和歌山高等商業学校(わかやまこうとうしょうぎょうがっこう)は、1922年(大正11年)10月に設立された旧制専門学校。通称は和歌山高商。
概要
- 全国で10番目の官立高等商業学校として発足した。
- 第二次世界大戦中に和歌山経済専門学校(和歌山経専)に改称されると同時に和歌山工業専門学校(和歌山工専)に改組転換、戦後経専に再転換された。
- 現在の和歌山大学経済学部の前身である。
- 卒業者により同窓会「柑芦会」(こうろかい)が組織されている。
沿革
- 1922年10月:設立。
- 1926年1月:和歌山高商学会『商学論叢』創刊。
- 1926年3月:第1回卒業式。
- 1928年3月:『商学論叢』を『内外研究』と改題。
- 1944年3月:和歌山経済専門学校と改称。同時に工業専門学校に転換。
- 1946年3月:和歌山経専に再転換。
- 工専は廃止後、和歌山大経済学部産業工学科に継承→同大システム工学部設立。
- 1949年5月:和歌山大学に包括され経済学部となる。
- 1951年3月:廃止。
校地
設立以来の高松校地(設立時の地名は和歌山市関戸)は学制改革を経て和歌山大学経済学部に継承され、1986年、他学部とともに同市郊外の栄谷校地に統合移転されたため廃止となった。
関連事項
外部リンク