の相棒として行動を共にしている。島根県出身で、興奮すると地元の方言が出る(S.3-12)。また従兄弟が自衛官である(S.13-1)。
- 恋人がいるが、本編では写メールでのみ姿を見せている(S.10-10)。伊丹や三浦に何かとどやされる手前で現場等に特命係が姿を現すと来てもらっては困ると言ったような表情をし、その場のノリ次第では伊丹や三浦に同調して嫌味を口にして薫に怒られたり、軽口を叩いたりするが、伊丹や三浦ほどの反感はなく、特命係の二人に対しては律義に会釈をし、特に薫に捕まったり、右京や尊の話術に嵌まったりしてうっかり特命係に重要な情報を漏らすことも多い。また、薫が去って以降のS.8の頃より特命係の勝手な捜査にうんざりする様子を見せながらもその能力の高さを評価しているため、それを当てにして捜査に利用することもあり、知人に起きた事件の捜査のために特命係と共に捜査をしたこともあり(S.4-3、S.7-16)、右京とコンビを組んで捜査にあたったこともある(S.7-16)。
- かつて階級が自分より上であった享に対してタメ口で話して先輩風を吹かしており、他の刑事や事件の参考人を怒らせる言動を取る伊丹を宥めることも多々ある(S.11-17、S.12-1など)。
- 陣川 公平(じんかわ こうへい)
- 演 - 原田龍二
- 経歴:警視庁刑事部捜査第一課第一係 → 警視庁特命係 → 警視庁刑事部捜査第一課第一係。
- S.3-6で一時的に特命係に異動となった「特命係・第三の男」(後に自称)[注 86]。所属は警視庁捜査第一課強行犯捜査第一係の警部補、日商簿記検定一級の資格を所持しており(S.3-6)、経理職としては有能な人材ではある。また、大阪府にある寝屋川市出身なために時折は大阪弁で話す場面もあり(S.3-6、S.9-5、S.11-13、S.13-17)、また美奈子という妹がいる(S.13-17)。
- 基本的には実直で人柄の良い性格でありながら、その一方思い込みが激しく人の話を全く聞かない上に、情に流されやすく、捜査に私情を持ち込んでは周囲の迷惑を顧みない行動で、登場する度に特命係や「トリオ・ザ・捜一」の面々を巻き込んだ騒動を巻き起こすトラブルメーカーとなっている。美和子によると「顔はイケてるけど、残念なタイプ」と言われ、彼自身を知る関係者達からは関わり合いを極力避けられているが、「トリオ・ザ・捜一」からは階級が上で同じ部署という経緯の為か、一応は丁寧な態度で接されている(S.6-2)。しかし、「トリオ・ザ・捜一」は内心彼のことを煙たがっており、彼が7係に来ることを嫌がる発言もしている(S.9-17)。また、彼自身はそういった周囲の評価を知ってか知らずか、未だに刑事への憧れを捨て切れておらず、自宅の部屋中に指名手配犯の手配書を貼り付けて刑事になるチャンスを
虎視眈々 ()と狙っている。指名手配犯のポスターだけでなく、振り込め詐欺防止のポスターも印刷し、それを警視庁のATMの壁に貼り付けていたため、米沢に皮肉を言われたこともある(S.9-9、劇場版II)。 - 薫以降の相棒達に対して特命係の先輩として上から目線で接しており、劇場版IIでは初対面の尊に先輩風を吹かせ、面と向かって彼を「ソン君」と呼ぶようになった。右京に指名されて異動してきた享には「父親のコネで異動した」と言いがかりをつけて露骨に敵意を向け(S.11-13)、誤解が解けた後も享に対しては高圧的に接する傾向があったが(S.12-11)、亘に対してはコーヒー好きという共通点と法務省からの出向であるという点から「先輩」と呼んで慕っている(S.14-12)。尚、薫のほうが自分よりも階級が下であるため、その権力を笠に一度だけ薫に命令口調で話したことがある(S.3-6)。上記の性格の他に「美人に翻弄されやすい」や「捜査対象の女性に惚れる」という欠点があり、主に事件絡みで美人の女性に思いを寄せる恋愛体質振りを発揮するが、既に恋人がいたり(S.3-6、S.11-13など)、女性が何らかの形で事件に加担するまたは真犯人だったことが判明して(S.6-2、S.7-18など)結局はフラれて撃沈し、「花の里」で酔いつぶれるのがお約束となっている。酒癖が悪く、酔った際には「杉さん(右京)」(S.7-18、S.10-17、S.11-13)、「亀ちゃん(薫)」(S.6-2)、「たまさん(たまき)」(S.9-5)、「さっちゃん(幸子)」(S.10-17)と馴れ馴れしい呼称になる。「人の奥さんを好きにはなりません」と発言しており、尊から「そこは線を引いてるんだ」と言われたことがある(S.9-17)。
- 融通が利かない一面もあり、X DAYでは芹沢に「刑事になれるように推薦しますから給料何とかして下さい」と言われた際、「君にそんな権限はないでしょ」と門前払いした。
- 刑事事件の捜査員希望で警視庁に入ったことから捜査に勝手に首を突っ込み、それが原因で誤認逮捕を二度も起こして特命係へ左遷された。その後、一時は左遷されたことを知って落ち込むが、それでも懲りずに特命係でもあれこれと問題を起こし、右京や薫と共に事件を解決してすぐに一係の経理に欠員が出たことで復帰する。その後もほぼ1シリーズ1回のペースでゲスト出演しているが、トラブルメーカー体質は健在で、殺人容疑で一時的に身柄を拘束されたり(S.6-2)、自宅に空き巣が入った事件を捜査したら大掛かりな展開に発展するなど(S.9-5)、登場の度に災難に巻き込まれたり、厄介事の火種を特命係に持ち込んだりしている。SNSに関する有力情報を提供する(劇場版I)が、捜査時に「特命係」を勝手に名乗っていたことから後日に右京と共に拉致監禁されてしまう(S.7-18)。
- その後は想いを寄せていたコーヒー店の女性店主を指名手配犯・北一幸に殺されたことから犯人への復讐に走り、犯人に暴行を加えて殺害しようとするまでに暴走したが、最終的には右京と亘に止められて一線を越えずに済むこととなる(S.14-12)[注 87]。
- S.15-16にて、S.14-12の事件で逮捕された北が、裁判の公判中に末期ガンの治療のため入院していた病院で、監視をしていた警察官を殺害した上で逃亡する事態が発生するが、陣川はこの時、ロンドンで研修中のため知らされておらず、北の逃亡を知った亘は「(北が病院から逃亡した事を知れば、陣川が再び『暴走』する可能性があったため)陣川さんが日本に不在で助かった」と右京に話していた。北が逮捕された後、右京の元に陣川からの絵はがきが届けられた[注 88](S.15-16)。
警察学校
- 米沢 守(よねざわ まもる)
- 演 - 六角精児(PS.2〜S.14-最終話、S.15-13、14、S.16-5)[注 89]
- 経歴:所轄署刑事課鑑識係 → 警視庁刑事部鑑識課主任 → 警視庁警察学校教官。血液型はB型。
- 警視庁刑事部鑑識課主任。階級は巡査部長[18]。所轄署刑事課鑑識係勤務から警視庁刑事部鑑識課に引き抜かれた経緯を持つ(S.13-11)など非常に優秀な人材ではあるが、捜査を本職としておらずに推理力や捜査能力が特命係に劣るのは自他共に認めるところである[18]。
- 右京のことを「敬愛する刑事」と語っており、事件現場を教えて特命係の2人を現場に呼んだり、「高座のチケット」や「名人のカセットテープ」などと交換に「捜査第一課が掴んだ情報」を右京に提供するなど、特命係の捜査へ積極的に協力している。付き合いの長さもあって今では無条件で特命係へ協力する場合がほとんどとなっているが、その裏では右京の人遣いの荒さなどに辟易している様子で、小言をこぼす場面も多くなってきており(S.10-9,S.13-17など)、面と向かって怒った事もある(S.14-最終話)[注 90]。このような特命係との協力関係は捜査第一課や警察上層部の間では公然の秘密と化しており、捜査現場に特命係が姿を現すと呼び寄せた張本人として真っ先に疑われることもあり、特命係と協力した事で内村から「あらゆる将来性は潰えたと思え」と大目玉を喰らい、特命係に協力する事を拒否した事もある(S.15-13)。仕事上の失敗を仕組まれてクビを宣告されたこともあるが、その時には右京と享によりその危機から救われている(S.13-11)。その一方では「あの人嫌いですから」と伊丹を苦手としているが、同じ刑事部の人間ということから仕事の関係上「トリオ・ザ・捜一」とはそれなりに付き合いがあって「トリオ・ザ・捜一」と雀卓を囲みに行く途中で事件に巻き込まれたことがある(S.5-13)。また、基本的には、右京の相棒も右京と同等に扱い敬った態度を取っているが、亘に対しては右京からの頼みだと騙されて鑑識作業をさせられたことを根に持ち(S.14-2)、それ以降もそりが合わない節がある[注 91]。
- PS.2で登場して以降はずっと右京及び特命係に協力し続けてきたが、警察学校の教官を務める旨の異動辞令[注 92] が下ったために異動することとなるが、教官の為の研修を警察大学校で受けていた折に隣の警視庁警察学校で発生した訓練生による射殺事件を発見している[注 93]。なお本人にとって、仕事にやりがいを感じていた鑑識の現場を外される事は不本意であるが異動辞令を跳ね除ける権限も無いので、教官の仕事を無難に務め終えてから鑑識に戻るという考えを抱いている(S.14-最終話)。自身の異動後、鑑識課には上層部から「特命係には協力するな」という命令が下っており、益子以外の鑑識員は右京と亘を門前払いしている他(S.15-2)、米沢本人にも「右京には口を利くな」という命令が下っている(劇場版IV)。しかし、S.16-5では警察学校内で事件が発生した際は、迷った末右京に捜査協力を頼んだ。
- 主な趣味は落語で、携帯の着メロも落語の出囃子であり、同じ趣味の右京とは何かと話が合う。それ以外にも、アナウンサーオタク(S.4-10)や昆虫、ギターやゲーム、漫画喫茶通い(S.7-3)や鉄道オタク(S.8-5)、釣り(S.13-15)など、かなりの多趣味。愛読する作家も多く、それらの熱狂的ファンでもあるようで(S.2-6、S.6-3、S.9-1)、事件について語る時にはドラマ仕立てで願望込みの想像を解説に交えたりする(S.2-18)。また、自室には大量に並べられた棚や鉄道模型などがある(S.13-11)。
- 以前に妻に逃げられて離婚した経験があり[注 94]、現在は独身であるが、別れた妻のことは今でも想い続けており、S.5-3では「元妻の行方を捜してかれこれ3年」とも話している[注 95][注 96]。また、小説『鑑識・米沢の事件簿』シリーズとその一作目を原作にした映画『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』では主役を務めた他、『警視庁捜査一課9係』特別編(2006年12月27日放送)と『新・警視庁捜査一課9係』season3 第1話(2011年7月6日放送)に登場したことがある。
鑑識課
- 益子 桑栄(ましこ そうえい)
- 演 - 田中隆三[19](S.15-1〜)
- 米沢の後任となる警視庁の鑑識課員で階級は巡査部長。薫や伊丹、及び大木・小松コンビの同期で、伊丹に対してはぶっきらぼうな態度で接する。米沢の異動後、鑑識課には上層部から「特命係には協力するな」という命令が下っており、別の鑑識員は命令通り右京と亘を門前払いしているが(S.15-2)、益子だけは特命係に協力している。しかし、階級が上の右京に対してもタメ口である(S.15-12)。猫好きという意外な一面があり、猫の写真集で買収され、亘の依頼を引き受けた事もあった(S.15-15)。
- 早乙女 美穂(さおとめ みほ)
- 演 - 奥田恵梨華
- 米沢と同じ班に所属している警視庁刑事部鑑識課員。「(鑑識の)師匠だと思っている」と述べるなどの米沢を鑑識課の先輩として慕っている。『鑑識・米沢守の事件簿』で初登場しており、後に米沢がクビ寸前の危機に陥った際にはクビを回避しようとする特命係の捜査に協力した(S.13-11)。
組織犯罪対策部組織犯罪対策第5課
- 角田 六郎(かくた ろくろう)
- 演 - 山西惇(PS.2〜)(中学生:吉田晴登〈S.15-9〉[20])
- 経歴:警視庁生活安全部薬物対策課課長 → 警視庁組織犯罪対策部組織犯罪対策第五課課長。
- 本作中では極めて重要な「狂言回し」役である。
- 警視庁組織犯罪対策部組織犯罪対策第五課の課長[注 97] で、階級は警視。黒ぶち眼鏡(S.1以降)にベストがトレードマークで[注 98]、特命係に対しては「(よっ、)暇か?」が口癖。右京を「あんた」と呼ぶ。また、初期には右京がキャリアであることから尊敬半分嫌味半分で「警部殿」と呼んでいたが、現在はほとんど「警部殿」とは呼ばなくなり、また話の過程や流れによっては「お前」と呼ぶこともあって第3者と右京について話す時には「杉下」と呼び捨てで呼ぶこともある[注 99] が、他の課の人間とは違い、特に嫌悪感は抱いていない。法務省から出向した「お客様」である亘に対しては、亘の方が年下ではあるものの、敬語で話しているが、徐々にタメ口で接するようになって来ている。
- 生活安全部薬物対策課時代(PS.2の頃)の時点で既に特命係の「お隣さん」であるために、右京とは間接的にではあるが、非常に長い付き合いである。何かと特命係の部屋にやって来てはコーヒーを飲みながら雑談をしており、部屋に誰もいなくても勝手に入ってきてコーヒーを飲んだり、新聞を読むことが多い。特命係の棚にはパンダのマイカップ[注 100] が置かれており、特命係のコーヒーを気に入っているということも特命係の部屋に来る理由でもある[注 101]。コーヒーを淹れていた薫の退職後は尊や享に用意するように要求し、用意されていないと不平不満を漏らしたりもする。S.14-18では、特命係の部屋に置かれているコーヒーメーカーが故障し、新品を買うべきかどうかを右京に尋ねようと電話を掛けるが、右京とは連絡が取れなかった為、代わりに亘に相談した。
- 「杉下右京は人材の墓場」「特命係は不要となった者を自主退職させるための部署」と揶揄されているためか、特命係に配属されてくる係員も「左遷されてきた者」と決めつけており、新しく配属された係員に興味本位で「何やらかした?」と尋ねるのが恒例である。性格は至って温厚で、普段はいつも飄々としているが、自身が担当する暴力団の薬物関係や銃関係、売春関係などの事件捜査の際は容疑者に対して容赦なく大声で怒鳴りつけるなどの厳しい一面を見せており、逮捕しようとした暴力団員に「メガネザル」呼ばわりされた時には激昂して彼らに殴る蹴るの暴行を加えたこともある(S.13-13)。また、殺人事件に銃や薬物が絡むと捜査第一課と手柄の奪い合いを繰り広げている(S.4-13、S.9-6)が[注 102]、本人はこれ以上の出世は諦めている節がある[注 103]。なお、薬物関係の捜査を行う厚生労働省厚生局麻薬取締部(通称・麻取)は組対部にとって最大の敵であり、角田も麻取のことを捜査第一課よりも嫌っているが、おとり捜査などの潜入捜査ができると言う点では麻取のことを羨ましくも思っている。
- 特命係の直接の上司ではないが、特命係については非常に高く評価しており、捜査情報を教えたり、部下を応援捜査に出したり、右京の唐突な調べ事の依頼に対しても恩着せがましい口調ながらも快諾して応じるなど、米沢と並ぶ特命係の最大の協力者である。逆に特命係に事務仕事の手伝いを依頼したり、組対5課の応援捜査を依頼することもあって関係は良好で、また彼自身の何気ない言動が右京にヒントを与えることもある。
- 亘が暴力団を利用しながら捜査した際、連帯責任であるという理由で、亘本人だけでなく、右京に対しても厳しい態度で叱責し、挙げ句の果てには大木に八つ当たりをした(S.14-15)。
- 中学時代は、仲間と写真を撮っており、主な被写体は動物であった。その時の仲間の一人が被害者となった事件の真相究明を右京に依頼し、その過程で仲間4人と夜中に合宿所を抜け出して撮影に行った事を明かした。なお、その時に交際していた恋人が現在の妻である(S.15-9)。
- 京都府警察に勤務している双子の兄がいることなどの[注 104]、家庭内の出来事や家族に関することを話すことがあっておしゃべり好きなほうではあるが、人前で発表することは苦手である(S.7-5)。またミーハーな性格であるために世の中の流行には詳しい。ほとんどの人が「微妙」と評した美和子スペシャルをべた褒めしたり(S.5-13)、コーヒーの味についてインスタントと挽きたての区別がつかない(S.8-13)など、やや味覚音痴気味だが、それなりに好き嫌いはあるようで、亘から時間をかけて抽出する濃いめのコーヒーを勧められた際には「いつもの薄いの[注 105] でいいや」と断っている(S.14-2)。煙草の銘柄はエコー。先述のカメラの他に釣りが趣味であり、部下の大木や小松と一緒に釣りをしていた時に死体を発見したことがある(S.3-9)。
- 大木 長十郎(おおき ちょうじゅうろう) / 小松 真琴(こまつ まこと)[注 106]
- 演 - 志水正義(大木)、久保田龍吉(小松)
- 経歴:警視庁生活安全部薬物対策課 → 警視庁組織犯罪対策部組織犯罪対策第五課。
- 警視庁組織犯罪対策部組織犯罪対策第五課の巡査部長。角田の部下で、薫や伊丹、及び益子の同期。大木は小柄で声が低く、小松は長身で声が高いという苗字とは正反対の体格や声である。また、特命係が部屋にいる時はいつも部屋の様子を覗き見しており、薫や享からたまに怒られているが、S.5からは角田と共に特命係と絡むことが多くなり、特命係が調査している事件を手伝うこともある。角田と同様に捜査第一課の刑事とは事件の処遇を巡って揉めることが多いが、ランチに利用しているラーメン屋が伊丹と同じ店であるためか、伊丹と会った時は軽く挨拶を交わしている(S.8-15)他、2人は伊丹から「助さん格さん」と呼ばれている(S.11-10)。また、大木は動画の編集が得意である(S.12-10)。
刑事部
- 内村 完爾(うちむら かんじ)[注 107]
- 演 - 片桐竜次(PS.1〜)
- 警視庁刑事部長で、階級は警視長[注 108]。薫を捜査第一課から追放し、特命係へ左遷させた張本人。特命係の存在を最も毛嫌いして疎ましがっており[注 109]、毎回勝手に事件に首を突っ込んでくる特命係の2人には嫌な顔をしたり、呼び出して激しく叱責したりもするが[注 110]、一方では捜査能力自体は認めている節もあり、私用で特命係を動かしたりもしている(S.10-14)。逆に、扱う事件によっては報告を聞いただけで、一切咎めなかったことがある(S.5-19)。特命係を最も忌み嫌っている人物ではあるものの、事件によっては内村本人よりも中園の方が特命係を邪険にしていたこともある(S.14-最終話)。基本的には右京の居場所へ自ら出向くことはないが、中園とともに特命係の部屋(PS.2)や花の里(裏相棒 第5話)に足を運んだこともある。小野田からは「悪人面」と称されており(S.6-最終話)、「バカモン!!」(もしくは「バカモノ!!」)が口癖で、PS.1では部下であっても敬語口調であったが、それ以降は基本的に命令口調である。また、「トリオ・ザ・捜一」や大木・小松コンビが失態を犯すと彼らの上司を飛び越えて直接本人を呼びつけては怒鳴りつけているが、一方では手柄は奪ってでも全て自分のものにしたがる、失態や責任は全て部下や所轄に押しつけるなどの人としてかなり器が小さく、それゆえに上層部に嫌われて中々出世出来ないでいることが三浦から指摘されている(裏相棒 第5話)。事件の最中に狙撃されて負傷した時には復帰に際して「祝う会」が開かれている(S.12-10)など部下からは一定の人望があるようで、また剣道に造詣が深いらしく(S.5-7)、好きな女優やウイスキーの話になると見境が無くなるなどミーハーな一面もある(S.5-19、S.6-14)。また、最近は歳ゆえか甘いものは控えており、青汁を飲用しているが(S.13-4)、S.13-11では、おはぎを口にしており、さらにS.14-5ではお茶請けにおかきを出した中園に対し「今日は甘い物の気分だったんだがな。気の利かない男だ」と文句を言っていることから、気分次第で甘い物を口にしている様子。虫歯の治療をしており、衣笠の栗饅頭を食べた後は歯を磨いている。自室に「古轍」[注 111] と書かれた書を飾ってある。
- 中園 照生(なかぞの てるお)
- 演 - 小野了(PS.1〜)
- 警視庁刑事部の参事官で階級は警視正。内村と行動を共にすることが多く、肩もみやお茶出し、部下の内村に対する言動にまで目を光らせるなどの常に内村のご機嫌取りを行っているが、一方では内村に対する鬱憤はかなり溜まっており、彼に対して逆切れしたり(S.11-9)、陰で「あの男に考えなどない」と吐き捨てるなど(S.13-4)の近年では初登場時には見られなかった言動が目立つようになっている。「奴が失脚したら次期刑事部長は自分だ」と密かな野心も抱いている模様(S.15-11)。加齢により歯が悪くなってきている内村にわざと固いおかきを食べさせ、歯を痛がらせて密かに笑みを浮かべるなど、要所要所では内村に対して仕返しをしている(S.14-5)。また、特命係を疎ましがってはいるが、内村ほどではなく、最近では右京に対して若干の情報を与えたり(S.5-最終話、劇場版IIなど)[注 112]、事件解決の理由を「特命係のおかげ」と口走ったこともあった(S.6-2、S.13-10)。さらに、「ウチの精鋭が束になってかかるよりも杉下一人の方が役に立ちますから」と、内村相手に直に言い放ったこともある(S.11-9)。しかし、事件の内容によっては内村以上に特命係を邪険に扱うこともある(S.14-最終話)一方、誘拐事件など緊急性の高い事件が起きた際には右京の頭脳を頼るようになり(S.10-10、S.12-10、S.15-7など)、さらには完全な独断で特命係を事件の捜査に参加させるようになっている(S.13-10)。また、事件捜査の指揮をとっていた際、事件に関する情報や解決への糸口を持ち込もうとしていた特命係を当初は、意見を聞く間を持たせずに追い払ったが、その事件の情報を改めて特命係からもたらされると、その働きを認めて捜査本部に身を置く事をゆるしてもいる(S.14-最終話)。S.16-5にて警察学校内で事件が発生した際は、ダチョウ倶楽部のような言い回し[注 113]をして特命係を捜査に参加させた。PS.2で右京に苦言を呈しに来て以来、特命係の部屋に来ることはなかったが、S.15-最終話で伊丹や芹沢を預けに特命係の部屋に訪れた。捜査第一課長や管理官と同様の役回りとして所轄署で捜査の指揮を執ったり、状況次第では犯人の取り調べに自ら出向くこともある(X-DAY)[注 114][注 115] が、警視庁人質籠城事件が起きた際には警視庁実質最高責任者にもかかわらず緊張の為に全く使い物にならず(劇場版II)、指揮官としての能力には欠けている。また、不祥事に際しての謝罪会見を内村に押しつけられることがよくあり、会見で涙を流した際には内村から「大根役者」、小野田から「アカデミー賞もの」という両極端の評価を受けた(S.6-最終話)。
- 家族は娘(S.11-14)と霊感の強い妻(S.13-10、裏相棒3 第3話)がいる。家族の写真を携帯電話の待ち受けにしており、内村に羊羹を差し出して断られた際、待ち受けを見ながら「耐えろ、照生」と怒りをこらえていた(S.13-4)。ただしそのような家族への思いに反して、肝心の妻子からの扱いは良くないらしく、せっかくの休日も2人に冷たい態度を取られ、一人淋しく外食する事もあった(S.15-11)[注 116]。
警務部
- 大河内 春樹(おおこうち はるき)
- 演 - 神保悟志(S.2-1〜)
- 経歴:警察庁長官官房人事課 → 警視庁警務部監察官室監察官 → 警視庁刑事部捜査第一課臨時管理官 → 警視庁警務部人事第一課首席監察官。
- 警視庁警務部首席監察官[注 117] であり、階級は警視正(S.9までは警視)で、警察庁キャリア[注 118] として警視庁に出向中(S.6-10)である。かなり几帳面な性格で、携帯している小瓶に入れた錠剤をよく口にして噛み砕いており、周囲からは「ピルイーター」と呼ばれているが、中身は好物のラムネ菓子であることを薫に明かしており(S.2-18)、尊も稀に彼のラムネをつまみ食いすることがある。S.10で一時期ラムネに頼るのを止め、享がいたころはラムネを一切食べていなかったが、S.14-12からは再びラムネに頼っている。一方で職務を離れた私見では特命係の能力を高く評価し、特命係の懲戒処分を引き延ばそうとしたり、特命係からの依頼に協力したりするなど、警察組織上層部内では特命係のことを最も理解しており、さらにはS.2-18で隠密裏に事件の捜査を依頼した際に自分のある秘密[注 119] を打ち明けている。一時期は特命係と距離を置くようになった(S.7-1)が、それ以降も特命係との関係は続いている。また、テロ対策において警視庁と各県警本部の公安部及び公安調査庁の連携不足を懸念し、合衆国並みの国家安全保障局設立という願望を抱いており、右京と薫の登用を考えていた他、小野田に自分なら右京をうまく操れると豪語したこともあるが(S.6-10)、一方ではテストケースとして立てこもり事件での臨時管理官に指名された際には審議官より「失格」の烙印を押されてしまった(S.5-11)経緯から小野田には分析官に向いていると評されている(S.6-10)。不祥事の究明を上層部に潰されたり(S.7-7など)、暗号文を誤解読して捜査本部を混乱に陥れたり(S.7-10)など、功を急ぐ余りに失敗してしまうという場面がよく見られた。また、尊とは警察庁時代からの旧知の仲であり、バーで一緒に飲んだり(S.8-1、S.10-最終話など)、剣道の練習に付き合わせたり(S.9-9、劇場版II)など、尊のことを気にかけているが、一方で過去に尊が推薦されて警察庁へ異動する事になった際には上申書を出してまで反対していた(S.8-最終話)。尊以外では、特に交流のある人物はいないようであり、尊から「他に誘う人いないんですか?」と聞かれ、「監察官に友達がいると思うか?」と返している(劇場版II)。S.14では、無期限停職中の右京に警察手帳を返し処分を解除した。特命係や右京に対しては理解ある考えを持つが、それはあくまでも私見にすぎず、自らの職務には忠実であり、特命係や右京に対して処分を下すべき立場にある場合は私見に囚われることなく容赦ない視点で接する。
総務部
- 社 美彌子(やしろ みやこ)
- 演 - 仲間由紀恵[21]
- 経歴:警察庁入庁 → 警視庁組織犯罪対策部組織犯罪対策第二課 → 警察庁長官官房国際課 → 内閣府内閣官房内閣情報調査室総務部門主幹 → 警視庁総務部広報課課長。階級は警視正。
- あるロシア人スパイに関わる連続殺人事件で特命係と面識を持ったキャリアウーマン。事件の全貌にいち早く辿り着いた右京の捜査能力を高く評価しているが、「私の趣味ではない」と苦言を呈している。また、スパイの協力者を「国賊」と言い切るなどのスパイに対しては毅然とした態度を見せながらも後述のロシア人ヤロポロク・アレンスキーと密かに関係を持ちその間に「マリア」という子を儲けている(S.13-1)が、マリアの写真が外部に流出し、更に「警視庁総務部の広報課課長は国際派シングルマザーである」という見出しの記事が掲載された週刊誌の件で上層部に問い詰められた際「強姦されて産まれた子供」と語る[注 120](S.15-最終話)。
- 警察庁のキャリアとして活動しており、内閣府内閣官房内閣情報調査室総務部門主幹として出向していたがヤロポロクに関わる連続殺人事件の黒幕として内閣情報調査室長の天野が逮捕されたことに伴い、総務部広報課に人事異動した(S.13-1)。その後は面識がある峯秋から秘密裏な調査などを依頼される(S.13-10)。その後、東京大学時代の恩師である鮎川の古希を祝うパーティに出席した際、同じく東京大学出身で鮎川の講義を受けていた右京と遭遇し、後に鮎川の画策した監禁事件に右京共々巻き込まれることになるが、右京と外にいた享とも協力して解決した(S.13-15,16)。のちに警察学校での研修を終えた亘が広報課に配属となることで上司となったが[9]、亘が社の身辺調査を行なっていることを自ら明かしたことにより、「別れた方がお互いのため」という彼からの提案を飲み、峯秋に根回しを依頼する(S.15-1)。
生活安全部
- 青木 年男(あおき としお)
- 演- 浅利陽介[22][注 121]
- 警視庁生活安全部サイバーセキュリティ本部専門捜査官(S.15-1)。階級は巡査部長。
- 警察になる前は公務員として役所に勤めており、父親は警察官であるが本人は警察嫌いで、父親との関係も良い物ではなかった[注 122]。だがある時、盗撮の対象としていた部屋で殺人事件が起こり重要な証拠である映像を残していたこともあり、嫌いな警察関係者、よりにもよって特命係に目を付けられ紆余曲折を経て証拠を提出させられる(手段の一つに、冠城は被害者が暴力団の血縁者であった事から、証拠提出の脅迫をヤクザにさせた)が(S.14-15)、このことを根に持ったのか役所を辞め、父親の知り合いである副総監の衣笠の根回しを受けて警察学校へ入り、亘と同期の警察官となる(S.15-1)。
- 警視庁へ入庁後は何かと特命係の部屋に来ては雑談やチェスをしている。チェスの腕前は右京も唸らせるほどである他、資料を集めるのも得意である。
- 表面上は右京たちに反省した様子を見せつつも裏では見返すチャンスを虎視眈々とうかがっており、部屋に貼ってある右京と亘の顔写真は、両名の両目の部分にピンを刺しており、(S.15-1)S.15-18では別の部分にピンを大量に刺している。また、右京や亘の頼みごとには笑顔で応じているが、陰では「せいぜい今のうちに使ってくださいよ」と呟いたり(S.15-8)、「特命係の終わりの始まり」と呟いたりしている(S.15-11)。副総監である衣笠の娘・里奈が唯一の目撃者となった事件では特命係に協力するものの、事件解決後に衣笠に対して特命係がこれまでに関わった事件のファイルを、特命係の行動記録として手渡している(S.15-11)。
- 特命係の2人に度々、事件に関する情報を提供していることから、捜査一課の伊丹と芹沢からは「特命係の仲間」として認識されており[注 123]、現場検証等で伊丹達が特命係の2人と顔を合わせる度に、「情報提供」について問い詰められている[注 124](S.15-15など)。ただし、「有益な情報を手早く集めた自分の優秀さを誇示し、優越感に浸りたい」という本心が露骨に垣間見えるため、特命係からはあまり有難がられていない。
- 日頃から嫌味な態度や物言いが目立ち、警察の失態になりそうな出来事があるとうれしそうな顔をするので、周囲からは奇異の目で見られている。それもあって友人はいないようで、「いつだって1人」と言っている(S.15-17)。
- 岩月 彬(いわつき あきら)
- 演 - 田中圭
- 警視庁生活安全部サイバー犯罪対策課専門捜査官である巡査部長で、『相棒シリーズ X DAY』における伊丹の相棒。
- ネット上に機密情報を流出させた容疑者として自身がマークしていた銀行員が転落死したために不正アクセス容疑の見地から捜査を開始し、当初より因縁のあった伊丹と反発しながらも協力して捜査を進めていく中で財務省の金融封鎖計画「X DAY」の存在を知り、ことの重大さに悩んで捜査を打ち切ろうとするも最終的には捜査を続行して銀行員を殺害した犯人を逮捕し、事件を解決に導いた(X DAY)。その後はある殺人事件の被害者が利用していた交流サイトのIDとパスワードの解析を伊丹からゴリ押しされ、捜査の過程で右京や享と知り合い、共に事件の捜査にあたる。その後、風変わりな右京の捜査に当初は反発するも事件解決を機にその捜査能力を認めるようになり(S.11-17)、享のスマートフォンに盗聴盗撮アプリが仕掛けられた際にはその解析に協力して発信元を突き止めた(S.11-最終話)。
- 「専門捜査官は専門捜査官の仕事をする、殺人事件の捜査はしない」と自らの仕事に対してある程度割り切った考えを持っているが、強引に捜査を依頼する伊丹や右京には
辟易 ()している。 - 小田切 亜紀(おだぎり あき)
- 演 - 関めぐみ
- 警視庁生活安全部サイバー犯罪対策課専門捜査官。岩月の同僚として彼のサポートを担っており、急な頼み事にもすぐに応じるなどの捜査官としては優秀である。また、岩月に比べて捜査一課や特命係の刑事達には協力的だが、打ち切られた捜査を岩月が続行していた際には難色を示したことがある。
- 谷崎 莊司
- 演 - 柴木丈瑠
警視庁幹部
- 衣笠 藤治
- 演 - 大杉漣(S.15-1〜)[注 125]
- 警視庁副総監。階級は警視監。
- 警視庁サイバーセキュリティ対策本部の発足に携わった人物であり、青木年男の父親とは幼馴染である。また、警視庁上層部から厄介者扱いされていた亘に対する「捜査部署への配属は認めない」という報復人事に現職の副総監として一枚噛んでいたが、社から亘を特命係に配属させるよう助力を頼まれた峯秋に頭を下げられたことでこれを撤回し、亘を特命係に正式に配属させた(S.15-1)。後に、警察官の連続失踪に端を発する連続殺人事件が発生した際、警視総監が殺害され次の警視総監は自身だと意気込むが、特命係の捜査によって自身が真犯人に利用されていた[注 126] ことが判明し、峯秋から「次の警視総監は君じゃない」と宣告され、峯秋が次期警視総監に望む人物を警視総監に就任させるための協力を迫られてしまう(S.15-10)。
- プライベートでは小綺麗な屋敷に妻と娘・里奈の3人で暮らしているが、S.15が始まる3年前、自宅に衣笠とその家族の殺害を仄めかす脅迫文が送りつけられ[注 127]、心労が祟った妻は病院での長期療養を余儀なくされ、娘の里奈にも「副総監の娘」として命を狙われないようにするため、妻の旧姓である「市原」を名乗らせている(S.15-11)。
- 娘の里奈が唯一の目撃者となった殺人事件が解決した後、青木から特命係の行動記録として手渡された、前身組織である「緊急対策特命係」の時代も含め特命係がこれまでに関わった事件のファイルに目を通し、過去に特命係の一員だった薫・尊・享に関する資料にも目を通した上で「小野田公顕が設立し、甲斐峯秋が存続させた特命係は『警視庁の負の遺産』だ」と呟く。また、青木に対しては「組織を内部から崩壊させるのは、優秀だが上の意向に従わない者」という持論を語る(S.15-11)。
- 連続殺人事件の容疑者が、伊丹と芹沢だけでなく特命係の右京と亘を「自白の強要」で訴えた際には、警察庁長官官房付である峯秋の元を訪れ、「警察組織において独立した部署である特命係の指揮監督役になって欲しい」と頼み込む(S.16-1)。
警察庁
- 小野田 公顕(おのだ こうけん / きみあき[注 128][1])
- 演 - 岸部一徳(S.1-1〜劇場版II、S.9-最終話)
- 経歴:警視庁公安部参事官 → 警視庁公安部長 → 警視庁警備部緊急対策特命係本部長 → 警察庁長官官房室長 → 警察庁長官官房教養課課長→ 警察庁長官官房室長 → 殉職。
- 警察庁長官官房室長(通称・官房長)[注 129] の警視監。6月4日生まれ[23] であるが、年齢は不明[注 130] である。
- 特命係の誕生並びに現状に至る原因を作っており、特命係の廃止や復活に関与し、特命係に非公式の依頼をする一方で、自身も右京に助力するなどの基本的には特命係を支援しているが、味方か敵か分からない行動を取ることもあり、組織的に重要な利を得るためなら取引をして当事者の罪すら見逃し、警察内部の不祥事などが絡む事件の場合は警察や国家の威信を守る立場で右京と対立することがある[注 131] ためにこの点について右京の「絶対的な正義」と小野田の「大局的な正義」の2人がそれぞれ持つ異なる正義感のぶつかり合いであると述べられている(劇場版II)。
- 籠城事件に対する責任感からか、「緊急対策特命係」の生き残りと一緒に右京を「自分を殺してもいい人間」に挙げており[注 132]、また尊の特命係配属に絡む密命にも関与していた。また、普段は飄々としているが、犯罪や政府組織などの腐敗を憂う気持ちは持っており、権威を利用して犯罪を隠蔽しようとした官僚に対して制裁を加えたことがある(S.1、S.5-各最終話、S.8-7など)。右京ほどではないが、大規模な事件で誰も全く気にしていない点に着眼して推察していた(S.1-5)一方で、気が回りすぎて失敗してしまうこともある(S.4-9、S.8-最終話)。また、右京と2人で話をするために食事に誘うことがあるが、「庶民的」な店では勝手が分からずに回転寿司で取った皿や食べ終わった後の皿をレーンに戻してしまう(S.1-4,S.3-3,劇場版Iなど)、湯飲みでボタンを押すお湯の注ぎ方がわからずに指を火傷する(S.7-12)こともあり、後に食べ終わった皿をレーンに戻さなくなって本人はこれを「成長」と言っていながらも右京には「それは成長ではなく、ただの常識です」と言われている(劇場版II)。登場初期の頃は一人称を「俺」と称することもあったが、話が進むにつれて一律「僕」と称するようになっている。また、基本的には右京と同様に敬語口調で、どの警察官に対しても「さん」もしくは「君」付けで呼ぶが、右京に対しては長い付き合いであるためか、「お前」や「杉下」と呼んでおり、自分の主張を述べる時には疑問形で「〜じゃないかしら?」という口調を用いる。美和子に対して「特命係を動かしているのは実は君の旦那様(=薫)なんだね」と語る(S.5-15)などの薫を高く評価している一方で、右京の行きすぎた正義を指摘して「杉下の下に就くかどうか今後の身の振り方を考えるべき」と薫に忠告もしている(S.6-最終話)が、対して特命係に来てから組織の体制よりも個人としての正義感や感情を優先させるようになった尊を「青くなった」と評している(劇場版II)。
- プライベートでは孫を車で幼稚園に送るほどの孫煩悩であるために「じいじ」と呼ばれており、孫に対しても丁寧語を使っていた(S.1-5)が、従兄弟の雁屋耕大とは歳が近いこともあって仲が良く、彼からは「きみちゃん」の愛称で呼ばれていた(S.12-最終話)。東京大学法学部を卒業し、警察庁から出向してきた警視庁公安部参事官時代に外務省公邸人質監禁及び籠城事件に対処すべく、プロジェクトチーム「緊急対策特命係」を結成し[注 133]、その時に強行突入を指示[注 134] して部下と人質に死者を出してしまうが、上層部の判断により責任を窓際部署「特命係」への封じ込めという形で右京1人に押し付ける。防衛庁が防衛省に格上げされたことに怒りを感じている。年金保険庁が民間になった時は、将来が台無しになる職員を大勢出しなさいよと言った。その後は日本版CIAやFBIの設立及び警察庁の警察省への格上げを目論んでおり、警視庁人質篭城事件発生前後から金子と共に警察省化に向けての改革に着手し、その計画に反対する警視庁幹部一掃の人事を進めるが、その人事の煽りを受けて懲戒免職となったことで自身を恨んでいたある1人の幹部に刺されてしまい、最後は右京に看取られつつも「殺されるならお前にだと思ってたのに」と言い遺して静かに息を引き取った(劇場版II)。
- その後、目的のためなら手段を選ばない警察官僚として特命係の与り知らない所で様々な裏工作をしていたことが徐々に明らかになり、「赤いカナリア」が絡む国家を揺るがす事態収束を目的とした片山雛子と共に進めた本多篤人の「超法規的措置」による秘密裏の釈放(S.9-最終話)や闇社会の大物御影康次郎を告発した彼の身内に対する日本では施行されていない証人保護プログラムの違法適用(S.12-最終話)などといった案件が明るみとなってその事案に絡んだ事件が発生し、特命係を巻き込むこととなるなど、死後も特命係に大きな影響力を残していることが伺える。
- 甲斐 峯秋(かい みねあき)
- 演 - 石坂浩二[17](S.11-1〜)
- 経歴:警察庁次長(S.11-1〜S.13-最終話)→警察庁長官官房付(S.14-1~)。
- 階級は警視監で、享の父親。東京大学法学部を卒業しており、キャリア官僚として外務省への出向経験がある(S.11-1)。また、警察組織を重く見ており、特に「テロリストとは交渉しない」という基本理念は頑なに守ろうとし、過去に海外で邦人が拉致された際もその関係者が裏で秘密裏に交渉していることを政府に明かした結果としてその邦人を見殺しにすることとなっているが、その件に関して自身が拉致された際も無事に解放されることを願いつつも「テロリストとは交渉しない」という基本理念の元で身代金との引き換えではなく警察による救助を望んでおり(S.12-1)[注 135]、同様に警察組織の利益や体面のためなら黒い手段を取ることも厭わない一面もある(S.11-4,11,最終話など)。
- 享との親子仲は著しく悪く、彼が警察官になったことに否定的で、息子としても警察官としても出来が悪いと見ているために享には一刻も早い警察辞職を願っており、薫や尊以前に右京の下についた6人の部下のように自分で警察を辞めていくだろうと考えて、享を自分の部下にという右京の要望を受け入れている(S.11-1)が、右京や他者が享を称賛しても素直に受け入れずに苦い表情を浮かべており(S.11-1,3,6)、加えて自身の立場や職務上多忙なことから享と話をする際は電話での会話が主で、最初に秘書に電話を掛けさせて享が出たことを秘書が確認してから替わるというのが常である。また、享が警官になったことは自らへの嫌がらせと考えていたが、右京から享が父と同じ警察に行くのを避けるために就職活動をして内定も取るも警察官志望の思いが強く、内定を辞退した話を聞くと驚きと共に笑顔を見せていた(S.12-5)。
- 享が連続暴行傷害事件の犯人として逮捕された時は処分が下されるタイミングを遅らせる為に逮捕の直前に大河内を通じて監察官保留とし、逮捕後も自身の立場を利用して「実況見分」として享に旅立つ右京を見送らせるように便宜を図った(S.13-最終話)一方で、司法を順守する警察官としての意識から享が重大事件を起こした容疑者となった際には「警察庁次長の息子という理由で、現場で適切な行動(逮捕・指名手配など)が妨げられてはならない」との想いを内村達に伝えていた(S.12-10)。また、毀誉褒貶の多さは承知の上で右京を高く買って友好的に接しており、右京や特命係の利用価値を理解していたものの(S.13-1)、享が逮捕されたことにより享が犯罪に走るに至った程に強烈な右京の影響力を「劇薬」と表現し、右京自身の存在を「君が思っている以上に危険な人物かもしれない」と右京に指摘している(S.13-最終話)。享の逮捕後には責任を取る形で解任され、警察庁長官官房付への降格処分を受けるが、それでも無期限停職処分だった右京を簡単に復職させたり(S.14-1)、亘の捜査妨害(S.14-15)に関する「連帯責任」として、再び懲戒免職の処分を下されそうになった右京を「減俸処分」に留まらせたり(S.14-最終話)、亘を特命係に異動させるよう根回ししたり(S.15-1)するなど、その影響力は衰えていない。また、中園の言に拠れば官房付降格も一時的な「緊急避難的措置」とのことである(S.14-1)。
- 家族は次男の享の他に妻と長男がいるが、自身や享の言によると長男は享とは対照的に峯秋には従順で、学業などでも享に勝る優等生だったとのことである(S.12-最終話)。また、絵に造詣があり、オークション会場の会員になっている(S.11-2)。
法務省
- 日下部 彌彦(くさかべ やひこ)
- 演 - 榎木孝明(S.14-1~)
- S.14-1より登場した法務事務次官。検事の資格を持たないものの、前任者が急逝したことにより次へのつなぎとして例外的に法務事務次官に任命されたために検事総長を頂点とする通例の出世コースからは外れており、それ故にあらゆる圧力にも動じることなく、自らの思うままに行動している。また、元部下である亘には非常に目を掛けており、亘の要請にも臨機応変に対応するなどの度量を見せる一方で、亘が右京と行動を共にすることへの危機感から峯秋を通じて間接的に右京に亘と付き合うことについて苦言を呈している(S.14-1)が、それでも特命係からの情報を元に東京地検特捜部を動かし、家宅捜索に警視庁の人間を立ち会わせるなど(S.14-4)の協力的な姿勢も特命係(右京)に対しては見せている。また、警察嫌いの人間が唯一の犯行の目撃者となった事件において、亘が裁判所の令状発行を阻止する「捜査妨害」を行なっていた(S.14-15)事を知った際には峯秋にその事実を告発し、亘を法務省から退官させて警視庁特命係への正式な異動が可能になるように根回しをした(S.14-最終話)。
- 亘が警視庁に異動した後は、当初いた広報課の上司となる社美彌子の身辺調査を亘に依頼した(S.15-1)。しかし、目をかけていた前途有望な女性検事・倉田映子の些細な不正を右京が暴き立て、彼女を辞職に追い込んだ一件では怒りを露わにし、「私は君を許さない」と発言するなど特命係を敵視するようになり(S.15-8)、特命係が脅迫罪で告訴された際には、青木とひそかに接触したり、検察庁への告訴を利用し特命係の違法捜査を追及するなど、特命係廃止に向け暗躍するようになる(S.16-1,2)[注 136] 。
政府関係者
- 片山 雛子(かたやま ひなこ)
- 演 - 木村佳乃(高校時代:安田愛里[24]〈S.13-18〉)
- S.3-1にて初登場した若手ながら有望株の女性衆議院議員で、内閣総理大臣補佐官(S.9-最終話)。長年外務大臣を務めた父である片山擁一の地盤を継いでいるために初当選から一度も落選しておらず、「身の回りで事件が起きるたびに、それを逆手に取り、まるで糧にするかのように大きくなっていく人間」(S.6-16、S.9-最終話、S.13-18)と右京が評するように数々の事件の渦中にいながらも自分に不利になる事柄だけは巧みに隠蔽し、特命係の追及をもかわし続けてきたために、尊からは「気を見る敏おっかねえ女」、角田からは「美人なのに残念だね」などと残念がられていた(S.9-最終話)。その影響力は政府を始めとしたマスコミや警察内部にまで及ぶが、さらには父親の汚職すら公表する毅然とした姿勢(劇場版I)[注 137] によって世間から「清廉潔白」との印象を持たれており、S.13時点では入閣を始めとした女性初の総理大臣就任まで視野に入れるなどの安定した地位を築いている。また、学生時代は父親からの重圧の下で自分に自信の持てない地味な学生生活を送っていたために生徒会長立候補や失恋の経験から政界で生き残る権謀術数を身に着けていったことが本人の口から語られている(S.13-18)が、先述の失恋の経験から男性へ不信感を抱いており、結婚願望は無い(S.13-18)ようである。ある財閥の御曹司との結婚話が持ち上がった際も相手の過去の汚点を知るとその事実を警察に密告して関係を解消しており(S.13-18)、内閣官房長官とも愛人と噂される関係にあったが、官房長官による殺人の疑惑が発覚したことで見限っている(S.3-1〜3)。また、亡父の洋一と瀬戸内が盟友であることや懇意であったために瀬戸内には「雛ちゃん」と呼ばれるが、大人になってもそう呼ばれることを彼女自身は快く思っていない(S.3)。テロにより同志の音越栄徳(演 - 西村和彦)が殺害された責任を取って音越との新会派"New World Order"を解散し、同時に総裁選にも出馬しない意向を表明した後は議員の辞職も明言した(S.14-10)。
- 瀬戸内 米蔵[注 138] (せとうち よねぞう)
- 演 - 津川雅彦
- S.2-最終話で初登場した元衆議院議員で、法務大臣。常にべらんめえ口調の一本筋の通った性格で、非常に正義感が強いが、特命係の能力は高く評価しており、捜査には快く協力することが多い。また、実家が寺であるために幼少の頃に得度を受けて以来は僧侶として生活していたが、選挙に出馬するにあたって還俗した経緯から人命を非常に尊重しており、法務大臣在任中には死刑執行命令書への署名を一切しなかった(S.2-最終話)。現地政府の腐敗で十分な援助が受けられない子供達への援助資金調達の為に支援物資の還流という不正に手を染めるようになってしまうが、後にボランティア活動をしていた薫の友人が殺された事件を切っ掛けに一連の不正が明らかになり、特命係に逮捕された(S.7-1〜2)。その後は懲役10年の実刑判決が下されたが、判決を不服とする支持者の声を受けて控訴し、本多篤人の死刑執行時に際して拘置所から右京に面会を求めて本多が釈放された可能性があることを伝えた[注 139] が、一連の事件解決後は死亡した小野田の弔いをするために仮釈放を申請することを右京らに告げた(S.9-最終話)。その後も仮釈放は認められずにいたが、御影康次郎の長男である真一が拘置所の看守の妻子を人質にする重大事件が発生したために右京や享、峯秋の協力を得て人質の身代わりになるために仮釈放された。その後、真一に人質にされても臆せずに説得を試みるが、真一の心を変えるには至らず、最後には右京と享の手で救出された(S.12-最終話)。その後は右京達に「上記の事件が起きるきっかけとなった証人保護プログラムの適用の計画を小野田が進めてその協力者がいないかどうかの相談を受けていたことがあり、その際に「絶対に口を割らない人物」だと信頼していた知人の僧侶を紹介するなどして証人保護プログラムの計画に間接的に協力していたこと」などを明かす。
特命係と関わった人物
犯人 / 警察関係者 / 報道関係者 / 法曹関係者 / 医療関係者 / その他 / 特命係の親族
犯人(被疑者・被告人・服役囚等)
- 浅倉 禄郎(あさくら ろくろう[25])
- 演 - 生瀬勝久
- 東京地方検察庁刑事部の検事。薫や美和子の大学の同級生で、無二の親友だった男。自分が「不義の子」であることがトラウマとなっており、連続殺人に手を染める以前にも幼少期に娼婦だった母親と売春に手を染めていた婚約者を殺害している(PS.2)。普段は優秀な検察官(職階は検事)として活動しているが、後に売春行為を行っていた女性を次々と殺害して「平成の切り裂きジャック」という異名を取るほどの連続殺人犯だという事実が特命係に発覚し[注 140]、逮捕された。その後、東京拘置所に収監中に自分の経験を踏まえて殺人事件を起こした少年の更生に一役買った出来事を経て(S.1-5)死刑判決を受けた後に検事時代に起訴できなかった犯人を右京に逮捕させるように薫に伝えるために脱走するも身柄を拘束された(S.2-1)。事件解決後は再び脱走して投身自殺を図る(S.2-2)が、奇跡的に助かっており、後に記憶喪失となってホームレスとして生活するようになる。その後は右京や薫とのニアミス(S.2-10)を経て約半年後に発見されて再収監されたが、記憶が完全に戻ることは無く、最後は拘置所内で元上司の次長検事に教唆された刑務官により殺害されてしまう(S.2-最終話)。死後は記憶喪失時に娼婦の遺体の入ったトランクを運んでいた事実が判明し、犯人と疑われることとなってしまい、薫の夢の中で姿を現した際に彼に対して「俺は殺ってない」と語るが、後に特命係と美和子の尽力により無実が証明された(S.3-18)。その後、薫と美和子の前に亡霊として姿を現し、微笑みを浮かべながら消えた。
- 阿部 貴三郎(あべ きさぶろう)
- 演 - 武野功雄
- 薫が特命係に追いやられるというきっかけを作った人物。かつて前科3犯で逮捕されたことがある。指名手配中に薫に発見されて逮捕されそうになるが、逆に銃を突きつけて薫を人質にし、小料理屋に立てこもった(PS.1)。その後、所轄署地域課の警察官の変死現場を目撃してしまい、殺人事件の被疑者として疑われる(S.3-13)。
- 田端 甲子男(たばた きねお[26])
- 演 - 泉谷しげる
- 東京大学卒業の自称「模範的一般市民」。日頃の警察の不祥事を憂いて警視総監に向けて何度も手紙で訴えたが、返答が全くないことに業を煮やし、ダイナマイトを携えて薫を人質に警視総監室に立てこもった末に右京と薫の機転によって逮捕された(S.1-1)。その後は「日本の裁判制度をとことん体験したい」という理由で有罪判決を受けても控訴を続けており、浅倉が死亡した事件の捜査のために拘置所へ面会に訪れた右京と薫に浅倉の死亡時の状況に関する証言をする(S.2-最終話)。
- 三好 倫太郎(みよし りんたろう)
- 演 - 蟹江敬三[注 141]
- 初登場時にカクテルバーの店長を務めていたバーテンダー。「全てのカクテルには客の思い出がある」という信念に反してオリジナルカクテルを缶入りカクテルとして商品化することで経営危機を乗り切ろうとした経営者と対立してその場で殺害したが、後に右京の追及によって逮捕された(S.1-7)。仮釈放後は服役中に懇意にしていた以前の顧客からの打診を受けて顧客がオーナーを務めるシガーバーの3号店の店長を任されていたが、自身の過去を雑誌で公表しようとした評論家を殺害した疑惑を向けられる(S.6-14)。
- 北条 晴臣(ほうじょう はるおみ[27])
- 演 - 長門裕之[注 142]
- 1934年1月10日生まれの元外交官で、外務省事務次官や特命全権大使を歴任した生粋のエリート。非常に傲慢な性格で、「閣下」と呼ばなければ返事をしない。
- 自らが巻き込まれた篭城事件の際に自身の横領の罪を告発しようとした外務省職員を強行突入のどさくさに紛れて射殺し、その現場を目撃した緊急対策特命係隊員も射殺[注 143] した容疑で右京らに逮捕された(S.1-最終話)。その後は起訴されるもかつて外務省幹部が犯した公金横領を告発することを条件に司法取引並みの取引を受けて保釈を認めさせた[注 144]。その後、保釈中は奥多摩にある別荘のアイアンハート城[注 145] で暮らし、秘書の女性と婚約するが、特命係に屈辱を与えることを目的に秘書と協力して推理ミスを誘発させた後で自供する計画のために執事を殺害する。その後は秘書の浮気を知って翻意するが、後に特命係に突き止められて再逮捕された(S.4-1)[注 146]。
- 向島 茂
- 演 - 正城慎太郎
- 城代金融の幹部。死に追いやった男の妻である月本幸子を愛人として囲っていたが、真相を知った幸子に撃たれてしまう。その後、一命は取り留めたものの、特命係らによって犯罪が暴かれたことで城代金融は崩壊した(S.4-19)。その後は復讐のために幸子の乗った護送車を襲撃するが、同乗していた女性受刑者の機転で幸子達には逃げられてしまい、直後に捜査第一課に拘束される(S.6-11,12)。負傷後は電動車椅子を使用している。
- 田村 秀明
- 演 - 児玉貴志
- 城代金融構成員(S.4-19)。向島らと共に護送車襲撃事件に関わっており、警察の拘束を逃れて襲撃事件の黒幕と接触し、口止め料を請求したところを邪魔者として腹部を撃たれてしまうが、一命は取り留めた(S.6-11,12)。怪我の回復後は服役していたが、先に出所した幸子の身を彼なりに案じて「ボディーガード」を雇っていたことがある事件のきっかけとなってしまう。事件後は面会に来た幸子に想いを告げるが、一蹴されてしまう(S.10-12)。
- 小菅 彬
- 演 - 袴田吉彦
- 本多 篤人(ほんだ あつんど)
- 演 - 古谷一行
- かつて左翼過激派のテロ組織「赤いカナリア」の大幹部として1970年代に大々的なテロ活動を行っていた元テロリスト。S.8-1時に56歳。爆弾についてはプロ級の知識と技術を持ち、また国外逃亡中に紛争地帯に潜伏していた経緯から戦闘術にも長けており、実際に自身を殺しに来た人物の首を力ずくで折って殺すという形で返り討ちにしている(S.9-最終話)。国際手配されたことで中東の紛争地域へと国外逃亡したが、紛争地域での体験から人を傷付けるテロリズムによる革命を無意味なものと悟るようになり、かつて自身が行っていたテロ活動に後悔の念を抱くようになる。その後、左翼運動の復活を企む人物に娘の茉莉を人質に取られたために日本でのテロ活動を強要されると帰国したが、後にその首謀者が茉莉であると知り、小野田に自身と引き換えに茉莉の釈放を認めさせて逮捕された(S.8-1)。その後は死刑が確定し、拘置所に収監されていたが、政府に対して炭疽菌を人質とした「赤いカナリア」による脅迫が行われると取引のために死刑執行が行われたことにして秘密裏に釈放される。その後、茉莉もろとも「赤いカナリア」の残党絡みの事件に巻き込まれるが、その事件解決後に全てを公表するために特命係の協力を得てマスコミを呼び、自らの生存を公にすると共に警察に出頭した(S.9-最終話)。その後は超法規的措置により名前を変えて生活しており、後に病床の茉莉に頼まれてテロを再び起こしたが、標的としていた音越栄徳官房長官のSPから反撃を受けてしまい、最後は右京にある言葉を言い遺して息を引き取った(S.14-10)。
- 早瀬 茉莉
- 演 - 内山理名
- 区役所に勤務(S.8-1)している本多の娘。父がテロリストであることが原因で幼少の頃からいじめに遭い、加えて公安からも「本多と接触しうる人物」として母共々マークされており、それでも父を英雄として語る母の言葉もあって本多のことをヒーローとして敬慕していたが、その本多が今までのテロ活動を後悔していることが許せずに本多への復讐のために彼を信奉する者達と共謀する。その後は発生した殺人に関与し、狂言による人質事件を引き起こした末に共謀者共々身柄を拘束されるが、小野田と本多の取引によりただ一人で釈放された(S.8-1)。その後、本多が絡む陰謀に巻き込まれて警視庁内に拘束(実態は小野田の計画に基づいた「保護」)されており、その過程で本多と直に接したことで彼への憎しみは消えて父親として慕う感情が生まれたが、最終的には小野田の死によって事実上先の取引が消滅した結果として一度は見逃された先の事件について取調べを受けた(S.9-最終話)。その後は本多と同様に名前を変えて生活しており、後にある人物達と出会ったことでテロを起こすという計画を立てて自身も協力しようとしたが、直後に不治の病に冒されてしまう。その後、病床で本多にテロを起こすように頼んだ上で後のことを託すが、最後はその数日後に病死する(S.14-10)。
- 奥村 光良、池谷 隆平、山崎 正一
- 演 - 金井勇太、三宅弘城、松本実
- 倒産した配管工事会社の元社員である三人組。三人の一番後輩の奥村は鈍臭くて優柔不断な上に気が弱く、三人組の先輩かつリーダー格の池谷は先のことに対して楽観的な大雑把な性格で、女性に弱いが、山崎は競艇や麻雀といった賭博に興を注いでいる。奥村がある民家の地下に大金があることを聞きつけたことを発端にそれぞれの金銭難を理由に民家の隣の空き家に侵入し、そこにいるはずのない入居者に遭遇して拘束するという不測の事態を起こしながらも空き家で掘った穴を通じて大金を奪おうとしていたが、右京に目を付けられた上に同じく大金を狙っていた入居者に逆に監禁されて自分達が掘った穴に生き埋めにされかけたところを特命係によって救出され、連行される際に「三人で会社を作ろう」と語った後で逮捕された(S.8-17)。出所後は奥村は友人のIT企業社長とのコネでその会社の役員へ、池谷は喫茶店の雇われマスターに、山崎は同じ刑務所仲間と共に借金の取り立て屋とそれぞれの生活を送っていたが、右京と尊が内村の私用で探していたとある人物を介して犯罪に利用されることとなり、事件解決後は再び逮捕された(S.10-14)。
- 北 一幸
- 演 - 野間口徹
- 表向きは自身の事務所を構えて活動している司法書士だが、その裏には好みの女性の顔を切り刻むシリアルキラーとしての顔を持つ。
- 初登場回にて陣川警部補の意中の女性を殺した犯人をその罪を被ることで逃がそうとするも、犯人を追う陣川と陣川を追う特命係の2人に阻止され、自身も犯人隠避の罪で逮捕された(S.14-12)。
- 裁判の公判中に末期ガンの治療のため入院していたが、監視をしていた警察官を殺害した上で逃亡する。逃亡後に殺害した有村みなみと結婚していたことや、殺害した警察官と共謀していたこと、さらに共謀していたにも関わらず警察官を殺害した理由が右京によって暴かれる。この際、推理によって自身の思考に辿り着いた右京にシンパシーを感じるが、「あなたの側には誰も居ません」と諭され逮捕される(S.15-16)。
- 天野 是清
- 演 - 羽場裕一
警察関係者
- 相原 誠(あいはら まこと)
- 演 - 萩原聖人
- 所轄の千束警察署刑事課強行犯係の刑事で、『鑑識・米沢守の事件簿』における米沢の相棒。
- 自身の元妻が死亡し、その事件を自殺として処理されたことに納得できずに独自にその真相を究明するために「名前も一緒で顔も瓜二つ」の女性と離婚したという共通項を持った米沢とコンビを組み、元妻を殺害した犯人を突き止めて元妻の職場である警察OBの天下り先の横領も絡んでいた事件を解決に導いた(鑑識・米沢守の事件簿)。その後、捜査方針に反発したために連続通り魔事件の捜査を外され、米沢を頼ったことを通じて右京と尊と共に連続通り魔事件を捜査する(S.10-15)。
- 人情家だが、陣川以上のトラブルメーカーである。猪突猛進型の熱血漢で、終始先走った行動を取り、米沢や特命係、捜査一課を散々振り回している。また、捜査第一課への配属を目指して仕事に
邁進 ()していたが、そのことによるすれ違いが原因で離婚している。また少年係にいた時期がある。 - 佐古 秀樹(さこ ひでき)
- 演 - 山崎一
- 警視庁滝沢警察署刑事課の元刑事(巡査部長)。強盗事件の捜査のために保護した泥酔者を放置して死亡させてしまったことが発覚し、責任を取らされる形で退職する(S.1-4)。退職後はおでん屋台を経営し、後に薫に連続殺人事件の被害者の遺留品を預けた(S.4-4,5)。
- 海音寺 菊生(かいおんじ きくお)
- 演 - 竹中直人
- S.3で薫が異動した警視庁麹町東警察署刑事課長の警部で、薫の直属上司となった人物。非常に変わった性格を持っており、薫のことを本当の意味で理解している。また、坊主とエリートを嫌っている。内閣官房長官の圧力で懲戒免職[注 147] を受けた右京を麹町東署に引き入れて特命係を作ろうと画策する(S.3-4)。
- 長谷川 宗男(はせがわ むねお)
- 演 - 國村隼
- 経歴:警視庁副総監兼警務部長 → 警察庁長官官房付の警視監。
- 公式の人事記録には存在せずに表沙汰に出来ない公安の案件を取り仕切る「影の管理官」という裏の顔を持っており、また東京大学セーリング部出身であるために同郷の部長らと共に派閥を作っている。テロの危機に晒されることが少ない日本の中で存続意義が危ぶまれた公安の維持のためにテロ事件を捏造して犠牲者を出し、その事件関係者が裏で手引きした「影の管理官」の存在を突き止めようと警視庁籠城事件を起こしたために仲間の部長らと共謀して秘密裏に殺害したが、後に特命係によって真実を暴かれたことで逮捕される。その後、警察の威信を守った上で警視庁に貸しを作ろうとした小野田の策で不起訴になり、田丸の「しばらく沈めておく」という形で自身の一派共々処分された(劇場版II)。その後は処分により警察庁長官官房付の閑職に回されるも再起を睨んでおり、雛子と共にクローン人間を作る実験が成功した事実を隠蔽するために暗躍する。その後、右京を止めるために尊に接触し、事件の解決後は尊を自らの元に異動させるように根回しをする(S.10-最終話)。
- 金子 文郎(かねこ ふみお)
- 演 - 宇津井健[注 148][注 149]
- S.9-9時点以降における警察庁長官(『X DAY』時点においても現職)。警視庁ですら地方の県警本部と同列であるとし、その上で全国の警察を警察庁の指揮下に置こうと画策していることから警視総監の田丸と対立している。“冤罪に始まる警察の不祥事を防ぐためには「上級組織である警察庁」の徹底的な監視が必要である”という思想を基にしたいわゆるシビリアンコントロールの構築を目論んで小野田と共に警察庁を警察省へと移行する計画を進めており、警視庁人質篭城事件に際して計画に反発していた警視庁幹部達の一掃を企むが、小野田の死によって計画は頓挫し、田丸による長谷川一派の処分で「痛み分け」の結果に終わった(劇場版II)。
- 田丸 寿三郎(たまる じゅさぶろう)
- 演 - 品川徹
- S.9-9からS.13-10までの時点における警視庁警視総監。警視庁こそが日本の首都東京を守る「最高の捜査機関」であるというプライドの元で警視庁を厳しい管理下に置こうとしている警察庁と対立している。その後は警視総監の座を退いているが、退いた経緯や時期は作中でも明かされておらず不明[注 150]。
- 大石 真弓(おおいし まゆみ)
- 演 - 松本若菜
- 柔道3段の腕前を持っている警視庁刑事部総務課の婦警。警察学校からの同期である享を通じて特命係に度々協力する(S.11-11,S.12-10)。
- 堀江 邦之(ほりえ くにゆき)
- 演 - 山口良一
- 警視庁中根警察署刑事課捜査一係係長で、享が特命係に異動する前に中根署に配属されていた時の上司。享からは「自分を刑事にしてくれた恩人」と語られる程に慕われていた。享の交番勤務時代にストーカー事件を通じて享と知り合う(S.11-6)。その後、特命係の捜査によって過去に担当していた強盗殺人事件の取り調べに際して司法取引に近いやり取りを行って結果的には冤罪を作ってしまったという事実が発覚し、峯秋ら上層部の判断によって退職に追い込まれ、再就職の斡旋も断って実家に帰ることを享に告げたが、その際には「特命係のおかげで重荷が取れた」と感謝の意を示して警察署を去って行った(S.13-5)。
- 日野(ひの)警部補
- 演 - 寺島進
- 警視庁警備部狙撃班所属の刑事。狙撃能力は「警視庁一のスナイパー」と評されるほどで、数百メートルは離れているであろう人間の手を観覧車から正確に撃ち抜いたり(S.5-11)、緊急時には自ら木に登って高所からの狙撃を行う(S.13-10)などの離れ業をやってのけており、直接の面識はないものの、特命係の窮地を度々救っている。また、組み立て分解の描写から狙撃に使用している銃器はステアーAUGと思われる(S.5-11)。
- 田嶋 栄一郎(たじま えいいちろう) / 吉岡 琢磨(よしおか たくま)
- 演 - 坂田雅彦
- 田嶋はS.2-17、S.3-8,12に出演しており、オールバックである。吉岡はS.6-8以降の作品に出演しており、丸刈りである。
- 警視庁刑事部特殊犯捜査係(SIT)の班長。誘拐や立てこもり事件などの緊急性の高い事件でたびたび指揮を執っており(S.10-10他)、特命係と顔を合わせることは少ないが、捜査に介入する特命係を疎ましがっているような発言も見られる(S.3-8、S.8-11)。
- 川上 博康(かわかみ ひろやす)
- 演 - 重松収
- 劇場版II時点以降における警視庁組織犯罪対策部部長で、S.9-6においても現職である。
- 角田の上司でもある。
- 原子 嘉和(はらこ よしかず)
- 演 - 大出俊
- 劇場版II時点以降における警視庁公安部部長で、S.12-1までは少なくとも現職である。
- S.12-10では彼のポストには正木 浩輔(演 - 中村橋之助)が就いている。
- 井手 実篤(いで さねあつ)
- 演 - 井上高志
- 劇場版II時点以降における警視庁警備部長で、S.11-1においても現職である。
- 田中 靖(たなか やすし)
- 演 - 五王四郎
- 劇場版II時点以降における警視庁総務部長で、S.11-1においても現職である。
- 片野坂 義男(かたのさか よしお)
- 演 - 岩松了
- 警視庁刑事部捜査第二課の元課長で、金融コンサルタント。過去にある大物を右京と共に追っていたが、結局は逮捕に失敗してその責任を取る形で辞職する。辞職後は金融コンサルタントの仕事に就き、それでも一度は取り逃がした大物に近づく為に犯罪者となって手を貸す一方で、右京に密かに協力を要請することで大物を逮捕させることに成功するが、取り調べの直前にその大物が急死したことで過去の犯罪を暴くことが出来なくなってしまった。最後は、ボスを逮捕に追い込んだ事に対する報復を理由に、自身のボディーガードによって刺殺された(S.14-4)。
- 山崎 哲雄(やまざき てつお)
- 演 - 菅原大吉
- 経歴:警察庁長官官房総務課課長 → 警察庁警備局局長・「健全な家庭を守る会」会員
- S.15-14で初めて登場し、劇場版IVでは警察庁警備局長に就任する。
- 警備局は国内外の要人警護やテロの捜査を担当しており、警察の代表としてバーズへの対応を決定する協議に参加する。佐橋副総理と同様、バーズの犯行声明を日本国家に対するテロの予告であると断定し、テロ対策の警備を敷くことを命じる。
報道関係者
- 大久保 康雄
- 演 - 阿南健治
- 帝都新聞記者で、警視庁記者クラブのキャップを務める美和子の元上司。かなりの保身的な性格で、圧力を掛けられることを恐れてか、公的機関に纏わるスクープなどは全く採用しようとしないために美和子とはしばしば対立している。
- 鹿手袋 啓介(しかてぶくろ けいすけ[28])
- 演 - 西村雅彦
- 院内紙記者で、元帝都新聞政治部記者である美和子の先輩。主に政治家のスキャンダルを狙っており、一種のタカリとも評されている。美和子の浮気相手として登場し(S.3-1)、最初は結婚直前までの関係になったが、後に美和子と破局する(S.4開始時)。その後、雛子の秘書が雇った暴漢に襲撃されて入院した(S.3-1)が、後に雛子への情報提供者となる(S.6-16、劇場版I)。
- 守村 やよい
- 演 - 本仮屋ユイカ
- 東京ビッグシティマラソン爆破予告事件の関係者だった女性(旧名:木佐原康江)で、ジャーナリストの卵。NPOに参加し、エルドビア[注 151] で難民救済活動を行っていた兄・渡を反米ゲリラに拉致後に殺害され、その間に兄が退去勧告を無視して留まったとして[注 152] 家族と共に世間やマスコミからバッシングを受けたために父・芳信の判断で「守村やよい」へと名前を変えるが、同時にそのことを勝手に決めた父親にわだかまりを抱くようになる。その後は兄の友人が事件の復讐を企てていることを知り、それを止めようと東京ビッグシティマラソン事件前の連続殺人事件の被害者となった人達を訪ねていたことから事件の重要参考人となるが、最終的には事件を通じて父の真意を知るに至った(劇場版I)。その後、自身もNPOの活動に参加し、帰国後は駆け出しのジャーナリストとなるが、ひょんなことから知り合った女性に纏わる奇妙な出来事について右京と尊に相談し、自らもその出来事について調査をしたことで事件に巻き込まれた(S.10-5)。
- 照本
- 演 - 石橋祐
- 帝都新聞政治部に所属している美和子の先輩記者。政界やマスコミの裏事情に通じており、右京にたびたび情報提供を行う(S.6-16、S.11-12)。
- 風間 楓子
- 演 - 芦名星
法曹関係者
- 武藤 かおり
- 演 - 松下由樹
- 弁護士。薫が逮捕した強盗犯の弁護人を務めたことで特命係と知り合って(S.1-8)以降は特命係の捜査に協力し、薫の強盗犯逮捕に違法性があることを立証して被告人の無罪を勝ち取ったり、独房内にいる浅倉に連絡を取る方法を考案する(S.2-1)。その後、殺人罪の公判過程で自白を翻した被告人の弁護を担当したり(S.6-9)、捜査一課に取調を受けたやよいの付添人となる(劇場版I)。
- 三雲 法男
- 演 - 石橋凌
- 裁判官。担当した裁判において「立場の弱い側」に有利な判決を下すことが多く、マスコミからは「司法の良心」と呼ばれている。警官が殺された殺人事件の裁判で試験導入された初の裁判員制度による公判の裁判長を務めたが、自らは裁判員制度に懐疑的な立場を取り、裏でその混乱を招くような行為を行う(S.6-1)。その後、裁判と関係する事件で右京に押し切られ、証拠が不十分であるにも拘わらず被疑者宅の捜索差押令状を発付し、その責任を取る形で裁判官を辞職したが、弁護士への転身もせずに法曹界から去る(S.6-最終話)。
- 瀬田 宗明
- 演 - 渡哲也
- 弁護士で、元法務大臣。社会的弱者の立場を案じているために弁護士として数多くの国家賠償訴訟に携わっているが、初登場時は民間人閣僚として法務大臣に登用されていた。行方不明となった息子がテロ事件に関与したとの疑惑を受けたところを右京によってその疑惑は晴れたが、テロ事件の背景に自らが関わった公害訴訟が関係していたことを知り、小さな声なき声に耳を傾けて手を差し伸べるために法務大臣を辞任し(S.7-10)、弁護士に戻った(S.10-2)。その後、自らが弁護人となった事件の被害者遺族に殺人の疑いが向けられたためにその遺族を護ることに尽力した(S.10-2)。
- 連城 建彦
- 演 - 松尾諭
医療関係者
- 内田 美咲(うちだ みさき)
- 演 - 奥貫薫
- 精神科医で、犯罪心理学者[注 153]。S.4-4,5とS.5-5に登場し、二度も殺人事件に巻き込まれたことで一時は辞職を考えたが、右京らに説得された末に精神科医として留まる。
- 安斉 直太郎(あんざい なおたろう)
- 演 - 高橋一生
- 内田美咲の助手。内田と同じくS.4-4,5とS.5-5に登場したが、内田が治療に係わった連続殺人犯に魅了されて逆転移を起こし、後継者として同じ手口で連続殺人を犯してしまう。逮捕後は精神鑑定で心神喪失による刑事責任能力なしとの鑑定結果が出たために不起訴処分となって釈放され、措置入院(強制入院)処遇となるが、最後は自らが犯した事件が要因となって殺害された。
その他
- 矢木 明(やぎ あきら)
- 演 - 高橋克実[注 154]
- 「チャンドラー探偵社」を一人で営む私立探偵。推理小説マニアであり、愛読している作品の探偵にちなんで「マーロウ矢木」や「サム・スペード矢木」と自称し、古風なハードボイルド派を気取っている。浮気調査のような一般的な探偵の仕事以外にも、引越しの手伝いからペット探しまで行う何でも屋のような仕事も引き受けており、一見すると冴えないが、ギャルやホームレスなどの様々な人達に慕われており、その人脈を駆使して目当ての人物を探し出すなど、探偵としてはかなり優秀である。また、態度は飄々としつつも「依頼人との約束は何があっても最後まで守る」という強い信条を持っている。捜索依頼の対象が殺された事件(S.5-10)や自身が容疑者のアリバイの証人となった殺人事件(S.10-11)において特命係と協力(また、いずれも自らの目的があり、その成就のために特命係を利用する形で巻き込んでいたが、右京に見抜かれていた)し、事件解決に貢献する。
- 遠山 ちず
- 演 - 前沢保美[注 155]
- 西東京市にある「オリエントマンション元町」の管理人。懇意にしている住人の殺人事件の解決に協力したことで特命係と知り合う(S.4-2)が、事件の後に都民ジャーナルに投書し、右京を“和製シャーロック・ホームズ”として紹介する(S.4-8)。その後、住人の女性の結婚詐欺に関して右京に相談した(S.8-18)。
- ヒロコ
- 演 - 深沢敦
- 薫の知人。かつては焼肉屋を営んでいたが、現在は都内でゲイバー「髭と薔薇と…。」を経営している(S.1-6)。目撃者として初登場し(S.1-3)、以降は殺人容疑をかけられたりして特命係に相談したことで事件を呼び寄せる(S.2-20)。その後、自身の愛犬が関わった事件で「花の里」に訪れた際に美和子やたまきと知り合い(S.6-13)、マラソンに参加した二人の応援に駆けつける程の仲になる(劇場版I)。
- 若杉 栄一
- 演 - マギー
- 薫の知人。かつて東京で借金取りをしていた頃に薫に逮捕されて夫婦共に薫に世話になり、以後は更生して故郷の北海道で暮らすようになって妻を置き去りにした後で再び上京して友人と事業を立ち上げるも失敗し、借金取りに戻った。その後は離婚の危機に陥った上に事件に巻き込まれたところを特命係に助けられた(S.2-7)が、再び故郷に戻ったことでタクシー運転手の職を得て特命係の北海道での捜査では運転手として協力した(S.2-15,16)。その後、地元商工会議所の仕事で上京した際に脅迫犯に体に爆弾を着けられてスケープゴートとして強盗事件を起こすという不運に見舞われたが、事件解決のために特命係に協力した(S.3-16)。
- 吉田 一郎
- 演 - 松尾貴史
- 公園に住んでいるホームレス。偏屈な性格ではあるが、教養があって特に子供達には懐かれており、「一郎君」と呼ばれている。失踪した少女と仲良くしていたことから聞き込みに訪れた特命係二人と面識を持ち、その事件が絡む事情にも解決の一端に関わる(S.2-13)。10年後は2年前より続けて廃墟で一時失踪した子供達と繋がりを持っていたことからその廃墟で発見された白骨死体の身元捜査をしていた右京と再会した(S.11-7)。その後、日課であるゴミ箱漁りをした際にゴミ箱からある紙片を発見し、そのことを右京達に伝えた上でその紙片を渡す(S.13-1)。
- 黒崎 健太
- 演 - 中原裕也
- 東京地検特捜部の検事で、亘の元同僚。右京を慕っている。とある大物を追っている最中に亘から同じくその大物を追っていた右京を紹介され、その際に自身が調べ上げた情報を提供するが、最終的には右京の協力を得て大物を追い詰めることに成功する(S.14-4)。その後、別の事件でテロリストを追っていた右京と亘に頼まれ、右京に対して借りを返すという名目で捜査資料を提供する(S.14-10)。黒水町の事件においても、右京と亘に頼まれ、情報を提供する(S.15-10)。その後、中央アジア系テロリスト組織に関する情報を日下部の意向を無視して特命係に流したため、彼によって高松へ左遷される事になる(S16-8)。別れ際に『花の里』に来店し、自分の持つ情報を全て特命係へ提供。右京から深い礼を以て感謝され、『花の里』を後にした。
- 市原 里奈(いちはら りな)
- 演 - 桜田ひより[29]
- S.15-11にて登場した警視庁副総監・衣笠藤治の娘。「西應学園中学校」に通う中学3年生。以前、衣笠を何者かが脅迫した事件があり、その際母親が心労で倒れた為、彼女も巻き込まれないようにという衣笠の配慮で、母の旧姓である「市原」を名乗って暮らしている。
- 仕事で家を留守にしがちな父との確執は深く、友人には「父は(刑事ではなく)普通の役人」と話している。また時折、「隠れ家」として利用している空き家で友人達と遊んだりしているが、両親には「友達の家に勉強をしに行っている」と嘘をついている。
- ある夜、「隠れ家」に向かう途中で口論を繰り広げる2人の男性を目撃し、怖くなって立ち去ったが、翌日のニュースでその口論が殺人に発展したことを知り、事件当日に目撃した事を父に話す。以前の脅迫犯が捕まっておらず、身元の発覚は危険であるという理由から、捜査員達には「目撃者(里奈)は非公表、接触も禁止」の命令が下されるが、被害者は娘の誕生日に殺されたという事情を聞いて同情した中園が、故意に「目撃者」についての情報を特命係の2人に漏らした事で右京たちに着目される。
- 当初、事情聴取に訪れた右京達に対しては、「自分は事件とは無関係」と突き放すような態度を取っていたが、右京の鋭い観察眼をかわしきれず、また頭ごなしに叱りつけず親身に接する右京と亘に心を開き、「花の里」に招かれた際、父に自分がタバコを買っていたのを知られたくない為にその証言をしなかったことを打ち明け、犯人の重要な特徴を思い出す。
- その後、右京達の役に立ちたいという一心から、犯人の勤務先のホームセンターへ向かい、見つけ出すも逆に襲われてしまうが、駆け付けた右京たちによって間一髪で救われる。
特命係の親族
- アキコ・マンセル
- 演 - 草村礼子
- S.1-7に登場した美和子の伯母。イギリス人と結婚してロンドンに在住していたが、夫の死去直後に一時帰国し、薫と美和子宅に数日間泊まる。その間、マイペースな行いで二人を振り回すが、ロンドン在住経験のある右京と出会った際には彼と意気投合する。
- 杉下 花(すぎした はな)
- 演 - 原沙知絵[注 156]
- S.4-16に登場した右京の遠縁で、ニューヨーク在住のフォトグラファー。ハーバード大学卒業や同大学院中退、頭脳明晰な点や人差し指を立てながらポイントを説明する癖、紅茶を入れる所作や理屈を並べたがる点、しゃべりだすと止まらない点[注 157] などは右京とよく似ているが、特に後先考えずに行動することがあり、それが原因で警察に連行されたことや犯罪に巻き込まれかけたこともある。また、右京の曽祖父と花の高祖父が兄弟に当たる関係であるが、たまきによると右京と再会すると必ず右京との家系関係の話で揉めるために面倒を避けるという形で普段は「姪」と紹介されている。『相棒』の歴代登場人物中、右京と血縁関係にあることが判明している唯一の人物である[注 158]。
- 磯村 茜(いそむら あかね)
- 演 - 戸田恵子
- S.4-最終話に登場した新潟県在住である薫の実姉。パワフルな性格で、声が大きい上に世話好きであるが、お人好しなところは薫に似ている。新潟から出てきた際には美和子が落とした婚姻届を拾って役所に提出した。
- 陣川 美奈子(じんかわ みなこ)
- 演 - 水崎綾女
- S.13-17に登場した陣川の妹で、ヘッドハンター。惚れっぽくて失恋を繰り返すなど、兄と似通った性質を持っており、享にも「陣川さんそのものじゃないですか」と言われているが、ヘッドハンターという仕事に対しての責任感は非常に強く、いざという時には機転も効くなど、兄よりもしっかりしている。また、陣川とは普段憎まれ口を叩き合っているものの、兄妹仲は非常に良く、「自分が兄を警視庁一の刑事だと思い込んでいる」という兄の認識が単なる思い込みに過ぎないことを黙っているなどの気遣いも見せている。仕事の機密情報が犯罪に利用されていることを察知して、陣川に連絡を取ろうとするも、当の犯人グループに拉致されてしまう。その後、一度は命の危機に陥るが、後に事件の全貌を暴いた特命係と陣川によって救出された。事件解決後は、自身が務めていた会社が利益を上げるために、わざと機密情報を外部に漏らしていたことを右京を介して知り、会社を依願退職して新しい就職先を探し始めた。
ゲスト
pre season / 番外編 / season1 / season2 / season3 / season4 / season5 / season6 / season7 / season8 / season9 / season10 / season11 / season12 / season13 / season14 / season15 / season16
pre season(2000年 - 2001年・土曜ワイド劇場)
- 第1話「刑事が警官を殺した!?」
- 第2話「恐怖の切り裂き魔連続殺人!」
- 第3話「大学病院助教授、墜落殺人事件!」
番外編(2008年・土曜ワイド劇場)
再放送部分は上のpre seasonの登場人物と同じなので、ここでは新撮部分の登場人物のみ記載する。
- 第1話「名コンビ誕生篇」
- 第3話「相棒3〜いま明かされる7年目の真実!」
season1(2002年)
- 第1話「警視総監室にダイナマイト男が乱入!刑事が人質に!? 犯罪の影に女あり…」
- 第2話「教授夫人とその愛人」
- 第3話「秘密の元アイドル妻」
- 第4話「下着泥棒と生きていた死体」
- 第5話「目撃者」
- 第6話「死んだ詐欺師と女美術館長の指紋」
- 第7話「殺しのカクテル」
- 第8話「仮面の告白」
- 第9話「人間消失」
- 第10話「最後の灯り」
- 第11話「右京撃たれる〜特命係15年目の真実」
- 最終話「午後9時30分の復讐 特命係、最後の事件」
season2(2003年 - 2004年)
- 第1話「ロンドンからの帰還〜ベラドンナの赤い罠」、第2話「特命係復活」
- 第3話「殺人晩餐会」
- 第4話「消える銃弾」
- 第5話「蜘蛛女の恋」
- 第6話「殺してくれとアイツは言った」
- 第7話「消えた死体」
- 第8話「命の値段」
- 第9話「少年と金貨」
- 第10話「殺意あり」
- 第11話「秘書がやりました」
- 第12話「クイズ王」
- 第13話「神隠し」
- 第14話「氷女」
- 第15話「雪原の殺意」、第16話「白い罠」
- 第17話「同時多発誘拐〜消えた16人の子供達」
- 第18話「ピルイーター」
- 第19話「器物誘拐」
- 第20話「二分の一の殺意」
- 最終話「私刑〜生きていた死刑囚と赤いベルの女」
season3(2004年 - 2005年)
- 第1話「双頭の悪魔」、第2話「双頭の悪魔II〜堕天使」、第3話「双頭の悪魔III〜悪徳の連鎖」
- 第4話「女優〜前編〜」、第5話「女優〜後編〜」
- 第6話「第三の男」
- 第7話「夢を喰う女」
- 第8話「誘拐協奏曲」
- 第9話「潜入捜査〜私の彼を探して!」
- 第10話「ゴースト〜殺意のワイン」
- 第11話「ありふれた殺人〜時効成立後に真犯人自首!?」
- 第12話「予告殺人〜狙われた美人姉妹の謎」
- 第13話「警官殺し〜銃に残された赤い指紋」
- 第14話「薔薇と口紅〜名門殺人学園の美女」
- 第15話「殺しのピアノ」
- 第16話「人間爆弾」
- 第17話「書き直す女」
- 第18話「大統領の陰謀」
- 最終話「異形の寺」
season4(2005年 - 2006年)
- 第1話「閣下の城」
- 第2話「殺人講義」
- 第3話「黒衣の花嫁」
- 第4話「密やかな連続殺人」、第5話「悪魔の囁き」
- 第6話「殺人ヒーター」
- 第7話「波紋」
- 第8話「監禁」
- 第9話「冤罪」
- 第10話「殺人生中継」
- 第11話「汚れある悪戯」
- 第12話「緑の殺意」
- 第13話「最後の着信」
- 第14話「アゲハ蝶」
- 第15話「殺人セレブ」
- 第16話「天才の系譜」
- 第17話「告発の行方」
- 第18話「節約殺人」
-
- 松原 宣子(著名な節約主婦) - 伊藤かずえ
- 松原 真澄(宣子の夫) - 平良政幸
- 第19話「ついてない女」
- 第20話「7人の容疑者」
- 最終話「桜田門内の変」
season5(2006年 - 2007年)
- 第1話「杉下右京 最初の事件」
- 第2話「スウィートホーム」
- 第3話「犯人はスズキ」
- 第4話「せんみつ」
- 第5話「悪魔への復讐殺人」
- 第6話「ツキナシ」
- 第7話「剣聖」
- 第8話「赤いリボンと刑事」
- 第9話「殺人ワインセラー」
- 第10話「名探偵登場」
- 第11話「バベルの塔〜史上最悪のカウントダウン!」
- 第12話「狼の行方」
- 第13話「Wの悲喜劇」
- 第14話「貢ぐ女」
- 第15話「裏切者」
- 第16話「イエスタデイ」
- 第17話「女王の宮殿」
-
- 一条 モナミ(「モナミ・アイ・ジェイ」デザイナー兼社長) - 大空眞弓
- 山本 - 森下哲夫
- 篠田 和明(モデル事務所社長) - 佐渡稔
- 佐野 芳正(「モナミ・アイ・ジェイ」営業部長) - 井上高志
- 服部 照秋(画商) - 下元史朗[37]
- 一条 友美(モナミの次女) - 有沢妃呂子
- 行長 真美(モナミの長女) - 池田昌子[38]
- 行長 武彦(真美の夫) - 長棟嘉道
- 中道 信郎(一条家の執事) - 春延朋也
- 服部 静江(服部の妻) - 兎本有紀[39]
- 栗村 一成(カメラマン) - 細見大輔
- 高浪 治央(東京第一銀行 行員) - なかみつせいじ[40]
- 春西 勝(一条家のコック) - 山田洋[41]
- 春西 瑞子(一条家の家政婦) - かんのひとみ
- 一条 愛美(モナミの三女・モデル) - 五十嵐貴子[42]
- 大沢 辰也(佐野の部下) - 山本直輝
- 伊藤 純一(佐野の部下) - 堀口たかよし[43]
- 庄治 仁男(フリーライター) - かなやす慶行[44]
- 行長 タケル(武彦と真美の息子) - 中村咲哉[45]
- 野口 加奈(モデル) - 鈴木由花[46]
- 和田 寛夫(モデル) - 加藤仁志[47]
- 小倉 さや(モデル) - 小林菜津子
- 南 恵利香(モデル) - 染谷夏子[48]
- 佐藤 光子(モデル) - 小野貴子
- 第18話「殺人の資格」
- 第19話「殺人シネマ」
- 最終話「サザンカの咲く頃」
season6(2007年 - 2008年)
- 第1話「複眼の法廷」
- 第2話「陣川警部補の災難」
- 第3話「蟷螂たちの幸福」
- 第4話「TAXI」
- 第5話「裸婦は語る」
- 第6話「この胸の高鳴りを」
- 第7話「空中の楼閣」
- 第8話「正義の翼」
- 第9話「編集された殺人」
- 第10話「寝台特急カシオペア殺人事件!」
-
- 堂上 公江(翻訳家・「寝台特急カシオペア」2号車3番の乗客) - 長山藍子(33年前:田口寛子)
- 安藤 礼治(慶徳大学 教授・「寝台特急カシオペア」1号車1番の乗客) - 永島敏行
- 根元 尚吾(公判の証人・「寝台特急カシオペア」2号車4番の乗客) - 柏原収史
- 仲瀬 親洋(仲瀬開発 社長・平成のホテル王) - 黒部進(33年前:大口兼悟)
- 保坂 有三(フリーター・「寝台特急カシオペア」1号車3番の乗客) - 平賀雅臣
- 安藤 仁奈子(礼治の妻・「寝台特急カシオペア」1号車1番の乗客) - 山本みどり
- 安藤 博貴(礼治と仁奈子の息子・「寝台特急カシオペア」1号車1番の乗客) - 浅利陽介[22]
- 三樹 ライナ(人気モデル・「寝台特急カシオペア」2号車2番の乗客) - 松永京子
- 折原 国子(ライナの友人・「寝台特急カシオペア」2号車2番の乗客) - 平岩紙
- 羽鳥 亮矢(俳優・「寝台特急カシオペア」1号車4番の乗客) - 森本亮治[50]
- 増田 悦郎(羽鳥のマネージャー・「寝台特急カシオペア」1号車4番の乗客) - 木下政治
- 津島 悟(クラブ「XTC」経営者・「寝台特急カシオペア」2号車1番の乗客) - 江原シュウ
- 国枝 宏和(「寝台特急カシオペア」車掌) - 小久保丈二
- 目黒 美音(「寝台特急カシオペア」車掌) - 松下恵
- 田所 周一(北海道警察組織犯罪対策課 刑事) - 坂西良太
- 根元 雪美(尚吾の妻) - 映美くらら[51][注 163]
- 新井田 政彦(テロ組織「赤いカナリア」幹部・指名手配犯) - 川本淳市
- 塚原 一(清掃員・爆弾マニア) - 崔哲浩[52]
- 藤北 寛(帝都理科大学工学部 元学生・33年前死亡) - 阿部薫[53]
- 榎本(北海道警鉄道警察隊) - 野口雅弘
- 矢島(暴力団「北洋会」幹部) - 平田康之
- 「洞爺パークホテル天翔」支配人 - 桝田徳寿
- 根元 大地(根元と雪美の息子) - 野副隼
- 恵(仲瀬の孫) - 松下芽萌里
- 第11話「ついている女」、第12話「狙われた女」
- 第13話「マリリンを探せ」
- 第14話「琥珀色の殺人」
- 第15話「20世紀からの復讐」
- 第16話「悪女の証明」
- 第17話「新・Wの悲喜劇」
- 第18話「白い声」
- 最終話「黙示録」
-
- 三雲 法男(裁判官) - 石橋凌
- 茂手木 進(茂手木法律事務所の弁護士・貴文の国選弁護士) - ベンガル
- 犬井 芳郎(茂手木の助手・貴文の同級生) - 宮川一朗太
- 飯田 正志(里美の元恋人) - ひかる一平
- 黒木 勝(警視庁渋谷東警察署生活安全課 警部補) - 成瀬正孝
- 粕谷 圭(帝都新聞 記者) - 伊藤高史
- 神父(ゆり江の師) - 樋浦勉
- 緑川 達明(東京地検検事) - 遠藤たつお
- 錦 貴文(死刑囚) - 久松信美
- 常盤 克信(法務省司法調査部長) - 伏見哲夫
- 糸数 文雄(警視庁渋谷東警察署 鑑識) - 西沢仁太
- 富山 万里子(里美の母・25年前「品川母娘放火殺人事件」の被害者) - 阿部朋子
- 富山 里美(「品川母娘放火殺人事件」の被害者) - 桜川博子
- コイン商店主 - 野元学二[54]
- 橘 ゆり江(シスター・元法務大臣) - かとうかず子
- 錦 文忠(貴文の父) - 林隆三
season7(2008年 - 2009年)
- 第1話「還流〜密室の昏迷」、第2話「還流〜悪意の不在」
- 第3話「沈黙のカナリア」
- 第4話「隣室の女」
- 第5話「顔のない女神」
- 第6話「希望の終盤」
- 第7話「最後の砦」
- 第8話「レベル4〜前篇」、第9話「レベル4〜後篇・薫最後の事件」
- 第10話「ノアの方舟〜聖夜の大停電は殺人招待状!」
- 第11話「越境捜査」
- 第12話「逃亡者」
- 第13話「超能力少年」
- 第14話「男装の麗人」
- 第15話「密愛」
- 第16話「髪を切られた女」
- 第17話「天才たちの最期」
- 第18話「悪意の行方」
- 最終話「特命」
-
- 小池 源一(馬頭刈村の村長) - 前田吟
- 法春(馬頭刈村の住職) - 苅谷俊介
- 小池 晋平(源一の弟) - 日野陽仁
- 小池 福助(源一と貞子の息子) - 伊嵜充則
- 山口 直弓(特命係に毅一が書いた絵を送った女性) - 宮本真希
- 山口 毅一(直弓の弟・知的障碍者) - やべきょうすけ
- 真鍋 哲朗(馬頭刈村の駐在所巡査) - 趙珉和
- 小池 貞子(源一の妻) - 大塚良重
- 舟木(馬頭刈村の医師) - 二瓶鮫一
- 鈴木(警察庁長官官房審議官) - 影山英俊
- 田中(警察庁長官官房首席監察官) - 長沢大
- 佐藤 静夫(警察庁長官官房人事課長) - なかみつせいじ[40]
- 横田(警察庁長官官房参事官) - 福田信昭
season8(2009年 - 2010年)
- 第1話「カナリアの娘」
- 第2話「さよなら、バードランド」
- 第3話「ミス・グリーンの秘密」
- 第4話「錯覚の殺人」
- 第5話「背信の徒花」
- 第6話「フェンスの町で」
- 第7話「鶏と牛刀」
- 第8話「消えた乗客」
- 第9話「仮釈放」
- 第10話「特命係、西へ!」
- 第11話「願い」
-
- 鷹野 涼子(美智子の妹) - 黒田福美
- 南条 義弘(画家) - 山口馬木也(少年期:深澤大河)
- 南条 夏樹(義弘の妻・遥の友人) - 肘井美佳(少女期:松田梨紗子)
- 香坂 雅彦(明邦大学 教授) - 小須田康人[注 164]
- 南条 恵子(義弘の母) - 今本洋子[70]
- 吉岡 琢磨(警視庁刑事部特殊犯捜査係 班長) - 坂田雅彦
- 真野(刑事) - 浜近高徳
- 松井 正(久我山会計 事務) - 小林尚臣
- 乾 哲夫(強盗殺人犯) - 手塚秀彰
- 山根 洋子(主婦) - 和泉今日子[71]
- 田島 美智子(遥の母) - 大綱めぐみ
- 田島 遥(16年前に失踪した少女) - 優希
- 今井 康則(絵本作家・故人) - 宮崎稲穂
- 特殊捜査課刑事 - 山本修[72]
- 第12話「SPY」
- 第13話「マジック」
- 第14話「堕ちた偶像」
- 第15話「狙われた刑事」
- 第16話「隠されていた顔」
- 第17話「怪しい隣人」
- 第18話「右京、風邪をひく」
- 最終話「神の憂鬱」
-
- 伊達 香(警察庁警備局警備企画課 警備システム係長・神戸尊の元部下) - 水野美紀
- 間瀬 登(警察庁警備局警備企画課 課長) - 寺泉憲
- 宇田川 次郎(首都警備保障 常勤顧問) - 清水章吾
- 渡辺 真澄(警察庁長官官房首席監察官) - 吉満涼太
- 岩井 裕也(首都警備保障技術開発部 課長) - 永野典勝
- 林 正高(邦和テクノロジー 社員) - 井上康
- 岩井 はるか(裕也の妻) - 大田沙也加
- 早乙女 幸次(帝都物産電子通信部設計課 係長) - 木川淳一[75]
- 綿吹 勇人(警察庁交通局都市交通対策課) - 山崎進哉
- 益田 秀雄(早乙女の上司) - 浦崎宏
- 佐藤 静夫(警察庁長官官房人事課長) - なかみつせいじ[40]
season9(2010年 - 2011年)
- 第1話「顔のない男」、第2話「顔のない男〜贖罪」
- 第3話「最後のアトリエ」
- 第4話「過渡期」
- 第5話「運命の女性」
- 第6話「暴発」
- 第7話「9時から10時まで」
- 第8話「ボーダーライン」
- 第9話「予兆」
- 第10話「聖戦」
- 第11話「死に過ぎた男」
- 第12話「招かれざる客」
- 第13話「通報者」
-
- 藤吉 祐太(狛江市立北野川中学校 3年生) - 溝口琢矢
- 赤松 肇(今井造園 庭師) - 建蔵[80]
- 藤吉 美里(美奈子の姉・スナック「シャルマン」ホステス) - 阿南敦子
- 宗方 綾乃(旧家の女主) - 堀ひろこ[81]
- 笠井 俊子(生け花教師・恐喝の前科者) - 益田ひろ子
- 細野 忠雄(ケースワーカー) - 上田茂
- 下山 巧(祐太の担任) - 中脇樹人
- 藤吉 美奈子(祐太と祐芽の母・生活保護受給者) - 内田量子[82]
- 今井 孝雄(今井造園 社長) - 岡田正
- 藤吉 祐芽(祐太の妹) - 山岡愛姫
- 高橋 明子(狛江市立北野川中学校 華道部顧問) - 松本舞
- スーパー店長 - 山崎海童
- 宗方 剛史(宗像綾乃の夫・婿養子・西北大学 講師) - 八幡朋昭
- あけぼの園の保育士 - 夏川加奈子
- 第14話「右京のスーツ」
- 第15話「もがり笛」
- 第16話「監察対象 杉下右京」
- 第17話「陣川警部補の活躍」
- 最終話「亡霊」
-
- 小野田 公顕(故人・元警察庁長官官房室長) - 岸部一徳[注 166]
- 本多 篤人(赤いカナリアの元幹部) - 古谷一行
- 早瀬 茉莉(本多の娘) - 内山理名
- 三反園 邦康(公安調査庁管理官) - 白竜
- 宮内 久志(三反園の部下) - RIKIYA
- 鮎川 音弥(菊池写真館 店主) - 岡本富士太
- 上野 幸四郎(内閣危機管理監) - 真夏竜
- 山本(片山の秘書) - 河合龍之介
- 柴田 美津夫(三反園の部下) - 中倉健太郎[84]
- 勝又 司(炭疽菌テロの関係者) - 清川均
- 後藤 英輝(炭疽菌テロの関係者) - 石川裕一[85]
- 瀬戸内 米蔵(受刑者・元法務大臣) - 津川雅彦
- 片山 雛子(衆議院議員) - 木村佳乃
season10(2011年 - 2012年)
- 第1話「贖罪」
-
- 磯村 菜々美(裁判官) - 戸田菜穂[86]
- 若林 晶文(デイトレーダー) - 大沢樹生
- 大森 誠志郎(大学教授・元裁判官) - 吉田鋼太郎
- 池上 慎二(アイシン信用調査 社長・元刑事) - 天宮良
- 益子 英彦(弁護士・元検事) - 赤塚真人
- 釜田 千也(弁護士・元検事) - 升毅
- 若林 由香恵(晶文の妻・旧姓「染谷」) - 松永玲子
- 城戸 充(綱島瑛子殺害の容疑で15年間服役 → 仮出所後投身自殺) - 池内万作
- 綱島 瑛子(神戸尊の友人・15年前殺害) - 長澤奈央
- 酒井 幹子(光男の妻) - 茅島成美
- 城戸 生江(充の母) - 長内美那子
- 酒井 光男(元警視庁捜査一課 刑事・故人) - 戸井田稔
- 小森 俊幸(所轄署の刑事) - 野添義弘[87]
- 第2話「逃げ水」
- 第3話「晩夏」
- 第4話「ライフライン」
- 第5話「消えた女」
- 第6話「ラスト・ソング」
- 第7話「すみれ色の研究」
- 第8話「フォーカス」
- 第9話「あすなろの唄」
- 第10話「ピエロ」
-
- 速水 智也(誘拐犯・「珈琲屋台 SAKURA」元店員) - 斎藤工
- 平野 亮太(古田清掃 従業員) - 遠藤雄弥
- 島村 加奈(誘拐被害者) - 大橋のぞみ
- 山田 猛(速水の共犯者) - 遠藤要
- 夏目 陽一(速水の共犯者) - 内野謙太[92]
- 朝比奈 源一郎(朝比奈警備保障 会長・亮太の祖父) - 大林丈史
- 高野 恭子(キッズクラブ所長) - 比企理恵
- 平野 秋穂(亮太の妻) - 沢井美優
- 山辺 辰夫(送迎バスの運転手) - 吉澤健
- 三奈瀬 恭介(警察庁警備局公安課長補佐) - 崎山凛
- 原子 嘉和(警視庁公安部長) - 大出俊
- 吉岡 琢磨(警視庁特殊部隊SIT班長) - 坂田雅彦
- 小川 洋(「珈琲屋台 SAKURA」店員) - 伊藤友樹
- 古田 幸雄(古田清掃 社長) - 若林哲行[注 167]
- 清水 由紀(キッズクラブ保育士) - 吉田エマ
- 橋本 孝雄(オペラハウス「森のホール21」支配人) - 佐藤旭
- 斉藤 ミツ(アパート管理人) - 星野晶子
- 佐伯 陽子(炊き出しボランティア) - 萬井真代
- ピエトロ・クリスト(オペラ「道化師」主演俳優) - ピエトロ・クリスト
- 鈴木(神奈川県警 警察官) - 松尾陽介
- 田中(神奈川県警 警察官) - 加藤歩
- 大友 重雄(警察庁警備局公安課長) - 目黒祐樹
- 草壁 彰浩(速水の共犯者・元自衛隊員) - 吉田栄作
- 第11話「名探偵再登場」
- 第12話「つきすぎている女」
- 第13話「藍よりも青し」
- 第14話「悪友」
- 第15話「アンテナ」
- 第16話「宣誓」
- 第17話「陣川、父親になる」
- 第18話「守るべきもの」
- 最終話「罪と罰」
season11(2012年 - 2013年)
- 第1話「聖域」
-
- 小日向 詠美(貞穂の妻) - 賀来千香子
- 根津 誠一(在外公館警備対策官・甲斐享の先輩) - 山田純大
- 小日向 貞穂(在香港日本国総領事) - 団時朗
- 三井 直政(在香港日本国副領事) - 小林正寛
- 江崎 秀明(在香港日本国領事) - 市川勇
- 柴山 和己(総領事館の医務官) - 佐々木睦
- 江崎 絹子(秀明の妻) - 赤間麻里子
- 鯨井 晋平(総領事館の料理長) - 山口粧太
- 三井 絵里花(直政の妻・故人) - 山崎未花
- 堀江 邦之(警視庁中根警察署刑事課捜査一係 係長) - 山口良一
- 沢田 泰三(堀江の部下) - 園岡新太郎
- 土屋 公示(堀江の部下) - 芹沢礼多
- 井手 実篤(警視庁警備局長) - 井上高志
- 田中 靖(警視庁総務部長) - 五王四郎
- 田丸 寿三郎(警視総監) - 品川徹
- 第2話「オークション」
- 第3話「ゴールデンボーイ」
- 第4話「バーター」
- 第5話「ID」
- 第6話「交番巡査・甲斐享」
- 第7話「幽霊屋敷」
- 第8話「棋風」
- 第9話「森の中(前編)」、第10話「猛き祈り(後編)」
- 第11話「アリス」
-
- 二百郷 茜(二百郷家の現当主) - 波瑠[99](少女期:大西菜友[100])
- 遠野 弘明(ルポライター) - 滝藤賢一
- 宮島 加代(二百郷家使用人) - 藤田弓子
- 橘 瑠璃子(橘家の令嬢) - 広瀬アリス
- 荻原 武志(公安の実働部隊「出店」) - 本宮泰風
- 三島 武典(警察庁長官官房総務課秘書室) - 新藤栄作
- 大石 真弓(警視庁刑事部総務課・甲斐享の同期) - 松本若菜
- 菅井 崇(早蕨郷土資料館 館長) - 川辺久造
- 石川 哲雄(朋子の顧問弁護士) - 遠藤たつお
- 山崎 重雄(早蕨村の村民) - 江藤漢斉
- 玉野(早蕨警察署駐在所 巡査) - 西沢仁太
- 児島 周三郎(山岸昭和史記念館 職員) - 田崎正太郎
- 佐武 克己(山岸昭和史記念館 職員) - 内浦純一
- 吉川 武雄(山岸昭和史記念館 館長) - 牧村泉三郎
- 二百郷(茜の父・故人) - 五森大輔
- 堀田(翠青会の会員) - 土井俊明
- 永沢 成親(元子爵) - 難波圭一
- 二百郷 洋蔵(早蕨ホテル オーナー) - 伊藤聡
- 二百郷(洋蔵の妻) - 西浦明子
- 柴田 久造(二百郷家使用人) - 中原丈雄(青年期:中山卓也)
- 二百郷 朋子(茜の大叔母) - 酒井和歌子(少女期:上間美緒)
- 国枝 史貴(法務省の官僚) - 水谷豊(二役)
- 第12話「オフレコ」
- 第13話「幸福な王子」
- 第14話「バレンタイン計画」
- 第15話「同窓会」
-
- 仲川 茂夫(同窓会の幹事) - 志垣太郎(少年期:宮坂健太[101])
- 森田 文恵(料亭「松乃郷」仲居) - 大村彩子[102]
- 吉村 肇(同窓会の欠席者) - 野添義弘[87]
- 辻 正樹(同窓会の出席者) - 越村公一(少年期:柴郁織)
- 伊東 佳奈子(同窓会の出席者) - 川俣しのぶ
- 遠山 純二(同窓会の出席者) - 渡辺寛二(少年期:今川貴生夢)
- 真鍋 恭子(同窓会の出席者) - 三輝みきこ
- 境 浩一(同窓会の出席者) - 野口雅弘
- 山口美知代(料亭「松乃郷」仲居) - 吉田エマ
- 間宮 寿子(写真部顧問・故人) - 小倉百代[103]
- 岩田 浩司(元中学校教諭) - 近藤正臣(青年期:田島俊弥)
- 第16話「シンデレラの靴」
- 第17話「ビリー」
-
- 岩月 彬(警視庁サイバー犯罪対策課 専門捜査官) - 田中圭[注 169]
- 小田切 亜紀(警視庁サイバー犯罪対策課 専門捜査官) - 関めぐみ
- 村井 今日子(ネット交流サービス「Facegood」の利用者) - 占部房子
- 川島 真里(「Facegood」の利用者) - 野口かおる
- ジョン・エリオット(イギリスの紳士靴ブランド「Aeneas」のCMモデル) - ロバート・アンダーソン[要曖昧さ回避]
- 野田 浩二(バー「Campbel」のマスター) - 牧徹
- 都築 修(「Aeneas」の担当者) - 小林峻
- 尾藤 正和(「Facegood」の利用者) - 桜木信介
- 新城 泰明(バー「Campbel」の客) - 大和屋ソセキ
- 江崎 誠(バー「Campbel」のピアニスト) - 乃木太三
- 第18話「BIRTHDAY」
- 最終話「酒壺の蛇」
season12(2013年 - 2014年)
- 第1話「ビリーバー」
- 第2話「殺人の定理」
- 第3話「原因菌」
- 第4話「別れのダンス」
- 第5話「エントリーシート」
- 第6話「右京の腕時計」
- 第7話「目撃証言」
- 第8話「最後の淑女」
- 第9話「かもめが死んだ日」
- 第10話「ボマー〜狙撃容疑者特命係・甲斐享を射殺せよ!」
- 第11話「デイドリーム」
- 第12話「崖っぷちの女」
- 第13話「右京さんの友達」
- 第14話「顔」
-
- 白鳥 聡美(白鳥美容外科クリニック 院長) - 有沢比呂子
- 炭谷 善也(上野の上司) - 遠山俊也
- 児玉 則彦(「上野拓馬」の顔に整形した男・カフェ店員) - 山口翔悟(整形後:笠原秀幸〈二役〉 / 幼少期:大山蓮斗[110])
- 児玉(則彦の父) - 山口翔悟(二役)
- 上野 拓馬(クラウン倉庫 社員) - 笠原秀幸[111]
- 藤田 真奈(則彦の幼馴染・クリーニング店の店員) - 建みさと
- 井口 知世(クラウン倉庫の受付) - 平間美貴
- 浅香 実由紀(クラブ「Sweet Rose」ホステス) - 護あさな
- 上野 寛子(拓馬の母) - 兎本有紀
- 三木 賢三(実由紀の元彼) - 萩野崇
- 高橋(よみうりランドインフォメーション係) - 大久保千晴
- 児玉 加津子(則彦の母) - 芦川よしみ
- 第15話「見知らぬ共犯者」
- 第16話「聞きすぎた男」
- 第17話「ヒーロー」
- 第18話「待ちぼうけ」
- 最終話「プロテクト」
season13(2014年 - 2015年)
- 第1話「ファントム・アサシン」
-
- 天野 是清(内閣情報調査室室長) - 羽場裕一
- 矢部 邦仁(陸上自衛隊二等陸尉) - 高杉亘
- 下山 秀和(与党議員) - 五代高之
- 佐々木 宏(東京都庁経営部振興課 課長) - 大石継太
- 伊勢 光(日本半導体技研技術 社員) - 和田聰宏
- ヤロポロク・アレンスキー(ロシアンタイムス 東京支局長) - ユーリー・B・ブラーフ
- 日下 栄介(慶明大学理工学部 准教授) - 浅野雅博
- 横田 小百合(慶明大学 学生) - 志保[112]
- 小倉 健二(初芝交易物流企画営業部 主任) - 松崎謙二
- 若島 博文(帝都新聞政治部 記者) - 鎌倉太郎
- 社美彌子の母 - 三谷侑未
- 吉田 一郎(ホームレス・杉下右京の知人) - 松尾貴史
- 第2話「14歳」
- 第3話「許されざる者」
- 第4話「第三の女」
- 第5話「最期の告白」
- 第6話「ママ友」
- 第7話「死命」
- 第8話「幸運の行方」
- 第9話「サイドストーリー」
- 第10話「ストレイシープ」
-
- 新井 亮一(西田の通夜の参列者) - 平岳大
- 西田 悟巳(杉下右京の友人・故人) - 石田ひかり
- 梶井 素子(修吾の実母・投資会社「梶井FXインベストメント」社長) - 川上麻衣子
- 橘高 誠一郎(衆議院議員・元東京地検特捜部長) - 三浦浩一
- 飛城 雄一(犯罪の神様) - 横田栄司
- 佐伯 紫乃(小料理「しの」女将) - 大家由祐子
- 吉岡 琢磨(誘拐事件の現場指揮官) - 坂田雅彦
- 伊藤 博美(梶井の元顧客・故人) - 泉晶子
- 粕谷 栄子(料亭「一松」仲居・故人) - 山本雅子
- 村本 朱実(修吾の義母) - 佐藤友紀[118]
- 村本 博史(修吾の父) - 石橋徹郎
- 藤井 貞雄(内田工務店 元従業員・故人) - 後田真欧
- 大杉 鉄平(飛城の部下) - 松井工
- K(修吾を誘拐した実行犯) - 中倉健太郎[84]
- 生田 里保(藤井の恋人・故人) - 前田聖来[119]
- 天沢 大二郎(衆議院議員・故人) - 辻つとむ
- 村本 修吾(博史と朱実の息子) - 高梨理央
- 日野(警視庁警部補・スナイパー) - 寺島進
- 第11話「米沢守、最後の挨拶」
- 第12話「学び舎」
- 第13話「人生最良の日」
- 第14話「アザミ」
- 第15話「鮎川教授最後の授業」、第16話「鮎川教授最後の授業・解決篇」
- 第17話「妹よ」
- 第18話「苦い水」
- 最終話「ダークナイト」
season14(2015年 - 2016年)
- 第1話「フランケンシュタインの告白」
-
- 慈光(僧侶・西多摩刑務所の教誨師) - 大和田獏
- 増渕 万里(西多摩刑務所の刑務官) - 阿部丈二
- 梅津 源平(西多摩刑務所の受刑者) - 井之上隆志
- 美倉 成豪(西多摩刑務所の受刑者) - 小柳心
- 田代 伊久夫(西多摩刑務所の刑務官) - 栩原楽人
- 伊達 宏(西多摩刑務所の刑務官) - 花戸祐介
- 磐城 賢三(西多摩刑務所の所長) - 川島一平
- 荒木 秀典(西多摩刑務所の受刑者) - 川辺邦弘
- 藤森 喜郎(西多摩刑務所の特別司法警察職員) - 植村喜八郎
- 井川 茂(西多摩刑務所の特別司法警察職員) - 森山栄治
- 石井 康孝(医師) - 中田春介
- 入木 正次(西多摩刑務所の刑務官) - 杉田吉平
- 中嶋 良行(西多摩刑務所の刑務官) - 藤岡大樹
- 坂崎 保(西多摩刑務所の刑務官) - 真田幹也
- 大谷 真治(西多摩刑務所の幹部) - 清水一彰
- 長尾 朗(西多摩刑務所の幹部) - 井川哲也
- 千々谷(西多摩刑務所の受刑者) - 上西雄大
- 第2話「或る相棒の死」
- 第3話「死に神」
- 第4話「ファンタスマゴリ」
- 第5話「2045」
- 第6話「はつ恋」
- 第7話「キモノ綺譚」
- 第8話「最終回の奇跡」
- 第9話「秘密の家」
- 第10話「英雄〜罪深き者たち」
-
- 本多 篤人(赤いカナリアの元幹部・現在の名前「木本遼一」) - 古谷一行
- 本多 茉莉(篤人の娘・現在の名前「木本百合」) - 内山理名
- 植村 明梨(富山県後浦村役場の職員) - 武田梨奈(幼少期:須河涼[129])
- 鞘師 九一郎(サルウィン共和国の外交官・元暴力団組長・現在の名前「ツニャカオ」) - 橋本さとし
- 柄谷 時生(孤児) - 郭智博(幼少期:橋爪龍[129])
- 森戸 智紀(音越の第二秘書・大黒の元秘書) - 山岸門人
- 浦上 直(音越のボディーガード) - 鍛治直人
- 須賀原 正夫(警視庁公安部公安三課 警部補) - 越村友一
- 大黒 隆明(富山県選出の元国会議員・故人) - 重松収
- 黒崎 健太(冠城亘の元同僚・東京地検特捜部検事) - 中原裕也
- 尾崎(看護師) - 及川莉乃
- 鷹島 瑤子(アナウンサー) - 小森郁子
- 鮎川 音弥(炭疽菌テロの関係者) - 岡本富士太(写真)
- 勝又 司(炭疽菌テロの関係者) - 清川均(写真)
- 後藤 英輝(炭疽菌テロの関係者) - 石川祐地(写真)
- 三浦 信輔(旅人・元警視庁刑事部捜査一課7係 刑事) - 大谷亮介
- 音越 栄徳(内閣官房長官) - 西村和彦
- 片山 雛子(内閣官房副長官) - 木村佳乃
- 第11話「共演者」
-
- 桜庭 かなえ(女優) - 高橋かおり
- 岡田 弘志(キャピタル法律事務所の弁護士・冠城亘の大学の同期) - 田中壮太郎
- 新庄 輝夫(付き人) - 岸博之
- 中沢 和男(静岡県警 刑事) - 二反田雅澄
- 林 貴一(静岡県警 刑事) - 植田真介
- 森山 敏則(恵子の元夫) - 祖父江進
- 遠藤 二三男(映画監督) - 橋沢進一
- 桜庭 恵子(かなえの姉でマネージャー) - 白土直子
- 川村 美樹(ホステス) - 浜崎茜
- 小宮 ユキ(付き人) - 岡部恭子
- 原田 七海(元女優・万里子の遠縁・故人) - 中田絢千
- 水野 良枝(桜庭家のお手伝い) - 安田亜矢
- 池内 晋(ホテル支配人) - 小沢日出晴
- 森山 カレン(敏則と恵子の娘) - 武井美優
- 桐島 万里子(女優) - 多岐川裕美
- 第12話「陣川という名の犬」
- 第13話「伊丹刑事の失職」
- 第14話「スポットライト」
-
- 桑島 伝(漫才コンビ「でんすけ」のツッコミ・あおい運送のアルバイト) - 渋谷謙人
- 原田 コースケ(漫才コンビ「でんすけ」のボケ・あおい運送のアルバイト) - 駒木根隆介
- 式田 リオ(芳彦の妻・総合美容サロン「shikita」社長) - 小林麻子
- 谷 志桜里(芳彦の内縁の妻) - 荻野友里
- 式田 芳彦(蘭栽培「オルキデ」経営者) - 木川淳一[75]
- 鈴木 美里(保育士・「でんすけ」のファン) - 小川夏鈴
- 桧山(劇場「下北ビッグ」経営者) - 藤原邦章
- 慎也(漫才コンビ「リッパーズ」のボケ) - ハードパンチャー妹尾(ザ・パーフェクト)
- 正樹(漫才コンビ「リッパーズ」のツッコミ) - ピンボケたろう(ザ・パーフェクト)
- 水島 敦(蘭栽培「オルキデ」社員) - 小林裕之
- 第15話「警察嫌い」
- 第16話「右京の同級生」
-
- 野坂 信一(法務省入国管理局の入国警備官) - 春田純一
- 犀川 武彦(一般社団法人「国際ディスパッチ協会」理事長) - 桜木健一
- マリオ・ムラカミ(品川興産 清掃員・日系三世のエルドビア人) - 広瀬剛進[62]
- 高井 義人(国際ディスパッチ協会の調査員) - 神農直隆
- 黒木(クロキ金属加工 社長) - 掛田誠
- ニコラ・ガルシ(クロキ金属加工 作業員・エルドビア人) - セバスチャンK
- 小林(NPO法人在留外国人支援センターレストハウスのスタッフ) - せんだ雄太
- 杉下 右京(小学時代の右京) - 新井真悟[6]
- 小峰 律子(小峰医院 医師・右京の小学校の同級生) - 竹下景子[134](小学生:吉川ひかり[6])
- 第17話「物理学者と猫」
- 第18話「神隠しの山」、第19話「神隠しの山の始末」
-
- 峰田 鉄朗(陶芸家) - 升毅
- 峰田 喜久子(鉄朗の妻) - 山口果林
- 遠藤 里実(富士屋食堂 店員 兼 スナック「みき」ホステス) - 岡本あずさ
- 橘 翔太(山梨電話工事の作業員) - 清水優
- 遠藤 亮(里実の別居中の夫) - 川野直輝
- 斗ヶ沢 雄輔(指名手配中の宝石強盗犯) - 窪寺昭[135]
- 望月 満(山梨県警 主任刑事) - 古井榮一
- 佐野 和也(山梨県警 刑事) - 依田哲哉
- 宮田(質屋「宮田」店主) - 石山輝夫(第18話のみ)
- 金子 みき(スナック「みき」ママ) - 丸山明恵(第18話のみ)
- 村井 流雲(失踪した陶芸家・峰田夫妻の師匠) - 大槻修治
- 前園 桔平(霧谷村役場助役) - 下條アトム
- 最終話「ラストケース」
season15(2016年 - 2017年)
- 第1話「守護神」
-
- 来栖 トヨ(初恵の祖母) - 山本陽子
- 来栖 初恵(ネイリスト) - 小野ゆり子(幼少期:兵頭莉音)
- 梶原 脩斗(初恵の同居相手・幼少期に両親が死亡後トヨに引き取られる) - 辻本祐樹[136](中学生:板垣李光人)
- 西村 源助(巡査・13年前 吉村雅美の死亡事故を担当) - 鈴木正幸
- 里崎 森(里崎法律事務所の弁護士) - 田窪一世
- 坊谷 一樹(日下部彌彦の関係者) - 蔵原健[137]
- 社美彌子の母 - 三谷侑未
- 宮田 太(スポーツジムのインストラクター・4日前 用水路に転落し溺死) - 浜田大介
- 松永(社美彌子の部下) - 大山竜一
- 津原 繁喜(元ブリーダー・4年前 海に落ちて溺死) - 中村瑞希
- 吉村 雅美(13年前 崖から転落後に溺死) - 小林万莉[138]
- マリア(社美彌子の娘) - ピエレット・キャサリン
- 第2話「チェイン」
-
- 羽賀 友一(たばこ「プルクア」の喫煙者・「マークシステムズ」プロジェクトマネージャー) - 音尾琢真(若き日:玉村拓夢)
- 小田 桜子(たばこ「プルクア」の喫煙者・野中の元恋人) - 大谷みつほ(高校生:仲村星凛[139])
- 工藤 春馬(自称映画プロデューサー・1年前失踪・本名「石田祐太」) - 青山勝
- 野中 樹生(ヤミ金融会社の元社員・山木利彦傷害致死事件の被疑者) - 原田健二(20歳:横田勝矢[140])
- ミヤビ(石田の同棲相手) - 筒井奏
- 鈴木(建設作業員) - 大川ひろし
- 山木 利彦(ヤミ金融会社の元社員・野中の元上司) - 原圭介[141]
- 珈琲店の店員 - 大塚ヒロタ
- 尾形 治夫(桜子の義理の父・18年前に建築現場で転落死) - 石井浩
- 東京紅茶栽培の人 - 小林千里
- 福田 丸雄(山木の元部下) - 中西晶[142]
- 桜子の妹 - 篠川桃音[143]
- 第3話「人生のお会計」
- 第4話「出来心」
- 第5話「ブルーピカソ」
- 第6話「嘘吐き」
- 第7話「フェイク」
-
- 高木 美奈子(翔太の母) - 安達祐実[149]
- 中山 有里(広斗の母・宝飾品輸入会社経営者) - 木下あゆ美[150]
- 保田 里佳子(世田谷西警察署 婦警) - 小出ミカ
- 吉岡 琢磨(警視庁刑事部特殊犯捜査係 班長) - 坂田雅彦
- 結城 守(警視庁刑事部特殊犯捜査係) - 平井真軌
- 恵南 保(誘拐犯) - 裵ジョンミョン
- 中山 良人(有里の夫) - にわつとむ[151]
- 佐藤(美奈子の隣室の住人) - 片岡富枝
- 高木 翔太(誘拐された小学生・死体で発見される) - 黒澤宏貴[152]
- 刑事 - 千葉誠樹、宮崎敏行、新虎幸明、石塚良博
- 花屋の店員 - 田口寛子
- 女性捜査員 - 尾崎舞
- 鷹島 瑤子(ニュースキャスター) - 小森郁子
- 中山 広斗(誘拐された小学生) - 寺内勇貴[153]
- マスクの男 - 大平隆行[154]
- 第8話「100%の女」
- 第9話「あとぴん〜角田課長の告白」
-
- 仁藤 景雄(産廃場の現場監督・角田たちの中学時代の先輩) - 相島一之[157](少年期:金井勝実)
- 光田 廣(産廃場の処理作業員・角田の中学時代の写真部仲間・ニックネーム「テンモン」) - 樋渡真司[157](中学生:今井稜久[158])
- 光田 窓夏(光田の妻・小林の娘) - 松永玲子(少女期:赤月紗英)
- 尾島 司(喫茶店マスター・産廃場の反対派) - 桐生コウジ
- 光田 天子(光田と窓夏の娘) - 中村有沙(幼少期:石井心咲[159])
- 小林 晴彦(角田の中学時代の写真部顧問・ニックネーム「あとぴん」) - 柴田次郎[157]
- 橘(角田の中学時代の写真部仲間) - ふるごおり雅浩[160](中学生:佐藤元大[158])
- 富永(角田の中学時代の写真部仲間) - 松本健司(中学生:山下真人)
- キシン(角田の中学時代の写真部仲間) - 海宝弘之(中学生:藤代隼人[161])
- 仁藤の愛人 - 八代みなせ[162]
- 佐々木(産廃場の反対派) - 舟久保信之
- 鈴木(産廃場の反対派) - 田尾きよみ
- 角田 六郎(中学時代の角田・写真部員) - 吉田晴登[20]
- 第10話「帰還」
-
- 和合 賢人(黒水町長・元IT起業家) - 八嶋智人[163]
- 若月 詠子(「黒水ケーブルテレビ」ディレクター兼キャスター) - 伊藤歩[164]
- 国奥 正和(警視庁黒水警察署 署長) - 小宮孝泰
- 槙野 真理男(喫茶「森のあしあと」店員・黒水町出身) - 平岡拓真[165]
- 藤井 利佳子(喫茶「森のあしあと」店員) - 仁村紗和
- 半田 順平(警視庁黒水警察署 巡査) - 内野謙太[92]
- 下地 房江(黒水町の団地の102号室の入居者) - 山本道子
- 有本 日明(警視庁黒水警察署刑事課 警部) - 森岡豊
- 神津 隆之(警視庁黒水警察署刑事課 刑事) - 大竹浩一
- 丸尾 義男(警視庁黒水警察署 鑑識員) - 廻飛呂男
- 城嶋 利彦(警視庁捜査一課 刑事) - 外川貴博
- 見崎 亮(警視庁警部補) - 中山研
- 黒崎 健太(東京地検特捜部検事) - 中原裕也
- 綿貫 肇(警視庁捜査一課 刑事) - 児島功一
- 八木 文香(黒水町の団地の308号室の入居者) - 太田彩乃[166]
- 吉田 剛(警視庁捜査一課 刑事) - 田中啓三
- タカハシ(黒水町の元団地住民) - コッセこういち
- 西野 貴博(警視庁黒水警察署地域課 巡査部長) - 石田尚巳[167]
- 清水 理沙(「黒水ケーブルテレビ」AD) - 毛利悟巳[168]
- 近藤 保(「黒水ケーブルテレビ」ディレクター) - 岡野友紀
- 警視総監秘書 - 千田美智子
- 廣田 和志(黒水町の新しい町民) - 益田恭平[169]
- 池部 大雅(黒水町の新しい町民) - 本田聡
- 高木 翔伍(黒水町の新しい町民) - 水沼天孝
- 駒形 等(警視庁黒水警察署警務課 警部補) - 岩田知幸[78]
- 四方田 松榮(警視総監) - 永島敏行
- 第11話「アンタッチャブル」
- 第12話「臭い飯」
- 第13話「声なき者〜籠城」、第14話「声なき者〜突入」
-
- 山崎 哲雄(警察庁長官官房総務課長・「健全な家庭を守る会」会員) - 菅原大吉
- 新堂 司(定時高校生・明里の兄) - 田中偉登[173]
- 水野 浩介(クラウドソーシングサイト「CARS」代表) - 迫田孝也
- 新堂 誠(法務省矯正局員・「健全な家庭を守る会」会員) - 永野典勝
- 吉井 聡美(吉井コーポレーション 常務夫人・3週間前 事故死) - 及川莉乃[174]
- 綿貫 肇(警視庁捜査一課 刑事) - 児島功一
- 吉岡 琢磨(警視庁刑事部特殊犯捜査係 班長) - 坂田雅彦
- 松原 敏子(地区の民生委員) - 塚田美津代[175] ※第13話のみ
- 真渕 治(司法浪人・傷害事件被疑者) - 三浦英
- 新堂 明里(練馬区立旭台第一小学校 2年生・司の妹) - 横山芽生[176]
- 吉野 真弓(練馬区立旭台第一小学校 教諭) - 渋川あかね ※第13話のみ
- 白泉女子大学 排球部員 - 鶴田奈々[177] ※第13話のみ
- 芝田(警視庁練馬中央警察署旭台交番 巡査) - 竹森千人 ※第13話のみ
- 救急隊員 - 松井正樹 ※第13話のみ
- ネット投稿マニア - 福場俊策[178] ※第13話のみ
- 木村(警視庁練馬中央警察署旭台交番 巡査) - 藤原正和 ※第13話のみ
- 白泉女子大学 排球部員 - 横沢洸[179] ※第13話のみ
- 白泉女子大学 排球部員 - 北川果歩[180] ※第13話のみ
- 白泉女子大学 排球部員 - 立花瑠菜[179] ※第13話のみ
- 白泉女子大学 排球部員 - 内藤英理香[181] ※第13話のみ
- 白泉女子大学 排球部員 - 樋田優花[181] ※第13話のみ
- 北野(山崎の部下) - 田中伸一 ※第14話のみ
- 新堂家の近所の主婦 - 島邑みか ※第14話のみ
- 水野の配下の男 - 宮田博一、宮崎高春、宮崎重信、保科光志、柳川公輔、柳澤龍太郎 ※第14話のみ
- 吉井 彰浩(聡美の息子) - 青木凰[182]
- 新堂 亮子(司と明里の母・「ガーデンハイツ旭台」202号室の入居者) - 仁藤優子
- 森田 八重(籠城の人質になった老婦人) - 片桐夕子
- 神戸 尊(警察庁長官官房付) - 及川光博
- 第15話「パスワード」
- 第16話「ギフト」
-
- 北 一幸(快楽殺人犯) - 野間口徹
- 連城 建彦(連城法律事務所の弁護士・北の担当) - 松尾諭
- 潮崎 良純(警視庁千代田警察署 巡査・北の見張り担当) - 橋本淳
- 有村 みなみ(図書館司書・殺人被害者) - 片山萌美
- 田上 孝一(警視庁千代田警察署 巡査長・北の見張り担当) - 山上賢治
- 段原 亮(潮崎の高校時代の同級生・不動産会社社員) - 宇賀神亮介
- 潮崎 加代(潮崎の母) - 三谷悦代
- 綿貫 肇(警視庁捜査一課 刑事) - 児島功一
- 宮島 和生(不動産会社社員・段原の同僚) - 廣瀬裕一郎[184]
- 中山 肇(潮崎の高校時代の同級生) - 末広透[185]
- 向山 真一(潮崎の高校時代の同級生・段原の悪友) - 青山隼
- 松岡(帝都総合病院 看護師) - 浅田光[186]
- 久保(帝都総合病院 看護師) - 小林音子
- 陣川 公平(ロンドン市警で研修中) - 原田龍二 ※写真
- 矢島 さゆみ - 黒川智花 ※写真
- 生木 拓 - 草野イニ ※写真
- 第17話「ラストワーク」
- 最終話「悪魔の証明」
season16(2017年 - 2018年)
- 第1話「検察捜査」、第2話「検察捜査〜反撃」
-
- 田臥 准慈(東京地検検察官検事) - 田辺誠一[190]
- 平井 陽(会社社長・妻殺害容疑で拘留中) - 中村俊介[191](少年期:田崎伶弥[192])
- 与謝野 慶子(与謝野法律事務所 弁護士・平井の顧問弁護士) - 中村ゆり[191]
- 檜山 栄子(田臥の事務官) - 小島みなみ
- 平井 亞矢(平井の1人目の妻・10年前の2007年2月16日 バスルームで感電死) - 八代みなせ[193]
- 平井 加世子(平井の2人目の妻・1年前の2016年9月6日 プールで溺死) - 向里憂香
- 平井 めぐみ(平井の3人目の妻・2017年8月15日 階段から転落死) - 五十嵐令子[194]
- 留置管理係 - 永井博章
- 風間 楓子(週刊フォトス 記者) - 芦名星[191] ※第1話のみ
- 倉田 映子(回想)(検事) - 鶴田真由 ※第1話のみ
- 桑原 洌[注 172](平井家の元家政婦) - 久松夕子 ※第1話のみ
- 杉本 敏哉(平井事件の担当検事) - 小村裕次郎 ※第1話のみ
- 加藤(刑事) - 蒲公仁 ※第1話のみ
- 藤井(刑事) - 中脇樹人 ※第1話のみ
- 益岡 左千夫(検事・杉本の上司) - 影山英俊 ※第1話のみ
- 平井の母 - 松山愛佳 ※第1話のみ
- アナウンサー - 坂木萌子 ※第1話のみ
- 総務部長 - 海老原正美[195] ※第1話のみ
- 谷崎 莊司(警視庁生活安全部サイバーセキュリティ対策本部 特別捜査官) - 柴木丈瑠 ※第2話のみ
- 羽鳥 功郎(東京地検公判部検事) - 佐野元哉 ※第2話のみ
- 第3話「銀婚式」
- 第4話「ケンちゃん」
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- 森山 真一郎(健次郎の兄・森山金融コンサルタント 代表) - 内田朝陽
- 森山 健次郎(コンビニ「39スマイル」バイト・2年前 宍戸にぶつかった事故でサヴァン症候群) - 西井幸人
- 服部 由和(慶明大学 講師) - 池田良
- 中垣 智徳(慶明大学理学部数学科 教授) - 山中敦史
- 中井 小百合(森山金融コンサルタント 事務員・真一郎の恋人) - 久保陽香[198]
- 宍戸 洋介(2年前の窃盗犯 → 1週間前に仮出所) - 菅原卓磨[199]
- 檜原(ニシゾノ印刷 従業員) - 大滝明利
- 山崎 真吾(慶明大学 理事長) - 右近良之
- 慶明大学 入試担当の責任者 - 飯塚弘貴
- 男子高生 - 羽田将大
- 女子高生 - 戸苅ニコル沙羅
- アナウンサー - 木下彩[200]
- 第5話「手巾(ハンケチ)」
-
- 米沢 守(警視庁警察学校 教官) - 六角精児
- 樋口 真紀(吉祥寺北警察署 巡査部長・樋口の養女で桟原の実娘・旧姓「桟原」) - 南沢奈央[201](幼少期:渡邊詩[202] / 少女期:須田琥珀[203])
- 樋口 彰吾(警視庁警察学校 教官・元刑事) - 佐戸井けん太
- 手塚 英雄(警視庁警察学校 生徒) - 羽場涼介
- 久保田 武士(不動産会社「オールウェイズ・エステート」社員) - 森谷勇太
- 手塚 正敏(帝都アセットマネジメント 社長・英雄の父) - 鈴木隆仁
- 野田 啓介(電機機器メーカー「ネイコム」研究員) - 中田勇樹
- 赤松 建彦(久保田の兄貴分・23年前の拉致監禁の実行犯 → 5年前事故死) - 宮澤和之
- 警視庁警察学校 生徒 - 玉置康二
- 警視庁警察学校 生徒 - 成田貴典
- 野田 翔太(野田の息子) - 湯川颯[204]
- 上田 明子(看護師) - 夏秋成美[205]
- 桟原 誠一(総合メーカー「曙ケミカル」研究員・23年前の1994年4月3日 死亡) - 志貫徹[206](ノンクレジット)
脚注
注釈
- ^ この法則は尊の代にS.7の打ち上げで脚本家の戸田山雅司に指摘されて気付いたといい、享の時も同様の法則性を踏襲したと『オフィシャルガイドブック 相棒vol.3』での松本基弘ゼネラルプロデューサーと脚本の輿水泰弘の対談で語られている。劇中でも角田や米沢がこの共通項を指摘している(S.11-2)。
- ^ ただし、右京自身は陣川を「8人目の相棒」としてカウントしている。
- ^ 水谷はS.11-11で、エンドクレジットでは未表記ながら右京とゲストキャラクターの一人二役で出演した。
- ^ PS.までは警部補の設定であったが、PS.1で伊丹が「警部殿」と呼ぶ場面がある。なお、現実の警察キャリアは採用時点で警部補であり、その後の研修などを経て採用から1年ほどで自動的に警部へ昇任する。その後、採用から7年以内に警視へと昇任し、将来的には例外なく警視監まで自動的に昇任するが、2016年現在、右京がかつて警視以上の階級へ昇任していた経験があるのかについては作中で語られたことはない。
- ^ この結果に腹を立てた彼は、緊急対策特命係の表札を床に叩きつけ破壊した。その時ちょうど特命係の文字が残った事から、以降この部署は特命係と呼ばれるようになった。
- ^ S.1時点では15年前とされてきたが、S.14-4の時点で20年前には捜査二課に在籍していたことになっており、S.1から10年以上が経過しているため、上記の設定と矛盾している。
- ^ 停職処分を受けている最中に捜査をすることについて亘から問われた際には、「そこに事件がある以上、仕方ありません」と当たり前の事であるかのように答えていた(S.14-1)。
- ^ 処分解除までの間右京は「警視庁に自由に出入りできる身分ではない」ため、警視庁の建物に入る際には米沢や角田に協力してもらっていた。
- ^ たまきとの関係を他人に邪魔されると憮然となったり(S.8-1他)、たまきが他の男性と映画に行ったことに軽く嫉妬を覚えたりする(S.9-7)。
- ^ 映像化にあたっては専属のスタイリストがついている。スーツ姿以外での登場は一度もない。
- ^ 実際にはそれらスーツや靴が事件解決のカギとなった(S.9-14、S.11-17)。
- ^ 上層部も右京についていけずに部下が辞めていくことを見越して組織から排除したい不要な人材を送り込んでくる。人質になると言う失態を犯し、警察官として恥をかいた薫についても厄介払いの為に右京の下に就けられた。
- ^ S.13-1では、交流を持った者からの指示を受けて「傷害事件の被害者」を装っていた人物を追求する際、最初は「誰が偽装を指示したのですか?」と丁寧な口調で質問していたが、相手が質問にハッキリと答えようとしなかった為、「余計なことは(喋らなくて)結構!」と怒鳴っていた。
- ^ これらの能力や性格は昔から備わっていたようで、小学校時代にたった3日間だけ同級生だった転校生が筆箱の盗難騒ぎで犯人と疑われた同級生を庇った際に、自ら加勢する形で調べた末、ただの置き忘れである事を証明し濡れ衣を晴らしたことがある(S.14-16)。
- ^ 右京曰く、「頭の中に靄がかかったような感覚」とのこと。
- ^ ただし、米沢がスランプの原因を「更年期障害」か「若年性認知症」ではないかと推測した際には、「それは無いと思います」ときっぱり否定していた。
- ^ いつも通り些細な手がかりからことの真相を言い当てていたので、周囲は彼の変化にまったく気付かず、右京が自身の不調を訴えたことに驚いていた。
- ^ 近年でもたまに使う事もある(S.9-12)
- ^ 薫などの、右京との付き合いに慣れた相棒が「気になるんですね?」と突っこんで「えぇ、気になります」と返す場面もある。
- ^ 当初は普通に「はい?」と言っていたが、シリーズを重ねていくにつれて独特の抑揚に変わっていった。
- ^ 事件解決後、尊に「不公平」「(犯人は)運が悪かった」とぼやかれたことがある(S.7-最終話)。また周囲への配慮不足による捜査や逮捕の仕方が裏目に出て、犯人が自殺し関係者に深い傷を残すケースもある(S.15-1)。
- ^ 人を傷つけることのない安全な銃が出来ないか、町工場の経営者に問い合わせてもいる(S.2-4)。
- ^ 水谷自身は元々コーヒー党だったが、本作がきっかけで紅茶好きになったという。
- ^ 当初は普通に注いでいたが、徐々に段々高くなっていった。また、熱い飛沫が自分の手に飛び散るところを我慢しながらやっており、水谷本人によると「本能が刺激されてどれだけ高くまでいけるかやってみたくなった」(2008年4月30日放送の『スーパーJチャンネル』)という。なお、水谷本人が撮影中に考案した注ぎ方で、「こんな風に注いだら、紅茶がおいしくなりそうだし紅茶の時間が楽しくなる、と思った」というが、本来は不作法であり、紅茶の専門家から紅茶教室の生徒が真似をして困る、と抗議されかけた(朝日新聞テレビラジオ;2014年1月1日見出し面より)。
- ^ ゲスト出演者である毒島幸一も紅茶愛好家との設定で同じ注ぎ方をする(S.12-13)。
- ^ とはいえS.1-7では梅干入りカクテルを飲んでいる。
- ^ 電卓については左手でも迅速に操作できる(S.11-6)
- ^ 出先などで捜査資料や写真などを入手する必要がある場合には薫のスマホや手近のPCなどに送らせて対処した。
- ^ S.13までに2回モデルチェンジをしているが、いずれもiMacである。
- ^ 技全般に秀でてはいないが、特定の技のみの習得に注力し、それを使って上級者とも渡り合う。
- ^ 捜査中は薫や尊、亘の車に同乗し、助手席の右京が赤色灯を屋根に乗せて覆面パトカーとして走行する場面もある。平時はたまきに運転を任せていた。相棒不在の場合は自らハンドルを握り(S.3-2、S.4-8、S.5-11、S.7-10,15、劇場版Iなど)、尊が誘拐された際には、尊の愛車GT-Rのハンドルを伊丹と共に握った(S.10-10)。
- ^ ボディカラーは黒、屋根は白で相棒専用カラー。
- ^ 大学時代にフランス文学講義の担当教官にもその点を指摘され、恋愛絡みの内容が多いその科目の単位を落とした(S.7-15)が、本人は「大学時代は女の子とデートをしていた」と述べている(S.2-4)。
- ^ 停職処分中に発生した留置所内での刑務官殺人において、米沢から「幽霊による(殺人の)告白」と聞いて興味を抱くが、その事件を起こした受刑者が実際に「幽霊」を目撃した訳ではないことを知り、事情聴取の後で「幽霊の目撃談を聴けると期待していたのですが…」と残念がるように話していた(S.14-1)。
- ^ PS.1で登場した履歴書には「巡査長」と大きく書かれているが、経歴欄には「(平成)7年4月 巡査部長昇進」と書かれている。
- ^ 松山市とのデータもあるが担当係官のミス。
- ^ 薫が警視庁に籍を置き、地方公務員である点に着目して地方公務員法の「不利益処分に関する不服申立て」(第49条と第50条)制度の存在を指摘したことで懲戒免職処分に亀山が不服を申し立てれば審理を通して事件を巡る警察内部の不祥事も公になる点に思い至らせて処分を撤回させた。
- ^ これまでに、アメリカ軍へ納入実績のある「ALPHA」社と「AVIREX」社が製造した「オリジナルフライトジャケット」が、テレビ朝日の 公式グッズ として販売された。
- ^ 薫が自宅を訪問した角田に対して「うち、禁煙になったもんで」と述べている(S.6-17)。また、『相棒検定』P13の「寺脇出題クイズ内」でもS.6でタバコをやめた旨の記載がある。
- ^ 東南アジアにあるとされる架空の国家で、地図によるとミャンマーとバングラデシュに挟まれている。
- ^ その後の薫自身に関する直接的な登場や、右京との交流を続けているような描写は一切ないが、瀬戸内ややよいが薫の近況を右京に聞く場面がある(S.9-最終話、S.10-5)。
- ^ 演者の及川本人も大田区出身。
- ^ システムの試験運用を時期尚早と訴える自身を外して早期にことを済ませようとする上層部の思惑もある。
- ^ スーツは及川本人のライブMCによればキャサリン・ハムネット。シャツはコットングラフィックとテレビ朝日が共同で製造したオリジナルシャツ(劇場版IIオフィシャルブックより)で、2010年に行われた「相棒展」及び、テレビ朝日の公式グッズで「尊シャツ」として販売された。
- ^ 及川本人の希望で、晴れてスパイではなくなったS.9からは明るい色のシャツも着用(劇場版IIオフィシャルブックより)。
- ^ 元々は及川自身のアドリブ(2010年10月16日放送の『俳優の集まるレストラン』より)。
- ^ なお、運転時はサングラスを着用している。また白の同型車を運転する場面もある(劇場版III)が、買い替えたのか2台所有しているのかは不明。
- ^ これは演じた及川光博の画力の高さを反映した、いわゆる「楽屋ネタ」。
- ^ 捜査の為にやむなく観察する際にはハンカチで口許を抑えつつも堪えて遠目に観察する様子がしばしば見える。
- ^ 初対面時の尊の名刺を見た伊丹と芹沢が「尊(たける)」を「ソン」と読み間違えたことに由来しており、三浦は最初から正しい読み方を承知していたが、2人と同様に「ソン」と呼び、陣川にも「ソン君」と呼ばれている。また、矢木には「タケちゃん」と呼ばれている(S.10-11)。漢字を読み間違えた伊丹も、裏相棒3 第3話では「たける」と呼んでいた。
- ^ 実際には「正式に特命係に所属した人物」である陣川も警察を離職していないが、陣川は製作側の公式見解では歴代相棒にカウントされていない(ただし、右京本人は陣川を「8人目の相棒」としてカウントしている)ため除外する。
- ^ 加えてS.15からは内村や中園から警視庁の下っ端警察官という意味合いで「冠城巡査」と呼ばれるようになり、伊丹からも「自分より格下の間はこき使ってやる」との考えからそう呼ばれている。
- ^ 広報課でも特に仕事が無く、社からも「不要な人材」扱いされていた亘は、同期である青木から右京が関わっている事件について聞かされ、「暇潰し」も兼ねて右京の捜査に加わる。その途中で「亘が右京と一緒に捜査をしている」という情報を聞きつけた内村から呼び出され問い詰められるが、社のフォローもあり、事なきを得た(S.15-1)。
- ^ ただし、何らかの理由で警察を毛嫌いする人物(青木年男)が犯行の唯一の目撃者となった事件では、頑なに捜査への協力を拒み続けるその人物から証拠・証言を得る手段を巡って右京と対立し、事件解決後には右京からの長い「お説教」を受けた(S.14-15)。
- ^ 亘の捜査に対する姿勢を「遊園地のアトラクションに参加するような了見で事件に取り組む事はできない」と否定する右京に、「事件捜査は、全てが新鮮で刺激的で面白いから楽しんでいる」として認めた際、右京から「浮ついた気持ちで(事件捜査に)取り組んでいると、いつか手痛いしっぺ返しを食らうことになりますよ」と釘を刺されていた(S.14-15)。
- ^ 但し、亘とは別の理由で犯人への復讐を実行しようとしていた人物が、犯人を撲殺しようとするのを食い止める為に発砲した事について、大河内による監察官聴取を受けた。
- ^ 私服勤務だった薫を含め、陣川を除く歴代相棒は全員が特命係在籍時はノーネクタイである。
- ^ このようなある特定の香りから、それにまつわる過去の記憶や当時の感情を誘発する現象のことを、マルセル・プルーストの小説『失われた時を求めて』の場面にちなんで「プルースト現象」あるいは「プルースト効果」と言う[10][11]。
- ^ この点に関しては、日下部からも「女癖が悪い」と言われている(S.14-15)。
- ^ 次に襲撃された際は応戦したため真偽は不明。
- ^ 夕霧岳に絡んだ事件についての右京の推理を聞いた亘は、この山に逃げ込んで隠遁生活を送っていた指名手配犯を見たのだと一度は論理的な結論を得た。しかし、亘が幽霊と見られる人物を目撃した時期が、この山に指名手配犯が逃げ込んだ時期より前である事を右京に指摘され、この目撃談に関する推論は振出に戻った。なお、右京や亘のいない場において、先に目撃した幽霊の正体が、先述の指名手配犯が山に逃げ込む前に発生していた殺人事件の被害者の霊であることが示唆されている(S.14-19)。
- ^ 木札は右京やこれまでの相棒達の物より一回り大きなサイズに造られたが、「不統一は精神衛生上良くない」という理由で右京に自分の物とサイズを合わせるように削られた(S.14-7)。
- ^ Season15の最終話では、捜査のために子供を利用しようとした右京に「あなた、何様だ?」と言い、怒りを露わにしていた。
- ^ S.4-最終話で婚姻届に記されていた。
- ^ これは鈴木本人の口癖でもあり劇中でアドリブとして使ったところで脚本家らも何気なく使うようになり、その後は美和子の性格に合っているとして定着した(S.3 DVD 第1巻 スペシャルコンテンツ インタビュー)。
- ^ 1〜5まであり、「お雑煮バージョン」もある。(S.6-10。2008年の元日スペシャル「寝台特急カシオペア殺人事件!」)味についての各人の意見は以下のとおり。薫:「ハッキリまずいわけでなく微妙な味だから始末が悪い」、右京:「複雑怪奇。でも癖になる」、たまき:「微妙」、角田:「奥さん、あんた天才だよ」。この他にも米沢や三浦・芹沢も食したが、感想は不明。伊丹は料理を前に出されても口にすることはなかった。関わった事件の容疑者からスパイスの使い方をアドバイスされたことで風味を増した(S.5-13)。また、2008年4月26日深夜放送の『テラコヤ!』で忠実に再現したものが出演者達に振る舞われたが、誰一人として「うまい」と言わずに、本番中にもかかわらず静まりかえった。ラベンダー色は赤カブの色素に由来する。
- ^ PS.1〜劇場版Iは旧芸名の高樹沙耶名義。
- ^ 益戸が、2016年10月25日に大麻取締法違反(所持)の容疑で逮捕されたため、同日にテレビ朝日で放送予定だったS.7-13の再放送が急遽S.14-12に変更された[12][13][14]。また、同日に朝日放送で放送予定だったS.2の再放送は急遽『新・科捜研の女2』に変更された他、同局で28日と31日に放送予定だったS.2の再放送もS.13に変更された[15]。
- ^ S.4までの「花の里」の外観や内装と所在地周辺の風景はシーズンごとに若干異なっていたが、S.5より固定された。
- ^ 例外として劇場版1でのランナースタイルとS.8-14で盲腸で入院していた時のパジャマ姿がある。
- ^ 享に対して前科を明かす場面はないが、S.13-1で社が享の面前で幸子の過去を語った。
- ^ 真飛は宝塚歌劇団による舞台『相棒』で、右京役を演じた経験がある。
- ^ 相棒season9 Blu-ray & DVD より。ただPS.3時点での上司の肩書も「警視庁捜査第一課・強行犯7係」で、劇場版IIでもわずかながら7係の名前が出ている。
- ^ 当初は警部補から降格したという設定だった。
- ^ バリエーションも「亀吉〜!」や「警察庁の亀山様」、「所轄の亀山〜!」や「健康ランド会員の亀山〜!」などと増えており、携帯電話には「特亀」と登録しているが、薫が警視庁を去る際の第一声は「元・特命係の亀山」(S.7-9)である。また、薫の妻の美和子にも「特命係の亀山〜…夫婦」や「特命係の亀山〜…の嫁」、「亀山夫人」果ては「亀子」などの嫌味を言っているが、薫からは「捜査第一課の伊丹〜!」や「特命係でない伊丹」、「畳」と呼ばれたこともあり、この「特命係の〜」は右京や薫以降の相棒である尊や享を相手に一度だけ言ったことがある。
- ^ 本来、キャリア・準キャリアでないかぎり、必ず所轄署での勤務を経てからでなければ本庁に配属されることはない。
- ^ 但し、美人女優には目がないのか、女優の桜庭 かなえ(さくらば かなえ、演 - 高橋かおり)の姉が殺された事件では、警視庁の管轄外であるにもかかわらず、亘から会えるかも知れないと唆されて右京らの元へ情報提供の為に向かった(S.14-11)。
- ^ 待受画面には前述の女優である桜庭かなえの画像が表示されていた(S.14-11)。
- ^ PS.1では特殊犯捜査一係の室谷警部補役で出演していた。
- ^ 現実の警視庁捜査第一課の係長は警部の階級にある警察官が就くポストである。
- ^ S.11までは巡査部長。
- ^ 現実の警視庁捜査一課では警部補の階級にある警察官は係長ではなく主任を務める。
- ^ 以前は所轄の盗犯係にいた(S.5-4)。「唯一」という点はS.4 DVD 第1巻 スペシャルインタビュー 「トリオ・ザ・捜一」より。
- ^ S.5-5までは山中たかシ名義。
- ^ S.1-1では薫を人質に警視総監室に立てこもった犯人である田端甲子男を狙撃しようとする狙撃手役で出演した。
- ^ 右京は陣川を「8人目の相棒」としてカウントしていた(S.12-13)。また、薫以前の6人を除いたドラマに登場する歴代相棒の中では唯一「か」で始まり「る」で終わる法則から外れている。
- ^ この事は大河内が聴取する問題として発展し、陣川自身も殺意を認めていたが、犯人が被害を訴えなかったことや別の被疑者の自供を鵜呑みにしてマスコミに発表した刑事部の失態を隠したい意図もあって陣川の行動は不問となり、逆に指名手配犯を逮捕した功績により警視総監賞を受賞することになる。
- ^ この絵はがきの中で、陣川は研修先の刑事達から「ハンドリング・ワーニング」と呼ばれていることを語っており、陣川本人は「優秀すぎる自分に付けてくれた『格好イイあだ名』」と考えているが、「ハンドリング・ワーニング(Handling Warning)」は日本語で「取り扱い注意」を意味しており、右京が手紙を読むのを聴いていた幸子は「(陣川さんは)ロンドンでも何か『やらかした』のかしら?」と笑い、亘も「この絵はがき自体が『ブラックジョーク』だ」と話していた。
- ^ PS.1では、監察医役で出演していた。
- ^ 警察学校の教官への異動を控えた大事な時期であることも理由の1つであるが、右京の空返事的な態度には以前より不満を持っており、前々から言おうとは思っていたようである(S.14-最終話)。
- ^ 自身が警察学校の教官に、亘が警察学校の訓練生になることが決まった際には、研修が楽しみである旨を電話口で本人に直接伝えている(S.14-最終話)。
- ^ 実際に警察学校の教官に任命されるのは警部か警部補の階級にある警察官である。詳細は警察大学校を参照。
- ^ この射殺事件は閣僚を標的としたテロ事件の幕開けとなる事件であった。
- ^ 原因は「自身の酒癖の悪さで、それ以来は酒を断っている」と語っていたが、『鑑識・米沢の事件簿〜幻の女房〜』では前述の理由は表向きで、本当は「仕事に夢中になりすぎて妻をかまってやれなかった」ことが原因と語られている。また、その劇場版(事件簿)では「過去に取りかかっていた事件が解決し、久しぶりに帰宅した時に置いてあった離婚届を怒り任せに出してしまい、そのことを後悔している」との旨を述べている。
- ^ ただし、いざ妻と再会する機会がやってきたとしても、米沢本人は直接会うのを躊躇ってしまうビビリの点があり、『鑑識・米沢守の事件簿』では実際には顔も名前も良く似た別人だったとはいえ、妻だと思った女性が姓が変わっていたことから誰かと再婚したと考えたあげく、住居のすぐそばまで足を運ぶも引き返してしまい、このことで後日相原からは「あなた結局逃げたんですよ」と責められている。
- ^ また、この設定は六角の私生活での離婚話が元ネタとなっている。出典は『相棒シリーズ 鑑識・米沢の事件簿〜幻の女房〜』あとがきの松本基弘プロデューサーのインタビューより。
- ^ S.4までは旧称である生活安全部薬物対策課だったが、実在の課が銃器薬物対策課への改称を経て2003年に組織犯罪対策部の新設に伴って生活安全部から分離し、組織犯罪対策部組織犯罪対策第五課と改称されたためにS.5からこれに併せて改称されている。
- ^ 妻とは恋愛結婚であり、学生時代に妻がパンダ等の動物を編みこんだベストを着ていたのが現在のファッションスタイルのルーツであることが劇中で語られている(S.15-9)。
- ^ 電話口ではあるものの、右京本人に対して直接「杉下」と呼び捨てで呼んだ事もある(S.14-最終話)。
- ^ S.7途中まで使っていた「初代」のマグカップはパンダの顔が描かれていたものだったが、薫が勝手に子供にあげてしまった(S.7-4)ために現在は取っ手にパンダが乗った「2代目」が使われている。また、この2代目はグッズ販売店「テレアサショップ」にて「相棒 角田課長のひまかップ」の名前で販売されている。
- ^ 右京が無期限の停職処分を受けて特命係の部屋を留守にしている間にも、「長年の習慣」として、特命係の部屋にたびたびコーヒーを淹れに来ていた(S.14-1)。
- ^ ただし、殺人と銃刀法違反の容疑で被疑者となった阿部喜三郎を、伊丹達に先を越されて逮捕された際には、後に特命係の捜査によって阿部が無実である事が判明した為、誤認逮捕をしでかしたと頭を抱える伊丹とは対照的に、自身は「捕まえなくて良かった」と安堵していた(S.3-13)。
- ^ ノンキャリアが警視まで昇任し、かつ警視庁(本庁)の課長ポストに就くのは大出世であるために事実上は「ノンキャリアの頂点」といってよい。
- ^ この「兄」とは同じスタッフによるテレビドラマ『オヤジ探偵』で山西が演じた六角一二三であることが『オフィシャルガイドブック 相棒』にて語られており、東映の裏設定によるものである。また、この兄は婿養子として六角家に入ったことで姓が変わっているという設定で、このことから角田に嫌われており、角田が捜査要請を行った際も渋々である(S.1-10)。
- ^ 亘曰く、「アメリカン」。
- ^ S.6よりで、S.5までは「大木刑事」や「小松刑事」と表記されていた。また、PS.での肩書きは単に「刑事」である。
- ^ 下の名前はS.5で明らかになったが、それ以前のS.2-16で一瞬だけ出ている。
- ^ 実際には警視庁本部の刑事部長の階級は警視監である。詳細は当該項を参照。
- ^ 特命係のことを「野良犬」扱いしたこともある(S.4-9)。
- ^ 特命係宛ての苦情などの電話は刑事部へ回ってくる。
- ^ 劇場版Iの小説に曹洞宗の経典の一つ『宝鏡三昧』の記述「古轍に合(かな)わんと要せば、請う前古を観ぜよ」から取った物と書かれている。中園によれば、「前例に則り規律を守ることで真実にたどり着く」という意味が込められている(S.15-11)。
- ^ S.15-11では、被害者への同情と、事件解決より上層部のご機嫌を重視する内村への私憤から、わざと口を滑らせる形で特命係に情報を与えた。
- ^ 「押すなよ」が「押せ」のように、「捜査に首を突っ込むなよ」と繰り返し言って捜査に参加させた。
- ^ 相棒シナリオ傑作選の輿水泰弘インタビューによると輿水は当初、中園を捜査第一課長のつもりで書いていたという。
- ^ 中園は参事官でありながら捜査一課長の役回りを兼ねているが、PS.1で亀山薫が「課長、お邪魔しました」と言って退室するシーンがあるため、捜査一課長自体は存在している。
- ^ 警視庁の外であるため、私服を着ていた。その際、同期と相席した。
- ^ S.7まで警務部人事第一課主任監察官で、S.8より警務部首席監察官である警視庁監察担当理事官。
- ^ 現実では警視庁の首席監察官はノンキャリアのポスト。
- ^ 自らが同性愛者(ゲイ)であること。
- ^ この時、峯秋に中絶を勧められた際「宿った子供に罪はない」と言い出産したとしている。
- ^ ゲストがレギュラーに昇格するのは鈴木杏樹に続いて2人目である。また、浅利は青木を演じる以前にも、2008年1月1日に放送された『元日SP2008』(S.6-10)にて、慶徳大学の教授を勤める安藤礼治の息子である安藤博貴の役も演じていた。
- ^ 公務員時代に上司や右京との会話において警察官の父親について触れられた際、機嫌を悪くしていた(S.14-15)。また、警察官になった際、父親と衣笠の関係を「片やうだつの上がらない下っ端、片や花の警視庁副総監だけど、幼い頃からの友情には敵わない」と皮肉交じりに説明している(S.15-1)。
- ^ 本人は「(特命係の)仲間ではない」と否定している。
- ^ 殺人事件の被害者と関わりのある人物が入院している病院を伊丹と芹沢が事情聴取の為に訪ねた際、その人物が入院している病室が、偶然にも胃潰瘍で入院した月本幸子の病室と同じであったことから、幸子の見舞いに来ていた右京・亘と鉢合わせになった時も、(青木が事件の情報を一つも特命係に伝えていないにも関わらず)「特命係が病院に居たのは、青木が殺人事件の情報をリークしたからだ」と思い込んだ伊丹達から疑われていた(S.15-15)。
- ^ 大杉はS.2-6で犯人の菅原英人役でゲスト出演している。菅原は逮捕前に死亡しているため、右京が逮捕できなかった数少ない犯人の1人である。
- ^ サイバーセキュリティ対策の一環として新型の国産PCを導入するが、そのPCには納品時点ですでにコンピューターウイルスが仕込まれており、真犯人に警察の管理する防犯カメラを掌握されてしまい、無実の事件関係者をあたかも犯人であるかのように偽装され、結果として警察は無実の関係者を指名手配する失態を犯した(S.15-10)。
- ^ 犯人はいまだ捕まっておらず、犯人の正体も動機も不明であるが、青木はこの件を説明する中で「副総監になるまでは色々あった」と語っている(S.15-11)。
- ^ S.1では「こうけん」ではなく、「きみあき」と表記されていた。S.12-最終話では従兄弟の雁屋耕大が「本当の読み方は『こうけん』ではなく『きみあき』」と説明していた。
- ^ 「官房室長」は架空の役職名であるが、三浦が「官房長でいらっしゃいますか?」と尋ねる場面(S.1-11)以降は劇中で「官房室長」と呼ぶ人物は皆無となっており、皆が「官房長」と呼んでいる。オフィシャルガイドブックでは「官房室長」が正式な肩書きで、官房長はその略称であるとされているが、実際には小野田の警察葬時の看板には「官房室長」と明記されており、警察庁には「長官官房室」なる組織は存在せずに実在するのは警察庁長官官房であるためにその長の役職名は「官房長」(警視監)である。
- ^ S.2-1に登場した「七日会」の在籍者名簿には「警察庁 官房室長;生年月日:1947年6月4日」と記載されていた。
- ^ 内村が右京らに対して「あの人もただの官僚だ。いつもお前達の味方をしてくれるわけではない」と述べている(S.4-9)。小野田本人も「いずれお前と対決しなくてはいけないのかしら。無論、そうならないよう願っていますが…」と発言したこともある。
- ^ 自分の死に際には右京に「殺されるならおまえにだと思ってたのに」と語った(劇場版II)。
- ^ その際に作戦参謀として右京を任命させる。
- ^ アメリカ国務長官の来日が迫ったために即時解決を優先し、時間を掛けての交渉で解決を図ろうとした右京の作戦を中途で打ち切り、右京を作戦参謀から解任して部下達を強行突入させた(S.1-11)。
- ^ このように語っている模様は掲示板へのアップロードを考えていた犯人グループに動画として隠し撮りされていたが、この考えは犯人グループに都合が悪かったために編集でカットされた。その結果、先述の通り人質を見殺しにするも自分が人質となった際は「無事に解放されたい」という身勝手な反応を見せたものとして世間の目に映ったが、享によると「世間の目は気にしない」とのことで、峯秋本人も秘書からの懸念に対して「言いたい奴には言わせておけばいい」と返している。
- ^ この「違法捜査の追及」において、検事の田臥が「特命係を廃止にすれば、右京だけでなく亘も道連れになる」と指摘した際、「亘に恨みは無いが、(右京の)道連れになるのであれば致し方無い」と割り切ったような態度を示していた(S.16-1)。
- ^ マスコミからは雛子による汚職の公表を「爆弾発言」と捉えている。
- ^ S.2公式ページ登場人物紹介では「臼井法務大臣」と表記されている。
- ^ 情報の入手経路については本人は「自分を慕っている刑務官から聞いた」と話していたが、後に小野田から聞かされたことが判明した。
- ^ 証拠を残していなかったために立件されなかったが、恋人の捨て身の告発により明るみに出た。
- ^ 蟹江は2014年3月30日に亡くなっている為、三好が現在どうなっているかは不明。
- ^ 長門は2011年5月21日に亡くなっている為、北条が現在どうなっているかは不明。
- ^ 犯行に用いたのは銃撃戦で射殺された篭城犯が落とした拳銃だったため、事件当時は篭城犯の犯行として処理された。
- ^ 日本では法制度としての「司法取引」はないうえ、殺人容疑での保釈は病気治療などの相当な理由がない限りはまず認められない。
- ^ ロケ地は、北条役の長門裕之の実弟で本作において瀬戸内役を演じた津川雅彦が名誉城主を務める大理石村ロックハート城。劇中で北条が語るアイアンハート城に関するエピソードは、実際のロックハート城に纏わるエピソードが元になっている。なお、この城はS.5-17「女王の宮殿」でも舞台として使用された。
- ^ しかし、犯行の根底には男女の仲にあった執事を持て余した秘書の教唆も関わっていた。
- ^ 実際は圧力が掛かっても大河内監察官や小野田官房長の時間稼ぎや内閣官房長官の逮捕によりそのエピソード中(S.3-1〜3)は処分は発動されなかったが、後に内閣官房長官との繋がりを持った警察庁首席監察官が処分は有効であるとして強引に発動させた(S.3-4)。
- ^ かつて『相棒』と同枠で1988年10月から1995年3月まで放送されていた『さすらい刑事旅情編』の主演を務めていた。
- ^ 宇津井は2014年3月14日に亡くなっている為、現在の警察庁長官が誰なのかは不明。
- ^ 2015年1月時点では四方田松榮(演 - 永島敏行)が警視総監のポストに就いているが、彼も警視庁の事を「首都東京を守る最強の捜査機関」と発言している。しかし、警察官の不審な失踪事件に端を発する連続殺人事件の果てに四方田も死亡した(S.15-10)。
- ^ 南米にあるとされる架空の国家。
- ^ 後に退去勧告は兄が拉致された後になって届いており、その事実を政府が隠蔽していたことが判明する。
- ^ 劇中に出てくる内田の論文の表紙に「教授」という記載がある。
- ^ 高橋は以前にレギュラー出演していた裏番組『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』(フジテレビ)が終了したことにより『相棒』への出演が実現した(『刑事マガジンV』より)。
- ^ 前沢保美は同役のほか「撮影所の清掃員」(S.1-10)、「スナックのママ」(S.2-18)、「豆腐屋」(S.5-3)、「爆発に巻き込まれる清掃員」(S.6-8)、「結婚相談所の相談員」(S.7-4)などの別役で多数出演している。
- ^ 2004年より同じ水9枠の『警視庁捜査一課9係』に早瀬川 真澄(はやせがわ ますみ)役で出演中。
- ^ 警視庁を訪れた際に事情聴取を行った芹沢には「まるで杉下警部と話しているみたい」、三浦には「嫌なDNAだなぁ〜」と言われている。また、その物言いにカチンときた薫は「この、ダブル右京が!」と毒を吐いた。
- ^ たまきは元妻であり、現在はあくまで他人である。
- ^ a b 甲本雅裕は、早川純弥役(P第1話)・畑山哲弥役(S4第11話)で出演。
- ^ a b 清水紘治は、小暮 慶介役(S2第1・2話)・鮎川 珠光役(S13第15・16話)で出演。
- ^ 芹沢刑事を演じている、山中崇史の弟。
- ^ 写真のみでの出演。
- ^ a b 映美くららは、根元雪美役(S6第10話)・水口君代役(S9第12話)で出演。
- ^ a b 小須田康人は、笠井役(S2最終話)・香坂雅彦役(S8第11話)・沼田敬一郎役(S12第17話)で出演。
- ^ a b 阿部進之介は、篠原孝介役(S9第1話 - 第2話)・御影真一役(S12最終話)で出演。
- ^ season8まではメインキャスト。
- ^ かつて『相棒』と同枠で放送されていた『はぐれ刑事純情派』に出演していた。
- ^ この回よりメインキャストとなった。
- ^ a b 相棒シリーズ X DAYではメインキャスト。
- ^ 石井洋祐は、江守義彦役(S5第19話)・菅井修二役(S12第17話)で出演。
- ^ 読み方「きらら」
- ^ 読み方「きよ」
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