千葉県立千葉女子高等学校
千葉県千葉市にある高校
| 千葉県立千葉女子高等学校 | |
| 過去の名称 | 千葉県高等女学校 千葉県立千葉高等女学校 千葉県立千葉第二高等学校 |
| 国公私立の別 | 公立学校 |
| 設置者 | 千葉県 |
| 設立年月日 | 1900年(明治33年)4月 |
| 創立記念日 | 1901年(明治34年)5月1日 (開校祝賀式挙行日) |
| 共学・別学 | 男女別学 |
| 課程 | 全日制 |
| 学科 | 普通科 家政科 |
| 所在地・連絡先 | |
| 所在地 | 〒236-0043 千葉県千葉市稲毛区小仲台5-10-1 |
| 電話番号 | 043-254-1188 |
| FAX番号 | 043-255-4170 |
| 公式サイト | 千葉県立千葉女子高等学校 |
概要
通称「千葉女(ちばじょ)」「女子高(じょしこう)」。最寄り駅はJR稲毛駅および京成稲毛駅。戦後の一時期に男女共学となる以外は一貫して男女別学(女子校)である。JR稲毛駅から本校へ至る直線の路地は閑静な住宅街となっており、俗に「女子高通り」と呼ばれている。
交通
沿革
- 1900年(明治33年)4月 千葉県初の女学校として千葉郡千葉町大字千葉西谷(現教育会館隣)に創設、千葉県高等女学校と称す。
- 1901年(明治34年)5月 千葉県議会議事堂において、開校祝賀式を挙行。
- 1901年(明治34年)5月 校名を千葉県立千葉高等女学校と改称。
- 1903年(明治36年)3月 第1回卒業式を挙行。
- 1903年(明治36年)4月 千葉郡千葉町大字寒川新宿(現新宿小学校の敷地)に新校舎完成し、移転する。
- 1904年(明治37年)10月 同窓会発会。
- 1911年(明治44年)5月 皇太子殿下(後の大正天皇)行啓。
- 1918年(大正7年)4月 校歌「松の操」(税所篤子・斎木竹保作詞、東儀季照作曲)を制定。
- 1926年(大正15年)5月 新校歌を制定(「松の操」を改作。高野辰之作詞、岡野貞一作曲)。
- 1932年(昭和7年)6月 校章を制定。
- 1947年(昭和22年)4月 新学制の実施に伴い、第4・第5学年生徒をもって千葉県立千葉高等女学校を組織し、第2・第3学年生徒をもって千葉県立千葉高等女学校併設中学校を組織し、第1学年生徒の募集は停止する。
- 1948年(昭和23年)4月 校名を千葉県立千葉女子高等学校と改称。通信教育課程を設置。
- 1949年(昭和24年)4月 男女共学制を採用。週5日制を実施。
- 1949年(昭和24年)10月 新図書館開館を記念し、第1回文化祭を開催。
- 1950年(昭和25年)4月 高等学校再編成により、校名を千葉県立千葉第二高等学校と改称。
- 1951年(昭和26年)2月 創立50周年記念式典を挙行。
- 1952年(昭和27年)9月 制服を制定、次年度より着用。
- 1954年(昭和29年)4月 通信教育課程を千葉県立千葉第三高等学校(現千葉東高)へ移転。
- 1957年(昭和32年)4月 教育目標として「自主」「創造」「清純」を制定。
- 1961年(昭和36年)4月 校名を千葉県立千葉女子高等学校と改称。
- 1962年(昭和37年)7月 埼玉県立浦和第一女子高等学校と姉妹校関係を結ぶ。
- 1963年(昭和38年)3月 新校旗を制定。
- 1964年(昭和39年)10月 教育目標を「自敬」「精思」「清純」と改訂。
- 1981年(昭和56年)5月 新校舎落成。
- 1987年(昭和62年)11月 音楽教室・文化施設(文化ホール)が完成。
- 2000年(平成12年)11月 創立100周年記念式典を挙行。
校風
- 真面目な生徒が非常に多い。
- 勉学以外にも部活動や趣味・習い事などに情熱を注ぐ生徒が多い。
- 先輩や教職員から語り継がれる正体不明の「女子高らしさ」を頑なに守ることを良しとする風潮がある。
- 校内美化意識が強い。
教育
教育目標
- 自敬
- 精思
- 清純
基本事項
普通科と家政科では全く別のカリキュラムが組まれ、使用する教科書なども違うものが使われる。
学校行事
- 4月 - 国際オリエンテーション(1年)
- 5月 - 創立記念日、定期演奏会
- 6月 - 文化講演会
- 7月 - 水泳球技大会
- 9月 - 松籟祭(文化祭)、体育祭
- 10月 - 修学旅行(2年)
- 12月 - ホワイトスクール
- 2月 - ロードレース大会
部活動
- 文化系
- 演劇、文学、英語、写真、書道、美術、マンドリン・ギター、オーケストラ、合唱、化学、生物、園芸、弁論、ミュージカル、吹奏楽、筝曲、茶華道、コンピュータ
- 体育系
- ソフトテニス、ソフトボール、バドミントン、バレーボール、弓道、バスケットボール、水泳、山岳、剣道、テニス、なぎなた、陸上、チアリーディング
- 家庭系
- 手芸、食物、家庭クラブ
- 同好会
- マンガ研究、百人一首、地学
- 愛好会
- JRC(青少年赤十字)
学校施設
主な施設
- 勉学
- コンピュータ室、図書館、視聴覚室、LL教室、国語科室、数学科室、社会科室、物理講義室、物理実習室、化学講義室、化学実習室、生物講義実習室、地学講義実習室
- 芸術
- 美術室、書道室、音楽室、文化ホール
- 運動
- 水泳プール、旧体育館、新体育館(講堂兼体育館)、グラウンド、ソフトボール場、ソフトテニスコート(5面)、テニスコート(2面)、弓道場
- 家政
- 調理講義室、調理実習室、被服講義室、被服実習室
特徴
- 職員室が無く、教員は各教科室・教科準備室に控える(進路指導を担当する教員は進路指導室に控えるなど例外もある)。
- エントランスアプローチとなっている中庭を囲み、校舎は「ロの字」型に配置されているのが特徴的。中庭には、噴水のある泉と女性像が立ち、女子高らしい華やかなエントランスとなっている。
- 自転車置場に隣接して桜が植えられており、季節によっては自転車が毛虫に覆われる。
- 本格的な音楽ホール(文化ホール)があり、防音設備のある個室の練習室も完備している。許可を取れば他校の生徒も利用可能。
- 月桂という茶室が、同窓会の場となる。
- トラックは、全面自然芝がはられていて、穏やかな印象の校庭である。
- 伝統を重んじる教師が多く、卒業生の子弟が入学しているケースも多い
- 進学は、国立では千葉大が圧倒的に多く、東大は年に一人程度。私学では、女子大やミッション系への受験の傾向が強い。
著名な卒業生
- 木場弘子(アナウンサー)
- 山口智美(文化人類学者)
- 高山典子(ヴァイオリニスト)
- 篠原聡子(建築家)