旱魃

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干ばつ(かんばつ)とは、が降らないなどの原因で、ある地域に起こる長期間の水不足の状態をいう。元の用字は旱魃(ひでり)ともいう。干ばつはその地域の水資源の存在量と、人間の水需要がアンバランスになることによって発生するため、純粋な物理現象とはいえない。

定義と分類

干ばつの定義は、関係する学問領域によってそれぞれ定義されており、以下のものが代表的である。

気象学的干ばつ
乾燥気象が、深刻な水文のアンバランスを引き起こすほどある地域で続くこと。
気候学的干ばつ
平均降水量などが年間・月間などの同期間内で、非常に少なくなっていること。
農業的干ばつ
穀物生産や畜産に悪影響を及ぼすような降雨量の不足。
水文的干ばつ
河川、貯水池、帯水層、湖、土壌における平均以下の水量が一定期間継続すること。

干ばつの影響

干ばつによってその地域の環境、経済、社会に様々な影響が発生する。一般的には次のような事象が起こる。

これらの問題は、外部資源への依存率の増大や残された水資源の品質(汚染状態)など様々な要因が複雑に絡みあって発生する。その国のインフラの整備状況によって、干ばつの影響(とくに飢餓)が甚大になることも、あるいは軽減されることもある。

大規模な干ばつ

参照:en:Holodomir

現在の干ばつ

参照:en:Drought#Current Significant Droughts

関連項目

外部リンク