エムエスワールド

日本の競走馬

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エムエスワールド (: MS World) とは日本競走馬である。おもな勝ち鞍は2012年京都ハイジャンプ (JG2) 、小倉サマージャンプ (JG3) 。名前の由来は、冠名+母名の一部[1]

エムエスワールド
2012年11月10日京都競馬場
欧字表記 MS World
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 2003年4月22日(22歳)
抹消日 2012年12月1日
ステイゴールド
トップワールド
母の父 マルゼンスキー
生国 日本の旗 日本北海道鵡川町
生産者 貞広賢治
馬主 ロイヤルパーク
調教師 湯窪幸雄栗東
競走成績
生涯成績 51戦9勝
獲得賞金 2億0138万2000円
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経歴

平地時代(2歳-8歳:2005年-2011年)

2005年8月20日小倉競馬場芝1200メートル新馬戦幸英明を鞍上にデビュー、単勝3番人気を獲得しての勝利だった[2]。この勝利で父ステイゴールドに産駒としての初勝利をもたらしたが、それ以後は条件戦及び特別戦では勝ち上がるものの重賞競走には掲示板にすら届かない成績が続き、2007年9月1日に小倉競馬場で行われた小倉日経賞(1600万下)を最後に、勝ち星からも遠ざかった。

障害への転向(8歳:2011年)

最後の勝利から4年、出走しても掲示板にすら乗らないレースが続いていたこの年、戦場を平地競走から障害競走に移す事となった。障害競走のデビュー戦は6月4日阪神競馬場にて行われた障害未勝利戦となり、これを勝利で飾る。次走7月10日京都競馬場で行われた障害オープン戦でも2番人気の2着と堅実な脚を見せ、障害競走への適性の高さを伺わせる。障害転向3戦目となった7月30日小倉サマージャンプでは1番人気に推されるものの、前を行く馬を捕らえることができず4着となった。以後のレースは堅実に3着以内をキープし、決して衰えによる敗戦でない事を示した。

9歳(2012年)

年明けの3月24日中山競馬場で行われたペガサスジャンプステークスで3着。年明け2戦目となる5月12日に京都競馬場で行われた京都ハイジャンプでは道中は前目で進みつつ、最後の直線で鋭伸し先を走るテイエムハリアーを捉えレコードタイムで勝利、自身初の重賞制覇となった[3]。次走となる7月28日の小倉サマージャンプでも、先行しつつ最後の直線で前の馬を捕らえる好走で2つめの重賞勝利を飾った[4]。11月10日の京都ジャンプステークスで6着[5]に敗れたのを最後に現役を引退した。引退後は愛知県の馬池4丁目乗馬倶楽部で乗馬となる[6]

競走成績(障害競走)

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(平均1F)
着差 騎手 斤量 1着馬(2着馬)
2011.06.04 阪神 障害未勝利 障2970m(良) 14 3 3 03.6(2人) 1着 3:19.9 (13.5) -0.5 熊沢重文 60Kg (サザンギャラクシー)
0000.07.10 京都 障害OP OP 障3170m(良) 14 5 7 04.3(2人) 2着 3:30.3 (13.3) -1.0 熊沢重文 60Kg ディアマジェスティ
0000.07.30 小倉 小倉サマーJ J・GIII 障3390m(良) 14 6 9 02.8(1人) 4着 3:44.7 (13.3) -1.7 熊沢重文 58Kg ドングラシアス
0000.10.30 京都 障害OP OP 障3170m(良) 14 5 7 04.8(2人) 3着 3:32.0 (13.4) -0.6 熊沢重文 60kg タマモユニヴァース
0000.11.12 京都 京都JS J・GIII 障3170m(良) 11 7 8 10.6(6人) 3着 3:31.0 (13.3) -0.6 熊沢重文 60Kg テイエムハリアー
0000.12.10 阪神 三木ホースランドJS OP 障3900m(良) 8 5 5 03.3(2人) 1着 4:26.4 (13.7) -0.4 熊沢重文 60Kg (マンノレーシング)
2012.03.24 中山 ペガサスJS OP 障3350m(重) 12 6 7 07.8(4人) 3着 3:52.8 (13.9) -1.3 高田潤 60Kg マジェスティバイオ
0000.05.12 京都 京都HJ J・GII 障3930m(良) 12 8 12 11.3(4人) 1着 R4:21.6 (13.3) -0.1 横山義行 60Kg テイエムハリアー
0000.07.28 小倉 小倉サマーJ J・GIII 障3390m(良) 14 4 5 05.5(3人) 1着 3:40.9 (13.0) -0.5 高田潤 62Kg (テイエムハリアー)
0000.11.10 小倉 京都JS J・GIII 障3170m(良) 8 8 8 05.1(2人) 6着 3:36.4 (13.7) -4.5 高田潤 62Kg マサノブルース
  • タイム欄のRはレコード勝ちを示す。

血統表

エムエスワールド血統サンデーサイレンス系ヘイルトゥリーズン系)/Northern Dancer 9.38% 5 x 4) (血統表の出典)

ステイゴールド 1994
黒鹿毛 北海道白老町
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence 1986
青鹿毛 アメリカ
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
ゴールデンサッシュ 1988
栗毛 北海道白老町
*ディクタス
Dictus
Sanctus
Dronic
ダイナサッシュ *ノーザンテースト
*ロイヤルサッシュ

トップワールド 1989
黒鹿毛 北海道門別町
マルゼンスキー 1974
鹿毛 北海道早来町
Nijinsky II Northern Dancer
Flaming Page
*シル
Shill
Buckpasser
Quill
母の母
キクノコトブキ 1981
鹿毛 北海道門別町
*マダング
Madang
Habitat
Jellatina
ホウヨウコトブキ *ノーレアセ
キクノスズラン F-No.1-b


脚注

注釈

出典

外部リンク