宮沢明子
日本のピアニスト
宮沢 明子(みやざわ めいこ、1941年5月10日 - 2019年4月23日)は、日本のピアニスト。神奈川県逗子市生まれ。刑法学者・被害者学の研究者の宮澤浩一の実妹。
小学生時代より井口愛子に師事。1955年(中学3年)全日本学生音楽コンクール中学校の部第1位および文部大臣賞受賞。桐朋学園大学・エール大学・ジュリアード音楽院にて学ぶ。1963年ジュネーヴ国際音楽コンクールで1位なしの2位受賞。1964年ヴィオッティ国際音楽コンクールピアノ部門金賞第1席受賞。
1978年10月から半年間、NHK教育テレビの番組「ピアノのおけいこ」に指導者として出演し、当時人気を呼んだ。
オーディオ評論家の菅野沖彦と出会い、1970年代には彼の監修で、多数のLP録音をオーディオラボ・レーベルに残した(これらはCD時代になっても数回復刻されている)。同時期、音楽評論家の宇野功芳によってもしばしば紹介されている。
1990年代にはコルグ製デジタルピアノを愛奏し、これを用いての演奏会・CD録音も行った。
田中希代子を敬愛。
エッセイ集を多数残しており、その内容は例えば、くらもちふさこの漫画『いつもポケットにショパン』などにも、影響を与えている。
晩年はベルギー在住していた。
2019年4月23日に脳梗塞のため死去。77歳没[1]。
脚注
- ^ “ピアニストの宮沢明子さん死去 78歳 産経新聞に連載も”. 産経新聞. 2019年5月30日閲覧。