矢部太郎
日本のお笑いタレント (1977-)
矢部太郎(やべたろう、1977年6月30日 - )は、日本のお笑いタレント。吉本興業所属。お笑いコンビ・カラテカのボケ担当。
矢部太郎 | |
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本名 | 矢部太郎 |
生年月日 | 1977年6月30日(48歳) |
出身地 | 東京都東村山市 |
血液型 | AB型 |
身長 | 158cm |
言語 | 日本語 |
方言 | 共通語 |
最終学歴 | 東京学芸大学国際教育学部欧米研究専攻 |
コンビ名 | カラテカ |
相方 | 入江慎也 |
芸風 | 漫才・コント(ボケ) |
立ち位置 | 右 |
事務所 | 吉本興業 |
活動時期 | 1997年 - |
同期 | ライセンス、バッドボーイズ など |
過去の代表番組 | 進ぬ!電波少年 |
配偶者 | 未婚 |
親族 | やべみつのり(実父) |
受賞歴 | |
第22回手塚治虫文化賞短編賞『大家さんと僕』 |
東京都東村山市出身。父は絵本作家のやべみつのり。愛称はタロウちゃんなど。先輩に同じ苗字であるナインティナインの矢部浩之がいるため「カラテカ矢部」とも紹介される。
来歴・特徴
- 身長158cm、体重40kg、ウエスト61cm。体脂肪率は7%。AB型。
- 『決定!これが日本のベスト100全国一斉○○テスト』では伊集院光らを抑え雑学王に輝いた。
- 自身初の全国区番組レギュラーとなった進ぬ!電波少年の企画「●●人(●●には国籍や人種が入る)を笑わしに行こう」で、11か月でスワヒリ語、モンゴル語、韓国語、コイサンマン語の4か国語を学習。後にテレビで中国語に生徒役で出演したので、5か国語を学習したことになる。
- つかこうへい作演出の作品など舞台への出演も多い。
- 2007年3月に気象予報士の資格を取得。「福井敏雄の後を継ぎたい」というのがきっかけ[1][2]。
- 2016年からは『小説新潮』に矢部と矢部が住む家の大家との日常を描いた漫画「大家さんと僕」を連載[3]、次第に評判を呼ぶようになり、2017年10月に発売された単行本は21万部を突破し[4]、2018年4月には第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞している[5]。これは同賞としてはお笑い芸人および本職の漫画家以外が作画した作品として初の受賞となった[6]。
エピソード
- 2007年3月13日放送のTBS『はなまるマーケット』にて、気象予報士として第1歩を踏みだした。
- 相方の入江がナンパの達人と自称するほど積極的であるのに対し、矢部は異性と接するのが大の苦手。『やりすぎコージー』にてAV女優に誘惑された際には、失神するほどの狼狽振りを見せた。
- ナインティナインの矢部浩之からは「太郎くん」と呼ばれている。
- TM NETWORKの『CASTLE IN THE CLOUDS(YABE VERSION)』は、日本テレビ開局50周年・吉本興業創業90周年プロジェクト「Laugh&Peace 笑いはニッポンを救う。」のキャンペーンソングであり、『進ぬ!電波少年』に出演していた矢部の応援歌として作られた。
- 自宅では漢字検定などの勉強をして過ごすことが多い。
- 食事は非常に良く噛むため、食べ終わるまでに時間がかなりかかる。トンカツの衣をとって食べるほど、脂っこいものが苦手。
- 趣味は歯ブラシ収集。日本の製品のみならず、世界各国の歯ブラシを集めている。
- 『クイズ!ヘキサゴンII』では初出演で1位を獲得した数少ない出演者でもある。
- オドオドした性格ゆえに、言われたことを真に受けることがある。一例として、ヘキサゴンIIでの行列早抜けで「キュリー夫人が発見した元素記号『Ra』は何?」の問題に対し「レントゲン」と解答、司会の島田紳助に「レントゲンはレントゲンやろうが!!」と叱責され、その後のクイズに影響が出るほどヘコんでしまい、見かねた後列の石田靖にフォローされてしまう。
- 緊張すると股間を握るクセがあり、そのことを共演者からツッコまれる事もしばし見受けられる。
- 2010年6月に『世界笑える!ジャーナル』で花嫁候補を募集し2か月も経たないうちに挙式する企画を行ったが、1名に絞った最終候補が生放送中に現れず失敗に終わる。その女性との連絡は続けたが交際には発展しなかった[7]。
出演
バラエティ番組
- クイズ!ヘキサゴンII(フジテレビ)※不定期
- デジタルの根性(2007年、日本テレビ)[8]
- 進ぬ!電波少年
- 所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!(テレビ東京)
- 筋肉番付(『Perfect Physical Project』に出演)
- 金髪先生(テレビ朝日)※第四期の出演
- 電波少年的放送局
- 特命リサーチ200X(日本テレビ)
- いきなり!黄金伝説。(テレビ朝日)
- HAMASHO(風俗刑事)情報屋
- 虎の門 しりとり竜王戦(テレビ朝日)
- エンタの神様(日本テレビ)せっけん名義で出演(鉄拳に似たネタをやらされていた)。
- プロの半笑い(CSファンダンゴTV)- 脱童貞企画「CHERRY BOYS」に出演。
- 明日使える心理学!テッパンノート(TBS) - 矢部太郎と一緒に暮らすと痩せられるかという内容。
- 撮りッたがり決死隊トッターマンDS(テレビ東京)
- リンカーン(TBS) - オトン相撲にて父・やべみつのりと共に出演。
- ガリベン!(テレビ朝日)※準レギュラー、月2、3回程度
- あらびき団(TBS) - ガリットチュウ福島・Bコース タケトと共に「福島プロダクション」として出演
- オレワン(フジテレビ)※不定期
- めちゃ×2イケてるッ! お笑い芸人歌がへたな王座決定戦スペシャル(2010年6月12日、フジテレビ) ※入江も付き添いで出演
- 土曜スペシャル(テレビ東京)
- 漫画ゴルファー矢部(テレビ静岡)
- ゴロウ・デラックス(2018年4月12日、TBS) - 課題図書として「大家さんと僕」を携えて出演
- 世界一受けたい授業(2018年7月28日、日本テレビ) - 講師として「大家さんと僕」を携えて出演
テレビドラマ
- 大河ドラマ「新選組!」(2004年、NHK総合) - 阿比類鋭三郎 役
- 恋する!?キャバ嬢第7話(2006年、テレビ東京)
- 刑事侍(2012年、NHK Eテレ) - 佐々木幸次郎 役
- 地獄先生ぬ〜べ〜 第2話(2014年、日本テレビ) - サトリ 役
- 木曜時代劇「まんまこと〜麻之助裁定帳〜」(2015年、NHK) - 太郎兵衛 役
その他のテレビ番組
- テレビで中国語(Eテレ、2014年度の生徒)
CM
- 生烏龍茶(キリンビバレッジ) - 小津一生 役
- 伊藤ハム「壱番亭 焼肉なかま」
- ロッテ トッポ - カッパ 役
- NEC VALUESTAR W
- ジョージア エメラルドマウンテンクリアブラック「朝のブラック派面接」篇
映画
- GO-CON!(2000年)
- 零 ゼロ(2003年)
- ババアゾーン(2004年)
- 晴れたらポップなボクの生活(2006年)
- 恋するマドリ(2007年)
- Genius Party<ジーニアス・パーティ>「デスティック・フォー」(2007年) - 声の出演
- 相棒(2008年) - 警官 役(クレジットなし)
- コスプレ探偵(2009年)
- 漫才ギャング(2011年)
- 月光ノ仮面(2012年)
- 裏麻雀美神列伝 潰し屋レイカ(2013年)
- 裏麻雀美神列伝 脱がせの美咲 (2013年)
- グレイトフルデッド(2014年、内田英治監督) - 村佐古 役
- 家族ごっこ Episode5『高橋マニア』(2015年、内田英治監督)
- 珍遊記(2016年2月27日、山口雄大監督) - 賞金稼ぎのザコ 役
- 屋根裏の散歩者(2016年7月23日、窪田将治監督)
- 獣道(2017年、内田英治監督)
舞台
- 幕末純情伝(2008年、作•演出つかこうへい) - 土方歳三 役
- ゼブラ(2009年、作•演出田村孝裕)
- 飛龍伝2010(2010年、作•演出つかこうへい)
- ファンタスティックス(2010年、宮本亜門演出ミュージカル)
- ペノザネオッタ(2011年、作•演出田村孝裕 劇団ONEOR8公演)
- ええから加減 (2012年、作•演出田村孝裕)
- 聖☆明治座・るの祭典 〜あんまりカブると怒られちゃうよ〜 (2014年12月、明治座) - 栗山善助 役
- THE BAMBI SHOW〜1st STAGE〜(2016年7月、新宿村LIVE)
- 戦士たちの憂鬱(2016年9月、作・演出:窪田将治 新宿シアターモリエール)
OVA
- まかせてイルか! - 男子高生 役
PV
- 「伝えてよ」(スネオヘアー)
- 「カリスマヒーロー」(Who the Bitch)
- 「Big Blue Ocean」 (押尾コータロー)
書籍
- 語学の脳みそ―11ヵ月で4ヵ国語をマスターした僕の語学のツボ(2002年12月1日、ワニブックス刊、ISBN 4847014790)
- 大家さんと僕(2017年10月31日、新潮社刊、ISBN 978-4-10-351211-0 )[9]
雑誌連載
Web連載
- PeLuLu「ニームの森」
脚注
- ^ 『週刊文春』2018年4月12日号掲載「新・家の履歴書」では、「森田正光さんに密着取材する仕事があって、ためしに試験問題を解かせてもらったら、けっこうできたんです。森田さんに『勉強したら受かるよ』と言われて」とコメントしている。
- ^ 漫画でブレイクの矢部太郎、○○の天才だった
- ^ a b “カラテカ矢部がマンガ連載、おばあちゃんとの交流描くほのぼのコメディ”. コミックナタリー. 22 March 2016. 2016年3月23日閲覧.
- ^ カラテカ・矢部太郎『大家さんと僕』手塚治虫文化賞受賞と「週刊新潮」連載開始で“マンガ道”を語る。,デイリー新潮,2018年4月25日
- ^ 第22回手塚治虫文化賞、大賞は「ゴールデンカムイ」,朝日新聞デジタル,2018年4月25日
- ^ カラテカ矢部が手塚治虫文化賞短編賞を受賞 デビュー漫画「大家さんと僕」で,デイリースポーツ,2018年4月25日
- ^ 結婚どころか…カラテカ矢部に“花嫁候補”がキツい一言、スポーツニッポン、2010年8月16日
- ^ “全編セカンドライフ内収録!日テレの新番組「デジタルの根性」、いよいよ放映スタート”. MarkeZine (2007年10月3日). 2017年12月12日閲覧。
- ^ 『週刊新潮』2017年12月28日号には、「快走中です『大家さんと僕』」という記事が掲載され、矢部が描きおろした新作も掲載された。
- ^ 矢部太郎『大家さんと僕』第22回「手塚治虫文化賞 短編賞」受賞
外部リンク
- 矢部太郎 TARO YABE カラテカ (@tarouyabe) - X