聖園女学院中学校・高等学校

神奈川県藤沢市にある中学校

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聖園女学院中学校・高等学校(みそのじょがくいんちゅうがっこう・こうとうがっこう、英称: Misono Jogakuin Junior & Senior High School[6])は、神奈川県藤沢市みその台に所在し、中高一貫教育を提供する私立カトリック系)の中学校高等学校女子校)である。

聖園女学院中学校・高等学校

聖園女学院 遠景 2017年4月19日撮影
聖園女学院


地図
聖園女学院中学校・高等学校の位置(神奈川県内)
聖園女学院中学校・高等学校
聖園女学院中学校・高等学校 (神奈川県)
聖園女学院中学校・高等学校の位置(日本内)
聖園女学院中学校・高等学校
聖園女学院中学校・高等学校 (日本)
過去の名称 聖園女学院高等女学校
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人南山学園
理念 イエスの聖心の愛を伝える教育
校訓 信念・精励・温順
設立年月日 1946年4月
創立記念日 5月31日
創立者 聖園テレジア (Theresia Misono)[1]
共学・別学 男女別学(女子校)
中高一貫教育 完全一貫制
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 2学期制
高校コード 14556E
所在地 251-0873
外部リンク 聖園女学院公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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聖園女学院 正門、みその坂[2] 2017年4月19日撮影
通学門 白旗坂[3][4][5] 2017年5月28日撮影

概要

完全中高一貫校であり、高校からの募集は行っていない。運営法人は学校法人南山学園である。

カトリックの学校であるため、毎日の朝礼時・終礼時にお祈りや聖歌を歌ったりするをする他、6月と9月、11月、12月、2月にはミサが行われる。[7] [8]

「マリアホール」「イエスの聖心聖堂」など、カトリック校ならではの名称をつけられた施設がある。[9]

クラスはばら組・ゆり組・すみれ組・きく組と花の名前である。(きく組は、生徒数の減少により2015年度からはなくなっている。)[10] [11] 各クラス30〜40名程度。[12] 中学1年生〜中学3年生の英会話の授業は、少人数のクラスで指導を徹底するためクラスを2つに分けて授業が実施される。また、英語の授業のクラスは高校1年生より習熟度別のクラスに分けられる。高校2年生からの選択科目でも、科目によっては習熟度別にクラスが分けられている。[13]

学校行事は、入学式(4月)、球技大会(5月)、ミサ(6月、9月、11月、12月、2月)、聖園祭(9月)、クリスマスキャロル・クリスマスタブロ(12月)、卒業式(3月)などがある。

併設校

併設校

  • 聖園女学院中学校
  • 聖園女学院高等学校
  • 聖園小学校(2004年に閉校)

姉妹校

沿革

(沿革節の主要な出典は公式サイト[1]

  • 1920年大正9年) - 聖心の布教姉妹会創立。
  • 1946年昭和21年)4月 - 聖心の布教姉妹会第3代総長:聖園テレジア (Theresia Misono) によって藤沢海軍航空隊跡地(藤沢海軍航空隊敷地内に、かつてあった藤沢カントリー倶楽部跡地でもある。)に、旧制の高等女学校として聖園女学院高等女学校が開校。
  • 1947年 - 聖園女学院小学校を併設。
  • 1948年 - 学制改革で聖園女学院高等学校に名称変更。同年2月28日に聖園女学院中学校設立。
  • 1951年 - 学校法人聖園女学院とし認可された。
  • 1965年 - 聖園テレジアに母国西ドイツから名誉勲章が贈与。
  • 1976年 - 完全中高一貫教育制に移行。中高完全6ケ年一貫教育開始。
  • 1979年 - 聖園女学院小学校を休校とする。
  • 1990年平成2年) - 全校舎改築工事完成。
  • 2004年 - 聖園女学院小学校を廃校とした。
  • 2005年2月14日 - 旧日本軍高射砲陣地跡に体育館の工事中、機関砲弾約1200発が発見される。
  • 2006年 - 新文化体育施設「マリアホール」が完成。
  • 2014年 - 2016年4月に学校法人南山学園と学校法人聖園学院が法人合併することに向けた協議を開始[14]
  • 2015年 - 学校法人南山学園と学校法人聖園学院が合併契約の締結[15]。イエスの聖心聖堂[16](みこころ聖堂)が完成。
  • 2016年
    • 4月 - 学校法人南山学園と合併。
    • 6月 - 学校法人南山学園と学校法人聖園女学院の合併記念ミサが行われた。
  • 2017年 4月 - 学校法人南山学園第9代理事長のミカエル・カルマノ(Michael CALMANO)が校長に就任。
 
聖心の布教姉妹会 2017年6月4日撮影
元聖心愛子会(聖園女学院の設立母体[1][17]

制服

  • 基本的には中高共通のボレロと中学は腰までのプリーツ、高校は胸下までのプリーツにベルト付きのジャンパースカート
  • 夏季には丸襟タイプか角襟タイプのオーバーブラウス(水色)に明るい紺のスカートの盛夏服の着用が認められている。
  • セーターは2種類ある。(厚手と薄手)
  • 正装は、ジャンパースカートの上にボレロを着用する。靴下は、白ソックスまたは黒タイツ着用だが、正式な場では黒タイツを着用するのが基本。
  • 外履きは黒の学生靴をはく。校内では、紺色の上履きをはく。

所在地情報

所在地
神奈川県藤沢市みその台1番地4
交通

部活動

(部活動節の主要な出典は公式サイト[18]

運動部

文化部

その他

  • 聖歌隊[19]
  • セシリア会
  • ハンドベルクワイア
  • カトリック要理研究

著名な出身者 

その他

  • 相模野台地上南端に校舎が位置するので[20]、最寄駅の藤沢本町駅からは40メートルほどの高低差がある。
  • 通学門がある通りは白旗坂といい、戦国時代からある八王子街道(滝山街道)の一部である[3][4][5]。またこの坂をのぼりきった場所にあるグラウンドあたりは白旗台という[21]
  • 白旗神社から正門までの国道467号はみその坂と呼ばれている[2]
  • 聖園女学院中学校・高等学校の位置する場所は永久5年(1117年)に鎌倉景正伊勢神宮に寄進した荘園大庭御厨の一部であった。御厨(みくりや)のことを御園(みその・みそのう)と呼ぶこともある。

脚注

  1. ^ a b c 創立母体とライネルス神父・沿革 |聖園女学院中学校・高等学校”. 聖園女学院中学校・高等学校. 2018年12月10日閲覧。
  2. ^ a b 藤沢本町駅付近や白旗交差点(国道467号)付近街頭に掲示してある地域案内地図による。
  3. ^ a b 『藤沢の地名』1997年、第3版。136頁、146頁。
  4. ^ a b 『ぜんぎょうを知ろう!ふる里再発見 -善行の古道を歩いて名跡を訪ねる-』平成26年3月。4頁 - 7頁。
  5. ^ a b ぜんぎょうを知ろう!ふる里再発見 -善行の古道を歩いて名跡を訪ねる-(1頁から13頁のうちの4頁から7頁)” (PDF). 善行市民センター. 2018年9月5日閲覧。
  6. ^ Misono Jogakuin Junior & Semior High School (※誤字がありますがタイトル〈titleタグ内〉なのでそのまま。) - 聖園女学院中学校・高等学校”. 2018年9月14日閲覧。
  7. ^ 生徒の活動|聖園女学院中学校・高等学校”. 聖園女学院. 2019年1月5日閲覧。
  8. ^ 聖園女学院中学校・高等学校(藤沢市みその台)”. ビタミンママ. 2019年1月14日閲覧。
  9. ^ 施設紹介|聖園女学院中学校・高等学校”. 聖園女学院. 2019年1月5日閲覧。
  10. ^ 聖園女学院中学校:2017学校説明会レポート”. SAPIX. 2018年12月28日閲覧。
  11. ^ 信念・精励・温順。神とともに生きる庭「 聖園 」に咲く、多彩な花 。”. 2018年12月28日閲覧。
  12. ^ 聖園女学院中学校の学校情報”. 2018年12月28日閲覧。
  13. ^ 聖園女学院 学校パンフレット”. 聖園女学院. 2019年1月10日閲覧。
  14. ^ 法人合併協議開始について - 学校法人 南山学園”. 2014年7月18日閲覧。
  15. ^ 学校法人南山学園と学校法人聖園学院との法人合併契約の締結について” (PDF). 学校法人南山学園 (2015年6月16日). 2015年6月18日閲覧。
  16. ^ Misono School Guide - ウェイバックマシン(2017年6月15日アーカイブ分)
  17. ^ 聖園学院の歩み『2017 南山大学 概要』” (PDF). 南山大学. 2018年12月10日閲覧。
  18. ^ 部活動”. 聖園女学院中学校・高等学校. 2018年12月16日閲覧。
  19. ^ 神奈川県全私立中学・高校プロフィール 聖園女学院” (PDF). 神奈川県私立中学高等学校協会. 2018年12月22日閲覧。
  20. ^ ふじさわの大地-人々の暮らしと自然-』6頁 藤沢市地質図。
  21. ^ 『藤沢の地名』1997年、第3版。130頁、144頁。

参考文献

  • 藤沢の自然 編集委員会 編『ふじさわの大地-人々の暮らしと自然-』藤沢市教育文化センター、2002年3月26日。 
  • 日本地名研究所 編『藤沢の地名』(第3版)藤沢市自治文化部市民活動課、1997年3月31日。 
  • ぜんぎょうを知ろう!ふる里再発見編集委員会 編『ぜんぎょうを知ろう!ふる里再発見 -善行の古道を歩いて名跡を訪ねる-』善行市民センター、2014年3月。 

関連項目

外部リンク