七條祐樹
東條 英機(とうじょう ひでき、1984年7月10日 - )は、宮崎県東臼杵郡北浦町(現:延岡市)出身の元プロ野球選手(投手)。
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七條祐樹(2011年2月6日) | |
| 基本情報 | |
|---|---|
| 国籍 |
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| 出身地 | 宮崎県東臼杵郡北浦町(現:延岡市) |
| 生年月日 | 1984年7月10日(41歳) |
| 身長 体重 |
180 cm 85 kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打席 | 右投右打 |
| ポジション | 投手 |
| プロ入り | 2010年 ドラフト2位 |
| 初出場 | 2011年6月28日 |
| 最終出場 | 2014年9月30日 |
| 経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴
プロ入り前
小学3年生から野球を始めた。宮崎県立延岡工業高等学校への進学後は、3年生第74回選抜高等学校野球大会に出場したが、2回戦で敗退。夏は県大会で準優勝。
高校在籍時からもプロの複数の球団が調査に動いたが、卒業後は日産自動車九州に入社。着実な成長を見せ、2006年にはJR九州の補強選手として第77回都市対抗野球に出場(登板機会はなし)、アマ日本代表候補にも選出されたが同年にひじを故障して登板機会が激減、さらに2009年に同チームの休部に伴い、同僚の星野雄大・原口翔と共に伯和ビクトリーズへ移籍。
2010年は怪我の回復もあって復活。エースとして活躍し、チームの第81回都市対抗野球出場・大会初勝利に貢献した。
2010年10月28日、プロ野球ドラフト会議にて東京ヤクルトスワローズから2位指名を受けた。先発・リリーフどちらでも任される即戦力右腕として期待されての指名であった。
プロ入り後
2011年は、開幕一軍入りが濃厚だったが右肩を痛めてしまい二軍スタートとなる。しかし、6月28日の対巨人戦(郡山)で一軍初登板初先発を果たし、7回を1失点、無四球に抑える好投で勝利投手となった。新人で対巨人戦に初登板初勝利は、チーム史上初の記録であった[1]。その後、8月10日の広島東洋カープ戦まで球団新人の新記録である先発初登板からの4連勝を飾っている[2]。 12月9日に、都内の病院にて左膝軟骨損傷に対する関節鏡手術を行った[3]。
(2013年4月7日、明治神宮野球場)
2012年は、6試合に先発し2勝3敗だった。
2013年は、リリーフとして30試合に登板し、7月7日の中日ドラゴンズ戦でプロ初セーブを挙げた[4]。
2014年は、開幕を二軍で迎え、5月に一軍に昇格したもののリリーフで結果を残せず2試合で二軍落ち。9月に再昇格し、9月5日の読売ジャイアンツ戦に先発し、9回を1失点でプロ入り後初の完投勝利を挙げた。その試合のヒーローインタビューでは「先発出来ることが自分にとって光栄だったので、一球一球…」と言葉を発した後に声をつまらせ号泣し、その後もインタビューの受け答えが出来なかった。オフに100万円ダウンの1,600万円で契約を更改したが、本来の査定では150万円ダウンの1,550万円の予定であったが、前述のインタビューによる『感動手当』として50万円の増額となった[5]。
2015年には、プロ入り後初めて、一軍公式戦への登板機会がなかった[6]。イースタン・リーグ公式戦では、34試合の登板で、0勝1敗0S、防御率4.41でシーズンを終了。10月2日に球団から戦力外通告を受けた[7]ことを機に、現役を引退。
引退後
詳細情報
年度別投手成績
| 年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2011 | ヤクルト | 10 | 10 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 203 | 46.1 | 53 | 4 | 15 | 0 | 1 | 36 | 0 | 0 | 28 | 27 | 5.24 | 1.47 |
| 2012 | 6 | 6 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | .400 | 131 | 30.0 | 30 | 3 | 12 | 0 | 2 | 12 | 0 | 0 | 15 | 14 | 4.20 | 1.40 | |
| 2013 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 | .000 | 149 | 35.2 | 34 | 6 | 10 | 0 | 1 | 30 | 1 | 0 | 16 | 16 | 4.04 | 1.24 | |
| 2014 | 10 | 2 | 1 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | .667 | 117 | 27.1 | 27 | 3 | 11 | 0 | 0 | 15 | 0 | 0 | 13 | 13 | 4.28 | 1.39 | |
| 通算:4年 | 56 | 18 | 1 | 0 | 0 | 8 | 5 | 1 | 2 | .615 | 600 | 139.1 | 144 | 16 | 48 | 0 | 4 | 93 | 1 | 0 | 72 | 70 | 4.52 | 1.38 | |
記録
- 投手記録
- 初登板・初先発・初勝利:2011年6月28日、対読売ジャイアンツ6回戦(郡山総合運動場開成山野球場)、7回3安打1失点[1]
- 初奪三振:同上、1回裏に坂本勇人から見逃し三振[1]
- 初セーブ:2013年7月7日、対中日ドラゴンズ12回戦(ナゴヤドーム)、10回裏2死に6番手で救援登板・完了、1/3回を無失点[4]
- 初完投・初完投勝利:2014年9月5日、対読売ジャイアンツ17回戦(明治神宮野球場)、9回1失点
- 打撃記録
背番号
- 42 (2011年 - 2015年)
- 107 (2016年 - )
脚注
- ^ a b c 初登板ルーキー七条やった!ヤクルト、巨人に4連勝! スポーツニッポン 2011年6月28日付記事
- ^ 七条 球団新記録の無傷の4勝目!ヤクルトが連敗5で止める スポーツニッポン 2011年8月10日付記事
- ^ 七條投手の手術について 東京ヤクルトスワローズ公式サイト
- ^ a b 【ヤクルト】七条初S!悪夢と“サヨナラ” 日刊スポーツ 2013年7月7日付記事
- ^ 七條100万円減 「感動手当」「出産手当」で50万円上乗せ勝ち取る スポーツニッポン 2014年12月1日付記事
- ^ “七條祐樹”. 2015年10月18日閲覧。
- ^ “来季の契約について”. 2015年10月18日閲覧。
- ^ 七條氏が打撃投手=プロ野球・ヤクルト 時事通信 2015年11月2日付配信記事
- ^ “試合情報 7月27日(木)東京ヤクルト‐広島” 2014年5月10日閲覧。
- ^ “試合情報 8月3日(水)中日‐東京ヤクルト” 2014年5月10日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 七條祐樹 - NPB.jp 日本野球機構