Mother (テレビドラマ)
『Mother』(マザー)は、2010年4月14日から6月23日まで毎週水曜日22:00 - 22:54[注 1]に、日本テレビ系の「水曜ドラマ」枠で放送された日本のテレビドラマ。
| Mother | |
|---|---|
| ジャンル | テレビドラマ |
| 脚本 | 坂元裕二 |
| 演出 |
水田伸生 長沼誠 |
| 出演者 |
松雪泰子 山本耕史 酒井若菜 倉科カナ 芦田愛菜 尾野真千子 綾野剛 高畑淳子 田中裕子 |
| エンディング | hinaco「泣き顔スマイル」 |
| 製作 | |
| プロデューサー |
次屋尚 千葉行利 |
| 制作 | 日本テレビ |
| 放送 | |
| 音声形式 | ステレオ放送 |
| 放送国・地域 | |
| 放送期間 | 2010年4月14日 - 6月23日 |
| 放送時間 | 水曜日22:00 - 22:54 |
| 放送枠 | 水曜ドラマ (日本テレビ) |
| 放送分 | 54分 |
| 回数 | 11 |
| 公式サイト | |
特記事項: 初回は30分拡大(22:00 - 23:24)。 最終回は15分拡大(22:00 - 23:09)。 | |
概要
作品内容
現代を生きる女性の「母性」をテーマにした社会派サスペンス作品。キャッチコピーは「母性は女性を狂わせる。」。
松雪泰子の連続ドラマ出演は3年ぶりで、主演は約12年ぶりである。また田中裕子も1986年にTBS系列で放送された『花嫁人形は眠らない』以来、24年ぶりに民放の連続ドラマに出演となった。NHK朝の連続テレビ小説『ウェルかめ』の主演で注目を浴びた倉科カナも、民放のプライムタイムでの連続ドラマは初出演である。これまでドラマ・映画の単発出演が多かった尾野真千子は、地上波民放の連続ドラマでは初のレギュラー出演[注 2]となった。また、芦田愛菜の出世作にもなっている[注 3][注 4]。
海外展開
2016年、トルコ共和国で『ANNE』のタイトル[1]で日本のテレビドラマとして初[2]のリメイク版が制作され、放送されるやいなやトルコ国内で視聴率1位を獲得し、さらに『ANNE』が35ヶ国に展開[3]されて、本作品は世界的なヒットを得るドラマになった。
さらに、『Mother』のリメイク版は韓国でも制作・放送され[4]、続いてフランス、ウクライナ、タイランドでもリメイク版の制作が明らかになった[3]。
あらすじ
室蘭市で渡り鳥の研究をしていた鈴原奈緒は大学の研究室の閉鎖によりやむなく小学校教諭となり、産休教師の代理として担任を任される。奈緒は他の児童たちと少し違った言動を行う道木怜南を苦手に思い、怜南が虐待を受けている様子に薄々気付くも傍観者の立場を取っていた。もとの研究職に戻ろうとしていた奈緒は、別の大学の研究室を紹介してくれた准教授と待ち合わせる途中、極寒の中薄着一枚でゴミ袋の中に入れられ捨てられていた怜南を発見する。奈緒は怜南を抱きしめ、誘拐して「母親」になることを決意する。まず漁港で怜南が海に落ち行方不明になったように装い、警察の大捜索が始まる中、二人は夜行列車に飛び乗り東京へと逃避行を開始する。車内で奈緒は怜南を自分の「娘」とし、鈴原継美と名付ける。
途中の駅で、不注意から荷物と所持金を盗まれ途方に暮れた奈緒は以前自分が入所していた児童養護施設「桃の家」に向かう。しかし施設は荒れ果てており、認知症を患った園長の野本桃子が一人いるだけだった。奈緒と継美はしばらくそこで過ごすが、桃子は福祉施設に引き取られる事となり、桃子は一時的に記憶が戻り奈緒との思い出を語りながら別れていく。
奈緒は自分を7歳のときに引き取ってくれた里親である鈴原籐子の経営する会社を訪ね金を借りるが、籐子からは鈴原家に戻るよう諭される。その際偶然すれ違った実母・望月葉菜は奈緒に気付き、また継美を奈緒の子だと思ってしまう。やがて継美は図書館で出会った葉菜を「うっかりさん」と呼び仲良くなる。ある日葉菜は、新聞記事で継美が「室蘭で行方不明の子供」と知り、その上で奈緒に味方する。一方奈緒は彼女がかつて自分を捨てた実母と知り怒る。同じ頃、事件を追う雑誌記者の藤吉駿輔も奈緒と一緒にいる継美を見付け、奈緒を恐喝する。しかし継美を守るためどんな手も厭わない奈緒の形相に対し、藤吉はかつて取材対象であった虐待児を救えなかった過去を告白し、この結末を見届けたいとの理由から、これ以降奈緒に協力的になる。
奈緒と継美は鈴原家に住むようになり、妹の芽衣、果歩も継美を奈緒の子と思い可愛がるものの、いつまでたっても小学校の転校手続きをしない奈緒に籐子は不審感を抱く。悩む奈緒に葉菜が救いの手を差し伸べ、特例による身分を明かさず小学校に編入する方法を教え、継美は登校ができるようになった。その頃室蘭では、死んだとされた怜南の葬儀を終え、怜南の実母である道木仁美は警察から虐待を疑われ一人おびえる暮らしをしていた。ある日、鈴原家にかかった電話を継美がとり、電話の主である仁美の声に思わず「ママ」と答えてしまう。それを聞いていた籐子に、奈緒は継美の素性を明かす。凍り付く家族に、奈緒は鈴原家からの養子離縁を申し出て家を出る。また継美は皆の迷惑にならないよう室蘭に帰ろうと一人家を出てしまうが、奈緒は藤吉の協力のもと見つけ出し、葉菜は二人を守りたいと申し出、自宅の理髪店に住まわせた。三人での生活が始まった中、葉菜は奈緒を捨てた理由は、夫への殺人放火で逮捕される前日まで奈緒と一緒に逃げていたためと告げる。
一方、怜南が生きていることに気付いた仁美は、東京に来て怜南を取り戻そうと理髪店に現れる。そこで怜南=継美は再会した仁美に対し「好きでも嫌いでもないよ。もうママじゃないから」と答える。観念した仁美は室蘭に帰るが、事情聴取に訪れた警察に、娘は誘拐されていた事を告発する。
葉菜は継美のために闇取引で戸籍を買い、三人で新たに家族として暮らすことを奈緒に提案する。戸籍の入金のため伊豆に向かうが、既に警察の捜査の手は伸びており、奈緒は継美と葉菜の目の前で未成年者略取・誘拐罪として逮捕されてしまう。奈緒の逮捕が報道された後も、籐子は奈緒の養子離縁届は提出しておらず、家族で奈緒を守ることを誓い合う。警察の取り調べでも奈緒の継美に寄せる強い「母性」は揺るぎなく、裁判の結果、奈緒は執行猶予付の判決がおり、継美は室蘭の養護施設「白鳥園」に引き取られていく。同じ頃、仁美もまた保護責任者遺棄罪で逮捕された。
奈緒の出所後、葉菜は今まで隠していた急性骨髄性白血病のため入院。あと数日の命と知らされると奈緒は彼女を理髪店に連れて帰る。そのとき継美が室蘭の施設から脱走し、理髪店に現れるのだった。束の間の楽しい時を過ごしたその夜、葉菜は眠る間際に子供のころの奈緒の手を引く情景を思い出し、そのまま息を引き取った。
葉菜の葬儀を籐子に任せ、奈緒は継美を室蘭に帰す事を決断。いやがる継美に奈緒は「必ずまた会える」と諭し、室蘭で別れ際に手紙を託す。そこには、12年後の成人した継美に宛て、二人がいつか再会する日への思いが綴られていた。
登場人物
主要人物
- 鈴原 奈緒(すずはら なお)〈35〉
- 演 - 松雪泰子
- 鈴原家の長女。室蘭市の大学で渡り鳥の研究をしていたが、施設の閉鎖により小学校の教諭となる。これまで渡り鳥以外のことに興味・関心を示さず、誰に対しても無愛想で冷たく、人と関わることや会話、子供の相手を苦手としていた。また10年以上も東京の家族と離れて北海道に住み、芽衣の結婚式に欠席の意思を示したり、籐子からの電話には出ないなど、家族とも距離を置いていた。
- 5歳のときに母親に捨てられ、7歳になるまで児童養護施設で育ち、当時子供のいなかった鈴原夫妻に引き取られている。実の母親の顔を覚えておらず、何故自分が捨てられたのかを知りたがっている。生年月日が1975年1月31日だという事実は産みの親以外の誰も知らず、本人も施設に入った日(8月14日)を誕生日にしていた。
- 産休の教師の代理として渋々一年生を受け持つことになり、教え子の怜南に懐かれる。初めは彼女を疎ましく思ったが、会話をしていく中で徐々に気になる存在となる。怜南が虐待を受けている事に気付き、ある夜、ゴミ袋に入れられ放置されていた怜南を助けたことをきっかけに彼女の「母親」になることを決意。怜南を誘拐し、渡り鳥の一種である鶫から「継美」と名付けて、疑似親子として逃亡生活を送ることとなる。東京へ向かったもののすぐに生活に行き詰まり、妹達に継美(怜南)の存在が知られたため、「自分の娘」として実家に連れ帰り身を寄せる事になる。その際、実母とは知らずに望月葉菜とも再会する。
- 怜南との生活を続けるうちに、彼女の「母親」になるという気持ちは次第に確固たる意志へとなって行き、彼女に献身的な愛情を注ぎ、時として自らを省みない行動を取る事もある。また葉菜との長年のわだかまりも次第に解けていったが、仁美の告訴により、伊豆で未成年者略取容疑で逮捕され執行猶予つき判決を受ける。釈放後に怜南と再会するが、程なく彼女を養護施設に戻す決断をする。
- 道木 怜南(みちき れな)《鈴原 継美(すずはら つぐみ)》〈7〉
- 演 - 芦田愛菜
- 奈緒の教え子。誕生日は2002年8月3日。子供ながらどこか現実的な言動をしたり、冷静な態度を見せるなど、学校からは「不思議な子」と認識されている。自分の好きな物をメモ帳に書き記し「すきなものノート」として常に持ち歩いている。仁美や真人から虐待を受けながらも健気に耐え、まともな食事を与えられない栄養失調が原因で、小学校一年生にして身長104cm、体重15kg、靴のサイズ16.5cmと他の子供より発育面で下回っている。
- 夜の喫茶店に一人でいる奈緒と会い、懐くようになる。その後自宅で仁美に叩かれ、ゴミ袋に入れられ夜の屋外に放置されていたところを奈緒によって助けられる。札幌にある赤ちゃんポストに連れて行ってほしいと懇願するが、「あなたのお母さんになる」という奈緒と共に家を出る。港で怜南を見かけた漁師に海に落ちたと警察に連絡され、行方不明事件として報じられたあと死亡扱いになった。自身も今後を「鈴原継美」として生きていく決意をする。仁美のことは「ママ」、奈緒のことは「お母さん」と呼ぶ。
- 東京で奈緒の妹達に知られ、「奈緒の娘」として奈緒の実家に身を寄せ可愛がられている。図書館で出会った「うっかりさん」こと葉菜にも懐いており、彼女の機転により学校にも通えるようになる。幼いながら奈緒をはじめ大人に非常に気を遣う面があり、奈緒の事を考え一人で室蘭に帰ろうとした事もあった。
- 奈緒が逮捕された後は室蘭の養護施設に預けられ再び「怜南」として生活している。施設に入ってからはそこに馴染み、楽しく暮らしているかに見えたが奈緒を母親として思う気持ちは揺るがないものとなっており、再会を懇願していた。後に一人で奈緒のもとに向かい、一晩だけの再会を果たす。
怜南の関係者
- 道木 仁美(みちき ひとみ)〈29〉
- 演 - 尾野真千子
- 怜南の実母。夫とは出産後に離婚したが、怜南には「天国に行った」と説明している(実際は子持ちの女性と再婚していた)。その後スナックで出会った真人と付き合う。怜南の相手をまともにせず、娘の私物を勝手に処分したり食事も満足に与えないなど、ネグレクトに近い状態だった。真人が怜南を性的対象として見ているかのような場に遭遇すると、怜南を逆恨みして叩いた上にゴミ袋に入れ外に放置した。怜南が行方不明になった後は、虐待が明るみに出るのを恐れ、以前にもまして深酒を繰り返していた。かつては真人が現れる前までは、良き母親として、手料理をふるまい怜南に愛情を向けて育てていたが、母子家庭による周囲からの圧力や寂しさを一人で抱え込み、更には円満な新しい家庭を作っていた元夫の姿を目の当たりにしたことも拍車をかけ、徐々に鬼母へ変貌していった。怜南が奈緒のもとにいる事を確信し東京で再会するも、怜南の心が既に自分には無い事を目の当たりにし、腹いせに奈緒を警察へ告訴するが、自身にも虐待容疑で逮捕状が出ており警察に逮捕される。心の底では怜南に対して罪悪感を持っている様子もあり、逮捕の際に初めて後悔を露わにした。
- 浦上 真人(うらがみ まさと)〈29〉
- 演 - 綾野剛
- 仁美の愛人で新しい男。親の援助でスナックを経営しているが経営は上手くいってない。仁美の家に入り浸ってはゲームをしたり、ひそかに怜南を遊び半分で虐待したりしている。仁美が目を離しているうちに怜南を性的対象に見ていると思われる行動も取り、それを見た仁美は逆上し怜南を捨ててしまうこととなった。怜南が死亡扱いとされた際には自分の行動を悔やむ様子も見られる。仁美が逮捕される前に虐待容疑で警察から逮捕状が出ており、その後逮捕された様子。
藤吉家
- 藤吉 駿輔(ふじよし しゅんすけ)〈33〉
- 演 - 山本耕史
- 雑誌「週刊サプライズ」の記者。仕事柄、相手に対して失礼な事も平然と言う無遠慮な面がある。鋭い観察力・観察眼の持ち主で、怜南の行方不明後も仁美が悲しんでいないことを一目で見抜いた。大学で兄の健輔を待っている奈緒と会ったことがあり、怜南の事件について取材をしていく中で奈緒が関わっているのを知り、口止め料を要求し二人に付きまとうようになる。その真の理由は、以前に幼児虐待の取材で知り合い懐かれていた被害児童が父親に蹴り殺されるという事件を経験していたためであり、奈緒のしている事はかつて自分が出来なかった事だと考え、その行く末を見届けたいと奈緒に告白する。その後は、虐待児を救えなかった自身の後悔に報いるかのように、様々な場面で奈緒や鈴原家に積極的に手を貸す存在となる。
- 藤吉 健輔(ふじよし けんすけ)〈38〉
- 演 - 田中実
- 大学の准教授。駿輔の兄。大学の学生曰く「奈緒に惚れている」らしい。奈緒と同じく渡り鳥の研究をしている。奈緒の論文を高く評価し自身の研究室に誘う。弟の駿輔に対しては疎ましい態度を取る。
鈴原家
- 鈴原 芽衣(すずはら めい)〈26〉
- 演 - 酒井若菜
- 鈴原家の次女。自分を「打算的」と称し、できちゃった結婚の相手である資産家・圭吾との結婚式を控えている。結婚式に欠席の意思を示した奈緒に対し、相手側の家柄や両親のことを考え怒るも、東京に居ると知って会いに行く。幼い頃から籐子が自分以上に奈緒に対して優しく気にかけているのを快く思っていなかったが、奈緒が一時的に戻り再び生活を共にする中で姉としての奈緒の包容力や家族に対する思いを感じ、次第に心を開き慕うようになる。妊娠した胎児の心臓に障害がある事を知ると即座に中絶を希望するも、既に母性が芽生えており、手術当日になって泣き崩れ中絶はしなかった。その後、中絶に何の抵抗感も示さなかった圭吾とは別れ、子供を生み育てていく決意をする。最終的には圭吾が芽衣のもとを訪れ、再び一緒になる。
- 鈴原 果歩(すずはら かほ)〈22〉
- 演 - 倉科カナ
- 鈴原家の三女。明るい性格の持ち主で、幼馴染の耕平と交際している。奈緒の行方が分からなくなったのを心配し、室蘭や東京に足を運ぶなどの行動も見せる。奈緒が血の繋がっていない姉と知るも、その事実を受け入れそれまでとなんら変わりなく奈緒と接する。奈緒の鈴原家からの離縁届けの際でも最後まで反対し続ける程、奈緒を姉として強く慕っている。
- 鈴原 籐子(すずはら とうこ)〈55〉
- 演 - 高畑淳子
- 鈴原三姉妹の母。東京にある会社を経営している社長。女手一つで三姉妹を育て、何よりも娘たちのことを優先し大事にしている。音信不通となっている奈緒を心配している。東京に戻った奈緒から継美(怜南)の存在を告げられ困惑するも、孫が出来たと喜び可愛がる。実は奈緒とは血の繋がりがなく、7歳の時に引き取った。当初は心を開かない奈緒を引き取るのを周囲から勧められなかったが、迎える決断をし、強い愛情を向けて育てた。その為か奈緒に対して特段、親子の繋がりを強く意識した行動が目立つ。葉菜とは面識があり時折会う事もあるが、奈緒を手放した葉菜の行動を強く非難しており、葉菜が奈緒や怜南に近づいている事を知り激昂する。しかし鈴原家を出た奈緒が再び葉菜といることを知ると、葉菜と奈緒の絆を感じ、互いに理解し合う仲になる。
その他
- 望月 葉菜(もちづき はな)〈55〉
- 演 - 田中裕子
- 奈緒を捨てた実母で、理髪店「スミレ」を経営している。30年前、夫(奈緒の父親)を殺害し、懲役15年の実刑判決を受け、栃木刑務所に13年間服役していた。東京に戻った奈緒とすれちがい、ひと目でわが子と悟った。籐子から奈緒とは一切会わないよう言われていたが、継美(怜南)を奈緒の娘だと思い、ついつい一緒に遊ぶなどしてしまう。怜南からは「うっかりさん」と呼ばれている。急性骨髄性白血病に侵されているが、自分の体の事は常に後回しで、怜南が「室蘭で行方不明の子供」だと知った後も、辛い思いをさせた奈緒に報いるかのように、奈緒と怜南が普通の暮らしを手に入れるため全力で行動する。その為には手段を厭わず、戸籍売買などの行動にも走る。最後は奈緒、怜南と家族のように束の間の楽しい時を過ごした後息を引き取った。
- 野本 桃子(のもと ももこ)
- 演 - 高田敏江
- かつて奈緒が育てられた児童養護施設「桃の家」の元園長。現在も「桃の家」に住んでいるが、既に認知症が進行しており、市の介護施設に入所することが決まっている。
- 木俣 耕平(きまた こうへい)〈22〉
- 演 - 川村陽介
- 果歩の幼馴染みで彼氏。温厚でとぼけた面があり、果歩達に度々からかわれる事もある。
- 袖川 珠美(そでかわ たまみ)〈36〉
- 演 - 市川実和子
- 大学病院の医師で、葉菜の主治医。
- 加山 圭吾(かやま けいご)〈33〉
- 演 - 音尾琢真
- 芽衣の婚約者。重病を抱えた子を中絶しなかった芽衣への不同意や親からの反対により徐々に離れ、一旦は別れる事となるが最終的には芽衣との暮らしを選択する。
- 日野(ひの)
- 演 ‐ 長谷川公彦
- 刑事。
- 恩田 克子(おんだ かつこ)
- 演 - 五月晴子
- 良き母親だったころの仁美を知っており、聞き込みをする駿輔に当時の様子を語る。
スタッフ
放送日程
| 各話 | 放送日 | サブタイトル | 演出 | 視聴率 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1話 | 2010年4月14日 | 児童虐待からの脱出 渡り鳥になった二人 | 水田伸生 | 11.8% | |
| 第2話 | 2010年4月21日 | 居場所のない二人 | 12.0% | ||
| 第3話 | 2010年4月28日 | 母の手のぬくもり | 12.8% | ||
| 第4話 | 2010年5月5日 | 学校へ行かせたい | 長沼誠 | 10.0% | |
| 第5話 | 2010年5月12日 | 二人の“母親” | 水田伸生 | 11.9% | |
| 第6話 | 2010年5月19日 | さよならお母さん | 13.9% | ||
| 第7話 | 2010年5月26日 | あの子を返して! | 長沼誠 | 12.4% | |
| 第8話 | 2010年6月2日 | 断ち切れない絆 | 14.0% | ||
| 第9話 | 2010年6月9日 | 引き裂かれる二人 | 12.2% | ||
| 第10話 | 2010年6月16日 | ひと目会いたい | 水田伸生 | 14.8% | |
| 最終話 | 2010年6月23日 | ずっと愛してる | 16.3% | ||
| 平均視聴率 12.9%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) | |||||
受賞・評価
- オリジナル
- 第65回ザテレビジョンドラマアカデミー賞
- 最優秀作品賞
- 主演女優賞(松雪泰子)
- 助演女優賞(田中裕子)
- 監督賞(水田伸生)
- 脚本賞(坂元裕二)
- ザテレビジョン特別賞・新人賞(芦田愛菜)
- 東京ドラマアウォード2010
- ギャラクシー賞
- 2010年6月度月間賞
- 第48回(2010年度) テレビ部門 選奨
- 第37回放送文化基金賞
- テレビドラマ番組部門 テレビドラマ番組賞
- 第19回橋田賞(坂元裕二)
- MIPCOM BUYERS' AWARDS2010
- 審査員特別賞
- Yahoo! JAPANで実施された2010年春ドラマ満足度ランキングでは、全体投票率の22%(14805票)の支持を得て1位に選ばれた。
- トルコ版
- 東京ドラマアウォード2017 海外特別賞
韓国のテレビドラマ
| 마더 (『Mother』) | |
|---|---|
| ジャンル | テレビドラマ |
| 監督 | キム・チョルギュ |
| 出演者 |
イ・ボヨン イ・ヘヨン イ・ジェユン コ・ソンヒ |
| 製作 | |
| 制作 | tvN |
| 放送 | |
| 放送国・地域 | 韓国 |
| 放送期間 | 2018年1月24日 - 3月15日 |
| 放送時間 | 毎週水、木曜 21:10 - |
| 公式サイト | |
| Mother | |
|---|---|
| 各種表記 | |
| ハングル: | 마더 |
| 発音: | マド |
| ローマ字: | Madeo |
| 英題: | Mother |
2018年1月から3月までtvNで放送された、同名のテレビドラマを原作とした連続テレビドラマ[5]。
キャスト
関連項目
以下は本作と同スタッフにて制作されたテレビドラマ[注 5]。
- さよならぼくたちのようちえん - 2011年の単発テレビドラマ。主演は芦田愛菜。
- Woman - 2013年の日本テレビ系水曜ドラマ。
- anone - 2018年の日本テレビ系水曜ドラマ。
脚注
- 注釈
- ^ 初回は30分拡大(22:00 - 23:24)。最終回は15分拡大(22:00 - 23:09)。
- ^ 後に主演のNHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』にて綾野剛と恋人役で再度共演、映画『のぼうの城』や2014年放送の『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』内で放送されたスペシャルドラマ『はなちゃんのみそ汁』にて芦田愛菜と母子役で再度共演している。
- ^ 書類審査で7歳(当時5歳)に達しておらず、参加資格がないため一度落選している。所属事務所の駄目もとでオーディションを受けるが「台詞」「質疑応答」が明らかに他の子供とは異なり、制作側はどうしても落とせず芦田を指名した。これにあたり、栄養失調の設定や話し方等脚本を変更している。
- ^ 後にフジテレビ系ドラマ『マルモのおきて』で芦田とコンビを組む鈴木福も端役ながら共演している。
- ^ 『Woman』『anone』の題字は本作と同様の手書き風ロゴであり、田中裕子が劇中のキーパーソンとして出演しているなど、本作との共通点を設けている。
- 出典
- ^ 日テレ「Mother」が世界進出 ドラマ大国トルコでリメイク版「ANNE(母)」放送 : スポーツ報知 - ウェイバックマシン(2016年10月19日アーカイブ分)
- ^ ドラマ「Mother」が“大国”トルコでリメイク決定、日本ドラマでは初快挙 スポーツニッポン 2017年10月17日、2019年11月8日閲覧
- ^ a b ドラマ『Mother』の世界的ヒットの背景を語る日テレ海外PR責任者~ユーロデータTVパリサミット報告~(前編)Screens 2019年8月23日 2019年11月4日閲覧
- ^ “tvN、日本ドラマ「Mother」のリメイクを確定…来年放送を目標に制作”. Kstyle. (2016年10月27日) 2016年12月12日閲覧。
- ^ “日本ドラマ「Mother」韓国版、イ・ボヨン&ホ・ユルの緊張感溢れるスチールカット公開”. Kstyle. (2018年1月11日) 2018年1月11日閲覧。
外部リンク
| 日本テレビ系 水曜ドラマ | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
曲げられない女
(2010年1月13日 - 3月17日) |
Mother
(2010年4月14日 - 6月23日) |
ホタルノヒカリ2
(2010年7月7日 - 9月15日) |